JPH08188449A - 光ファイバー被覆用紫外線硬化型組成物 - Google Patents
光ファイバー被覆用紫外線硬化型組成物Info
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- JPH08188449A JPH08188449A JP7001911A JP191195A JPH08188449A JP H08188449 A JPH08188449 A JP H08188449A JP 7001911 A JP7001911 A JP 7001911A JP 191195 A JP191195 A JP 191195A JP H08188449 A JPH08188449 A JP H08188449A
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Abstract
得るための紫外線硬化型組成物を得る。 【構成】(A)ポリエステルウレタンアクリレート、
(B)一般式 【化1】 (式中、R1は水素原子またはアルキル基、R2はプロ
ピレン基またはブチレン基、nは1〜6の整数を示
す。)で表わされるアクリル酸エステル、および(C)光
重合開始剤を含有することを特徴とする光ファイバ被覆
用紫外線硬化型組成物。 【効果】本発明の組成物の硬化塗膜で被覆された光ファ
イバは、耐ジェリー性に優れ、かつ吸水率が低いという
格別顕著な効果が得られた。得られた光ファイバは、ジ
ェリー充填構造の他、様々な構造のケーブルにおいても
長期間の使用において高い信頼性を得ることができる。
Description
線硬化型組成物に関する。
のため、紡糸直後に、ガラス表面に低い弾性率を有する
材料で1次被覆を行った後、高い弾性率を有する材料で
2次被覆が施されている。
り紫外線硬化型樹脂が多く使用されている。又、1次被
覆及び2次被覆を施した光ファイバーを束ねてテープ化
する際にも紫外線硬化型樹脂が使用されている。
た光ファイバケーブルは、様々な環境下で使用される
が、地下管路内やマンホール内では、雨水や地下水等に
よりケーブルが水に浸ることがある。光ファイバケーブ
ル内に水が浸入すると、ガラスの静疲労が進行し易くな
るので機械的強度が低下する。
ス保守やケーブル内に防水材料を充填した防水ケーブル
等が実用化されているが、近年は特にガス保守を必要と
しない防水ケーブルが多く使用される傾向にある。
るのは困難であり、長期間にわたって、光ファイバ表面
に水が浸入しないことを保証することは困難である。ま
た、マンホール内のアルカリ性を帯びた水が接触するこ
とによって、被覆材料が劣化することが報告されてい
る。
の低い被覆材料が要求されている。これに加えて、19
93年電子情報通信学会秋季大会講演論文集、B−76
5にあるように、被覆材料の含水率が低いほど光ファイ
バの強度が大きくなることから、親水性の低い被覆材料
が要求されている。
性のジェリーが多く使用されているが、光ファイバの被
覆樹脂がジェリーにより経時的に膨潤したり、ガラスと
の密着力が低下したりする問題があった。従って、ジェ
リーによって膨潤が小さく、密着力の変化が少ない被覆
材料が要求されている。
被覆用紫外線硬化型組成物としては、特開平2−471
22号公報に記載の例のように、オキシエチレン単位の
ごとき親水性ユニットを数個以上有する反応性モノマー
または反応性オリゴマーを用いたものが知られている。
た公報に記載されている様な組成物で被覆された光ファ
イバは、耐ジェリー性の改良が達成されるが、吸水率を
十分低くし、親水性を抑えることができなかった。
であり、その目的とするところは、耐ジェリー性と低吸
水率を同時に満足する光ファイバ被覆用紫外線硬化型組
成物を提供することにある。
決するために、(A)ポリエステルウレタンアクリレー
ト、(B)一般式
基、R2はプロピレン基またはブチレン基、nは1〜6
の整数を示す。)で表わされるアクリル酸エステル、お
よび(C)光重合開始剤を含有することを特徴とする光フ
ァイバ被覆用紫外線硬化型組成物を提供するものであ
る。
用するウレタンアクリレート(A)は、例えばポリエステ
ルポリオール(a)、ポリイソシアネート(b)及びイソシア
ネート基と反応する活性水素及びアクリロイル基を有す
る化合物(c)を反応させて得ることができる。
ールとしては、多価アルコールと多塩基酸とを必須成分
として反応させて得られる反応生成物や、環状エステル
(ラクトン)を多価アルコール等で開環重合して得られ
る反応生成物があり、例えば、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピ
レングリコール、1,5-ペンタンジオール、3ーメチルー1,5
ーペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、ネオペン
チルグリコール、2-メチル-1,8-オクタンジオール等の
ジオール化合物と、εーカプロラクトン又はβ-メチル-
δ-バレロラクトンとの付加物;上記ジオール化合物
と、コハク酸、アジピン酸、フタル酸、フマル酸、セバ
シン酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の二塩基酸との
反応生成物;上記ジオール化合物と上記二塩基酸とεー
カプロラクトン又はβ-メチル-δ-バレロラクトンとの
三成分の反応物等を挙げることが出来る。
000〜20000、中でも3000〜12000程度
のものが好ましい。
2010」「クラポールP−4010」「クラポールP
−6010」「クラポールPNA−2000」(クラレ
製)、「ポリライトOD−X−2420」「ポリライト
OD−X−640」「ポリライトOD−X−2492」
(大日本インキ化学工業製)、「プラクセル220」
「プラクセル220AL」(ダイセル化学製)等が使用
できる。
晶化しておらず結果的に透明なものが良く、結晶化する
としても出来るだけ低温で結晶化するもの、具体的に
は、例えば10℃でも白濁しないもの、好ましくは5℃
でも白濁しないものを用いることが好ましい。
アジピン酸の反応生成物、ネオペンチルグリコールとア
ジピン酸の反応生成物、エチレングリコールとβ-メチ
ル-δ-バレロラクトンとの付加物が、低温での結晶性が
小さく取扱いが容易な点で、光ファイバ一次被覆用の組
成物を調製するのに用いるウレタンアクリレート(A)を
得るためのポリオール(a)としては好ましい。
の効果を損なわない範囲内で1種以上組み合わせて使用
しても良い。組み合わせるポリオールとしては、例えば
ポリカーボネートポリオール、脂肪族飽和炭化水素、脂
環式炭化水素及び芳香族炭化水素の構造を有するポリオ
ール、ポリエーテルポリオール等が挙げられる。
て、1,6-ヘキサンジオール、3-メチル-1,5-ペンタンジ
オール、ネオペンチルグリコール、1,4-ブタンジオー
ル、1,8-オクタンジオール、1,4-ビス−(ヒドロキシメ
チル)シクロヘキサン、2-メチルプロパンジオール、ジ
プロピレングリコール、ジブチレングリコール、ビスフ
ェノールAの如きジオール化合物のエチレンオキサイド
2〜6モル付加反応物;上記ジオール化合物とシュウ
酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、
ヘキサヒドロフタル酸の如きジカルボン酸の反応成生
物;上記ジオール化合物とε−カプロラクトン又はβ−
メチル−δ−バレロラクトン付加反応物であるポリエス
テルジオール等をジオール成分とするポリカーボネート
ポリオール;これらのポリカーボネートポリオールの、
エチレンオキサイド又はプロピレンオキサイド又はε−
カプロラクトン又はβ−メチル−δ−バレロラクトン付
加反応物であるポリエステルジオール等が挙げられる。
ては、例えば「デスモフェン2020E」(住友バイエ
ルン製)、「DN−980」(日本ポリウレタン製)、
「DN−981」(日本ポリウレタン製)、「DN−9
82」(日本ポリウレタン製)及び「DN−983」
(日本ポリウレタン製)等が使用できる。
芳香族炭化水素の構造を有するポリオールの具体例とし
ては、例えばメチレングリコール、エチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、1,2-ブタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、1,4-ブタンジオール、1,2-ペン
タンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジ
オール、2,5-ジメチルヘキサン-2,5-ジオール、1,2,4-
ブタントリオール、3-メチル-1,5-ペンタンジオール、
2-メチル-1,8-オクタンジオール、1,9-ノナンジオー
ル、1,10-デカンジオール、グリセリン、トリメチロー
ルプロパン、オルトフェニレンジオール、メタフェニレ
ンジオール、パラフェニレンジオール、ナフチレンジオ
ール、1,2-シクロヘキサンジオール、1,3-シクロヘキサ
ンジオール、1,4-シクロヘキサンジオール、1,4-シクロ
ヘキサンジメタノール、4,4'-メチレンビスシクロヘキ
サノール、4,4'-メチレンビスフェノール及び2,2-ビス
(4'-ヒドロキシフェニル)プロパン等が挙げられる。
例えば、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン
ジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、キシリレンジイソシアネート、水添キシリレン
ジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシア
ネート、、1,5-ナフタレンジイソシアネート、トリジン
ジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、
リジンジイソシアネート、脂肪酸のダイマージイソシア
ネート等を挙げることができる。これらのポリイソシア
ネート化合物は単独で用いても良いし、2種以上を組み
合わせ用いても良い。特に、光ファイバ一次被覆材料と
してはトリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネートが好ましい。
アクリロイル基を有する化合物(c)としては、主として
アクリロイル基を有するヒドロキシ化合物が使用され
る。例えば、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒド
ロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアク
リレート、2-ヒドロキシ-3-フェノキシプロピルアクリ
レート、2-ブトキシヒドロキシプロピルアクリレート、
トリメチロールプロパンジアクリレート、ジプロピレン
グリコールモノアクリレート、1,6-ヘキサンジオールモ
ノアクリレート、グリセリンジアクリレート、カプロラ
クトン変性2-ヒドロキシエチルアクリレート、ステアリ
ン酸変性ペンタエリスリトールジアクリレート等を挙げ
ることができる。
水素及びアクリロイル基を有する化合物(c)は、単独で
用いても良いし、2種以上を組み合わせ用いても良い。
(A)を得るに際しては、ポリエステルポリオール(a)、ポ
リイソシアネート(b)及び化合物(c)の反応の順序は特に
限定されるものではなく、例えばポリオール(a)とポリ
イソシアネート(b)とを反応させて、末端イソシアネー
ト基のプレポリマーを得て、それと化合物(c)とを反応
させる方法、ポリイソシアネート(b)と化合物(c)とを反
応させて、末端イソシアネート基のイソシアネート基と
アクリロイル基を有する化合物を得て、それとポリオー
ル(a)とを反応させる方法等がある。
ト(b)とを反応させるに当たっては、ポリオール(a)にポ
リイソシアネート(b)を加える様にしてもよいし、その
逆でも良い。この様なことは、上記(a)と(b)との反応の
みならず、(a)〜(c)を用いてウレタンアクリレート(A)
を得る全ての素反応について言えることである。
しにくいもの、具体的には、例えば10℃でも白濁しな
いもの、好ましくは5℃でも白濁しないものを用いるこ
とが好ましい。
は、一般式
基、R2はプロピレン基またはブチレン基、nは1〜6
の整数を示す。)で表わされるものである。この様な構
造のエステル(B)としては、R2がプロピレン基のもの
が好ましい。エステル(B)としては、例えば、市販品と
して、「アロニックスM117」(東亞合成化学製)、
「NKエステルNPA−5P」(新中村化学製)等が入
手できる。
リレート(A)とアクリル酸エステル(B)との重量割合は特
に限定されるものではないが、例えば重量比にして、ウ
レタンアクリレート(A)/アクリル酸エステル(B)=30
/70〜80/20、好ましくは40/60〜60/4
0とする。
は、公知慣用のものがいずれも使用できるが、光により
ラジカルを発生し、そのラジカルが重合性不飽和化合物
と効率的に反応するものであれば良い。分子が開裂して
ラジカルを発生するタイプや芳香族ケトンと水素供与体
の組合せのように複合して用いられるものがある。
インエチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、
ベンジルジメチルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキ
シルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1
−フェニル−プロパン−1−オン、2、4、6−トリメ
チルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、1−
(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−
メチルプロパン−1−オン及び2−メチル−1−〔4−
(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノプロパノン
−1等を挙げることができる。
ば、ベンゾフェノン、4−フェニルベンゾフェノン、イ
ソフタロフェノン、4−ベンゾイル−4′−メチル−ジ
フェニルスルフイド、2、4−ジエチルチオキサント
ン、2−イソプロピルチオキサントン及び2−クロロチ
オキサントン等が挙げられる。
えば、メルカプト化合物及びアミン化合物等が挙げられ
るが、一般にアミン系化合物が好ましい。アミン系化合
物としては、例えば、トリエチルアミン、メチルジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、ジエチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート、p−ジメチルアミノアセ
トフェノン、p−ジメチルアミノ安息香酸エチル、p−
ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、N、N−ジメチル
ベンジルアミン及び4、4’−ビス(ジエチルアミノ)
ベンゾフェノン等が挙げられる。
のうち、特に分子が開裂してラジカルを発生するタイプ
が好ましい。これらの光重合開始剤は、単独で用いても
良いし、二種類以上組合せて用いても良い。
ト(A)とエステル(B)との合計100重量部当たり、通常
0.1〜10重量部、好ましくは1〜4重量部である。
され、一次被覆及び二次被覆のいずれにも使用できる
が、特に一次被覆用として好適である。
は、内割りで、成分(A)を20〜70重量%、成分(B)を
10〜70重量%、成分(C)を0.5〜10重量%の範
囲から配合されることが好ましい。
ップリング剤(D)を併用することができる。シランカッ
プリング剤(D)を併用した組成物から得られる硬化塗膜
は、ガラスへの密着性の経時変化がより小さくなるとい
う効果が新たに発現する。
としては、公知慣用のものがいずれも使用できるが、例
えば、同一分子内にメルカプト基、アミノ基、アクリロ
イル基、メタクリロイル基等の反応性官能基と次式で表
わされる基を併有する化合物が使用できる。
る。mは1〜3の整数である。
は、例えば、γ-(アクリロキシプロピル)トリメトキ
シシラン、γ-(アクリロキシプロピル)メチルジメト
キシシラン、γ-(メタクリロキシプロピル)トリメト
キシシラン、γ-メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、γ-アミノプロピルトリエトキシシラン等が挙げら
れる。市販品としては、例えば、「KBM502」「K
BM5102」「KBM503」「KBE903」「K
BM803」(信越化学工業製)等が使用できる。
一般式で表わされる化合物が好ましくい。
R4はメチルまたはエチル基、mは1〜3の整数を示
す。)
的に得られる硬化塗膜の引張弾性率の経時変化が極めて
小さくできる点で、ジアルコキシシリル基を有するもの
が特に好ましいく、次の一般式において、m=2のもの
が硬化塗膜とした時の引張弾性率の経時変化がより小さ
くなるので特に好ましい。上記一般式で示されるシラン
カップリング剤(D)の中では、m=2のものが好まし
い。
ではないが、通常重合硬化成分100重量部当たり0〜
5重量%であり、好ましくは0.1〜5重量部である。
記必須成分以外に、不飽和結合を有するその他のモノマ
ーを、希釈剤として本発明の効果を損なわない範囲内で
使用することができる。
ては、主に(メタ)アクリル酸エステルが使用される
が、硬化性の点でアクリル酸エステルを用いるのが好ま
しい。一次被覆用紫外線硬化型組成物には、硬化塗膜に
柔らかさが要求されるため、主に単官能のアクリル酸エ
ステルが用いられ、一方、強靱性を向上させる目的で
は、二官能以上の多官能アクリル酸エステルが一般的に
併用される。
例としては、例えばメチルアクリレート、エチルアクリ
レート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、
アミルアクリレート、2-エチルヘキシルアクリレート、
オクチルアクリレート、ノニルアクリレート、ドデシル
アクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ベンジル
アクリレート、メトキシエチルアクリレート、ブトキシ
エチルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、
テトラヒドロフルフリルアクリレート、カプロラクトン
変性テトラヒドロフルフリルアクリレート、2-ヒドロキ
シプロピルアクリレート、3-クロロ-2-ヒドロキシプロ
ピルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレー
ト、ジエチルアミノエチルアクリレート、ポリプロピレ
ングリコールモノアクリレート、1,3-ブチレングリコー
ルモノアクリレート、テトラメチレングリコールモノア
クリレート、ヘキサメチレングリコールモノアクリレー
ト、トリメチロールプロパンモノアクリレート及びペン
タエリスリトールモノアクリレート、イソボルニルアク
リレート、ジシクロペンタニルアクリレート、ジシクロ
ペンテニルアクリレート等を挙げることができる。
例としては、例えばトリシクロデカンジメタノールジア
クリレート、エチレングリコールジアクリレート、ポリ
エチレングリコールジアクリレート、プロピレングリコ
ールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジアク
リレート、1,3-ブチレングリコールジアクリレート、テ
トラメチレングリコールジアクリレート、ヘキサメチレ
ングリコールジアクリレート、ジシクロペンタジエンジ
アクリレート、ジシクロペンタンジアクリレート、トリ
ス(2-ヒドロキシエチル)イソシアヌレートジアクリレ
ート、トリス(2-ヒドロキシエチル)イソシアヌレート
トリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリ
レート、ペンタエリスリトールトリアクリレート等を挙
げることができる。
結合を有するモノマーとして、例えば、N-ビニルー2ーピ
ロリドン、N-ビニルカプロラクタム、N-ビニルアセトア
ミド等のN-ビニルアミド類、エチルビニルエーテル、プ
ロピルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、オ
クタデシルビニルエーテル、エチレングリコールモノビ
ニルエーテル、ブタンジオールモノビニルエーテル、シ
クロヘキシルビニルエーテル、t-ブチルビニルエーテ
ル、t-アミルビニルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノビニルエーテル、ヘキサンジオールモノビニルエーテ
ル、2ージエチルアミノエチルビニルエーテル、シクロヘ
キサンジメタノールモノビニルエーテル、ブタンジオー
ルジビニルエーテル、ヘキサンジオールジビニルエーテ
ル、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル等の
ビニルエーテル類、アクリロイルモルホリン、等を挙げ
ることができる。
剤、酸化防止剤、光安定剤、可塑剤、界面活性剤等を各
種特性を改良する目的で配合することもできる。
した後、所定量の紫外線を照射することにより、硬化塗
膜で被覆された光ファイバを得ることができる。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。まず、本発明のウレタンアクリレートオリゴマーの
合成例を示す。
ンジオールアジペート)(数平均分子量4000)1モル、
トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート2モル、触
媒としてジブチル錫ジラウレートの微量を窒素ガス導入
管、撹拌機及び冷却管のついた反応容器に仕込み、70℃
で反応を行い、イソシアネート基濃度が仕込濃度の1/2
になったことを確認した。
2モルを、重合禁止剤としてt-ブチルハイドロキノンを
微量及びジブチル錫ジラウレートを微量加え、さらに70
℃でイソシアネート基がほぼなくなるまで反応させて、
ウレタンアクリレートオリゴマー(UA−1)を得た。
ンジオールアジペート)(数平均分子量6000)1モル、
トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート2モル、触
媒としてジブチル錫ジラウレートの微量を窒素ガス導入
管、撹拌機及び冷却管のついた反応容器に仕込み、70℃
で反応を行い、イソシアネート基濃度が仕込濃度の1/2
になったことを確認した。
モルを、重合禁止剤としてt−ブチルハイドロキノンを
微量及びジブチル錫ジラウレートを微量加え、さらに70
℃でイソアネート基がほぼなくなるまで反応させて、ウ
レタンアクリレートオリゴマー(UA−2)を得た。
ル(数平均分子量4000)1モル、トリメチルヘキサメチ
レンジイソシアネート2モル、触媒としてジブチル錫ジ
ラウレートの微量を窒素ガス導入管、撹拌機及び冷却管
のついた反応容器に仕込み、70℃で反応を行い、イソシ
アネート基濃度が仕込濃度の1/2になったことを確認し
た。
モルを、重合禁止剤としてt−ブチルハイドロキノンを
微量及びジブチル錫ジラウレートを微量加え、さらに70
℃でイソアネート基がほぼなくなるまで反応させて、ウ
レタンアクリレートオリゴマー(UA−3)を得た。
線硬化型組成物の実施例及び比較例を示す。
リレートオリゴマ−(UA−1)50重量部、次式で示さ
れるアクリル酸エステル(B)(商品名「NKエステルN
PA−5P」)50重量部、及びベンジルジメチルケター
ル3重量部を60℃で2時間混合溶解して、液状紫外線硬化
型組成物を得た。
す評価を行った。その結果を表1に示した。
を、ガラス板上に乾燥塗膜厚が 140±20μmとなるよう
に各々塗布した後、80W/cmのメタルハライドランプを
用いて、窒素雰囲気下で照射光量100mJ/cm2で硬化させ
た。この硬化膜の引張弾性率をJIS K7113-1981に準
拠して測定した。
ガラス板上に乾燥塗膜厚が 200±20μmとなるように各
々塗布した後、80W/cmのメタルハライドランプを用い
て、窒素雰囲気下で照射光量200mJ/cm2で硬化させた。
この硬化塗膜を試料として、JIS K7209-1984のB法
に準拠して吸水率の測定を行った。
と同様に紫外線硬化型組成物の硬化塗膜を作製した。こ
の硬化膜を23℃50%RHで状態調節したのち、重量
M1を測定する。次に、ジェリー「グランディックJ−
2000」(大日本インキ化学工業製)に80℃1日漬
けた後、取り出し、表面のジェリーを拭き取り重量M2
を測定する。これより、重量変化=M2/M1×100
(%)を求めた。数値が100に近いほど、ジェリーに
よる膨潤等が少なく、耐ジェリー性が良いことを示す。
と同様に紫外線硬化型組成物の硬化塗膜を作製した。こ
の硬化膜をガラス板より剥がさずに23℃50%RHで
24時間状態調節したのちに、JIS Z0237-1991の9
0度引き剥がし法に準拠して硬化膜についてガラスとの
密着力を測定した。引き剥がし速度は100mm/minとし
た。測定平均値をT1とする。次に、ガラス板上に作製
した硬化塗膜を23℃50%RHで24時間状態調節し
たのちに、そのままジェリー「グランディックJ−20
00」(大日本インキ化学工業製)に80℃7日漬けた
後、取り出し、表面のジェリーを拭き取った。この硬化
膜について上記と同様にガラスとの密着力を測定した。
測定平均値をT2とする。これより、ガラスとの密着力
の変化率=T2/T1×100(%)を求めた。数値が
100に近いほど、ジェリーによる密着力の変化が小さ
く、耐ジェリー性が良いことを示す。
クリロキシプロピルメチルジメトキシシラン0.2重量
部を添加して混合溶解して、液状紫外線硬化型組成物を
得た。 (比較例1)ウレタンアクリレートオリゴマー(UA−
1)に代えて、合成例3で得たウレタンアクリレートオ
リゴマー(UA−3)を同量用いる以外は、実施例1と
同様にして、液状紫外線硬化型組成物を得た。
P」に代えて次式で示されるアクリル酸エステル(商品
名「NKエステルNPA−5E」)を同量用いる以外は
実施例1と同様にして、液状紫外線硬化型組成物を得
た。
リレートオリゴマ−(UA−2)30重量部、「NKエス
テルNPA−5P」60重量部、N−ビニルカプロラクタ
ム10重量部、2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホ
スフィンオキシド2重量部、及びγ-アクリロキシプロピ
ルメチルジメトキシシラン0.2重量部を60℃で2時間
混合溶解して、液状紫外線硬化型組成物を得た。
価を行ったところ、引張弾性率0.050kgf/mm
2、吸水率B法0.9%、耐ジェリー性(重量変化)1
01%耐ジェリー性(ガラスとの密着力変化)90%と
いう結果であった。
アクリレート(A)は、いずれも5℃においても結晶化せ
ずに透明であり、白濁していなかった。
組成物から得られる被覆は、耐ジェリー性に優れ、かつ
吸水率が低いという特徴を有する。従って、本発明の光
ファイバ被覆用紫外線硬化型組成物で一次被覆した光フ
ァイバは、ジェリー充填構造の他、様々な構造のケーブ
ルにおいても長期間の使用において高い信頼性を得るこ
とができる。
Claims (4)
- 【請求項1】(A)ポリエステルウレタンアクリレート、
(B)一般式 【化1】 (式中、R1は水素原子またはアルキル基、R2はプロ
ピレン基またはブチレン基、nは1〜6の整数を示
す。)で表わされるアクリル酸エステル、(C)光重合開
始剤を含有することを特徴とする光ファイバ被覆用紫外
線硬化型組成物。 - 【請求項2】(D)シランカップリング剤を含有する請求
項1記載の組成物。 - 【請求項3】(D)シランカップリング剤が、一般式 【化2】 (式中、R3は水素原子またはメチル基、R4はメチル
またはエチル基、mは1〜3の整数を示す。)で表わさ
れる化合物である請求項2記載の組成物。 - 【請求項4】(D)シランカップリング剤が、前記一般式
でm=2の化合物である請求項3記載の組成物。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11100419A (ja) * | 1997-09-26 | 1999-04-13 | Jsr Corp | 放射線硬化性樹脂組成物 |
JP2002362947A (ja) * | 2001-06-06 | 2002-12-18 | Fujikura Ltd | 光ファイバ用被覆材料 |
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JP5417652B1 (ja) * | 2013-04-08 | 2014-02-19 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 樹脂組成物、活性エネルギー線重合性接着剤、及び積層体 |
-
1995
- 1995-01-10 JP JP00191195A patent/JP3738460B2/ja not_active Expired - Fee Related
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