JPH0332965Y2 - - Google Patents

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JPH0332965Y2
JPH0332965Y2 JP1983010184U JP1018483U JPH0332965Y2 JP H0332965 Y2 JPH0332965 Y2 JP H0332965Y2 JP 1983010184 U JP1983010184 U JP 1983010184U JP 1018483 U JP1018483 U JP 1018483U JP H0332965 Y2 JPH0332965 Y2 JP H0332965Y2
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JP
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connecting rod
hollow case
sealing device
displacement measuring
opening
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JP1983010184U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、変位測定機のシール装置に係り、特
に、直線型変位測定機に用いるのに好適な、相対
移動が検知される一方の部材に固定され、相対移
動が検知される他方の部材の移動線に沿つて開口
部が形成された中空ケースと、前記他方の部材の
変位を、前記開口部を介して、中空ケース内側に
収容された変位検出機構に伝達するための連結棒
と、前記中空ケースの開口部両側に配置され、先
端部が前記連結棒と突き合わせ接触するようにさ
れた、柔軟性を有するリツプ部材とを有する変位
測定機のシール装置の改良に関する。
【従来の技術】
一般に、物体の長さ等を測定する測定機におい
て、その本体に対する測定子の移動量、コラムに
対するスライダーの移動量等のように、相対移動
する物の移動量を測定する場合、一方にメインス
ケール、他方にインデツクススケールを含む検出
器を固定し、メインスケールと検出器の相対変位
量を、例えば光学的方法や電磁的方法によつて読
取る変位測定機が知られている。 このような変位測定機は、高精度なるがゆえに
その構造も微細であり、所定の精度を維持し、又
使用環境の適応拡大性を高めて実用価値を高める
ためには多くの問題があつた。即ち、例えば、μ
mオーダの目盛を有するメインスケールとインデ
ツクススケールとを用いた光学式変位測定機にお
いては、両スケール間の隙間をμmオーダに保持
する必要があり、又、節電のため、比較的弱光源
とされること等から、防塵、防滴対策を完全とし
なければならない。 このような目的を達成するものとして、従来か
ら、第1図及び第2図に示す如く、相対移動が検
知される一方の部材、例えば工作機械のベツド1
0に固定される、相対移動が検知される他方の部
材、例えば被加工物或いは工具12の移動線に沿
つて開口部20aが形成された中空ケース20
と、前記工具12の変位を、前記開口部20aを
介して、中空ケース20の内側に収容された変位
検出機構22に伝達するための連結棒24と、前
記中空ケース20の開口部20aの両側に配置さ
れ、先端部が前記連結棒24と突き合わせ接触す
るようにされた、柔軟性を有するゴム製のリツプ
部材26,28とからなるシール装置が設けられ
ているものがある。 図において、30は、前記中空ケース20内の
長手方向に設けられた固定溝32に一端辺が挿入
され、ゴムロツド34や接着剤36等を用いて固
定された、ガラス等からなり、目盛面30aに縦
縞状の目盛が形成されたメインスケール、38
は、前記メインスケール30の表面上を摺動する
摺動駒40により、前記メインスケール30と所
定の位置関係を保持した状態で、前記メインスケ
ール30の長手方向に移動するようにされたスラ
イダー、42は、該スライダー38の前記メイン
スケール目盛面30aに対向した面に固定され
た、メインスケール30と同様な縦縞状の目盛が
形成されたインデツクススケール、44,46
は、それぞれ前記メインスケール30及びインデ
ツクススケール42を挾んだ状態で前記スライダ
ー38に固定された、発光素子及び受光素子、4
8は、前記連結棒24の動きを前記スライダー3
8に伝達するための、例えば線状の片持ばねが用
いられた連結手段である。 前記のような、一対のリツプ部材26,28を
用いたシール装置によれば、中空ケース20の開
口部20aを磁気利用の金属帯でシールする装置
や、ブラシを配設した装置に比べて、比較的簡単
な構成により、効果的に塵埃や油滴が侵入するこ
とを防止できるという特徴を有する。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、従来は、相対移動のための連結
棒24の貫通性及び横行性から、測定精度に影響
を与える摺動抵抗の軽減化を第一に図るため、リ
ツプ部材26,28が、同一形状で対称配置され
ているだけであり、近年、変位測定機の応用範囲
が広がるとともに、例えば数値制御工作機械のフ
イードバツク信号発生器として用いられたような
場合には、一対のリツプ部材26,28の合わせ
目から侵入する機械油の侵入を阻止することがで
きないという問題点を有していた。 又従来のシール装置においては、前記リツプ部
材26,28と連結棒24の間から侵入してしま
つた油滴に対しては何ら排除機能を有していない
という問題点を有していた。 本考案は、前記従来の問題点を解消するべくな
されたもので、連結棒を伝わつてくる、連結棒の
首部分とリツプのかきわけ部分の隙間からの油類
の侵入を防止することができ、特に防滴性能が高
い変位測定機のシール装置を提供することを目的
とする。
【課題を解決するための手段】
本考案は、相対移動が検知される一方の部材に
固定され、相対移動が検知される他方の部材の移
動線に沿つて開口部が形成された中空ケースと、
前記他方の部材の変位を、前記開口部を介して、
中空ケース内側に収容された変位検出機構に伝達
するための連結棒と、前記中空ケースの開口部両
側に配置され、先端部が前記連結棒と突き合わせ
接触するようにされた、柔軟性を有するリツプ部
材とを有する変位測定機のシール装置において、
前記連結棒を略水平に又は傾斜させて配置し、該
連結棒の上面又は下面の少なくともリツプ接触部
の外側近傍に、中空ケース外側から侵入する液流
を阻止するための、連結棒の長さ方向と略直交す
る方向に略全幅に亘つて延びる凸条又は凹溝から
なる液切手段を設けることにより、前記目的を達
成したものである。 又、前記液切手段を、前記中空ケースの開口部
に沿つて中空ケース内面に設けられた液受溝と対
向する位置にも設けて、中空ケース内に侵入した
液滴が変位検出機構に到達することがないように
すると共に、液滴の排除を容易としたものであ
る。 或いは、前記液切手段を、凸条と、該凸条の直
前に設けられた凹溝とから構成して、高い液切性
能が得られるようにしたものである。
【実施例】
以下図面を参照して、本考案が採用された、直
線型変位測定機のシール装置の実施例を詳細に説
明する。 本考案の第1実施例は、第3図に示す如く、前
記従来例と同様の、中空ケース20と、連結棒2
4と、リツプ部材26,28とを有する直線型変
位測定機のシール装置において、前記中空ケース
20内面の両方に、中空ケース20の開口部20
aに沿つて延びる油受溝50を設け、該油受溝5
0の底部に、中空ケース20外側と連通する排油
孔52を設け、該排油孔52に、外部から侵入す
る塵埃を阻止するためのフイルタ54を設けると
共に、前記連結棒24のリツプ部材26,28の
突合せ接触部より外側の外周面に、中空ケース2
0の外側の油滴がリツプ部材26,28の突合せ
接触部に到達するのを阻止するための、顎状凸条
56及び該顎状凸条56の直前に設けられたU字
状凹溝58からなる第1の液切手段を設け、更
に、前記連結棒24の前記油受溝50と対向する
位置の外周面に、中空ケース20内に侵入した油
滴が変位検出機構22に到達するのを阻止するた
めの、凸条60からなる第2の液切手段を設けた
ものである。 前記中空ケース20の、前記油受溝50と変位
検出機構22の間には、油受溝50内に落下した
油滴が変位検出機構22方向に侵入するのを確実
に防止するための防油堤62が設けられている。 又、前記排油孔52には、封止用ねじ64を螺
入するためのねじ山が形成されており、使用しな
い方(図の上方)の排油孔52を、容易に、且
つ、確実に封止することができ、非使用側の排油
孔から油滴や塵埃が侵入することがないようにさ
れている。 本実施例によれば、工具12の方向から降りか
かる油滴が、連結棒24とリツプ部材26,28
の合わせ目に到達する前に、まず顎状凸条56及
びU字状凹溝58からなる第1の液切手段に到達
し、ここで、油滴のほとんどが、連結棒24の下
方に落される。 更に、連結棒24とリツプ部材26,28の合
わせ目から中空ケース20の内側に侵入してしま
つた油滴は、凸条60からなる第2の液切手段に
よつて、連結棒24の下方に落され、そこに形成
された油受溝50によつて集められ、フイルタ5
4を介して排油孔52から外部に排出される。従
つて、中空ケース20内に侵入する油滴の量を大
幅に減らすことができるだけでなく、万一、中空
ケース20内に油滴が侵入しても、凸条60によ
つて遮られるため、変位検出機構22方向に伝わ
つていくことがない。又、油受溝50には、排油
孔52が設けられているので、中空ケース20内
に長時間油滴が滞留して、変位検出機構22に悪
影響を与えることがない。更に、前記排油孔52
にはフイルタ54が設けられているので、外部か
ら塵埃が侵入することがない。 本実施例においては、連結棒24の上下面に液
切手段を設けると共に、中空ケース20内面の両
方に、油受溝50、排油孔52、フイルタ54、
防油堤62を設けているので、中空ケース20の
取付け姿勢が異なる場合でも、対応が容易であ
る。 次に、本考案の第2実施例を詳細に説明する。 本実施例は、第4図に示す如く、前記従来例及
び第1実施例と同様の、中空ケース20と、連結
棒24と、リツプ部材26,28と、油受溝50
と、排油孔52と、フイルタ54と、封止用ねじ
64とを有する直線型変位測定機のシール装置に
おいて、前記油受溝50と変位検出機構22の間
に、先端が前記連結棒24と当接するようにされ
た弾性部材70からなる防油堤を設けると共に、
前記連結棒24のリツプ部材26,28の突合せ
接触部より外側の外周面に、中空ケース20の外
側の油滴がリツプ部材26,28の突合せ接触部
に到達するのを防止するための、凹溝72からな
る第1の液切手段を設け、更に、前記連結棒24
のリツプ部材26,28の突合せ接触部と前記弾
性部材70の突合せ接触部の中間の外周面に、中
空ケース20内に侵入した油滴が変位検出機構2
2に到達するのを阻止するための、V字状凸条7
4及び該V字状凸条74の直前に設けられたU字
状凹溝76からなる第2の液切手段を設けたもの
である。 他の点については、前記従来例及び第1実施例
と同様であるので説明は省略する。 本実施例においては、前記弾性部材70によ
り、連結棒24を伝わる油滴の排除がより確実に
行われる。 尚前記実施例においては、いずれも、本考案が
光学式変位検出機構を備えた直線型変位測定機に
適用されていたが、本考案の適用範囲はこれに限
定されず、電磁式変位検出機構を備えた直線型変
位測定機等、他の変位測定機にも同様に適用でき
ることは明らかである。
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案によれば、連結棒を
伝わつてくる、連結棒の首部分とリツプのかきわ
け部分の隙間からの油類の侵入を防止して、特に
防滴性能に優れたシール装置を得ることができ、
従つて、変位検出機構等が悪影響を受けることが
ないという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のシール装置が採用された、光
電式変位検出機構を有する直線型変位測定機の構
成を示す断面図、第2図は、第1図の−線に
沿う断面図、第3図は、本考案に係る変位測定機
のシール装置が採用された、光学式変位検出機構
を有する直線型変位測定機の第1実施例の構成を
す断面図、第4図は、同じく第2実施例の要部構
成を示す断面図である。 20……中空ケース、20a……開口部、22
……変位検出機構、24……連結棒、26,28
……リツプ部材、50……油受溝、56,60,
74……凸条、58,72,76……凹溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 相対移動が検知される一方の部材に固定さ
    れ、相対移動が検知される他方の部材の移動線
    に沿つて開口部が形成された中空ケースと、前
    記他方の部材の変位を、前記開口部を介して、
    中空ケース内側に収容された変位検出機構に伝
    達するための連結棒と、前記中空ケースの開口
    部両側に配置され、先端部が前記連結棒と突き
    合わせ接触するようにされた、柔軟性を有する
    リツプ部材とを有する変位測定機のシール装置
    において、 前記連結棒を略水平に又は傾斜させて配置
    し、該連結棒の上面又は下面の少なくともリツ
    プ接触部の外側近傍に、中空ケース外側から侵
    入する液流を阻止するための、連結棒の長さ方
    向と略直交する方向に略全幅に亘つて延びる凸
    条又は凹溝からなる液切手段を設けたことを特
    徴とする変位測定機のシール装置。 (2) 前記液切手段が、前記中空ケースの開口部に
    沿つて中空ケース内面に設けられた液受溝と対
    向する位置にも設けられている実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載の変位測定機のシール装
    置。 (3) 前記液切手段が、凸条と、該凸条の直前に設
    けられた凹溝とからなる実用新案登録請求の範
    囲第1項又は第2項に記載の変位測定機のシー
    ル装置。
JP1018483U 1983-01-27 1983-01-27 変位測定機のシ−ル装置 Granted JPS59116809U (ja)

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JP1018483U JPS59116809U (ja) 1983-01-27 1983-01-27 変位測定機のシ−ル装置
US06/572,320 US4500097A (en) 1983-01-27 1984-01-20 Seal device in displacement measuring instrument
DE19843402344 DE3402344A1 (de) 1983-01-27 1984-01-24 Dichtungseinrichtung in einem verschiebungsmessinstrument
GB08401930A GB2134262B (en) 1983-01-27 1984-01-25 Seal device in displacement measuring instrument
GB08601147A GB2167560B (en) 1983-01-27 1986-01-17 Seal device in displacement measuring instrument
GB08601146A GB2167863B (en) 1983-01-27 1986-01-17 Seal device in displacement measuring instrument

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0712882Y2 (ja) * 1990-04-20 1995-03-29 株式会社ミツトヨ 測長装置
JP5750285B2 (ja) * 2011-03-30 2015-07-15 日本信号株式会社 ロック狂い検出装置

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