JPH08184439A - 測量機用ケース - Google Patents
測量機用ケースInfo
- Publication number
- JPH08184439A JPH08184439A JP33742294A JP33742294A JPH08184439A JP H08184439 A JPH08184439 A JP H08184439A JP 33742294 A JP33742294 A JP 33742294A JP 33742294 A JP33742294 A JP 33742294A JP H08184439 A JPH08184439 A JP H08184439A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- surveying instrument
- instrument
- surveying
- survey
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動追尾式測定機を防塵・防滴するための測
量機用ケースであって、構造が簡単でコストがかから
ず、水平方向に360°の範囲で測量が可能であり、ガ
ラス窓の正反射による測量精度の低下を防止できる測量
機用ケースを提供する。 【構成】 測量機(2)の防塵・防滴を行う測量機用ケ
ースにおいて、測量機用ケースの内側に取付け部材
(7)を設け、取付け部材(7)を測量機(2)の回動
部分に取付け、測量機用ケースが全体的に測量機(2)
の回動部分と共に回動する構成にし、測量機の対物レン
ズに対面する部分にガラス窓(9)を設けたことを特徴
とする測量機用ケース。
量機用ケースであって、構造が簡単でコストがかから
ず、水平方向に360°の範囲で測量が可能であり、ガ
ラス窓の正反射による測量精度の低下を防止できる測量
機用ケースを提供する。 【構成】 測量機(2)の防塵・防滴を行う測量機用ケ
ースにおいて、測量機用ケースの内側に取付け部材
(7)を設け、取付け部材(7)を測量機(2)の回動
部分に取付け、測量機用ケースが全体的に測量機(2)
の回動部分と共に回動する構成にし、測量機の対物レン
ズに対面する部分にガラス窓(9)を設けたことを特徴
とする測量機用ケース。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動追尾式測量機(サ
ーボ式ともいう)のための測量機用ケースに関し、特に
自動追尾式測量機を屋外で連続的に使用する場合に防塵
・防滴を行うのに好適な測定機用ケースに関するもので
ある。
ーボ式ともいう)のための測量機用ケースに関し、特に
自動追尾式測量機を屋外で連続的に使用する場合に防塵
・防滴を行うのに好適な測定機用ケースに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】測量機自体を防塵・防滴構造にすること
は容易ではない。このため屋外で連続的に測量作業を行
う場合には、壁の一部がガラス窓になった箱型のケース
で測量機を覆う方法が採られていた。しかし、この方法
では窓の大きさが限られてしまうため、測量可能な範囲
が限定され不便であった。
は容易ではない。このため屋外で連続的に測量作業を行
う場合には、壁の一部がガラス窓になった箱型のケース
で測量機を覆う方法が採られていた。しかし、この方法
では窓の大きさが限られてしまうため、測量可能な範囲
が限定され不便であった。
【0003】そこで、水平方向の360°全周にガラス
を配置したケースが提案された。しかし、全周ガラス張
りのケースは、ガラスの透過偏角による測定誤差や強度
の問題、また大巾にコスト高となる等の問題があるため
現実的でなかった。
を配置したケースが提案された。しかし、全周ガラス張
りのケースは、ガラスの透過偏角による測定誤差や強度
の問題、また大巾にコスト高となる等の問題があるため
現実的でなかった。
【0004】また、一般に監視カメラ等を屋外で連続使
用する場合には、回転移動のための専用の駆動系を持っ
た防塵・防滴ケースでカメラ本体を覆い、カメラと共に
ケースも別個に回転移動させる方法が採られていた。し
かし、この方法も大がかりでコスト高になってしまう問
題があった。
用する場合には、回転移動のための専用の駆動系を持っ
た防塵・防滴ケースでカメラ本体を覆い、カメラと共に
ケースも別個に回転移動させる方法が採られていた。し
かし、この方法も大がかりでコスト高になってしまう問
題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、自動追尾
式測量機を屋外で連続使用する為の従来の防塵・防滴ケ
ースは、測量可能な範囲が限られていたり、又は大がか
りで大変コストのかかるものであった。
式測量機を屋外で連続使用する為の従来の防塵・防滴ケ
ースは、測量可能な範囲が限られていたり、又は大がか
りで大変コストのかかるものであった。
【0006】さらに、従来の測量機用ケースでは、ガラ
ス面が対物レンズの光軸と直交するように配置されてい
るため、ガラスによる正反射の影響で測量精度が低下し
てしまうことがあった(図3参照)。
ス面が対物レンズの光軸と直交するように配置されてい
るため、ガラスによる正反射の影響で測量精度が低下し
てしまうことがあった(図3参照)。
【0007】このような従来技術の問題点に鑑み、本発
明は構造が簡単でコストがかからず、水平方向に360
°の範囲で測量が可能であり、ガラスによる正反射の影
響で測量精度が低下することがなく、自動追尾式測定機
を防塵・防滴するのに好適な測量機用ケースを提供する
ことを目的としている。
明は構造が簡単でコストがかからず、水平方向に360
°の範囲で測量が可能であり、ガラスによる正反射の影
響で測量精度が低下することがなく、自動追尾式測定機
を防塵・防滴するのに好適な測量機用ケースを提供する
ことを目的としている。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本製品は、測量機
(2)の防塵・防滴を行う測量機用ケースにおいて、測
量機用ケースの内側に取付け部材(7)を設け、取付け
部材(7)を測量機(2)の回動部分に取付け、測量機
用ケースが全体的に測量機(2)の回動部分と共に回動
する構成にし、測量機の対物レンズに対面する部分にガ
ラス窓(9)を設けたことを特徴とする測量機用ケース
を要旨としている。
(2)の防塵・防滴を行う測量機用ケースにおいて、測
量機用ケースの内側に取付け部材(7)を設け、取付け
部材(7)を測量機(2)の回動部分に取付け、測量機
用ケースが全体的に測量機(2)の回動部分と共に回動
する構成にし、測量機の対物レンズに対面する部分にガ
ラス窓(9)を設けたことを特徴とする測量機用ケース
を要旨としている。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の測量機用ケースを自動追尾式測
量機に設定した状態を示す概念図である。
する。図1は、本発明の測量機用ケースを自動追尾式測
量機に設定した状態を示す概念図である。
【0010】測量機用ケース1は、自動追尾式測量機2
に設定された測量機2を防塵・防滴するものである。測
量機用ケース1は全体的に箱形であり、鉛直軸を中心に
回動するケース本体3と、測量機2をのせる架台部4を
備えている。
に設定された測量機2を防塵・防滴するものである。測
量機用ケース1は全体的に箱形であり、鉛直軸を中心に
回動するケース本体3と、測量機2をのせる架台部4を
備えている。
【0011】架台部4は、鉛直軸を中心に滑らかに回転
するターンテーブル5と、測量機2を載せるテーブル6
を有している。架台部4は三脚30の上板に固定され
る。架台部周辺の様子を図6、7に示した。
するターンテーブル5と、測量機2を載せるテーブル6
を有している。架台部4は三脚30の上板に固定され
る。架台部周辺の様子を図6、7に示した。
【0012】ケース1の内壁上部には、図1に示すよう
に、取付け部材としてストッパー7が設けられている。
ストッパー7は測量機2の上部のグリップ8に取付けら
れ、測量機2の回転動力をケース1に伝達する機能を有
している。
に、取付け部材としてストッパー7が設けられている。
ストッパー7は測量機2の上部のグリップ8に取付けら
れ、測量機2の回転動力をケース1に伝達する機能を有
している。
【0013】測量機2の対物レンズと対面する側には、
ガラス窓9が配置されている。ガラス窓9は、ケース壁
面に対して鉛直軸回りに少し回転させた状態で固定され
ている。従って、ガラスの法線方向は、対物レンズの光
軸に対して僅かにズレている。これは正反射防止の為で
ある。
ガラス窓9が配置されている。ガラス窓9は、ケース壁
面に対して鉛直軸回りに少し回転させた状態で固定され
ている。従って、ガラスの法線方向は、対物レンズの光
軸に対して僅かにズレている。これは正反射防止の為で
ある。
【0014】ガラスの傾斜角度Aは、測量機の受光画角
により決めることができる。ガラス表面での反射光の角
度は2Aであり、これが測量機の受光画角より大きくな
れば良く、ノイズ光となる反射光を受光できないからで
ある。例えば、受光画角が±2°ならば、ガラス法線を
2°程度傾けるようにすれば良い。傾斜角度は、一般に
受光画角の1〜2倍程度に設定するのが望ましい。
により決めることができる。ガラス表面での反射光の角
度は2Aであり、これが測量機の受光画角より大きくな
れば良く、ノイズ光となる反射光を受光できないからで
ある。例えば、受光画角が±2°ならば、ガラス法線を
2°程度傾けるようにすれば良い。傾斜角度は、一般に
受光画角の1〜2倍程度に設定するのが望ましい。
【0015】また、傾斜方向に関しては、この実施例の
ように鉛直軸の回りに傾斜させるのが望ましいが、他の
方向に傾斜させてもよい。
ように鉛直軸の回りに傾斜させるのが望ましいが、他の
方向に傾斜させてもよい。
【0016】ケース1の設定の仕方を述べる。まず、架
台部4のテーブル6に測量機2を設定する。次に、対物
レンズとガラス9が対面するようにケース1をターンテ
ーブル5に設定する。そして、ストッパー7で測量機2
のグリップ8をはさむようにして、ケース1をターンテ
ーブル5に設定する。
台部4のテーブル6に測量機2を設定する。次に、対物
レンズとガラス9が対面するようにケース1をターンテ
ーブル5に設定する。そして、ストッパー7で測量機2
のグリップ8をはさむようにして、ケース1をターンテ
ーブル5に設定する。
【0017】なお、測量機2の回転軸は、ケース1の回
転軸とほぼ一致し、測量機の回転動力がストッパー7を
介して適確にケース1に伝達される構成になっている。
転軸とほぼ一致し、測量機の回転動力がストッパー7を
介して適確にケース1に伝達される構成になっている。
【0018】ケース1全体が測量機2と共に回転運動を
行うので、ケース壁面3に設けられたガラス窓9を通し
て、水平方向に360°の範囲で測量を行うことができ
る。なお、この実施例では、垂直方向には±40°の範
囲で測量が可能である。
行うので、ケース壁面3に設けられたガラス窓9を通し
て、水平方向に360°の範囲で測量を行うことができ
る。なお、この実施例では、垂直方向には±40°の範
囲で測量が可能である。
【0019】上記実施例においては、測量機2の回転動
力をグリップ8からストッパー7を介して測定機用ケー
ス1に伝達したが、測量機2の他の部分から回転動力を
伝達するようにしてもよい。その際、ストッパー7以外
の部材を介して回転力を伝えてもよい。
力をグリップ8からストッパー7を介して測定機用ケー
ス1に伝達したが、測量機2の他の部分から回転動力を
伝達するようにしてもよい。その際、ストッパー7以外
の部材を介して回転力を伝えてもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明の測量機用ケースによれば、測量
機と共にケース全体がスムーズに回転運動を行うことが
でき、水平方向に360°の範囲で測量が可能であり、
簡単な構造のケースで自動追尾式測量機用の防塵・防滴
を確実に行うことができる。また、本発明の測量機用ケ
ースによれば、測量機の対物レンズに対面するガラスか
らの正反射によって測量精度が低下することがなく、常
に良好な精度で測量を行うことが可能である。
機と共にケース全体がスムーズに回転運動を行うことが
でき、水平方向に360°の範囲で測量が可能であり、
簡単な構造のケースで自動追尾式測量機用の防塵・防滴
を確実に行うことができる。また、本発明の測量機用ケ
ースによれば、測量機の対物レンズに対面するガラスか
らの正反射によって測量精度が低下することがなく、常
に良好な精度で測量を行うことが可能である。
【図1】本発明の測量機用ケースの実施例を自動追尾式
測量機に設定した状態を示す概念図。
測量機に設定した状態を示す概念図。
【図2】図1の測量機用ケースの断面を示す概念図。
【図3】従来の測量機用ケースにおける正反射の様子を
示す図。
示す図。
【図4】本発明の測量機用ケースのガラスと光軸の関係
を示す図。
を示す図。
【図5】本発明の測量機用ケースの使用状況を示す図。
【図6】図1の測量機用ケースの架台部付近を示す断面
図
図
【図7】同じく架台部付近と取外したケースの下部を示
す斜視図。
す斜視図。
1 測量機用ケース 2、10 自動追尾式測量機 3 ケース本体 4 架台部 5 ターンテーブル 6 テーブル 7 ストッパ 8 グリップ 9 窓ガラス 20 コーナーキューブ支持装置 21 コーナーキューブ 40 作業者
Claims (2)
- 【請求項1】 測量機(2)の防塵・防滴を行う測量機
用ケースにおいて、測量機用ケースの内側に取付け部材
(7)を設け、取付け部材(7)を測量機(2)の回動
部分に取付け、測量機用ケースが全体的に測量機(2)
の回動部分と共に回動する構成にし、測量機の対物レン
ズに対面する部分にガラス窓(9)を設けたことを特徴
とする測量機用ケース。 - 【請求項2】 測量機用ケースが回動可能に支持された
ターンテーブル(5)を有し、その回転軸が測量機の上
記回転軸と実質的に同軸になっていることを特徴とする
請求項1に記載の測量機用ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33742294A JPH08184439A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 測量機用ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33742294A JPH08184439A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 測量機用ケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08184439A true JPH08184439A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18308489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33742294A Pending JPH08184439A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 測量機用ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08184439A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0989385A1 (en) * | 1998-09-21 | 2000-03-29 | Kabushiki Kaisha Topcon | Collimating direction controlling apparatus for surveying instrument |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP33742294A patent/JPH08184439A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0989385A1 (en) * | 1998-09-21 | 2000-03-29 | Kabushiki Kaisha Topcon | Collimating direction controlling apparatus for surveying instrument |
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