JPH08187485A - 廃棄物溶融炉から排出される溶融物の処理装置 - Google Patents

廃棄物溶融炉から排出される溶融物の処理装置

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JPH08187485A
JPH08187485A JP7018711A JP1871195A JPH08187485A JP H08187485 A JPH08187485 A JP H08187485A JP 7018711 A JP7018711 A JP 7018711A JP 1871195 A JP1871195 A JP 1871195A JP H08187485 A JPH08187485 A JP H08187485A
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JP
Japan
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granulated
type magnetic
magnetic separator
melting furnace
drum type
Prior art date
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Pending
Application number
JP7018711A
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English (en)
Inventor
Shoji Minami
省次 南
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、廃棄物溶融炉から排出された溶融物
を水砕スラグと水砕メタルとに確実に分離することがで
き、また分離した水砕スラグを針状物のない大きさや形
状が揃ったものとすることができる、廃棄物溶融炉から
排出される溶融物の処理装置を提供するものである。 【構成】本発明は、廃棄物溶融炉の出滓口を臨んでその
下方に該出滓口から排出された溶融物を水砕固化する水
砕固化装置が配置されており、該水砕固化装置の下流側
に該水砕固化装置から掻き上げられた水砕固化物を磁選
する回転ドラム式磁選機が接続されていて、該回転ドラ
ム式磁選機の下流側に該回転ドラム式磁選機で分離され
た水砕スラグを破砕及び整粒するケージミル又はピンミ
ルが接続されて成ることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は廃棄物溶融炉から排出さ
れる溶融物の処理装置に関する。都市ごみや産業廃棄物
等を焼却処理すると、金属を含む焼却灰や飛灰が生成す
る。これらの焼却灰や飛灰は、そのまま例えば埋立処分
すると、二次公害を引き起こすので、廃棄物溶融炉で溶
融処理される。焼却灰や飛灰を廃棄物溶融炉で溶融処理
すると、溶融物が生成する。この溶融物は溶融メタルと
溶融スラグとの混合物である。本発明はかかる溶融物を
処理する装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような溶融物の処理装置と
して、廃棄物溶融炉の出滓口を臨んでその下方に水砕固
化装置が配置されており、該水砕固化装置の下流側にベ
ルト式磁選機が接続されて成るものが使用されている
(特開昭62−172107)。この従来装置は、廃棄
物溶融炉の出滓口から溢流した溶融物を水砕固化装置で
水砕固化し、該水砕固化装置から掻き上げられた水砕固
化物をベルト式磁選機で磁選して磁性の水砕メタルと非
磁性の水砕スラグとに分離するというものである。
【0003】ところが、上記のような従来装置には、実
際のところ、水砕固化物を水砕メタルと水砕スラグとに
充分に分離することができず、また分離した水砕スラグ
がその大きさや形状が著しく不揃で、しかも先端が鋭利
な針状物を多量に含有するという欠点がある。水砕固化
装置から掻き上げられた水砕固化物は相当量の水を同伴
しているため、実際問題として、ベルト式磁選機では、
かかる水砕固化物を水砕メタルと水砕スラグとに充分に
分離することができず、水砕メタルとして分離した区分
に多量の水砕スラグが混入し、また水砕スラグとして分
離した区分に多量の水砕メタルが混入するのである。水
砕固化物を水砕メタルと水砕スラグとに確実に分離でき
ないと、これらの有効利用が著しく制約され、また分離
した水砕スラグがその大きさや形状が著しく不揃で、し
かも先端が鋭利な針状物を多量に含有すると、同様にそ
の有効利用が著しく制約されるだけでなく、取扱いそれ
自体も誠に危険である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来装置では、水砕固化物を水砕メタルと
水砕スラグとに充分に分離することができず、また分離
した水砕スラグがその大きさや形状が著しく不揃で、し
かも先端が鋭利な針状物を多量に含有する点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、廃棄
物溶融炉の出滓口を臨んでその下方に該出滓口から排出
された溶融物を水砕固化する水砕固化装置が配置されて
おり、該水砕固化装置の下流側に該水砕固化装置から掻
き上げられた水砕固化物を磁選する回転ドラム式磁選機
が接続されていて、該回転ドラム式磁選機の下流側に該
回転ドラム式磁選機で分離された水砕スラグを破砕及び
整粒するケージミル又はピンミルが接続されて成ること
を特徴とする廃棄物溶融炉から排出される溶融物の処理
装置に係る。
【0006】本発明において、水砕固化装置は廃棄物溶
融炉の出滓口を臨んでその下方に配置されている。この
水砕固化装置は、水槽と、該水槽へ冷却水や循環水を供
給する系と、該水槽の内底面に沿って装備され且つその
一部が該水槽から取り出されたスクレーパ付きコンベア
とを備えている。水砕固化装置では、廃棄物溶融炉の出
滓口から溢流した溶融物を水槽で受けて水砕固化し、そ
の水砕固化物をスクレーパ付きコンベアで掻き上げる。
溶融物の水砕固化に際しては、溢流口から水槽へ流下途
中の溶融物に冷却水をスプレーすることもできる。
【0007】水砕固化装置の下流側には回転ドラム式磁
選機が接続されている。この回転ドラム式磁選機は、フ
ィーダと、フィーダの下流側において回転可能に軸支さ
れたドラムと、該ドラムの内部に装備された永久磁石
と、該ドラムの外周面に近接して取付けられたスクレー
パとを備えている。回転ドラム式磁選機では、水砕固化
装置から掻き上げられた水砕固化物をフィーダでドラム
の外周面上に供給し、該水砕固化物中の水砕スラグだけ
を比較的高速で回転するドラムの外周面から遠心力で飛
ばしつつ、該水砕固化物中の水砕メタルは永久磁石の磁
力でドラムの外周面に引き付け、引き付けた水砕メタル
をスクレーパでドラムの外周面から掻き取ることによ
り、該水砕固化物を水砕スラグと水砕メタルとに分離す
る。水砕固化物を回転ドラム式磁選機へ供給する前に、
水洗するのも有効である。かかる水洗によって、水砕固
化物に同伴する浮遊物や夾雑物を事前に除去しておくこ
とができるからである。
【0008】回転ドラム式磁選機の下流側にはケージミ
ル又はピンミルが接続されている。これらのミルは、シ
ュートと、該シュートの下流側に装備されたロータとを
備え、該ロータは円筒面上に軸線方向へ沿って定間隔で
並設された複数のロッドで構成されている。ケージミル
又はピンミルは、1個のロータを備えるものでもよい
が、2個以上のロータを多重構造で備え、隣接する各ロ
ータ間で交互に異方向へ回転するものが好ましい。これ
らのミルでは、回転ドラム式磁選機で分離された水砕ス
ラグをシュートを介して最内側のロータ内に供給し、高
速で回転する該ロータのロッドで破砕しつつ整粒する。
多重構造のロータを備えるケージミル又はピンミルの場
合には、かかる破砕及び整粒が内側のロータから外側の
ロータへと順次繰り返される。これらのミルは空気を導
入できるものが好ましい。水砕スラグを破砕及び整粒す
ると同時に乾燥できるからである。
【0009】
【作用】水砕固化装置から掻き上げられた水砕固化物を
回転ドラム式磁選機の比較的高速で回転するドラムの外
周面上に供給すると、該水砕固化物が相当量の水を同伴
していても、かかる水砕固化物中から水砕スラグだけを
遠心力で該ドラムの外周面から飛ばすことができ、その
一方でかかる水砕固化物中の水砕メタルは永久磁石の磁
力で該ドラムの外周面に引き付け、引き付けた水砕メタ
ルをスクレーパで掻き取ることができるので、水砕固化
物を水砕スラグと水砕メタルとに確実に分離することが
できる。またかくして分離した水砕スラグはその大きさ
や形状が著しく不揃であり、しかも先端が鋭利な針状物
を多量に含有するものであるが、かかる水砕スラグは、
これをケージミル又はピンミルの最内側のロータ内に供
給すると、高速で回転する該ロータのロッドで破砕され
つつ整粒されるので、上記のような針状物のない大きさ
や形状が揃ったスラグ粒となる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例を略示する縦断面図
である。廃棄物溶融炉11の出滓口12を臨んでその下
方に水砕固化装置21が配置されている。水砕固化装置
21は、水槽22と、水槽22へ冷却水や循環水を供給
する系(図示を省略する)と、水槽22の内底面に沿っ
て装備され且つその一部が水槽22から取り出されたス
クレーパ付きコンベア23とを備えている。
【0011】水砕固化装置21の下流側にはカバー24
を介して回転ドラム式磁選機31が接続されている。回
転ドラム式磁選機31は、振動フィーダ32と、振動フ
ィーダ32の下流側において回転可能に軸支されたドラ
ム33と、ドラム33の内部に装備された筒状の永久磁
石34と、ドラム33の回転方向側端部においてドラム
33の外周面に近接して取付けられたスクレーパ35と
を備えている。ドラム33の下方にはその両側にテーパ
状のカバー36,37が装備されており、カバー36の
下方にはホッパ38が設置されていて、カバー37の下
方には受器39が設置されている。ホッパ38は遠心力
でドラム33の外周面から飛ばされた水砕スラグSを一
時的に貯留するためのものであり、また受器39はドラ
ム33の外周面に磁力で引き付けられ、そしてスクレー
パ35でドラム33の外周面から掻き取られた水砕メタ
ルMを受けるためのものである。
【0012】回転ドラム式磁選機31の下流側にはホッ
パ38を介してケージミル41が接続されている。ケー
ジミル41は、シュート42と、二重構造のロータ4
3,44とを備えている。ロータ43,44は、図示し
ない機枠の両側に軸支された2枚の円板と、該2枚の円
板の円筒面上に軸線方向へ沿って定間隔で並設された複
数のロッド45,46とで構成されており、ロッド45
の相互間隔はロッド46の相互間隔よりも大きく空けら
れている。シュート42の下流側端部は内側のロータ4
3の軸線部を臨んでおり、ロータ43は右回転し、逆に
ロータ44は左回転するようになっていて、ロータ4
3,44はカバー47で覆われ、カバー47の下方には
受器48が設置されている。受器48はロータ43,4
4で破砕及び整粒されたスラグ粒Pを受けるためのもの
である。ケージミルに代えてピンミルを用いる場合も同
様であるが、ピンミルは、そのロータが機枠の片側に軸
支された1枚の円板と、該1枚の円板の円筒面上に軸線
方向へ沿って定間隔で並設された複数のロッドとで構成
されている。
【0013】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、廃棄物溶融炉から排出された溶融物を水砕スラ
グと水砕メタルとに確実に分離することができ、また分
離した水砕スラグを針状物のない大きさや形状が揃った
ものとすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を略示する縦断面図。
【符号の説明】
11・・・廃棄物溶融炉、12・・・出滓口、21・・
・水砕固化装置、22・・・水槽、23・・・スクレー
パ付きコンベア、31・・・回転ドラム式磁選機、33
・・・ドラム、34・・・永久磁石、35・・・スクレ
ーパ、41・・・ケージミル、43,44・・・ロー
タ、45,46・・・ロッド、S・・・水砕スラグ、M
・・・水砕メタル、P・・・スラグ粒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23G 5/00 ZAB 115 Z F23J 1/00 B B09B 5/00 ZAB N

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物溶融炉の出滓口を臨んでその下方
    に該出滓口から排出された溶融物を水砕固化する水砕固
    化装置が配置されており、該水砕固化装置の下流側に該
    水砕固化装置から掻き上げられた水砕固化物を磁選する
    回転ドラム式磁選機が接続されていて、該回転ドラム式
    磁選機の下流側に該回転ドラム式磁選機で分離された水
    砕スラグを破砕及び整粒するケージミル又はピンミルが
    接続されて成ることを特徴とする廃棄物溶融炉から排出
    される溶融物の処理装置。
JP7018711A 1995-01-10 1995-01-10 廃棄物溶融炉から排出される溶融物の処理装置 Pending JPH08187485A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7018711A JPH08187485A (ja) 1995-01-10 1995-01-10 廃棄物溶融炉から排出される溶融物の処理装置

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JP7018711A JPH08187485A (ja) 1995-01-10 1995-01-10 廃棄物溶融炉から排出される溶融物の処理装置

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Publication Number Publication Date
JPH08187485A true JPH08187485A (ja) 1996-07-23

Family

ID=11979243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7018711A Pending JPH08187485A (ja) 1995-01-10 1995-01-10 廃棄物溶融炉から排出される溶融物の処理装置

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JP (1) JPH08187485A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11179333A (ja) * 1997-12-19 1999-07-06 Nkk Corp 廃棄物溶融炉の水砕スラグ分別方法及び装置
JPH11179334A (ja) * 1997-12-19 1999-07-06 Nkk Corp 廃棄物溶融炉の溶融物からのスラグの回収方法及び装置
KR100805624B1 (ko) * 2001-12-26 2008-02-20 주식회사 포스코 수재의 철분분리장치
CN112139212A (zh) * 2020-09-10 2020-12-29 郑州绿清环保科技有限公司 一种炉渣处理工艺

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JPH11179333A (ja) * 1997-12-19 1999-07-06 Nkk Corp 廃棄物溶融炉の水砕スラグ分別方法及び装置
JPH11179334A (ja) * 1997-12-19 1999-07-06 Nkk Corp 廃棄物溶融炉の溶融物からのスラグの回収方法及び装置
KR100805624B1 (ko) * 2001-12-26 2008-02-20 주식회사 포스코 수재의 철분분리장치
CN112139212A (zh) * 2020-09-10 2020-12-29 郑州绿清环保科技有限公司 一种炉渣处理工艺

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