JPH0818556A - Isdn同報方式 - Google Patents

Isdn同報方式

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JPH0818556A
JPH0818556A JP14596594A JP14596594A JPH0818556A JP H0818556 A JPH0818556 A JP H0818556A JP 14596594 A JP14596594 A JP 14596594A JP 14596594 A JP14596594 A JP 14596594A JP H0818556 A JPH0818556 A JP H0818556A
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isdn
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itk
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Keiichi Takano
圭市 高野
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ISDNに接続するPBXのISDN同報方
式で、CPUによるTDSWの制御をなくして迅速な同
報通信を可能にする。 【構成】 PBX10は複数のILC11〜13とIT
K40との間に直結する情報伝達路31〜33を備え、
TRM1が同報要求、同報先アドレス及び同報情報を含
む同報UUIを発信するとき、ILC11はこの同報U
UIを受け、情報伝達路31を介して直接ITK40へ
送信する。ITK40は受けた同報UUIを情報伝達路
31〜33を介してILC11〜13へ一括して同時送
信する。各ILC11〜13は受信した同報UUIの同
報先アドレスをもつTRM2,3,4等に対して同報情
報を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ISDNに接続される
PBXのISDN同報方式に関し、特に同報情報をPB
X内で迅速にISDN端末へ送信するISDN同報方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のISDN同報方式では、
例えば、特開平4−246944号公報に記載されてい
るように、PBXが同報通信用のトランク(UUT)を
備え、同報要求を有するユーザ・ユーザ情報(同報UU
I)は、発呼端末から時分割スイッチ(TDSW)を介
してUUTへ送られたのち、受けたUUTからもTDS
Wを介して同報先のISDN端末(TRM)へ送出され
ている。
【0003】図4を参照して具体的に説明すると、PB
X70はTDSW50とこれを制御する中央制御装置
(CPU)52とを中心構成装置とし、TDSW50に
収容接続される複数のISDNライン回路(ILC)7
1〜73、一つのISDNトランク(ITK)80及び
一つのUUIトランク(UUT)90を備える。ILC
71はTRM1を収容する回線番号4000の加入者線
を接続し、ILC73はTRM5を収容する回線番号5
000の加入者線を接続して通信情報を授受しているも
のとする。ITK80はISDNに接続し、UUT90
は同報手段91を備える。
【0004】次ぎに、PBX70の同報通信における動
作を、図4を参照して説明する。TRM1が同報要求を
発呼したとき、ILC71がTRM1から同報要求をも
つUUIを受けてこれをCPU52へ通知する。CPU
52は同報要求を知り、TDSW50を制御してILC
71をUUT90に接続する。UUT90は同報要求に
より同報手段91を駆動し、TDSW50を介してIL
C71から同報情報を受けて記録する。同報手段91
は、記録した同報情報から得た同報先アドレスでCPU
52を起動する。CPU52は、得た同報先アドレス、
例えば回線番号5000、に従ってTDSW50を制御
し、同報手段91を同報先アドレスをもつILC73に
接続する。同報手段91は、記録した同報情報を、TD
SW50を介し接続されたILC73へ送信する。IL
C73は受けた同報情報を同報先TRMへ送信する。同
報先アドレスに自PBX70以外のものがあるとき、C
PU52はUUT90をTDSW50を介してITK8
0に接続するので、同報情報はITK80を経由してI
SDNへ送信される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のISD
N同報方式は、CPUが、発呼TRMをもつILCをU
UTに接続して同報情報を転送させ、次いで、UUTを
同報宛先のILCまたはITKに接続して同報情報を転
送させるので、CPUの少くとも2回に亘るTDSW制
御があり、CPUに余分な負荷をかけるという問題点が
ある。更に、同報宛先はILC及びITKの複数である
ので、宛先ごとにTDSWが接続制御され、UUTは同
報情報を順次転送することになり、TDSWの接続及び
同報情報の転送の最初と最後との間に伝達時期のばらつ
きがあるだけでなく、最後の伝達時期が遅れるという問
題点がある。
【0006】本発明の課題は、ISDNに接続するPB
Xで、CPUに負荷をかけず、且つ、迅速な同報通信が
できるISDN同報方式を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるISDN同
報方式は、ISDN端末(TRM)を収容するISDN
ライン回路(ILC)とISDNに接続されるISDN
トランク(ITK)とを備えるデジタル構内交換機(P
BX)のISDN同報方式において、前記ITKが同報
手段を、また前記ILCが同報中継手段をそれぞれ備
え、前記PBXは前記ITKの同報手段と前記ILCの
同報中継手段とを直結して情報を授受する情報伝達路を
有し、前記同報中継手段では、前記TRMから受けた同
報要求をもつユーザ・ユーザ情報(同報UUI)を、前
記情報伝達路を介して前記同報手段に直接送信する一
方、該同報手段から同報UUIを前記情報伝達路を介し
て受けたとき、この受けた同報UUIを、同報先アドレ
スから収容されているTRMのアドレスを選択して該同
報先アドレスをもつTRMへ、送出し、また前記同報手
段では、前記同報中継手段から受けた同報UUIを、同
報先アドレスをもつILCの同報中継手段、及びISD
Nへ、折返して送出している。
【0008】
【作用】本発明によるISDN同報方式は、CPUによ
るTDSWの接続制御がなく、ITKが同報情報を同報
先アドレスで全てのILCに一括して直接転送するの
で、PBX内ではCPUの負荷は増えず、かつ迅速に同
報通信が出来る。
【0009】
【実施例】以下に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0010】図1は本発明の一実施例を示すPBXの機
能ブロック図である。図1に示されたPBX10では、
ISDNトランク(ITK)40が同報手段20を備
え、ISDNライン回路(ILC)11〜13それぞれ
が同報中継手段21〜23を備える。この例では、同報
手段20と同報中継手段21〜23とが、情報伝達路3
0を介して直接接続され、ユーザ・ユーザ情報(UU
I)を直接授受している点で、図4に示されたPBX7
0と相違している。
【0011】ILC11は収容するISDN端末(TR
M)1から所定の同報要求を含むUUI(同報UUI)
を受けたとき同報中継手段21を駆動する。同報UUI
は、図2に示されるような、OSI(開放形システム間
相互接続)モデルによる第3層(ネットワーク層)のメ
ッセージフォーマットであるメッセージ60が使用され
る。同報中継手段21は、受けた同報UUI61にIT
K40のアドレスを着アドレスとして付加し、情報伝達
路30へ送出する。
【0012】ITK40の同報手段20は、常時、情報
伝達路30を監視して自アドレスを持つメッセージ60
を取込み、このメッセージ60に含まれる同報UUI6
1から同報先を知る。同報手段20は、PBX10内の
全てのILC11〜13に宛てた同報アドレスを着アド
レスにして形成したメッセージ60を情報伝達路30へ
送出すると共に、PBX10から外部への所定の宛先を
着アドレスに挿入してメッセージ60を形成しISDN
へ送出する。
【0013】同報中継手段21〜23は情報伝達路30
から受けたメッセージ60から同報UUI61が含むユ
ーザ情報62を取出し、このユーザ情報62が有する選
択同報識別子から宛先TRMを探してこのTRMへ同報
UUI61を送出する。
【0014】中央制御装置(CPU)51はILC11
〜13、ITK40等を収容接続する時分割スイッチ
(TDSW)50を制御するが、同報通信機能の実行に
は関与しない。
【0015】次に、図3について図2も併せ参照して説
明する。図1との相違点はCPU51が省略され、TR
M1〜6及びILC11〜13が複数表示されたうえ、
ILC11〜13の同報中継手段21〜23のそれぞれ
がITK40の同報手段20と情報伝達路31〜33で
直結されている点である。即ち、図示された例では、情
報伝達路31〜33が同報手段20を中心にスター形状
を形成している。
【0016】まず、TRM1で同報通信を希望して所定
の手続きがあったとき、TRM1はILC11へ同報U
UI61を発信する。同報UUI61を受けたILC1
1は同報中継手段21を駆動する。同報中継手段21は
受けた同報UUI61でメッセージ60を形成して情報
伝達路31へ送出する。
【0017】ITK40の同報手段20は、情報伝達路
31からメッセージ60を受け、この受けたメッセージ
60を、全ての情報伝達路31〜33へ同時に一括送出
する。同報UUI61が自PBX10の外部への同報先
アドレスをもつ場合、同報手段20は受けたメッセージ
60をISDNへ送出する。
【0018】ILC11〜13は、情報伝達路31〜3
3のそれぞれからメッセージ60(図2)を受ける。こ
の場合、例えば、ILC13は、その同報中継手段23
において、情報伝達路33からメッセージ60を受信す
る。同報中継手段23は、メッセージ60に含まれてい
る同報UUI61の同報先アドレスから、自ILC13
に接続されるTRM5〜6のアドレスを調べて取出し、
同報先アドレスのTRM5へ同報UUI61を送信す
る。他のILC11、12も同様に、それぞれの同報中
継手段21、22において、同報先アドレスのTRM
2,3等へ同報UUI61を送信する。
【0019】ILC11〜13及びITK40を接続す
るTDSW50は通常の呼接続のために機能し、同報通
信には使用されない。ITK40は、ISDNから同報
UUI61を含むメッセージ60を受けたときは同報手
段20を駆動し、受けたメッセージ60を全情報伝達路
31〜33へ送信する。
【0020】この例では、情報伝達路31〜33に送出
される同報UUI61は、第3層のメッセージフォーマ
ットを有するメッセージ60により伝送されているの
で、情報伝達路31〜33が仮想のチャンネルの場合、
図1と全く同一の機能動作となる。また、複数の情報伝
達路がそれぞれ独立配備されているとして図示し説明し
たが、物理的に一つの線路で形成され、時分割により独
立配備されるチャンネル構成でもよい。
【0021】更に、この例では、情報伝達路31〜33
は独立したチャンネルなので、メッセージ60の形成を
不要とし、ILCの同報中継手段とITKの同報手段と
の機能変換により、同報UUIがそのまま転送出来る。
この場合、同報手段は、自PBX10の外部への同報先
アドレスをもつ同報UUIを所定のメッセージに形成し
てISDNへ送出すればよい。
【0022】ITKの同報手段は、直結する全てのIL
Cの同報中継手段へ、受けた同報UUIを送信すると説
明したが、受けた同報UUIから同報先アドレスをみて
この宛先をもつILCだけに送出することもできる。
【0023】ITKは1台を図示して説明したが複数台
でもよく、この場合、ILCはCPUから空きのITK
の1台の指定を受けこのITKを着アドレスに指定して
メッセージを形成する機能を付加することも出来る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、P
BXが複数のILCそれぞれとITKとを直結する情報
伝達路を備え、ILC及びITKの間で直接、同報UU
Iを授受することにより、CPUの関与を無に出来るの
で、CPUの余分な負荷を無くすことができ、更に同報
UUIを同時に一括送信できるので、伝達時期のばらつ
き及び遅れをなくした迅速な同報通信を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す機能ブロック図であ
る。
【図2】図1で使用されるメッセージの一例を示すフォ
ーマット図である。
【図3】本発明の別の実施例を示す機能ブロック図であ
る。
【図4】従来の一例を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1〜6 ISDN端末(TRM) 10 デジタル構内交換機(PBX) 11〜13 ISDNライン回路(ILC) 20 同報手段 21〜23 同報中継手段 30〜33 情報伝達路 40 ISDNトランク(ITK) 50 時分割スイッチ(TDSW) 51、52 中央制御装置(CPU) 60 メッセージ 61 同報ユーザ・ユーザ情報(同報UUI)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 3/42 101 H04Q 3/42 107 3/58 101

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDN端末(TRM)を収容するIS
    DNライン回路(ILC)とISDNに接続されるIS
    DNトランク(ITK)とを備えるデジタル構内交換機
    (PBX)のISDN同報方式において、前記ITKが
    同報手段を、また前記ILCが同報中継手段をそれぞれ
    備え、前記PBXは前記ITKの同報手段と前記ILC
    の同報中継手段とを直結して情報を授受する情報伝達路
    を有し、前記同報中継手段では、前記TRMから受けた
    同報要求をもつユーザ・ユーザ情報(同報UUI)を、
    前記情報伝達路を介して前記同報手段に直接送信する一
    方、該同報手段から同報UUIを前記情報伝達路を介し
    て受けたとき、この受けた同報UUIを、同報先アドレ
    スから収容されているTRMのアドレスを選択して該同
    報先アドレスをもつTRMへ、送出し、また前記同報手
    段では、前記同報中継手段から受けた同報UUIを、同
    報先アドレスをもつILCの同報中継手段、及びISD
    Nへ、折返して送出することを特徴とするISDN同報
    方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記情報伝達路が前
    記ITKを中心とするスター形式をなすことを特徴とす
    るISDN同報方式。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記情報伝達路が前
    記PBXのメインバスで形成されることを特徴とするI
    SDN同報方式。
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