JPH08189125A - スラブの構築方法及びスラブ構造体 - Google Patents

スラブの構築方法及びスラブ構造体

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JPH08189125A
JPH08189125A JP34035794A JP34035794A JPH08189125A JP H08189125 A JPH08189125 A JP H08189125A JP 34035794 A JP34035794 A JP 34035794A JP 34035794 A JP34035794 A JP 34035794A JP H08189125 A JPH08189125 A JP H08189125A
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JP
Japan
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slab
bottom plate
slab structure
floor
reinforcing bar
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JP34035794A
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English (en)
Inventor
Shigeru Yaguchi
滋 矢口
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YAGUCHI KENZAI KAKO KK
Original Assignee
YAGUCHI KENZAI KAKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スラブの構築において、梁でスラブを支えるこ
とにより、長いスパンでもスラブ下のサポートを不要と
し、また構成部材が軽量であるのでクレーンなどを使用
せずに人力で作業し、作業効率を高める。 【構成】所定の柱型枠及び梁型枠が構築された後、床構
築位置に小梁構造材16と底板18とを交互に並列して
架設し、小梁構造材16の基板1と底板18とを連結す
る。次に、底板18の上方に、中空部形成用の囲い部材
23を配置し、囲い部材23の両側板22を基板の端部
に載置し、スラブ構造体24を構成する(a)。続い
て、スラブ構造体24上のほぼ全面に亘る所定の格子状
鉄筋25を配筋する(a)。その後、スラブ構造体24
上にコンクリート26を打設して、スラブ27を構成す
る(b)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、型枠兼用の小梁構造
材を使用して現場でスラブ構造体を組立て、コンクリー
トを打設するスラブの構築方法及びこの構築方法に使用
するスラブ構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種デッキプレートなど捨て型枠
を使用してコンクリート製のスラブを構築する際には、
梁型枠や柱型枠に捨て型枠を架設固定して、捨て型枠上
に床用構造鉄筋の配筋をして、その後コンクリートを打
設し、スラブを構築していた。
【0003】また、いわゆるDTスラブのように、工場
で製造した断面T字状で小梁を含む部材を並列敷設し
て、スラブを構築する工法も行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術で前者
のものは、床のスパンは5〜6m程度であり、床厚を2
50mm程度にすれば7m程度のスパンとすることも可能
であった。しかし、捨て型枠の下方でサポートによる支
持が必要であり、サポートを不要とした場合にはスパン
は6mが限度であった。
【0005】また、後者の場合には、重量が重く、施工
にあってはクレーンなどの重機を使用しなければなら
ず、施工効率が悪い問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】然るに、本願発明は、小
梁を並列して構成されるスラブを構築する為の工法であ
って、小梁構造材を使用してスラブ構造体を構成し、あ
るいはこのスラブ構造体を使用して構築現場でコンクリ
ートを打設する工法としたので、前記問題点を解決し
た。
【0007】即ち、この発明は、床構築予定位置で、基
板上に小梁部材を固定してなる小梁構造材の該基板と底
板とを交互に並列配置連結し、前記底板の上方に、全長
に亘って中空部形成用の囲い部材を設置してスラブ構造
体を構成し、該スラブ構造体上に、床用補強材を配置
し、続いてコンクリートを打設して床を構築することを
特徴としたスラブの構築方法である。また、床構築予定
位置で、基板上に小梁部材を固定してなる小梁構造材を
所定間隙を設けて並列配置し、隣り合う基板の端部に、
前記間隙を塞ぐように、中空部形成用の囲い部材の両端
部を載置連設してスラブ構造体を構成し、該スラブ構造
体上に、床用補強材を配置し続いてコンクリートを打設
して床を構築することを特徴としたスラブの構築方法で
ある。また、小梁構造材は、所定間隔を設けて縦に並列
配置した環状鉄筋の内側に、側面逆三角状の立体トラス
を配置し、該立体トラスの上端部を環状鉄筋の上端部に
固定してなるスラブの構築方法である。
【0008】また、板体の両端部を上方に立設してなる
基板上の所定位置に小梁部材を固定して小梁構造材を構
成し、他の板体の両端部を上方に立設して底板を形成
し、前記小梁構造材の基板と底板とを長手方向に交互に
並列すると共に、隣接する端部を連結掛止し、前記底板
の上部に、全長に亘る断面上突状の囲い部材を載置して
構成したことを特徴とするスラブ構造体である。また、
板体の両端部を上方に立設してなる基板上の所定位置に
小梁部材を固定して小梁構造材を構成し、隣り合う基板
の端部に、前記間隙を塞ぐように、該基板の全長に亘る
断面上突状の囲い部材を載置連結して構成したことを特
徴とするスラブ構造体である。小梁構造材は、所定間隔
を空けて縦に並列配置した環状鉄筋の内側に、側面逆三
角状の立体トラスを配置し、該立体トラスの上端部を環
状鉄筋の上端部に固定して構成したスラブ構造体であ
る。
【0009】前記における床補強材は、構築現場にて所
定の鉄筋を格子状に配筋して構成する場合、あるいは予
め格子状に組んだ格子状鉄筋から構成する場合、更に金
網から構成する場合等がある。
【0010】
【作用】小梁構造材の基板と底板とを交互に連結し、あ
るいは小梁構造材の基板と囲い部材とを交互に連結した
ので、コンクリート打設用の床型枠を構成できる。小梁
構造材を用いたので、小梁でスラブを支えることがで
き、中空部形成用の囲い部材を使用したので、スラブ内
に中空部を形成できる。
【0011】環状鉄筋の内側上端部に、側面逆三角状の
立体トラスを固定して小梁構造材を構成したので、小梁
構造材単独で、所定の強度を有する小梁を構成できる。
【0012】
【実施例1】図1乃至図3に基づきこの発明の実施例を
説明する。
【0013】(1) この発明のスラブ構造体に使用す
る小梁構造材の構成は以下の通りである。
【0014】板体の両端部を上方に屈曲して一側に鉤部
を有する嵌合鉤部(連結部)2、3を形成して、基板1
を構成する。基板1上には溶接用の突条4、4が並列し
て形成されている。
【0015】所定間隔で縦方向に、中央部が連通するよ
うに、並列配置した環状鉄筋5、5内に、2つの逆三角
形状の立体トラス10を配置する。前記環状鉄筋5は、
略四角形で、下端部両側に固定用の突起6、6が突出し
てある。
【0016】また、前記立体トラス7は、3つの上部鉄
筋11、11、2つの下部鉄筋12、12を千鳥状に並
列して配置し、これらと並列して、4つの波状鉄筋をW
状に配置し、該波状鉄筋の上部と上部鉄筋11、波状鉄
筋の下部と下部鉄筋12とを夫々相互に固着して形成さ
れている。よって、正面略W状、即ち逆V字状を2つ並
べた形状の立体トラスとなる。
【0017】立体トラス10の上部鉄筋11、11を環
状鉄筋5、5の上端部6に溶接固着して、小梁構造材1
6を構成する。前記において、環状鉄筋5の上側の隅部
8、8の内側に上部鉄筋11、11が当接してある。
【0018】環状鉄筋5、5付きの立体トラス10を前
記基板1上に配置し、基板1の溶接突条4、4と環状鉄
筋3、3の固定用突起4、4とを溶接固着する。立体ト
ラス10の両端部に鉄骨梁に固定する為の固定杆17、
17を固着して、小梁構造材16を構成する(図1)。
【0019】(2) 次に、底板及び囲い部材の構成に
ついて、説明する。
【0020】板体の両端部を屈曲して前記基板1の嵌合
鉤部2、3と同様の嵌合鉤部(連結部)19、20を形
成して底板18を構成する。
【0021】また、板体の両端部を斜め下方に屈曲し
て、天板21の両側に側板22、22が連設した構造と
し、夫々の側板22の下端部を水平内方に屈曲して、囲
い部材23を構成する。従って、囲い部材23は、上方
に凸状であり、下方に開口した形状であり、底板18の
前記嵌合鉤状部19、20に沿って全長に亘った長さで
形成されている。
【0022】前記小梁構造材16、底板18、囲い部材
23とからスラブ構造体の部品を構成する。
【0023】(3) 次に、この発明のスラブの構築方
法について説明する。
【0024】所定の床構築位置で、所定の鉄骨梁(図示
していない)に、小梁構造材16と底板と18を交互に
並列して、それらの両端部を架設する。この際、小梁構
造材16の基板1の嵌合鉤部2、3と底板18の嵌合鉤
部20、19とが夫々嵌合して小梁構造材16と底板1
8とを連結する。また、小梁構造材16の固定杆17を
鉄骨梁に固着する。
【0025】次に底板18の上方に囲い部材23を配置
し、囲い部材23の両側板22、22の両下端を基板の
端部に載置する。以上のようにして、スラブ構造体24
を構成する(図2(a))。この、スラブ構造体24の
構築において、小梁構造材16、底板18、囲い部材2
3から構成したので、構築現場で、クレーンなどを使用
せずに人力で移動させることも容易であるので、既成コ
ンクリート版を使用する場合に比べて、作業効率がよ
い。
【0026】続いて、スラブ構造体24上のほぼ全面に
亘る所定の格子状鉄筋(床補強鉄筋)25を配筋して、
必要ならば、小梁構造材16と格子鉄筋25とを連結す
る(図2(a))。続いて、スラブ構造体24上にコン
クリート26を打設して、スラブ27を構成する(図2
(b))。スラブ27は所定間隔毎に並列した小梁で耐
力を確保し、底板18と囲い部材23板との間に中空部
28を形成できるので、スラブの自重を削減できる。
【0027】この際、スラブ厚さH1 を80mm、小梁2
9の高さH2 を300mm、幅Dを300mmとした場合
(図2(b))、スパン10m程度ではサポートなどに
よって、スラブ構造体24の下面を支持することは不要
である。
【0028】前記において、不要であれば床板を取り外
して、あるいは床板を着脱自在として、中空部28内を
配線、配管、その他のスペースとして、利用することも
できる。
【0029】前記実施例において、床補強鉄筋として、
格子状鉄筋25を使用したが、金網その他の補強材を使
用することもできる(図示していない)。また、所定の
鉄筋を現場で組立てて結束して、格子状に配筋すること
もできる(図示していない)。
【0030】また、前記囲い部材23は、底板18の全
長に亘る長さで形成したが、全長に亘って所定間隔毎に
中空部28が形成される形状でも可能である(図示して
いない)。要は中空部28により、スラブの耐力に影響
を与えない範囲で、スラブの自重が軽減できれる形状で
あれば良い。
【0031】また、前記実施例において、小梁構造材1
6の嵌合鉤部2、3、底板18の鉤状嵌合部19、20
はいずれも一側に屈曲させたが、嵌合鉤部2、3は内側
に鉤部を有するように対抗させて屈曲することもでき
る。この際、同様に底板18の鉤状嵌合部19、20も
同様に内側に向けて対抗して屈曲する。この場合、隣接
する小梁構造材16の基板1と底板18とで、嵌合鉤部
2と嵌合鉤部20、嵌合鉤部3と嵌合鉤部19とに、断
面逆U字状のキャップを被冠して嵌合連結する(図示し
ていない)。
【0032】また、前記実施例において、小梁構造材1
6に棒状の固定杆17を使用したが、コンクリート系の
柱梁を形成する為の柱梁型枠に架設する場合には、下部
を外方にクランク状に屈曲し、該部を基板1の下方に突
出させた形状の固定杆を使用する(図示していない)。
【0033】また、前記実施例において、スラブ構造体
24を小梁構造材16、底板18及び囲い部材23とか
ら構成したが、底板18を使用しないこともできる(図
3)。即ち、所定の床構築位置で、所定の柱型枠及び梁
型枠(図示していない)に、小梁構造材16、16を所
定間隙(囲い部材の幅に合わせて)を設けて並列に配置
し、該間隙を塞ぐように、囲い部材23を配置し、囲い
部材23の両側板22、22の下端を夫々小梁構成材1
6の基板1の端部に載置すると共に、囲い部材23の側
板22の下端部と小梁構造材16の基板1の両端部を嵌
合連結し、スラブ構造体24aを構成する(図3
(a))。続いて、スラブ構造体24a上に格子状鉄筋
25を配置し、コンクリート26を打設して、スラブ2
7aを構成する(図3(b)))。
【0034】また、図2(a)の状態から底板2を外し
た構造とすることもできる。すなわち、小梁構造材16
の端部に囲い部材24と側板22の下端部が載置された
状態であり、互いに嵌合されていない構造である(図示
していない)。
【0035】
【実施例2】図4乃至図9に基づきこの発明の実施例を
説明する。実施例1と比べて主に小梁構造材の構成が異
なる実施例である。
【0036】(1) この発明のスラブ構造体に使用す
る小梁構造材の構成は以下の通りである。
【0037】板体の両端部を上方に立ち上げて側板33
とし、該側板33の先端部を内側に屈曲して嵌合鉤部
(連結部)34、34を形成して、基板31を構成す
る。また、前記基板31の水平部32上には、上方に折
り曲げて形成した溶接用の突条35、35が並列して形
成されている。この突条34は基部が外側に向けて傾斜
し、先端部は上に向けた形状であり、立体トラスを溶接
する為の部分である。
【0038】1つの上部鉄筋37と2つの下部鉄筋38
とを三角形状に並列配置し、下端部を屈曲して固定部4
2を形成した波状鉄筋39の2つをハ字状に並列配置
し、波状鉄筋39の上端部40を上部鉄筋37に固定
し、波状鉄筋39の下部40を下部鉄筋38に連結し
て、上部鉄筋37、下部鉄筋38及び波状鉄筋39を一
体に連結して、立体トラス(小梁部材)43を構成す
る。この状態で前記波状鉄筋39、39の固定部42、
42はほぼ水平に位置している。
【0039】次に、立体トラス43を基板31の水平部
32に載置する。この際、立体トラスの固定部42の端
縁42aは突条35の内側に掛止して、固定部(立体ト
ラスの下面)42と基板31の固定部42とは所定間隙
が設けられ、接触していない。固定部42の端縁42a
と突条35とを溶接固着して、立体トラス43の両端部
に固定杆17、17を固着して小梁構造材44を構成す
る(図4(a)(b)(c))。
【0040】(2) 次に、底板及び囲い部材の構成に
ついて、説明する。
【0041】板体の両端部を屈曲立設して、側板46、
46を形成すると共に該側板46の先端部を外側に屈曲
して、前記基板の嵌合鉤部47と嵌合できる、嵌合鉤部
(連結部)47を形成して底板45を構成する。
【0042】また、板体の両端部を下方に屈曲して、天
板49の両側に側板50、50が連設した構造とし、夫
々の側板50の下端部を水平内方に屈曲して、囲い部材
48を構成する。従って、囲い部材48は、上方に凸状
であり、下方に開口した形状である。
【0043】前記小梁構造材44、底板45、囲い部材
48とからスラブ構造体51の部品を構成する。
【0044】(3) 次に、この発明のスラブの構築方
法について説明する。
【0045】実施例1と同様に、構築された柱型枠及び
梁型枠上に、前記小梁構造材44と底板45とを、交互
に並列架設し、嵌合鉤部34、47を互いに掛止連結す
る。次に、底板45の上方に囲い部材48を配置し、囲
い部材48の両下端を基板31の端部に載置してスラブ
構造体51を構成する(図5(a))。スラブ構造体5
1上に格子鉄筋25を配筋し、コンクリート26を打設
してスラブ52を構築する(図5(b))。スラブ52
は、実施例1と同様に小梁53で耐力を確保し、形成さ
れた中空部54によりスラブ52の自重を削減できる。
また、この実施例でも、スラブ構造体51を下方で支持
するサポートなどは不要である。
【0046】前記における他の構成は、実施例1と同様
である。
【0047】また、前記実施例において、長いスパンで
使用する場合には、背の高い立体トラス43aを固定し
た小梁構造材44aを使用して、所定の梁せいを確保し
たスラブ構造体56を使用する(図6)。
【0048】更にスラブを長いスパンで形成する際に
は、更に梁せいを高くし、図7に示す小梁構造材62を
使用する。即ち、前記基板31の水平部32の中間部を
下方に突出させた溝部57を形成して基板58を構成す
る。前記基板58の溝部57の口縁部に溝部の開き防止
用の連結鉄筋61aを架設し、その両端部を水平部に載
置する。また、前記溝部57内に立体トラス59を上下
方向を逆に配置し、基板58の水平部32の端部に、前
記連結鉄筋61aの端部を介して、立体トラス59の固
定部42を掛止する。水平部32に、他の立体トラス6
0を配置し、前記立体トラス60の固定部42に、立体
トラス60の固定部42を、長さ方向の溶接用の連結鉄
筋61を介して載置する。この際、基板58の水平部3
2の溶接用の突起35、連結鉄筋61a、立体トラス5
9の固定部42の端縁42a、連結鉄筋61、立体トラ
ス60の固定部42の端縁42aとが上下方向に揃って
位置しており(図7(b))、該部を一体に溶接固着し
て、小梁構造材62を形成する(図7(a))。この小
梁構造材62も同様に底板45と連結し、囲い部材48
を載置してスラブ構造体63を構成する(図8)。この
スラブ構造体63上に格子状鉄筋25を載置しコンクリ
ート26を打設してスラブ64を構成する(図9)。
【0049】
【発明の効果】小梁構造材の基板と底板とを交互に連結
し、あるいは小梁構造材の基板と囲い部材とを交互に連
結してスラブ構造体を構成したので、部材の重量を軽量
化、小型化できるので、クレーンを占有する必要もな
く、また、床配筋作業も大幅削減できるので、効率良く
現場でコンクリート製のスラブを構築できる効果があ
る。
【0050】また、中空部形成用の囲い部材を使用した
ので、スラブ内に中空部を形成して、スラブの自重を削
減でき、小梁構造材と組合わせたので、小梁でスラブを
支えることができ、両端部で支持されたスラブ構造体
は、コンクリートを打設した状態で、従来よりも長いス
パンを取った場合でも自立でき、サポートなどを不要に
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に使用する小梁構造材で、
(a)は平面図、(b)は正面図(c)は(b)のA−
A線における拡大断面図である。
【図2】この発明の構築方法を説明する縦断面図で、
(a)はスラブ構造体を構築した状態、(b)はコンク
リートを打設してスラブを構築した状態を夫々表す。
【図3】この発明の他の構築方法を説明する縦断面図
で、(a)は他のスラブ構造体を構築した状態、(b)
はコンクリートを打設してスラブを構築した状態を夫々
表す。
【図4】この発明の他の実施例(実施例2)に使用する
小梁構造材で、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は(b)のB−B線における拡大断面図である。
【図5】この発明の他の構築方法(実施例2)を説明す
る縦断面図で、(a)はスラブ構造体を構築した状態、
(b)はコンクリートを打設してスラブを構築した状態
を夫々表す。
【図6】この発明の他のスラブ構造体の縦断面図であ
る。
【図7】この発明の他のスラブ構造体を構成する小梁構
造材で、(a)は縦断面図、(b)は(a)のC部拡大
断面図である。
【図8】同じくスラブ構造体の縦断面図である。
【図9】同じくスラブを構築した状態の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2、3 嵌合鉤部(連結部) 5 環状鉄筋 10 立体トラス 11 上部鉄筋 12 下部鉄筋 13 波状鉄筋 16 小梁構造材 18 底板 19、20 嵌合鉤部(連結部) 23 囲い部材 24 スラブ構造体 25 格子状鉄筋(床補強鉄筋) 26 コンクリート 27 スラブ 28 中空部 29 小梁 31 基板 37 上部鉄筋 38 下部鉄筋 39 波状鉄筋 43 立体トラス 44 小梁構造材 45 底板 48 囲い部材 51 スラブ構造体 52 スラブ 53 小梁 54 中空部 56 スラブ構造体 59 立体トラス 60 立体トラス 62 小梁構造材 63 スラブ構造体 64 スラブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床構築予定位置で、基板上に小梁部材を固
    定してなる小梁構造材の該基板と底板とを交互に並列配
    置連結し、前記底板の上方に、全長に亘って中空部形成
    用の囲い部材を設置してスラブ構造体を構成し、該スラ
    ブ構造体上に、床用補強材を配置し、続いてコンクリー
    トを打設して床を構築することを特徴としたスラブの構
    築方法。
  2. 【請求項2】床構築予定位置で、基板上に小梁部材を固
    定してなる小梁構造材を所定間隙を設けて並列配置し、
    隣り合う基板の端部に、前記間隙を塞ぐように、中空部
    形成用の囲い部材の両端部を載置連設してスラブ構造体
    を構成し、該スラブ構造体上に、床用補強材を配置し続
    いてコンクリートを打設して床を構築することを特徴と
    したスラブの構築方法。
  3. 【請求項3】小梁構造材は、所定間隔を設けて縦に並列
    配置した環状鉄筋の内側に、側面逆三角状の立体トラス
    を配置し、該立体トラスの上端部を環状鉄筋の上端部に
    固定してなる請求項1又は2記載のスラブの構築方法。
  4. 【請求項4】板体の両端部を上方に立設してなる基板上
    の所定位置に小梁部材を固定して小梁構造材を構成し、
    他の板体の両端部を上方に立設して底板を形成し、前記
    小梁構造材の基板と底板とを長手方向に交互に並列する
    と共に、隣接する端部を連結掛止し、前記底板の上部
    に、全長に亘る断面上突状の囲い部材を載置して構成し
    たことを特徴とするスラブ構造体。
  5. 【請求項5】板体の両端部を上方に立設してなる基板上
    の所定位置に小梁部材を固定して小梁構造材を構成し、
    隣り合う基板の端部に、前記間隙を塞ぐように、該基板
    の全長に亘る断面上突状の囲い部材を載置連結して構成
    したことを特徴とするスラブ構造体。
  6. 【請求項6】小梁構造材は、所定間隔を空けて縦に並列
    配置した環状鉄筋の内側に、側面逆三角状の立体トラス
    を配置し、該立体トラスの上端部を環状鉄筋の上端部に
    固定して構成した請求項4又は5記載のスラブ構造体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002101168A1 (en) * 2001-06-12 2002-12-19 Onesteel Reinforcing Pty Ltd A structural formwork member
JP2013530322A (ja) * 2009-11-20 2013-07-25 アントニオ シモン ドミンゲス ハビエル フロア及びルーフのフレーム構造を補強及び軽量化するための補強方法及び補強装置
KR20150090659A (ko) * 2014-01-29 2015-08-06 최완규 건축물의 콘크리트바닥 형성용 데크구조체
CN108756034A (zh) * 2018-05-11 2018-11-06 中冶建工集团有限公司 架空结构地坪及其施工方法
KR20190014227A (ko) * 2017-07-28 2019-02-12 (주)대명이십일 보 시공용 블록 조립체 및 이를 이용한 보 시공방법

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