JPH08190087A - 液晶表示パネル作製用透明絶縁基板およびその各種特性検査方法 - Google Patents

液晶表示パネル作製用透明絶縁基板およびその各種特性検査方法

Info

Publication number
JPH08190087A
JPH08190087A JP94495A JP94495A JPH08190087A JP H08190087 A JPH08190087 A JP H08190087A JP 94495 A JP94495 A JP 94495A JP 94495 A JP94495 A JP 94495A JP H08190087 A JPH08190087 A JP H08190087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal display
display panel
insulating substrate
electrodes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP94495A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazufumi Miyata
一史 宮田
Hideo Matsuzaki
英夫 松▲崎▼
Nobuyuki Suzuki
伸幸 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP94495A priority Critical patent/JPH08190087A/ja
Publication of JPH08190087A publication Critical patent/JPH08190087A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】透明絶縁基板上の所定の素子や層の各種特性検
査を能率よく行い、また、自動検査を可能とする。 【構成】2枚重ねて組み合せた透明ガラス基板SUB
1、SUB2のうち、一方の基板SUB1上の切断線C
T1の外側に、薄膜トランジスタや所定の層の各種特性
検査用パターンおよび電極CTPを、該電極を等ピッチ
でまとめて配置し、かつ、信号線の各端子を共通に短絡
した短絡線SHgと電気的に接続した構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に係り、
特に、薄膜トランジスタ等を使用したアクティブ・マト
リクス方式の液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブ・マトリクス方式の液晶表示
装置は、マトリクス状に配列された複数の画素電極のそ
れぞれに対応して非線形素子(スイッチング素子)を設
けたものである。各画素における液晶は理論的には常時
駆動(デューティ比 1.0)されているので、時分割駆動
方式を採用している、いわゆる単純マトリクス方式と比
べてアクティブ方式はコントラストが良く、特にカラー
液晶表示装置では欠かせない技術となりつつある。スイ
ッチング素子として代表的なものとしては薄膜トランジ
スタ(TFT)がある。
【0003】なお、薄膜トランジスタを使用したアクテ
ィブ・マトリクス方式の液晶表示装置は、例えば特開昭
63−309921号公報や、「冗長構成を採用した1
2.5型アクティブ・マトリクス方式カラー液晶ディスプ
レイ」、日経エレクトロニクス、頁193〜210、1986年12
月15日、日経マグロウヒル社発行、で知られている。
【0004】液晶表示装置は、例えば、表示用透明画素
電極と配向膜等をそれぞれ積層した面が対向するように
所定の間隔を隔ててガラス等からなる2枚の透明絶縁基
板を重ね合せ、該両基板間の縁部に枠状に設けたシール
材により、両基板を貼り合せると共に、シール材の一部
に設けた液晶封入口から両基板間のシール材の内側に液
晶を封入、封止し、さらに両基板の外側にそれぞれ偏光
板を設けてなる液晶表示パネル(すなわち、液晶表示
部、液晶表示素子、LCD:リキッドクリスタルデイス
プレイとも称す)と、液晶表示パネルの下に配置され、
液晶表示パネルに光を供給するバックライトと、液晶表
示パネルの外周部の外側に配置した液晶表示パネルの駆
動用回路基板と、これらの各部材を保持するモールド成
形品である枠状体と、これらの各部材を収納し、液晶表
示窓があけられた金属製フレーム等を含んで構成されて
いる。
【0005】アクティブ・マトリクス方式の液晶表示パ
ネルでは、第1の透明ガラス基板面上に、それぞれ平行
に伸びる複数本の走査信号線と、それぞれ平行に伸びる
複数本の映像信号線とが絶縁膜を介して格子状に直交し
て形成され、これらの4本の信号線により囲まれた領域
内に透明画素電極がそれぞれ配置され、かつ、各画素電
極には該領域内にスイッチング素子として薄膜トランジ
スタが備えられている。透明画素電極と薄膜トランジス
タの1組により1画素が構成される。もう一方の第2の
透明ガラス基板面上には、第1の透明ガラス基板の画素
毎に分割して形成された透明画素電極に対向して共通透
明画素電極が形成されている。この共通透明画素電極
は、前記シール材の内側の基板のほぼ全面に形成されて
いる。なお、各走査信号線の端部には走査信号が印加さ
れる外部接続端子が、各映像信号線の端部には映像信号
が印加される外部接続端子がそれぞれ形成されている。
各外部接続端子は、シール材の外側の第1の透明ガラス
基板の面上に配列形成されている。
【0006】なお、第1の透明ガラス基板の各層の製造
工程中、電気的に浮遊状態にある走査信号線と映像信号
線に静電気が侵入すると、薄膜トランジスタのしきい値
電圧がシフトし、表示不良が発生したり、ゲート絶縁膜
が破壊されて走査信号線と映像信号線とが短絡したりす
ることが起こる。これを防止するために、母材である大
きなガラス基板から第1の透明ガラス基板を切断する前
においては、各走査信号線の外部接続端子と各映像信号
線の外部接続端子を短絡する静電破壊防止用の配線を、
これらの外部接続端子のさらに外周囲に設けている。こ
れにより、各信号配線間(走査信号線と映像信号線との
間等)の電位が等しくなるので、第1の透明ガラス基板
の製造工程中に誘発される静電気の侵入による問題を防
止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】走査信号線、映像信号
線、薄膜トランジスタ等を形成する側の第1の透明ガラ
ス基板上に、例えば、薄膜トランジスタの特性、所定の
膜の、耐電圧特性、コンタクト抵抗、コンデンサ容量、
配線抵抗等、所定の素子や層の各種の特性を測定、検査
する検査用パターンおよび電極が設けられていた。な
お、該電極は、検査用のプローブ針を当てるコンタクト
パッドとして働く。
【0008】しかし、従来の検査用パターンおよび電極
は、測定の内容によって1個またはあるグループ毎に、
該第1の透明ガラス基板上に点在して設けられており、
従来は、各製造工程毎に、人手作業で検査用電極上にプ
ローブ針を当て、テスタを用いて各種測定を行い、検査
していた。
【0009】このように、従来は、検査用パターンおよ
び電極が基板上に点在し、また、各製造工程毎における
人手作業のため、作業性が悪く、時間がかかる問題があ
った。
【0010】本発明の目的は、例えば薄膜トランジスタ
や所定の層等の、各種特性検査を検査用パターンおよび
電極を用いて能率よく行い、また、自動検査を可能とす
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の液晶表示パネル作製用透明絶縁基板は、該
透明絶縁基板上に、該基板上の所定の素子や層の各種特
性を測定、検査するための検査用パターンおよび電極を
まとめて配置したことを特徴とする。なお、検査用パタ
ーンとは、各種特性を検査するために形成したダミーの
素子や層のパターンであり、その電極とは、検査装置の
プローブ針やプローブカード等を接触させるために形成
したコンタクトパッドである。
【0012】また、2枚重ねて組み合せた一方の基板上
に、検査用パターンおよび電極をまとめて配置したこと
を特徴とする。
【0013】また、検査用パターンおよび電極を、液晶
表示パネルとなる基板の切断線の外側に配置したことを
特徴とする。
【0014】また、切断線の外側に配置し、かつ、信号
線の各端子を共通に短絡した短絡線と、検査用パターン
および電極の1個または全部とを電気的に接続したこと
を特徴とする。
【0015】また、切断線の外側に配置した陽極酸化用
配線と、検査用パターンおよび電極の1個または全部と
を電気的に接続したことを特徴とする。なお、短絡線と
陽極酸化用配線とを同じ線で兼用する場合もある。
【0016】また、検査用電極の一部または全部を等ピ
ッチで配置したことを特徴とする。
【0017】また、同種の検査用パターンおよび電極を
複数個配置し、その特性の相違を比較可能としたことを
特徴とする。
【0018】また、本発明の透明絶縁基板の各種特性検
査方法は、基板上に各種特性検査用パターンおよび電極
をまとめて配置し、各種特性を一括検査することを特徴
とする。
【0019】また、基板上に検査用パターンおよび電極
をまとめて配置し、各種特性を自動一括検査することを
特徴とする。
【0020】さらに、検査を基板の最終製造工程(基板
切断直前の工程)において行うことを特徴とする。
【0021】
【作用】本発明では、液晶表示パネル作製用透明絶縁基
板上に、各種特性検査用パターンおよび電極をまとめて
配置することにより、検査を能率よく、自動的に行うこ
とができる。したがって、製造時間を短縮し、製品の品
質管理データを自動検査により定期的に入手することが
でき、製造ラインを合理化することができる。この結
果、製品の歩留りおよび品質を向上し、製造コストを低
減することができる。
【0022】
【実施例】本発明、本発明の更に他の目的及び本発明の
更に他の特徴は図面を参照した以下の説明から明らかと
なるであろう。
【0023】《アクティブ・マトリクス液晶表示装置》
以下、アクティブ・マトリクス方式のカラー液晶表示装
置にこの発明を適用した実施例を説明する。なお、以下
説明する図面で、同一機能を有するものは同一符号を付
け、その繰り返しの説明は省略する。
【0024】《マトリクス部の概要》図4はこの発明が
適用されるアクティブ・マトリクス方式カラー液晶表示
装置の一画素とその周辺を示す平面図、図5は図4の5
−5切断線における断面を示す図、図6は図4の6−6
切断線における断面図である。
【0025】図4に示すように、各画素は隣接する2本
の走査信号線(ゲート信号線または水平信号線)GL
と、隣接する2本の映像信号線(ドレイン信号線または
垂直信号線)DLとの交差領域内(4本の信号線で囲ま
れた領域内)に配置されている。各画素は薄膜トランジ
スタTFT、透明画素電極ITO1および保持容量素子
Caddを含む。走査信号線GLは図では左右方向に延在
し、上下方向に複数本配置されている。映像信号線DL
は上下方向に延在し、左右方向に複数本配置されてい
る。
【0026】図5に示すように、液晶層LCを基準にし
て下部透明ガラス基板SUB1側には薄膜トランジスタ
TFTおよび透明画素電極ITO1が形成され、上部透
明ガラス基板SUB2側にはカラーフィルタFIL、遮
光用ブラックマトリクスパターンBMが形成されてい
る。透明ガラス基板SUB1、SUB2の両面にはディ
ップ処理等によって形成された酸化シリコン膜SIOが
設けられている。
【0027】上部透明ガラス基板SUB2の内側(液晶
LC側)の表面には、遮光膜BM、カラーフィルタFI
L、保護膜PSV2、共通透明画素電極ITO2(CO
M)および上部配向膜ORI2が順次積層して設けられ
ている。
【0028】《マトリクス周辺の概要》図7は上下のガ
ラス基板SUB1,SUB2を含む表示パネルPNLの
マトリクス(AR)周辺の要部平面を、図8はその周辺
部を更に誇張した平面を、図9は図7及び図8のパネル
左上角部に対応するシール部SL付近の拡大平面を示す
図である。また、図10は図5の断面を中央にして、左
側に図9の10a−10a切断線における断面を、右側
に映像信号駆動回路が接続されるべき外部接続端子DT
M付近の断面を示す図である。同様に図11は、左側に
走査回路が接続されるべき外部接続端子GTM付近の断
面を、右側に外部接続端子が無いところのシール部付近
の断面を示す図である。
【0029】このパネルの製造では、小さいサイズであ
ればスループット向上のため1枚のガラス基板で複数個
分のデバイスを同時に加工してから分割し、大きいサイ
ズであれば製造設備の共用のためどの品種でも標準化さ
れた大きさのガラス基板を加工してから各品種に合った
サイズに小さくし、いずれの場合も一通りの工程を経て
からガラスを切断する。図7〜図9は後者の例を示すも
ので、図7、図8の両図とも上下基板SUB1,SUB
2の切断後を、図9は切断前を表しており、LNは両基
板の切断前の縁を、CT1とCT2はそれぞれ基板SU
B1,SUB2の切断すべき位置を示す。いずれの場合
も、完成状態では外部接続端子群Tg,Td(添字略)
が存在する(図で上下辺と左辺の)部分はそれらを露出
するように上側基板SUB2の大きさが下側基板SUB
1よりも内側に制限されている。端子群Tg,Tdはそ
れぞれ後述する走査回路接続用端子GTM、映像信号回
路接続用端子DTMとそれらの引出配線部を集積回路チ
ップCHIが搭載されたテープキャリアパッケージTC
P(図20、図21)の単位に複数本まとめて名付けた
ものである。各群のマトリクス部から外部接続端子部に
至るまでの引出配線は、両端に近づくにつれ傾斜してい
る。これは、パッケージTCPの配列ピッチ及び各パッ
ケージTCPにおける接続端子ピッチに表示パネルPN
Lの端子DTM,GTMを合わせるためである。
【0030】透明ガラス基板SUB1、SUB2の間に
はその縁に沿って、液晶封入口INJを除き、液晶LC
を封止するようにシールパターンSLが形成される。シ
ール材は例えばエポキシ樹脂から成る。上部透明ガラス
基板SUB2側の共通透明画素電極ITO2は、少なく
とも一箇所において、本実施例では少なくともパネルの
4角で銀ペースト材AGPによって下部透明ガラス基板
SUB1側に形成されたその引出配線INTに接続され
ている。この引出配線INTは後述するゲート端子GT
M、ドレイン端子DTMと同一製造工程で形成される。
【0031】配向膜ORI1、ORI2、透明画素電極
ITO1、共通透明画素電極ITO2、それぞれの層
は、シールパターンSLの内側に形成される。偏光板P
OL1、POL2はそれぞれ下部透明ガラス基板SUB
1、上部透明ガラス基板SUB2の外側の表面に形成さ
れている。液晶LCは液晶分子の向きを設定する下部配
向膜ORI1と上部配向膜ORI2との間でシールパタ
ーンSLで仕切られた領域に封入されている。下部配向
膜ORI1は下部透明ガラス基板SUB1側の保護膜P
SV1の上部に形成される。
【0032】この液晶表示装置は、下部透明ガラス基板
SUB1側、上部透明ガラス基板SUB2側で別個に種
々の層を積み重ね、シールパターンSLを基板SUB2
側に形成し、下部透明ガラス基板SUB1と上部透明ガ
ラス基板SUB2とを重ね合わせ、シール材SLの開口
部INJから液晶LCを注入し、注入口INJをエポキ
シ樹脂などで封止し、上下基板を切断することによって
組み立てられる。
【0033】《薄膜トランジスタTFT》次に、図4、
図5に戻り、TFT基板SUB1側の構成を詳しく説明
する。
【0034】薄膜トランジスタTFTは、ゲート電極G
Tに正のバイアスを印加すると、ソース−ドレイン間の
チャネル抵抗が小さくなり、バイアスを零にすると、チ
ャネル抵抗は大きくなるように動作する。
【0035】各画素には複数(2つ)の薄膜トランジス
タTFT1、TFT2が冗長して設けられる。薄膜トラ
ンジスタTFT1、TFT2のそれぞれは、実質的に同
一サイズ(チャネル長、チャネル幅が同じ)で構成さ
れ、ゲート電極GT、ゲート絶縁膜GI、i型(真性、
intrinsic、導電型決定不純物がドープされていない)
非晶質シリコン(Si)からなるi型半導体層AS、一
対のソース電極SD1、ドレイン電極SD2を有す。な
お、ソース、ドレインは本来その間のバイアス極性によ
って決まるもので、この液晶表示装置の回路ではその極
性は動作中反転するので、ソース、ドレインは動作中入
れ替わると理解されたい。しかし、以下の説明では、便
宜上一方をソース、他方をドレインと固定して表現す
る。
【0036】《ゲート電極GT》ゲート電極GTは走査
信号線GLから垂直方向に突出する形状で構成されてい
る(T字形状に分岐されている)。ゲート電極GTは薄
膜トランジスタTFT1、TFT2のそれぞれの能動領
域を越えるよう突出している。薄膜トランジスタTFT
1、TFT2のそれぞれのゲート電極GTは、一体に
(共通のゲート電極として)構成されており、走査信号
線GLに連続して形成されている。本例では、ゲート電
極GTは、単層の第2導電膜g2で形成されている。第
2導電膜g2としては例えばスパッタで形成されたアル
ミニウム(Al)膜が用いられ、その上にはAlの陽極
酸化膜AOFが設けられている。
【0037】このゲート電極GTはi型半導体層ASを
完全に覆うよう(下方からみて)それより大き目に形成
され、i型半導体層ASに外光やバックライト光が当た
らないよう工夫されている。
【0038】《走査信号線GL》走査信号線GLは第2
導電膜g2で構成されている。この走査信号線GLの第
2導電膜g2はゲート電極GTの第2導電膜g2と同一
製造工程で形成され、かつ一体に構成されている。ま
た、走査信号線GL上にもAlの陽極酸化膜AOFが設
けられている。
【0039】《絶縁膜GI》絶縁膜GIは、薄膜トラン
ジスタTFT1、TFT2において、ゲート電極GTと
共に半導体層ASに電界を与えるためのゲート絶縁膜と
して使用される。絶縁膜GIはゲート電極GTおよび走
査信号線GLの上層に形成されている。絶縁膜GIとし
ては例えばプラズマCVDで形成された窒化シリコン膜
が選ばれ、1200〜2700Åの厚さに(本実施例で
は、2000Å程度)形成される。ゲート絶縁膜GIは
図9に示すように、マトリクス部ARの全体を囲むよう
に形成され、周辺部は外部接続端子DTM,GTMを露
出するよう除去されている。絶縁膜GIは走査信号線G
Lと映像信号線DLの電気的絶縁にも寄与している。
【0040】《i型半導体層AS》i型半導体層AS
は、本例では薄膜トランジスタTFT1、TFT2のそ
れぞれに独立した島となるよう形成され、非晶質シリコ
ンで、200〜2200Åの厚さに(本実施例では、2
000Å程度の膜厚)で形成される。層d0はオーミッ
クコンタクト用のリン(P)をドープしたN+型非晶質
シリコン半導体層であり、下側にi型半導体層ASが存
在し、上側に導電層d2(d3)が存在するところのみ
に残されている。
【0041】i型半導体層ASは走査信号線GLと映像
信号線DLとの交差部(クロスオーバ部)の両者間にも
設けられている。この交差部のi型半導体層ASは交差
部における走査信号線GLと映像信号線DLとの短絡を
低減する。
【0042】《透明画素電極ITO1》透明画素電極I
TO1は液晶表示部の画素電極の一方を構成する。
【0043】透明画素電極ITO1は薄膜トランジスタ
TFT1のソース電極SD1および薄膜トランジスタT
FT2のソース電極SD1の両方に接続されている。こ
のため、薄膜トランジスタTFT1、TFT2のうちの
1つに欠陥が発生しても、その欠陥が副作用をもたらす
場合はレーザ光等によって適切な箇所を切断し、そうで
ない場合は他方の薄膜トランジスタが正常に動作してい
るので放置すれば良い。透明画素電極ITO1は第1導
電膜d1によって構成されており、この第1導電膜d1
はスパッタリングで形成された透明導電膜(Indium-Tin
-Oxide ITO:ネサ膜)からなり、1000〜200
0Åの厚さに(本実施例では、1400Å程度の膜厚)
形成される。
【0044】《ソース電極SD1、ドレイン電極SD
2》ソース電極SD1、ドレイン電極SD2のそれぞれ
は、N+型半導体層d0に接触する第2導電膜d2とそ
の上に形成された第3導電膜d3とから構成されてい
る。
【0045】第2導電膜d2はスパッタで形成したクロ
ム(Cr)膜を用い、500〜1000Åの厚さに(本
実施例では、600Å程度)で形成される。Cr膜は膜
厚を厚く形成するとストレスが大きくなるので、200
0Å程度の膜厚を越えない範囲で形成する。Cr膜はN
+型半導体層d0との接着性を良好にし、第3導電膜d
3のAlがN+型半導体層d0に拡散することを防止す
る(いわゆるバリア層の)目的で使用される。第2導電
膜d2として、Cr膜の他に高融点金属(Mo、Ti、
Ta、W)膜、高融点金属シリサイド(MoSi2、T
iSi2、TaSi2、WSi2)膜を用いてもよい。
【0046】第3導電膜d3はAlのスパッタリングで
3000〜5000Åの厚さに(本実施例では、400
0Å程度)形成される。Al膜はCr膜に比べてストレ
スが小さく、厚い膜厚に形成することが可能で、ソース
電極SD1、ドレイン電極SD2および映像信号線DL
の抵抗値を低減したり、ゲート電極GTやi型半導体層
ASに起因する段差乗り越えを確実にする(ステップカ
バーレッジを良くする)働きがある。
【0047】第2導電膜d2、第3導電膜d3を同じマ
スクパターンでパターニングした後、同じマスクを用い
て、あるいは第2導電膜d2、第3導電膜d3をマスク
として、N+型半導体層d0が除去される。つまり、i
型半導体層AS上に残っていたN+型半導体層d0は第
2導電膜d2、第3導電膜d3以外の部分がセルフアラ
インで除去される。このとき、N+型半導体層d0はそ
の厚さ分は全て除去されるようエッチングされるので、
i型半導体層ASも若干その表面部分がエッチングされ
るが、その程度はエッチング時間で制御すればよい。
【0048】《映像信号線DL》映像信号線DLはソー
ス電極SD1、ドレイン電極SD2と同層の第2導電膜
d2、第3導電膜d3で構成されている。
【0049】《保護膜PSV1》薄膜トランジスタTF
Tおよび透明画素電極ITO1上には保護膜PSV1が
設けられている。保護膜PSV1は主に薄膜トランジス
タTFTを湿気等から保護するために形成されており、
透明性が高くしかも耐湿性の良いものを使用する。保護
膜PSV1はたとえばプラズマCVD装置で形成した酸
化シリコン膜や窒化シリコン膜で形成されており、1μ
m程度の膜厚で形成する。
【0050】保護膜PSV1は図9に示すように、マト
リクス部ARの全体を囲むように形成され、周辺部は外
部接続端子DTM,GTMを露出するよう除去され、ま
た上基板側SUB2の共通電極COMを下側基板SUB
1の外部接続端子接続用引出配線INTに銀ペーストA
GPで接続する部分も除去されている。保護膜PSV1
とゲート絶縁膜GIの厚さ関係に関しては、前者は保護
効果を考え厚くされ、後者はトランジスタの相互コンダ
クタンスgmを薄くされる。従って図9に示すように、
保護効果の高い保護膜PSV1は周辺部もできるだけ広
い範囲に亘って保護するようゲート絶縁膜GIよりも大
きく形成されている。
【0051】《透明ガラス基板SUB1、SUB2の各
種特性検査方法》図2は、2枚重ねて組み合せた切断前
の透明ガラス基板SUB1、SUB2の概略平面図、図
1は図2のA部(各種特性検査用パターンおよび電極C
TP部)の拡大概略図、図3は図2のB部(マトリクス
部AR)の拡大概略図である。
【0052】図2、図3において、SUB1、SUB2
はそれぞれ液晶表示パネル作製用の下部および上部透明
ガラス基板、LNは両基板の切断前の縁、CT1は下部
透明ガラス基板SUB1の切断線、SHg、SHdはそ
れぞれ各ゲート端子GTM、各ドレイン端子DTM(図
9参照)を短絡し、陽極化成時の給電と、配向膜のラビ
ング時等の静電破壊防止のための短絡線(陽極酸化バス
ライン)、CTPは各種特性検査用パターンおよび電極
である。なお、検査用パターンおよび電極CTPを除く
詳細は図8を参照。また、検査用パターンとは、各種特
性を検査するために形成したダミーの薄膜トランジスタ
や層のパターンであり、その電極とは、検査装置のプロ
ーブ針やプローブカード等を接触させるために形成した
コンタクトパッドである。
【0053】図1において、ここに例示した特性検査用
パターンおよび電極CTPのうち、Tr(添字1〜4は
省略。以下同様)は薄膜トランジスタ、VWは耐電圧、
CRはコンタクト抵抗、CCはコンデンサ容量(MIS
特性)、WRは配線抵抗のそれぞれ特性検査用パターン
および電極である。さらに詳しく言うと、Tr1〜Tr4
はそれぞれマトリクス部ARの薄膜トランジスタと同様
に形成され、構成要素の寸法、材料等の異なる薄膜トラ
ンジスタ、VW1はAl23膜(陽極酸化膜)の耐電
圧、VW2はAl23膜/SiN膜の耐電圧、VW3はS
iN膜の耐電圧、CR1はゲート線Al膜とITO膜と
のコンタクト抵抗、CR2はゲート線Al膜とソース、
ドレイン電極構成膜とのコンタクト抵抗、CR3はIT
O膜とソース、ドレイン電極構成膜とのコンタクト抵
抗、CC1はゲート線Al膜/Al23膜/SiN膜/
アモルファスSi膜のコンデンサ容量、CC2はゲート
線Al膜/Al23膜/SiN膜のコンデンサ容量、W
1はゲート線Al膜の配線抵抗、WR2はITO膜の配
線抵抗、15はソース、ドレイン電極構成膜の配線抵抗
のそれぞれ特性検査用パターンおよび電極である。
【0054】なお、これらの特性検査用パターンおよび
電極CTPのうち、静電破壊防止、あるいは陽極酸化膜
の形成が必要なものは、図1に示すように、陽極酸化バ
スラインを兼ねた短絡線SHgに電気的に接続してあ
る。
【0055】このように、各種特性検査用パターンおよ
び電極CTPが下部透明ガラス基板SUB1上の所定の
場所にまとめて配置されている。検査用パターンおよび
電極CTPを設ける場所は、ここでは、図2に示したよ
うに、基板SUB1の切断線CT1および短絡線SHg
の外側(右側)の1箇所である。この場所に限らず、例
えば、切断線CT1と短絡線SHgあるいはSHdとの
間等に設けてもよく、また、基板面内の特性のばらつき
を把握するために、複数箇所に設けてもよい。なお、1
箇所に設ける場合は検査が容易で、自動検査の場合は1
箇所でも複数箇所でも検査の便宜上差はない。また、切
断線CT1の外側なので、一通りの基板製造工程を経た
後のガラス切断後は、検査用パターンおよび電極CTP
は液晶表示パネルPNLから切り離され、廃棄される。
なお、必ずしも切断線CT1の外側でなく、切断線CT
1の内側に設け、液晶表示パネルPNLの完成後も存在
させてもよい。しかし、切断線CT1の内側に設け、切
断後も検査用パターンおよび電極CTPを残存させる
と、凹凸を有する検査用パターンおよび電極CTPから
基板端面へ静電気が流れるおそれがあり、静電気が流れ
ると薄膜トランジスタTFTの特性が変化したり、破壊
されたりするので、切断線CT1の外側に設ける方が望
ましい。また、検査用パターンおよび電極CTPのコン
タクトパッドである各電極は、同一のピッチ、例えば1
mmで配置してある。これにより自動検査が容易であ
る。すなわち、コンタクトパッドに検査装置のプローブ
針(またはプローブカード)を接触させ、自動的に走査
して各種特性の測定、検査を自動一括検査する。
【0056】また、同種の特性検査用パターンおよび電
極Tr1〜Tr4、VW1〜VW3、CR1〜CR3、C
1、CC2、WR1〜WR3を複数個配置し、その特性の
相違が比較可能になっている。
【0057】さらに、図2には図示しなかったが、基板
SUB1上の異なる数箇所に、同種の特性検査用パター
ンおよび電極CTP群を配置し、基板上の場所による特
性の相違を比較可能にしてもよい。
【0058】「発明が解決しようとする課題」のところ
で述べたように、従来では、検査用パターンおよび電極
を基板上に点在して設け、各製造工程毎に人手作業によ
り検査を行っていたので、検査が煩雑で、作業性が悪
く、時間がかかる問題があったが、本実施例では、各種
特性検査用パターンおよび電極CTPを基板SUB1の
所定箇所にまとめて設けたことにより、検査を能率よ
く、自動的に行うことができる。したがって、製造時間
を短縮し、製品の品質管理データを自動検査により定期
的に入手することができ、製造ラインを合理化すること
ができる。この結果、製品の歩留りおよび品質が向上
し、製造コストを低減することができる。
【0059】《遮光膜BM》上部透明ガラス基板SUB
2側には、外部光又はバックライト光がi型半導体層A
Sに入射しないよう遮光膜BMが設けられている。図4
に示す遮光膜BMの閉じた多角形の輪郭線は、その内側
が遮光膜BMが形成されない開口を示している。遮光膜
BMは光に対する遮蔽性が高いたとえばアルミニウム膜
やクロム膜等で形成されており、本実施例ではクロム膜
がスパッタリングで1300Å程度の厚さに形成され
る。
【0060】従って、薄膜トランジスタTFT1、TF
T2のi型半導体層ASは上下にある遮光膜BMおよび
大き目のゲート電極GTによってサンドイッチにされ、
外部の自然光やバックライト光が当たらなくなる。遮光
膜BMは各画素の周囲に格子状に形成され(いわゆるブ
ラックマトリクス)、この格子で1画素の有効表示領域
が仕切られている。従って、各画素の輪郭が遮光膜BM
によってはっきりとし、コントラストが向上する。つま
り、遮光膜BMはi型半導体層ASに対する遮光とブラ
ックマトリクスとの2つの機能をもつ。
【0061】透明画素電極ITO1のラビング方向の根
本側のエッジ部分(図4右下部分)も遮光膜BMによっ
て遮光されているので、上記部分にドメインが発生した
としても、ドメインが見えないので、表示特性が劣化す
ることはない。
【0062】遮光膜BMは図8に示すように周辺部にも
額縁状に形成され、そのパターンはドット状に複数の開
口を設けた図4に示すマトリクス部のパターンと連続し
て形成されている。周辺部の遮光膜BMは図8〜図11
に示すように、シール部SLの外側に延長され、パソコ
ン等の実装機に起因する反射光等の漏れ光がマトリクス
部に入り込むのを防いでいる。他方、この遮光膜BMは
基板SUB2の縁よりも約0.3〜1.0mm程内側に
留められ、基板SUB2の切断領域を避けて形成されて
いる。
【0063】《カラーフィルタFIL》カラーフィルタ
FILは画素に対向する位置に赤、緑、青の繰り返しで
ストライプ状に形成される。カラーフィルタFILは透
明画素電極ITO1の全てを覆うように大き目に形成さ
れ、遮光膜BMはカラーフィルタFILおよび透明画素
電極ITO1のエッジ部分と重なるよう透明画素電極I
TO1の周縁部より内側に形成されている。
【0064】カラーフィルタFILは次のように形成す
ることができる。まず、上部透明ガラス基板SUB2の
表面にアクリル系樹脂等の染色基材を形成し、フォトリ
ソグラフィ技術で赤色フィルタ形成領域以外の染色基材
を除去する。この後、染色基材を赤色染料で染め、固着
処理を施し、赤色フィルタRを形成する。つぎに、同様
な工程を施すことによって、緑色フィルタG、青色フィ
ルタBを順次形成する。
【0065】《保護膜PSV2》保護膜PSV2はカラ
ーフィルタFILの染料が液晶LCに漏れることを防止
するために設けられている。保護膜PSV2はたとえば
アクリル樹脂、エポキシ樹脂等の透明樹脂材料で形成さ
れている。
【0066】《共通透明画素電極ITO2》共通透明画
素電極ITO2は、下部透明ガラス基板SUB1側に画
素ごとに設けられた透明画素電極ITO1に対向し、液
晶LCの光学的な状態は各画素電極ITO1と共通透明
画素電極ITO2との間の電位差(電界)に応答して変
化する。この共通透明画素電極ITO2にはコモン電圧
Vcomが印加されるように構成されている。本実施例で
は、コモン電圧Vcomは映像信号線DLに印加される最
小レベルの駆動電圧Vdminと最大レベルの駆動電圧V
dmaxとの中間直流電位に設定されるが、映像信号駆動
回路で使用される集積回路の電源電圧を約半分に低減し
たい場合は、交流電圧を印加すれば良い。なお、共通透
明画素電極ITO2の平面形状は図8、図9を参照され
たい。
【0067】《保持容量素子Caddの構造》透明画素電
極ITO1は、薄膜トランジスタTFTと接続される端
部と反対側の端部において、隣りの走査信号線GLと重
なるように形成されている。この重ね合わせは、図6か
らも明らかなように、透明画素電極ITO1を一方の電
極PL2とし、隣りの走査信号線GLを他方の電極PL
1とする保持容量素子(静電容量素子)Caddを構成す
る。この保持容量素子Caddの誘電体膜は、薄膜トラン
ジスタTFTのゲート絶縁膜として使用される絶縁膜G
Iおよび陽極酸化膜AOFで構成されている。
【0068】保持容量素子Caddは走査信号線GLの第
2導電膜g2の幅を広げた部分に形成されている。な
お、映像信号線DLと交差する部分の第2導電膜g2は
映像信号線DLとの短絡の確率を小さくするため細くさ
れている。
【0069】保持容量素子Caddの電極PL1の段差部
において透明画素電極ITO1が断線しても、その段差
をまたがるように形成された第2導電膜d2および第3
導電膜d3で構成された島領域によってその不良は補償
される。
【0070】《ゲート端子部》図12は表示マトリクス
の走査信号線GLからその外部接続端子GTMまでの接
続構造を示す図であり、(A)は平面であり(B)は
(A)のB−B切断線における断面を示している。な
お、同図は図9下方付近に対応し、斜め配線の部分は便
宜状一直線状で表した。
【0071】AOは写真処理用のマスクパターン、言い
換えれば選択的陽極酸化のホトレジストパターンであ
る。従って、このホトレジストは陽極酸化後除去され、
図に示すパターンAOは完成品としては残らないが、ゲ
ート配線GLには断面図に示すように酸化膜AOFが選
択的に形成されるのでその軌跡が残る。平面図におい
て、ホトレジストの境界線AOを基準にして左側はレジ
ストで覆い陽極酸化をしない領域、右側はレジストから
露出され陽極酸化される領域である。陽極酸化されたA
L層g2は表面にその酸化物Al23膜AOFが形成さ
れ下方の導電部は体積が減少する。勿論、陽極酸化はそ
の導電部が残るように適切な時間、電圧などを設定して
行われる。マスクパターンAOは走査線GLに単一の直
線では交差せず、クランク状に折れ曲がって交差させて
いる。
【0072】図中AL層g2は、判り易くするためハッ
チを施してあるが、陽極化成されない領域は櫛状にパタ
ーニングされている。これは、Al層の幅が広いと表面
にホイスカが発生するので、1本1本の幅は狭くし、そ
れらを複数本並列に束ねた構成とすることにより、ホイ
スカの発生を防ぎつつ、断線の確率や導電率の犠牲を最
低限に押さえる狙いである。従って、本例では櫛の根本
に相当する部分もマスクAOに沿ってずらしている。
【0073】ゲート端子GTMは酸化珪素SIO層と接
着性が良くAl等よりも耐電触性の高いCr層g1と、
更にその表面を保護し画素電極ITO1と同レベル(同
層、同時形成)の透明導電層d1とで構成されている。
なお、ゲート絶縁膜GI上及びその側面部に形成された
導電層d2及びd3は、導電層d3やd2のエッチング
時ピンホール等が原因で導電層g2やg1が一緒にエッ
チングされないようその領域をホトレジストで覆ってい
た結果として残っているものである。又、ゲート絶縁膜
GIを乗り越えて右方向に延長されたITO層d1は同
様な対策を更に万全とさせたものである。
【0074】平面図において、ゲート絶縁膜GIはその
境界線よりも右側に、保護膜PSV1もその境界線より
も右側に形成されており、左端に位置する端子部GTM
はそれらから露出し外部回路との電気的接触ができるよ
うになっている。図では、ゲート線GLとゲート端子の
一つの対のみが示されているが、実際はこのような対が
図8に示すように上下に複数本並べられ端子群Tg(図
7、図8)が構成され、ゲート端子の左端は、製造過程
では、基板の切断領域CT1を越えて延長され配線SH
gによって短絡される。製造過程におけるこのような短
絡線SHgは陽極化成時の給電と、配向膜ORI1のラ
ビング時等の静電破壊防止に役立つ。
【0075】《ドレイン端子DTM》図13は映像信号
線DLからその外部接続端子DTMまでの接続を示す図
であり、(A)はその平面を示し、(B)は(A)のB
−B切断線における断面を示す。なお、同図は図9右上
付近に対応し、図面の向きは便宜上変えてあるが右端方
向が基板SUB1の上端部(又は下端部)に該当する。
【0076】TSTdは検査端子でありここには外部回
路は接続されないが、プローブ針等を接触できるよう配
線部より幅が広げられている。同様に、ドレイン端子D
TMも外部回路との接続ができるよう配線部より幅が広
げられている。検査端子TSTdと外部接続ドレイン端
子DTMは上下方向に千鳥状に複数交互に配列され、検
査端子TSTdは図に示すとおり基板SUB1の端部に
到達することなく終端しているが、ドレイン端子DTM
は、図9に示すように端子群Td(添字省略)を構成し
基板SUB1の切断線CT1を越えて更に延長され、製
造過程中は静電破壊防止のためその全てが互いに配線S
Hdによって短絡される。検査端子TSTdが存在する
映像信号線DLのマトリクスを挟んで反対側にはドレイ
ン接続端子が接続され、逆にドレイン接続端子DTMが
存在する映像信号線DLのマトリクスを挟んで反対側に
は検査端子が接続される。
【0077】ドレイン接続端子DTMは前述したゲート
端子GTMと同様な理由でCr層g1及びITO層d1
の2層で形成されており、ゲート絶縁膜GIを除去した
部分で映像信号線DLと接続されている。ゲート絶縁膜
GIの端部上に形成された半導体層ASはゲート絶縁膜
GIの縁をテーパ状にエッチングするためのものであ
る。端子DTM上では外部回路との接続を行うため保護
膜PSV1は勿論のこと取り除かれている。AOは前述
した陽極酸化マスクでありその境界線はマトリクス全体
を大きく囲むように形成され、図ではその境界線から左
側がマスクで覆われるが、この図で覆われない部分には
層g2が存在しないのでこのパターンは直接は関係しな
い。
【0078】マトリクス部からドレイン端子部DTMま
での引出配線は図10の(C)部にも示されるように、
ドレイン端子部DTMと同じレベルの層d1,g1のす
ぐ上に映像信号線DLと同じレベルの層d2,d3がシ
ールパターンSLの途中まで積層された構造になってい
るが、これは断線の確率を最小限に押さえ、電触し易い
Al層d3を保護膜PSV1やシールパターンSLでで
きるだけ保護する狙いである。
【0079】《表示装置全体等価回路》表示マトリクス
部の等価回路とその周辺回路の結線図を図14に示す。
同図は回路図ではあるが、実際の幾何学的配置に対応し
て描かれている。ARは複数の画素を二次元状に配列し
たマトリクス・アレイである。
【0080】図中、Xは映像信号線DLを意味し、添字
G、BおよびRがそれぞれ緑、青および赤画素に対応し
て付加されている。Yは走査信号線GLを意味し、添字
1,2,3,…,endは走査タイミングの順序に従って
付加されている。
【0081】映像信号線X(添字省略)は交互に上側
(または奇数)映像信号駆動回路He、下側(または偶
数)映像信号駆動回路Hoに接続されている。
【0082】走査信号線Y(添字省略)は垂直走査回路
Vに接続されている。
【0083】SUPは1つの電圧源から複数の分圧した
安定化された電圧源を得るための電源回路やホスト(上
位演算処理装置)からのCRT(陰極線管)用の情報を
TFT液晶表示装置用の情報に交換する回路を含む回路
である。
【0084】《保持容量素子Caddの働き》保持容量素
子Caddは、薄膜トランジスタTFTがスイッチングす
るとき、中点電位(画素電極電位)Vlcに対するゲート
電位変化ΔVgの影響を低減するように働く。この様子
を式で表すと、次のようになる。
【0085】 ΔVlc={Cgs/(Cgs+Cadd+Cpix)}×ΔVg ここで、Cgsは薄膜トランジスタTFTのゲート電極G
Tとソース電極SD1との間に形成される寄生容量、C
pixは透明画素電極ITO1(PIX)と共通透明画素
電極ITO2(COM)との間に形成される容量、ΔV
lcはΔVgによる画素電極電位の変化分を表わす。この
変化分ΔVlcは液晶LCに加わる直流成分の原因となる
が、保持容量Caddを大きくすればする程、その値を小
さくすることができる。また、保持容量素子Caddは放
電時間を長くする作用もあり、薄膜トランジスタTFT
がオフした後の映像情報を長く蓄積する。液晶LCに印
加される直流成分の低減は、液晶LCの寿命を向上し、
液晶表示画面の切り替え時に前の画像が残るいわゆる焼
き付きを低減することができる。
【0086】前述したように、ゲート電極GTはi型半
導体層ASを完全に覆うよう大きくされている分、ソー
ス電極SD1、ドレイン電極SD2とのオーバラップ面
積が増え、従って寄生容量Cgsが大きくなり、中点電位
Vlcはゲート(走査)信号Vgの影響を受け易くなると
いう逆効果が生じる。しかし、保持容量素子Caddを設
けることによりこのデメリットも解消することができ
る。
【0087】保持容量素子Caddの保持容量は、画素の
書込特性から、液晶容量Cpixに対して4〜8倍(4・C
pix<Cadd<8・Cpix)、寄生容量Cgsに対して8〜3
2倍(8・Cgs<Cadd<32・Cgs)程度の値に設定す
る。
【0088】保持容量電極線としてのみ使用される初段
の走査信号線GL(Y0)は共通透明画素電極ITO2
(Vcom)と同じ電位にする。図9の例では、初段の走
査信号線は端子GT0、引出線INT、端子DT0及び
外部配線を通じて共通電極COMに短絡される。或い
は、初段の保持容量電極線Y0は最終段の走査信号線Ye
ndに接続、Vcom以外の直流電位点(交流接地点)に接
続するかまたは垂直走査回路Vから1つ余分に走査パル
スY0を受けるように接続してもよい。
【0089】《製造方法》つぎに、上述した液晶表示装
置の基板SUB1側の製造方法について図15〜図17
を参照して説明する。なお同図において、中央の文字は
工程名の略称であり、左側は図5に示す画素部分、右側
は図12に示すゲート端子付近の断面形状でみた加工の
流れを示す。工程Dを除き工程A〜工程Iは各写真処理
に対応して区分けしたもので、各工程のいずれの断面図
も写真処理後の加工が終わりフォトレジストを除去した
段階を示している。なお、写真処理とは本説明ではフォ
トレジストの塗布からマスクを使用した選択露光を経て
それを現像するまでの一連の作業を示すものとし、繰返
しの説明は避ける。以下区分けした工程に従って、説明
する。
【0090】工程A、図15 7059ガラス(商品名)からなる下部透明ガラス基板
SUB1の両面に酸化シリコン膜SIOをディップ処理
により設けたのち、500℃、60分間のベークを行な
う。下部透明ガラス基板SUB1上に膜厚が1100Å
のクロムからなる第1導電膜g1をスパッタリングによ
り設け、写真処理後、エッチング液として硝酸第2セリ
ウムアンモニウム溶液で第1導電膜g1を選択的にエッ
チングする。それによって、ゲート端子GTM、ドレイ
ン端子DTM、ゲート端子GTMを接続する陽極酸化バ
スラインSHg、ドレイン端子DTMを短絡するバスラ
インSHd、陽極酸化バスラインSHgに接続された陽
極酸化パッド(図示せず)を形成する。
【0091】工程B、図15 膜厚が2800ÅのAl−Pd、Al−Si、Al−S
i−Ti、Al−Si−Cu等からなる第2導電膜g2
をスパッタリングにより設ける。写真処理後、リン酸と
硝酸と氷酢酸との混酸液で第2導電膜g2を選択的にエ
ッチングする。
【0092】工程C、図15 写真処理後(前述した陽極酸化マスクAO形成後)、3
%酒石酸をアンモニアによりPH6.25±0.05に調
整した溶液をエチレングリコール液で1:9に稀釈した
液からなる陽極酸化液中に基板SUB1を浸漬し、化成
電流密度が0.5mA/cm2になるように調整する(定
電流化成)。次に所定のAl23膜厚が得られるのに必
要な化成電圧125Vに達するまで陽極酸化を行う。そ
の後この状態で数10分保持することが望ましい(定電
圧化成)。これは均一なAl23膜を得る上で大事なこ
とである。それによって、導電膜g2を陽極酸化され、
走査信号線GL、ゲート電極GTおよび電極PL1上に
膜厚が1800Åの陽極酸化膜AOFが形成される。
【0093】工程D、図16 プラズマCVD装置にアンモニアガス、シランガス、窒
素ガスを導入して、膜厚が2000Åの窒化Si膜を設
け、プラズマCVD装置にシランガス、水素ガスを導入
して、膜厚が2000Åのi型非晶質Si膜を設けたの
ち、プラズマCVD装置に水素ガス、ホスフィンガスを
導入して、膜厚が300ÅのN+型非晶質Si膜を設け
る。
【0094】工程E、図16 写真処理後、ドライエッチングガスとしてSF6、CC
4を使用してN+型非晶質Si膜、i型非晶質Si膜を
選択的にエッチングすることにより、i型半導体層AS
の島を形成する。
【0095】工程F、図16 写真処理後、ドライエッチングガスとしてSF6を使用
して、窒化Si膜を選択的にエッチングする。
【0096】工程G、図17 膜厚が1400ÅのITO膜からなる第1導電膜d1を
スパッタリングにより設ける。写真処理後、エッチング
液として塩酸と硝酸との混酸液で第1導電膜d1を選択
的にエッチングすることにより、ゲート端子GTM、ド
レイン端子DTMの最上層および透明画素電極ITO1
を形成する。
【0097】工程H、図17 膜厚が600ÅのCrからなる第2導電膜d2をスパッ
タリングにより設け、さらに膜厚が4000ÅのAl−
Pd、Al−Si、Al−Si−Ti、Al−Si−C
u等からなる第3導電膜d3をスパッタリングにより設
ける。写真処理後、第3導電膜d3を工程Bと同様な液
でエッチングし、第2導電膜d2を工程Aと同様な液で
エッチングし、映像信号線DL、ソース電極SD1、ド
レイン電極SD2を形成する。つぎに、ドライエッチン
グ装置にCCl4、SF6を導入して、N+型非晶質Si
膜をエッチングすることにより、ソースとドレイン間の
+型半導体層d0を選択的に除去する。
【0098】工程I、図17 プラズマCVD装置にアンモニアガス、シランガス、窒
素ガスを導入して、膜厚が1μmの窒化Si膜を設け
る。写真処理後、ドライエッチングガスとしてSF6
使用した写真蝕刻技術で窒化Si膜を選択的にエッチン
グすることによって、保護膜PSV1を形成する。
【0099】《液晶表示モジュールの全体構成》図18
は、液晶表示モジュールMDLの各構成部品を示す分解
斜視図である。
【0100】SHDは金属板から成る枠状のシールドケ
ース(メタルフレーム)、LCWその表示窓、PNLは
液晶表示パネル、SPBは光拡散板、MFRは中間フレ
ーム、BLはバックライト、BLSはバックライト支持
体、LCAは下側ケースであり、図に示すような上下の
配置関係で各部材が積み重ねられてモジュールMDLが
組み立てられる。
【0101】モジュールMDLは、シールドケースSH
Dに設けられた爪CLとフックFKによって全体が固定
されるようになっている。
【0102】中間フレームMFRは表示窓LCWに対応
する開口が設けられるように枠状に形成され、その枠部
分には拡散板SPB、バックライト支持体BLS並びに
各種回路部品の形状や厚みに応じた凹凸や、放熱用の開
口が設けられている。
【0103】下側ケースLCAはバックライト光の反射
体も兼ねており、効率のよい反射ができるよう、蛍光管
BLに対応して反射山RMが形成されている。
【0104】《表示パネルPNLと駆動回路基板PCB
1》図19は、図7等に示した表示パネルPNLに映像
信号駆動回路He、Hoと垂直走査回路Vを接続した状
態を示す上面図である。
【0105】CHIは表示パネルPNLを駆動させる駆
動ICチップ(下側の3個は垂直走査回路側の駆動IC
チップ、左右の6個ずつは映像信号駆動回路側の駆動I
Cチップ)である。TCPは図20、図21で後述する
ように駆動用ICチップCHIがテープ・オートメイテ
ィド・ボンディング法(TAB)により実装されたテー
プキャリアパッケージ、PCB1は上記TCPやコンデ
ンサCDS等が実装された駆動回路基板で、3つに分割
されている。FGPはフレームグランドパッドであり、
シールドケースSHDに切り込んで設けられたバネ状の
破片FGが半田付けされる。FCは下側の駆動回路基板
PCB1と左側の駆動回路基板PCB1、および下側の
駆動回路基板PCB1と右側の駆動回路基板PCB1と
を電気的に接続するフラットケーブルである。フラット
ケーブルFCとしては図に示すように、複数のリード線
(りん青銅の素材にSn鍍金を施したもの)をストライ
プ状のポリエチレン層とポリビニルアルコール層とでサ
ンドイッチして支持したものを使用する。
【0106】《TCPの接続構造》図20は走査信号駆
動回路Vや映像信号駆動回路He,Hoを構成する、集
積回路チップCHIがフレキシブル配線基板に搭載され
たテープキャリアパッケージTCPの断面構造を示す図
であり、図21はそれを液晶表示パネルの、本例では映
像信号回路用端子DTMに接続した状態を示す要部断面
図である。
【0107】同図において、TTBは集積回路CHIの
入力端子・配線部であり、TTMは集積回路CHIの出
力端子・配線部であり、例えばCuから成り、それぞれ
の内側の先端部(通称インナーリード)には集積回路C
HIのボンディングパッドPADがいわゆるフェースダ
ウンボンディング法により接続される。端子TTB,T
TMの外側の先端部(通称アウターリード)はそれぞれ
半導体集積回路チップCHIの入力及び出力に対応し、
半田付け等によりCRT/TFT変換回路・電源回路S
UPに、異方性導電膜ACFによって液晶表示パネルP
NLに接続される。パッケージTCPは、その先端部が
パネルPNL側の接続端子DTMを露出した保護膜PS
V1を覆うようにパネルに接続されており、従って、外
部接続端子DTM(GTM)は保護膜PSV1かパッケ
ージTCPの少なくとも一方で覆われるので電触に対し
て強くなる。
【0108】BF1はポリイミド等からなるベースフィ
ルムであり、SRSは半田付けの際半田が余計なところ
へつかないようにマスクするためのソルダレジスト膜で
ある。シールパターンSLの外側の上下ガラス基板の隙
間は洗浄後エポキシ樹脂EPX等により保護され、パッ
ケージTCPと上側基板SUB2の間には更にシリコー
ン樹脂SILが充填され保護が多重化されている。
【0109】《駆動回路基板PCB2》中間フレームM
FRに保持・収納される液晶表示部LCDの駆動回路基
板PCB2は、図22に示すように、L字形をしてお
り、IC、コンデンサ、抵抗等の電子部品が搭載されて
いる。この駆動回路基板PCB2には、1つの電圧源か
ら複数の分圧した安定化された電圧源を得るための電源
回路や、ホスト(上位演算処理装置)からのCRT(陰
極線管)用の情報をTFT液晶表示装置用の情報に変換
する回路を含む回路SUPが搭載されている。CJは外
部と接続される図示しないコネクタが接続されるコネク
タ接続部である。駆動回路基板PCB2とインバータ回
路基板PCB3とはバックライトケーブルにより中間フ
レームMFRに設けたコネクタ穴を介して電気的に接続
される。
【0110】駆動回路基板PCB1と駆動回路基板PC
B2とは折り曲げ可能なフラットケーブルFCにより電
気的に接続されている。組立て時、駆動回路基板PCB
2は、フラットケーブルFCを180°折り曲げることに
より駆動回路基板PCB1の裏側に重ねられ、中間フレ
ームMFRの所定の凹部に嵌合される。
【0111】以上本発明を実施例に基づいて具体的に説
明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることは勿論である。例えば、上記実施例では、各種
特性検査用パターンおよび電極CTPを、1個の液晶表
示パネル当り図2に示した1箇所に設けたが、これに限
定されず、適宜の箇所に1箇所あるいは複数箇所に設け
てもよい。また、上記実施例では、2枚の上下透明ガラ
ス基板SUB1、SUB2を重ね合せた状態で各種検査
を行ったが、基板SUB2を重ね合さない基板SUB1
の状態で検査してもよい。また、検査用パターンおよび
電極CTPをもう1枚の基板SUB2に設けてもよい。
さらに、上記実施例では、アクティブ・マトリクス方式
の液晶表示装置に適用した例を示したが、単純マトリク
ス方式の液晶表示装置にも適用可能であることは言うま
でもない。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
透明絶縁基板上に各種特性検査用パターンおよび電極を
まとめて配置することにより、検査を能率よく、自動的
に行うことができるので、製造時間を短縮し、製品の品
質管理データを自動検査により定期的に入手することが
でき、製造ラインを合理化することができる。この結
果、製品の歩留りおよび品質が向上し、製造コストを低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による各種特性検査用パターンおよび電
極CTP部(図2のA部)の拡大概略図である。
【図2】2枚重ねて組み合せた切断前の透明ガラス基板
SUB1、SUB2の概略平面図である。
【図3】図2のB部(マトリクス部AR)の拡大概略図
である。
【図4】本発明が適用されるアクティブ・マトリックス
方式のカラー液晶表示装置の液晶表示部の一画素とその
周辺を示す要部平面図である。
【図5】図4の5−5切断線における1画素とその周辺
を示す断面図である。
【図6】図4の6−6切断線における付加容量素子の断
面図である。
【図7】液晶表示パネルのマトリクス周辺部の構成を説
明するための平面図である。
【図8】図7の周辺部をやや誇張し、更に具体的に説明
するためのパネル平面図である。
【図9】上下基板の電気的接続部を含む表示パネルの角
部の拡大平面図である。
【図10】マトリクスの画素部を中央に、両側にパネル
角付近と映像信号端子部付近を示す断面図である。
【図11】左側に走査信号端子、右側に外部接続端子の
無いパネル縁部分を示す断面図である。
【図12】ゲート端子GTMとゲート配線GLの接続部
近辺を示す平面と断面の図である。
【図13】ドレイン端子DTMと映像信号線DLとの接
続部付近を示す平面と断面の図である。
【図14】アクティブ・マトリックス方式のカラー液晶
表示装置のマトリクス部とその周辺を含む回路図であ
る。
【図15】基板SUB1側の工程A〜Cの製造工程を示
す画素部とゲート端子部の断面図のフローチャートであ
る。
【図16】基板SUB1側の工程D〜Fの製造工程を示
す画素部とゲート端子部の断面図のフローチャートであ
る。
【図17】基板SUB1側の工程G〜Iの製造工程を示
す画素部とゲート端子部の断面図のフローチャートであ
る。
【図18】液晶表示モジュールの分解斜視図である。
【図19】液晶表示パネルに周辺の駆動回路を実装した
状態を示す上面図である。
【図20】駆動回路を構成する集積回路チップCHIが
フレキシブル配線基板に搭載されたテープキャリアパッ
ケージTCPの断面構造を示す図である。
【図21】テープキャリアパッケージTCPを液晶表示
パネルPNLの映像信号回路用端子DTMに接続した状
態を示す要部断面図である。
【図22】周辺駆動回路基板PCB1(上面が見える)
と電源回路回路基板PCB2(下面が見える)との接続
状態を示す上面図である。
【符号の説明】
CTP…各種特性検査用パターンおよび電極、SUB
1、SUB2…液晶表示パネル作製用の下部および上部
透明ガラス基板、LN…両基板の切断前の縁、CT1…
基板SUB1の切断線、SHg、SHd…短絡線(陽極
酸化バスライン)。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶表示パネル作製用透明絶縁基板上に、
    各種特性検査用パターンおよび電極をまとめて配置した
    ことを特徴とする液晶表示パネル作製用透明絶縁基板。
  2. 【請求項2】2枚重ねて組み合せた一方の液晶表示パネ
    ル作製用透明絶縁基板上に、各種特性検査用パターンお
    よび電極をまとめて配置したことを特徴とする液晶表示
    パネル作製用透明絶縁基板。
  3. 【請求項3】前記各種特性検査用パターンおよび電極
    を、前記液晶表示パネルとなる透明絶縁基板の切断線の
    外側に配置したことを特徴とする請求項1または2記載
    の液晶表示パネル作製用透明絶縁基板。
  4. 【請求項4】前記液晶表示パネルとなる透明絶縁基板の
    切断線の外側に配置し、かつ、信号線の各端子を共通に
    短絡した短絡線と、前記各種特性検査用パターンおよび
    電極の1個または全部とを電気的に接続したことを特徴
    とする請求項1または2記載の液晶表示パネル作製用透
    明絶縁基板。
  5. 【請求項5】前記液晶表示パネルとなる透明絶縁基板の
    切断線の外側に配置した陽極酸化用配線と、前記各種特
    性検査用パターンおよび電極の1個または全部とを電気
    的に接続したことを特徴とする請求項1または2記載の
    液晶表示パネル作製用透明絶縁基板。
  6. 【請求項6】前記各種特性検査用電極の一部または全部
    を等ピッチで配置したことを特徴とする請求項1または
    2記載の液晶表示パネル作製用透明絶縁基板。
  7. 【請求項7】同種の前記特性検査用パターンおよび電極
    を複数個配置し、その特性の相違を比較可能としたこと
    を特徴とする請求項1または2記載の液晶表示パネル作
    製用透明絶縁基板。
  8. 【請求項8】液晶表示パネル作製用透明絶縁基板上に、
    各種特性検査用パターンおよび電極をまとめて配置し、
    前記各種特性を一括検査することを特徴とする液晶表示
    パネル作製用透明絶縁基板の各種特性検査方法。
  9. 【請求項9】液晶表示パネル作製用透明絶縁基板上に、
    各種特性検査用パターンおよび電極をまとめて配置し、
    前記各種特性を自動一括検査することを特徴とする液晶
    表示パネル作製用透明絶縁基板の各種特性検査方法。
  10. 【請求項10】前記検査を前記透明絶縁基板の最終製造
    工程において行うことを特徴とする請求項8または9記
    載の液晶表示パネル作製用透明絶縁基板の各種特性検査
    方法。
JP94495A 1995-01-09 1995-01-09 液晶表示パネル作製用透明絶縁基板およびその各種特性検査方法 Pending JPH08190087A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP94495A JPH08190087A (ja) 1995-01-09 1995-01-09 液晶表示パネル作製用透明絶縁基板およびその各種特性検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP94495A JPH08190087A (ja) 1995-01-09 1995-01-09 液晶表示パネル作製用透明絶縁基板およびその各種特性検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08190087A true JPH08190087A (ja) 1996-07-23

Family

ID=11487793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP94495A Pending JPH08190087A (ja) 1995-01-09 1995-01-09 液晶表示パネル作製用透明絶縁基板およびその各種特性検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08190087A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003295219A (ja) * 2002-02-26 2003-10-15 Lg Phillips Lcd Co Ltd 液晶パネル、液晶パネルの検査装置及びこれを用いた液晶表示装置の製造方法
US6836140B2 (en) 2000-10-31 2004-12-28 Sharp Kabushiki Kaisha Method for manufacturing a display device, and display device substrate
KR100455860B1 (ko) * 1997-06-26 2005-01-05 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정표시패널의탐침패드
JP2005037942A (ja) * 2003-07-14 2005-02-10 Samsung Electronics Co Ltd 下部基板用母基板、表示パネル用基板及び表示パネルの製造方法。
JP2006038988A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電子機器、および実装構造体
US7075704B2 (en) 2003-03-19 2006-07-11 Seiko Epson Corporation Test-element-provided substrate, method of manufacturing the same, substrate for electro-optical device, electro-optical device, and electronic apparatus
KR100853774B1 (ko) * 2002-06-14 2008-08-25 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치, 액정표시장치의 검사장치 및 이를 이용한액정표시장치의 제조방법
JP2012220771A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Japan Display East Co Ltd 液晶表示装置の製造方法及び液晶表示装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100455860B1 (ko) * 1997-06-26 2005-01-05 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정표시패널의탐침패드
US6836140B2 (en) 2000-10-31 2004-12-28 Sharp Kabushiki Kaisha Method for manufacturing a display device, and display device substrate
JP2003295219A (ja) * 2002-02-26 2003-10-15 Lg Phillips Lcd Co Ltd 液晶パネル、液晶パネルの検査装置及びこれを用いた液晶表示装置の製造方法
JP2006058875A (ja) * 2002-02-26 2006-03-02 Lg Phillips Lcd Co Ltd 液晶パネル、液晶パネルの検査装置及びこれを用いた液晶表示装置の製造方法
US7092067B2 (en) 2002-02-26 2006-08-15 Lg. Philips Lcd Co., Ltd. Liquid crystal panel, apparatus for inspecting the same, and method of fabricating liquid crystal display thereof
US7259802B2 (en) 2002-02-26 2007-08-21 Lg.Philips Lcd Co., Ltd. Liquid crystal panel, apparatus for inspecting the same, and method of fabricating liquid crystal display thereof
KR100853774B1 (ko) * 2002-06-14 2008-08-25 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치, 액정표시장치의 검사장치 및 이를 이용한액정표시장치의 제조방법
US7075704B2 (en) 2003-03-19 2006-07-11 Seiko Epson Corporation Test-element-provided substrate, method of manufacturing the same, substrate for electro-optical device, electro-optical device, and electronic apparatus
JP2005037942A (ja) * 2003-07-14 2005-02-10 Samsung Electronics Co Ltd 下部基板用母基板、表示パネル用基板及び表示パネルの製造方法。
JP4551146B2 (ja) * 2003-07-14 2010-09-22 三星電子株式会社 下部基板用母基板、表示パネル用基板及び表示パネルの製造方法。
JP2006038988A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電子機器、および実装構造体
JP2012220771A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Japan Display East Co Ltd 液晶表示装置の製造方法及び液晶表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0713183A (ja) 液晶表示装置
JPH07146481A (ja) 液晶表示基板
JPH06102534A (ja) 薄膜トランジスタアレイ
JP3125411B2 (ja) 液晶表示装置
JP3272848B2 (ja) 液晶表示素子
JPH08190087A (ja) 液晶表示パネル作製用透明絶縁基板およびその各種特性検査方法
JPH0794744A (ja) Misトランジスタ
JPH06250221A (ja) 液晶表示基板の製造方法
JPH06347825A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JPH06265922A (ja) 液晶表示装置
JP3311838B2 (ja) 液晶表示装置
JPH07333636A (ja) 液晶表示装置
JPH0792489A (ja) 液晶表示装置
JPH0850268A (ja) 液晶表示基板の製造方法
JPH06258667A (ja) 液晶表示装置
JPH06242465A (ja) 液晶表示基板
JPH06265919A (ja) 液晶表示装置
JPH06268218A (ja) 薄膜トランジスタの製造法
JPH06308529A (ja) 薄膜トランジスタ基板、液晶表示パネル及び液晶表示装置
JPH07239478A (ja) 半導体装置
JPH0736052A (ja) Al合金層を配線層として備える基板とその製造方法
JPH08136950A (ja) 液晶表示基板
JPH0882808A (ja) 液晶表示基板の製造方法
JPH06258666A (ja) 液晶表示装置
JPH0720464A (ja) 液晶表示装置