JPH0818609B2 - 固形ホットメルト接着剤の真空パックおよびその製造方法 - Google Patents

固形ホットメルト接着剤の真空パックおよびその製造方法

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JPH0818609B2
JPH0818609B2 JP1280377A JP28037789A JPH0818609B2 JP H0818609 B2 JPH0818609 B2 JP H0818609B2 JP 1280377 A JP1280377 A JP 1280377A JP 28037789 A JP28037789 A JP 28037789A JP H0818609 B2 JPH0818609 B2 JP H0818609B2
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誠雄 志津木
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、固形ホットメルト接着剤の真空パックおよ
びその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
ホットメルト接着剤は、加熱して軟化または溶融させ
た状態で被着体間に塗布して圧着し、冷却することによ
り両被着体を固着させる接着剤であり、接着作業の高速
化と無公害化に最も適した接着剤として、包装、製本、
合板、木工、製靴等において幅広く用いられている。
ホットメルト接着剤としては、フィルム状、棒状、ひ
も状、塊(ブロック)状、粉末状、短冊状、ペレット状
等、種々の形態のものがあるが、特にブロック状のホッ
トメルト接着剤であって、常温で粘着性を有するもの
は、容器内面との粘着により取り出しが困難になるのを
防止する必要があり、このため、従来、内面が離型処理
された紙箱容器に収納して、固形の状態で、運搬、或い
は、販売されている。
第2図は、かかる従来の紙箱容器による包装形態を示
す。
同図において、紙箱容器41は略直方体状の紙箱からな
り、開口部41aには、箱蓋41bが開閉自在に設けられてい
る。また、紙箱容器41の内面には、粘着性を有する直方
体状のホットメルト接着剤Aを容易に取り出し得るよう
に、シリコーン離型剤が塗布されている。
紙箱容器41を構成する紙同士の接合はホッチキス等の
止め具や、粘着テープを用いてなされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の包装形態では破損し易い紙
を包装材料として用いているため、開封の際において、
誤って紙箱が破損した場合に、散乱した紙の破片がホッ
トメルト接着剤に付着したり、或いは、運搬中の落下等
の不慮の事故により、紙箱が破損して床上等の塵埃がホ
ットメルト接着剤に付着したりして、ホットメルト接着
剤のクリーン性が害され、塗工した接着層への異物混入
となり、最終製品の品質不良、或いは特にひどい場合は
所定の接着性能が発揮されないという問題があった。
かかる場合に、ホットメルト接着剤の本来の要求性能
を維持して使用に供するためには、付着した紙片を除去
せねばならないが、この除去作業は長時間を要し、また
煩雑でもあった。
また、粘着テープや、ホッチキスを用いて紙同士を接
合する方法では、接合部に多少の間隙が生じることは避
けられず、周囲環境の塵埃がその間隙より侵入して内容
物たるホットメルト接着剤が汚染されてしまうことがあ
った。特に、ホットメルト接着剤を、包装内容物に清潔
性が強く要求される用途、例えば食品等の包装部材のシ
ール部の接着剤として用いる場合には、用いる接着剤自
体にもクリーン性が強く要求されるので、かかる汚染は
断じてあってはならないことである。
さらに、従来の包装形態では、内容物と包装容器との
間に隙間があるので、包装体が嵩高になり、保管する上
で広いスペースが必要になる。
さらにまた、前記隙間があるため、運搬時に内容物が
包装容器内で移動し、前記嵩高であることと相まって運
搬が容易でないとともに、破損し易い紙箱容器が包装材
料として用いられているため、内容物の容器内面への衝
突により、容器が破壊されてしまうことすらあった。
本発明は、以上の事情に鑑みなされたものであって、
その目的とするところは、丈夫で破損し難く、開封時の
破片がホットメルト接着剤に付着せず、嵩ばらず、しか
も塵埃等による汚染からホットメルト接着剤を有効に保
護し得る包装形態を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための請求項1記載の発明に係る
固形ホットメルト接着剤の真空パックの製造方法は、固
形ホットメルト接着剤を離型フィルムで包み込む第1の
工程と、前記離型フィルムの外側から、内面が熱圧着性
を有するポリエチレン等の合成樹脂で形成され、且つ外
面が破損しにくいナイロン等の合成樹脂で形成された積
層型外装フィルム、又は、内面が熱圧着性を有するポリ
エチレン等の合成樹脂で形成され、且つ外面が耐熱性を
有するポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂で形成
された積層型外装フィルムで包み込む第2の工程と、前
記外装フィルムの開口部を真空引きしつつヒートシール
する第3の工程とを有していることを骨子とし、請求項
2記載の発明に係る固形ホットメルト接着剤の真空パッ
クは、固形ホットメルト接着剤と、該固形ホットメルト
接着剤を包み込んだ離型フィルムと、内面がポリエチレ
ン等の熱圧着性を有する合成樹脂で形成され、且つ外面
がナイロン等の破損しにくい合成樹脂で形成された積層
型外装フィルム、又は、内面がポリエチレン等の熱圧着
性を有する合成樹脂で形成され、且つ外面が耐熱性を有
するポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂で形成さ
れた、前記離型フィルムを真空状態で密封した積層型外
装フィルムとを有してなることを骨子とする。
〔作用〕
請求項1記載の発明において、外装フィルムを真空引
きしつつヒートシールすると、離型フィルムが用いられ
ているので、ホットメルト接着剤は包装部材に付着する
ことなく、真空状態に密封される。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明
は下記実施例に限定されるものではなく、その要旨を変
更しない範囲において適宜変更実施可能なものである。
第1図は本発明に係る固形ホットメルト接着剤の真空
パック20の一例を示す断面図である。
同図に示す真空パック20は、先ず、ポリプロピレン製
フィルム、ポリエチレンテレフタレート製フィルム等の
各種合成樹脂フィルムの片面(内面)にシリコーン離型
剤が塗布されてなる離型フィルム21で、直方体状のホッ
トメルト接着剤Aを巻いて包み、次いでこの上下両面に
透明な、熱圧着性を有する積層型外装フィルム22を各一
枚づつあてがい、ヒートシール機を用いて真空引きしつ
つその上下二枚のフィルム22の周縁部を、ヒートシール
して貼り合わせたものである。
上記固形ホットメルト接着剤Aは、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(EVA)、ポリエチレン、アタクチックポ
リプロピレン、エチレン−アクリル酸エチル共重合体
(EEA)、ポリアミド、ポリエステル等の各種熱可塑性
樹脂をベースポリマーとし、これに粘着付与剤、ワック
ス類、可塑剤、充填材、酸化防止剤等の各種添加剤が添
加されたものであるが、本発明においては、ホットメル
ト接着剤の種類は問われない。
上記積層型外装フィルム22としては、内面が熱圧着性
を有する合成樹脂で形成され、且つ、外面が破損し難い
合成樹脂で形成されたラミネートフィルム、又は、内面
が熱圧着性を有する合成樹脂で形成され、且つ、外面が
耐熱性を有する合成樹脂で形成されたラミネートフィル
ムが使用される。
前者の具体例としてはナイロン(外層)/ポリエチレ
ン(内層)からなる二層ラミネートフィルムが、また後
者の具体例としてポリエチレンテレフタレート(外層)
/アルミニウム(中間層)/ポリエチレン(内層)から
なる三層ラミネートフィルムが、それぞれ例示される。
なお、ホットメルト接着剤の劣化を防止する上で、酸素
遮蔽性、防湿性、光遮断性に優れた積層型外装フィルム
22を用いることが好ましく、また内容物の種類および状
態を外部から視認し得るようにするためには透明性に優
れた積層型外装フィルム22を用いることが好ましい。
また、用いる積層型外装フィルム22の厚みも本発明に
おいては特に限定されず、内容物の重量等に応じて適宜
の機械的強度のものを用いることができるが、通常20〜
300μmの厚さのものが好適である。20μm未満の場
合、機械的強度が不足する傾向があるからであり、また
300μmを越えた場合、取扱性が劣るからである。
上記真空引きによる真空パックの真空度は、必ずしも
高い真空度を要求されるものではなく、嵩ばらず、しか
も積層型外装フィルム22が外部から圧力を受けた場合
に、パック内の空気の存在に起因して、容易に破裂しな
い程度の真空度であればよい。
以上の実施例では、二枚の熱圧着性の積層型外装フィ
ルム22,22を用いたが、本発明はかかる包装形態のもの
に限定されず、例えば一枚の熱圧着性を有する積層型外
装フィルムを折りたたみ、その中に離型フィルムで包み
込んだ内容物(固形ホットメルト接着剤)を収納して周
縁部三辺をヒートシールするようにしてもよい。
最後に、防湿性、光遮断性等を有する例えばアルミ製
フィルム等の各種包装用フィルムを本発明における外装
フィルムの外面にラミネートしたものを用いるか、或い
は、別途それらの機能を有するフィルムで、本発明に係
る真空パックをさらに包装することにより、防湿性、光
遮断性等を有する包装形態を実現することも可能である
こと、および、包装対象であるホットメルト接着剤は直
方体状のものに限られず、棒状、短冊状、ペレット状、
円柱状等、他の種々の形態のものに適用してもよいこと
を述べておく。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明したように、本発明に係る真空パッ
クを用いれば、固形ホットメルト接着剤を真空密封状態
で運搬し得るため、固形ホットメルト接着剤が塵埃等に
より汚染され難く、しかも包装体として嵩ばらない。
また、合成樹脂製の積層型外装フィルムにて真空パッ
ク詰めしたので、容器が破損し難いとともに、開封の際
に散乱する包装部材の破片が接着剤に付着することもな
い。
さらに、本発明に係る製造方法によれば、上述の如き
効果を有する真空パックを容易に製造することができ
る。
以上の如く、本発明は優れた特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る真空パックの断面図、第2図は従
来の紙箱容器による包装形態を示す斜視図である。 A……ホットメルト接着剤(固形ホットメルト接着剤) 20……真空パック 21……離型フィルム 22……積層型外装フィルム 30……真空パック 31……合成樹脂フィルム(フィルム)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固形ホットメルト接着剤を離型フィルムで
    包み込む第1の工程と、前記離型フィルムの外側から、
    内面が熱圧着性を有するポリエチレン等の合成樹脂で形
    成され、且つ外面が破損しにくいナイロン等の合成樹脂
    で形成された積層型外装フィルム、又は、内面が熱圧着
    性を有するポリエチレン等の合成樹脂で形成され、且つ
    外面が耐熱性を有するポリエチレンテレフタレート等の
    合成樹脂で形成された積層型外装フィルムで包み込む第
    2の工程と、前記外装フィルムの開口部を真空引きしつ
    つヒートシールする第3の工程とを有していることを特
    徴とする固形ホットメルト接着剤の真空パックの製造方
    法。
  2. 【請求項2】固形ホットメルト接着剤と、該固形ホット
    メルト接着剤を包み込んだ離型フィルムと、内面が熱圧
    着性を有するポリエチレン等の合成樹脂で形成され、且
    つ外面が破損しにくいナイロン等の合成樹脂で形成され
    た積層型外装フィルム、又は、内面が熱圧着性を有する
    ポリエチレン等の合成樹脂で形成され、且つ外面が耐熱
    性を有するポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂で
    形成された、前記離型フィルムを真空状態で密封した積
    層型外装フィルムとを有してなることを特徴とする固形
    ホットメルト接着剤の真空パック。
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