JPH06238839A - 布団圧縮包装用複合フイルム - Google Patents
布団圧縮包装用複合フイルムInfo
- Publication number
- JPH06238839A JPH06238839A JP2569393A JP2569393A JPH06238839A JP H06238839 A JPH06238839 A JP H06238839A JP 2569393 A JP2569393 A JP 2569393A JP 2569393 A JP2569393 A JP 2569393A JP H06238839 A JPH06238839 A JP H06238839A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- futon
- layer
- composite film
- seal
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 密封性と開封性に優れ、繰り返しシール可能
な布団圧縮包装用として好適に使用できる共押出複合フ
イルムを提供する。 【構成】 最内層として、エチレン−酢酸ビニル共重合
体を主成分として凝集力が２００〜６００ｇｆ／１５ｍ
ｍ幅の凝集破壊性を有するシール・ピール層を設けると
ともに、最外層にポリアミド樹脂層を設けたことを特徴
とする布団圧縮包装用複合フイルム。 【効果】 シール後の密封性に優れていると共に容易に
開封できる性能を兼ね備え、また繰り返しシール可能な
ことから、布団圧縮包装用として好適に使用できる。
な布団圧縮包装用として好適に使用できる共押出複合フ
イルムを提供する。 【構成】 最内層として、エチレン−酢酸ビニル共重合
体を主成分として凝集力が２００〜６００ｇｆ／１５ｍ
ｍ幅の凝集破壊性を有するシール・ピール層を設けると
ともに、最外層にポリアミド樹脂層を設けたことを特徴
とする布団圧縮包装用複合フイルム。 【効果】 シール後の密封性に優れていると共に容易に
開封できる性能を兼ね備え、また繰り返しシール可能な
ことから、布団圧縮包装用として好適に使用できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、布団を圧縮して包装で
きる複合フイルムに係り、特に開封性に優れるととも
に、繰り返しシール可能な布団圧縮包装用複合フイルム
に関する。
きる複合フイルムに係り、特に開封性に優れるととも
に、繰り返しシール可能な布団圧縮包装用複合フイルム
に関する。
【０００２】
【従来技術とその課題】布団を圧縮して包装する方法と
して、各種層構成からなる複合フイルムの製袋品内に布
団を挿入し、その開口部を家庭用アイロンで熱シールし
て密封した後、袋内を家庭用電気掃除機により脱気し布
団を圧縮する方法が行なわれている。しかしながら、従
来の複合フイルムではアイロンによる熱シールを完全に
行なうことが難しく、また熱シールして布団を包装後、
再度開封して別の布団を挿入し開口部をシールしようと
しても、開封が困難でその部分を切り取らざるを得な
く、同じ部分を繰り返しシールすることは不可能であっ
た。
して、各種層構成からなる複合フイルムの製袋品内に布
団を挿入し、その開口部を家庭用アイロンで熱シールし
て密封した後、袋内を家庭用電気掃除機により脱気し布
団を圧縮する方法が行なわれている。しかしながら、従
来の複合フイルムではアイロンによる熱シールを完全に
行なうことが難しく、また熱シールして布団を包装後、
再度開封して別の布団を挿入し開口部をシールしようと
しても、開封が困難でその部分を切り取らざるを得な
く、同じ部分を繰り返しシールすることは不可能であっ
た。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決し、特に密封性と開封性に優れるとともに、繰り返
しシール可能な共押出複合フイルムを得ることに成功し
たものであり、その要旨とすることころは、最内層とし
て、エチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分として凝集
力が２００〜６００ｇｆ／１５ｍｍ幅の凝集破壊性を有
するシール・ピール層を設けるとともに、最外層にポリ
アミド樹脂層を設けたことを特徴とする布団圧縮包装用
複合フイルムにある。
解決し、特に密封性と開封性に優れるとともに、繰り返
しシール可能な共押出複合フイルムを得ることに成功し
たものであり、その要旨とすることころは、最内層とし
て、エチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分として凝集
力が２００〜６００ｇｆ／１５ｍｍ幅の凝集破壊性を有
するシール・ピール層を設けるとともに、最外層にポリ
アミド樹脂層を設けたことを特徴とする布団圧縮包装用
複合フイルムにある。
【０００４】以下、本発明を詳しく説明する。本発明の
複合フイルムは、最内層と最外層が特定の樹脂層からな
り、他層は各種樹脂から構成される複数層のものが使用
できるが、最内層には凝集破壊性を有するシール・ピー
ル層を設け、このシール・ピール層の凝集力を２００〜
６００ｇｆ／１５ｍｍ幅の範囲とする必要がある。複合
フイルムの製造方法は通常の共押出成形法により製膜す
ればよい。シール・ピール層の凝集力が２００ｇｆ／１
５ｍｍ幅未満ではシール後、長期間保管するとシール部
分から空気がはいり、布団の大きさが元に戻るという問
題があり、６００ｇｆ／１５ｍｍ幅を越えると、開封が
不完全になる膜残りが発生し開封しずらいという問題が
有る。
複合フイルムは、最内層と最外層が特定の樹脂層からな
り、他層は各種樹脂から構成される複数層のものが使用
できるが、最内層には凝集破壊性を有するシール・ピー
ル層を設け、このシール・ピール層の凝集力を２００〜
６００ｇｆ／１５ｍｍ幅の範囲とする必要がある。複合
フイルムの製造方法は通常の共押出成形法により製膜す
ればよい。シール・ピール層の凝集力が２００ｇｆ／１
５ｍｍ幅未満ではシール後、長期間保管するとシール部
分から空気がはいり、布団の大きさが元に戻るという問
題があり、６００ｇｆ／１５ｍｍ幅を越えると、開封が
不完全になる膜残りが発生し開封しずらいという問題が
有る。
【０００５】凝集力の測定方法は、上記複合フイルムの
最内層にエチレン−酢酸ビニル共重合体層（ＥＶＡ）を
シール層にした複合フイルムをヒートシール（シール温
度＝１３０℃）し、ついで、この部分を引張速度２００
ｍｍ／分で１８０°で剥離したときの安定した剥離状態
での剥離強度を測定した数値である。シール・ピール層
には上記凝集力を満足するものであれば各種樹脂との組
合せが可能であるが、特にＥＶＡを１００重量部にポリ
ブテン−１（ＰＢ−１）を添加したものが好適に使用で
きる。
最内層にエチレン−酢酸ビニル共重合体層（ＥＶＡ）を
シール層にした複合フイルムをヒートシール（シール温
度＝１３０℃）し、ついで、この部分を引張速度２００
ｍｍ／分で１８０°で剥離したときの安定した剥離状態
での剥離強度を測定した数値である。シール・ピール層
には上記凝集力を満足するものであれば各種樹脂との組
合せが可能であるが、特にＥＶＡを１００重量部にポリ
ブテン−１（ＰＢ−１）を添加したものが好適に使用で
きる。
【０００６】ここでシール・ピール層は開封時凝集破壊
による剥離を生じる凝集破壊性を有する必要があり、例
え、凝集力が本発明の範囲内であっても界面破壊性のも
のでは、シール温度の影響を受けやすく安定した性能が
出ないという問題がある。また、シール・ピール層の厚
さは５〜１５μｍの範囲にすることが好ましく、５μｍ
未満では、密封性が劣り、また製膜がやりずらいという
問題がある。１５μｍを越えるものでは開封時に膜残り
が発生し開封しずらいという問題がある。
による剥離を生じる凝集破壊性を有する必要があり、例
え、凝集力が本発明の範囲内であっても界面破壊性のも
のでは、シール温度の影響を受けやすく安定した性能が
出ないという問題がある。また、シール・ピール層の厚
さは５〜１５μｍの範囲にすることが好ましく、５μｍ
未満では、密封性が劣り、また製膜がやりずらいという
問題がある。１５μｍを越えるものでは開封時に膜残り
が発生し開封しずらいという問題がある。
【０００７】また、本発明の複合フイルムでは、最外層
にポリアミド樹脂層を設ける必要があり、家庭用アイロ
ンで開口部を熱シールして密封する際、フイルムのアイ
ロンへの融着を防止する効果がある。ポリアミド樹脂と
しては、ナイロン６、ナイロン６６、ナイロン６／６６
等の通常のポリアミド樹脂が使用できる。最外層の厚み
としては、３〜１０μｍ程度とすればよい。以下、実施
例で本発明を具体的に説明する。
にポリアミド樹脂層を設ける必要があり、家庭用アイロ
ンで開口部を熱シールして密封する際、フイルムのアイ
ロンへの融着を防止する効果がある。ポリアミド樹脂と
しては、ナイロン６、ナイロン６６、ナイロン６／６６
等の通常のポリアミド樹脂が使用できる。最外層の厚み
としては、３〜１０μｍ程度とすればよい。以下、実施
例で本発明を具体的に説明する。
【０００８】
【実施例】複合フイルムの層構成を下記構成の５層品と
した。 ［ナイロン６／接着性樹脂／ナイロン６／ＥＶＡ／シー
ル・ピール層］ シール・ピール層に使用する樹脂の混合比率：ＥＶＡ＝
１００重量部、ＰＢ−１＝５５重量部（ＥＶＡの酢酸ビ
ニル含有率は５重量％）。 上記層構成の複合フイルムを用いて凝集力を測定した結
果、４７０ｇｆ／１５ｍｍ幅であった。つぎに、製袋し
た後、布団を収納して、開封性と繰り返しシールが可能
かどうか評価した結果、開封性が良好で、繰り返しシー
ルが可能であった。
した。 ［ナイロン６／接着性樹脂／ナイロン６／ＥＶＡ／シー
ル・ピール層］ シール・ピール層に使用する樹脂の混合比率：ＥＶＡ＝
１００重量部、ＰＢ−１＝５５重量部（ＥＶＡの酢酸ビ
ニル含有率は５重量％）。 上記層構成の複合フイルムを用いて凝集力を測定した結
果、４７０ｇｆ／１５ｍｍ幅であった。つぎに、製袋し
た後、布団を収納して、開封性と繰り返しシールが可能
かどうか評価した結果、開封性が良好で、繰り返しシー
ルが可能であった。
【０００９】
【発明の効果】本発明の共押出複合フイルムは、シール
後の密封性に優れていると共に容易に開封でき、また繰
り返しシール可能であり、布団圧縮包装用として好適に
使用できる。
後の密封性に優れていると共に容易に開封でき、また繰
り返しシール可能であり、布団圧縮包装用として好適に
使用できる。
Claims (1)
- 【請求項１】 最内層として、エチレン−酢酸ビニル共
重合体を主成分として凝集力が２００〜６００ｇｆ／１
５ｍｍ幅の凝集破壊性を有するシール・ピール層を設け
るとともに、最外層にポリアミド樹脂層を設けたことを
特徴とする布団圧縮包装用複合フイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2569393A JPH06238839A (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 布団圧縮包装用複合フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2569393A JPH06238839A (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 布団圧縮包装用複合フイルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06238839A true JPH06238839A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12172878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2569393A Pending JPH06238839A (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 布団圧縮包装用複合フイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06238839A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005528096A (ja) | 2002-04-22 | 2005-09-22 | ローディア アセトウ ゲーエムベーハー | 高圧縮フィルタートウベール、およびその製造プロセス |
| US7306093B2 (en) | 2003-02-14 | 2007-12-11 | Eastman Chemical Company | Packages, packaging systems, methods for packaging and apparatus for packaging |
| US7600635B2 (en) | 2002-04-22 | 2009-10-13 | Dietmar Kern | Highly compressed filter tow bales and process for their production |
| EP2910477B1 (en) | 2014-02-21 | 2018-03-28 | Celanese Acetate LLC | Methods for packaging fibrous materials |
-
1993
- 1993-02-15 JP JP2569393A patent/JPH06238839A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005528096A (ja) | 2002-04-22 | 2005-09-22 | ローディア アセトウ ゲーエムベーハー | 高圧縮フィルタートウベール、およびその製造プロセス |
| US7600635B2 (en) | 2002-04-22 | 2009-10-13 | Dietmar Kern | Highly compressed filter tow bales and process for their production |
| US7306093B2 (en) | 2003-02-14 | 2007-12-11 | Eastman Chemical Company | Packages, packaging systems, methods for packaging and apparatus for packaging |
| US7739857B2 (en) | 2003-02-14 | 2010-06-22 | Eastman Chemical Company | Packages, packaging systems, methods for packaging and apparatus for packaging |
| US7958696B2 (en) | 2003-02-14 | 2011-06-14 | Eastman Chemical Company | Packages, packaging systems, methods for packaging and apparatus for packaging |
| US9598184B2 (en) | 2003-02-14 | 2017-03-21 | Eastman Chemical Company | Method for packaging fiber material |
| EP2910477B1 (en) | 2014-02-21 | 2018-03-28 | Celanese Acetate LLC | Methods for packaging fibrous materials |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| AU593783B2 (en) | An easy to open package and a method of making same | |
| JP4522562B2 (ja) | 包装材料および容器 | |
| US6015235A (en) | Puncture-resistant barrier pouch | |
| EP0648687B1 (en) | Easily-openable, hermetically-sealed, packaging bag | |
| US4188441A (en) | Flexible packaging films of high density polyethylene capable of forming easily openable heatseals | |
| JPS5981168A (ja) | 包装用多層はり合せ柔軟構造物 | |
| USH1727H (en) | Heat sealable packaging materials having a peelable, easy-opening feature | |
| JPH06238839A (ja) | 布団圧縮包装用複合フイルム | |
| JPS5946863B2 (ja) | 包装体 | |
| JPS61279552A (ja) | シ−ラントフイルム及び蓋材 | |
| GB2090191A (en) | Heat sealable sheet materials and packages | |
| CN213413211U (zh) | 耐高温易揭共挤膜 | |
| JPS58209550A (ja) | 易開封性密封包装用積層材 | |
| JPH03288642A (ja) | 易剥離性ポリプロピレンフィルムおよびシート | |
| JP2968425B2 (ja) | 複合多層フィルム | |
| JPH10264330A (ja) | 易開封性共押出複合フィルム | |
| JP2837460B2 (ja) | 縦ピロー包装用複合フイルム | |
| JPS59196348A (ja) | 複合フイルム | |
| JP2002225934A (ja) | イージーピール性包装袋 | |
| CN214029957U (zh) | 一种八边封袋防炸包 | |
| JPH02166066A (ja) | 易開封性容器 | |
| JP3575774B2 (ja) | 易開封性複合フイルム | |
| JPS5852121Y2 (ja) | レトルトパウチ | |
| JPH05193075A (ja) | 易開封性共押出複合フイルム | |
| JPH08267677A (ja) | 易開封性積層体 |