JPH08187935A - インク記録媒体 - Google Patents

インク記録媒体

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JPH08187935A
JPH08187935A JP7253462A JP25346295A JPH08187935A JP H08187935 A JPH08187935 A JP H08187935A JP 7253462 A JP7253462 A JP 7253462A JP 25346295 A JP25346295 A JP 25346295A JP H08187935 A JPH08187935 A JP H08187935A
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recording medium
poly
ink
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JP7253462A
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Lawrence Paul Demejo
ポール デメジョ ローレンス
Douglas Eugene Bugner
ユージーン バクナー ダグラス
Michael R Detty
レイ デティ マイケル
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 市販インクのトリアリールメタン色素の劣化
による画像の退色及び／もしくはカラー歪みを改良した
記録媒体を提供する。 【解決手段】 支持体の少なくとも一方の側に、インク
受容層を有してなる透明もしくは不透明支持体を含んで
なる記録媒体であって、インク受容層が、少なくとも一
種のインク吸収性ポリマーもしくは樹脂及びインク受容
層の総重量に対して０．００１〜５．０重量％の次式：
ｎ［Ｖ＝Ｏ］+2ｍＸ-a（式中、Ｘは、酸アニオンであ
り、ａは、１、２もしくは３であり、そしてｎ及びｍ
は、２ｎ＝ａｍの関係式を満足する）のバナジル塩を含
んでなり、それにより、インク受容層が、トリアリール
メタン色素を含有するインクからその上に形成される、
画像退色及びカラー歪みの減少を示す画像を生成する記
録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ駆動
インクジェット等の自動印刷アッセンブリー、もしくは
ペンプロッター等のグラフィックプロッティング装置に
より、液体インク液滴を適用することによって画像形成
できるインク受容層を有する画像記録媒体に関する。具
体的には、そのインク受容層が、トリアリールメタン色
素含有インクでその上に形成された、画像退色及び／も
しくはカラー歪みの減少を表す画像を生じる、画像記録
媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術】低騒音であり且つ経済的な多色印刷を可
能にするので、インクジェット記録は急速に大衆に受け
入れられている。インクジェット記録プロセスは、記録
用液体（即ち、インク）の液滴を、一つ以上の開口部を
有するプリントヘッドから記録媒体上に射出もしくは噴
射する、記録媒体に記録するプロセスである。
【０００３】記録用液体、即ちインクは、一般的に、色
素もしくは顔料及び溶剤のような記録薬品を含んでい
る。溶剤もしくはキャリアー液体は、典型的に、水、一
価アルコールもしくは多価アルコール等の有機物質、又
は水と他の水混和性溶剤（例えば、一価アルコールもし
くは多価アルコール等）との混合溶剤のいずれかであ
る。
【０００４】インクジェット記録では、種々の機構を用
いて所望する画像を生じる画像記録媒体上にインク液滴
が付着するのをコントロールする。一つのプロセス（連
続インクジェット記録として知られている）では、液滴
の連続流を帯電させ、画像記録媒体の表面に像様に偏向
させ、同時に画像を形成しなかった液滴をインクだめに
回収する。別のプロセス（液滴−オンデマンド−インク
ジェット記録として知られている）では、個々のインク
液滴を要求に応じて画像記録媒体上に発射し、所望する
画像を形成する。液滴−オンデマンド−印刷でのインク
液滴の発射をコントローする通常の方法には、圧電変換
器及び加熱バブル形成が含まれる。ペンプロッターアッ
センブリーも、記録媒体上にインクを用いて大切な情報
を印刷するために非常に広範囲に用いられ、コンピュー
タ援用グラフィックの作成に特に有用である。
【０００５】そのような記録方法に用いられる記録媒体
は、一般的に、支持体上にインク受け入れ層もしくはイ
ンク受容層を有する。これらの記録媒体には、反射で見
ることを予定するもの（通常、不透明支持体を有す
る）、及び透過光で見ることを予定するもの（通常、透
明もしくは半透明支持体を有する）が含まれる。今まで
に、多種多様のタイプのインク受容層が提案されてい
る。例えば、米国特許第４，８６８，５８１号、同４，
９５６，２２３号各明細書には、アルブミン、ゼラチ
ン、カゼイン、デンプン、カチオン性デンプン、アラビ
アゴム、アルギン酸ナトリウム、ポリ（ビニルアルコー
ル）、ポリ（アミド）、ポリ（アクリルアミド）、ポリ
（ビニルピロリドン）、第四級化ポリ（ビニルピロリド
ン）、ポリ（エチレンイミン）、ポリ（ビニルピリジニ
ウムハライド）、メラミン樹脂、ポリ（ウレタン）、ポ
リエステル、カルボキシメチルセルロース、ＳＢＲラテ
ックス、ＮＢＲラテックス、ポリ（ビニルホルマー
ル）、ポリ（酢酸ビニル）、フェノール樹脂、アルキッ
ド樹脂、ポリ（メチルメタクリレート）、等が含まれ
る。
【０００６】一般的に、それらの媒体をインクで画像形
成すると、良好な品質のテキスト及びグラフィック画像
を作成することができる。しかし、そのようなインク受
容層を用いる場合の一つの問題は、ペンプロッター及び
インクジェットプリンターを使って、ある種のインクか
ら作られる画像が、インク受容層上に画像形成された場
合、保存安定性がないということである。即ち、暗色退
色及び他の画像カラーの歪みが画像形成後、特に、一定
期間経過後にに生じる。特に問題の起こりやすいインク
はトリアリールメタン色素を含むインク類である。これ
らのインクでインク受容層に画像形成すると、それら
は、単体の（singlet ）酸素のような反応性化学種とし
て、もしくは別の化学種を攻撃する酸素に由来する過酸
化物もしくはペルオキシラジカルとしての、酸素に由来
する化学種と反応すると思われており、この酸素は周囲
大気からインク受容層中に吸着される。ポリマーインク
受容層に存在するそのような反応性化学種は、トリアリ
ールメタン色素分子（特にトリアリールメタン炭素）の
特定の位置に加わり、色素発色団を分裂させる。これ
が、ある時間を越えると画像が退色し、白くなりもしく
はカラー歪みを起こし、目で見るのに容認できない画像
にする。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】トリアリールメタン色
素の劣化による退色及び／もしくはカラー歪みを、ある
種の水溶性及び／もしくは有機溶剤溶性の抗酸化物質
を、種々の記録媒体のインク受容層に加えることにより
実質的に減らすことができ、同時にその急速乾燥能力、
物理的耐久性及び寸法安定性、低粘性、等のような他の
必要な特性をそのままに維持できることが分かった。特
に、ある種のバナジル塩類をインク受容層の配合物に加
えると、トリアリールメタン色素を用いて形成される画
像の退色及び／もしくはカラー歪みを実質的に少なくす
ることが分かった。
【０００８】バナジル塩類が、インク受容体配合物に存
在する単体の酸素及び／又は過酸化物もしくはペルオキ
シラジカルの掃去剤として機能し、その結果それらと反
応して、画像退色もしくはカラー歪みもしくは画像濃度
低下を起こすトリアリールメタン色素を用いるインク受
容層に存在する酸素もしくは酸素誘導体を無くすること
によって、画像退色及び／もしくはカラー歪みが減少す
ると信じられる。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明に従って、支持体
の少なくとも一方の側に、それに適用される液体インク
滴の適用により画像形成できるインク受容層を有してな
る透明もしくは不透明支持体を含んでなる記録媒体であ
って、前記インク受容層が、少なくとも一種のインク吸
収性ポリマーもしくは樹脂、及びインク受容層の総重量
に対して０．００１〜５．０重量％の次式： ｎ［Ｖ＝Ｏ］+2ｍＸ-a （式中、Ｘは、酸アニオンであり、ａは、１、２もしく
は３であり、そしてｎ及びｍは、２ｎ＝ａｍの関係式を
満足する）のバナジル塩を含んでなり、それにより、前
記インク受容層が、トリアリールメタン色素を含有する
インクからその上に形成される、画像退色及びカラー歪
みの減少を示す画像を生成する記録媒体を提供する。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の記録媒体は、主たる構成
要素として、少なくとも一種の適合する親水性もしくは
疎水性のインク吸収性ポリマーもしくは樹脂、又はその
ようなポリマーもしくは樹脂の配合物（それらは、支持
体上に塗布されてインクジェットもしくはペンプロッタ
ー印刷装置により画像形成することができる吸収性層を
生成する）、そして副次的な構成要素として、次式： ｎ［Ｖ＝Ｏ］+2ｍＸ-a （式中、Ｘは、酸アニオンであり、ａは、１、２もしく
は３であり、そしてｎ及びｍは、２ｎ＝ａｍの関係式を
満足する）のバナジル塩を含んでなる、それらのインク
受容層によって主として特徴付けられる。
【００１１】このインク受容層は、トリアリールアミン
色素類を含有するインクで画像形成する場合に、退色及
び／もしくはカラー歪みの減少を示す。本明細書で用い
る「親水性」の用語は、大量の水を吸収することができ
る物質（水溶性のものを含む）を記載するのに用いる。
本明細書で用いる「疎水性」の用語は、水もしくは水性
流体において実質的に不溶性及び非膨潤性である物質を
記載するのに用いる。
【００１２】記録要素は、一般的に、基体もしくは支持
体（支持材として）、及び前記基体もしくは支持体の表
面に与えられる記録面（即ち、インク受容層）を含む。
インクジェット記録装置もしくはペンプロッターにより
生成される画像が、表面の画像を観察する反射プリント
の形態となることが必要な場合は、支持体は不透明であ
る。インクジェット記録装置もしくはペンプロッターに
より生成される画像が、透過光を用いる透過モードで見
ることが必要な場合（例えば、オーバーヘッドプロジェ
クターと一緒に）は、支持体は透明である。この用途で
は、インク受容層も透明もしくは実質的に透明でなけれ
ばならない。どちらの場合も、インク受容層は、インク
ジェット印刷装置もしくはペンプロッターにより画像形
成することができるインク吸収性層を生成する支持体材
料上に塗布される、少なくとも一種の親水性もしくは疎
水性のインク受容性ポリマーもしくは樹脂、又はそのよ
うなポリマーもしくは樹脂の配合物を含んでなる。
【００１３】前記したように、市販されている多くのイ
ンクジェット印刷装置及びペンプロッターに使用する多
くのインクは、単体の酸素のような反応性化学種とし
て、もしくは別の化学種を攻撃する酸素に由来する過酸
化物もしくはペルオキシラジカルとしての、酸素に由来
する化学種と反応すると思われ、トリアリールメタン色
素分子の特定の場所に加わり色素発色団を分裂させる。
次に、これが、色素が画像の実質的部分を構成する領域
の画像退色及びカラーもしくはカラー歪みを表す。画像
濃度の１０％を越える減少を起こす画像退色は容認でき
ないと考えられる。上記のトリアリールメタン色素はつ
ぎのような一般構造を有する：
【００１４】
【化１】
【００１５】（式中、Ｒ1 、Ｒ2 、Ｒ3 、及びＲ4 は、
水素、炭素数約１〜約６のアルキル基、スルホネート、
ハロゲン、アルコキシ、シアノ、カルボキシ、ヒドロキ
シ、アリールから選ばれる構成成分を有する置換された
アルキル基、及び置換基がスルホネート、アルキル、カ
ルボキシもしくはハロゲンである置換されたアリールと
なることができ、Ｒ5 は、水素もしくは次式：
【００１６】
【化２】
【００１７】となることができ、Ｒ6 は、Ｒ1 〜Ｒ4 、
スルホネート、ハロゲン、アルコキシ、シアノ、カルボ
キシ、もしくはヒドロキシとなることができる） このような色素の具体例には、Crystal Violet、Basic
Violet 3、Color Index(CI) 42555 及びErioglaucine、
Acid Blue 9, CI 42090 が含まれる。
【００１８】画像退色及びもしくはカラー歪みを表さな
いインク受容層を有する本発明のインク受容媒体を提供
するためには、本発明の記録媒体のインク受容層のイン
ク受容性配合物が、インク受容層の総重量に対して０．
００１〜５．０重量％の一般式： ｎ
［Ｖ＝Ｏ］+2ｍＸ-a （式中、Ｘは、酸アニオンであり、ａは、１、２もしく
は３であり、そしてｎ及びｍは、２ｎ＝ａｍの関係式を
満足する）のバナジル塩を含有する。
【００１９】一般的に、これらの添加物は画像濃度低下
を、１０％未満、好ましくは５％未満に少なくすること
ができる。これらの塩類は水和物であってもよく無水物
であってもよい。このような塩類の具体例には、硫酸バ
ナジル、酢酸バナジル、塩化バナジル、燐酸バナジル等
が含まれる。好ましい塩は硫酸バナジルである。
【００２０】特定の理論によって限定されることは望ま
しくないが、インク受容層に存在する単体の酸素及び／
又は過酸化物もしくはペルオキシラジカルの掃去剤とし
て機能し、その結果それらと反応して、画像退色もしく
はカラー歪みもしくは画像濃度低下を起こすトリアリー
ルメタン色素と反応して、画像退色及び／もしくはカラ
ー歪みを起こす、インク受容層に存在する酸素もしくは
酸素誘導体が無くなることにより、そのような塩類が画
像退色及び／もしくはカラー歪みを少なくすると信じら
れる。
【００２１】親水性もしくは疎水性のインク吸収性ポリ
マーもしくは樹脂は、インク受容層の主たる構成要素を
構成する。一般的に、十分な量の前記ポリマーもしくは
樹脂がインク受容層に存在してその層の中に高度のイン
ク吸収性を達成することを保証するために、前記樹脂も
しくはポリマーはインク受容層の少なくとも４０重量％
を構成する。
【００２２】高度のインク吸収性を備えた本発明の記録
媒体のインク受容層を形成するのに用いることができる
適合する天然の水溶性親水性樹脂もしくはポリマーに
は、アルブミン、ゼラチン、カゼイン、デンプン、カチ
オン性デンプン、アラビアゴム、アルギン酸ナトリウム
の天然の水溶性親水性樹脂が含まれる。本発明の記録媒
体のインク受容層を形成するのに用いることができる合
成の水溶性親水性樹脂もしくはポリマーには、ポリ（ビ
ニルアルコール）、ポリ（アミド）、ポリ（アクリルア
ミド）、ポリ（ビニルピロリドン）、ポリ（エチレンイ
ミン）、ポリ（ビニルピリジニウムハライド）、メラミ
ン樹脂、ポリ（ウレタン）、及びポリエステルが含まれ
る。上記樹脂に加えて、スチレン−ブタジエンゴム、ア
クリロニトリル−ブタジエンゴム、ポリ（ビニルブチラ
ール）、ポリ（アクリロニトリル）、ポリ（ビニルホル
マール）、ポリ（メチルメタクリレート）、ポリ（塩化
ビニル）、ポリ（酢酸ビニル）等の疎水性樹脂を包含す
ることが可能である。更に、米国特許第５，３０２，４
３６号（Miller）明細書に開示される配合物のような、
酸官能基を組み込んだ少なくとも一種の水吸収性親水性
ポリマー材料及び少なくとも一種の疎水性ポリマー材料
を含有するポリマー配合物も、本発明の記録媒体のイン
ク受容層の形成に使用するのに適している。上記に加え
て本発明の実施に用いることができる他の親水性及び疎
水性の樹脂もしくはポリマーは、当業者によって、容易
に、そして簡単に決定することができる。
【００２３】本発明の記録媒体のインク受容層を形成す
るインク受容配合物は、その成分を通常の溶剤に溶解す
ることによって調製することができる。通常の溶剤を選
定する周知の方法は、米国特許第４，９３５，３０７号
明細書に記載されているハンセンパラメータを用いる。
通常のコーティング技法、例えば、Meyer バーコーティ
ング、ナイフコーティング、リバースロールコーティン
グ等のプロセスを用いて、溶剤もしくは水性媒体又はそ
れらの配合物中の前記ポリマーもしくは樹脂の溶液又は
分散体から付着させることによって支持体にインク受容
層を適用することができる。
【００２４】インク受容層もしくはコーティングの乾燥
は、例えば、選定された特定の支持体に適した温度の熱
風炉での加熱による通常の乾燥技法により達成すること
ができる。特定の好ましい態様では、高度のインク吸収
性を有するポリマーもしくは樹脂を前記インク受容層を
形成するのに用いるが、インクジェットもしくはペンプ
ロッター記録方法は一般的に水性インクを使用するの
で、水性インクに対して良好なインク吸収性を有するポ
リマーもしくは樹脂、例えば、上記のポリマー類の水溶
性もしくは親水性のポリマー又は樹脂の一つを用いるこ
とが好ましい。
【００２５】本発明の記録媒体に用いるのに特に適した
インク受容層は、ポリエステルアイオノマーの粒子の水
性分散体、即ち、米国特許第４，９０３，０４０号明細
書に記載されている、ビニルピロリドンポリマーに分散
されたポリ（シクロヘキシレンジメチレンイソフタレー
ト−コ−ソジオスルホベンゼンジカルボキシレート）の
ような、支持体上に塗布される層である。
【００２６】本発明の記録媒体に用いるのに特に適した
もう一つのインク受容層は、ポリエステルアイオノマー
の粒子の水性分散体、即ち、米国特許第４，９０３，０
３９号明細書に記載されている、ビニルピロリドンポリ
マーに分散されたポリ（シクロヘキシレンジメチレン−
コ−オキシジエチレンイソフタレート−コ−ソジオスル
ホベンゼンジカルボキシレート）のような、支持体上に
塗布される層である。
【００２７】本発明の記録媒体に用いるのに特に適した
更にもう一つのインク受容層は、ポリエステルアイオノ
マーの粒子の水性分散体、即ち、米国特許第４，９０
３，０４１号明細書に記載されている、ビニルピロリド
ンポリマーに分散されたポリ［シクロヘキシレンジメチ
レン−コ−キシリレンテレフタレート−コ−マロネート
−コ−ソジオイミノビス（スルホニルベンゾエート）］
のような、支持体上に塗布される層である。
【００２８】このポリエステルの粒子は、一般的に約１
μｍまで、しばしば約０．００１〜０．１及び典型的に
０．０１〜０．０８μｍの直径を有する。インク受容層
中でのビニルピロリドンポリマーに対するポリエステル
の重量比は、典型的に少なくとも１：１、そして一般的
には約１：１〜６：１の範囲である。又、本発明の記録
媒体に用いるインク受容層は、本発明の記録媒体の非粘
着特性に寄与するため、そしてそれらの耐汚染性をコン
トロールするための、二酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ
及び架橋ポリ（メチルメタクリレート）もしくはポリス
チレン等のポリマービーズ等の艶消し剤；インク吸収性
粒子もしくは層の熟成作用を改良すること、吸収性及び
次にそれに適用されるインクの乾燥を促進すること、イ
ンク受容層の表面均一性を高めることそして乾燥塗膜の
表面張力を調節することの目的のために、非イオン性
の、炭化水素もしくはフッ化炭化水素界面活性剤、又は
第四級アンモニウム塩類等のカチオン性界面活剤のよう
な界面活性剤；蛍光色素；ｐＨ調整剤；消泡剤；滑剤；
防腐剤；粘度改良剤、色素定着剤；防水剤；分散剤；Ｕ
Ｖ吸収剤；防黴剤；帯電防止剤、等を含むの種々の公知
の添加剤を混ぜることができる。前記の添加剤を達成し
ようとする目的に従って公知の化合物もしくは物質から
選定することができる。
【００２９】しかし、この記録方法によって生成される
画像を、透過光（支持体は透明である）で見ることが必
要な場合は、選定される添加剤のタイプ及び量は、イン
ク受容層それ自体が光透過性のままであること、即ち、
実質的に非光散乱性とならねばならないことに留意す
る。従って、この場合、インク受容層が澄んで透明なま
まであり、曇ったり不明瞭にしないように、インク受容
層に含まれる添加剤の選定及び量に注意を払わなければ
ならない。
【００３０】本発明に用いる記録媒体に使用するのに特
に好ましいインク受容層は、米国特許第４，９０３，０
３９号、同４，９０３，０４０号及び同４，９０３，０
４１号各明細書に開示及び記載されているタイプの水分
散性ポリエステルアイオノマー５〜７重量％、ポリ（ビ
ニルピロリドン）２．５〜５．０重量％、ポリ（ビニル
アルコール）０〜０．５重量％、インク受容層の平滑性
を高める平均粒子サイズ３〜３０μｍのポリ（メチルメ
タクリレート−コ−ジビニルベンゼン）粒子０．０５〜
０．３重量％、均一な厚みを有するインク受容層を与え
る界面活性剤としてのプロピレングリコールブチルエー
テル０．０１〜０．１重量％、硫酸バナジル２水和物
０．０１〜０．１重量％、及び水９０重量％の水性分散
体として、支持体に塗布される層である。
【００３１】インク受容層は、記録液体もしくはインク
を吸収し、捕獲するのに十分な乾燥厚ことができ、記録
液体の量によって変わるけれども、１〜３０μｍ、好ま
しくは５〜２０μｍの範囲に渡ることができる。本発明
の記録媒体に用いる支持体材料は、必要に応じて透明も
しくは不透明材料となることができる。有用な支持体材
料の例には、紙、布、木材、金属シート材料、プラスチ
ックフィルム及びガラスが含まれる。最も一般的には、
不透明支持体が望ましい場合は紙が用いられ、透明支持
体が望ましい場合はプラスチックフィルムが用いられ
る。透明記録媒体を調製する場合、支持体は、三酢酸セ
ルロース、酢酸プロピオン酸セルロースもしくは酢酸酪
酸セルロース等のセルロースエステル、ポリ（エチレン
テレフタレート）等のポリエステル、ポリアミド、ポリ
イミド、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ポリ（酢
酸ビニル）、ポリエーテル、ポリ（ビニルクロライド）
樹脂、ポリスルホンアミド、ガラス等からなることがで
きる。その優れた寸法安定性のために、ポリエステル支
持体、そして特にポリ（エチレンテレフタレート）が好
ましい。
【００３２】オーバーヘッド画像プロジェクションに用
いる場合は、支持体は透明でなければならず、透明な場
合は、記録画像の耐光性を高めるように紫外光を濾過す
るように、ＵＶ吸収剤を含む公知の添加剤を含有するこ
とができる。ＵＶ吸収剤は、透明支持体を通過する光か
ら主として２５０〜４００ｎｍの範囲の光を吸収するこ
とができる。この波長領域の光は、記録液体中で記録薬
剤として用いられる色素の分解及び劣化の原因となり、
これが、画像を脱色、退色もしくは漂白する。
【００３３】適合する紫外吸収剤としては以下の化合物
が挙げられる：２，２’−ジヒドロキシ−４−ジメトキ
シベンゾフェノン（Cyasorb UV-24 、ACC 製）；２，
２’−ジヒドロキシ−４，４’−ジメトキシベンゾフェ
ノン（Uvinul D-49 、BASF製）等のベンゾフェノン化合
物；２−（２’−ヒドロキシ−５’−メチルフェニル）
ベンゾトリアゾール（Tinuvin P 、Ciba Geigy製）；２
−（２’−ヒドロキシ−５’−ｔ−ブチルフェニル）ベ
ンゾトリアゾール（Tinuvin PS、Ciba Geigy製）；２−
（２’−ヒドロキシ−３’，５’−ジ−ｔ−ブチルフェ
ニル）（Tinuvin 320 、Ciba Geigy製）；２−（２’−
ヒドロキシ−３’−ｔ−ブチル−５’−メチルフェニ
ル）−５−クロロベンゾトリアゾール（Tinuvin 326 、
Ciba Geigy製）；サリチル酸フェニル（Seesorb 201 、
Nisseki Calcium 製）；サリチル酸ｐ−ｔ−ブチルフェ
ニル（Sumisorb 90 、Sumitomo Chemical 製）及びサリ
チル酸ｐ−オクチルフェニル（OPS 、Eastman Chemical
製）等のサリチル酸化合物。
【００３４】更に、この支持体それ自体は、自立型とな
らねばならない。「自立型」とは、支持基体無しで独立
して存在できるシートもしくはフィルム等の支持体材料
を意味する。支持体は、透明な場合は、約１０μｍ〜約
５００μｍ、好ましくは約２５μｍ〜１２５μｍの厚さ
が適当であり、不透明の場合は、約７５μｍ〜約３００
μｍ、好ましくは約１２５μｍ〜３００μｍの厚さが適
当である。必要ならば、支持体へのインク受容層の接着
を促進するために、支持体面を最初に当該技術分野で一
般的に知られているような化学下塗り媒体で処理しても
よい。支持体面上に下塗り層を形成する通常の下塗りも
しくは接着促進剤の例には、ハロゲン化フェノールもし
くは部分的に加水分解された塩化ビニル−酢酸ビニルコ
ポリマーが含まれる。そのようなコポリマーは、都合良
く塩化ビニル６０〜９８重量％及びヒドロキシル単位
０．５〜３重量％を含有する。コポリマーの分子量（数
平均分子量）は、１０，０００〜３０，０００、好まし
くは１６，５００〜２５，０００の範囲である。
【００３５】下塗り剤を適当に、相対的に薄い乾燥塗膜
厚（例えば、一般的に２μｍ未満、好ましくは１μｍ未
満）を有する下塗り層を生成するような濃度レベルで塗
布する。あるいは、支持体へのインク受容層の接着を促
進するために、支持体面にインク受容層を塗布する前
に、支持体面をコロナ放電処理してもよい。必要なら
ば、不透明支持体（例えば、紙）でインク受容層が保持
される場合、紙基体の細孔及び繊維にインク受容層に由
来する溶剤が浸透するのを防止するために、例えば、ポ
リ（オレフィン）からなる溶剤抵抗層を、支持体の前面
もしくは観察面に直接コートすることができる。これに
より紙支持体上へのインク受容層の予測塗膜をより均一
にできる。更に、本明細書で教示するように支持体材料
上にインク受容層をコーティングする時に、インク受容
層と紙との間に配置されるポリ（オレフィン）層もしく
はコーティング無い場合には吸収することになる、大量
の水及び／もしくは有機溶剤により紙が破れるのも、こ
のポリ（オレフィン）層は防止する。更に、コーティン
グする時に、吸収することになる大量の水及び／もしく
は有機溶剤により紙がカール及びしわになるのを、ポリ
（オレフィン）層は防止する。
【００３６】ベース紙のコーティングに用いるポリ（オ
レフィン）は、好ましくは低密度ポリ（エチレン）（Ｌ
ＤＰＥ）及び／もしくは高密度ポリ（エチレン）（ＨＤ
ＥＰ）タイプである方がよい。しかし他のポリ（オレフ
ィン）類、例えば、ポリ（プロピレン）も用いることが
できる。ポリオレフィン層のコーティング厚は（界面活
性剤、蛍光増白剤、可塑剤、酸化防止剤、光安定化剤等
のその物理的及び光学的特性を高める他の公知の添加剤
が含まれていてもよい）、６〜６５μｍ、好ましくは１
０〜４０μｍである方がよい。
【００３７】必要に応じて、記録媒体の機械取り扱い
性、摩擦及び抵抗性等の改善のために、紙の裏面（即
ち、コーティングがない）に、追加のバッキング層もし
くはコーティングを適用することができる。一般的に、
バッキング層は、バインダー及びフィラーを含んでい
る。典型なフィラーには、非晶質及び結晶性シリカ、ポ
リ（メチルメタクリレート）、中空球ポリスチレンビー
ズ、微結晶性セルロース、酸化亜鉛、タルク等が含まれ
る。バッキング層に配合されるフィラーは、一般的にバ
インダー成分の２重量％未満であり、フィラー材料の平
均粒子サイズは、１０〜３０μｍ、好ましくは１５〜２
０μｍの範囲である。バッキング層に用いられるバイン
ダーの典型的なものは、アクリレート類、メタクリレー
ト類、ポリスチレン類及びポリ（塩化ビニル）−ポリ
（酢酸ビニル）コポリマー類等の非水吸収性のポリマー
類である。更に、記録媒体の静電抵抗を保護するために
バッキング層に帯電防止剤を含めることができる。特
に、適合する帯電防止剤は、ドデシルベンゼンスルホネ
ートナトリウム塩、オクチルスルホネートカリウム塩、
オリゴスチレンスルホネートナトリウム塩、ジブチルナ
フタレンスルホネートナトリウム塩、ラウリルスルホス
クシネートナトリウム塩等の化合物である。
【００３８】帯電防止剤を、バインダーの重量に対して
０．１〜１５重量％の量でバインダー組成物に添加す
る。本発明の記録媒体は、例えば、ポリ（ビニルアルコ
ール）、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、等を含む層のような、イ
ンク透過性、粘着防止層でオーバーコートされたインク
受容層を有することができる。オーバーコート層もしく
はトップコート層も、画像品質を改良するためにインク
液滴の展開を適当にコントロールするのを助ける表面特
性を与えることができる。上記のような通常のコーティ
ング方法を用いて、インク受容層上に保護ポリマー材料
の約１０μｍ以下、好ましくは約０．０１〜３．０μｍ
の薄膜を形成することによって、上記のような機能を有
するインク透過性層を完成することができる。
【００３９】実際、オーバーコートのコーティングに種
々の添加剤を用いることができる。これらの添加剤に
は、コーティング混合物の湿潤もしくは展開作用をコン
トロールする界面活性剤、帯電防止剤、沈殿防止剤、及
び塗布された製品のスペーサーとしての摩擦特性もしく
は作用をコントロールする粒状物が含まれる。
【００４０】
【実施例】以下の例により本発明を更に説明する。例１ ５．６６重量％のポリ［１，４−シクロヘキシレンジメ
チレン−コ−２，２’−オキシジエチレン（４６／５
４）イソフタレート−コ−５−ソジオスルホ−１，３−
ベンゼンジカルボキシレート（８２／１８）］（AQ55:E
astman Chemical）、３．７７重量％のポリ（ビニルピ
ロリドン）（PVP K-90:ISP Corporation）、０．４重量
％のポリ（ビニルアルコール）（AIRVOL 325:Air Produ
cts and Chemicals ）、０．０５重量％の硫酸バナジル
２水和物結晶（９５％）（EastmanFine Chemicals）、
０．１０重量％の平均粒子径２５μｍのポリ（メチルメ
タクリレート−コ−ジビニルベンゼン）粒子、０．１２
重量％のプロピレングリコールブチルエーテル（Propas
ol-B Union Carbide Corporation）及び８９．９重量％
の蒸留水を含むインク受容層を、４ミル厚フィルムのポ
リ（エチレンテレフタレート）（乾燥被覆量８．６ｇ／
ｍ2 （０．８ｇ／ｆｔ2 ））を有する透明支持体に塗布
して本発明の記録媒体を作成した。この支持体をコーテ
ィング溶液を塗布する直前にコロナ放電処理した。
【００４１】比較例２ 硫酸バナジルを除いた以外は、例１に記載したのと同じ
インク受容記録媒体を調製した。例３ 例１及び比較例２にに記載したように調製した、幅２
１．５９ｃｍ（８．５インチ）及び長さ２７．９４ｃｍ
（１１インチ）のインク記録媒体のサンプルを、トリア
リールメタンシアン色素（Acid Blue 9 ）を含有する市
販のインク（ヒューレットパッカード社製）を用いる、
デスクライーター５５０Ｃ（商品名、ヒューレットパッ
カード社製）インクジェットプリンターを用いて画像作
成した。この画像は、長さと幅が２．５４ｃｍ（１イン
チ）の１インチ平方の形の印刷領域もしくはパッチを含
んでいた。これらの画像は、印刷直後、同じ色相及び濃
度であるように見えた。そして、これらの画像を暗い同
じ周囲条件下で１６８日に渡って経時変化させた。この
時点で例１の画像サンプルは新しい画像印刷と同じよう
に見えたが、対応する比較例２の画像サンプルは劇的に
変化していた。これらの観察は、トリアリールメタン
Acid Blue 9 の望ましくない漂白と一致した。
【００４２】本発明の好ましい態様を特に詳細に記載し
たが、本発明の精神及び範囲内で種々の変更及び改造が
可能であることは、理解されるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル レイ デティ アメリカ合衆国，ニューヨーク 14617, ロチェスター，マウント エアリー ドラ イブ 49

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 支持体の少なくとも一方の側に、それに
    適用される液体インク滴の適用により画像形成できるイ
    ンク受容層を有してなる透明もしくは不透明支持体を含
    んでなる記録媒体であって、 前記インク受容層が、少なくとも一種のインク吸収性ポ
    リマーもしくは樹脂、及びインク受容層の総重量に対し
    て０．００１〜５．０重量％の次式： ｎ［Ｖ＝Ｏ］+2ｍＸ-a （式中、Ｘは、酸アニオンであり、 ａは、１、２もしくは３であり、そしてｎ及びｍは、２
    ｎ＝ａｍの関係式を満足する）のバナジル塩を含んでな
    り、 それにより、前記インク受容層が、トリアリールメタン
    色素を含有するインクからその上に形成される、画像退
    色及びカラー歪みの減少を示す画像を生成する、記録媒
    体。
  2. 【請求項２】 前記インク受容層のためにインク透過性
    保護層を更に含んでなる請求項１に記載の記録媒体。
  3. 【請求項３】 前記支持体と前記インク受容層との間に
    少なくとも一層の下塗り層を更に含んでなる請求項１に
    記載の記録媒体。
  4. 【請求項４】 前記樹脂が、親水性樹脂である請求項１
    に記載の記録媒体。
  5. 【請求項５】 前記親水性樹脂が、ポリ（ビニルアルコ
    ール）である請求項４に記載の記録媒体。
  6. 【請求項６】 前記親水性樹脂が、ポリ（ビニルピロリ
    ドン）である請求項４に記載の記録媒体。
  7. 【請求項７】 前記親水性樹脂が、ポリエステルを含む
    請求項４に記載の記録媒体。
  8. 【請求項８】 前記ポリエステルが、ポリ（シクロヘキ
    シレンジメチレンイソフタレート−コ−ソジオスルホベ
    ンゼンジカルボキシレート）である請求項７に記載の記
    録媒体。
  9. 【請求項９】 前記ポリエステルが、ポリ（シクロヘキ
    シレンジメチレン−コ−オキシジエチレンイソフタレー
    ト−コ−ソジオスルホベンゼンジカルボキシレート）で
    ある請求項７に記載の記録媒体。
  10. 【請求項１０】 前記ポリエステルが、ポリ［シクロヘ
    キシレンジメチレン−コ−キシリレンテレフタレート−
    コ−マロネート−コ−ソジオイミノビス（スルホニルベ
    ンゾエート）］である請求項７に記載の記録媒体。
  11. 【請求項１１】 前記ポリエステルが、ポリ［１，４−
    シクロヘキシレンジメチレン−コ−２，２’−オキシジ
    エチレン（４６／５４）イソフタレート−コ−５−ソジ
    オスルホ−１，３−ベンゼンジカルボキシレート（８２
    ／１８）］である請求項７に記載の記録媒体。
  12. 【請求項１２】 前記ポリエステルが、ビニルピロリド
    ンポリマーに分散されたポリ（シクロヘキシレンジメチ
    レンイソフタレート−コ−ソジオスルホンベンゼンジカ
    ルボキシレート）の粒子を含んでなる請求項８に記載の
    記録媒体。
  13. 【請求項１３】 前記ポリエステルが、ビニルピロリド
    ンポリマーに分散されたポリ（シクロヘキシレンジメチ
    レン−コ−オキシジエチレンイソフタレート−コ−ソジ
    オスルホベンゼンジカルボキシレート）の粒子を含んで
    なる請求項９に記載の記録媒体。
  14. 【請求項１４】 前記ポリエステルが、ビニルピロリド
    ンポリマーに分散されたポリ［シクロヘキシレンジメチ
    レン−コ−キシリレンテレフタレート−コ−マロネート
    −コ−ソジオイミノビス（スルホニルベンゾエート）］
    の粒子を含んでなる請求項１０に記載の記録媒体。
  15. 【請求項１５】 前記ポリエステルが、ビニルピロリド
    ンポリマーに分散されたポリ［１，４−シクロヘキシレ
    ンジメチレン−コ−２，２’−オキシジエチレン（４６
    ／５４）イソフタレート−コ−５−ソジオスルホ−１，
    ３−ベンゼンジカルボキシレート（８２／１８）］の粒
    子を含んでなる請求項１１に記載の記録媒体。
  16. 【請求項１６】 前記インク受容層が、５．０〜７．０
    重量％のポリ［１，４−シクロヘキシレンジメチレン−
    コ−２，２’−オキシジエチレン（４６／５４）イソフ
    タレート−コ−５−ソジオスルホ−１，３−ベンゼンジ
    カルボキシレート（８２／１８）］、２．５〜５．０重
    量％のポリ（ビニルピロリドン）、０〜０．５重量％の
    ポリ（ビニルアルコール）、０．０５〜０．３重量％の
    ポリ（メチルメタクリレート−コ−ジビニルベンゼン）
    粒子、０．０１〜０．１重量％のプロピレングリコール
    ブチルエーテル、０．０１〜０．１重量％の硫酸バナジ
    ル２水和物の水性分散体として支持体上に塗布されてい
    る請求項１に記載の記録媒体。
  17. 【請求項１７】 前記支持体が、紙である請求項１に記
    載の記録媒体。
  18. 【請求項１８】 前記支持体が、ポリエステルフィルム
    である請求項１に記載の記録媒体。
  19. 【請求項１９】 前記ポリエステルが、ポリ（エチレン
    テレフタレート）である請求項１８に記載の記録媒体。
  20. 【請求項２０】 前記インク受容層の乾燥厚が、１〜３
    ０μｍである請求項１に記載の記録媒体。
  21. 【請求項２１】 前記支持体の乾燥厚が、１０〜５００
    μｍである請求項１に記載の記録媒体。
  22. 【請求項２２】 前記バナジル塩が硫酸バナジルである
    請求項１に記載の記録媒体。
JP7253462A 1994-09-30 1995-09-29 インク記録媒体 Pending JPH08187935A (ja)

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