JPH08189801A - 静電容量型ノギス - Google Patents

静電容量型ノギス

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JPH08189801A
JPH08189801A JP7256466A JP25646695A JPH08189801A JP H08189801 A JPH08189801 A JP H08189801A JP 7256466 A JP7256466 A JP 7256466A JP 25646695 A JP25646695 A JP 25646695A JP H08189801 A JPH08189801 A JP H08189801A
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Nirusu Ingubaa Andaamo
ニルス イングバー アンダーモ
Kimu Daburiyuu Asaaton
キム ダブリュウ アサートン
Masamichi Suzuki
正道 鈴木
Koji Sasaki
康二 佐々木
Yoshiaki Shiraishi
吉昭 白石
Nobuyuki Hayashi
伸行 林
Satoshi Adachi
聡 安達
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    • GPHYSICS
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    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体および塵埃の侵入を阻止し、過酷な環境
でも装置の信頼性を保障することができる静電容量型ノ
ギスを提供する。 【解決手段】 本尺702と、この本尺に設けられ本尺
の長手方向に沿った空間部742を形成する空間部形成
部材(740,734)と、空間部内に設けられた第1
電極群710および第2電極群776と、スライダ79
0と、スライダと第2電極群とを連結る連結バー756
と、この連結バーが貫通する空間部の貫通孔748を外
部から密封する密封部材750と、電極群間の静電容量
を基に本尺に対するスライダの移動変位量を検出する電
気回路724とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電容量型ノギス
に関する。一層詳細には、どのような悪条件下でも使用
可能な防塵、防水機能を備えた静電容量型ノギスに関す
る。
【0002】
【背景技術】電子ノギスは、製造業において広く利用さ
れている。電子ノギスには、ほとんどの場合、厚みや他
の物理的要素を測定するために、容量位置変換器が使用
される。容量位置変換器は、測定軸に沿って相対変位す
る一対の基盤を含む。一対の基盤には電極が設けられて
いる。それぞれの基盤上の電極は、電極の容量関数とし
て、2つの基盤の相対変位を表示するための一般的な回
路に接続される。この回路は、インクリメンタル型、す
なわち、既知の位置からのインクリメンタル変位を表示
する回路であってもよいし、また、アブソリュート型、
すなわち、最初の相対位置が既知であるかどうかに拘ら
ず、2つの基盤間の相対位置を表示する回路であっても
よい。インクリメンタルおよびアブソリュート型位置変
換器は、USP4,420,754号およびUSP4,
879,508号に開示されている。
【0003】そこで、容量位置変換器を用いた一般的な
静電容量型ノギスの構造を図1〜図3を参照しながら説
明する。図1に示すように、ノギス10は、本尺12
と、この本尺12の長手方向に摺動自在に設けられたス
ライダ装置40とを有する。本尺12には、その表面長
手方向に沿って測定スケール16が設けられているとと
もに、一端に測定ジョー26,28が設けられている。
測定スケール16は、図2に示すように、本尺12の凹
部14内に収納配置された長尺基盤20を含む。基盤2
0には第1電極群22が形成され、その第1電極群22
が絶縁保護カバー24で覆われている。
【0004】前記スライダ装置40は、図2に示すよう
に、前記本尺12の裏面側にその長手方向へ摺動自在に
設けられたスライダ49と、前記本尺12の表面側から
前記スライダ49に取り付けられた取付装置70とを含
む。前記スライダ49は、調整ねじ44によって位置調
整される圧力バー43を介して前記本尺12に摺動自在
に支持されているとともに、一端に前記本尺12の測定
ジョー26,28とともに被測定物に当接される測定ジ
ョー46,48が、表面にデプスバー50がそれぞれ取
り付けられている。
【0005】前記取付装置70は、プリント回路基盤か
らなる基盤76と、この基盤76の表面を覆うカバー9
0と、このカバー90と基盤76との間に挿入された弾
性密封体96とから構成されている。カバー90は、ス
イッチ65,67と表示器63とを備える。基盤76
は、その裏面に第2電極群80を、表面に測定表示回路
82をそれぞれ備える。測定表示回路82は、第2電極
群80に接続され、その第2電極群80に信号を送信す
る。その信号は、第1電極群22から第2電極群80へ
戻って、その後、測定表示回路82で受信されるので、
第1電極群22と第2電極群80とが容量的に接続され
ている。これにより、第1および第2電極群22,80
が相対移動すると、その相対移動量が第1電極群22と
第2電極群80との間の静電容量の変化として検出され
た後、表示器63にデジタル表示される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したノギスの構造
では、図3に示すように、第1電極群22を覆う絶縁保
護カバー24と第2電極群80を覆う絶縁コーティング
84との間には、エアーギャップ98が形成されてい
る。このエアーギャップ98は、この種のノギスが機械
工場や他の比較的汚い環境下で使用されるとき、冷却水
または切削油のような液体やそれに含まれる塵埃などが
侵入するという大きな問題を有している。
【0007】このような塵埃は、空気の誘電率より比較
的大きな誘電率を有する。エアーギャップ98内に塵埃
が存在する場合、第1、第2電極群22,80が塵埃の
ない状態で正確に相対変位する場合より、電極パターン
にしばしば悪影響を及ぼす。このような環境下では、ノ
ギスの精密測定は期待できない。また、塵埃が抵抗とな
る場合、第1、第2電極群22,80のうちのいずれか
一方側から送られる方形波信号は、エアーギャップ98
を挟んで対向するいずれか他方側によって受信されるこ
とにより、その振幅が急激に減少する。方形波信号の減
衰率は電極群22,80間の静電容量の時定数とエアー
ギャップ98内における塵埃の抵抗との関数となる。比
較的低い塵埃抵抗、たとえば、伝導流体または金属塵埃
の存在下では時定数は非常に短くなり、そのため、測定
表示回路82によって検出される方形波は極めて急激に
減衰する。
【0008】第1、第2電極群22,80間におけるエ
アーギャップ98内の塵埃の問題は確認されている。基
盤76と測定スケール16との間で、エアーギャップ9
8内の塵埃を除去する試みが、今までになされてきてい
る。また、エアーギャップ98のサイズを小さくするこ
とにより、この問題を解決する試みがなされているが、
これは、理論的にエアーギャップ98内に存在する塵埃
の量を減らすことである。第2電極群80に薄膜誘電コ
ーティングを施し、その上を第1電極群22が摺動する
ことによって塵埃問題を小さくする試みがあるが、これ
はエアーギャップ98を完全に除去する試みである。
【0009】これらの解決策は、一般的なノギス形状に
おいては、塵埃が常にエアーギャップ98内に存在する
ので、所望の信頼性が得られない。エアーギャップ98
への開口部のサイズおよび摺動性は、摺動密封のため、
塵埃をエアーギャップ98の外に保持することを不可能
にする。つまり、塵埃がエアーギャップ98内に入らな
いようにすることを不可能にする。微小塵埃はエアーギ
ャップ98内で力を及ぼし、それによってエアーギャッ
プ98の隙間を広げて、より厚みのある塵埃層によって
測定に影響を及ぼすようになるか、さらに、ほかのケー
スでは、微小塵埃はエアーギャップ98内でくさびの働
きをして、第2電極群80とスケール16間で許容不可
能な抵抗または摩耗を引き起こす。
【0010】また、液体および微小塵埃から装置を保護
する1つの試みとしては、外部環境から装置を組み立て
る時に高精度に密封することが考えられる。しかしなが
ら、一方の電極群を含むスケールは他方の電極群を含む
スケールの表面に沿って摺動しなければならないので、
静電容量型を使用しているノギスでは、エアーギャップ
を密封することは実質的に考えられない。そのため、両
電極群によって構成されるエアーギャップは本質的に外
部環境と接触することになり、液体や塵埃などの侵入を
許容する結果となっていた。
【0011】本発明の目的は、液体および塵埃の侵入を
阻止し、過酷な環境でも装置の信頼性を保障することが
できる静電容量型ノギスを提供することにある。また、
本発明の他の目的は、外部環境の塵埃などから保護する
のに必要な数々の特徴を有するにもかかわらず、本質的
にノギスの一般的な形状、作用、そして検知を維持する
ことが可能な静電容量型ノギスを提供することにある。
また、本発明のさらに他の目的は、塵埃などの存在下で
もそれに影響されることがないとともに、経済的で、し
かも、普通の使用状態で測定精度を低下させることのな
い静電容量型ノギスを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の静電容量型ノギ
スは、被測定物の内側寸法または外側寸法を測定する静
電容量型ノギスであって、一端に測定ジョーを有する長
尺な本尺と、この本尺に設けられその本尺の長手方向に
沿った空間部を形成する空間部形成部材と、前記空間部
内に設けられ本尺の長手方向に沿ってパターンが形成さ
れた第1電極群と、前記空間部内において前記第1電極
群の長手方向に沿って移動可能に設けられた第2電極群
と、前記本尺の測定ジョーとともに被測定物に当接され
る測定ジョーを有し、前記本尺の長手方向へ移動可能に
設けられたスライダと、このスライダと前記第2電極群
とを連結しスライダの移動に伴って第2電極群を第1電
極群の長手方向に沿って移動させる連結手段と、この連
結手段によって前記スライダと前記第2電極群とが連結
されている状態において前記空間部内を外部から密封す
る密封手段と、前記電極群のうちの1つに接続されそれ
ら電極群間の静電容量を基に本尺に対するスライダの移
動変位量を検出する電気回路とを備えたことを特徴とす
る。
【0013】このような構成によれば、第1電極群およ
び第2電極群は、空間部形成部材によって形成された空
間部内に収納され、第2電極群は連結手段を介してスラ
イダに連結されているとともに、密封手段によって空間
部内が外部から密封されているから、外部から空間部内
への液体および塵埃の侵入を阻止することができる。よ
って、過酷な環境でも装置の信頼性を保障することがで
きる。
【0014】また、上記構成の静電容量型ノギスにおい
て、前記連結手段は、前記本尺の空間部内外を貫通しか
つ本尺の長手方向と平行に設けられた連結バーを含み、
この連結バーは、前記空間部内に位置する端部が前記第
2電極群に接続され、前記空間部外に位置する端部が前
記スライダに接続されていることを特徴とする.このよ
うな構成によれば、第2電極群とスライダとを連結する
連結手段が、本尺の長手方向と平行な連結バーを含み構
成されているから、本質的なノギスの一般的な形状、作
用、そして検知を維持することが可能である。
【0015】また、連結手段を連結バーを含んで構成し
た静電容量型ノギスにおいて、前記連結バーは前記本尺
の端部から突出可能なデプスバーとされ、前記スライダ
には、前記デプスバーの突出端部よりも離れた部分を固
定する一対のリンケージバーが設けられていることを特
徴とする。このような構成によれば、穴の深さ測定用の
デプスバーを連結バーとして利用することができるの
で、構造を簡単に、かつ、安価にできる。
【0016】また、連結手段を連結バーを含んで構成し
た静電容量型ノギスにおいて、前記連結バーの前記空間
部外に位置する端部は、前記スライダに板ばねを介して
連結されていることを特徴とする。このような構成によ
れば、連結バーの曲げなどを板ばねによって吸収するこ
とができるため、第2電極群を第1電極群の長手方向に
沿って高精度に移動させることができる。
【0017】また、連結手段を含む静電容量型ノギスに
おいて、前記連結手段は、前記本尺の空間部内を貫通し
て両端が空間部外に突出されかつ本尺の長手方向と平行
に設けられた連結バーを含み、この連結バーは、前記空
間部内に位置する中間部が前記第2電極群に接続され、
前記空間部外に突出した一端部が前記スライダに接続さ
れていることを特徴とする。このような構成によれば、
空間部外に突出した連結バーの他端部をワークの穴に挿
入することにより、穴の深さ寸法を測定することがてき
るので、連結バーを穴の深さ測定用のデプスバーとして
も利用することができる。よって、より実用性を高める
ことができる。
【0018】また、連結手段を、両端が空間部外に突出
された連結バーを含んで構成した静電容量型ノギスにお
いて、前記連結バーの前記空間部外に突出した一端部
は、前記スライダに軸方向にのみ剛性を有する屈曲部材
を介して連結されていることを特徴とする。このような
構成によっても、連結バーの曲げなどを屈曲部材によっ
て吸収することができるため、第2電極群を第1電極群
の長手方向に沿って高精度に移動させることができる。
【0019】また、上記各構成の静電容量型ノギスにお
いて、前記密封手段は、前記連結バーが貫通する空間部
の貫通孔に取り付けられた密封部材を含むことを特徴と
する。このような構成によれば、連結バーを摺動を確保
しつつ、空間部内を外部からより確実に密封することが
できるから、外部から空間部内への液体および塵埃の侵
入をより確実に阻止することができる。よって、過酷な
環境でも装置の信頼性を向上させることができる。
【0020】また、上記各構成の静電容量型ノギスにお
いて、前記空間部には、外部と連通する連通孔が形成さ
れ、この連通孔には液体の流通を阻止しかつ空気の流通
を許容する通気部材が設けられていることを特徴とす
る。このような構成によれば、スライダの移動によって
第2電極群が空間部内で第1電極群の長手方向に沿って
移動すると、連結バーが空間部内を出入りすることにな
るため、空間部内の空気圧が上昇または減少する。この
とき、空間部内の空気は連通孔を通じて外部に流出し、
または、外部から空気が流入するため、空間部内の空気
圧を一定に保ことができる。よって、空間部内の圧力変
動による測定精度の低下を防止することができる。しか
も、連通孔には、液体の流通を阻止しかつ空気の流通を
許容する通気部材が設けられているから、上記機能を維
持しつつ、冷却液や切削液などの液体の空間部内への侵
入を確実に防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。 〔第1の実施の形態〕第1の実施の形態を図4〜図8に
示す。図4は第1の実施の形態にかかる静電容量型ノギ
スを示す斜視図、図5はその分解斜視図、図6は同上実
施の形態において囲繞空間部を形成する空間囲繞部材を
表面(上)から見た斜視図(A)および裏面(下)から
見た斜視図(B)、図7は同上実施の形態にかかる静電
容量型ノギスの組立状態を裏面(下)から見た斜視図、
図8は同上実施の形態におけるリンケージバーおよびデ
プスバーの断面図である。
【0022】本実施の形態にかかる静電容量型ノギス1
00の主要構成要素は、図4に示すように、本尺102
と、電気装置124と、空間囲繞部材140と、スライ
ダ装置188とを含む。前記本尺102には、その一端
に測定ジョー220,226が一体形成されているとと
もに、上面に前記電気装置124が固定されている。電
気装置124は、密封された表示窓126、スイッチ1
28、プリントされた回路基盤や表示電極(図示せず)
などを含み、これらがハウジング134内に収納されて
いる。ハウジング134は、内部にバッテリやソーラセ
ルなどの電源(図示せず)を有し、かつ、本尺102に
一般的な固着手段または接着などにより固定されてい
る。
【0023】前記空間囲繞部材140は、前記本尺12
の裏面側に収納配置され(そのため、図4では囲繞部材
140の端部のみが示されている)、かつ、内部に空間
部(図示せず)を有する。前記スライダ装置188は、
本尺102に沿って摺動するスライダ190を含む。ス
ライダ190には、前記測定ジョー220,226とと
もに被測定物に当接される測定ジョー222,228が
設けられているとともに、一対のリンケージバー20
0,202が設けられている。リンケージバー200,
202の先端部には、穴測定用のデプスバー156の調
整部212を挟持、固定する取付部210が形成されて
いる。
【0024】図4に示されるノギス100の内部構造は
図5に示されている。前記本尺102の裏面には、凹部
104がその本尺102の長手方向に沿って形成され、
その凹部104内に測定スケール106が固着されてい
る。測定スケール106には、その裏面に第1電極群1
10が本尺102の長手方向に沿ってパターン形成され
ているとともに、表面一端に回路端子111が形成され
ている。回路端子111には、弾性コネクタ120が接
続される。電気装置124が本尺102の表面に設けら
れるとき、弾性コネクタ120は、本尺102の一端、
すなわち、電気装置124から下方に突出する回路コネ
クタパッド(図示せず)と対応する位置に設けられる孔
部122に嵌合される。
【0025】前記空間囲繞部材140には凹状の空間部
142が形成され、この空間部142は、本尺102の
裏面側の凹部104で密封されるので、これにより、本
尺102の長手方向に沿いかつ密封された囲繞空間部1
42が形成される。囲繞部材140は、空間部142が
防水加工され、外部から完全に独立して、本尺102の
裏面に接着固定されることが好適である。ほかには、一
般的な小型ファスナ(図示せず)およびガスケット15
3、もしくは、密封剤(図示せず)によって本尺102
に固定することもできる。
【0026】また、囲繞部材140(図6参照)には、
長尺な内部溝146と貫通孔148とが設けられ、この
貫通孔148は本尺102の裏面側で内部溝146の端
部に連通位置されている。貫通孔148には、一般的な
低摩擦の小型接触密封部材150が内装されている。こ
の小型接触密封部材150は円筒形状で、デプスバー1
56の外径と同一径なので、密封部材150とデプスバ
ー156との間は低摩擦防水、防塵構造とされている。
デプスバー156は、密封部材150に挿通されるとと
もに、内部溝146内において摺動可能に設けられてい
る。空間部142内のデプスバー156は、一方向(軸
方向)にのみ剛性を有する弾性部材172を介して接続
ブロック182に接続されている。接続ブロック182
は基盤170に取り付けられており、たとえば、ねじ1
73による螺合、または、接着によって固定されてい
る。プリント回路基盤によって形成される基盤170に
は、その表面に基盤170の長手方向に沿って1つのパ
ターンで延設される第2電極群176が設けられてい
る。基盤170上の第2電極群176は、基盤108の
長手方向に沿った基盤170の位置が表示される一般的
な検出方法のもと、基盤108上の第1電極群110と
相互作用を及ぼす。
【0027】また、前記基盤170は、接触密封部材1
50を通ってその軸方向に変位するデプスバー156に
よって、空間部142の外側から作動されてもよい。電
極群110,176のどちらか一方もしくは両方は、電
気絶縁体、低摩擦、摺動耐摩耗表面を構成する金属薄膜
層(図示せず)をコーティングすることもできる。
【0028】また、弾性部材172は、短尺直線形状と
されている。この弾性部材172は、2つの機能をも
つ。第1に、弾性部材172は軸方向に剛性を維持し、
他の方向に対しては屈曲自在であるので、測定スケール
106の長手方向に沿って基盤170を高精度に作動で
きる。第2に、弾性部材172はデプスバー156の曲
げを吸収できるので、空間部142と基盤170に高い
圧力が加わることがない。プリロードスプリング184
は基盤170に接着され、その後、空間部142の表面
に圧力を加えて組み立てられる。また、このスプリング
184は測定スケール106に沿って摺動する基盤17
0を弾性的に押圧する。
【0029】基盤170の端部は空間部142側の表面
に接触摺動する。基盤170の上面は測定スケール10
6の下面によってガイドされ、また、基盤170の下面
は空間部142によってガイドされる。このように、基
盤170は、両電極群110,176が測定スケール1
06に沿って変位する基盤170として、真直性を有し
て維持される2つの軸によって、その支持が保障されて
いる。弾性部材172は、デプスバー156の一端部の
軸孔に嵌挿または接着されてもよく、同様に、接続ブロ
ック182の孔部に嵌挿または接着されてもよい。接続
ブロック182もまた摺動軸受部を有し、このブロック
182は弾性部材172、プリロードスプリング184
のばね圧力作用下、または、デプスバー156の曲げに
よって伝達された作用によって、内部溝146の表面と
は反対側に押圧される。
【0030】前記スライダ装置188はスライダ190
を含む。このスライダ190は、ノギス100の高精度
測定のため、そのガイドエッジ192が本尺102の一
端側に当接しながら本尺102に沿って摺動される。ガ
イドエッジ192と本尺102の他端側との間には圧力
バー243が挿入され、その圧力バー243の位置が調
整ねじ241で調整されている。スライダ190には、
囲繞部材140を被嵌する隙間が形成されているととも
に、囲繞部材140に沿ってリンケージバー200,2
02が設けられている。このリンケージバー200,2
02は、囲繞部材140の外部壁と当接せず、かつ、ノ
ギス移動中でも囲繞部材140の外部壁にできる限り近
接されることが好ましい。
【0031】一対のリンケージバー200,202は、
デプスバー156の使用に際してできる限り隣接される
が好ましく、このリンケージバー200,202は可能
な限り最小内径に位置されるので、デプスバー156の
端部214から調整部212までの長さより深くされて
いる狭い穴測定においてもノギス100の実用性を向上
させることができる。
【0032】デプスバー156の中心軸は,図8に示す
ように、リンケージバー200,202の複合交差部の
中心軸と一致するところに位置されることが好ましい。
本実施の形態において、リンケージバー200,202
の複合交差部は、2つの主要中心軸で左右対照とされて
おり、また、デプスバー156の交差部は円なので、デ
プスバー156の中心は、リンケージバー200,20
2間の真ん中となる平面251とそれぞれのリンケージ
バー200,202の中心と一致する平面252との交
点と一致するところに位置される。この形状は、リンケ
ージバー200,202の中心とデプスバー156とが
どのような方向を示そうとも、その測定には全く無関係
となるノギス100の正確さを保障する。もし、デプス
バー156がリンケージバー200,202の複合中心
軸と一致しなければ、リンケージバー200,202の
中心とデプスバー156は実質的にスライダ190の変
位と無関係なデプスバー156の1つの軸エラーといっ
たような測定誤差の原因となる。これらの技術思想にお
いては、デプスバー156とリンケージバー200,2
02の中心軸が一致しないときに起こる測定誤差は明ら
かであり、軸エラーの影響、たとえば、上述した影響は
「アッベ誤差」として、より容易に検出することができ
る。
【0033】止端部材230は、スライダ190の移動
中に本尺102の端部からスライダ190が不注意に脱
落するのを防止するためのもので、本尺102の端部2
16近くに固定されている。また、この止端部材230
は、デプスバー156とリンケージバー200,202
との真直性を向上させており、さらに、この本尺102
に対して空間囲繞部材140を規制することにより、不
慮の損傷からこれらの部品を保護している。
【0034】第1の実施の形態によれば、第1電極群1
10および第2電極群176を空間部142内に収納
し、第2電極群176を空間部142の内外を貫通する
デプスバー156を介してスライダ190に連結し、そ
のデプスバー156が貫通する空間部142の貫通孔1
48には密封部材150を設けているから、つまり、空
間部142内が外部から密封されているから、外部から
空間部142内への液体および塵埃の侵入を阻止するこ
とができる。よって、過酷な環境でも装置の信頼性を保
障することができる。しかも、スライダ190を移動さ
せても、密封部材150がデプスバー156の摺動を維
持しつつ、空間部142内を密封しているから、スライ
ダ190の移動操作時でも空間部142内への液体およ
び塵埃の侵入を阻止することができる。また、穴の深さ
測定用のデプスバー156を利用するとともに、スライ
ダ190にデプスバー156の突出端部より離れた調整
部212を固定する一対のリンケージバー200,20
2を設け、これにより、第2電極群176とスライダ1
90とを連結してあるから、構造を簡単に、かつ、安価
にできる。しかも、このような構成であれば、本質的な
ノギスの一般的な形状、作用、そして検知を維持するこ
とが可能である。
【0035】〔第2の実施の形態〕第2の実施の形態を
図9〜図11に示す。本実施の形態にかかるノギス60
0は、一般的な形状の本尺602を含み、この本尺60
2の長手方向略半分に長尺な凹部605が、残りの部分
に長尺な溝698がそれぞれ長手方向に沿って形成され
ている。凹部605の端部と溝698の端部との間の壁
には貫通孔609が形成されている。貫通孔609の内
径は連結バー656を嵌挿するのに十分な大きさに形成
されている。前記溝698の幅はアンカーピン696を
収納するのに十分な隙間とされている。また、溝698
の長さと位置は、ノギス600のゼロ位置でそれぞれの
測定ジョー622,620、627,626とが当接
し、かつ、アンカーピン696がノギス600の測定範
囲と一致する範囲に亘って移動できるように設定されて
いる。
【0036】測定スケール606は、絶縁基盤608に
形成され、絶縁基盤608の裏面に沿って1つのパター
ンで第1電極群610が延設されているとともに、上面
一端に回路端子611が形成されている。回路端子61
1には、弾性コネクタ621が接続される。弾性コネク
タ621は、回路端子611と電気装置624の一部で
ある両面回路基盤630から下方に突出した回路コネク
ターパッド(図示せず)との間において圧力をかけて位
置され、測定スケール606がハウジング634の裏面
側に圧着されると、電気的な接続はすべて完了するよう
になっている。
【0037】プリント回路基盤によって形成される基盤
670は、その表面長手方向に沿って1つのパターンに
よって延設された第2電極群676を含む。基盤670
上の第2電極群676と基盤608上の第1電極群61
0とが相対変位することにより、基盤608に沿った基
盤670の位置が一般的な方法によって表示される。基
盤670は、連結バー656の変位によって空間部64
2の外側から作動される。
【0038】電極群610,676のどちらか一方もし
くは両方は、電気絶縁体、低摩擦、摺動耐摩耗表面を構
成する金属薄膜層(図示せず)をコーティングすること
もできる。電気装置624は、ハウジング634内に収
納された密封LCD表示窓629と、密封スイッチ62
8と、一般的な変換器信号を出力する表示回路を形成し
たプリント回路基盤630とを含む一般的な電気表示装
置である。これらは、ハウジング634内に設けられた
バッテリまたはソーラセル(図示せず)によって駆動さ
れる。
【0039】長尺な空間囲繞部材640には、図に示す
ように、長手方向のほとんどに凹状の空間部642が形
成されている。空間部642の幅と長さは、基盤670
が収納できる幅で、かつ、基盤670が長手方向に移動
できる長さに選択されている。また、空間部642の深
さは、基盤670と、この基盤670に取り付けられそ
の基盤670を測定スケール606に付勢するプリロー
ドスプリング684とを収納できる深さに設定されてい
る。さらに、空間囲繞部材640には、長尺な内部溝6
46と、この溝646の両端部に位置された貫通孔64
8,649とが設けられている。貫通孔648,649
には、低摩擦で小型の接触密封部材650,651が内
装されている。接触密封部材650,651は、円筒形
状とされ、連結バー656の外径と同径とされているの
で、接触密封部材650,651と連結バー656との
間は低摩擦防水、防塵構造とされている。
【0040】接続ブロック682には、軸方向にのみ剛
性がある屈曲可能な一方向剛性カップリング683を介
してプリロードスプリング684が取り付けられてい
る。このカップリング683は、2つの好適な機能を有
する。第1に、カップリング683は、軸方向のみ剛性
を有して他の方向には屈曲するので、基盤670(プリ
ロードスプリング684によって固定されている)を測
定スケール606の長手方向に沿って高精度で変位させ
ることができる。第2に、カップリング683は、高い
圧力を加えることなく連結バー656,空間部642、
内部溝646、基盤670の撓みを吸収することができ
る。カップリング683は、一般的な手段によってプリ
ロードスプリング684と接続ブロック682との両方
を抵抗溶接等により固着する。プリロードスプリング6
84は、接続ブロック682と反対側の端部で、上方の
基盤670に接着固定され、その後、空間部642の表
面647に圧力をかけて組み立てられる。このスプリン
グ684は、基盤670を基盤608の裏面に弾性的に
支持する。
【0041】組立作業中、接続ブロック682(および
その調整部品、カップリング683、プリロードスプリ
ング684、基盤670)は、図10および図11で示
されるように位置され、カップリングブロック貫通孔6
85は内部溝646の中心に位置される。連結バー65
6は、密封部材650、接続ブロック682の貫通孔6
85、密封部材651を通って外部に挿通されている。
従って、連結バー656は、内部溝646の長手方向に
沿って摺動できる。そのとき、内部溝646において、
連結バー656の接続位置617が接続ブロック682
の貫通孔685に一般的な接着手段によって接着固定さ
れる。
【0042】空間囲繞部材640の裏面には、凹部60
5内に収納され貫通孔648,649を除き完全に内部
溝646を覆う溝外部壁644が形成されている。溝外
部壁644は、好適には実用的な細さとされ、この細さ
は、一般的な成型プラスチックによって構成される空間
囲繞部材640の強度および製作方法によって決定され
る。溝外部壁644の長さは、長尺な凹部605の両端
部間の長さに一致し、空間囲繞部材640の部分645
まで延長されていない。従って、連結バー656、屈曲
部材672、アンカーピン696は、空間囲繞部材64
0の部分645の裏面の下方で、かつ、溝698内で干
渉することなく自由に変位することができる。屈曲部材
672は、軸方向に剛性を有する一方向剛性部材で、連
結バー656の端部軸孔に挿入接着され、また、アンカ
ーピン696の孔部に挿入接着される。なお、これらの
接着のほかに、ねじ止め固定することもできる。
【0043】屈曲部材672は、普通の直線形状に形成
されている。屈曲部材672は、2つの機能を有する。
第1に、屈曲部材672は、軸方向のみ剛性を有して他
の方向には屈曲するので、基盤670(プリロードスプ
リング684によって固定されている)を測定スケール
606の長手方向に沿って高精度で変位させることがで
きる。第2に、屈曲部材672は、高い圧力を加えるこ
となく連結バー656、空間部642、内部溝646、
基盤670の撓みを吸収することができる。
【0044】スライダ装置688は、スライダ690を
含み、このスライダ690は、本尺602の一端部側に
位置し、そのガイドエッジ692が当接する本尺602
に沿って摺動する。ガイドエッジ692と本尺602の
他端側との間には圧力バー643が挿入され、その圧力
バー643の位置が調整ねじ641で調整されている。
スライダ690にはアンカーピン孔695が設けられ、
このアンカーピン孔695にアンカーピン696が嵌合
される。従って、スライダ装置688が本尺602に取
り付けられ、また、アンカーピン696がアンカーピン
孔695に嵌合されることにより、機械的な連結固定が
完了する。
【0045】また、ハウジング634の下面が空間囲繞
部材640の上面で密封されることにより、密封された
囲繞空間部642が形成される。空間囲繞部材640は
ハウジング634によって保護される。たとえば、囲繞
空間部642は、ガスケット653もしくは密封剤(図
示せず)などによって、その周囲が完全に密封され独立
されるような構造によって保護される。空間囲繞部材6
40は、一列に配列された複数の貫通孔群607a,6
07b,607cおよびハウジング634の下面に設け
られたねじ孔(図示せず)を除く一般的な小型ファスナ
(図示せず)によってハウジング634に取り付けるこ
ともできる。空間囲繞部材640は、本尺102に接着
剤により接着することもできる。
【0046】このような構成において、測定ジョー62
0,622または測定ジョー626,627が開いてい
るときは、連結バー656の部位658は密封部材65
1から突出している。また、測定ジョー620,622
または測定ジョー626,627が当接し、連結バー6
56の端部614が本尺602の端部616内に収納さ
れると、ゼロとなるように設定される。本尺602の端
部616がワークに当接し、連結バー656がワークの
穴に挿入されることにより、その穴の深さがノギス60
0によって測定される。このように、本実施の形態にか
かるノギス600においては、連結バー656は一般的
なノギスのデプスバーと全く同じ機能を有する部位65
8を含む。
【0047】第2の実施の形態によれば、第1の実施の
形態で述べた効果のほかに、連結バー656の端部とス
ライダ690とを屈曲部材672を介して連結している
から、連結バー656の曲げなどを屈曲部材672によ
って吸収することができるため、第2電極群676を第
1電極群610の長手方向に沿って高精度に移動させる
ことができる。しかも、これらの連結も、アンカーピン
696をスライダ690に設けられたアンカーピン孔6
93に嵌合すればよいので、組立も容易である。また、
空間部642外に突出した連結バー656の端部614
をワークの穴に挿入することにより、穴の深さ寸法を測
定することがてきるので、連結バー656を穴の深さ測
定用のデプスバーとしても利用することができる。よっ
て、より実用性を高めることができる。
【0048】〔第3の実施の形態〕第3の実施の形態を
図12〜図14に示す。本実施の形態にかかるノギス7
00は、一般的な形状の本尺702を含み、この本尺7
02には、その一端に測定ジョー720,726が一体
形成されているとともに、表面側長手方向全長に亘って
凹部704が形成されている。測定スケール706は、
絶縁基盤708に形成され、絶縁基盤708の裏面側に
沿って1つのパターンで第1電極群710が延設されて
いるとともに、表面一端に回路端子711が形成されて
いる。回路端子711には、弾性コネクタ721が接続
される。弾性コネクタ712は、回路端子711と電気
装置724の一部である両面回路基盤730から下方に
突出した回路コネクターパッド(図示せず)との間にお
いて圧力をかけて位置され、測定スケール706がハウ
ジング734の裏面側に圧着されると、電気的な接続は
すべて完了するようになっている。
【0049】プリント回路基盤によって形成される基盤
770は、その表面長手方向に沿って1つのパターンに
よって延設された第2電極群776を含む。基盤770
上の第2電極群776と基盤708上の第1電極群71
0が相対変位することにより、基盤708に沿った基盤
770の位置が一般的な方法によって表示される。電気
装置724は、ハウジング734内に収納された密封L
CD表示窓729と、スイッチ728と、一般的な変換
器信号を出力する表示回路を形成したプリント回路基盤
730とを含む一般的な電気表示装置である。これら
は、ハウジング734内に設けられたバッテリまたはソ
ーラセル(図示せず)によって駆動される。
【0050】長尺な空間囲繞部材740には、図に示す
ように、長手方向のほとんどに凹状の空間部742が形
成されている。空間部742の幅と長さは、基盤770
が収納できる幅で、かつ、基盤770が長手方向に移動
できる長さに選択されている。また、空間部742の深
さは、基盤770と、この基盤770に取り付けられそ
の基盤770を基盤708に付勢するプリロードスプリ
ング784とを収納できる深さに設定されている。さら
に、空間囲繞部材740の空間部742には、長尺な内
部溝746と、この溝746の一端(内端)に位置され
た貫通孔748とが設けられている。貫通孔748に
は、低摩擦で小型の接触密封部材750が内装されてい
る。接触密封部材750は、円筒形状とされ、連結バー
756の外径と同径とされているので、接触密封部材7
50と連結バー756との間は低摩擦防水、防塵構造と
されている。なお、空間囲繞部材740の下面には、凹
部704内に収納され貫通孔748を除き完全に内部溝
746を覆う溝外部壁744が形成されている。また、
この空間囲繞部材740と前記ハウジング734とは、
切削油や潤滑油などの油に対して耐久性を有するガラス
繊維入り合成樹脂により形成されている。
【0051】空間囲繞部材740の内部溝746内に
は、接続ブロック782が移動自在に設けられている。
接続ブロック782には、プリロードスプリング784
および基盤770が取り付けられているとともに、連結
バー756の先端が固定されている。すなわち、連結バ
ー756は、空間囲繞部材740の裏面側より密封部材
750を通って内部溝746内に挿入された後、接続ブ
ロック782に固定されている。連結バー756の反対
側の端部は、板ばね772を介してスライダ790に取
り付けられている。板ばね772は、2つの機能を有す
る。第1に、板ばね772は、軸方向のみ剛性を有して
板厚方向には屈曲するので、基盤770を測定スケール
706の長手方向に沿って高精度で変位させることがで
きる。第2に、板ばね772は、高い圧力を加えること
なく連結バー756、空間部742、内部溝746、基
盤770の撓みを吸収することができる。
【0052】スライダ790は、前記本尺702の測定
ジョー720,726とともに被測定物に当接される測
定ジョー722,727を有し、ガイドエッジ792が
当接する本尺702に沿って摺動する。ガイドエッジ7
92と本尺702の他端側との間には圧力バー743が
挿入され、その圧力バー743の位置が調整ねじ741
で調整されている。従って、スライダ装置788が本尺
702に取り付けられ、また、板ばね772がスライダ
790に取り付けられることにより、機械的な連結固定
が完了する。
【0053】このようにして、組み立てられると、ハウ
ジング734の裏面が空間囲繞部材740の上面で密封
されることにより、密封された囲繞空間部742が形成
される。囲繞空間部742は、前述した各実施の形態で
述べたように、ガスケットもしくは密封剤(図示せず)
などによって、その周囲が完全に密封され独立されるよ
うな構造によって保護することができる。また、囲繞空
間部742には、図14に示すように、外部と連通する
連通孔797が形成されているとともに、その連通孔7
97には液体の流通を阻止しかつ空気の流通を許容する
通気部材798が設けられている。
【0054】第3の実施の形態によれば、第1の実施形
態で述べた効果のほかに、連結バー756の端部を板ば
ね772を介してスライダ790に連結してあるから、
連結バー756の曲げなどを板ばね772によって吸収
することができるため、第2電極群776を第1電極群
710の長手方向に沿って高精度に移動させることがで
きる。また、囲繞空間部742には外部と連通する連通
孔797を形成し、その連通孔797には液体の流通を
阻止しかつ空気の流通を許容する通気部材798を設け
ているから、測定精度の低下を防止することができる。
つまり、スライダ790の移動によって第2電極群77
6を有する基盤770が空間部742内で第1電極群7
10を有する測定スケール706の長手方向に沿って移
動すると、連結バー756が空間部742内を出入りす
ることになるため、空間部742内の空気圧が上昇また
は減少する。このとき、空間部742内の空気は連通孔
797を通じて外部に流れ、または、外部から空気が流
入するため、空間部742内の空気圧を一定に保ことが
できる。そのため、空間部742内の圧力変動による測
定精度の低下を防止することができる。しかも、連通孔
797には、液体の流通を阻止しかつ空気の流通を許容
する通気部材798が設けられているから、上記機能を
維持しつつ、冷却液や切削液などの液体の空間部742
内への侵入を確実さに防止することができる。
【0055】以上、本発明について好適な実施の形態を
挙げて説明したが、本発明は、この各実施の形態に限ら
れるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変
更が可能である。たとえば、上記各実施の形態では、電
気装置124,624,724を本尺102,602,
702側に設けたが、スライダ190,690,790
側に設けるようにしてもよい。また、スライダ190,
690,790の移動変位量を検出する電気回路として
は、両電極群間の静電容量から両電極群間の相対変位量
を検出するものであれば、どのような回路でもよい。
【0056】また、第1の実施の形態にかかるノギス
(図4〜図8)において、デプスバーをスライダに接続
しそして、このデプスバーをスケールの外側に沿って設
け、その後、空間部内の基盤にデプスバーの突出端部に
接触するリンゲージバーを設けることも可能である。こ
のような場合、結果的にはデプスバーはリンケージバー
となり、また、リンケージバーはデプスバーとなる。ま
た、第2の実施の形態にかかるノギス(図9〜図11)
において、連結バー656の端部が空間部642から外
部に突出しない長さ寸法に形成し、この先端にカップリ
ング683のカップリングブロック貫通孔685を固定
するようにしてもよい。この場合、連結バー656を穴
測定用のデプスバーとして利用することができなくなる
が、内部溝646に設けられた貫通穴648が不要にな
るから、その分密封性を向上させることができる。ま
た、第3の実施の形態にかかるノギス(図12〜図1
4)において、連結バー756の端部を空間部742内
から外部に突出させるようにすれば、これを穴測定用の
デプスバーとして利用することができる。
【0057】
【発明の効果】本発明の静電容量型ノギスによれば、液
体および塵埃の侵入を阻止し、過酷な環境でも装置の信
頼性を保障することができる。また、外部環境の塵埃な
どから保護するのに必要な数々の特徴を有するにもかか
わらず、本質的にノギスの一般的な形状、作用、そして
検知を維持することが可能である。さらに、塵埃などの
存在下でもそれに影響されることがないとともに、経済
的で、しかも、普通の使用状態で測定精度を低下させる
ことがない、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】容量位置変換器を用いた一般的な静電容量型ノ
ギスを示す斜視図である。
【図2】図1に示した静電容量型ノギスの分解斜視図で
ある。
【図3】図1の III−III 線断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態にかかる静電容量型
ノギスを示す斜視図である。
【図5】同上実施の形態にかかる静電容量型ノギスの分
解斜視図である。
【図6】同上実施の形態にかかる静電容量型ノギスの囲
繞空間部を形成する空間囲繞部材を上から見た斜視図
(A)および下から見た斜視図(B)である。
【図7】同上実施の形態にかかる静電容量型ノギスの組
立状態を下から見た斜視図である。
【図8】同上実施の形態にかかる静電容量型ノギスのリ
ンケージバーおよびデプスバーの断面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態にかかる静電容量型
ノギスを示す斜視図である。
【図10】同上実施の形態にかかる静電容量型ノギスの
分解斜視図である。
【図11】図9のXI−XI線断面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態にかかる静電容量
型ノギスを示す斜視図である。
【図13】同上実施の形態にかかる静電容量型ノギスの
分解斜視図である。
【図14】図12のXIV −XIV 線断面図である。
【符号の説明】
100 ノギス 102 本尺 110 第1電極群 124 電気装置(電気回路) 140 空間囲繞部材(空間部形成部材) 148 貫通孔 150 密封部材(密封手段) 156 デプスバー(連結手段、連結バー) 176 第2電極群 190 スライダ 200,202 リンケージバー 220,222,226,228 測定ジョー 600 ノギス 602 本尺 610 第1電極群 620,622,626,627 測定ジョー 624 電気装置(電気回路) 634 ハウジング(空間部形成部材) 640 空間囲繞部材(空間部形成部材) 648,649 貫通孔 650,651 密封部材(密封手段) 656 連結バー(連結手段) 672 屈曲部材 676 第2電極群 690 スライダ 700 ノギス 702 本尺 710 第1電極群 720,722,726,727 測定ジョー 724 電気装置(電気回路) 734 ハウジング(空間部形成部材) 740 空間囲繞部材(空間部形成部材) 748 貫通孔 750 密封部材(密封手段) 756 連結バー(連結手段) 772 板ばね 776 第2電極群 790 スライダ 797 連通孔 798 通気部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 正道 神奈川県川崎市高津区坂戸1−20−1 株 式会社ミツトヨ内 (72)発明者 佐々木 康二 神奈川県川崎市高津区坂戸1−20−1 株 式会社ミツトヨ内 (72)発明者 白石 吉昭 神奈川県川崎市高津区坂戸1−20−1 株 式会社ミツトヨ内 (72)発明者 林 伸行 神奈川県川崎市高津区坂戸1−20−1 株 式会社ミツトヨ内 (72)発明者 安達 聡 神奈川県川崎市高津区坂戸1−20−1 株 式会社ミツトヨ内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物の内側寸法または外側寸法を測
    定する静電容量型ノギスであって、 一端に測定ジョーを有する長尺な本尺と、 この本尺に設けられその本尺の長手方向に沿った空間部
    を形成する空間部形成部材と、 前記空間部内に設けられ本尺の長手方向に沿ってパター
    ンが形成された第1電極群と、 前記空間部内において前記第1電極群の長手方向に沿っ
    て移動可能に設けられた第2電極群と、 前記本尺の測定ジョーとともに被測定物に当接される測
    定ジョーを有し、前記本尺の長手方向へ移動可能に設け
    られたスライダと、 このスライダと前記第2電極群とを連結しスライダの移
    動に伴って第2電極群を第1電極群の長手方向に沿って
    移動させる連結手段と、 この連結手段によって前記スライダと前記第2電極群と
    が連結されている状態において前記空間部内を外部から
    密封する密封手段と、 前記電極群のうちの1つに接続されそれら電極群間の静
    電容量を基に本尺に対するスライダの移動変位量を検出
    する電気回路とを備えたことを特徴とする静電容量型ノ
    ギス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の静電容量型ノギスにお
    いて、前記連結手段は、前記本尺の空間部内外を貫通し
    かつ本尺の長手方向と平行に設けられた連結バーを含
    み、この連結バーは、前記空間部内に位置する端部が前
    記第2電極群に接続され、前記空間部外に位置する端部
    が前記スライダに接続されていることを特徴とする静電
    容量型ノギス。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の静電容量型ノギスにお
    いて、前記連結バーは前記本尺の端部から突出可能なデ
    プスバーとされ、前記スライダには、前記デプスバーの
    突出端部よりも離れた部分を固定する一対のリンケージ
    バーが設けられていることを特徴とする静電容量型ノギ
    ス。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の静電容量型ノギスにお
    いて、前記連結バーの前記空間部外に位置する端部は、
    前記スライダに板ばねを介して連結されていることを特
    徴とする静電容量型ノギス。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の静電容量型ノギスにお
    いて、前記連結手段は、前記本尺の空間部内を貫通して
    両端が空間部外に突出されかつ本尺の長手方向と平行に
    設けられた連結バーを含み、この連結バーは、前記空間
    部内に位置する中間部が前記第2電極群に接続され、前
    記空間部外に突出した一端部が前記スライダに接続され
    ていることを特徴とする静電容量型ノギス。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の静電容量型ノギスにお
    いて、前記連結バーの前記空間部外に突出した一端部
    は、前記スライダに軸方向にのみ剛性を有する屈曲部材
    を介して連結されていることを特徴とする静電容量型ノ
    ギス。
  7. 【請求項7】 請求項2〜請求項6のいずれかに記載の
    静電容量型ノギスにおいて、前記密封手段は、前記連結
    バーが貫通する空間部の貫通孔に取り付けられた密封部
    材を含むことを特徴とする静電容量型ノギス。
  8. 【請求項8】 請求項2〜請求項7のいずれかに記載の
    静電容量型ノギスにおいて、前記空間部には、外部と連
    通する連通孔が形成され、この連通孔には液体の流通を
    阻止しかつ空気の流通を許容する通気部材が設けられて
    いることを特徴とする静電容量型ノギス。
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