JPH11160064A - 方位角検出センサ試験装置 - Google Patents

方位角検出センサ試験装置

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JPH11160064A
JPH11160064A JP9328598A JP32859897A JPH11160064A JP H11160064 A JPH11160064 A JP H11160064A JP 9328598 A JP9328598 A JP 9328598A JP 32859897 A JP32859897 A JP 32859897A JP H11160064 A JPH11160064 A JP H11160064A
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JP
Japan
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detection sensor
light source
angle
azimuth angle
optical system
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JP9328598A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Tsuno
克彦 津野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、簡単な設備を備えるだけで、信頼
性の高い高精度な性能試験を実現し得るようにすること
にある。 【解決手段】基準面に対して所定の天頂角を持つ他方面
を有したくさび形状の光学系13を、シミュレータ光源
12とスタートラッカ11の中間部に回転自在に配置し
て、この光学系13を回転制御することにより、その回
転位置に応じてシミュレータ光源12の光がスタートラ
ッカ11の検出部11aに入射角が可変されて入射され
るように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば人工衛星
に搭載されて恒星の方位角を検出するのに用いられる恒
星(スター)トラッカの地上試験を実行するのに好適す
る方位角検出センサ試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のスタートラッカは、恒
星の光を受光して秒角以下(subarc sec)
(1/3600度)の精度で該恒星の方位角を検出し
て、その検出値が人工衛星等の宇宙航行体の姿勢制御に
供される。そこで、このようなスタートラッカは、地上
において各種の性能試験が実行される。
【0003】このスタートラッカの地上試験手段として
は、従来、恒星を模擬する高安定な光源と、スタートラ
ッカを高分解能/秒角以下の精度で駆動制御するジンバ
ル機構を用いる方法が採られている。
【0004】しかしながら、上記地上試験手段では、そ
の設備が非常に大掛かりとなるうえ、1μ rad
(0.21秒角)オーダーの精度を持つジンバル機構を
製作するのが、事実上、困難であるために、信頼性の高
い地上試験を実行するのが困難であるという問題を有す
る。係る問題は、人工衛星を含む宇宙航行体の姿勢制御
の高精度化を図るうえにおいて、重要な課題の一つとな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のスタートラッカの地上試験手段では、設備が大掛か
りとなるうえ、高精度な性能試験が困難であるという問
題を有する。この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、構成簡易にして、信頼性の高い高精度な性能試験
を実現し得るようにした方位角検出センサ試験装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、光を検出し
て光の到来方向の方位角度を検出する方位角検出センサ
が位置決めされて設置される試験台と、この試験台に所
定の間隔を有して対向配置され、前記方位角検出センサ
の検出部に向けて検出光を放射するシミュレータ光源
と、このシミュレータ光源と前記方位角検出センサの検
出部との間に介在され、基準面に対して他方面が所定の
天頂角を有して形成され、前記シミュレータ光源からの
光が前記基準面あるいは他方面の一方から入射されて他
方に出射するくさび形状の光学系と、この光学系の光軸
を軸回りに回転制御して、前記シミュレータ光源から前
記方位角検出センサに入射する光の光軸の角度を制御す
る回転制御手段とを備えて方位角検出センサ試験装置を
構成したものである。
【0007】上記構成によれば、光学系の回転制御によ
り、シミュレータ光源からの光は、その回転位置に応じ
て方位角検出センサの検出部に対して入射角が可変設定
されて入射される。これにより、秒角以下の入射角調整
が可能となり、方位角検出センサの秒角以下の高精度な
性能試験が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。図1はこの発明
の一実施の形態に係る方位角検出センサ試験装置を示す
もので、試験台10には、取付部10aが設けられる。
この取付部10aには、被試験体のスタートラッカ11
が取付けられる。
【0009】また、試験台10の取付部10aには、シ
ミュレータ光源12が所定の間隔をとって対向配置さ
れ、このシミュレータ光源12と試験台10の中間部に
は、屈折率n1 のウエッジプリズムと称する光学系13
が対向配置される。この光学系13は、その基準面に対
して他方面が天頂角αを有したくさび形状に形成され、
その基準面の光軸(法線)回りが回転自在に配設され
る。そして、この光学系13は、回転駆動制御部14を
介して基準面の光軸回りに回転駆動制御される。
【0010】上記光学系13には、その基準面の光軸に
対してθ1 の角度で上記シミュレータ光源12からの光
が入射される。この角度θ1 で基準面に入射した光は、
光学系13の屈折率n1 により、法線に対して角度θ2
に傾斜され、他方面から出射される。この出射角度は、
他方面の法線と基準面の法線のなす角度をθ3 とし、外
部雰囲気の屈折率をn0 とすると、他方面の法線に対し
て角度θ4 となる。
【0011】すなわち、光学系13は、基準面から入射
した光が他方面から出射する光軸の角度変位をβとする
と、 sinθ1 /n1 =sinθ2 /n0 sinθ4 /n1 =sinθ3 /n0 θ3 +θ2 =α となり、β=θ1 −θ2 −θ3 +θ4 =θ1 +θ4 −α で、その角度が定義される。
【0012】ここで、βは、天頂角αに関して一次のオ
ーダ、θ1〜θ4 に関しては、三角関数の近似式 sin(θ)〜θ、cos(α)〜1、cos(θ)〜
1−θ2 /2として展開すると、 β=α(n1 /n0 )cos(θ2 ) =α(n1 /n0 )(1−(θ2 2 /2)) =α(n1 /n0 )−α(n0 /n1 )(θ1 2
2)) で定義され、光学系13を180deg回転させると、
スタートラッカ11の検出部11aに対して入射角が2
β角変位される(図3参照)。即ち、光学系13の設定
誤差の影響を小さく設定するには、その基準面に直角に
光を入射させればよいこととなる。
【0013】例えば、天頂角α=0.02degとした
場合の設定角a1 の許容誤差は、ビーム角度精度0.1
μradを目標にすると、2deg程度となる。即ち、
光学系13は、回転駆動されると、入射光の角度を走査
し、その回転角の精度が天頂角αにより決定され、1m
radのオーダ(0.05deg)の精度でよいことと
なる。
【0014】上記構成において、スタートラッカ11の
地上試験を実行する場合には、先ずスタートラッカ11
を試験台10の取付部10aに取付ける。ここで、シミ
ュレータ光源12が駆動され、該シミュレータ光源12
からの光が光学系13の基準面に入射され、その他方面
から出射されて試験台10のスタートラッカ11の検出
部11aに導かれる。
【0015】ここで、回転駆動制御部14が回転駆動さ
れ、光学系13は、矢印方向に回転駆動される。これに
より、光学系13は、基準面から入射して他方面から出
射される光の角度が、上述したように変位させてスター
トラッカ11の検出部11aに入射され、ここに、スタ
ートラッカ11の秒角以下の方位角の変位検出が行われ
る。
【0016】このように、上記方位角検出センサ試験装
置は、基準面に対して所定の天頂角を持つ他方面を有し
たくさび形状の光学系13を、シミュレータ光源12と
スタートラッカ11の中間部に回転自在に配置して、こ
の光学系13を回転制御することにより、その回転位置
に応じてシミュレータ光源12の光がスタートラッカ1
1の検出部11aに入射角が可変されて入射されるよう
に構成した。
【0017】これにより、シミュレータ光源12からの
光を秒角以下の入射角で設定することが可能となり、ス
タートラッカ11の秒角以下の高精度な性能試験が実現
され、スタートラッカ11の性能の向上に寄与できる。
【0018】また、これによれば、スタートラッカ11
を回転制御するジンバル機構を備えることなく、高精度
な性能試験が実現されるために、比較的簡単な試験設備
で信頼性の高い性能試験が実現できる。
【0019】なお、上記実施の形態では、スタートラッ
カ11で一つの検出光を検出するように構成した場合で
説明したが、これに限ることなく、複数、例えば図4に
示すように5個の検出部11aを配置して検出光(恒
星)の方位角が検出可能なものにおいても適用可能であ
る。この場合には、シミュレータ光源12から方位角の
異なる複数の光が略同時に照射されるように構成され
る。
【0020】また、上記実施の形態では、恒星の方位角
を検出するスタートラッカ11の地上性能試験を実行す
るように構成した場合で説明したが、これに限ることな
く、その他、高精度な方位角検出が要求される太陽セン
サを含む各種の方位角検出センサの性能試験に適用する
ことが可能である。
【0021】さらに、上記実施の形態では、光学系13
の基準面側より検出光を入射させるように構成した場合
で説明したが、これ限ることなく、例えば基準面に対し
て所定の天頂角を有する他方面側から検出光を入射させ
るように構成することも可能である。よって、この発明
は、上記実施の形態に限ることなく、その他、この発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ること
は勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、構成簡易にして、信頼性の高い高精度な性能試験を
実現し得るようにした方位角検出センサ試験装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る方位角検出セン
サ試験装置を示した図。
【図2】図1の光学系の動作原理を説明するために示し
た図。
【図3】図2の角度変位の原理を示した図。
【図4】この発明の他の実施の形態を示した図。
【符号の説明】
10…試験台。 10a…取付部。 11…スタートラッカ。 11a…検出部。 12…シミュレータ光源。 13…光学系。 14…回転駆動制御部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を検出して光の到来方向の方位角度を
    検出する方位角検出センサが位置決めされて設置される
    試験台と、 この試験台に所定の間隔を有して対向配置され、前記方
    位角検出センサの検出部に向けて検出光を放射するシミ
    ュレータ光源と、 このシミュレータ光源と前記方位角検出センサの検出部
    との間に介在され、基準面に対して他方面が所定の天頂
    角を有して形成され、前記シミュレータ光源からの光が
    前記基準面あるいは他方面の一方から入射されて他方に
    出射するくさび形状の光学系と、 この光学系の光軸を軸回りに回転制御して、前記シミュ
    レータ光源から前記方位角検出センサに入射する光の光
    軸の角度を制御する回転制御手段とを具備した方位角検
    出センサ試験装置。
  2. 【請求項2】 前記光学系は、基準面側にシミュレータ
    光源が対向配置され、他方面に方位角検出センサの検出
    部が対向配置されることを特徴とする請求項1記載の方
    位角検出センサ試験装置。
  3. 【請求項3】 前記方位角検出センサは、恒星の光を検
    出することを特徴とする請求項1又は2に記載の方位角
    検出センサ試験装置。
  4. 【請求項4】 前記シミュレータ光源は、複数の異なる
    方位の光が出射可能であることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の方位角検出センサ試験装置。
  5. 【請求項5】 前記光学系は、天頂角に応じて光軸の調
    整角度が可変設定されること特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかに記載の方位角検出センサ試験装置。
JP9328598A 1997-11-28 1997-11-28 方位角検出センサ試験装置 Pending JPH11160064A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100828584B1 (ko) 2006-12-15 2008-05-09 한국항공우주연구원 별추적기를 이용한 자세제어 폐루프 지상시험을 위한 정렬시스템 장치와 이를 이용한 정렬 방법
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Effective date: 20040628

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