JPH08229224A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JPH08229224A
JPH08229224A JP4038895A JP4038895A JPH08229224A JP H08229224 A JPH08229224 A JP H08229224A JP 4038895 A JP4038895 A JP 4038895A JP 4038895 A JP4038895 A JP 4038895A JP H08229224 A JPH08229224 A JP H08229224A
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gaming machine
game
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gaming
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JP4038895A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 停電発生時における遊技者への補償を可能に
するとともに、遊技場における経済的負担が大きくなり
すぎるという不都合も極力防止する。 【構成】 遊技機から出力される遊技機管理用情報を収
集管理する遊技機管理装置92に、遊技機の主基板53
から出力されてくる遊技機の遊技状態に関する遊技状態
情報を記憶保持するEEPROM87を設け、停電時で
も電力を供給可能なバックアップ電源80からの電力の
供給を受け、前記EEPROM87に記憶されている遊
技状態情報を外部状態表示装置57により表示させるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、パチンコ遊
技機やコイン遊技機あるいはスロットマシン等で代表さ
れる遊技機を含む遊技用装置に関し、詳しくは、所定条
件の成立により遊技者に遊技価値が付与可能となる遊技
機を含む遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技用装置において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、制御用のプロ
グラムを記憶しているROM等からなる記憶手段とその
記憶手段に記憶されているプログラムに従って制御動作
を行なうCPU等からなる制御中枢手段とを有する遊技
制御手段が設けられ、予め定められた遊技進行順序に従
って遊技機を制御して遊技を進行制御するように構成さ
れたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、前記遊技機によ
り遊技が行なわれている最中に、たとえば停電等が発生
して前記遊技機への供給電源がOFF状態となった場合
には、前記遊技制御手段がシステムダウンしてしまい、
供給電源のOFF時に遊技機がどのような遊技状態であ
ったかの遊技状態に関する情報の記憶が消えてしまい、
停電が復旧して供給電源がON状態になったとしても、
停電発生時に実行されていた遊技状態から遊技を再開す
ることができず、停電発生時における遊技者への補償が
行なえないという不都合が生ずる。その結果、停電発生
時に遊技者にとって特に有利な特定遊技状態等の遊技状
態が発生していた場合には、その遊技状態の記憶が消去
されてしまうために、供給電源がONになって遊技が再
開可能な状態になったときに、遊技者が大きな不満を抱
くという欠点が生ずる。
【0004】そこで、前記遊技制御手段から外部に遊技
状態に関する情報を読出して記憶保持用電力供給手段に
よる電力により外部においてその遊技機の遊技状態に関
する情報を記憶保持し、その記憶保持された情報を表示
することにより、停電発生時における当該遊技機の遊技
状態を遊技場の係員等が把握できるようにし、その停電
発生時における遊技状態に応じた相応の有価価値を遊技
者に付与する等の何らかの補償を遊技者に行なうように
構成することが考えられる。
【0005】しかし、遊技機の遊技状態に関する情報を
遊技制御手段から外部に読出してその外部において記憶
保持させておくという新たな情報記憶保持装置を停電時
における遊技者への補償のためのみの目的で遊技場に設
置するとなれば、遊技場における経済的な負担が大きく
なりすぎるという欠点が生じ、なかなか遊技場に普及し
ないという不都合が生ずる。
【0006】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、停電発生時における遊技者への
補償を停電発生時の遊技状態に応じて極力公平に行なう
ことが可能であるとともに、遊技場にとって経済的負担
が大きくなりすぎる不都合を極力防止できる遊技用装置
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、所定条件の成立により遊技者に遊技価値が付与可能
となる遊技機を含む遊技用装置であって、前記遊技機の
遊技状態を制御する遊技制御手段と、前記遊技機から出
力される遊技機管理用情報を収集して管理する遊技機管
理装置と、該遊技機管理装置に設けられ、前記遊技制御
手段が出力した前記遊技機の遊技状態に関する遊技状態
情報を記憶保持する遊技状態記憶保持手段と、該遊技状
態記憶保持手段に記憶保持されている遊技状態情報を表
示する遊技状態情報表示手段と、停電時でも前記遊技状
態記憶保持手段に記憶されている遊技状態情報を読出し
て前記遊技状態情報表示手段に表示させるための電力を
供給する無停電電源とを含むことを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、遊技制御手
段の働きにより、遊技機の遊技状態が制御される。遊技
機管理装置の働きにより、前記遊技機から出力される遊
技機管理用情報が収集されて管理される。この遊技機管
理装置に設けられた遊技状態記憶保持手段の働きによ
り、前記遊技制御手段が出力した前記遊技機の遊技状態
に関する遊技状態情報が記憶保持される。遊技状態情報
表示手段の働きにより、前記遊技状態記憶保持手段に記
憶保持されている遊技状態情報が表示される。そして、
無停電電源の働きにより、停電時でも前記遊技状態記憶
保持手段に記憶されている遊技状態情報が読出されて前
記遊技状態情報表示手段に表示させるための電力が供給
される。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。なお、本実施例では、遊技機の一例として
パチンコ遊技機を示すが、本発明はこれに限らず、たと
えばコイン遊技機やスロットマシン等の、所定条件の成
立により遊技者に遊技価値が付与可能となる遊技機を含
む遊技用装置であればすべてに適用される。
【0010】図1は、遊技機の一例のパチンコ遊技機の
遊技盤面を示す正面図である。遊技盤1の前面に設けら
れた区画レール2により囲まれた部分に遊技領域3が形
成されており、遊技者が遊技ハンドル44(図17参
照)を操作すればパチンコ玉が1つずつその遊技領域3
内に打込まれる。遊技領域3内には、そのほぼ中央位置
に、表示状態が変化可能な可変表示装置4が設けられて
いる。そしてその下方には、遊技者にとって有利となる
第1の状態と遊技者にとって不利となる第2の状態とに
変化可能な可変入賞球装置10が設けられている。さら
に、遊技領域3の右隅には、可変始動口装置11が設け
られており、その可変始動口装置11に可変表示器15
が設けられている。
【0011】遊技領域3内に打込まれたパチンコ玉が通
過口14を通過すれば、その通過玉が通過玉検出器27
により検出され、その検出出力に基づいて可変表示器1
5が可変開始される。そしてこの可変表示器15の可変
停止時における表示結果が予め定められた特定の識別情
報(たとえば7)になれば可変始動口装置11の左右1
対の可動片13が開成して打玉が入賞可能な遊技者にと
って有利な第1の状態となる。この可変始動口装置11
の始動口12内にパチンコ玉が入賞すればその入賞玉が
始動玉検出器26により検出され、その検出出力に基づ
いて前記可変表示装置4の可変表示部5が可変表示され
る。
【0012】この可変表示装置4は液晶表示装置等から
構成されており、たとえば可変表示部5が左可変表示
部,中可変表示部,右可変表示部の3つに分割されてお
り、前記始動玉検出器26の検出出力に基づいてすべて
の可変表示部が一斉に可変開始して複数種類の識別情報
が可変表示され、その後、まず左可変表示部が停止制御
され、次に右可変表示部が停止制御され、最後に中可変
表示部が停止制御されるように構成されている。そして
すべての可変表示部が停止した段階で或る当りライン上
に予め定められた特定の識別情報の組合せ(たとえば7
77)が成立する等して表示結果が予め定められた特定
の表示態様になれば、特定遊技状態が発生して前記可変
入賞球装置10の開閉板が開成して打玉が入賞可能な遊
技者にとって有利な第1の状態となる大当り状態とな
る。
【0013】この可変入賞球装置10の第1の状態は、
打玉が所定個数(たとえば10個)入賞するかあるいは
所定期間(たとえば30秒間)経過するかのいずれか早
い方の条件が成立することにより終了し、開閉板が閉じ
て打玉が入賞不可能な遊技者にとって不利な第2の状態
となる。そして、この可変入賞球装置10の第1の状態
の最中にその可変入賞球装置10内に進入した打玉が特
定入賞領域(Vポケット)に入賞すれば、特定玉検出器
24により検出されて、その回の可変入賞球装置10の
第1の状態が終了するのを待って再度可変入賞球装置1
0を第1の状態にする繰返し継続制御が実行される。こ
の繰返し継続制御の実行上限回数はたとえば16回と定
められている。なお、可変入賞球装置10内には特定入
賞領域以外の通常入賞領域に入賞した入賞玉を検出する
入賞玉検出器25が設けられており、この入賞玉検出器
25と前記特定玉検出器24との両検出出力に基づいて
可変入賞球装置10内に進入した打玉の合計個数が計数
される。なお、この可変入賞球装置10の上方部分には
始動口6が設けられており、この始動口6に入賞したパ
チンコ玉が始動玉検出器23により検出され、その検出
出力があった場合にも、前記可変表示装置4が可変開始
される。そして、可変表示装置4の下方位置にワープ入
口8が設けられており、このワープ入口8に進入したパ
チンコ玉がワープ出口9から再度遊技領域3内に放出さ
れて落下する状態となり、その落下してきたパチンコ玉
がちょうど始動口6に入賞しやすくなる。
【0014】前記可変表示器15が可変表示している最
中に再度パチンコ玉が通過口14を通過して通過玉検出
器27により検出されれば、その通過玉が記憶され、可
変表示器15が可変停止した後再度可変開始できる状態
になってから前記通過玉の記憶に基づいて再度可変表示
器15が可変開始する。この通過玉の記憶が最大たとえ
ば「4」まで記憶可能に構成されており、その通過玉の
記憶が通過記憶表示器16により表示される。
【0015】可変表示装置4の可変表示中に再度パチン
コ玉が始動口12に入賞して始動玉検出器26により検
出された場合あるいは始動口6に入賞して始動玉検出器
23により検出された場合には、その始動入賞玉が記憶
され、可変表示装置4が可変停止された後再度可変開始
可能な状態になってから前記始動入賞記憶に基づいて可
変表示装置4が再度可変開始される。この始動入賞記憶
の上限はたとえば「4」に定められており、その始動入
賞記憶値が始動記憶表示器7により表示される。
【0016】遊技領域3には、さらに通常入賞口17,
18,19,20が設けられている。さらに遊技領域3
内には、遊技状態に応じて点灯または点滅制御されるサ
イドLED22を有するサイドランプ21,風車ランプ
31,飾りLED28,29,32,33,袖ランプ3
0が設けられている。
【0017】図2は、可変表示器15の可変表示状態を
説明する説明図である。可変表示器15で可変表示され
る複数種類の識別情報(普通図柄)は、0,1,3,
5,7,9の6種類である。そして、1図柄の表示時間
が0.040秒であるために、前記6種類の図柄がすべ
て可変表示されて一巡される1周期が0.240秒とな
る。この可変表示は、0,1,3,5,7,9の順序で
可変表示され、9が表示された後は再度0から可変表示
される。そして、この可変表示器15の可変停止時にた
とえば「7」が表示されれば、当りとなり可変始動口装
置11の可動片13が開成する。
【0018】図3は、前記可変表示器15を可変表示す
るために用いられるランダムカウンタを説明する説明図
である。この可変表示器15の可変表示に用いられるラ
ンダムカウンタは、WCRND2とWCRND Fの2
種類が用いられる。WCRND2は、可変表示器15の
可変停止時の表示結果を当りにするか否かを事前決定す
るために用いられるものであり、3から加算更新されて
その上限である13まで加算更新された後再度3から加
算更新されるように構成されている。この加算更新は、
0.002秒毎に1ずつ行なわれる。
【0019】WCRND Fは、WCRND2に基づい
てはずれが事前決定された場合に、どのはずれ図柄を可
変停止表示させるかを事前決定するために用いられる。
そして、0から加算更新されてその上限である5まで加
算更新された後再度0から加算更新される。この加算更
新は、0.002秒毎に1ずつ行なわれるとともに、割
込処理余り時間を利用して無限ループで加算更新され
る。このパチンコ遊技機を制御するためのプログラム
は、2msec毎にそのプログラムの先頭から最後まで
実行され、2msec毎にリセットパルスがCPUに入
力されれば、再度プログラムの先頭から実行を開始する
のであり、この2msec毎にプログラムの先頭から最
後まで繰返しプログラムを実行することにより、パチン
コ遊技機の遊技状態が制御されるように構成されてい
る。そして、図15に示すように、ステップS1〜ステ
ップS15の処理を実行した後、前記リセットパルスが
入力されるまでの割込処理余り時間を利用してステップ
S16のランダム更新処理が無限ループで実行されるの
であり、WCRND Fは、0.002秒毎に行なわれ
るステップS10による更新処理ばかりでなく割込処理
余り時間を利用して無限ループで行なわれるステップS
16の更新処理も同時に行なわれる。
【0020】図4は、可変表示器15の可変表示制御の
概略を示すフローチャートである。まずWCRND2の
カウント値を抽出し、その抽出値が「3」のときには当
りが事前決定され、可変表示器15に「7」を停止表示
させるとともに、停止表示後に可変始動口装置11を開
放する制御を行なう。一方、WCRND2の抽出値が
「3」以外のときには、はずれが事前決定され、WCR
ND Fのカウント値を抽出し、その抽出値に対応する
普通図柄を可変表示器15により表示させる。なお、こ
のWCRND Fの計数値が偶然当り図柄「7」に一致
した場合には、可変表示器15には「0」を表示するこ
とになる。
【0021】一方、本実施例におけるパチンコ遊技機で
は、可変表示器15の可変停止時の表示結果が「7」と
なり当りとなる確率が向上する高確率状態となる制御が
可能に構成されている。この高確率状態は、可変表示装
置4の可変停止時の表示結果が特定遊技状態を発生させ
るように定められた特定の識別情報の組合せのうちの或
る特別に定められた識別情報(確率変動図柄)の組合せ
となった場合に、発生する。この高確率中では、WCR
ND2の抽出値が3〜12のとき、当りが事前決定され
て可変表示器15により「7」が表示される。一方、高
確率中において、WCRND2の抽出値が「13」のと
きにはずれが事前決定されてWCRNDFの抽出値に基
づいたはずれ停止制御が行なわれる。
【0022】図5は、可変表示装置4の可変表示制御に
用いられるランダムカウンタを説明するための説明図で
ある。可変表示装置4の可変表示に用いられるランダム
カウンタは、WCRND1,WCRND L,WCRN
D C,WCRND R,WCRND RCH,WCR
ND PAUSE,WCRND ACTの7種類であ
る。
【0023】WCRND1は、可変表示装置4の可変停
止時の表示結果を大当りを発生させるための表示結果に
するか否かを事前決定するために用いられる。このWC
RND1は、0から加算更新されてその上限である39
9または419まで加算更新された後再度0から加算更
新される。そしてその加算更新は、0.002秒毎に1
ずつ行なわれる。なお、このWCRND1の加算の範囲
は、遊技状態に応じて0から419まで加算更新される
状態に切換わる。なお、前記上限値399または419
は、後述する確率設定スイッチ64の操作により、いず
れか一方が選択される。
【0024】WCRND Lは、可変表示部5の左可変
表示部に停止表示される左図柄の予定停止図柄を事前決
定するために用いられる。そして、0から加算更新され
てその上限である14まで加算更新された後再度0から
加算更新される。その加算更新は、0.002秒毎に1
ずつ実行されるとともに、前記割込処理余り時間を利用
して無限ループで実行される。
【0025】WCRND Cは、可変表示部5の中可変
表示部に表示される中図柄の予定停止図柄を事前決定す
るために用いられる。そして、0から加算更新されてそ
の上限である14まで加算更新された後再度0から加算
更新される。この加算更新は、WCRND Lの桁上げ
すなわちWCRND Lが「14」から「0」に切換わ
る毎に1ずつ加算される。
【0026】WCRND Rは、可変表示部5の右可変
表示部に表示される右図柄の予定停止図柄を事前決定す
るために用いられる。そして0から加算更新されてその
上限である14まで加算更新された後再度0から加算更
新される。この加算更新は、WCRND Cの桁上げの
ときすなわちWCRND Cが「14」から「0」に変
化する毎に1ずつ加算される。
【0027】WCRND RCHは、WCRND1の抽
出値がはずれである場合において、可変表示装置4の可
変表示状態をリーチにするか否かを事前決定するために
用いられる。このリーチとは、左可変表示部と右可変表
示と中可変表示部とのうち、左可変表示部と右可変表示
とが停止して中可変表示部がまだ可変表示中において、
既に停止している可変表示部の表示結果が特定遊技状態
を発生可能な特定の識別情報の組合せ(特定の表示態様
の組合せ)になる条件を満たしている状態である。すな
わち、リーチとは、可変表示部により複数の表示結果が
時期を異ならせて導出表示され、該導出表示された複数
の表示結果が予め定められた特定の表示態様の組合せと
なった場合に所定の遊技価値が付与可能となるように定
められた可変表示装置において、前記複数の表示結果の
一部がまだ導出表示されていない段階で、既に導出表示
されている表示結果が前記特定の表示態様の組合せとな
る条件を満たしている状態をいう。そして、このWCR
ND RCHは、0から更新されてその上限である13
4まで加算更新された後再度0から加算更新される。こ
の加算更新は、0.002秒毎および前述した割込処理
余り時間を利用した無限ループにより実行される。
【0028】WCRND PAUSEは、一時停止図柄
の算出に用いられる。前述したリーチは、複数種類定め
られており、その複数種類のリーチのうち或る種類のリ
ーチが実行される場合には、最後に停止する中可変表示
部が最終的に停止する以前の段階で一時停止するのであ
り、その一時停止のときに表示させる図柄がこのWCR
ND PAUSEにより事前決定される。このWCRN
D PAUSEは、0から更新されてその上限である1
3まで加算更新された後再度0から加算更新される。こ
の加算更新は、0.002秒毎および前述した割込処理
余り時間を利用した無限ループにより実行される。
【0029】WCRND ACTは、リーチの処理すな
わちリーチパターンを事前決定するために用いられる。
このWCRND ACTは、0から更新されてその上限
である19まで加算更新された後再度0から加算更新さ
れる。このWCRND ACTの加算更新は、WCRN
D PAUSEの桁上げのときすなわちWCRNDPA
USEが「13」から「0」に変化する毎に1ずつ加算
される。
【0030】図6は可変表示装置4の表示制御のための
フローチャートである。まずWCRND1の値を抽出
し、その抽出した値が「7」のときには大当りを発生さ
せることが事前決定される。そしてWCRND Lのデ
ータの値を抽出して、その抽出した値に相当する図柄を
左,中,右図柄に使用して、その左,中,右図柄が停止
表示されるように各可変表示部を表示制御する。その結
果、左,中,右図柄は同じ種類の図柄すなわちぞろめの
図柄となり、大当りを発生させるための特定の表示態様
の組合せが可変表示部5により表示されることとなる。
【0031】一方、WCRND1の抽出値が「7」以外
のときにははずれが事前決定され、その場合には、WC
RND L,C,Rの各値を抽出し、その各抽出値を
左,中,右図柄用の予定停止図柄として使用する。その
結果、各予定停止図柄が各可変表示部に停止表示され
る。なお、WCRND L,C,Rの抽出値が偶然大当
り図柄すなわちぞろめの図柄と一致した場合には、WC
RND Cに1を加算し、強制的にはずれ図柄にして表
示する。
【0032】一方、可変表示装置4の表示結果が、特定
の表示態様の組合せのうち特に定められた確率変動用の
表示態様の組合せ(確率変動図柄のぞろめ)となった場
合には、以降特定遊技状態(大当り状態)が発生する確
率が向上するのであり、この高確率状態のときには、W
CRND1の抽出値が、7,11,79,131,15
7,211,277のときに大当りを発生させることが
事前決定され、これらの値以外のときにはずれが事前決
定される。
【0033】図7は、リーチを発生させるか否かを決定
するために用いられるフローチャートである。WCRN
D RCHの抽出値が、0〜9のときにはリーチを発生
させることが事前決定され、WCRND Lのデータの
値を抽出して、左図柄と右図柄との予定停止図柄に使用
し、それら各予定停止図柄が停止表示されるように制御
する。その結果、左図柄と右図柄とが同じ種類の図柄の
ぞろめで停止表示されることとなる。一方、WCRND
RCHの抽出値が、0〜9以外のときには、リーチを
発生させないことが事前決定され、その場合には、WC
RND L,Rの抽出値をそれぞれ左予定停止図柄,右
予定停止図柄として用い、それぞれの予定停止図柄が停
止表示されるように制御する。なお、このWCRND
L,Rの抽出値が偶然リーチ図柄すなわちぞろめの図柄
と一致した場合には、WCRNDRに1を加算し、強制
的にリーチ図柄にならないように制御する。
【0034】図8は、本発明にかかるパチンコ遊技機に
用いられる制御回路を示すブロック図である。この制御
回路は、パチンコ遊技機の遊技状態を制御するための主
基板53と、可変表示装置4の可変表示部5で表示され
る画像を表示制御するための画像表示制御基板65とを
有する。
【0035】主基板53には、遊技機の遊技状態を制御
するための制御中枢としてのCPU62と、遊技機の遊
技状態を制御するためのプログラムが記憶されているR
OM60と、遊技制御に関するデータが記憶されるRA
M59と、電気的に記憶データを消去して書替可能なE
EPROM61と、外部との信号の整合性をとるための
I/Oポート63とが設けられている。
【0036】CPU62は、ROM60に記憶されてい
る制御用のプログラムを読出し、かつ、前述した始動玉
検出器23,特定玉検出器24,入賞玉検出器25,始
動玉検出器26,通過玉検出器27等からの検出信号が
I/Oポート63を介してCPU62に入力される。C
PU62では、その入力されてきた各種検出信号とRO
M60から読出したプログラムとに基づいて、パチンコ
遊技機の遊技状態を制御するための制御用信号をI/O
ポート63を介して、パチンコ遊技機の各種機器に出力
する。すなわち、I/Oポート63には、確率設定スイ
ッチ64が接続されており、この確率設定スイッチ64
を遊技場の係員が操作することにより、確率設定信号が
I/Oポート63を介してCPU62に入力される。こ
の確率設定スイッチ64は、特定遊技状態の発生確率を
設定1(高確率)と設定2(低確率)とに2段階に可変
設定操作するものであり、この確率設定スイッチ64で
設定操作された設定1,設定2のいずれかの設定状態が
CPU62,I/Oポート63を介してEEPROM6
1に入力されて記憶される。CPU62は、パチンコ遊
技機の遊技状態を制御する際には、このEEPROM6
1に予め入力されて記憶された設定1または設定2の設
定データを読出し、設定1の場合には前述したWCRN
D1の加算更新の上限を「399」にし、設定2の場合
には「419」にする。
【0037】また、CPU62は、定期的に現時点にお
けるパチンコ遊技機の遊技状態に関する情報をRAM5
9に出力し、RAM59でその遊技状態に関する情報を
逐次記憶する。
【0038】この主基板53には、電源回路54から所
定の電力が供給される。また、電源回路54は、コンデ
ンサ58にも電力を供給し、コンデンサ58でその供給
されてきた電力を蓄電する。
【0039】この状態で、停電が発生して電源回路54
から電力が供給されなくなった場合には、コンデンサ5
8から所定期間(たとえば10〜60分程度)RAM5
9に電力が供給され、RAM59の記憶データが消去さ
れないように保持される。そして、RAM59の記憶デ
ータが外部状態表示装置57に伝送されてその外部状態
表示装置57により表示される。RAM59には、前述
したように、パチンコ遊技機の遊技状態に関する情報
(遊技状態情報)が逐次記憶されるのであり、停電によ
り電源回路54からの供給電源がOFFになれば、その
OFFになった時点におけるパチンコ遊技機の遊技状態
に関する情報が最終的な遊技状態に関する情報としてR
AM59に記憶された状態となっている。その最終的な
遊技状態に関する情報すなわち停電時における遊技状態
に関する情報がRAM59から外部状態表示装置57に
伝送されてその外部状態表示装置57により表示される
ことになる。この外部状態表示装置57による表示は、
コンデンサ58に蓄電された電気が放電されてなくなり
RAM59の記憶データを保持できなくなるまで表示さ
れ続ける。そして、このコンデンサ58からのバックア
ップの電力がRAM59に供給されている期間中に、停
電が復旧した場合には、CPU62は、その停電時にお
ける遊技状態に関する情報を記憶しているRAM59か
らその情報を読出し、停電発生時におけるパチンコ遊技
機の遊技状態から遊技を再スタートさせる。その結果、
たとえば大当り制御中に停電が起こり、コンデンサ58
によるバックアップの電力が供給されている期間中に停
電が復旧した場合には、その大当り制御の状態から遊技
がスタートすることとなり、遊技者に遊技状態に関する
補償を行なうことができ、遊技者が不測の不利益を被る
ことが防止できる。また、コンデンサ58による電力供
給期間を極力短くすることにより、たとえば閉店後に遊
技機に対し予め遊技状態を遊技者に有利な状態(大当り
状態や、可変表示装置の高確率制御状態)にセットして
電源をOFFにし、遊技場の開店時に電源をONするこ
とにより、開店時の遊技者に対しいきなり有利な状態で
遊技を行わせる行為を極力防止できる。
【0040】また外部状態表示装置57により停電発生
時点でのパチンコ遊技機の表示状態が表示されて遊技場
の係員が認識することができるため、停電時の遊技状態
を遊技場側が把握しやすくなる。
【0041】画像表示制御基板65には、可変表示装置
の可変表示部5に画像を表示させるための画像表示器7
5を制御するための制御中枢としてのCPU74と、画
像表示制御用のプログラムが記憶されているROM67
と、画像表示制御に関するデータを記憶するRAM66
と、画像表示制御用のプロセッサであるVDP78と、
VDP78による画像制御用のプログラムが記憶されて
いるROM71と、画像表示制御用のデータが記憶され
るRAM70と、VRAM68と、キャラクタROM6
9と、VDP78にリセット信号を入力するためのリセ
ット回路72と、VDP78による表示制御動作用のク
ロック信号を発信する発信回路78とが設けられてい
る。キャラクタROM69には、可変表示装置4の可変
表示部5で可変表示させるための図柄等のキャラクタデ
ータが記憶されており、VDP78がこのキャラクタR
OM69からキャラクタデータを読出しその読出したキ
ャラクタデータを所定のアドレスデータに従ってVRA
M68にキャラクタ(図柄)の配列を複数列マッピング
する。そして、主基板53から送られてくる可変表示開
始信号に従ってVRAM68にマッピングされたキャラ
クタ(図柄)列をパニングしてデータをVDP78から
読出し、その読出したデータを画像表示器75に出力し
て、キャラクタ(図柄)をスクロール表示させる。そし
て、主基板53から送られてきた予定停止図柄が所定の
位置で停止表示されるように画像表示器75が表示制御
されて停止制御される。
【0042】VDP78は、アンプ76を介してスピー
カ77に音発生用の制御信号を出力し、画像表示器75
の表示状態に合わせてスピーカ77から所定の効果音等
が発せられる。
【0043】図1で説明したパチンコ遊技機は第1種
(フィーバータイプ)の機種のパチンコ遊技機である。
この第1種のパチンコ遊技機の場合には、前記RAM5
9に記憶する記憶内容として、たとえば、後述する特別
図柄プロセスフラグ値,プロセスタイマ値,大当りフラ
グ,確変中フラグ,始動入賞記憶値,通過口14を通過
した通過玉記憶値,図3,図5に示した各種ランダムカ
ウンタの値(現在値および抽出値),可変入賞球装置1
0に入賞した入賞玉のカウント値,大当り制御中におけ
るその大当りが発生したときの可変表示装置4の表示結
果,大当り制御中における可変入賞球装置10の繰返し
継続制御の実行回数,入賞玉の未処理玉数等である。大
当りフラグとは、WCRND1の抽出値に基づいて大当
りにすることが事前決定された場合にその決定内容を記
憶しておくためのフラグである。確変中フラグとは、前
述した確率変動中である旨を記憶するためのフラグであ
る。入賞口や入賞球装置に打玉が入賞すれば、その入賞
玉1個につき所定個数の景品玉を払出す払出処理が行な
われるのであり、入賞口あるいは入賞球装置に入賞して
まだ前記払出処理が行なわれていない未処理の入賞玉の
ことを、前記未処理玉数という。
【0044】パチンコ遊技機の他の機種としては、いわ
ゆる飛行機タイプという第2種のものがある。この第2
種のパチンコ遊技機は、始動入賞領域に打玉が入賞すれ
ば可変入賞球装置が第1の遊技価値が付与可能な態様で
第1の状態に制御されたのち第2の状態となり、その第
1の状態の最中に可変入賞球装置内に進入した打玉が特
定入賞領域に入賞すれば、可変入賞球装置を前記第1の
遊技価値よりも大きな第2の遊技価値が付与可能な態様
で第1の状態に制御される大当り制御が開始され、その
大当り制御中に可変入賞球装置内に進入した打玉が特定
入賞領域に再度入賞すれば、その可変入賞球装置が再度
第1の状態に制御される繰返し継続制御が行なわれるよ
うに構成されたものである。そして、この第2種のパチ
ンコ遊技機の場合には、前記RAM59に記憶するもの
として、たとえば、プロセスフラグ値,プロセスタイマ
値,前記大当り制御が行なわれるか否かを記憶する大当
りフラグ,前記繰返し継続制御の実行回数,可変入賞球
装置へ入賞した入賞玉の合計計数値,未処理玉数等であ
る。
【0045】さらに他の機種のパチンコ遊技機として
は、いわゆる権利ものと呼ばれる第3種のものがある。
この第3種のパチンコ遊技機は、打玉が特定入賞領域に
入賞したことを条件として、可変入賞球装置を第1の状
態にできるように定められた前提条件である権利が発生
し、その権利発生期間中に打玉が前記特定入賞領域に再
度入賞すれば権利が消滅し、前記権利発生期間中におい
て打玉が始動入賞領域に入賞したことを条件として、可
変入賞球装置が第1の状態に制御された後第2の状態と
なり、前記権利発生期間中において打玉が再度始動入賞
領域に入賞することにより可変入賞球装置が再度第1の
状態に制御された後第2の状態となるように構成された
ものである。この第3種のパチンコ遊技機の場合には、
前記RAM59に記憶する情報として、たとえば、プロ
セスフラグ値,プロセスタイマ値,権利発生状態である
旨を記憶する権利フラグ,前記権利発生状態となる確率
が高くなっている高確率中であるか否かを特定するデー
タ,高確率状態となった回数または高確率状態で制御を
行なう回数(あと何回権利を発生させるまで高確率状態
で制御を行なうかの基準となる回数),権利発生期間中
における前記可変入賞球装置の第1の状態への制御の実
行回数,可変入賞球装置に入賞した入賞玉の合計計数
値,未処理玉数等である。なお、第1,第2種のパチン
コ遊技機の場合には、前述した各種データのうち少なく
とも大当りフラグに関してはRAM59に記憶させ、第
3種のパチンコ遊技機の場合には少なくとも権利フラグ
を前記RAM59に記憶させる。
【0046】図9は、パチンコ遊技機に用いられる制御
回路の他の例を示すブロック図である。
【0047】図9に示す制御回路において、図8に示し
た制御回路と同一の回路,装置部分には同一の参照番号
を付し、ここでは、図8に示した制御回路と異なった点
について主に説明する。
【0048】図9に示す制御回路においては、CPU6
2からRAM59に対し定期的に遊技機の遊技状態に関
する情報を出力し、RAM59でその出力されてきた遊
技状態に関する情報を逐次記憶し、停電時においては、
コンデンサ58からRAM59に供給される電力によ
り、RAM59の前記遊技状態に関する情報の記憶が所
定期間だけバックアップされて保持される点は、図8に
示したものと同様である。そして、電源回路54から停
電検知回路79を介して主基板53に電力が供給されて
おり、停電発生時においては、主基板53への電力の供
給が断たれると同時に停電検知回路79から停電警告信
号がCPU62に入力される。CPU62では、その停
電警告信号の入力に基づいて停電発生時における遊技機
の遊技状態に関する情報を外部状態表示装置57に出力
して、外部状態表示装置57では、その出力されてきた
遊技機の遊技状態に関する情報を記憶し、必要に応じて
表示する。なお、この外部状態表示装置57は、所定の
無停電電源から停電時においても電力が供給されるよう
に構成されており、停電時においても前記遊技機の遊技
状態に関する情報の記憶およびその情報の表示動作が可
能となるように構成されている。
【0049】図10は、パチンコ遊技機に用いられる制
御回路のさらに他の例を示すブロック図である。この図
10に示す制御回路において、図8に示した制御回路の
各種回路,装置と同じものには同じ参照番号を付し、こ
こでは図8に示したものとの相違点について主に説明す
る。
【0050】CPU62内にEEPROM61が設けら
れており、このCPU62とEEPROM61とがワン
チップ化されて構成されている。そして、CPU62に
よって遊技機の遊技状態が制御されその遊技機の遊技状
態に関する情報が、RAM59に定期的に出力されて逐
次記憶されるとともに、EEPROM61にもその遊技
状態に関する情報が逐次記憶される。そして、このRA
M59に記憶される前記遊技状態に関する情報が外部状
態表示装置57に出力されてその外部状態表示装置57
により記憶するとともに必要に応じて表示される。この
外部状態表示装置57は、無停電電源により停電時にお
いても電力が供給されて記憶データが消去されないよう
に保持されるとともに表示動作が行なわれる。そして、
停電復旧時にはEEPROM61に記憶されている前記
遊技状態に関する情報がCPU62で読取られてRAM
59に記憶され、停電発生時点における遊技状態から遊
技を再スタートさせることができる。
【0051】このように、前記遊技機の遊技状態に関す
る情報が不揮発性のメモリであるEEPROM61に逐
次記憶されるために、停電発生時においても何らバック
アップ電源を要することなくEEPROM61による遊
技状態に関する情報の記憶が保持され、停電発生時にお
ける遊技者への補償が可能となる。一方、EEPROM
61がCPU62とは別個に設けられている場合には、
遊技場においてたとえば前記確率変動状態のときの遊技
状態情報を予め用意しておき、その遊技状態情報をEE
PROM61の入力端子から直接入力してEEPROM
61に記憶させ、翌日電源をONにしたときに、前記確
率変動状態から遊技がスタートできるようにするという
不正行為が可能となるが、前記EEPROM61とCP
U62とがワンチップ化されているために、前記遊技状
態情報を直接EEPROM61に入力して記憶させるこ
とができず、前述した不正行為が行ないにくくなるとい
う利点がある。
【0052】なお、図10の破線で示すようにEEPR
OM61の方から前記遊技機の遊技状態に関する情報を
外部状態表示装置57に出力するようにしてもよい。
【0053】図11は、パチンコ遊技機の制御回路の他
の例を示すブロック図である。第8図に示した制御回路
と同じ回路,装置に関しては同じ参照番号を付し、ここ
では第8図のものとの相違点について主に説明する。
【0054】この図11に示す制御回路では、外部状態
表示装置57に、CPU81,ROM82,RAM8
3,EEPROM84,表示器85が設けられている。
そして、CPU62から定期的に遊技機の遊技状態に関
する情報がRAM59に出力され、RAM59によりそ
の遊技機の遊技状態に関する情報が逐次更新記憶され
る。さらに、電源回路54から主基板53に電力が供給
されるとともに、電源回路54から停電検知回路79を
介して外部状態表示装置57に電力が供給される。ま
た、外部状態表示装置57は、バックアップ電源80か
ら電力が供給されるように構成されており、停電発生時
においてこのバックアップ電源80から電力が供給され
て停電時においてもその機能がシステムダウンしないよ
うに構成されている。
【0055】この状態で、停電が発生した場合には、電
源回路54からの電力の供給が停止されるとともに、停
電検知回路79から停電警告信号がCPU81に入力さ
れるように構成されている。
【0056】このように構成された制御回路において、
前記RAM59に逐次記憶される遊技機の遊技状態に関
する情報をCPU81が逐次読取り、その読取った遊技
機の遊技状態に関する情報が表示器85に出力されて表
示器85により表示されるとともに、EEPROM84
にも出力され、EEPROM84により逐次遊技機の遊
技状態に関する情報が記憶される。このようなCPU8
1の動作を行なうためのプログラムがROM82に記憶
されているとともに、CPU81の制御動作に関するデ
ータがRAM83に記憶される。
【0057】なお、CPU81では、常時遊技機の遊技
状態に関する情報を表示器85,EEPROM84に出
力する代わりに、停電検知回路79からの停電警告信号
がCPU81に入力されたときに、その時点における遊
技機の遊技状態に関する情報を表示器85に出力すると
ともにEEPROM84に出力して表示,記憶させるよ
うに構成してもよい。また、CPU81は、常にRAM
59から記憶データを読取るのではなく、遊技機が或る
特定の遊技状態(たとえば大当り状態)になったときに
初めてRAM59から遊技機の遊技状態に関する情報を
読取るようにしてもよい。さらに、表示器85による遊
技状態の表示は、係員が操作可能な操作手段の一例のス
イッチ等を設け、そのスイッチが操作されることにより
表示器85により遊技機の遊技状態に関する情報を表示
するようにしてもよい。その係員の操作の際に、表示器
85により表示してもらいたい情報を選択入力できるよ
うにし、係員により選択入力されて指定された種類の情
報のみが表示器85により表示されるように構成しても
よい。
【0058】図11に示した制御回路において、EEP
ROM84に記憶させる遊技機の遊技状態に関する情報
の具体例として、たとえば、前述した第1種のパチンコ
遊技機の場合には、大当りフラグ,確率変動中フラグ,
始動入賞記憶値,通過口14を通過した通過玉の記憶
値,各種ランダムカウンタの値(現在値および抽出
値),可変入賞球装置10に入賞した入賞玉の合計計数
値,大当りが発生したときの可変表示装置4の表示結果
(大当りが発生したときの表示図柄の組合せ),大当り
制御中における可変入賞球装置10の繰返し継続制御の
実行回数,未処理玉数等である。また第2種の遊技機と
しては、たとえば、大当りフラグ,可変入賞球装置10
の繰返し継続制御の実行回数,可変入賞球装置10に入
賞した入賞玉の合計計数値,未処理玉数等である。さら
に、第3種の遊技機の場合には、権利発生状態になって
いるか否かを記憶するフラグ,権利発生状態となる確率
が向上している高確率中であるか否か,権利発生回数,
前記高確率状態となったあるいは高確率状態で制御すべ
き回数,権利発生状態中における可変入賞球装置10が
第1の状態となった回数,可変入賞球装置10に入賞し
た入賞玉の合計計数値,未処理玉数等である。なお、第
1種,第2種パチンコ遊技機の場合には、少なくとも前
記大当りフラグをEEPROM84に記憶させる。また
第3種のパチンコ遊技機の場合には、少なくとも権利発
生状態であるか否かを記憶するフラグをEEPROM8
4に記憶させる。
【0059】図12は、本発明に係る遊技用装置の他の
例の制御回路を示すブロック図である。この図12に示
すブロック図では、複数の遊技機を一括管理する島管理
装置92により、各遊技機の遊技状態に関する情報を停
電時にバックアップするものである。遊技場に備えられ
た遊技機設置島91に、複数の遊技機本体34が並設さ
れている。そして、その遊技機設置島91の所定箇所に
島管理装置92が設けられ、その島管理装置92には、
制御中枢としてのCPU89と、島管理装置92の制御
動作用のプログラムを記憶しているROM88と、CP
U89による制御動作に関するデータを記憶するRAM
90と、EEPROM87とが設けられている。
【0060】そして、前記遊技機設置島91に設置され
ている複数の遊技機本体34にそれぞれ設けられている
主基板53と前記CPU89とが配線により接続されて
いる。また各遊技機本体34に補給した補給玉データや
各遊技機の遊技領域に打込まれた打込玉データ等が各遊
技機本体34からCPU89に図示しない接続配線を介
して伝送されるように構成されている。CPU89で
は、これらの、遊技場にとって不利益となる補給玉デー
タと遊技場にとって利益となる打込玉データとの差であ
る差数を演算し、各遊技機毎に差数データを収集管理す
る。そしてその遊技機毎の差数データが印字または表示
出力されて視覚的に認識可能な態様で出力可能に構成さ
れている。
【0061】また、遊技機設置島91に設置されている
複数の遊技機本体34の各主基板53から、当該遊技機
の遊技状態に関するデータがCPU89に定期的に出力
されるように構成されている。その出力は、各遊技機本
体34に割り振られている当該遊技機を特定可能な情報
(IDデータ)とともにCPU89に出力される。CP
U89では、その出力されてきたIDデータと遊技状態
に関するデータとを対応づけてEEPROM87に逐次
記憶させるとともに、RAM90に記憶させ、RAM9
0に記憶された前記遊技機の遊技状態に関する情報を対
応する遊技機本体34の近辺に設けられている外部状態
表示装置57が読込んで外部状態表示装置57により当
該遊技機本体34の現時点における遊技状態に関する情
報を逐次表示する。この外部状態表示装置57は、たと
えば図17に示すように、対応する遊技機本体34の上
方の遊技機設置島91の幕板部分等に設ける。
【0062】一方、島管理装置92には、電源回路86
からの電力が停電検知回路79を介して供給されるとと
もに、バックアップ電源80が島管理装置92に接続さ
れている。そして、停電発生時においては、電源回路8
6からの供給電源がOFFになり、その場合にはバック
アップ電源80からの電力が島管理装置92に供給さ
れ、島管理装置がシステムダウンしないように構成され
ているとともに、バックアップ電源80からの電力が各
外部状態表示装置57にも供給されて表示が可能となる
ように構成されている。さらに、停電発生時において
は、停電検知回路79がその旨を検知して停電警告信号
をCPU89に出力する。そして、CPU89は、前述
したように、常時遊技機の遊技状態に関する情報をEE
PROM87に記憶しかつRAM90を介して外部状態
表示装置57に表示させる代わりに、停電検知回路79
からの停電警告信号の入力があった時点で、そのときの
各遊技機の遊技状態に関する情報をEEPROM87に
記憶させるとともにRAM90を介して各外部状態表示
装置57に当該遊技状態に関する情報を表示させるよう
にしてもよい。さらに、予め定められた特別な遊技状態
(たとえば大当り状態等)になった遊技機本体34の主
基板53のみから当該遊技機の遊技状態に関する情報を
CPU89が読取り、その読取った遊技状態に関する情
報をEEPROM87に記憶させるとともにRAM90
を介して当該遊技機に対応する外部状態表示装置57に
表示出力するように構成してもよい。また、遊技場の係
員が操作可能な操作手段の一例のスイッチ等を設け、そ
の遊技場の係員が当該スイッチを操作することにより初
めて前記遊技機の遊技状態に関する情報を対応する遊技
機の外部状態表示装置57に表示出力するようにしても
よい。さらに、遊技機の遊技状態に関する情報のうち表
示したい情報を選択入力可能な操作手段の一例のスイッ
チ等を設け、そのスイッチにより遊技場の係員が選択入
力した情報のみを対応する外部状態表示装置57により
表示出力するようにしてもよい。
【0063】図13は、本発明に係る遊技用装置のさら
に他の例の制御回路を示すブロック図である。この図1
3に示した制御回路のうち、図12に示したものと同一
の回路,装置に関しては同一の参照番号を付し、ここで
は、図12に示したものとの相違点を主に説明する。
【0064】この図13に示した制御回路では、各遊技
機本体34に対応する外部状態表示装置をなくし、島管
理装置92の方に外部状態表示装置57を設け、CPU
89から外部状態表示装置57に前記IDデータととも
に当該遊技機の遊技状態に関する情報を出力し、外部状
態表示装置57により、遊技機を特定可能な情報(台番
号等)とともに当該遊技機の遊技状態に関する情報を表
示する。その表示に際しては、当該遊技機設置島に設置
されている複数の遊技機を特定可能な情報(たとえば台
番号等)とそれに対応する遊技状態に関する情報とを一
覧表の形で表示するのが望ましい。
【0065】そして、この外部状態表示装置57による
表示は、各遊技機における現時点における遊技状態に関
する情報をリアルタイムで逐次表示してもよいが、その
代わりに、停電検知回路79からの停電警告信号がCP
U89に入力された時点で、各遊技機の遊技状態に関す
る情報をEEPROM87に記憶させるとともに外部状
態表示装置57により表示出力するようにしてもよい。
また、遊技場の係員が操作可能な操作手段の一例のスイ
ッチ等を設け、係員が操作した場合にのみ外部状態表示
装置57により表示出力するようにしてもよい。さら
に、遊技状態に関する情報のうち表示出力したい情報を
選択入力可能な操作手段の一例のスイッチ等を設け、遊
技場の係員がそのスイッチを操作することによりその操
作によって選択指定された情報を外部状態表示装置57
により表示出力するようにしてもよい。
【0066】図14は、遊技機設置島に1台島管理装置
を設ける代わりに、遊技機1台ごとに管理装置を設けた
場合の制御回路を示すブロック図である。この図14に
示す制御回路のうち、前記図12に示した制御回路と同
じ回路,装置の部分は、同じ参照番号を付し、ここで
は、相違点について主に説明する。
【0067】各遊技機本体34の近傍に管理装置92を
1台ずつ設ける。そして、遊技機本体34に設けられて
いる主基板53と管理装置92のCPU89とが配線接
続されており、主基板53からの遊技機の遊技状態に関
する情報が逐次CPU89に入力されるように構成され
ている。そしてCPU89では、その入力されてきた遊
技状態に関する情報をEEPROM87に逐次記憶させ
るとともに、RAM90を介して外部状態表示装置57
に逐次表示させる。なお、この管理装置92は、図12
や図13に示したものと同様に、遊技機本体34への補
給玉数データや打込玉数データがCPU89に入力さ
れ、CPU89によりそれらの差を演算して差数を収集
管理し、その差数を必要に応じて印字または表示出力す
る機能を有する。
【0068】さらに、CPU89は、主基板53から逐
次伝送されてくる遊技機の遊技状態に関する情報を逐次
EEPROM87に記憶させるとともに外部状態表示装
置57により逐次表示させる代わりに、停電検知回路7
9からの停電警告信号がCPU89に入力された時点
で、主基板53からの遊技機の遊技状態に関する情報を
読取りその遊技状態に関する情報をEEPROM87に
記憶させるとともにRAM90を介して外部状態表示装
置57により表示させるようにしてもよい。さらに、遊
技機本体34が予め定められた特別の遊技状態(たとえ
ば大当り状態等)になった場合にのみその遊技機本体3
4の主基板53から当該遊技機の遊技状態に関する情報
をCPU89が読取り、その読取った遊技状態に関する
情報をEEPROM87に記憶させるとともに外部状態
表示装置57により表示させるようにしてもよい。ま
た、遊技場の係員が操作可能な操作手段の一例のスイッ
チ等を設け、遊技場の係員がそのスイッチを操作した場
合にのみ遊技機の遊技状態に関する情報を外部状態表示
装置57により表示させるようにしてもよい。また、前
記遊技機の遊技状態に関する情報のうち表示させたい情
報を選択入力するための操作手段の一例のスイッチ等を
設け、遊技場の係員がそのスイッチを操作して選択入力
すれば、その選択された情報のみが外部状態表示装置5
7により表示されるように構成してもよい。図11〜図
14に示した遊技用装置の場合には、主基板53の外部
において遊技状態情報を記憶保持するために、遊技場側
が遊技機を遊技者にとって有利な遊技状態にセットした
状態でその有利な遊技状態から遊技をスタートできるよ
うに予めお膳立てをしておくという遊技場における不正
行為を極力防止できる。
【0069】図15,図16は、遊技機の主基板53に
設けられたROM60に記憶されている制御用のプログ
ラムを示すフローチャートである。
【0070】図15(A)は、メインルーチンを示し、
主基板に設けられている定期リセット回路(図示せず)
からCPU62に2msec毎に入力されるリセット信
号に従って、2msec毎に1回実行される。まず、ス
テップS(以下単にSという)1により、初期化処理が
行なわれる。この初期化処理の具体的内容は、図15
(B)に基づいて後述する。次にS2により、表示制御
処理がなされる。この表示制御処理は、主基板53のC
PU62からI/Oポート63を介して画像表示制御基
板65のCPU74に表示制御指令信号を出力する処理
である。この指令信号を受けて画像表示制御基板65の
CPU74は、その指令信号に従って画像表示器75に
図柄をスクロール表示させる等の画像表示制御を行な
う。次にS3に進み、警告処理がなされる。この警告処
理は、前記入賞玉検出器25が所定の検出位置からずら
される等して入賞玉が検出できない異常状態となってい
る場合に行なわれる処理であり、警告ランプを点灯また
は点滅させたり画像表示器75に異常が発生した旨のメ
ッセージ等を表示したりする。次にS4に進みランプや
LEDあるいは7セグメント等の表示用の出力データを
生成する処理がなされる。次にS5に進み、前記S4に
より生成された出力データをセットする処理がなされ
る。次にS6に進み、情報出力設定処理がなされる。こ
の設定処理は、大当り状態であるか否かあるいは確率変
動中であるか否か等の状態を示すデータをセットする処
理である。
【0071】次にS7に進み、前記S5,S6によりセ
ットされたデータや、パチンコ遊技機の前面枠等に設け
られた装飾ランプ等を制御するための電飾基板56(図
20(B)参照)に装飾用表示指令データを出力する処
理がなされる。次にS8に進み、ランダム更新処理がな
される。このS8により、前述した、WCRND2,W
CRND1,WCRND RCHの各種ランダムカウン
タの更新処理がなされる。次にS9に進み、スイッチ処
理がなされる。これにより、特定玉検出器24,入賞玉
検出器25,始動玉検出器26,通過玉検出器27等の
各種検出器からの検出信号を入力する処理がなされる。
【0072】次にS10に進み、表示図柄のランダム更
新処理がなされる。これにより、前述した、WCRND
F,WCRND L,WCRND PAUSEの各種
ランダムカウンタの更新処理がなされる。次にS11に
進み、特別図柄プロセス処理がなされる。この具体的処
理内容は図16(A)に基づいて後述する。
【0073】次にS12に進み、普通図柄プロセス処理
がなされる。この普通図柄プロセス処理は、RAM59
に記憶されているプロセスデータを読込んでそのプロセ
スデータの値に応じた各種プロセス制御を実行して、前
記可変表示器15の可変表示制御を行なうものである。
次にS13に進み、曲演奏処理がなされる。これは、サ
ウンドジェネレータからスピーカを介して効果音等の曲
を流すための処理である。次にS14に進み、PCM演
奏処理がなされる。このPCMとは、パルスコードモジ
ュレーションの略であり、たとえばドラム音や音声等の
音の波形データをディジタル化して記憶し、その記憶さ
れたディジタルデータに従って音をスピーカから流すた
めの処理である。次にS15に進み、賞球処理がなされ
る。これにより、入賞玉が1個宛て処理されてその入賞
玉1個につき所定個数の景品玉を払出すための処理がな
される。次にS16に進み、表示図柄ランダム更新処理
がリセット待ち時間を利用して無限ループで実行され
る。このS16により、前述した、WCRND F,W
CRND L,WCRND RCH,WCRND PA
USEの各種ランダムカウンタの更新処理がなされる。
【0074】図15(B)は、前記S1に示した初期化
処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャートで
ある。ステップS17により、初期化済みか否かの判断
がなされる。このステップS17により、まずRAM5
9に記憶されているデータのうち、予め定められたアド
レスに記憶されているデータ(固定データ)が予め定め
られた適正なデータとなっているか否かチェックされ、
なっていればS20に進み、S2以降の処理が実行され
る。一方、前記RAMの所定アドレスの記憶データが適
正なデータでなかった場合にはS18に進み、初期化中
であるか否かの判断がなされ、初期化中でない場合には
S19に進み、初期化フラグがセットされる。そして、
この初期化処理のサブルーチンプログラムの次回の実行
に際しては、初期化フラグがセットされているため、S
17によりNOの判断がなされてS18によりYESの
判断がなされてS21に進み、RAM59の記憶データ
をクリアして初期化する処理がなされ、その後リセット
割込待ちとなり、2msec毎にCPU62に入力され
ているリセット信号の入力があればS1に戻る。そし
て、この初期化処理のサブルーチンプログラムが複数回
実行されて初期化処理が終了した段階で、S17により
YESの判断がなされてS20に進み、S2以降の処理
が実行されることとなる。
【0075】図16(A)は、前記S11に示した特別
図柄プロセス処理のサブルーチンプログラムを示すフロ
ーチャートである。まずS22により、警告中であるか
否かの判断がなされる。前記S3により警告処理が行な
われている最中であればS22によりYESの判断がな
されて特別図柄すなわち可変表示装置4の可変表示制御
の処理は何ら実行されることなくこのサブルーチンプロ
グラムが終了する。一方、警告中でない場合にはS23
に進み、RAM59に記憶されている特別図柄のプロセ
スフラグのデータを読出す処理がなされる。そして、S
24により、その読出した特別図柄のプロセスフラグの
値に応じた各種制御処理が実行される。
【0076】この特別図柄プロセスフラグの値に応じて
実行される各種制御処理は、図16(B)に示すよう
に、特別図柄プロセスフラグの値が「0」のときには通
常処理がなされ、「1」のときには可変表示部5の左,
中,右のすべての可変表示部を一斉に変動させる処理が
なされ、「2」のときには左可変表示部を停止制御する
処理がなされ、「3」のときには右可変表示部を停止制
御する処理がなされ、「4」のときには中可変表示部を
停止制御する処理がなされる。次に特別図柄プロセスフ
ラグは通常「6」となり、その場合にはフィーバチェッ
ク処理すなわちWCRND1の抽出値に基づいて大当り
を発生させることが事前に決定されているか否かを大当
りフラグをチェックすることにより判別する処理がなさ
れる。次に特別図柄プロセスフラグが「7」のときに
は、可変入賞球装置10を開放する前の処理がなされ、
「8」のときには、可変入賞球装置10を開放して第1
の状態にする処理がなされ、「9」のときには、大入賞
口開放後の処理がなされる。
【0077】これらの特別図柄プロセスフラグの値は、
その値に応じて現在行なわれている制御処理が所定期間
だけ行なわれた場合に遊技状態に応じて更新され、次に
は更新された後の特別図柄プロセスフラグの値に応じた
制御処理が開始されることとなる。なお、本実施例に係
るパチンコ遊技機の可変表示装置4では、左,中,右の
すべての可変表示部が一斉に可変表示した後、それら
左,中,右の可変表示部が一斉に停止制御されるという
リーチ3の動作処理が行なわれる場合がある。この場合
には、特別図柄プロセスフラグの値が「1」になりすべ
ての可変表示部が可変開始された後所定期間経過後に特
別図柄プロセスフラグの値が「5」に更新され、リーチ
3動作処理がなされすべての可変表示部が同時に停止制
御されることとなる。
【0078】そして、本実施例に係るパチンコ遊技機の
制御においては、2msec毎に1回ずつ各プロセス処
理のうちのあるプロセス処理の実行がなされるたびに、
現時点での特別図柄プロセスフラグの値がRAM59に
出力され、そのRAM59により逐次その特別図柄プロ
セスフラグの値が記憶される。このCPU62からRA
M59に出力される特別図柄プロセスフラグの値が遊技
機の遊技状態に関する情報に相当し、この特別図柄プロ
セスフラグの値に応じて現時点で遊技機がどのような遊
技状態になっているかが特定可能となる。すなわち、こ
の遊技機の遊技状態に関する情報は、CPU62からR
AM59に対し定期的(2msec毎)に出力されるこ
ととなる。一方、2msec毎に出力する代わりに、た
とえば、現時点で実行されているプロセス処理の実行途
中で特別図柄プロセスフラグの値が更新されて他の値に
なった時点で、その新たに更新された特別図柄プロセス
フラグがRAM59に出力されて記憶されるようにして
もよい。この場合には、CPU62からRAM59に対
し、前記遊技機の遊技状態に関する情報が特別図柄プロ
セスフラグの値が更新される毎に出力されることとな
る。
【0079】図16(C)は、前記特別図柄プロセスフ
ラグが「0」のときに実行される通常時処理のサブルー
チンプログラムを示すフローチャートである。この通常
処理サブルーチンプログラムは、まずS25に、ワーク
データのクリア処理がなされる。このクリア処理は、各
種プロセスフラグやリーチ動作のためのリーチフラグや
各種制御用のデータをクリアして可変表示装置4の制御
を初期状態にするためのものである。次にS26に進
み、特別図柄入賞記憶があるか否かの判断がなされる。
これは、始動口6,12に入賞した始動入賞玉の記憶が
あるか否かの判断であり、始動入賞記憶がない場合には
S27に進み、特別図柄通常時プロセスデータを選択す
る処理がなされる。これにより、特別図柄プロセスフラ
グが「0」となり、通常時のプロセス制御の処理が実行
される。
【0080】一方、始動入賞記憶がある場合にはS29
に進み、始動データをセットする処理がなされる。この
処理は、たとえば、始動入賞毎に抽出されたWCRND
1の値を所定の記憶領域から読出してセットする等の処
理である。次にS30に進み、プロセスフラグを「1」
加算更新する処理がなされる。その結果、特別図柄プロ
セスフラグの値が「1」となり、以降のS24の処理で
は、全リール変動処理のプロセス処理が実行されること
となる。
【0081】図17は、図12に示した実施例における
遊技機設置島の一部を示す正面図である。遊技機設置島
91には、遊技機本体34が設置されている。この遊技
機本体34の向かって左側には、カードユニット35が
設けられており、購入した共通カードを遊技者がこのカ
ードユニット35に挿入することにより、その挿入され
た共通カードに記録されている記録情報によって特定さ
れる有価価値の一部が引落され、その引落された有価価
値に相当するパチンコ玉が上皿39に貸出される。そし
て、遊技者が遊技ハンドル44を回動操作することによ
り、上皿39に払出されたパチンコ玉が1つずつ遊技領
域3内に打込まれる。なお、共通カードとは、共通カー
ドシステムに加盟している遊技場であれば全国どこでも
遊技に使用可能な第三者発行型のプリペイドカードのこ
とである。図中5は可変表示部であり、41は上皿39
の玉を下皿40に抜き取るための上皿玉抜きレバー、4
2は下皿40に貯留された玉を玉箱等に抜き取るための
下皿玉抜きレバー、45は灰皿、43はガラス扉や前面
板等を遊技場の係員が解錠するための鍵、37はスピー
カである。
【0082】このように構成された遊技機本体34の上
方部分の幕板の箇所に、外部状態表示装置57が設けら
れている。この外部状態表示装置57には表示器85が
設けられており、この表示器85から、図12で説明し
たように、当該遊技機本体34の遊技状態に関する情報
が逐次表示される。
【0083】図18は、外部状態表示装置57による表
示状態を示す表示状態説明図である。図18(A)に
は、表示器85に、可変表示装置10の繰返し継続制御
の実行回数が7回すなわち7ラウンドに達していること
が表示されているとともに、始動入賞記憶数が4個であ
り、可変入賞球装置10に入賞した入賞玉の合計個数が
5個である旨が表示されている。
【0084】図18(B)は、確率変動状態の回数が1
回目である旨と、始動入賞個数が4個である旨と、可変
入賞球装置10への入賞合計個数が4個になっている旨
が表示されている。
【0085】図18(C)には、第3種のパチンコ遊技
機において、2回目の権利発生状態となっている旨と、
始動入賞記憶が4個である旨と、可変入賞球装置10へ
の入賞玉の合計個数が4個に達している旨が表示されて
いる。
【0086】なお、図18に示した各種の遊技状態に関
する情報は、前述したように、遊技場の係員が操作手段
の一例のスイッチ等を操作することにより表示するよう
にしてもよく、表示すべき内容を遊技場の係員が選択設
定し、その選択された情報のみが表示されるようにして
もよく、停電発生時と同時にその停電発生時における遊
技機の遊技状態に関する情報が表示されるように構成し
てもよい。
【0087】図19は、可変表示装置4の可変表示部5
に前記遊技機の遊技状態に関する情報を表示させる場合
の別実施例を示す正面図である。この図19に示す別実
施例は、前記図11に示した制御回路における、外部状
態表示装置57のCPU81とROM82とRAM83
とEEPROM84の機能を画像表示制御基板65に設
けたものである。そして、画像表示制御基板65に設け
られたROM82,CPU81,RAM83,EEPR
OM84ならびに画像表示器75に対し、バックアップ
電源80から停電時にバックアップ電力が供給されるよ
うに構成する。さらに、画像表示制御基板65に設けら
れたCPU81に対し、停電時に停電検知回路79から
停電警告信号が入力されるように構成する。このように
構成することにより、停電警告信号が入力されたCPU
81では、主基板53に設けられたRAM59に記憶さ
れている遊技機の遊技状態に関する情報を読取り、EE
PROM84に記憶させるとともに画像表示器75にそ
の遊技状態に関する情報を出力して画像表示するように
制御する。この画像表示器75で表示される可変表示部
5に、図19に示すように遊技機の遊技状態に関する情
報を、すなわち、可変入賞球装置10の繰返し継続制御
の実行回数が5ラウンドに達している旨,始動入賞記憶
数が4個である旨,可変入賞球装置10への入賞玉数の
合計が7個に達している旨が表示される。なお、この図
19に示す可変表示部5での遊技状態に関する情報の表
示も、遊技場の係員が操作可能な操作手段の一例のスイ
ッチ等の操作により表示するようにしてもよく、表示内
容を選択操作する操作手段の一例のスイッチが遊技場の
係員により操作されたことによりその操作によって選択
された情報のみが表示されるようにしてもよく、さらに
は、停電発生と同時に自動的に遊技機の遊技状態に関す
る情報が表示されるようにしてもよい。
【0088】図20は、外部状態表示装置93を遊技機
本体34に設けた実施例を示す図である。遊技機本体3
4の前面枠36の上方部分に枠ランプ38が設けられて
おり、大当りの発生等遊技状態に応じてこの枠ランプ3
8が点灯または点滅制御される。そしてこの枠ランプ3
8の中央箇所に外部状態表示装置93が設けられてい
る。この外部状態表示装置93により、前述した種々の
遊技状態に関する情報が表示される。なお37はスピー
カであり、41は上皿玉抜きレバー、43は鍵、39は
上皿、40は下皿、42は下皿玉抜きレバー、45は灰
皿、44は遊技ハンドルである。また遊技機本体34の
向かって左側に設けられたカードユニット35には、カ
ード挿入口47が設けられており、その上方に方向表示
器46が設けられている。この方向表示器46には、ど
ちらの遊技機にこのカードユニット35が対応している
かが矢印で表示される。
【0089】図20(B)に示すように、遊技機本体3
4の裏面側には、玉を貯留する貯留タンク48が設けら
れており、遊技機本体34の上方から玉がこの貯留タン
ク48内に補給される。貯留タンク48内の玉は、賞球
玉貸ユニット50に供給され、賞球玉貸基板55の玉払
出制御信号に基づいてこの賞球玉貸ユニットが動作され
る。そして、遊技者が共通カードをカード挿入口47に
挿入すれば、賞球玉貸ユニット50が動作して所定個数
の貸玉が上皿39内に払出される。
【0090】一方、遊技者が遊技ハンドル44を回動操
作することにより、上皿39内の玉が1個ずつ遊技領域
3内に打込まれる。その遊技領域3内に打込まれたパチ
ンコ玉が入賞領域や可変入賞球装置内に入賞すれば、賞
球玉貸基板55による賞球払出制御信号に基づいて賞球
玉貸ユニット50が動作し、所定個数の景品玉が上皿3
9内に払出される。なお、図中53は主基板、49は中
継基板、51はインタフェース基板、56は電飾基板、
54は電源回路である。
【0091】図21は、外部状態表示装置の制御動作を
示すフローチャートである。まずSA1により、停電警
告があったか否かの判断がなされる。そして、停電検知
回路79から停電警告信号がCPU81に入力されてこ
なければ、SA2に進み、遊技機の遊技状態が大当り状
態であるか否かの判断がなされ、大当り状態でない場合
にはSA3に進み、遊技機の遊技状態が確率変動中であ
るか否かの判断がなされ、確率変動中でない場合にはS
A4に進み、遊技状態が通常の遊技状態である旨が表示
器85により表示される。
【0092】一方、遊技機の遊技状態が大当り状態であ
る場合にはSA6に進み、その大当りの発生のきっかけ
となった可変表示装置4の表示結果が確率変動図柄とな
っているか否かの判断がなされ、なっていない場合には
SA8に進み、大当りである旨の表示を表示器85によ
り表示する。一方、確率変動図柄であった場合にはSA
7に進み、確率変動による大当りである旨の表示を表示
器85により行なう。
【0093】また、停電検知回路79からCPU81に
停電警告信号が入力された場合にはSA5に進み、停電
時である旨の表示を表示器85により行なう。
【0094】次に、以上説明した実施例の特徴や変形例
等を以下に列挙する。 (1) 図1に示した可変表示装置4は、液晶表示装置
等を用いたものに限らず、たとえばCRT,エレクトロ
ルミネッセンス,ドットマトリックス表示等を用いたも
のであってもよい。可変表示装置10の第1の状態は、
可変入賞球装置10が継続的に開成した状態に代えて、
可変入賞球装置10が連続的に開閉を繰返す状態であっ
てもよい。また可変入賞球装置10の第2の状態は、打
玉が入賞可能ではあるが入賞困難な状態であってもよ
い。
【0095】(2) 図6に示したフローチャートによ
り、可変表示装置の表示結果を決定する表示結果決定手
段が構成されている。この表示結果決定手段により決定
された表示結果となるように前記可変表示装置を表示制
御する可変表示制御手段が、画像表示制御基板65によ
り構成されている。さらに、WCRND1により、前記
可変表示装置の表示結果を予め定められた特定の表示態
様にするか否かを決定するために用いられる乱数を発生
させる乱数発生手段が構成されている。
【0096】(3) 主基板53により、前記遊技機の
遊技状態を制御する遊技制御手段が構成されている。前
記RAM59により、前記遊技制御手段に設けられ、前
記遊技機の遊技状態に関する遊技状態情報を記憶する遊
技状態情報記憶手段が構成されている。前記CPU62
により、前記遊技制御手段に設けられ、前記遊技機の遊
技状態の変化に応じて前記遊技状態記憶手段に記憶され
ている遊技状態情報を更新する遊技状態情報更新手段が
構成されている。前記コンデンサ58により、停電した
場合に所定期間のみ前記遊技状態情報記憶手段に記憶保
持用の電力を供給する一時記憶用電力供給手段が構成さ
れている。この一時記憶用電力供給手段は、コンデンサ
の代わりに、たとえば停電発生時から所定期間のみ電力
を供給するバッテリであってもよい。
【0097】また、図9に示すように、CPU62によ
り、前記遊技制御手段の外部に前記遊技状態情報を出力
する外部出力手段が兼用構成されている。停電検知回路
79により、電源電圧の低下を検出して停電警告信号を
出力する停電警告信号出力手段が構成されている。そし
て、図9に示したように、前記外部出力手段は、前記停
電警告信号出力手段が出力した停電警告信号を受信して
その受信時における前記遊技状態情報を外部出力し、前
記外部状態表示装置57は、その外部出力手段から出力
されてきた遊技状態情報を記憶して表示する。CPU6
2により、遊技制御用のプログラムに従って前記遊技機
の遊技状態を制御する制御中枢手段が構成されている。
そして、図10に示すEEPROM61により、前記制
御中枢手段によって制御される遊技機の遊技状態に関す
る遊技状態情報を記憶する不揮発性のメモリからなる遊
技状態情報記憶手段が構成されている。そしてこの遊技
状態情報記憶手段と前記遊技制御手段とがワンチップ化
されている。
【0098】図11に示した外部状態表示装置57によ
り、前記遊技機の遊技状態を表示する遊技状態情報表示
手段が構成されている。バックアップ電源80により、
停電時でも前記遊技状態情報表示手段に電力を供給し得
る無停電電源が構成されている。
【0099】また、前記遊技状態情報表示手段は、予め
定められた条件により前記遊技状態情報記憶手段から遊
技状態情報を読出す遊技状態情報読出手段(CPU8
1)と、該遊技状態情報読出手段が読出した遊技状態情
報を記憶保持する遊技状態情報記憶保持手段(EEPR
OM84)とを有している。そして、遊技状態情報表示
手段は、停電時でも前記無停電電源からの電力を受けて
前記遊技状態情報記憶保持手段に記憶保持されている遊
技状態情報を表示できるように構成されている。
【0100】そして、この遊技状態情報表示手段は、図
17に示すように、遊技機設置島91に設置してもよ
く、また、図19,図20に示すように、遊技機に装備
してもよい。どちらに設けた場合であっても、遊技場の
係員等がその表示内容を見てそれに応じた相応の有価価
値を遊技者に提供する等の何らかの補償を遊技者に行う
ことが可能となる。
【0101】前記遊技状態情報読出手段は、前記遊技状
態情報記憶手段から定期的に遊技状態情報を読出し、前
記遊技状態情報記憶保持手段は、前記遊技状態情報読出
手段が定期的に読出した遊技状態情報を逐次記憶する。
なお、この遊技状態情報読出手段による読出動作は、た
とえば2msec等の所定期間経過毎に行なってその都
度遊技状態情報記憶保持手段に記憶させてもよく、ま
た、前記遊技機の遊技状態が変化する毎に読出してその
都度前記遊技状態情報記憶保持手段に記憶するようにし
てもよい。さらには、停電警告信号出力手段が出力した
停電警告信号を前記遊技状態情報読出手段が受信してそ
の受信時における遊技状態情報を前記遊技状態情報記憶
手段から読出して、その読出した遊技状態情報を前記遊
技状態情報記憶保持手段が記憶するようにしてもよい。
【0102】前記管理装置92により、前記遊技機から
出力される遊技機管理用情報を収集して管理する遊技機
管理装置が構成されている。EEPROM87により、
前記遊技機管理装置に設けられ、前記遊技制御手段から
出力される前記遊技機の遊技状態に関する遊技状態情報
を記憶保持する遊技状態記憶保持手段が構成されてい
る。図12〜図14に示した外部状態表示装置57によ
り、前記遊技状態記憶保持手段に記憶保持されている遊
技状態情報を表示する遊技状態情報表示手段が構成され
ている。さらに、図12〜図14に示したバックアップ
電源80により、停電時でも前記遊技状態記憶保持手段
に記憶されている遊技状態情報を読出して前記遊技状態
情報表示手段に表示させるための電力を供給する無停電
電源が構成されている。
【0103】なお、前記遊技機管理装置は、図12,図
13に基づいて説明したように、遊技機設置島毎に設置
してもよく、図14に基づいて説明したように、遊技機
毎に設置してもよく、さらには、遊技場のホストコンピ
ュータであるホール用管理コンピュータにより遊技機管
理装置を構成してもよい。さらに、前記遊技状態情報表
示手段は、図13に基づいて説明したように遊技機設置
島毎に設置してもよく、図17,図19,図20に基づ
いて説明したように、遊技機毎に設置してもよい。ま
た、前記遊技状態情報表示手段は、遊技状態情報を常時
表示してもよく、前記停電警告信号出力手段が出力した
停電警告信号を受信した場合にのみ表示するようにして
もよい。
【0104】前記遊技機管理装置を遊技機毎に設けた場
合には、遊技機毎に細かい内容まで収集管理を行なうこ
とができる。一方、遊技機管理装置を遊技機設置島毎に
設けた場合には、遊技機管理装置の設置スペースに細か
い考慮があまり必要ないので設置しやすいという利点が
ある。また、前記遊技状態情報表示手段を遊技機設置島
毎に設けた場合には、遊技機設置島における停電時の遊
技状態を一括して把握できる。一方、遊技状態情報表示
手段を遊技機毎に設けた場合には、遊技状態の確認のた
めに遊技機設置島の所定場所まで行く必要がない。ま
た、前記遊技状態情報を常時表示した場合には、停電の
検知および表示切換が不必要となり構成が簡単になる。
一方、遊技状態情報を停電時のみ表示した場合には、省
力化および遊技状態情報表示手段の長寿命化が可能とな
る。
【0105】カードユニット35により、遊技者の購入
代金の対価としての共通有価価値が特定可能な情報が記
録された共通記録媒体(共通カード)の記録情報を読取
り、その読取った記録情報により特定される前記共通有
価価値を使用して遊技媒体を貸出すための指令信号を出
力する共通記録媒体処理装置が構成されている。
【0106】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、停電
時でも、無停電電源からの供給電力により、遊技状態記
憶保持手段に記憶されている遊技状態情報が読出されて
遊技状態情報表示手段に表示されるために、遊技場の係
員等がその表示された遊技状態情報を見て何らかの補償
を遊技者に行なうことが可能となる。さらに、停電時に
おいて遊技状態情報を表示させて補償を行なうための機
能が、遊技機管理装置に設けられており、この遊技機管
理装置は、遊技機を入替える際にも遊技場の設備として
残しておくことができるので、遊技場における経済的負
担が大きくなりすぎる不都合も極力防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技盤面を示
す正面図である。
【図2】可変表示器の可変表示状態を説明するための説
明図である。
【図3】可変表示器の表示制御に用いられるランダムカ
ウンタを説明するための説明図である。
【図4】可変表示器の可変表示制御を示すフローチャー
トである。
【図5】可変表示装置の表示制御に用いられるランダム
カウンタを説明する説明図である。
【図6】可変表示装置の可変表示制御のフローチャート
である。
【図7】可変表示装置におけるリーチ制御のためのフロ
ーチャートである。
【図8】パチンコ遊技機に用いられる制御回路を示すブ
ロック図である。
【図9】パチンコ遊技機に用いられる制御回路の他の例
を示すブロック図である。
【図10】パチンコ遊技機に用いられる制御回路のさら
に他の例を示すブロック図である。
【図11】パチンコ遊技機に用いられる制御回路のさら
に他の例を示すブロック図である。
【図12】遊技用装置の制御回路を示すブロック図であ
る。
【図13】遊技用装置の制御回路の他の例を示すブロッ
ク図である。
【図14】遊技用装置の制御回路のさらに他の例を示す
ブロック図である。
【図15】パチンコ遊技機の制御動作を示すフローチャ
ートである。
【図16】パチンコ遊技機の制御動作を示すフローチャ
ートである。
【図17】図12に示した遊技用装置が遊技機設置島に
設置された状態を示す正面図である。
【図18】外部状態表示装置の表示例を示す正面図であ
る。
【図19】遊技機の遊技状態に関する情報を可変表示装
置4に表示させた場合の表示例を示す正面図である。
【図20】(A)は遊技機の一例のパチンコ遊技機の全
体正面図であり、(B)はパチンコ遊技機の一部内部構
造を示す全体背面図である。
【図21】外部状態表示装置の表示動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1は遊技盤、53は遊技制御手段の一例の主基板、62
は遊技状態情報更新手段の一例のCPU、59は遊技状
態情報記憶手段の一例のRAM、58は一時記憶保持用
電力供給手段の一例のコンデンサ、79は停電警告信号
出力手段の一例の停電検知回路、81は遊技状態情報読
出手段の一例のCPU、84は遊技状態情報記憶保持手
段の一例のEEPROM、80は無停電電源の一例のバ
ックアップ電源、92は遊技機管理装置の一例の島管理
装置である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定条件の成立により遊技者に遊技価値
    が付与可能となる遊技機を含む遊技用装置であって、 前記遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段と、 前記遊技機から出力される遊技機管理用情報を収集して
    管理する遊技機管理装置と、 該遊技機管理装置に設けられ、前記遊技制御手段が出力
    した前記遊技機の遊技状態に関する遊技状態情報を記憶
    保持する遊技状態記憶保持手段と、 該遊技状態記憶保持手段に記憶保持されている遊技状態
    情報を表示する遊技状態情報表示手段と、 停電時でも前記遊技状態記憶保持手段に記憶されている
    遊技状態情報を読出して前記遊技状態情報表示手段に表
    示させるための電力を供給する無停電電源とを含むこと
    を特徴とする、遊技用装置。
JP4038895A 1995-02-28 1995-02-28 遊技用装置 Withdrawn JPH08229224A (ja)

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