JPH08184443A - 振動ジャイロ - Google Patents

振動ジャイロ

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JPH08184443A
JPH08184443A JP6339032A JP33903294A JPH08184443A JP H08184443 A JPH08184443 A JP H08184443A JP 6339032 A JP6339032 A JP 6339032A JP 33903294 A JP33903294 A JP 33903294A JP H08184443 A JPH08184443 A JP H08184443A
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circuit
output signal
vibrating body
phase
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JP6339032A
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Inventor
Kenjiro Okaguchi
口 健 二 朗 岡
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69525231T priority patent/DE69525231T2/de
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5642Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using vibrating bars or beams
    • G01C19/5649Signal processing

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高調波成分の除去が比較的容易で、正確に回
転角速度を検出することができる振動ジャイロを得る。 【構成】 振動ジャイロ10は、振動体14の側面に検
出片16a,16bと駆動片16cとを形成した振動子
12を含む。検出片16a,16bの出力信号は、反転
増幅回路24,26によって、反転されて増幅される。
反転増幅回路24,26の出力信号の波形は、コンパレ
ート回路32により整形される。コンパレート回路32
の出力信号は、位相補正回路34で位相が補正されて駆
動片16cに与えられる。また、反転増幅回路24,2
6の出力信号は、差動回路38に入力され、差動回路3
8の出力信号は同期検波回路40で検波される。同期検
波回路40では、コンパレート回路32の出力信号に同
期して、差動回路38の出力信号が検波される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は振動ジャイロに関し、
特にたとえば、柱状の振動体の屈曲振動を利用して回転
角速度を検出するための振動ジャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の振動ジャイロの一例を示す
回路図である。振動ジャイロ100は、振動子102を
含む。振動子102は、たとえば正3角柱状の振動体1
03を含む。振動体103の側面には、圧電素子104
a,104b,104cが形成される。帰還用の圧電素
子104cは、発振回路105に接続される。発振回路
105の出力端は、位相補正回路106および可変抵抗
107を介して圧電素子104a,104bに接続され
る。
【0003】圧電素子104a,104bは、振動体1
03を屈曲振動させるための駆動用として用いられると
ともに、回転角速度に対応した信号を検出するための検
出用として用いられるものである。さらに、圧電素子1
04a,104bは、差動回路108に接続される。そ
して、差動回路108からの出力信号は、同期検波回路
109で同期検波される。このとき、同期信号は、発振
回路105からの出力信号が用いられる。そして、同期
検波回路109により同期検波された出力信号は、DC
アンプ110により増幅される。
【0004】この振動ジャイロ100では、発振回路1
05の出力信号の位相が位相補正回路106により調整
され、駆動用の圧電素子104a,104bに帰還され
ることにより、振動体103が圧電素子104c形成面
に直交する方向に屈曲振動する。この場合、圧電素子1
04a,104bからは、それぞれ三角波の出力信号が
得られる。そして、圧電素子104a,104bからの
2つの三角波の差を差動回路108でとることにより、
回転角速度の検出をすることができる。
【0005】すなわち、振動体103が屈曲振動してい
る状態において、振動体103がその軸を中心として回
転していない時には、圧電素子104a,104bから
得られる信号はそれぞれ同じであり、差動回路108か
らの出力信号は0となる。次に、この状態で、振動体1
03が、その軸を中心として回転すると、コリオリ力に
よって振動体103の屈曲振動の方向が変わる。そのた
め、圧電素子104aと圧電素子104bとの間に出力
信号の差が生じ、差動回路108からその信号の差が出
力される。そして、差動回路108の出力信号は、同期
検波回路109で検波される。このとき、同期検波回路
109から出力される信号は回転角速度に対応した信号
であるため、それを測定することによって振動ジャイロ
100に加わった回転角速度を検出することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の振動ジャイロでは、差動回路により2つの圧
電素子104a,104bからの三角波の差を求めて同
期検波していたため、同期検波後の出力信号に高調波成
分が残る。そのため、その高調波成分が、回転角速度の
微少な時や温度の変化した時のドリフトの原因となり、
正確に回転角速度を検出することが困難であった。ま
た、2枚の圧電素子104a,104bをそれぞれ駆動
用および検出用として用いているため、出力信号が複雑
化し、高周波成分の除去が困難であった。
【0007】それゆえに、この発明の主たる目的は、高
調波成分の除去が比較的容易で、正確に回転角速度を検
出することができる振動ジャイロを提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、柱状
の振動体と、振動体の側面に形成され、回転角速度に対
応した出力信号を得るための複数の検出片と、振動体の
側面に形成され、振動体を振動させるための1つの駆動
片と、複数の検出片にそれぞれ接続され、検出片から得
られる出力信号を増幅するための複数の増幅回路と、増
幅回路から得られる出力信号の波形を整形するためのコ
ンパレート回路と、コンパレート回路から得られる出力
信号の位相を調整し、その出力信号を帰還して駆動片に
駆動信号を与えるための位相補正回路と、複数の増幅回
路から得られる出力信号の差を求めるための差動回路
と、コンパレート回路から得られる出力信号に同期し
て、差動回路からの出力信号を検波するための同期検波
回路とを含む、振動ジャイロである。
【0009】請求項2の発明は、柱状の振動体と、振動
体の側面に形成され、回転角速度に対応した出力信号を
得るための複数の検出片と、振動体の側面に形成され、
振動体を振動させるための1つの駆動片と、複数の検出
片にそれぞれ接続され、検出片から得られる出力信号の
インピーダンスを変換するための複数のバッファ回路
と、バッファ回路から得られる出力信号の波形を整形す
るためのコンパレート回路と、コンパレート回路から得
られる出力信号の位相を調整し、その出力信号を帰還し
て駆動片に駆動信号を与えるための位相補正回路と、複
数のバッファ回路から得られる出力信号の差を求めるた
めの差動回路と、コンパレート回路から得られる出力信
号に同期して、差動回路からの出力信号を検波するため
の同期検波回路とを含む、振動ジャイロである。
【0010】請求項3の発明は、柱状の振動体と、振動
体の側面に形成され、回転角速度に対応した出力信号を
得るための複数の検出片と、振動体の側面に形成され、
振動体を振動させるための1つの駆動片と、複数の検出
片にそれぞれ接続され、検出片から得られる出力信号の
位相を調整するための複数の位相回路と、位相回路によ
り位相の調整された出力信号の波形を整形するためのコ
ンパレート回路と、コンパレート回路から得られる出力
信号の位相を調整し、その出力信号を帰還して駆動片に
駆動信号を与えるための位相補正回路と、複数の検出片
から得られる出力信号の差を求めるための差動回路と、
コンパレート回路から得られる出力信号に同期して差動
回路からの出力信号を検波するための同期検波回路とを
含む、振動ジャイロである。
【0011】
【作用】請求項1の発明では、複数の検出片から得られ
る出力信号は、それぞれ増幅回路により増幅される。増
幅回路から得られる出力信号の波形は、コンパレート回
路によって整形される。コンパレート回路から得られる
出力信号の位相は、位相補正回路によって調整される。
位相補正回路から得られる出力信号は、振動体を安定的
に振動させるために、駆動片に帰還される。また、差動
回路によって、複数の増幅回路からの出力信号の差が求
められ、その差の信号が、コンパレート回路からの信号
に同期して同期検波される。
【0012】請求項2の発明では、複数の検出片から得
られる出力信号のインピーダンスが、バッファ回路によ
り非常に小さいインピーダンスに変換される。バッファ
回路から得られる出力信号の波形は、コンパレート回路
によって整形される。コンパレート回路から得られる出
力信号の位相は、位相補正回路によって調整される。位
相補正回路から得られる出力信号は、振動体を安定的に
振動させるために、駆動片に帰還される。また、差動回
路によって、バッファ回路からの出力信号の差が求めら
れ、その差の信号がコンパレート回路からの信号に同期
して同期検波される。
【0013】請求項3の発明では、複数の検出片から得
られる出力信号の位相が位相回路により調整される。位
相回路により調整された出力信号は、コンパレート回路
によって整形される。コンパレート回路から得られる出
力信号の位相は、位相補正回路によって調整される。位
相補正回路から得られる出力信号は、振動体を安定的に
振動させるために、駆動片に帰還される。また、差動回
路によって、検出片からの出力信号の差が求められ、そ
の差の信号がコンパレート回路からの信号に同期して同
期検波される。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、1つの駆動片
で振動体を駆動し、複数の検出片で検出を行うため、出
力信号が単純化される。また、差動回路からの出力信号
を、コンパレート回路からの信号に同期して同期検波す
ることにより、回転角速度による信号とドリフト分とを
明確に分離することができる。そのため、比較的簡単な
回路によって、ドリフトの一因となる高調波成分の除去
が可能であり、回転角速度の検出精度を向上させること
ができる。
【0015】請求項2の発明によれば、1つの駆動片で
振動体を駆動し、複数の検出片で検出を行うため、出力
信号が単純化される。また、差動回路からの出力信号
を、コンパレート回路からの信号に同期して同期検波す
ることにより、回転角速度による信号とドリフト分とを
明確に分離することができる。そのため、比較的簡単な
回路によって、ドリフトの一因となる高調波成分の除去
が可能であり、回転角速度の検出精度を向上させること
ができる。さらに、バッファ回路によって出力信号のイ
ンピーダンスが変換されるので、出力信号に対する振動
子のインピーダンス変化の影響が少なくなり、回転角速
度の検出精度が向上する。
【0016】請求項3の発明によれば、1つの駆動片で
振動体を駆動し、複数の検出片で検出を行うため、出力
信号が単純化される。また、複数の検出片からの出力信
号の位相を位相回路により調整し、かつ差動回路からの
出力信号を、コンパレート回路からの信号に同期して同
期検波することにより、回転角速度による信号とドリフ
ト分とを明確に分離することができる。そのため、比較
的簡単な回路によって、ドリフトの一因となる高調波成
分の除去が可能であり、回転角速度の検出精度を向上さ
せることができる。
【0017】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0018】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す回路図であ
る。振動ジャイロ10は、振動子12を含む。振動子1
2は、図2に示すように、たとえば正3角柱状の振動体
14を含む。振動体14は、たとえばエリンバ,鉄−ニ
ッケル合金,石英,ガラス,水晶,セラミックなど、一
般的に機械的な振動を生じる材料で形成される。
【0019】振動体14の側面には、図3に示すよう
に、検出片16a,16bおよび駆動片16cが形成さ
れる。この実施例では、検出片16a,16bおよび駆
動片16cとして、圧電素子が用いられる。検出片16
aは、たとえば圧電セラミックなどで形成された圧電板
18aを含む。この圧電板18aの両面には、電極20
a,22aが形成されている。そして、一方の電極22
aが、振動体14に貼着されている。同様に、検出片1
6b,および駆動片16cは、圧電板18b,18cを
含み、その両面に電極20b,22bおよび電極20
c,22cが形成されている。そして、これらの圧電素
子16b,16cの一方の電極22bおよび電極22c
が、振動体14に貼着される。検出片16a,16b
は、振動体14を屈曲振動させるときの帰還用として用
いられるとともに、回転角速度に対応した信号を検出す
るための検出用として用いられる。また、駆動片16c
は、振動体14を屈曲振動させるための駆動用として用
いられ、この駆動片16cに駆動信号が入力される。
【0020】図1に示すように、検出片16a,16b
には、反転増幅回路24,26が、それぞれ接続され
る。検出片16a,16bから得られる出力信号は、反
転増幅回路24,26によって、極性が反転されて増幅
される。したがって、反転増幅回路24,26からの出
力信号は、検出片16a,16bから得られた信号に対
して、位相が180°ずれて出力されることとなる。反
転増幅回路24,26は、たとえばオペアンプなどを用
いて形成される。
【0021】反転増幅回路24,26の出力端は、発振
回路30に接続される。この実施例の発振回路30は、
コンパレート回路32と位相補正回路34とを含む。コ
ンパレート回路32では、反転増幅回路24,26から
得られた出力信号の波形が整形される。コンパレート回
路32から得られる出力信号は、位相補正回路34で位
相が補正されて駆動片16cに与えられる。こうして、
振動体14は、安定的に振動することとなる。
【0022】また、反転増幅回路24,26の出力信号
は、検出回路36に入力される。検出回路36は、差動
回路38,同期検波回路40,平滑回路42,およびD
Cアンプ44を含む。反転増幅回路24,26の出力信
号は、それぞれ差動回路38に入力される。そして、差
動回路38により、反転増幅回路24,26の出力信号
の差が出力される。この差の信号は、同期検波回路40
で検波される。同期検波回路40では、コンパレート回
路32の出力信号に同期して、差動回路38からの出力
信号を検波する。同期検波回路40により検波された信
号は、平滑回路42により平滑された後、DCアンプ4
4により増幅される。
【0023】この振動ジャイロ10を使用する場合、検
出片16a,16bの出力信号が駆動片16cへ帰還さ
れる。それによって、振動体14は、駆動片16c形成
面に直交する方向に安定的に屈曲振動する。このとき、
無回転時には、検出片16a,16bから出力される信
号は同じであり、差動回路38から得られる出力信号は
0となる。この状態で、振動体14がその軸を中心とし
て回転すると、コリオリ力によって屈曲振動の方向が変
わる。それにより、検出片16a,16b間に出力電圧
の差が生じ、反転増幅回路24,26の出力信号にも差
が生じる。この出力信号の差は、差動回路38により求
めることができる。そして、差動回路38の出力信号
が、同期検波回路40で同期検波される。こうして同期
検波された信号は、回転角速度に対応した信号であり、
これを測定することによって、振動ジャイロ10に加わ
った回転角速度を検出することができる。
【0024】この振動ジャイロ10では、1つの駆動片
16cで振動体14を駆動し、2つの検出片16a,1
6bで検出を行うため、出力信号が単純化される。ま
た、差動回路38からの出力信号を、コンパレート回路
32からの信号に同期して同期検波することにより、回
転角速度による信号とドリフト分とを明確に分離するこ
とができる。そのため、上述のような比較的簡単な回路
によって、ドリフトの一因となる高調波成分の除去が可
能であり、回転角速度の検出精度を向上させることがで
きる。
【0025】図4は、この発明の他の実施例を示す回路
図である。この実施例に示す振動ジャイロ60では、図
1に示す実施例の反転増幅回路24,26の代わりに非
反転増幅回路46,48が用いられる。この実施例によ
っても、図1に示す実施例と同様の効果を得ることがで
きる。
【0026】また、図5は、この発明のさらに他の実施
例を示す回路図である。この実施例に示す振動ジャイロ
70では、図1に示す実施例の反転増幅回路24,26
の代わりにバッファ回路50,52が用いられる。この
振動ジャイロ70では、2つの検出片16a,16bか
ら得られる出力信号のインピーダンスが、バッファ回路
50,52により非常に小さいインピーダンスに変換さ
れる。バッファ回路50,52から得られる出力信号の
波形は、コンパレート回路32によって整形される。コ
ンパレート回路32から得られる出力信号の位相は、位
相補正回路34によって調整される。位相補正回路34
から得られる出力信号は、振動体14を安定的に振動さ
せるために、駆動片16cに帰還される。また、差動回
路38によって、バッファ回路50,52からの出力信
号の差が求められ、同期検波回路40によってその差の
信号がコンパレート回路32からの信号に同期して同期
検波される。図5に示す実施例によっても、図1に示す
実施例と同様の効果を得ることができる。また、バッフ
ァ回路50,52によって出力信号のインピーダンスが
変換されるので、出力信号に対する振動子12のインピ
ーダンス変化の影響が少なくなる。そのため、振動ジャ
イロ70の回転角速度の検出精度を向上させることがで
きる。
【0027】さらに、図6は、この発明の別の実施例を
示す回路図である。この実施例の振動ジャイロ80で
は、図1に示す実施例の反転増幅回路24,26の代わ
りに位相回路54,56が用いられる。2つの検出片1
6a,16bから得られる出力信号の位相が位相回路5
4,56により調整される。位相回路54,56により
調整された出力信号は、コンパレート回路32によって
増幅されて整形される。コンパレート回路32から得ら
れる出力信号の位相は、位相補正回路34によって調整
される。位相補正回路34から得られる出力信号は、振
動体14を安定的に振動させるために、駆動片16cに
帰還される。また、差動回路38によって、検出片16
a,16bからの出力信号の差が求められ、同期検波回
路40によってその差の信号がコンパレート回路32か
らの信号に同期して同期検波される。図6に示す実施例
によっても、図1に示す実施例と同様の効果を得ること
ができる。また、位相回路54,56により、出力信号
の位相を調整することにより、回転角速度による信号と
ドリフト分とを明確に分離することができる。そのた
め、比較的簡単な回路によって高調波成分の除去が可能
であり、回転角速度の検出精度を向上させることができ
る。
【0028】なお、上述の実施例では、駆動片16cお
よび検出片16a,16bとして圧電素子を用いたが、
振動体14が圧電体で形成される場合、駆動片16cお
よび検出片16a,16bとして電極が用いられる。こ
の場合、たとえば振動体14の側面に、検出片としての
電極16a,16bおよび駆動片としての電極16cが
形成される。そして、電極16c形成面に直交する方向
に振動体14を分極処理することによって、上述の実施
例と同様にして回転角速度を検出することができる。こ
のような振動子を用いた場合でも、定電圧の駆動信号で
振動体14を駆動し、電極16a,16bの出力電流を
検出することにより、ドリフトの少ない振動ジャイロを
得ることができる。また、振動体14の形状としては、
正3角柱状に限らず、他の角柱状や円柱状などの形状に
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】図1に示す振動ジャイロに用いられる振動子の
斜視図である。
【図3】図2に示す振動子の断面図である。
【図4】この発明の他の実施例を示す回路図である。
【図5】この発明のさらに他の実施例を示す回路図であ
る。
【図6】この発明の別の実施例を示す回路図である。
【図7】従来の振動ジャイロの一例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
10 振動ジャイロ 12 振動子 14 振動体 16a 検出片 16b 検出片 16c 駆動片 24 反転増幅回路 26 反転増幅回路 30 発振回路 32 コンパレート回路 34 位相補正回路 36 検出回路 38 差動回路 40 同期検波回路 42 平滑回路 44 DCアンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状の振動体、 前記振動体の側面に形成され、回転角速度に対応した出
    力信号を得るための複数の検出片、 前記振動体の側面に形成され、前記振動体を振動させる
    ための1つの駆動片、 前記複数の検出片にそれぞれ接続され、前記検出片から
    得られる出力信号を増幅するための複数の増幅回路、 前記増幅回路から得られる出力信号の波形を整形するた
    めのコンパレート回路、 前記コンパレート回路から得られる出力信号の位相を調
    整し、その出力信号を帰還して前記駆動片に駆動信号を
    与えるための位相補正回路、 前記複数の増幅回路から得られる出力信号の差を求める
    ための差動回路、および前記コンパレート回路から得ら
    れる出力信号に同期して、前記差動回路からの出力信号
    を検波するための同期検波回路を含む、振動ジャイロ。
  2. 【請求項2】 柱状の振動体、 前記振動体の側面に形成され、回転角速度に対応した出
    力信号を得るための複数の検出片、 前記振動体の側面に形成され、前記振動体を振動させる
    ための1つの駆動片、 前記複数の検出片にそれぞれ接続され、前記検出片から
    得られる出力信号のインピーダンスを変換するための複
    数のバッファ回路、 前記バッファ回路から得られる出力信号の波形を整形す
    るためのコンパレート回路、 前記コンパレート回路から得られる出力信号の位相を調
    整し、その出力信号を帰還して前記駆動片に駆動信号を
    与えるための位相補正回路、 前記複数のバッファ回路から得られる出力信号の差を求
    めるための差動回路、および前記コンパレート回路から
    得られる出力信号に同期して、前記差動回路からの出力
    信号を検波するための同期検波回路を含む、振動ジャイ
    ロ。
  3. 【請求項3】 柱状の振動体、 前記振動体の側面に形成され、回転角速度に対応した出
    力信号を得るための複数の検出片、 前記振動体の側面に形成され、前記振動体を振動させる
    ための1つの駆動片、 前記複数の検出片にそれぞれ接続され、前記検出片から
    得られる出力信号の位相を調整するための複数の位相回
    路、 前記位相回路により位相の調整された出力信号の波形を
    整形するためのコンパレート回路、 前記コンパレート回路から得られる出力信号の位相を調
    整し、その出力信号を帰還して前記駆動片に駆動信号を
    与えるための位相補正回路、 前記複数の検出片から得られる出力信号の差を求めるた
    めの差動回路、および前記コンパレート回路から得られ
    る出力信号に同期して前記差動回路からの出力信号を検
    波するための同期検波回路を含む、振動ジャイロ。
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