JPH08184877A - カメラ用シヤツタ - Google Patents
カメラ用シヤツタInfo
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- JPH08184877A JPH08184877A JP33782994A JP33782994A JPH08184877A JP H08184877 A JPH08184877 A JP H08184877A JP 33782994 A JP33782994 A JP 33782994A JP 33782994 A JP33782994 A JP 33782994A JP H08184877 A JPH08184877 A JP H08184877A
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- shutter
- rotator
- rotor
- permanent magnet
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Links
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Landscapes
- Shutters For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】シヤツタ羽根の実際の開閉作動特性の調整にお
いて、回動子と固定子との離隔距離が変動することなく
固定子の位置を回動調整できるようにする。 【構成】ヨーク部12の円弧溝12fは、表地板1に突
設されたガイド部1hに圧接状態にて係合する。ガイド
部1hは、円弧溝12f内に2つの面にて所定面積にて
圧接するように、回動子8と同心的な円弧面を有する形
状に形成されている。ヨーク部12は、回動子8と同心
的に回転移動して回転中心からの距離Lが一定となるの
で、ヨーク部12の作用面12d,12eと回動子8の
永久磁石の周面との所定の離隔量は一定に保たれる。
いて、回動子と固定子との離隔距離が変動することなく
固定子の位置を回動調整できるようにする。 【構成】ヨーク部12の円弧溝12fは、表地板1に突
設されたガイド部1hに圧接状態にて係合する。ガイド
部1hは、円弧溝12f内に2つの面にて所定面積にて
圧接するように、回動子8と同心的な円弧面を有する形
状に形成されている。ヨーク部12は、回動子8と同心
的に回転移動して回転中心からの距離Lが一定となるの
で、ヨーク部12の作用面12d,12eと回動子8の
永久磁石の周面との所定の離隔量は一定に保たれる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、永久磁石を用いて形成
された回動子をシヤツタ地板に配し、該回動子の往復回
動に連動してシヤツタ羽根が開閉作動するようにしたカ
メラ用シヤツタに関する。
された回動子をシヤツタ地板に配し、該回動子の往復回
動に連動してシヤツタ羽根が開閉作動するようにしたカ
メラ用シヤツタに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ用シヤツタにおいて、露光制御を
正確なものとするためには、シヤツタ羽根の実際の開閉
作動特性を、あらかじめ設計した特性と合致させる必要
がある。特にシヤツタ羽根が露光用開口を開き始めてか
ら開き終わるまでの特性、すなわち立上がり特性は正確
さを要求される。しかしながら、製造において組立直後
における立上がり特性はバラツキを有するものであるた
め、通常、組立ラインの調整工程において立上がり特性
の調整も行うようになっている。
正確なものとするためには、シヤツタ羽根の実際の開閉
作動特性を、あらかじめ設計した特性と合致させる必要
がある。特にシヤツタ羽根が露光用開口を開き始めてか
ら開き終わるまでの特性、すなわち立上がり特性は正確
さを要求される。しかしながら、製造において組立直後
における立上がり特性はバラツキを有するものであるた
め、通常、組立ラインの調整工程において立上がり特性
の調整も行うようになっている。
【0003】この場合、モータ駆動によりシヤツタ羽根
の開閉作動を行わせるようにした構成のレンズシヤツタ
においては、普通、該モータに供給する電流値の設定を
変えることによって調整が行われている。このような電
流値による調整を可能とするには、適切な可変抵抗を付
加して行うのが容易であるが、回路基板上に可変抵抗を
配するにはかなりのスペースを要して大型化し、しか
し、小型の可変抵抗を用いれば部品単価が高くなるとい
う、相矛盾する問題点を有していた。
の開閉作動を行わせるようにした構成のレンズシヤツタ
においては、普通、該モータに供給する電流値の設定を
変えることによって調整が行われている。このような電
流値による調整を可能とするには、適切な可変抵抗を付
加して行うのが容易であるが、回路基板上に可変抵抗を
配するにはかなりのスペースを要して大型化し、しか
し、小型の可変抵抗を用いれば部品単価が高くなるとい
う、相矛盾する問題点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これを解消するため
に、機械的な方法により立上がり特性の調整を行うよう
にすると、機械的な調整を行うための部材を要し、この
種のシヤツタにおける、シヤツタ羽根を開閉作動させる
ためのモータは該シヤツタ羽根に接近してすなわち露光
用開口に接近して設けられるという構成に起因する配置
上の制約によって、前記調整を行うための部材の配設が
容易でないという不都合を有していた。また、機械的に
調整する方法において、固定子を回動子の回動軸を中心
として回動させることにより行う場合には、調整の際
に、回動子の磁気面とこの磁気面に対向する固定子側の
作用面とのギヤツプが変動しやすいという欠点も有して
いるものであった。
に、機械的な方法により立上がり特性の調整を行うよう
にすると、機械的な調整を行うための部材を要し、この
種のシヤツタにおける、シヤツタ羽根を開閉作動させる
ためのモータは該シヤツタ羽根に接近してすなわち露光
用開口に接近して設けられるという構成に起因する配置
上の制約によって、前記調整を行うための部材の配設が
容易でないという不都合を有していた。また、機械的に
調整する方法において、固定子を回動子の回動軸を中心
として回動させることにより行う場合には、調整の際
に、回動子の磁気面とこの磁気面に対向する固定子側の
作用面とのギヤツプが変動しやすいという欠点も有して
いるものであった。
【0005】また、機械的な調整方法において、例えば
特開昭63−36229号に開示された調整部材を用い
てシヤツタ羽根の閉成側の位置を調整する方法は、シヤ
ツタ羽根の閉成位置からピンホール位置までの移動距離
が変動するものであるため、この変動の修正を必要とす
るようになり、また、シヤツタ羽根の先端側にトリガー
検出用に光学的位置検出のための突設部を設けている場
合には、該突設部の位置も変動してこの修正をも要する
という、さらに新たな調整作業が加わってしまう不都合
を有するものであった。
特開昭63−36229号に開示された調整部材を用い
てシヤツタ羽根の閉成側の位置を調整する方法は、シヤ
ツタ羽根の閉成位置からピンホール位置までの移動距離
が変動するものであるため、この変動の修正を必要とす
るようになり、また、シヤツタ羽根の先端側にトリガー
検出用に光学的位置検出のための突設部を設けている場
合には、該突設部の位置も変動してこの修正をも要する
という、さらに新たな調整作業が加わってしまう不都合
を有するものであった。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、永久磁石を用い
て形成されシヤツタ地板に配された回動子の往復回動に
連動してシヤツタ羽根が開閉作動するようにしたカメラ
用シヤツタにおいて、シヤツタ羽根の実際の開閉作動特
性の調整を固定子側にて調整を行うようにし、固定子を
回動子の回動軸を中心として回動させて調整する際に、
回動子の永久磁石面とこの永久磁石面に対向して協働す
る固定子側の作用面との離隔距離が変動することなく固
定子の位置を回動調整できるようにして、少ない構成部
材によりシヤツタ羽根の実際の開閉作動特性の調整を可
能とした構成を備えるカメラ用シヤツタを提供すること
にある。
ものであり、その目的とするところは、永久磁石を用い
て形成されシヤツタ地板に配された回動子の往復回動に
連動してシヤツタ羽根が開閉作動するようにしたカメラ
用シヤツタにおいて、シヤツタ羽根の実際の開閉作動特
性の調整を固定子側にて調整を行うようにし、固定子を
回動子の回動軸を中心として回動させて調整する際に、
回動子の永久磁石面とこの永久磁石面に対向して協働す
る固定子側の作用面との離隔距離が変動することなく固
定子の位置を回動調整できるようにして、少ない構成部
材によりシヤツタ羽根の実際の開閉作動特性の調整を可
能とした構成を備えるカメラ用シヤツタを提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のカメラ用シヤツタは、請求項1において、
永久磁石を用いて形成された回動子の往復回動に連動し
てシヤツタ羽根が開閉作動するようにしたカメラ用シヤ
ツタにおいて、回動子はシヤツタ羽根が連動して開閉作
動するための連係部が設けられ、回動子と同心的で回動
子の永久磁石と協働する作用面が形成された2つの脚部
と回動子と同心的な貫通した円弧溝が形成され脚部を連
結する連結部とを有したヨーク部と、少なくとも脚部の
一方に巻回配置されるコイル部と、回動子の一方の軸受
部が設けられたモータ枠と、回動子の他方の軸受部が設
けられたシヤツタ地板とを備え、シヤツタ地板には、円
弧溝内の所定面積にて圧接される2つの圧接面を有し円
弧溝への圧入状態においては脚部の作用面が回動子の永
久磁石面と所定に離隔して対向する状態を保持するよう
にヨーク部を拘束するよう配された凸状のガイド部が形
成されるようにしたものである。
め、本発明のカメラ用シヤツタは、請求項1において、
永久磁石を用いて形成された回動子の往復回動に連動し
てシヤツタ羽根が開閉作動するようにしたカメラ用シヤ
ツタにおいて、回動子はシヤツタ羽根が連動して開閉作
動するための連係部が設けられ、回動子と同心的で回動
子の永久磁石と協働する作用面が形成された2つの脚部
と回動子と同心的な貫通した円弧溝が形成され脚部を連
結する連結部とを有したヨーク部と、少なくとも脚部の
一方に巻回配置されるコイル部と、回動子の一方の軸受
部が設けられたモータ枠と、回動子の他方の軸受部が設
けられたシヤツタ地板とを備え、シヤツタ地板には、円
弧溝内の所定面積にて圧接される2つの圧接面を有し円
弧溝への圧入状態においては脚部の作用面が回動子の永
久磁石面と所定に離隔して対向する状態を保持するよう
にヨーク部を拘束するよう配された凸状のガイド部が形
成されるようにしたものである。
【0008】また、本発明の他の手段は、請求項2にお
いて、永久磁石を用いて形成された回動子の往復回動に
連動してシヤツタ羽根が開閉作動するようにしたカメラ
用シヤツタにおいて、回動子はシヤツタ羽根が連動して
開閉作動するための連係部が設けられ、回動子と同心的
で回動子の永久磁石と協働する作用面が形成された2つ
の脚部と回動子と同心的な貫通した円弧溝が形成され脚
部を連結する連結部とを有したヨーク部と、少なくとも
脚部の一方に巻回配置されるコイル部と、回動子の一方
の軸受部が設けられたモータ枠と、回動子の他方の軸受
部が設けられたシヤツタ地板とを備え、モータ枠は、回
動子の外側に近接して底面がシヤツタ地板に面接触にて
当接する壁部と該壁部の底面より突設されてシヤツタ地
板に圧入される少なくとも2つの係合ピンとを有してい
て、さらに、円弧溝内の所定面積にて圧接される2つの
圧接面を有し円弧溝への圧入状態においては脚部の作用
面が回動子の永久磁石面と所定に離隔して対向する状態
を保持するようにヨーク部を拘束するよう配された凸状
のガイド部が形成されるようにしたものである。また、
本発明の他の手段は、請求項3において、ガイド部は、
円弧溝への圧入状態においては脚部の作用面が回動子の
永久磁石面と所定に離隔して対向する状態を保持するよ
うにヨーク部を拘束するよう所定量離隔して配された2
つの棒状のガイド部であることとしたものである。
いて、永久磁石を用いて形成された回動子の往復回動に
連動してシヤツタ羽根が開閉作動するようにしたカメラ
用シヤツタにおいて、回動子はシヤツタ羽根が連動して
開閉作動するための連係部が設けられ、回動子と同心的
で回動子の永久磁石と協働する作用面が形成された2つ
の脚部と回動子と同心的な貫通した円弧溝が形成され脚
部を連結する連結部とを有したヨーク部と、少なくとも
脚部の一方に巻回配置されるコイル部と、回動子の一方
の軸受部が設けられたモータ枠と、回動子の他方の軸受
部が設けられたシヤツタ地板とを備え、モータ枠は、回
動子の外側に近接して底面がシヤツタ地板に面接触にて
当接する壁部と該壁部の底面より突設されてシヤツタ地
板に圧入される少なくとも2つの係合ピンとを有してい
て、さらに、円弧溝内の所定面積にて圧接される2つの
圧接面を有し円弧溝への圧入状態においては脚部の作用
面が回動子の永久磁石面と所定に離隔して対向する状態
を保持するようにヨーク部を拘束するよう配された凸状
のガイド部が形成されるようにしたものである。また、
本発明の他の手段は、請求項3において、ガイド部は、
円弧溝への圧入状態においては脚部の作用面が回動子の
永久磁石面と所定に離隔して対向する状態を保持するよ
うにヨーク部を拘束するよう所定量離隔して配された2
つの棒状のガイド部であることとしたものである。
【0009】
【作用】シヤツタ地板またはモータ枠に形成された凸状
のガイド部は、ヨーク部の連結部に回動子と同心的に形
成された円弧溝に圧入された状態では該円弧溝内に形成
される2つの円弧面に同時に所定面積にて内圧接するよ
うに、凸状のガイド部の2つの圧接面はそれぞれ回動子
と同心的な円弧面となっている。従って、ヨーク部の移
動は、前記円弧溝にて前記ガイド部が圧接して行われ、
回動子と同心的に回転移動するので、ヨーク部の作用面
と回動子の協働面との所定の離隔量は同一に保たれる。
のガイド部は、ヨーク部の連結部に回動子と同心的に形
成された円弧溝に圧入された状態では該円弧溝内に形成
される2つの円弧面に同時に所定面積にて内圧接するよ
うに、凸状のガイド部の2つの圧接面はそれぞれ回動子
と同心的な円弧面となっている。従って、ヨーク部の移
動は、前記円弧溝にて前記ガイド部が圧接して行われ、
回動子と同心的に回転移動するので、ヨーク部の作用面
と回動子の協働面との所定の離隔量は同一に保たれる。
【0010】
【実施例】本発明のカメラ用シヤツタは、永久磁石を用
いて形成された回動子の往復回動に連動してシヤツタ羽
根が開閉作動するようにしたカメラ用シヤツタにおい
て、種々のカメラ用シヤツタに適用されることが可能な
ものであるが、本発明のその好適なる実施例について、
図を用いて説明する。
いて形成された回動子の往復回動に連動してシヤツタ羽
根が開閉作動するようにしたカメラ用シヤツタにおい
て、種々のカメラ用シヤツタに適用されることが可能な
ものであるが、本発明のその好適なる実施例について、
図を用いて説明する。
【0011】第一実施例 本発明が適用されるカメラ用シヤツタの第一実施例につ
いて、図を用いて説明する。図1は、本発明が適用され
るカメラ用シヤツタの第一実施例を示し、シヤツタ羽根
が閉じた状態を示す平面図である。図2は、同じく本発
明が適用されるカメラ用シヤツタの第一実施例を示し、
図1におけるA−A線での断面図である。図3は、同じ
く本発明が適用されるカメラ用シヤツタの第一実施例を
示し、図1に示されたモータ枠のみを示す平面図であ
る。図4は、同じく本発明が適用されるカメラ用シヤツ
タの第一実施例を示し、ヨーク部の位置調整の方法を説
明するための平面図で、模式的に示している。
いて、図を用いて説明する。図1は、本発明が適用され
るカメラ用シヤツタの第一実施例を示し、シヤツタ羽根
が閉じた状態を示す平面図である。図2は、同じく本発
明が適用されるカメラ用シヤツタの第一実施例を示し、
図1におけるA−A線での断面図である。図3は、同じ
く本発明が適用されるカメラ用シヤツタの第一実施例を
示し、図1に示されたモータ枠のみを示す平面図であ
る。図4は、同じく本発明が適用されるカメラ用シヤツ
タの第一実施例を示し、ヨーク部の位置調整の方法を説
明するための平面図で、模式的に示している。
【0012】図1、図2及び図3により、各部材の構成
について説明する。1は表地板、2は裏地板で、シヤツ
タ地板を構成し、本実施例では、少なくとも表地板1は
樹脂材料にて形成されている。表地板1と裏地板2と
は、図示しないネジ部材等により固定されるようになっ
ている。図1は表地板1側から見た平面図となってい
る。1aは露光用開口で、表地板1に形成され、露光口
径を決定する。入射光等の反射を防止するため、表地板
1の板厚等を考慮して必要により露光用開口1aの周縁
を斜面形状として周縁端面を鋭角形状とされる。より高
精度の露光口径とする場合には、別部材の口径板を設け
て、該口径板により露光口径を決定するようにされる。
裏地板2には、表地板1の露光用開口1aより大なる径
の開口が形成されている。裏地板2が樹脂材料により形
成される場合には、入射光等の反射を防止するため、裏
地板2の板厚等を考慮して必要により開口の周縁を斜面
形状として周縁端面を鋭角形状とされる。
について説明する。1は表地板、2は裏地板で、シヤツ
タ地板を構成し、本実施例では、少なくとも表地板1は
樹脂材料にて形成されている。表地板1と裏地板2と
は、図示しないネジ部材等により固定されるようになっ
ている。図1は表地板1側から見た平面図となってい
る。1aは露光用開口で、表地板1に形成され、露光口
径を決定する。入射光等の反射を防止するため、表地板
1の板厚等を考慮して必要により露光用開口1aの周縁
を斜面形状として周縁端面を鋭角形状とされる。より高
精度の露光口径とする場合には、別部材の口径板を設け
て、該口径板により露光口径を決定するようにされる。
裏地板2には、表地板1の露光用開口1aより大なる径
の開口が形成されている。裏地板2が樹脂材料により形
成される場合には、入射光等の反射を防止するため、裏
地板2の板厚等を考慮して必要により開口の周縁を斜面
形状として周縁端面を鋭角形状とされる。
【0013】1b、1cは支持軸で、表地板1に一体に
形成されていて、裏地板2側へ突設されている。1dは
軸受部で、表地板1に円筒形状の凹部として形成されて
おり、本実施例では該凹部の周囲にやや肉厚の円環状の
凸部が形成されている。1eは窓で、表地板1を貫通し
て円弧状に形成されている。1fは台部で、表地板1に
所定の肉厚に形成されている。台部1fには、ネジ部材
が螺合により固定されるための螺合溝1gが形成されて
いるとともに、ガイド部1hが表地板1に一体に形成さ
れている。ガイド部1hについては後段にて詳述する。
1iは台部で、台部1fに等しい肉厚に表地板1に一体
に形成されている。1kは台部で、表地板1に一体に形
成されていて、本実施例では台部1f,1kより肉厚に
形成されている。台部1kには、ネジ部材が螺合により
固定されるための螺合溝1mが形成されている。
形成されていて、裏地板2側へ突設されている。1dは
軸受部で、表地板1に円筒形状の凹部として形成されて
おり、本実施例では該凹部の周囲にやや肉厚の円環状の
凸部が形成されている。1eは窓で、表地板1を貫通し
て円弧状に形成されている。1fは台部で、表地板1に
所定の肉厚に形成されている。台部1fには、ネジ部材
が螺合により固定されるための螺合溝1gが形成されて
いるとともに、ガイド部1hが表地板1に一体に形成さ
れている。ガイド部1hについては後段にて詳述する。
1iは台部で、台部1fに等しい肉厚に表地板1に一体
に形成されている。1kは台部で、表地板1に一体に形
成されていて、本実施例では台部1f,1kより肉厚に
形成されている。台部1kには、ネジ部材が螺合により
固定されるための螺合溝1mが形成されている。
【0014】3,4はシヤツタ羽根で、支持孔3a,4
aと作動孔3b,4bが形成されていて、表地板1と裏
地板2とにより形成された空間内に設けられた羽根室に
配され、裏地板2側へ突設して表地板1に一体に形成さ
れた支持軸1b、1cにより該軸を回動中心として揺動
自在に支持されている。シヤツタ羽根3,4は、周知の
ように遮光性が確保される範囲内において極めて薄い材
料で形成されており、図2においてシヤツタ羽根3,4
の配される空間に一点鎖線にて示している。
aと作動孔3b,4bが形成されていて、表地板1と裏
地板2とにより形成された空間内に設けられた羽根室に
配され、裏地板2側へ突設して表地板1に一体に形成さ
れた支持軸1b、1cにより該軸を回動中心として揺動
自在に支持されている。シヤツタ羽根3,4は、周知の
ように遮光性が確保される範囲内において極めて薄い材
料で形成されており、図2においてシヤツタ羽根3,4
の配される空間に一点鎖線にて示している。
【0015】5はモータ枠で、本実施例では、樹脂材料
にて形成されている。5a,5bは貫通孔で、後述する
ネジ部材を緩挿可能な径にて形成されている。5c,5
dは係合ピンで、それぞれ後述する壁部5k,5mの底
面より突設して形成され、表地板1に圧入される。5
e,5fは壁部で、直線形状であるとともに底面は後述
するヨーク部上面に当接するように形成されている。5
gは壁部で、円弧状であるとともに底面は後述するコイ
ル部の配設を抑制しないように形成されている。5h,
5i,5k,5m,5nは壁部で、後述する回動子の円
筒形状の永久磁石部の外周を囲むように円弧状に形成さ
れるとともに、壁部5k,5mは底面が表地板1に当接
するように形成され、壁部5h,5iの底面は後述する
ヨーク部上面に当接するように形成され、壁部5nは後
述する回動子の駆動ピンの運動を抑制しないように形成
されている。5pは壁部で、円弧面を有する略コ字状に
形成されるとともに底面が表地板1に当接するように形
成されている。5qは軸受部で、円筒形状の凹部として
形成されており、本実施例では該凹部の周囲にやや肉厚
の円環状の凸部が形成されている。以上、5a〜5qの
各部は、樹脂材料により、モータ枠5に一体に形成され
ている。
にて形成されている。5a,5bは貫通孔で、後述する
ネジ部材を緩挿可能な径にて形成されている。5c,5
dは係合ピンで、それぞれ後述する壁部5k,5mの底
面より突設して形成され、表地板1に圧入される。5
e,5fは壁部で、直線形状であるとともに底面は後述
するヨーク部上面に当接するように形成されている。5
gは壁部で、円弧状であるとともに底面は後述するコイ
ル部の配設を抑制しないように形成されている。5h,
5i,5k,5m,5nは壁部で、後述する回動子の円
筒形状の永久磁石部の外周を囲むように円弧状に形成さ
れるとともに、壁部5k,5mは底面が表地板1に当接
するように形成され、壁部5h,5iの底面は後述する
ヨーク部上面に当接するように形成され、壁部5nは後
述する回動子の駆動ピンの運動を抑制しないように形成
されている。5pは壁部で、円弧面を有する略コ字状に
形成されるとともに底面が表地板1に当接するように形
成されている。5qは軸受部で、円筒形状の凹部として
形成されており、本実施例では該凹部の周囲にやや肉厚
の円環状の凸部が形成されている。以上、5a〜5qの
各部は、樹脂材料により、モータ枠5に一体に形成され
ている。
【0016】モータ枠5は、表地板1の図示しない孔
に、係合ピン5c,5dが圧入され、壁部5k,5m,
5pの底面が表地板1に面接触にて当接することによ
り、表地板1に対して位置決めされ、ネジ6,7がネジ
部6a,7aにて表地板1の螺合溝1g,1mに螺合さ
れることによって固定される。
に、係合ピン5c,5dが圧入され、壁部5k,5m,
5pの底面が表地板1に面接触にて当接することによ
り、表地板1に対して位置決めされ、ネジ6,7がネジ
部6a,7aにて表地板1の螺合溝1g,1mに螺合さ
れることによって固定される。
【0017】8は回動子で、永久磁石9、回動子基台1
0、回動軸11を有している。永久磁石9は、円筒形状
に形成されていて、本実施例では、2極の磁極を有して
形成されている。回動子基台10は、円筒部10aと駆
動ピン10bを有し、円筒部10aは、永久磁石9と同
様の円筒形状に形成されており、永久磁石9と一体的に
設けられている。回動軸11は、回動子8を貫通するよ
うに配されている。回動子8は、軸受部5qと表地板1
に設けられている軸受部1dとによって回動可能に支持
されている。駆動ピン10bは、表地板1に形成された
円弧状の窓1eを貫通して延設され、シヤツタ羽根3,
4に形成されたスロツト形状の作動孔3b,4bの両方
に係合して、窓1eの端面に規制されて、所定の角度範
囲内で、回動子8とともに往復回動するようになってい
る。従って、図1において、回動子8が反時計方向に回
動すると、シヤツタ羽根3,4は露光用開口1aを開
き、その後、回動子8が時計方向に回動すると、シヤツ
タ羽根3,4は露光用開口1aを閉じるようになってい
る。シヤツタ羽根3,4の開閉作動については、必要に
より、シヤツタ羽根3,4を開閉作動させる作動部材を
設けて該作動部材に駆動ピン10bを係合させる。いず
れにしても、駆動ピンはシヤツタ羽根が連動して開閉作
動するための連係部として作用する。
0、回動軸11を有している。永久磁石9は、円筒形状
に形成されていて、本実施例では、2極の磁極を有して
形成されている。回動子基台10は、円筒部10aと駆
動ピン10bを有し、円筒部10aは、永久磁石9と同
様の円筒形状に形成されており、永久磁石9と一体的に
設けられている。回動軸11は、回動子8を貫通するよ
うに配されている。回動子8は、軸受部5qと表地板1
に設けられている軸受部1dとによって回動可能に支持
されている。駆動ピン10bは、表地板1に形成された
円弧状の窓1eを貫通して延設され、シヤツタ羽根3,
4に形成されたスロツト形状の作動孔3b,4bの両方
に係合して、窓1eの端面に規制されて、所定の角度範
囲内で、回動子8とともに往復回動するようになってい
る。従って、図1において、回動子8が反時計方向に回
動すると、シヤツタ羽根3,4は露光用開口1aを開
き、その後、回動子8が時計方向に回動すると、シヤツ
タ羽根3,4は露光用開口1aを閉じるようになってい
る。シヤツタ羽根3,4の開閉作動については、必要に
より、シヤツタ羽根3,4を開閉作動させる作動部材を
設けて該作動部材に駆動ピン10bを係合させる。いず
れにしても、駆動ピンはシヤツタ羽根が連動して開閉作
動するための連係部として作用する。
【0018】12はヨーク部で、磁極を形成する2つの
脚部12a,12bと、この2つの脚部を連結する連結
部12cを有している。脚部12a,12bの連結部1
2cとは反対側の先端面は、回動子8と同心的で回動子
8の永久磁石9と協働する磁気的作用面12d,12e
が形成されている。本実施例では、作用面12d,12
eは、円筒形状に形成された永久磁石9の周面に所定の
距離を有して離隔するように、同心的な円弧面形状に形
成されている。連結部12cには、回動子8と同心的な
円弧溝12fが形成されている。また、ネジ7のネジ部
7aを緩挿状態にて貫通させる所定形状の貫通窓12g
が形成されている。13はコイルで、中空円筒や中空角
筒等の形状のコイルボビン14に巻回されて、脚部12
aに配されている。コイルボビン14の中空部に脚部1
2が位置するようになっている。
脚部12a,12bと、この2つの脚部を連結する連結
部12cを有している。脚部12a,12bの連結部1
2cとは反対側の先端面は、回動子8と同心的で回動子
8の永久磁石9と協働する磁気的作用面12d,12e
が形成されている。本実施例では、作用面12d,12
eは、円筒形状に形成された永久磁石9の周面に所定の
距離を有して離隔するように、同心的な円弧面形状に形
成されている。連結部12cには、回動子8と同心的な
円弧溝12fが形成されている。また、ネジ7のネジ部
7aを緩挿状態にて貫通させる所定形状の貫通窓12g
が形成されている。13はコイルで、中空円筒や中空角
筒等の形状のコイルボビン14に巻回されて、脚部12
aに配されている。コイルボビン14の中空部に脚部1
2が位置するようになっている。
【0019】ここで、ガイド部1hについて詳述すると
ともに、ヨーク部12との関係について述べる。ヨーク
部12は、図2に示すように表地板1に形成された台部
1f,1iに載置されるとともに、円弧溝12fが、表
地板1に突設して形成されたガイド部1hに圧接状態に
て係合するようになっている。ガイド部1hは、円弧溝
12f内に形成される2つの円弧面12h,12iに所
定面積にて圧接するように、2つの圧接面は、ともに回
動子8と同心的円弧面を有する形状に形成されている。
従って、ガイド部1hと円弧溝12fとの圧接状態が保
たれ、この状態が維持されるようにヨーク部12を拘束
するので、脚部12a,12bの作用面12d,12e
が回動子8の永久磁石9の周面と所定量離隔して対向す
る状態が保持される。
ともに、ヨーク部12との関係について述べる。ヨーク
部12は、図2に示すように表地板1に形成された台部
1f,1iに載置されるとともに、円弧溝12fが、表
地板1に突設して形成されたガイド部1hに圧接状態に
て係合するようになっている。ガイド部1hは、円弧溝
12f内に形成される2つの円弧面12h,12iに所
定面積にて圧接するように、2つの圧接面は、ともに回
動子8と同心的円弧面を有する形状に形成されている。
従って、ガイド部1hと円弧溝12fとの圧接状態が保
たれ、この状態が維持されるようにヨーク部12を拘束
するので、脚部12a,12bの作用面12d,12e
が回動子8の永久磁石9の周面と所定量離隔して対向す
る状態が保持される。
【0020】従って、図4に示すように、ヨーク部12
の移動は、円弧溝12fにてガイド部1hが圧接して行
われ、回動子8と同心的に回転移動して回転中心からの
距離Lが一定となるので、ヨーク部12の作用面12
d,12eと回動子8の永久磁石9の周面との所定の離
隔量は一定に保たれる。
の移動は、円弧溝12fにてガイド部1hが圧接して行
われ、回動子8と同心的に回転移動して回転中心からの
距離Lが一定となるので、ヨーク部12の作用面12
d,12eと回動子8の永久磁石9の周面との所定の離
隔量は一定に保たれる。
【0021】上記のような構成の本実施例においては、
カメラのレリーズボタンが押されると、先ず、コイル1
3に正方向への電流が流され、図1において回動子8が
反時計方向へ回動する。次に、所定時間経過後に、コイ
ル13に逆方向への電流が流されると、回動子8が時計
方向へ回動する。シヤツタ羽根3,4は、この回動子8
の往復回動に連動し、駆動ピン10bによって開閉作動
を行うが、その作動特性が所定通りに得られない場合に
は調整作業が必要となる。
カメラのレリーズボタンが押されると、先ず、コイル1
3に正方向への電流が流され、図1において回動子8が
反時計方向へ回動する。次に、所定時間経過後に、コイ
ル13に逆方向への電流が流されると、回動子8が時計
方向へ回動する。シヤツタ羽根3,4は、この回動子8
の往復回動に連動し、駆動ピン10bによって開閉作動
を行うが、その作動特性が所定通りに得られない場合に
は調整作業が必要となる。
【0022】本実施例における調整作業は、次のように
して行われる。先ず、ネジ7をわずかに緩める。次に、
ピンセツト等を用いて、ヨーク部12の連結部12cを
押し、台部1f上で所定方向に移動させる。上記したよ
うに、ヨーク部12の円弧溝12fとガイド部1hとの
接触面は、回動子8の回動軸と同心的な円弧面を有して
いるため、上記のようなヨーク部12の移動は、回動子
8の回動軸を中心にして円弧状に行われる。したがっ
て、脚部12a,12bの作用面12d,12eは、常
に回動子8の永久磁石9の周面に対して等間隔にて行わ
れることになる。このようにして角度位置を移動させて
は測定をして、所期の特性が得られる位置で、しっかり
とネジ止めを行う。
して行われる。先ず、ネジ7をわずかに緩める。次に、
ピンセツト等を用いて、ヨーク部12の連結部12cを
押し、台部1f上で所定方向に移動させる。上記したよ
うに、ヨーク部12の円弧溝12fとガイド部1hとの
接触面は、回動子8の回動軸と同心的な円弧面を有して
いるため、上記のようなヨーク部12の移動は、回動子
8の回動軸を中心にして円弧状に行われる。したがっ
て、脚部12a,12bの作用面12d,12eは、常
に回動子8の永久磁石9の周面に対して等間隔にて行わ
れることになる。このようにして角度位置を移動させて
は測定をして、所期の特性が得られる位置で、しっかり
とネジ止めを行う。
【0023】第二実施例 本発明が適用されるカメラ用シヤツタの第二実施例につ
いて、図を用いて説明する。図5は、本発明が適用され
るカメラ用シヤツタの第二実施例を示す断面図である。
断面箇所は第一実施例の場合と同様である。第二実施例
においては、第一実施例において表地板1に形成された
ガイド部1hを、さらに延設するようにしてガイド部1
nとしたものであり、モータ枠5は、ガイド部1nに圧
入されてモータ枠5が固定されるようにした嵌合凹部5
rを形成するようにしたものである。その他について
は、第一実施例と同様であるので、説明を省略する。こ
のように、表地板1のガイド部1nとモータ枠5の嵌合
凹部5rとの圧入係合により、モータ枠5の表地板1に
対する位置決めがさらに高精度なものになるとともに、
この係合によってガイド部1nの倒れや変形等を防止し
且つ強度を補強して、さらなる信頼性の向上となる。な
お、嵌合凹部5rの形状、およびガイド部1nの嵌合凹
部5rに係合される部位の形状は、ヨーク部12の調整
のための移動を妨げることがない範囲において、種々の
形状に選択変更が可能であることは言うまでもない。
いて、図を用いて説明する。図5は、本発明が適用され
るカメラ用シヤツタの第二実施例を示す断面図である。
断面箇所は第一実施例の場合と同様である。第二実施例
においては、第一実施例において表地板1に形成された
ガイド部1hを、さらに延設するようにしてガイド部1
nとしたものであり、モータ枠5は、ガイド部1nに圧
入されてモータ枠5が固定されるようにした嵌合凹部5
rを形成するようにしたものである。その他について
は、第一実施例と同様であるので、説明を省略する。こ
のように、表地板1のガイド部1nとモータ枠5の嵌合
凹部5rとの圧入係合により、モータ枠5の表地板1に
対する位置決めがさらに高精度なものになるとともに、
この係合によってガイド部1nの倒れや変形等を防止し
且つ強度を補強して、さらなる信頼性の向上となる。な
お、嵌合凹部5rの形状、およびガイド部1nの嵌合凹
部5rに係合される部位の形状は、ヨーク部12の調整
のための移動を妨げることがない範囲において、種々の
形状に選択変更が可能であることは言うまでもない。
【0024】第三実施例 本発明が適用されるカメラ用シヤツタの第三実施例につ
いて、図を用いて説明する。図6は、本発明が適用され
るカメラ用シヤツタの第三実施例を示し、ヨーク部の位
置調整の方法を説明するための平面図で、模式的に示し
ている。第三実施例においては、第一実施例において表
地板1に形成されたガイド部1hに代えて、2つの棒状
のガイド部1p,1qとしたもので、このガイド部1
p,1qは、円弧溝12fへの圧入状態においては脚部
12a,12bの作用面12d,12eが回動子8の永
久磁石9の周面と所定に離隔して対向する状態を保持す
るようにヨーク部12を拘束するよう所定量離隔して配
されるようにしたものである。その他については、第一
実施例と同様であるので、説明を省略する。このよう
に、2つの棒状のガイド部1p,1qが所定量を離隔し
て配されているので、ヨーク部12の移動は、回動子8
と同心的に回転移動して回転中心からの距離Lが一定と
なり、ヨーク部12の作用面12d,12eと回動子8
の永久磁石8の周面との所定の離隔量は一定に保たれ
る。なお、第二実施例の考え方を応用して、2つのガイ
ド部1p,1qを延設してモータ枠5に圧入係合するよ
うにしたものとしてもよい。
いて、図を用いて説明する。図6は、本発明が適用され
るカメラ用シヤツタの第三実施例を示し、ヨーク部の位
置調整の方法を説明するための平面図で、模式的に示し
ている。第三実施例においては、第一実施例において表
地板1に形成されたガイド部1hに代えて、2つの棒状
のガイド部1p,1qとしたもので、このガイド部1
p,1qは、円弧溝12fへの圧入状態においては脚部
12a,12bの作用面12d,12eが回動子8の永
久磁石9の周面と所定に離隔して対向する状態を保持す
るようにヨーク部12を拘束するよう所定量離隔して配
されるようにしたものである。その他については、第一
実施例と同様であるので、説明を省略する。このよう
に、2つの棒状のガイド部1p,1qが所定量を離隔し
て配されているので、ヨーク部12の移動は、回動子8
と同心的に回転移動して回転中心からの距離Lが一定と
なり、ヨーク部12の作用面12d,12eと回動子8
の永久磁石8の周面との所定の離隔量は一定に保たれ
る。なお、第二実施例の考え方を応用して、2つのガイ
ド部1p,1qを延設してモータ枠5に圧入係合するよ
うにしたものとしてもよい。
【0025】第四実施例 本発明が適用されるカメラ用シヤツタの第四実施例につ
いて、図を用いて説明する。図7は、本発明が適用され
るカメラ用シヤツタの第四実施例を示す断面図である。
断面箇所は第一実施例と同様の箇所である。図8は、本
発明が適用されるカメラ用シヤツタの第四実施例を示す
平面図で、簡明に示すため要部のみを示している。第四
実施例においては、第一実施例において表地板1に形成
されたガイド部1hを、モータ枠5に形成するようにし
たものである。すなわち、モータ枠5を延設し該延設部
にガイド部5sを形成したものである。ガイド部5s
は、第一実施例のガイド部1hと同様の形状に形成され
ている。なお、調整作業を可能とするため、ヨーク部1
2も延設して調整用の突設部12kを形成している。そ
の他については、第一実施例と同様であるので、説明を
省略する。モータ枠5は、第一実施例の説明において述
べたように、表地板1に対して、係合ピン5c,5dの
圧入及び壁部5k,5m,5pの底面の面接触にての当
接により、位置決めされて固定されており、また、モー
タ枠5には、回動子8の軸受部5qが形成されているの
で、このモータ枠5に対するヨーク部12の移動調整に
よっても、同様の調整が行われる。
いて、図を用いて説明する。図7は、本発明が適用され
るカメラ用シヤツタの第四実施例を示す断面図である。
断面箇所は第一実施例と同様の箇所である。図8は、本
発明が適用されるカメラ用シヤツタの第四実施例を示す
平面図で、簡明に示すため要部のみを示している。第四
実施例においては、第一実施例において表地板1に形成
されたガイド部1hを、モータ枠5に形成するようにし
たものである。すなわち、モータ枠5を延設し該延設部
にガイド部5sを形成したものである。ガイド部5s
は、第一実施例のガイド部1hと同様の形状に形成され
ている。なお、調整作業を可能とするため、ヨーク部1
2も延設して調整用の突設部12kを形成している。そ
の他については、第一実施例と同様であるので、説明を
省略する。モータ枠5は、第一実施例の説明において述
べたように、表地板1に対して、係合ピン5c,5dの
圧入及び壁部5k,5m,5pの底面の面接触にての当
接により、位置決めされて固定されており、また、モー
タ枠5には、回動子8の軸受部5qが形成されているの
で、このモータ枠5に対するヨーク部12の移動調整に
よっても、同様の調整が行われる。
【0026】第五実施例 本発明が適用されるカメラ用シヤツタの第五実施例につ
いて、図を用いて説明する。図9は、本発明が適用され
るカメラ用シヤツタの第五実施例を示す断面図である。
断面箇所は第一実施例と同様の箇所である。第五実施例
においては、第四実施例においてモータ枠5に形成され
たガイド部5sを、さらに延設するようにしてガイド部
5tとしたものであり、表地板1は、ガイド部5tに圧
入されるようにした嵌合凹部1rを形成するようにした
ものである。その他については、第四実施例と同様であ
るので、説明を省略する。このように、モータ枠5のガ
イド部5tと表地板1の嵌合凹部1rとの圧入係合によ
り、モータ枠5の表地板1に対する位置決めがさらに高
精度なものになる。また、この係合によってガイド部5
tの揺れや変形等を防止し且つ強度を補強して、さらな
る信頼性の向上となる。なお、嵌合凹部1rの形状、お
よびガイド部5tの嵌合凹部1rに係合される部位の形
状は、ヨーク部12の調整のための移動を妨げることが
ない範囲において、種々の形状に選択変更が可能である
ことは言うまでもない。
いて、図を用いて説明する。図9は、本発明が適用され
るカメラ用シヤツタの第五実施例を示す断面図である。
断面箇所は第一実施例と同様の箇所である。第五実施例
においては、第四実施例においてモータ枠5に形成され
たガイド部5sを、さらに延設するようにしてガイド部
5tとしたものであり、表地板1は、ガイド部5tに圧
入されるようにした嵌合凹部1rを形成するようにした
ものである。その他については、第四実施例と同様であ
るので、説明を省略する。このように、モータ枠5のガ
イド部5tと表地板1の嵌合凹部1rとの圧入係合によ
り、モータ枠5の表地板1に対する位置決めがさらに高
精度なものになる。また、この係合によってガイド部5
tの揺れや変形等を防止し且つ強度を補強して、さらな
る信頼性の向上となる。なお、嵌合凹部1rの形状、お
よびガイド部5tの嵌合凹部1rに係合される部位の形
状は、ヨーク部12の調整のための移動を妨げることが
ない範囲において、種々の形状に選択変更が可能である
ことは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、永久磁
石を用いて形成されシヤツタ地板に配された回動子の往
復回動に連動してシヤツタ羽根が開閉作動するようにし
たカメラ用シヤツタにおいて、シヤツタ羽根の実際の開
閉作動特性の調整を、固定子を回動子の回動軸を中心と
して回動させて調整する際に、回動子の永久磁石面とこ
の永久磁石面に対向して協働する固定子側の作用面との
離隔距離が変動することなく固定子の位置を回動調整で
き、このような調整を少ない構成部材にて可能としたカ
メラ用シヤツタを提供することができる。
石を用いて形成されシヤツタ地板に配された回動子の往
復回動に連動してシヤツタ羽根が開閉作動するようにし
たカメラ用シヤツタにおいて、シヤツタ羽根の実際の開
閉作動特性の調整を、固定子を回動子の回動軸を中心と
して回動させて調整する際に、回動子の永久磁石面とこ
の永久磁石面に対向して協働する固定子側の作用面との
離隔距離が変動することなく固定子の位置を回動調整で
き、このような調整を少ない構成部材にて可能としたカ
メラ用シヤツタを提供することができる。
【図1】本発明が適用されるカメラ用シヤツタの第一実
施例を示し、シヤツタ羽根が閉じた状態を示す平面図で
ある。
施例を示し、シヤツタ羽根が閉じた状態を示す平面図で
ある。
【図2】本発明が適用されるカメラ用シヤツタの第一実
施例を示し、図1におけるA−A線での断面図である。
施例を示し、図1におけるA−A線での断面図である。
【図3】本発明が適用されるカメラ用シヤツタの第一実
施例を示し、図1に示されたモータ枠のみを示す平面図
である。
施例を示し、図1に示されたモータ枠のみを示す平面図
である。
【図4】本発明が適用されるカメラ用シヤツタの第一実
施例を示し、ヨーク部の位置調整の方法を説明するため
の平面図で、模式的に示している。
施例を示し、ヨーク部の位置調整の方法を説明するため
の平面図で、模式的に示している。
【図5】本発明が適用されるカメラ用シヤツタの第二実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
【図6】本発明が適用されるカメラ用シヤツタの第三実
施例を示し、ヨーク部の位置調整の方法を説明するため
の平面図で、模式的に示している。
施例を示し、ヨーク部の位置調整の方法を説明するため
の平面図で、模式的に示している。
【図7】本発明が適用されるカメラ用シヤツタの第四実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
【図8】本発明が適用されるカメラ用シヤツタの第四実
施例を示す平面図で、要部のみを示している。
施例を示す平面図で、要部のみを示している。
【図9】本発明が適用されるカメラ用シヤツタの第五実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
1 表地板 1a 露光用開口 1b,1c 支持軸 1d 軸受部 1e 窓 1f,1i,1k 台部 1g,1m 螺合溝 1h ガイド部 2 裏地板 3,4 シヤツタ羽根 5 モータ枠 5a,5b 貫通孔 5c,5d 係合ピン 5e,5f,5g,5h,5i,5k,5m,5n,5
p 壁部 5q 軸受部 6,7 ネジ 8 回動子 9 永久磁石 10 回動子基台 10a 円筒部 10b 駆動ピン 11 回動軸 12 ヨーク部 12a,12b 脚部 12c 連結部 12d,12e 作用面 12f 円弧溝 12g 貫通窓 13 コイル 14 コイルボビン
p 壁部 5q 軸受部 6,7 ネジ 8 回動子 9 永久磁石 10 回動子基台 10a 円筒部 10b 駆動ピン 11 回動軸 12 ヨーク部 12a,12b 脚部 12c 連結部 12d,12e 作用面 12f 円弧溝 12g 貫通窓 13 コイル 14 コイルボビン
Claims (3)
- 【請求項1】 永久磁石を用いて形成された回動子の往
復回動に連動してシヤツタ羽根が開閉作動するようにし
たカメラ用シヤツタにおいて、 前記回動子は前記シヤツタ羽根が連動して開閉作動する
ための連係部が設けられ、 前記回動子と同心的で前記回動子の永久磁石と協働する
作用面が形成された2つの脚部と前記回動子と同心的な
貫通した円弧溝が形成され前記脚部を連結する連結部と
を有したヨーク部と、 少なくとも前記脚部の一方に巻回配置されるコイル部
と、 前記回動子の一方の軸受部が設けられたモータ枠と、 前記回動子の他方の軸受部が設けられたシヤツタ地板と
を備え、 前記シヤツタ地板には、前記円弧溝内の所定面積にて圧
接される2つの圧接面を有し前記円弧溝への圧入状態に
おいては前記脚部の作用面が前記回動子の永久磁石面と
所定に離隔して対向する状態を保持するように前記ヨー
ク部を拘束するよう配された凸状のガイド部が形成され
るようにしたことを特徴とするカメラ用シヤツタ。 - 【請求項2】 永久磁石を用いて形成された回動子の往
復回動に連動してシヤツタ羽根が開閉作動するようにし
たカメラ用シヤツタにおいて、 前記回動子は前記シヤツタ羽根が連動して開閉作動する
ための連係部が設けられ、 前記回動子と同心的で前記回動子の永久磁石と協働する
作用面が形成された2つの脚部と前記回動子と同心的な
貫通した円弧溝が形成され前記脚部を連結する連結部と
を有したヨーク部と、 少なくとも前記脚部の一方に巻回配置されるコイル部
と、 前記回動子の一方の軸受部が設けられたモータ枠と、 前記回動子の他方の軸受部が設けられたシヤツタ地板と
を備え、 前記モータ枠は、前記回動子の外側に近接して底面が前
記シヤツタ地板に面接触にて当接する壁部と該壁部の底
面より突設されて前記シヤツタ地板に圧入される少なく
とも2つの係合ピンとを有していて、さらに、前記円弧
溝内の所定面積にて圧接される2つの圧接面を有し前記
円弧溝への圧入状態においては前記脚部の作用面が前記
回動子の永久磁石面と所定に離隔して対向する状態を保
持するように前記ヨーク部を拘束するよう配された凸状
のガイド部が形成されるようにしたことを特徴とするカ
メラ用シヤツタ。 - 【請求項3】 ガイド部は、円弧溝への圧入状態におい
ては脚部の作用面が回動子の永久磁石面と所定に離隔し
て対向する状態を保持するようにヨーク部を拘束するよ
う所定量離隔して配された2つの棒状のガイド部である
こととした請求項1又は2に記載のカメラ用シヤツタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33782994A JPH08184877A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | カメラ用シヤツタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33782994A JPH08184877A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | カメラ用シヤツタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08184877A true JPH08184877A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18312363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33782994A Pending JPH08184877A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | カメラ用シヤツタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08184877A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007183372A (ja) * | 2006-01-05 | 2007-07-19 | Seiko Precision Inc | セクタ駆動装置及びその組立方法 |
JP2007183371A (ja) * | 2006-01-05 | 2007-07-19 | Seiko Precision Inc | セクタ駆動装置 |
US7901824B2 (en) | 2004-09-08 | 2011-03-08 | Honeywell International, Inc. | Colorant treated ion exchange resins, method of making, heat transfer systems and assemblies containing the same, and method of use |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP33782994A patent/JPH08184877A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7901824B2 (en) | 2004-09-08 | 2011-03-08 | Honeywell International, Inc. | Colorant treated ion exchange resins, method of making, heat transfer systems and assemblies containing the same, and method of use |
JP2007183372A (ja) * | 2006-01-05 | 2007-07-19 | Seiko Precision Inc | セクタ駆動装置及びその組立方法 |
JP2007183371A (ja) * | 2006-01-05 | 2007-07-19 | Seiko Precision Inc | セクタ駆動装置 |
JP4676338B2 (ja) * | 2006-01-05 | 2011-04-27 | セイコープレシジョン株式会社 | セクタ駆動装置及びその組立方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050329 |