JP2001161911A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
らされることを極力防止することができる遊技機を提供
する。 【解決手段】 電源監視用IC902は、VSL電源電圧
(+30V電源電圧)が所定値(+22V)以下になっ
たら、電源断が生ずるとして電圧低下信号を出力する。
VSL電源電圧は、遊技機の設けられているスイッチ類に
供給される電圧よりも高い電圧である。電源監視用IC
902からの電圧低下信号は、主基板31や賞球制御基
板37等に供給される。そして、主基板31や賞球制御
基板37等において、マイクロコンピュータは、電圧低
下信号に応じて、データをバックアップRAMに保存す
るための処理を行う。
Description
じて遊技が行われるパチンコ遊技機、コイン遊技機、ス
ロット機等の遊技機に関し、特に、遊技盤における遊技
領域において遊技者の操作に応じて遊技が行われる遊技
機に関する。
発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けら
れている入賞口などの入賞領域に遊技媒体が入賞する
と、所定個の賞球が遊技者に払い出されるものがある。
さらに、表示状態が変化可能な可変表示部が設けられ、
可変表示部の表示結果があらかじめ定められた特定の表
示態様となった場合に所定の遊技価値を遊技者に与える
ように構成されたものがある。
設けられた可変入賞球装置の状態が打球が入賞しやすい
遊技者にとって有利な状態になることや、遊技者にとっ
て有利な状態となるための権利を発生させたりすること
や、景品遊技媒体払出の条件が成立しやすくなる状態に
なることである。
可変表示部の表示結果があらかじめ定められた特定の表
示態様の組合せとなることを、通常、「大当り」とい
う。大当りが発生すると、例えば、大入賞口が所定回数
開放して打球が入賞しやすい大当り遊技状態に移行す
る。そして、各開放期間において、所定個(例えば10
個)の大入賞口への入賞があると大入賞口は閉成する。
そして、大入賞口の開放回数は、所定回数(例えば16
ラウンド)に固定されている。なお、各開放について開
放時間(例えば29.5秒)が決められ、入賞数が所定
個に達しなくても開放時間が経過すると大入賞口は閉成
する。また、大入賞口が閉成した時点で所定の条件(例
えば、大入賞口内に設けられているVゾーンへの入賞)
が成立していない場合には、大当り遊技状態は終了す
る。
の組合せのうち、複数の可変表示部の表示結果のうちの
一部が未だに導出表示されていない段階において、既に
表示結果が導出表示されている可変表示部の表示態様が
特定の表示態様の組合せとなる表示条件を満たしている
状態を「リーチ」という。そして、可変表示部に可変表
示される識別情報の表示結果が「リーチ」となる条件を
満たさない場合には「はずれ」となり、可変表示状態は
終了する。遊技者は、大当りをいかにして発生させるか
を楽しみつつ遊技を行う。
ュータ等による遊技制御手段によって制御される。可変
表示装置に表示される識別情報、キャラクタ画像および
背景画像は、遊技制御手段からの表示制御コマンドデー
タに従って動作する表示制御手段によって制御される。
可変表示装置に表示される識別情報、キャラクタ画像お
よび背景画像は、一般に、表示制御用のマイクロコンピ
ュータとマイクロコンピュータの指示に応じて画像デー
タを生成して可変表示装置側に転送するビデオディスプ
レイプロセッサ(VDP)とによって制御されるが、表
示制御用のマイクロコンピュータのプログラム容量は大
きい。
制御手段のマイクロコンピュータで可変表示装置に表示
される識別情報等を制御することはできず、遊技制御手
段のマイクロコンピュータとは別の表示制御用のマイク
ロコンピュータ(表示制御手段)が用いられる。よっ
て、遊技の進行を制御する遊技制御手段は、表示制御手
段に対して表示制御のためのコマンドを送信する必要が
ある。
ピーカが設けられ、遊技効果を増進するために遊技の進
行に伴ってスピーカから種々の効果音が発せられる。ま
た、遊技盤にランプやLED等の発光体が設けられ、遊
技効果を増進するために遊技の進行に伴ってそれらの発
光体が点灯されたり消灯されたりする。一般に、効果音
を発生する音声制御やランプ点灯/滅灯のタイミング制
御は、遊技の進行を制御する遊技制御手段によって行わ
れる。よって、遊技制御手段は、実際に音発生やランプ
・LED駆動を行う音声制御手段やランプ制御手段に対
してコマンドを送信する必要がある。
手段によって制御されるので、入賞にもとづく賞球個数
は、遊技制御手段によって決定され、賞球制御基板に送
信される。一方、遊技媒体の貸し出しは、遊技の進行と
は無関係であるから、一般に、遊技制御手段を介さず賞
球制御手段によって制御される。
の他に種々の制御手段が搭載されている。そして、遊技
の進行を制御する遊技制御手段は、遊技状況に応じて動
作指示を示す各コマンドを、各制御基板に搭載された各
制御手段に送信する。
マイクロコンピュータで構成される。すなわち、ROM
等にプログラムが格納され、制御上一時的に発生するデ
ータや制御進行に伴って変化するデータがRAMに格納
される。すると、遊技機に停電等による電源断状態が発
生すると、RAM内のデータは失われてしまう。よっ
て、停電等からの復旧時には、最初の状態(例えば、遊
技店においてその日最初に遊技機に電源投入されたとき
の状態)に戻さざるを得ないので、遊技者に不利益がも
たらされる可能性がある。例えば、大当たり遊技中にお
いて電源断が発生し遊技機が最初の状態に戻ってしまう
のでは、遊技者は大当たりの発生にもとづく利益を享受
することができなくなってしまう。
遊技者に不利益がもたらされることを極力防止すること
ができる遊技機を提供することを目的とする。
遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であっ
て、遊技機に設けられる電気部品を制御するための処理
を行う電気部品制御手段と、遊技機で使用される所定電
位電源を監視し第1検出条件が成立した場合に検出信号
を出力する第1の電源監視手段とを備え、電気部品制御
手段が、第1の電源監視手段からの検出信号に応じて遊
技状態回復のためのデータ保存処理等の所定の電力供給
停止時処理を行い、第1の電源監視手段が監視する所定
電位電源は、遊技機に設けられているスイッチに供給さ
れる電圧よりも高い直流電圧の電源であることを特徴と
する。
源を監視し、第1の電源監視手段における第1検出条件
の成立から少なくとも電力供給停止時処理の実行が完了
した後に成立するように設定された第2検出条件が成立
した場合に検出信号を出力する第2の電源監視手段を備
え、電気部品制御手段が、第2の電源監視手段からの検
出信号の入力に応じてシステムリセットされるように構
成されていてもよい。
とは同一の所定電位電源を監視し、前記第2の電源監視
手段が検出信号を出力することになる所定電位電源の電
圧は前記第1の電源監視手段が検出信号を出力すること
になる電圧よりも低いように構成されていてもよい。
電力供給停止直前の内容を保持することが可能な記憶手
段に保持されている保持データにもとづいて制御を再開
させることが可能であるように構成されていてもよい。
を含み、第1の電源監視手段からの検出信号は、マイク
ロコンピュータの割込端子に入力され、マイクロコンピ
ュータが、割込端子への入力にもとづいて電力供給停止
時処理を実行するように構成されていてもよい。
割込端子である。
込みの割込端子であってもよい。
を行う払出制御手段であって、少なくとも払出個数に関
わる情報は電源バックアップされている記憶手段の領域
であるバックアップ領域に記憶され、払出制御手段にお
けるマイクロコンピュータは、電力供給開始時の初期化
処理で、少なくとも記憶手段のうちの電源バックアップ
されていない領域をクリアする処理を行うように構成さ
れていてもよい。
タは、電力供給開始時の初期化処理で、バックアップ領
域に払出個数に関わる情報が記憶されていた場合には、
記憶手段のうちの少なくとも電源バックアップされてい
ない領域をクリアする処理を行うとともに前記情報にも
とづいて払出制御を行い、バックアップ領域に賞球個数
に関わる情報が記憶されていない場合には記憶手段の全
領域を初期化するように構成されていてもよい。
を参照して説明する。まず、遊技機の一例であるパチン
コ遊技機の全体の構成について説明する。図1はパチン
コ遊技機1を正面からみた正面図、図2はパチンコ遊技
機1の内部構造を示す全体背面図、図3はパチンコ遊技
機1の機構盤を背面からみた背面図である。なお、以下
の実施の形態では、パチンコ遊技機を例に説明を行う
が、本発明による遊技機はパチンコ遊技機に限られず、
例えばコイン遊技機等であってもよい。また、画像式の
遊技機やスロット機に適用することもできる。
額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠
2の下部表面には打球供給皿3がある。打球供給皿3の
下部には、打球供給皿3からあふれた景品玉を貯留する
余剰玉受皿4と打球を発射する打球操作ハンドル(操作
ノブ)5が設けられている。ガラス扉枠2の後方には、
遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。また、遊技
盤6の前面には遊技領域7が設けられている。
柄を可変表示するための可変表示部9と7セグメントL
EDによる可変表示器10とを含む可変表示装置8が設
けられている。この実施の形態では、可変表示部9に
は、「左」、「中」、「右」の3つの図柄表示エリアが
ある。可変表示装置8の側部には、打球を導く通過ゲー
ト11が設けられている。通過ゲート11を通過した打
球は、玉出口13を経て始動入賞口14の方に導かれ
る。通過ゲート11と玉出口13との間の通路には、通
過ゲート11を通過した打球を検出するゲートスイッチ
12がある。また、始動入賞口14に入った入賞球は、
遊技盤6の背面に導かれ、始動口スイッチ17によって
検出される。また、始動入賞口14の下部には開閉動作
を行う可変入賞球装置15が設けられている。可変入賞
球装置15は、ソレノイド16によって開状態とされ
る。
状態(大当り状態)においてソレノイド21によって開
状態とされる開閉板20が設けられている。この実施の
形態では、開閉板20が大入賞口を開閉する手段とな
る。開閉板20から遊技盤6の背面に導かれた入賞球の
うち一方(Vゾーン)に入った入賞球はVカウントスイ
ッチ22で検出される。また、開閉板20からの入賞球
はカウントスイッチ23で検出される。可変表示装置8
の下部には、始動入賞口14に入った入賞球数を表示す
る4個の表示部を有する始動入賞記憶表示器18が設け
られている。この例では、4個を上限として、始動入賞
がある毎に、始動入賞記憶表示器18は点灯している表
示部を1つずつ増やす。そして、可変表示部9の可変表
示が開始される毎に、点灯している表示部を1つ減ら
す。
設けられ、遊技球の入賞口19,24への入賞は入賞口
スイッチ19a,24aによって検出される。遊技領域
7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾ランプ
25が設けられ、下部には、入賞しなかった打球を吸収
するアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左
右上部には、効果音を発する2つのスピーカ27が設け
られている。遊技領域7の外周には、遊技効果LED2
8aおよび遊技効果ランプ28b,28cが設けられて
いる。
の近傍に、賞球残数があるときに点灯する賞球ランプ5
1が設けられ、他方のスピーカ27の近傍に、補給玉が
切れたときに点灯する球切れランプ52が設けられてい
る。さらに、図1には、パチンコ遊技台1に隣接して設
置され、プリペイドカードが挿入されることによって球
貸しを可能にするカードユニット50も示されている。
あるか否かを示す使用可表示ランプ151、カード内に
記録された残額情報に端数(100円未満の数)が存在
する場合にその端数を打球供給皿3の近傍に設けられる
度数表示LEDに表示させるための端数表示スイッチ1
52、カードユニット50がいずれの側のパチンコ遊技
機1に対応しているのかを示す連結台方向表示器15
3、カードユニット50内にカードが投入されているこ
とを示すカード投入表示ランプ154、記録媒体として
のカードが挿入されるカード挿入口155、およびカー
ド挿入口155の裏面に設けられているカードリーダラ
イタの機構を点検する場合にカードユニット50を解放
するためのカードユニット錠156が設けられている。
レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7
を下りてくる。打球が通過ゲート11を通ってゲートス
イッチ12で検出されると、可変表示器10の表示数字
が連続的に変化する状態になる。また、打球が始動入賞
口14に入り始動口スイッチ17で検出されると、図柄
の変動を開始できる状態であれば、可変表示部9内の図
柄が回転を始める。図柄の変動を開始できる状態でなけ
れば、始動入賞記憶を1増やす。
が経過したときに停止する。停止時の画像の組み合わせ
が大当り図柄の組み合わせであると、大当り遊技状態に
移行する。すなわち、開閉板20が、一定時間経過する
まで、または、所定個数(例えば10個)の打球が入賞
するまで開放する。そして、開閉板20の開放中に打球
が特定入賞領域に入賞しVカウントスイッチ22で検出
されると、継続権が発生し開閉板20の開放が再度行わ
れる。継続権の発生は、所定回数(例えば15ラウン
ド)許容される。
せが確率変動を伴う大当り図柄の組み合わせである場合
には、次に大当りとなる確率が高くなる。すなわち、高
確率状態という遊技者にとってさらに有利な状態とな
る。また、可変表示器10における停止図柄が所定の図
柄(当り図柄)である場合に、可変入賞球装置15が所
定時間だけ開状態になる。さらに、高確率状態では、可
変表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が
高められるとともに、可変入賞球装置15の開放時間と
開放回数が高められる。
いて図2を参照して説明する。可変表示装置8の背面で
は、図2に示すように、機構板36の上部に景品玉タン
ク38が設けられ、パチンコ遊技機1が遊技機設置島に
設置された状態でその上方から景品玉が景品玉タンク3
8に供給される。景品玉タンク38内の景品玉は、誘導
樋39を通って玉払出装置に至る。
変表示部9を制御する可変表示制御ユニット29、基板
ケース32に覆われ遊技制御用マイクロコンピュータ等
が搭載された遊技制御基板(主基板)31、可変表示制
御ユニット29と遊技制御基板31との間の信号を中継
するための中継基板33、および景品玉の払出制御を行
う賞球制御用マイクロコンピュータ等が搭載された賞球
制御基板37が設置されている。さらに、機構板36の
下部には、モータの回転力を利用して打球を遊技領域7
に発射する打球発射装置34と、遊技効果ランプ・LE
D28a,28b,28c、賞球ランプ51および球切
れランプ52に信号を送るためのランプ制御基板35が
設置されている。
背面からみた背面図である。誘導樋39を通った玉は、
図3に示されるように、球切れ検出器187a,187
bを通過して玉供給樋186a,186bを経て玉払出
装置97に至る。玉払出装置97から払い出された景品
玉は、連絡口45を通ってパチンコ遊技機1の前面に設
けられている打球供給皿3に供給される。連絡口45の
側方には、パチンコ遊技機1の前面に設けられている余
剰玉受皿4に連通する余剰玉通路46が形成されてい
る。入賞にもとづく景品玉が多数払い出されて打球供給
皿3が満杯になり、ついには景品玉が連絡口45に到達
した後さらに景品玉が払い出されると景品玉は、余剰玉
通路46を経て余剰玉受皿4に導かれる。さらに景品玉
が払い出されると、感知レバー47が満タンスイッチ4
8を押圧して満タンスイッチ48がオンする。その状態
では、玉払出装置97内のステッピングモータの回転が
停止して玉払出装置97の動作が停止するとともに、必
要に応じて打球発射装置34の駆動も停止する。
チ19a,24a、始動口スイッチ17およびVカウン
トスイッチ22からの信号が、主基板31に送られる。
主基板31のCPU56は、始動口スイッチ17がオン
すると6個の賞球払出に対応した入賞が発生したことを
知る。また、カウントスイッチ23がオンすると15個
の賞球払出に対応した入賞が発生したことを知る。そし
て、入賞口スイッチがオンすると10個の賞球払出に対
応した入賞が発生したことを知る。なお、この実施の形
態では、例えば、入賞口24に入賞した遊技球は、入賞
口24からの入賞球流路に設けられている入賞口スイッ
チ24aで検出され、入賞口19に入賞した遊技球は、
入賞口19からの入賞球流路に設けられている入賞口ス
イッチ19aで検出される。
例を示すブロック図である。なお、図4には、賞球制御
基板37、ランプ制御基板35、音制御基板70、発射
制御基板91および表示制御基板80も示されている。
主基板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1
を制御する基本回路53と、ゲートスイッチ12、始動
口スイッチ17、Vカウントスイッチ22、カウントス
イッチ23および入賞口スイッチ19a,24aからの
信号を基本回路53に与えるスイッチ回路58と、可変
入賞球装置15を開閉するソレノイド16および開閉板
20を開閉するソレノイド21を基本回路53からの指
令に従って駆動するソレノイド回路59と、始動記憶表
示器18の点灯および滅灯を行うとともに7セグメント
LEDによる可変表示器10と装飾ランプ25とを駆動
するランプ・LED回路60とが搭載されている。
に従って、大当りの発生を示す大当り情報、可変表示部
9の画像表示開始に利用された始動入賞球の個数を示す
有効始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報等
をホール管理コンピュータ等のホストコンピュータに対
して出力する情報出力回路64を含む。
ム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用さ
れる記憶手段の一例であるRAM55、制御用のプログ
ラムに従って制御動作を行うCPU56およびI/Oポ
ート部57を含む。この実施の形態では、ROM54,
RAM55はCPU56に内蔵されている。すなわち、
CPU56は、1チップマイクロコンピュータである。
なお、1チップマイクロコンピュータは、少なくともR
AM55が内蔵されていればよく、ROM54およびI
/Oポート部57は外付けであっても内蔵されていても
よい。また、I/Oポート部57は、マイクロコンピュ
ータにおける情報入出力可能な端子である。
本回路53をリセットするための初期リセット回路65
と、基本回路53から与えられるアドレス信号をデコー
ドしてI/Oポート部57のうちのいずれかのI/Oポ
ートを選択するための信号を出力するアドレスデコード
回路67とが設けられている。なお、玉払出装置97か
ら主基板31に入力されるスイッチ情報もあるが、図4
ではそれらは省略されている。
発射制御基板91上の回路によって制御される駆動モー
タ94で駆動される。そして、駆動モータ94の駆動力
は、操作ノブ5の操作量に従って調整される。すなわ
ち、発射制御基板91上の回路によって、操作ノブ5の
操作量に応じた速度で打球が発射されるように制御され
る。
を、可変表示部9の一実現例であるCRT82および主
基板31の出力ポート(ポートA,B)571,572
および出力バッファ回路63とともに示すブロック図で
ある。出力ポート571からは8ビットのデータが出力
され、出力ポート572からは1ビットのストローブ信
号(INT信号)が出力される。
OM102に格納されたプログラムに従って動作し、主
基板31からノイズフィルタ107および入力バッファ
回路105を介してストローブ信号が入力されると、入
力バッファ回路105を介して表示制御コマンドを受信
する。入力バッファ回路105として、例えば汎用IC
である74HC244を使用することができる。なお、
表示制御用CPU101がI/Oポートを内蔵していな
い場合には、入力バッファ回路105と表示制御用CP
U101との間に、I/Oポートが設けられる。
した表示制御コマンドに従って、CRT82に表示され
る画面の表示制御を行う。具体的には、表示制御コマン
ドに応じた指令をVDP103に与える。VDP103
は、キャラクタROM86から必要なデータを読み出
す。VDP103は、入力したデータに従ってCRT8
2に表示するための画像データを生成し、その画像デー
タをVRAM87に格納する。そして、VRAM87内
の画像データは、R,G,B信号に変換され、D−A変
換回路104でアナログ信号に変換されてCRT82に
出力される。この例では、可変表示装置としてCRTを
例示するが、可変表示部は、他の装置、例えば液晶表示
装置で実現されていてもよい。
するためのリセット回路83、VDP103に動作クロ
ックを与えるための発振回路85、および使用頻度の高
い画像データを格納するキャラクタROM86も示され
ている。キャラクタROM86に格納される使用頻度の
高い画像データとは、例えば、CRT82に表示される
人物、動物、または、文字、図形もしくは記号等からな
る画像などである。この実施の形態では、表示制御用C
PU101は、1チップマイクロコンピュータであり、
少なくともRAMが内蔵されている。
置97の構成要素などの賞球に関連する構成要素を示す
ブロック図である。図6に示すように、満タンスイッチ
48からの検出信号は、中継基板71を介して主基板3
1のI/Oポート57に入力される。満タンスイッチ4
8は、余剰玉受皿4の満タンを検出するスイッチであ
る。
b)からの検出信号は、中継基板72および中継基板7
1を介して主基板31のI/Oポート57に入力され
る。球切れスイッチ187は、景品玉通路内の景品玉の
有無を検出するスイッチである。
チ187からの検出信号が球切れ状態を示しているか、
または、満タンスイッチ48からの検出信号が満タン状
態を示していると、球貸し禁止を指示する賞球制御コマ
ンドを送出する。球貸し禁止を指示する賞球制御コマン
ドを受信すると、賞球制御基板37の賞球制御用CPU
371は、球貸し処理を停止する。
らの検出信号も、中継基板72および中継基板71を介
して主基板31のI/Oポート57に入力される。ま
た、主基板31のI/Oポート57から入賞球排出ソレ
ノイド127への駆動信号は、中継基板71を介して入
賞球排出ソレノイド127に供給される。なお、賞球カ
ウントスイッチ301Aは、玉払出装置97の賞球機構
部分に設けられ、実際に払い出された賞球を検出する。
基板31の出力ポート(ポートG,H)577,578
から賞球個数を示す賞球制御コマンドが入力される。出
力ポート577は8ビットのデータを出力し、出力ポー
ト578は1ビットのストローブ信号(INT信号)を
出力する。賞球個数を示す賞球制御コマンドは、入力バ
ッファ回路373を介してI/Oポート372aに入力
される。賞球制御用CPU371は、I/Oポート37
2aを介して賞球制御コマンドを入力し、賞球制御コマ
ンドに応じて玉払出装置97を駆動して賞球払出を行
う。なお、この実施の形態では、賞球制御用CPU37
1は、1チップマイクロコンピュータであり、少なくと
もRAMが内蔵されている。
ート372gを介して、貸し玉数を示す球貸し個数信号
をターミナル基板160に出力し、ブザー駆動信号をブ
ザー基板75に出力する。ブザー基板75にはブザーが
搭載されている。さらに、出力ポート372eを介し
て、エラー表示用LED374にエラー信号を出力す
る。
72bには、中継基板72を介して、賞球カウントスイ
ッチ301Aの検出信号および球貸しカウントスイッチ
301Bの検出信号が入力される。球貸しカウントスイ
ッチ301Bは、実際に貸し出された遊技球を検出す
る。賞球制御基板37からの払出モータ289への駆動
信号は、出力ポート372cおよび中継基板72を介し
て玉払出装置97の賞球機構部分における払出モータ2
89に伝えられる。
制御用マイクロコンピュータが搭載されている。また、
カードユニット50には、端数表示スイッチ152、連
結台方向表示器153、カード投入表示ランプ154お
よびカード挿入口155が設けられている(図1参
照)。残高表示基板74には、打球供給皿3の近傍に設
けられている度数表示LED、球貸しスイッチおよび返
却スイッチが接続される。
には、遊技者の操作に応じて、球貸しスイッチ信号およ
び返却スイッチ信号が賞球制御基板37を介して与えら
れる。また、カードユニット50から残高表示基板74
には、プリペイドカードの残高を示すカード残高表示信
号および球貸し可表示信号が賞球制御基板37を介して
与えられる。カードユニット50と賞球制御基板37の
間では、ユニット操作信号(BRDY信号)、球貸し要
求信号(BRQ信号)、球貸し完了信号(EXS信号)
およびパチンコ機動作信号(PRDY信号)がI/Oポ
ート372fを介してやりとりされる。
賞球制御基板37の賞球制御用CPU371は、カード
ユニット50にPRDY信号を出力する。カードユニッ
ト50においてカードが受け付けられ、球貸しスイッチ
が操作され球貸しスイッチ信号が入力されると、カード
ユニット制御用マイクロコンピュータは、賞球制御基板
37にBRDY信号を出力する。この時点から所定の遅
延時間が経過すると、カードユニット制御用マイクロコ
ンピュータは、賞球制御基板37にBRQ信号を出力す
る。そして、賞球制御基板37の賞球制御用CPU37
1は、払出モータ289を駆動し、所定個の貸し玉を遊
技者に払い出す。そして、払出が完了したら、賞球制御
用CPU371は、カードユニット50にEXS信号を
出力する。
信号は全て賞球制御基板37に入力される構成になって
いる。従って、球貸し制御に関して、カードユニット5
0から主基板31に信号が入力されることはなく、主基
板31の基本回路53にカードユニット50の側から不
正に信号が入力される余地はない。なお、主基板31お
よび賞球制御基板37には、ソレノイドおよびモータや
ランプを駆動するためのドライバ回路が搭載されている
が、図6では、それらの回路は省略されている。
1および賞球制御基板37において、CPUが内蔵する
RAMの一部が電源バックアップされている。すなわ
ち、遊技機に対する電力供給が停止しても、バックアッ
プRAM領域のデータは保存される。また、表示制御用
CPU101、音声制御用CPU701、ランプ制御用
CPU351においても、RAMの一部が電源バックア
ップされるように構成されていてもよい。
のためのCPU56周りの一構成例を示すブロック図で
ある。図7に示すように、第1の電源監視回路(第1の
電源監視手段)からの電圧低下信号が、バッファ回路9
00を介してCPU56のマスク不能割込端子(NMI
端子)に接続されている。第1の電源監視回路は、遊技
機が使用する各種直流電源のうちのいずれかの電源の電
圧を監視して電源電圧低下を検出する回路である。この
実施の形態では、VSLの電源電圧を監視して電圧値が所
定値以下になるとローレベルの電圧低下信号を発生す
る。VSLは、遊技機で使用される直流電圧のうちで最も
高い電圧であり、この例では+30Vである。従って、
CPU56は、割込処理によって電源断の発生を確認す
ることができる。なお、この実施の形態では、第1の電
源監視回路は、後述する電源基板に搭載されている。
65も示されているが、この実施の形態では、初期リセ
ット回路65は、第2の電源監視回路(第2の電源監視
手段)も兼ねている。すなわち、リセットIC651
は、電源投入時に、外付けのコンデンサに容量で決まる
所定時間だけ出力をローレベルとし、所定時間が経過す
ると出力をハイレベルにする。また、リセットIC65
1は、第1の電源監視回路が監視する電源電圧と等しい
電源電圧であるVSLの電源電圧を電圧低下監視用端子に
導入し、その端子の電圧を監視して電圧値が所定値以下
になるとローレベルの電圧低下信号を発生する。なお、
図7に示すように、この電圧低下信号はリセット信号と
同じ出力信号である。
らのリセット信号は、NAND回路947に入力される
とともに、反転回路(NOT回路)944を介してカウ
ンタIC941のクリア端子に入力される。カウンタI
C941は、クリア端子への入力がローレベルになる
と、発振器943からのクロック信号をカウントする。
そして、カウンタIC941のQ5出力がNOT回路9
45,946を介してNAND回路947に入力され
る。また、カウンタIC941のQ6出力は、フリップ
フロップ(FF)942のクロック端子に入力される。
フリップフロップ942のD入力はハイレベルに固定さ
れ、Q出力は論理和回路(OR回路)949に入力され
る。OR回路949の他方の入力には、NAND回路9
47の出力がNOT回路948を介して導入される。そ
して、OR回路949の出力がCPU56のリセット端
子に接続されている。
出電圧(電圧低下信号を出力することになる電圧)を+
22Vとし、第2の電源監視回路の検出電圧を+9Vと
する。そのように構成した場合には、第1の電源監視回
路と第2の電源監視回路とは、同一の電源VSLの電圧を
監視するので、第1の電圧監視回路が電圧低下信号を出
力するタイミングと第2の電圧監視回路が電圧低下信号
を出力するタイミングの差を所望の所定期間に確実に設
定することができる。所望の所定期間とは、第1の電源
監視回路からの電圧低下信号に応じて電力供給停止時処
理を開始してから電力供給停止時処理が確実に完了する
までの期間である。
号を出力することになる第1検出条件は+30V電源電
圧が+22Vにまで低下したことであり、第2の電源監
視手段が検出信号を出力することになる第2検出条件は
+30V電源電圧が+9Vにまで低下したことになる。
ただし、ここで用いられている電圧値は一例であって、
他の値を用いてもよい。
監視回路および第2の電圧監視回路の監視電圧として+
5V電源電圧を用いることも可能である。その場合に
も、第1の電圧監視回路の検出電位は、第2の電圧監視
回路の検出電位よりも高く設定される。
から電力が供給されていない間、RAMの少なくとも一
部は、電源基板から供給されるバックアップ電源によっ
てバックアップされ、遊技機に対する電源が断しても内
容は保存される。そして、+5V電源が復旧すると、初
期リセット回路65からリセット信号が発せられるの
で、CPU56は、通常の動作状態に復帰する。そのと
き、必要なデータがバックアップされているので、停電
等からの復旧時には停電発生時の遊技状態に復帰するこ
とができる。
例を示すブロック図である。電源基板910は、主基板
31、表示制御基板80、音声制御基板70、ランプ制
御基板35および賞球制御基板37等の電気部品制御基
板と独立して設置され、遊技機内の各電気部品制御基板
および機構部品が使用する電圧を生成する。この例で
は、AC24V、VSL(DC+30V)、DC+21
V、DC+12VおよびDC+5Vを生成する。また、
バックアップ電源となるコンデンサ916は、DC+5
Vすなわち各基板上のIC等を駆動する電源のラインか
ら充電される。
圧を24Vに変換する。AC24V電圧は、コネクタ9
15に出力される。また、整流回路912は、AC24
Vから+30Vの直流電圧を生成し、DC−DCコンバ
ータ913およびコネクタ915に出力する。DC−D
Cコンバータ913は、+21V、+12Vおよび+5
Vを生成してコネクタ915に出力する。コネクタ91
5は例えば中継基板に接続され、中継基板から各電気部
品制御基板および機構部品に必要な電圧の電力が供給さ
れる。なお、トランス911の入力側には、遊技機に対
する電源供給を停止したり開始させたりするための電源
スイッチ918が設置されている。
ラインは分岐してバックアップ+5Vラインを形成す
る。バックアップ+5Vラインとグラウンドレベルとの
間には大容量のコンデンサ916が接続されている。コ
ンデンサ916は、遊技機に対する電力供給が遮断され
たときの電気部品制御基板のバックアップRAM(電源
バックアップされているRAMすなわち記憶内容保持状
態となりうる記憶手段)に対して記憶状態を保持できる
ように電力を供給するバックアップ電源となる。また、
+5Vラインとバックアップ+5Vラインとの間に、逆
流防止用のダイオード917が挿入される。
源から充電可能な電池を用いてもよい。電池を用いる場
合には、+5V電源から電力供給されない状態が所定時
間継続すると容量がなくなるような充電池が用いられ
る。
の電源回路を構成する電源監視用IC902が搭載され
ている。電源監視用IC902は、VSL電源電圧を導入
し、VSL電源電圧を監視することによって電源断の発生
を検出する。具体的には、VSL電源電圧が所定値(この
例では+22V)以下になったら、電源断が発生するこ
とを知らせるために電圧低下信号を出力する。なお、監
視対象の電源電圧は、各電気部品制御基板に搭載されて
いる回路素子の電源電圧(この例では+5V)よりも高
い電圧であることが好ましい。この例では、交流から直
流に変換された直後の電圧であるVSLが用いられてい
る。電源監視用IC902からの電圧低下信号は、主基
板31や賞球制御基板37等に供給される。
ための所定値は、通常時の電圧より低いが、各電気部品
制御基板上のCPUが暫くの間動作しうる程度の電圧で
ある。また、電源監視用IC902が、CPU等の回路
素子を駆動するための電圧(この例では+5V)よりも
高く、また、交流から直流に変換された直後の電圧を監
視するように構成されているので、CPUが必要とする
電圧に対して監視範囲を広げることができる。従って、
より精密な監視を行うことができる。さらに、監視電圧
としてVSL(+30V)を用いる場合には、遊技機の各
種スイッチに供給される電圧が+12Vであることか
ら、電源瞬断時のスイッチオン誤検出の防止も期待でき
る。すなわち、+30V電源の電圧を監視すると、+3
0V作成の以降に作られる+12Vが落ち始める以前の
段階でそれの低下を検出できる。よって、+12V電源
の電圧が低下するとスイッチ出力がオン状態を呈するよ
うになるが、+12Vより早く低下する+30V電源電
圧を監視して電源断を認識すれば、スイッチ出力がオン
状態を呈する前に電源復旧待ちの状態に入ってスイッチ
出力を検出しない状態となることができる。
制御基板とは別個の電源基板910に搭載されているの
で、第1の電源監視回路から複数の電気部品制御基板に
電圧低下信号を供給することができる。電圧低下信号を
必要とする電気部品制御基板が幾つあっても第1の電源
監視手段は1つ設けられていればよいので、各電気部品
制御基板における各電気部品制御手段が後述する復帰制
御を行っても、遊技機のコストはさほど上昇しない。
用IC902の検出出力(電圧低下信号)は、バッファ
回路918,919を介してそれぞれの電気部品制御基
板(例えば主基板31と賞球制御基板37)に伝達され
るが、例えば、1つの検出出力を中継基板に伝達し、中
継基板から各電気部品制御基板に同じ信号を分配する構
成でもよい。また、電圧低下信号を必要とする基板数に
応じたバッファ回路を設けてもよい。
65のリセットIC651とその周辺のICの出力信号
の様子を示すタイミング図である。図9に示すように、
リセットIC651の出力は、+5V電源電圧のレベル
が所定値を越えるとハイレベルになる。リセットIC6
51の出力がハイレベルになると、カウンタIC941
のクリア状態が解除されるので、カウンタIC941は
発振器943の出力クロック信号のカウントを開始す
る。発振器943の発振周波数は例えば11.776M
Hzである。なお、発振器943の出力クロック信号
は、CPU901の外部クロック端子にも供給されてい
る。
ントするとQ5出力が立ち上がる。また、32クロック
をカウントするとQ6出力がハイレベルに立ち上がる。
カウンタIC941のQ6出力が立ち上がると、FF9
42の出力がハイレベルになる。IC947は、カウン
タIC941のQ6出力とリセットIC651の出力と
の論理積を反転して、図9に示すような信号を出力す
る。OR回路949は、IC947の出力を反転するI
C948の出力とFF942の出力との論理和をとっ
て、図9に示すような信号を出力する。
901のリセット端子に対して、一旦リセット解除状態
(ハイレベル)になってから、再度リセット状態(ロー
レベル)になるような信号が供給される。すなわち、電
源オン時には、CPU901をリセット状態とするよう
なローレベル信号が2回発生することになる。また、リ
セット解除を示すハイレベルが2回発生しているという
こともできる。その結果、CPU901は、最初のリセ
ット解除を示すローレベルからハイレベルへの変化によ
って起動しなかったとしても、2回目のローレベルから
ハイレベルへの変化によって確実に起動することができ
る。よって、遊技機の電源投入時に、確実に遊技制御が
開始される。
ルス(リセット解除状態に相当)およびローレベルパル
ス(リセット状態に相当)の幅は、カウンタIC941
の出力端子を変更するによって任意に設定することがで
きる。ただし、IC949が出力するハイレベルパルス
の幅は、CPU901にも供給されている発振器943
の出力クロックの数クロック分(例えば4クロック)以
上であることが好ましいが、この例では、16クロック
分となっている。また、IC949が出力するローレベ
ルパルスの幅は、発振器943の出力クロックの数クロ
ック分(例えば4クロック)以上であることが好ましい
が、この例では、16クロック分となっている。
て動作を開始すると、本来の制御処理を開始する前に、
セキュリティチェックなどの所定の起動時処理を行うよ
うに構成されている場合がある。すると、IC949が
出力するハイレベルパルスの終了時点(立ち下がり時
点)は、所定の起動時処理の完了前(本来の制御処理開
始前)であることが望ましい。さもないと、IC949
の出力が立ち上がって所定の起動時処理が行われ、さら
に本来の制御処理が開始されてからIC949の出力が
ローレベルになることになり、本来の処理開始後に、再
度CPU901がリセットされる状況になるからであ
る。IC949が出力するハイレベルパルスの終了時点
(立ち下がり時点)は、例えば立ち上がり時点から10
0ms以内であることが好ましいが、図7に示された回
路構成では、100ms以内になっている。
に入力されているVSL(この例では+30V電源電圧)
の電位が所定値(この例では+9V)を下回ると、リセ
ットIC651の出力がローレベルになる。すると、F
F942のクリア端子(CLR)にローレベルが入力さ
れFF942のQ出力はローレベルになる。よって、O
R回路949の出力はローレベルになり、CPU901
のリセット端子にリセット状態を示すレベルが供給され
る。すなわち、図7に示された回路構成では、リセット
IC651の出力がローレベルになると、直ちにCPU
901のリセット端子の入力状態がローレベルに固定さ
れる。換言すれば、電源断時には、2回のリセットパル
スがCPU901に与えられるようなことはない。
に示されたような信号状態を作成するために図7に示さ
れたような回路構成を用いたが、そのような信号状態を
作成するために他の回路構成を用いてもよい。
えなくても確実に起動することが補償されているCPU
56を用いる場合には、図7における符号941〜94
9で示されている回路要素は不要であり、リセットIC
651の出力をそのままCPU56のリセット端子に供
給すればよい。また、この実施の形態では、第2の電源
監視手段は初期リセット手段と兼用されているが、それ
らを別々の回路要素で実現してもよい。
NMI信号(=電源断信号:第1の電圧低下信号)の様
子を示すタイミング図である。遊技機に対する電力供給
が断たれると、最も高い直流電源電圧であるVSLの電圧
値は徐々に低下する。そして、この例では、+22Vに
まで低下すると、電源基板910に搭載されてる電源監
視用IC902から電源断信号(電圧低下信号)が出力
される(ローレベルになる)。
施の形態では主基板31および賞球制御基板37)に導
入され、CPU56および賞球制御用CPU371のN
MI端子に入力される。CPU56および賞球制御用C
PU371は、後述するNMI処理によって、所定の電
力供給停止時処理を実行する。
の例では+9V)にまで低下すると、主基板31や賞球
制御基板37に搭載されているリセットIC651の出
力がローレベルになり、CPU56および賞球制御用C
PU371がシステムリセット状態になる。なお、CP
U56および賞球制御用CPU371は、システムリセ
ット状態とされる前に、電力供給停止時処理を完了して
いる。
回路を駆動するための+5V)を生成することが可能な
電圧を下回ると、各基板において各回路が動作できない
状態となる。しかし、少なくとも主基板31や賞球制御
基板37では、電力供給停止時処理が実行され、CPU
56および賞球制御用CPU371がシステムリセット
状態とされている。
の電源監視回路は、遊技機で使用される直流電圧のうち
で最も高い電源VSLの電圧を監視して、その電源の電圧
が所定値を下回ったら電圧低下信号(電源断検出信号)
を発生する。図10に示すように、電源断検出信号が出
力されるタイミングでは、IC駆動電圧は、まだ各種回
路素子を十分駆動できる電圧値になっている。従って、
IC駆動電圧で動作する主基板31のCPU56が所定
の電力供給停止時処理を行うための動作時間が確保され
ている。
遊技機で使用される直流電圧のうちで最も高い電源VSL
の電圧を監視したが、電源断検出信号を発生するタイミ
ングが、IC駆動電圧で動作する電気部品制御手段が所
定の電力供給停止時処理を行うための動作時間が確保さ
れるようなタイミングであれば、監視対象電圧は、最も
高い電源VSLの電圧でなくてもよい。すなわち、少なく
ともIC駆動電圧よりも高い電圧を監視すれば、電気部
品制御手段が所定の電力供給停止時処理を行うための動
作時間が確保されるようなタイミングで電源断検出信号
を発生することができる。
は、遊技機の各種スイッチに供給される電圧が+12V
であることから、電源断時のスイッチオン誤検出の防止
も期待できる電圧であることが好ましい。すなわち、ス
イッチに供給される電圧(スイッチ電圧)である+12
V電源電圧が落ち始める以前の段階で、電圧低下を検出
できることが好ましい。よって、少なくともスイッチ電
圧よりも高い電圧を監視することが好ましい。
る。図11は、主基板31におけるCPU56が実行す
るメイン処理を示すフローチャートである。遊技機に対
する電源が投入されると、メイン処理において、CPU
56は、まず、停電からの復旧時であったか否か確認す
る(ステップS1)。停電からの復旧時であったか否か
は、例えば、電源断時にバックアップRAM領域に設定
される電源断フラグによって確認される。
クアップRAM領域のデータチェック(この例ではパリ
ティチェック)を行う(ステップS3)。不測の電源断
が生じた後に復旧した場合には、バックアップRAM領
域のデータは保存されていたはずであるから、チェック
結果は正常になる。チェック結果が正常でない場合に
は、内部状態を電源断時の状態に戻すことができないの
で、停電復旧時でない電源投入時に実行される初期化処
理を実行する(ステップS4,S2)。
は、内部状態を電源断時の状態に戻すための遊技状態復
旧処理を行うとともに(ステップS5)、電源断フラグ
をクリアする(ステップS6)。
56は、通常の初期化処理を実行する(ステップS1,
S2)。その後、メイン処理では、タイマ割込フラグの
監視(ステップS6)の確認が行われるループ処理に移
行する。なお、ループ内では、表示用乱数更新処理(ス
テップS7)も実行される。
の復旧か否かを確認し、停電からの復旧時であればパリ
ティチェックを行ったが、最初に、パリティチェックを
実行し、チェック結果が正常でなければ停電からの復旧
ではないと判断してステップS2の初期化処理を実行
し、チェック結果が正常であれば遊技状態復帰処理を行
ってもよい。すなわち、パリティチェックの結果をもっ
て停電からの復旧であるか否かを判断してもよい。
する場合に、すなわち、遊技状態を復旧するか否か判断
する際に、保存されていたRAMデータにおける特別プ
ロセスフラグ等や始動入賞記憶数データによって、遊技
機が遊技待機状態(図柄変動中でなく、大当り遊技中で
なく、確変中でなく、また、始動入賞記憶がない状態)
であることが確認されたら、遊技状態復旧処理を行わず
に初期化処理を実行するようにしてもよい。
に、レジスタおよびRAMのクリア処理(ステップS2
a)と、必要な初期値設定処理(ステップS2b)が行
われた後に、2ms毎に定期的にタイマ割込がかかるよ
うにCPU56に設けられているタイマレジスタの初期
設定(タイムアウトが2msであることと繰り返しタイ
マが動作する設定)が行われる(ステップS2c)。す
なわち、ステップS2cで、タイマ割込を能動化する処
理と、タイマ割込インタバルを設定する処理とが実行さ
れる。
の内部タイマが繰り返しタイマ割込を発生するように設
定される。この実施の形態では、繰り返し周期は2ms
に設定される。そして、図13に示すように、タイマ割
込が発生すると、CPU56は、タイマ割込フラグをセ
ットする(ステップS11)。
イマ割込フラグがセットされたことを検出すると、タイ
マ割込フラグをリセットするとともに(ステップS
9)、遊技制御処理を実行する(ステップS10)。以
上の制御によって、この実施の形態では、遊技制御処理
は2ms毎に起動されることになる。なお、この実施の
形態では、タイマ割込処理ではフラグセットのみがなさ
れ、遊技制御処理はメイン処理において実行されるが、
タイマ割込処理で遊技制御処理を実行してもよい。
を示すフローチャートである。遊技制御処理において、
CPU56は、まず、表示制御基板80に送出される表
示制御コマンドをRAM55の所定の領域に設定する処
理を行った後に(表示制御データ設定処理:ステップS
21)、表示制御コマンドを出力する処理を行う(表示
制御データ出力処理:ステップS22)。
を各出力ポートに出力する処理を行う(データ出力処
理:ステップS23)。また、ホール管理用コンピュー
タに出力される大当り情報、始動情報、確率変動情報な
どの出力データを格納領域に設定する出力データ設定処
理を行う(ステップS24)。さらに、パチンコ遊技機
1の内部に備えられている自己診断機能によって種々の
異常診断処理が行われ、その結果に応じて必要ならば警
報が発せられる(エラー処理:ステップS25)。
の乱数等の各判定用乱数を示す各カウンタを更新する処
理を行う(ステップS26)。
処理を行う(ステップS27)。特別図柄プロセス制御
では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の順序
で制御するための特別図柄プロセスフラグに従って該当
する処理が選び出されて実行される。そして、特別図柄
プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更
新される。また、普通図柄プロセス処理を行う(ステッ
プS28)。普通図柄プロセス処理では、7セグメント
LEDによる可変表示器10を所定の順序で制御するた
めの普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選
び出されて実行される。そして、普通図柄プロセスフラ
グの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。
を介して、ゲートセンサ12、始動口センサ17、カウ
ントセンサ23および入賞口スイッチ19a,24aの
状態を入力し、各入賞口や入賞装置に対する入賞があっ
たか否か判定する(スイッチ処理:ステップS29)。
CPU56は、さらに、停止図柄の種類を決定する乱数
等の表示用乱数を更新する処理を行う(ステップS3
0)。
の間の信号処理を行う(ステップS31)。すなわち、
所定の条件が成立すると賞球制御基板37に賞球制御コ
マンドを出力する。賞球制御基板37に搭載されている
賞球制御用CPUは、賞球制御コマンドに応じて玉払出
装置97を駆動する。
理に移行すべきか否かを判定する処理が含まれ、CPU
56の内部タイマが定期的に発生するタイマ割込にもと
づくタイマ割込処理で遊技制御処理に移行すべきか否か
を判定するためのフラグがセットされるので、遊技制御
処理の全てが確実に実行される。つまり、遊技制御処理
の全てが実行されるまでは、次回の遊技制御処理に移行
すべきか否かの判定が行われないので、遊技制御処理中
の全ての各処理が実行完了することは保証されている。
発生する外部割込によって、強制的に最初の状態に戻さ
れていた。図14に示された例に則して説明すると、例
えば、ステップS31の処理中であっても、強制的にス
テップS21の処理に戻されていた。つまり、遊技制御
処理中の全ての各処理が実行完了する前に、次回の遊技
制御処理が開始されてしまう可能性があった。
が実行する遊技制御処理は、CPU56の内部タイマが
定期的に発生するタイマ割込にもとづくタイマ割込処理
でセットされるフラグに応じて実行されたが、定期的に
(例えば2ms毎)信号を発生するハードウェア回路を
設け、その回路からの信号をCPU56の外部割込端子
に導入し、割込信号によって遊技制御処理に移行すべき
か否かを判定するためのフラグをセットするようにして
もよい。
理の全てが実行されるまでは、フラグの判定が行われな
いので、遊技制御処理中の全ての各処理が実行完了する
ことが保証される。
視回路からの電圧低下信号にもとづくNMIに応じて実
行される停電発生NMI処理の一例を示すフローチャー
トである。停電発生NMI処理において、CPU56
は、まず、割込禁止に設定する(ステップS41)。停
電発生NMI処理ではRAM内容の保存を確実にするた
めにチェックサムの生成処理を行う。その処理中に他の
割込処理が行われたのではチェックサムの生成処理が完
了しないうちにCPUが動作し得ない電圧にまで低下し
てしまうことがことも考えられるので、まず、他の割込
が生じないような設定がなされる。停電発生NMI処理
におけるステップS44〜S50は、電力供給停止時処
理の一例である。
いような仕様のCPUを用いている場合には、ステップ
S41の処理は不要である。
にセットされているか否か確認する(ステップS4
2)。電源断フラグが既にセットされていれば、以後の
処理を行わない。電源断フラグがセットされていなけれ
ば、以下の電力供給停止時処理を実行する。すなわち、
ステップS44からステップS50の処理を実行する。
タの内容をバックアップRAM領域に格納する(ステッ
プS44)。さらに、バックアップRAM領域のバック
アップチェックデータ領域に適当な初期値を設定し(ス
テップS45)、初期値およびバックアップRAM領域
のデータについて順次排他的論理和をとって(ステップ
S46)、最終的な演算値をバックアップパリティデー
タ領域に設定する(ステップS47)。その後、電源断
フラグをセットする(ステップS48)。また、RAM
アクセス禁止状態にする(ステップS49)。そして、
全ての出力ポートをオフ状態にする(ステップS5
0)。電源電圧が低下していくときには、各種信号線の
レベルが不安定になってRAM内容が化ける可能性があ
るが、このようにRAMアクセス禁止状態にしておけ
ば、バックアップRAM内のデータが化けることはな
い。
る。すなわち、何らの処理もしない状態になる。従っ
て、図7に示されたリセットIC651からのリセット
信号によって外部から動作禁止状態にされる前に、内部
的に動作停止状態になる。よって、電源断時に確実にC
PU56は動作停止する。その結果、上述したRAMア
クセス禁止の制御および動作停止制御によって、電源電
圧が低下していくことに伴って生ずる可能性がある異常
動作に起因するRAMの内容破壊等を確実に防止するこ
とができる。
I処理では最終部でプログラムをループ状態にしたが、
ホールト(HALT)命令を発行するように構成しても
よい。
トされる電源断フラグは、上述したように、電源投入時
において停電からの復旧か否かを判断する際に使用され
る。また、ステップS41からS50の処理は、第2の
電源監視手段が電圧低下信号を発生する前に完了する。
換言すれば、第2の電源監視手段が電圧低下信号を発生
する前に完了するように、第1の電圧監視手段および第
2の電圧監視手段の検出電圧の設定が行われている。
開始時に、電源断フラグの確認が行われる。そして、電
源断フラグが既にセットされている場合には電力供給停
止時処理を実行しない。上述したように、電源断フラグ
は、電力供給停止時処理が完了したことを示すフラグで
ある。従って、例えば、リセット待ちのループ状態で何
らかの原因で再度NMIが発生したとしても、電力供給
停止時処理が重複して実行されてしまうようなことはな
い。
ないような仕様のCPUを用いている場合には、ステッ
プS42の判断は不要である。
成方法を説明するための説明図である。ただし、図16
に示す例では、簡単のために、バックアップデータRA
M領域のデータのサイズを3バイトとする。電源電圧低
下にもとづく停電発生処理において、図16(A)に示
すように、バックアップチェックデータ領域に、初期デ
ータ(この例では00H)が設定される。次に、「00
H」と「F0H」の排他的論理和がとられ、その結果と
「16H」の排他的論理和がとられる。さらに、その結
果と「DFH」の排他的論理和がとられる。そして、そ
の結果(この例では「39H」)がバックアップパリテ
ィデータ領域に設定される。
理においてパリティ診断が行われるが、図16(B)は
パリティ診断の例を示す説明図である。バックアップ領
域の全データがそのまま保存されていれば、電源再投入
時に、図16(A)に示すようなデータがバックアップ
領域に設定されている。
6は、バックアップRAM領域のバックアップパリティ
データ領域に設定されていたデータ(この例では「39
H」)を初期データとして、バックアップデータ領域の
各データについて順次排他的論理和をとる処理を行う。
バックアップ領域の全データがそのまま保存されていれ
ば、最終的な演算結果は、「00H」、すなわちバック
アップチェックデータ領域に設定されているデータと一
致する。バックアップRAM領域内のデータにビット誤
りが生じていた場合には、最終的な演算結果は「00
H」にならない。
とバックアップチェックデータ領域に設定されているデ
ータとを比較して、一致すればパリティ診断正常とす
る。一致しなければ、パリティ診断異常とする。
制御手段には、遊技機の電源が断しても、所定期間電源
バックアップされる記憶手段(この例ではバックアップ
RAM)が設けられ、電源投入時に、CPU56(具体
的にはCPU56が実行するプログラム)は、記憶手段
がバックアップ状態にあればバックアップデータにもと
づいて遊技状態を回復させる遊技状態復旧処理(ステッ
プS5)を行うように構成される。
に電源基板910に第1の電源監視手段が搭載され、図
7に示されたように主基板31に第2の電源監視手段が
搭載されている。そして、電源電圧が低下していくとき
に、第2の電源監視手段(この例ではリセットIC65
1)が電圧低下信号を発生する時期は、第1の電源監視
手段(この例では電源監視用IC902)が電圧低下信
号を発生する時期よりも遅くなるように設定されてい
る。さらに、第2の電源監視手段からの電圧低下信号
は、CPU56のリセット端子に入力されている。
段(電源監視用IC902)からの電圧低下信号にもと
づいて停電発生処理(電力供給停止時処理)を実行した
後にループ状態に入るのであるが、ループ状態におい
て、リセット状態に入ることになる。すなわち、CPU
56の動作が完全に停止する。ループ状態においては+
5V電源電圧値が徐々に低下するので入出力状態が不定
になるが、CPU56はリセット状態になるので、不定
データにもとづいて異常動作してしまうことは防止され
る。
56が、第1の電源監視手段からの検出出力の入力に応
じてループ状態に入るとともに、第2の電源監視手段か
らの検出出力の入力に応じてシステムリセットされるよ
うに構成したので、電源断時に確実なデータ保存を行う
ことができ、遊技者に不利益がもたらされることを防止
することができる。
視手段と第2の電源監視手段とは、同一の電源電圧を監
視しているが、異なる電源電圧を監視してもよい。例え
ば、電源基板910の第1の電源監視回路が+30V電
源電圧を監視し、主基板31の第2の電源監視回路が+
12V電源電圧を監視してもよい。そして、第2の電源
監視回路がローレベルの電圧低下信号を発生するタイミ
ングは第1の電源監視回路が電圧低下信号を発生するタ
イミングに対して遅くなるように、主基板31の第2の
電源監視手段のしきい値レベル(電圧低下信号を発生す
る電圧レベル)が設定される。
は、マスク不能割込端子(NMI端子)を介して電源基
板からの第1の電圧低下信号(第1の電源監視手段から
の電圧低下信号)を検知したが、第1の電圧低下信号を
マスク可能割込割込端子(IRQ端子)に導入してもよ
い。その場合には、割込処理(IRQ処理)で電力供給
停止時処理が実行される。また、入力ポートを介して電
源基板からの第1の電圧低下信号を検知してもよい。そ
の場合には、メイン処理において入力ポートの監視が行
われる。
第1の電圧低下信号を検知する場合に、メイン処理のス
テップS10の遊技制御処理の開始時にIRQ割込マス
クをセットし、遊技制御処理の終了時にIRQ割込マス
クを解除するようにしてもよい。そのようにすれば、遊
技制御処理の開始前および終了後に割込がかかることに
なって、遊技制御処理が中途で中断されることはない。
従って、賞球制御コマンドを賞球制御基板37に送出し
ているときなどにコマンド送出が中断されてしまうよう
なことはない。よって、停電が発生するようなときで
も、賞球制御コマンド等は確実に送出完了する。
としての賞球制御手段について説明する。この例では、
遊技機の電源が遮断しても、賞球制御用CPU371の
内蔵RAMの一部が、電源基板56のコンデンサ916
から電源供給を受ける。例えば、賞球制御用CPU37
1のバックアップ端子(VBB)にコンデンサ916の出
力が接続される。
7に送信される賞球制御コマンドのビット構成の一例を
示す説明図である。図17に示すように、1バイト中の
上位4ビットが制御指定部として使用され、下位4ビッ
トが賞球数を示す領域として用いられる。
て、ビット7,6,5,4が「0,1,0,0」であれ
ば払出個数指定コマンドであることを示し、「0,1,
0,1」であれば払出指定コマンドであることを示す。
払出個数指定コマンドは、主基板31のCPU56が入
賞を検出すると直ちに賞球制御基板37に送出される。
0」である払出停止指定コマンドは、補給玉がなくなっ
たことが検出されたとき、または余剰玉受皿4が満タン
が検出されたときに主基板31から送信される。また、
ビット7,6,5,4が「1,0,1,0」である払出
停止解除指定コマンドは、補給玉が存在し余剰玉受皿4
の満タンが解除されているときに主基板31から送信さ
れる。
制御基板37に、1バイト(8ビット:賞球制御コマン
ドD7〜D0)のデータとして出力される。また、賞球
制御コマンドD7〜D0が出力されたときには、賞球制
御INT信号が出力される。
は、出力ポート577を介して送信される。そして、こ
の実施の形態では、図19に示すように、主基板31か
ら賞球制御コマンドD7〜D0が出力されるときに、賞
球制御INT信号が5μs以上ローレベルになる。賞球
制御INT信号は、賞球制御基板37において、賞球制
御用CPU371の割込端子に接続されている。よっ
て、賞球制御用CPU371は、割り込みがあると、賞
球制御コマンドD7〜D0が主基板31から送出された
ことを認識でき、割込処理において賞球制御コマンド受
信処理を行う。
例であって、他の構成にしてもよい。例えば、1バイト
中の上位下位を、図17に示された構成とは逆にしても
よい。
プのための賞球制御用CPU371周りの一構成例を示
すブロック図である。図20に示すように、第1の電源
監視回路(第1の電源監視手段)からの電圧低下信号
が、バッファ回路960を介して賞球制御用CPU37
1のマスク不能割込端子(NMI端子)に接続されてい
る。第1の電源監視回路は、遊技機が使用する各種直流
電源のうちのいずれかの電源の電圧を監視して電源電圧
低下を検出する回路である。この実施の形態では、VSL
の電源電圧を監視して電圧値が所定値以下になるとロー
レベルの電圧低下信号を発生する。VSLは、遊技機で使
用される直流電圧のうちで最大のものであり、この例で
は+30Vである。従って、賞球制御用CPU371
は、割込処理によって電源断の発生を確認することがで
きる
975も搭載されているが、この実施の形態では、初期
リセット回路975は、第2の電源監視回路(第2の電
源監視手段)も兼ねている。すなわち、リセットIC9
76は、電源投入時に、外付けのコンデンサに容量で決
まる所定時間だけ出力をローレベルとし、所定時間が経
過すると出力をハイレベルにする。また、リセットIC
976は、電源基板910に搭載されている第1の電源
監視回路が監視する電源電圧と等しい電源電圧であるV
SLの電源電圧を監視して電圧値が所定値(例えば+9
V)以下になるとローレベルの電圧低下信号を発生す
る。従って、電源断時には、リセットIC976からの
電圧低下信号がローレベルになることによって賞球制御
用CPU371がシステムリセットされる。なお、図2
0に示すように、電圧低下信号はリセット信号と同じ出
力信号である。
めの所定値は、通常時の電圧より低いが、賞球制御用C
PU371が暫くの間動作しうる程度の電圧である。ま
た、リセットIC976が、賞球制御用CPU371が
必要とする電圧(この例では+5V)よりも高い電圧を
監視するように構成されているので、賞球制御用CPU
371が必要とする電圧に対して監視範囲を広げること
ができる。従って、より精密な監視を行うことができ
る。
間、賞球制御用CPU371の内蔵RAMの少なくとも
一部は、電源基板から供給されるバックアップ電源がバ
ックアップ端子に接続されることによってバックアップ
され、遊技機に対する電源が断しても内容は保存され
る。そして、+5V電源が復旧すると、初期リセット回
路975からリセット信号が発せられるので、賞球制御
用CPU371は、通常の動作状態に復帰する。そのと
き、必要なデータがバックアップされているので、停電
等からの復旧時には停電発生時の遊技状態に復帰するこ
とができる。
基板910に搭載されている第1の電源監視回路が、遊
技機で使用される直流電圧のうちで最も高い電源VSLの
電圧を監視して、その電源の電圧が所定値を下回ったら
電圧低下信号(電源断検出信号)を発生する。図10に
示すように、電源断検出信号が出力されるタイミングで
は、IC駆動電圧は、まだ各種回路素子を十分駆動でき
る電圧値になっている。従って、IC駆動電圧で動作す
る賞球制御基板37の賞球制御用CPU371が所定の
電力供給停止時処理を行うための動作時間が確保されて
いる。
遊技機で使用される直流電圧のうちで最も高い電源VSL
の電圧を監視することになるが、電源断検出信号を発生
するタイミングが、IC駆動電圧で動作する電気部品制
御手段が所定の電力供給停止時処理を行うための動作時
間が確保されるようなタイミングであれば、監視対象電
圧は、最も高い電源VSLの電圧でなくてもよい。すなわ
ち、少なくともIC駆動電圧よりも高い電圧を監視すれ
ば、電気部品制御手段が所定の電力供給停止時処理を行
うための動作時間が確保されるようなタイミングで電源
断検出信号を発生することができる。
は、賞球カウントスイッチ301A等の遊技機の各種ス
イッチに供給される電圧が+12Vであることから、電
源断時のスイッチオン誤検出の防止も期待できる電圧で
あることが好ましい。すなわち、スイッチに供給される
電圧(スイッチ電圧)である+12V電源電圧が落ち始
める以前の段階で、電圧低下を検出できることが好まし
い。よって、少なくともスイッチ電圧よりも高い電圧を
監視することが好ましい。
セット回路975は、電源投入時に、コンデンサの容量
で決まる期間のローレベルを出力し、その後ハイレベル
を出力する。すなわち、リセット解除タイミングは1回
だけである。しかし、図7に示された主基板31の場合
と同様に、複数回のリセット解除タイミングが発生する
ような回路構成を用いてもよい。
ン処理を示すフローチャートである。メイン処理では、
賞球制御用CPU371は、まず、RAM領域をクリア
する等の初期値設定処理を行う(ステップS701)。
なお、内蔵RAMの電源バックアップされたRAM領域
(バックアップ領域)にデータが設定されている場合に
は、それらの領域のクリア処理はなされない。その後、
この実施の形態では、賞球制御用CPU371は、所定
期間(例えば2ms)毎に発生するタイマ割込による割
込処理で賞球払出制御を行う(ステップS702)。タ
イマ割込処理では、図22に示すように、賞球制御用C
PU371は、賞球払出制御処理を実行する(ステップ
S711)。
するRAMの使用例を示す説明図である。この例では、
バックアップRAM領域に総合個数記憶が(例えば2バ
イト)が形成されている。総合個数記憶は、主基板31
の側から指示された払出個数の総数を記憶するものであ
る。
1が実行する賞球払出制御処理を示すフローチャートで
ある。なお、この実施の形態では、賞球払出制御処理は
タイマ割込処理で実行されるように構成されているが、
そのような構成ではなく、通常の処理(割込処理ではな
い)によって実行されるように構成してもよい。
PU371は、賞球制御コマンドが受信されているか否
か確認する(ステップS480)。受信されていれば、
ステップS511に移行する。受信されていなければ、
現在エラー状態中であるか否か確認する(ステップS4
81)。エラー状態中であればエラー処理を行う。エラ
ー状態中でない場合には、賞球中(または補正払出中)
であるか否か確認する(ステップS482)。賞球中で
ない場合には、玉貸し処理中であるか否か確認する(ス
テップS483)。玉貸し中であれば、玉貸し中の処理
に移行する。
び補正個数カウンタの値が0であるか否か確認する(ス
テップS484)。それらが0であれば、すなわち、賞
球払出を行う必要がない場合には、遊技機の外部機器と
してのカードユニット50からの玉貸し要求信号である
BRQ信号がオンになっているかどうか確認する(ステ
ップS491)。なお、補正個数カウンタとは、払出個
数不足が検出されたときに不足分を補正個数として払い
出すように構成された場合に、補正個数が設定されるカ
ウンタである。そのような補正制御を行わない場合には
使用されない。
開始のための処理を行って(ステップS492)、玉貸
し中の処理に移行する。なお、玉貸し制御のためのカウ
ンタも、バックアップRAM領域に形成されていること
が好ましい。
および補正個数カウンタの値が全て0になっていなけれ
ば、ステップS500の処理を行う。
グがオンしていれば、すなわち、補正払出をすべきこと
に決定されていた場合には、ステップS507に移行す
る。補正払出フラグがオンしていなければ、賞球制御用
CPU371は、賞球処理中フラグをオンし(ステップ
S503)、払出モータ289をオンする(ステップS
507)。そして、賞球払出中処理に移行する。
ド)を受信した場合には、ステップS511の処理が開
始される。ステップS511において、賞球制御用CP
U371は、払出個数指示コマンドで指示された個数を
総合個数記憶に加算する(ステップS512)。
れた賞球制御用CPU371は、主基板31のCPU5
6から送られた払出個数指示コマンドに含まれる賞球数
をバックアップRAM領域(総合個数記憶)に記憶す
る。
コマンド以外のコマンドもあるが、図26では、それら
のコマンドの受信処理は省略されている。
は賞球払出中の処理である。賞球払出中の処理におい
て、まず、状態チェックが行われる(ステップS53
2)。賞球制御用CPU371は、払出モータ位置セン
サおよび賞球カウントスイッチ301Aを監視すること
によって賞球払出が正常に行われているか否かチェック
する。状態チェックとは、現在、払出モータ位置センサ
のオンを監視している状態にあるのか、払出モータ位置
センサのオフを監視している状態にあるのかを判定する
処理である。
サおよび賞球カウントスイッチ301Aの監視のため
に、以下のタイマを用いる。 (1)タイマT11:払出モータ位置センサのオン監視
用 (2)タイマT12:払出モータ位置センサのオフ監視
用 (3)タイマT13:賞球カウントスイッチ301Aの
オン監視用 (4)タイマT14:賞球カウントスイッチ301Aの
オフ監視用
個数が確認されてから、賞球カウントスイッチ301A
が実際の払出球を検出するまでに遊技球数個分の流下に
要する遅れ時間があり、その時間を待つために以下のタ
イマを用いる。 (5)タイマT15:最後の払出球が払出モータ位置セ
ンサによって確認されてから、その球が賞球カウントス
イッチ301Aを通過するまでの時間待ち用
ことを確認することによって状態チェックを行う。ステ
ップS532では、タイマT11が動作中であるときに
は、払出モータ位置センサのオン待ち処理(ステップS
534)に移行し、タイマT12が動作中であるときに
は、払出モータ位置センサのオフ待ち処理(ステップS
542)に移行する。タイマ15が動作中であるときに
は、タイマ15のタイムアウト待ち(ステップS57
3)に移行する。いずれのタイマも動作中でないときに
は、タイマT11をスタートさせる(ステップS53
3)。
PU371は、払出モータ位置センサがオンするのを待
つ。オンする前にタイマT11がタイムアウトするとエ
ラー処理に移行する(ステップS535,S536)。
払出モータ位置センサがオンすると、タイマT11を停
止して(ステップS537)、タイマT12を起動する
(ステップS541)。その後、賞球制御用CPU37
1は、払出モータ位置センサがオフするのを待つ(ステ
ップS542)。オフする前にタイマT12がタイムア
ウトするとエラー処理に移行する(ステップS543,
S545)。なお、タイマT11,T12がタイムアウ
トしていない間、賞球カウントスイッチチェックサブル
ーチンを実行する(ステップS547)。
マT12を停止して(ステップS546)、補正払出中
でなければ(ステップS549)、払出カウンタを+1
するとともに(ステップS550)、総合個数記憶を−
1する(ステップS551)。そして、総合個数記憶の
値が0になったら(ステップS552)、ステップS5
71に移行する。補正払出中であれば、補正個数カウン
タの値を−1し(ステップS560)、補正個数カウン
タの値が0になったら(ステップS561)、ステップ
S571に移行する。ステップS571では、払出モー
タ289の駆動が停止される。また、タイマT15が起
動される(ステップS572)。
つ(ステップS573)。タイムアウトしていない間、
賞球カウントスイッチチェックサブルーチンを実行する
(ステップS576)。
払出中でなければ(ステップS574)、払出カウンタ
の値とと賞球数カウンタの値を比較する(ステップS5
75)。
イッチチェックサブルーチンで、払出モータ位置センサ
の下部に位置する賞球カウントスイッチ301Aの1回
のオンが検出される度にカウントアップされる。タイマ
T15がタイムアウトしたとき、玉払出が正常に行われ
ていれば、賞球数カウンタの値は、払出モータ位置セン
サのオン回数に一致する。例えば、n個賞球が行われて
いたときには、払出モータ位置センサのオン回数がnに
なると、ステップS552で総合個数記憶の値が0にな
り、その後、T15の時間だけ経過すると賞球数カウン
タの値がnになるはずである。
合には、賞球不足数(賞球予定数−賞球数カウンタ値)
を払出個数カウンタに設定し(ステップS583)、払
出モータ289をオンし(ステップS584)、補正払
出中フラグをオンする(ステップS585)。その後
に、補正払出を開始した旨を示す報知(例えばブザー報
知)を例えば20秒間行う(ステップS586)。この
報知は、遊技店員に賞球装置の異常があるかもしれない
ことを知らせる目的で行われるとともに、賞球カウント
スイッチ301Aの故障または引き抜き(不正)の可能
性を示唆するために行われる。なお、賞球不足数は補正
予定数として記憶される。
カウンタの値が補正予定数と一致しているか否か確認し
(ステップS581)、一致していなければ、ステップ
S586に移行する。一致していれば、補正払出中フラ
グをリセットして(ステップS582)、この回の処理
を終了する。
た場合には、賞球処理中フラグをリセットして(ステッ
プS587)、処理を終了する。
は、総合記憶個数の値によって、賞球が完了したか否か
認識し、完了したら、所定時間経過後に賞球カウントス
イッチ301Aによる検出回数を確認し、賞球カウント
スイッチ301Aを通過した遊技球数が予定払出数に満
たないことを検出した場合には補正払出処理を開始す
る。
領域に形成されているので、停電等による電源断が生じ
ても保存される。よって、停電等からの復旧時に、賞球
制御用CPU371は、保存されているデータにもとづ
いて賞球払出制御を継続することができる。例えば、停
電からの復旧時に、総合記憶個数が設定されていること
を検知して、賞球制御用CPU371は、賞球払出処理
を再開することができる。
プRAM領域に形成すれば、補正払出処理中に停電等が
生じても、停電等からの復旧時に、賞球制御用CPU3
71は、保存されているデータにもとづいて補正払出制
御を継続することができる。
サブルーチンを示すフローチャートである。賞球カウン
トスイッチチェックにおいて、まず、状態チェックが行
われる(ステップS511)。ステップS511におい
て、タイマT13が動作中であるときには、賞球カウン
トスイッチ301Aのオン待ち処理(ステップS51
3)に移行し、タイマT14が動作中であるときには、
賞球カウントスイッチ301Aのオフ待ち処理(ステッ
プS518)に移行する。いずれのタイマも動作中でな
いときには、タイマT13をスタートさせる(ステップ
S512)。
オンするのを待つ(ステップS513)。賞球カウント
スイッチ301Aの出力がオンする前にタイマT13が
タイムアウトするとエラー処理に移行する(ステップS
514,S515)。
ン状態になると、タイマT13を停止して(ステップS
516)、タイマT14を起動する(ステップS51
7)。そして、賞球カウントスイッチ301Aがオフす
るのを待つ(ステップS518)。賞球カウントスイッ
チ301Aがオフする前にタイマT14がタイムアウト
するとエラー処理に移行する(ステップS519,S5
20)。タイマT14がタイムアウトする前に賞球カウ
ントスイッチ301Aがオフした場合には、タイマT1
4を停止する(ステップS521)。そして、賞球数カ
ウンタの値を+1する(ステップS522)。
から賞球指示を受けると、総合個数記憶に賞球数を加算
して、総合個数記憶の値を用いて払出制御を行ったが、
遊技制御手段からの賞球指示に対して、賞球対応に設け
られた個数カウンタに賞球回数を記憶するようにしても
よい。
の電源監視手段からの割込に応じて実行される停電発生
割込処理を示すフローチャートである。電源基板910
の電源監視用IC902が電源電圧の低下を検出すると
電圧低下信号が電圧低下を示す状態となり、停電発生割
込処理が開始される。停電発生割込処理において、賞球
制御用CPU371は、割込禁止に設定し(ステップS
801)、RAMアクセス禁止状態に設定して(ステッ
プS802)、ループ処理に入る。すなわち、何らの処
理もしない状態になる。
76からのリセット信号によって外部から動作禁止状態
(システムリセット)にされる前に、内部的に動作停止
状態になる。よって、電源断時に確実に賞球制御用CP
U371は動作停止する。その結果、電源電圧が低下し
ていくことに伴って生ずる可能性がある異常動作に起因
するRAMの内容破壊等を確実に防止することができ
る。
止時処理の一例である。また、この実施の形態では、停
電発生NMI処理では最終部でプログラムをループ状態
にしたが、ホールト(HALT)命令を発行するように
構成してもよい。また、割込処理中には他の割込がかか
らないような仕様のCPUを用いた場合にはステップS
801の処理は不要である。
投入時に実行する初期化処理(ステップS701)の一
部を示すフローチャートである。電源が投入され、また
は、電源が復旧したときには、賞球制御用CPU371
は、まず、バックアップRAM領域に形成されている総
合個数記憶または貸し玉個数記憶の値が0でないかどう
か確認する(ステップS901)。0である場合には、
前回の電源オフ時に未払出賞球はなかったことになるの
で、通常の初期設定処理を行う。すなわち、レジスタお
よび全RAM領域をクリアして(ステップS903)、
スタックポインタの初期設定を行う(ステップS90
4)。なお、貸し玉個数記憶とは、貸し玉個数について
もバックアップRAMに保存するように構成した場合
に、バックアップRAMに形成される記憶領域である。
また、上述した補正払出制御を行う場合には、ステップ
S901において、バックアップRAMに形成されてい
る補正個数カウンタの値を確認するようにしてもよい。
0でない場合には、アドレスを指定してレジスタと非バ
ックアップRAM領域をクリアする(ステップS90
5)。そして、賞球再開のための設定を行う。例えば、
賞球中処理中フラグのセット等を行う(ステップS90
6)。なお、バックアップRAM領域であっても、賞球
個数に関わらない領域であるならば、それらのアドレス
を指定してクリアするようにしてもよい。
電源投入時に、バックアップRAM領域のデータを確認
するだけで、通常の初期設定処理を行うのか賞球中の状
態を復元するのか決定できる。すなわち、簡単な判断に
よって、未払出賞球について賞球処理再開を行うことが
できる。
PU371は、電源投入時に、バックアップRAM領域
のデータを確認したが、そのような判断を行わなくても
よい。すなわち、図33に示すように、電源投入時に、
電源バックアップされていないRAM領域のみをアドレ
スを指定してクリアする(ステップS910)。なお、
ここで、レジスタのクリア処理も行う。
成されている場合、電源断時に、レジスタの退避は行わ
れない。
31のCPU56と同様に、電源断フラグによって初期
化処理を行うか否か決定してもよい。また、主基板31
のCPU56と同様に、パリティチェックコードによっ
て記憶内容保存の確実化を図ってもよい。
PU371は、マスク不能外部割込端子(NMI端子)
を介して電源基板からの第1の電圧低下信号(第1の電
源監視手段からの電圧低下信号)を検知したが、第1の
電圧低下信号をマスク可能割込割込端子(IRQ端子)
に導入してもよい。その場合には、IRQ処理によって
図27に示された停電発生割込処理が実行される。ま
た、入力ポートを介して第1の電圧低下信号を検知して
もよい。その場合には、賞球制御用CPU371が実行
するメイン処理において、入力ポートの監視が行われ
る。
1のCPU56および賞球制御基板37の賞球制御用C
PU371について割込による電力供給停止時処理を説
明したが、他の各基板(表示制御基板80、音声制御基
板70およびランプ制御基板35)に搭載されているC
PUも、割込による電力供給停止時処理を行ってもよ
い。その際、電圧低下を示す信号は、マスク可能な外部
割込端子に接続されていてもよいし、NMI端子に接続
されていてもよい。
おけるRAMと同様に、音声制御手段、ランプ制御手段
および表示制御手段におけるRAMも、電源バックアッ
プされる部分があるようにしてもよい。
監視手段は電源基板910に設けられ、第2の電源監視
手段は電気部品制御基板に設けられたが、第1の電源監
視手段および第2の電源監視手段がともに電気部品制御
基板に設けられていてもよい。
を、遊技機に設けられる電気部品を制御するための処理
を行う電気部品制御手段と、遊技機で使用される所定電
位電源を監視し第1検出条件が成立した場合に検出信号
を出力する第1の電源監視手段とを備え、電気部品制御
手段が、第1の電源監視手段からの検出信号に応じて所
定の電力供給停止時処理を行い、第1の電源監視手段が
監視する所定電位電源は、遊技機に設けられているスイ
ッチに供給される電圧よりも高い直流電圧の電源である
ように構成したので、停電等による不測の電源断が発生
しても、そのことを確実に検出できる効果がある。ま
た、所定電位電源がスイッチに供給される電圧よりも高
い直流電圧の電源であることから、電源断時のスイッチ
オン誤検出も確実に防止される。
からの検出信号の入力に応じてシステムリセットされる
ように構成されている場合には、電気部品制御手段が所
定の電力供給停止時処理を完了した後に電気部品制御手
段の動作を停止させることができるので、電源電圧低下
時にデータを破壊したりしないようにすることができ
る。
とが同一の所定電位電源を監視し、第2の電源監視手段
が検出信号を出力することになる所定電位電源の電圧は
第1の電源監視手段が検出信号を出力することになる電
圧よりも低いように構成されている場合には、同一の電
源電圧を監視することから、第1の電圧監視手段が電圧
低下信号を出力するタイミングと第2の電圧監視手段が
電圧低下信号を出力するタイミングの差である所定期間
を所望の値に確実に設定することができる。
内容を保持することが可能な記憶手段に保持されている
保持データにもとづいて制御を再開させることが可能で
あるように構成されている場合には、停電等の不測の電
源断が生じても、遊技者に不利益を与えないようにする
ことができる。
を含み、第1の電源監視手段からの検出信号がマイクロ
コンピュータの割込端子に入力され、マイクロコンピュ
ータが、割込端子への入力にもとづいて電力供給停止時
処理を実行するように構成されている場合には、優先度
の高い処理によって、電力供給停止時処理を速やかに開
始できる。
である場合には、優先度の高いマスク不能割込端子への
信号にもとづくマスク不能割込を他の緊急処理で使用す
ることができ、例えば、遊技制御において緊急性を要す
る制御のためにマスク不能割込を割り当てることができ
る。
込端子である場合には、最も優先度の高い処理によっ
て、電力供給停止時処理を直ちに開始できる。
タが、電源投入時の初期化処理で、少なくとも記憶手段
のうちの電源バックアップされていない領域をクリアす
る処理を行うように構成されている場合には、初期化処
理が簡単でよいという効果がある。
タが、電力供給開始時の初期化処理で、バックアップ領
域に払出個数に関わる情報が記憶されていた場合には、
記憶手段のうちの少なくとも電源バックアップされてい
ない領域をクリアする処理を行うとともに前記情報にも
とづいて払出制御を行い、バックアップ領域に賞球個数
に関わる情報が記憶されていない場合には記憶手段の全
領域を初期化するように構成されている場合には、バッ
クアップ記憶手段領域のデータを確認するだけで、通常
の初期設定処理を行うのか払出制御中の状態を復元する
のか決定できるので、簡単な判断によって未払出個数に
ついて払出処理再開を行うことができる状態になる。
る。
図である。
る。
ブロック図である。
である。
である。
PU周りの一構成例を示すブロック図である。
る。
ミング図である。
の様子を示すタイミング図である。
ャートである。
すフローチャートである。
トである。
る。
である。
明するための説明図である。
ある。
図である。
すタイミング図である。
賞球制御用CPU周りの一構成例を示すブロック図であ
る。
示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
示す説明図である。
ローチャートである。
ローチャートである。
ローチャートである。
ローチャートである。
ローチャートである。
ローチャートである。
ローチャートである。
チャートである。
理を示すフローチャートである。
理の他の例を示すフローチャートである。
Claims (9)
- 【請求項1】 遊技者が所定の遊技を行うことが可能な
遊技機であって、 遊技機に設けられる電気部品を制御するための処理を行
う電気部品制御手段と、遊技機で使用される所定電位電
源を監視し第1検出条件が成立した場合に検出信号を出
力する第1の電源監視手段とを備え、 前記電気部品制御手段は、前記第1の電源監視手段から
の検出信号に応じて所定の電力供給停止時処理を行い、 前記第1の電源監視手段が監視する所定電位電源は、遊
技機に設けられているスイッチに供給される電圧よりも
高い直流電圧の電源であることを特徴とする遊技機。 - 【請求項2】 所定電位電源と同一、または異なる電位
電源を監視し、第1の電源監視手段における第1検出条
件の成立から少なくとも電力供給停止時処理の実行が完
了した後に成立するように設定された第2検出条件が成
立した場合に検出信号を出力する第2の電源監視手段を
備え、 前記電気部品制御手段は、前記第2の電源監視手段から
の検出信号の入力に応じてシステムリセットされる請求
項1記載の遊技機。 - 【請求項3】 第1の電源監視手段と第2の電源監視手
段とは同一の所定電位電源を監視し、前記第2の電源監
視手段が検出信号を出力することになる所定電位電源の
電圧は前記第1の電源監視手段が検出信号を出力するこ
とになる電圧よりも低い請求項2記載の遊技機。 - 【請求項4】 電気部品制御手段は、電力供給開始時
に、電力供給停止直前の内容を保持することが可能な記
憶手段に保持されている保持データにもとづいて制御を
再開させることが可能である請求項1ないし請求項3記
載の遊技機。 - 【請求項5】 電気部品制御手段はマイクロコンピュー
タを含み、 第1の電源監視手段からの検出信号は、前記マイクロコ
ンピュータの割込端子に入力され、 前記マイクロコンピュータは、割込端子への入力にもと
づいて電力供給停止時処理を実行する請求項1ないし請
求項4記載の遊技機。 - 【請求項6】 割込端子は、マスク可能割り込みの割込
端子である請求項5記載の遊技機。 - 【請求項7】 割込端子は、マスク不能割り込みの割込
端子である請求項5記載の遊技機。 - 【請求項8】 電気部品制御手段は、遊技媒体の払出制
御を行う払出制御手段であって、少なくとも払出個数に
関わる情報は電源バックアップされている記憶手段の領
域であるバックアップ領域に記憶され、 払出制御手段におけるマイクロコンピュータは、電力供
給開始時の初期化処理で、少なくとも記憶手段のうちの
電源バックアップされていない領域をクリアする処理を
行う請求項5ないし請求項7記載の遊技機。 - 【請求項9】 払出制御手段におけるマイクロコンピュ
ータは、電力供給開始時の初期化処理で、バックアップ
領域に払出個数に関わる情報が記憶されていた場合に
は、記憶手段のうちの少なくとも電源バックアップされ
ていない領域をクリアする処理を行うとともに前記情報
にもとづいて払出制御を行い、バックアップ領域に賞球
個数に関わる情報が記憶されていない場合には記憶手段
の全領域を初期化する請求項8記載の遊技機。
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---|---|---|---|
JP35089799A JP3583330B2 (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | 遊技機 |
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JP35089799A JP3583330B2 (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | 遊技機 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-12-09 JP JP35089799A patent/JP3583330B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4511107B2 (ja) * | 2002-09-19 | 2010-07-28 | 株式会社三共 | 遊技機 |
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---|---|
JP3583330B2 (ja) | 2004-11-04 |
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