JPH0818439B2 - サ−マルプリンタ - Google Patents

サ−マルプリンタ

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JPH0818439B2
JPH0818439B2 JP61107988A JP10798886A JPH0818439B2 JP H0818439 B2 JPH0818439 B2 JP H0818439B2 JP 61107988 A JP61107988 A JP 61107988A JP 10798886 A JP10798886 A JP 10798886A JP H0818439 B2 JPH0818439 B2 JP H0818439B2
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sheet
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
    • B41J2/36Print density control

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  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の産業上の利用分野〕 本発明は、インクを有するインクシートのインクを記
録シートに転写して、記録シートに画像記録を行なうサ
ーマルプリンタに関する。ここで本発明は、例えばパー
ソナルコンピユータ・ワードプロセツサ・電子タイプラ
イター・フアクシミリ装置あるいはメモリに内蔵された
情報に応じた画像を記録シートに順次記録していく所謂
プリンタ装置等に用いられる。
〔従来技術及び発明が解決しようとする問題点〕
従来から知られているサーマルプリンタの多くは複数
個の発熱素子を配列したサーマルヘツドを有しており、
ヘツドを移動しつつ選択的に発熱素子を駆動することに
より逐次熱転写リボンのインクを溶融し、記録媒体に転
写することにより記録を行なっている。このサーマルプ
リンタは小型軽量,保守が容易で動作騒音が小さく、し
かも記録結果の保存性が良いことなどから、近年ワード
プロセツサ等の記録出力装置として多く用いられてい
る。
しかしながらサーマルプリンタはワイヤドツトプリン
タ,インクジエツトプリンタなどに比して記録速度が遅
いという問題点がある。これはサーマルプリンタでは、
良質な記録を得るために後述するような理由でサーマル
ヘツドの加熱を防止する必要があるからである。この加
熱防止のためには放熱板を用いることは勿論、発熱駆動
を連続して行なわず、駆動と駆動の間に冷却時間を設け
るのが普通である。サーマルプリンタの記録速度向上が
困難なのは、この様にこの冷却時間のためである。
ここで第7図に従来のサーマルヘツドの構造を示して
おく。図において符号1で示されているのは基板2上の
グレーズ層3の表面に配列された発熱素子である。その
一端は全て共通電極4に接続され、他端はそれぞれ駆動
電極5と接続されている。
第7図は1列型のヘツドを示したが、5×7行などの
格子状に発熱素子を配列したものも知られている。とこ
ろが、この種の格子型のヘツドは1列型が1層の薄膜形
成により発熱素子を形成できるのに対して多層の薄膜形
成を行なわねばならない。信号線の引き回しが複雑でコ
スト高になりやすい欠点からあまり使用されておらず、
1列型が主流となっている。
ところで、この1列型のサーマルヘツドを図の水平方
向に移動し、ヒートパルス(記録電流)を各発熱素子に
印加して記録を行なうわけだが、1列型のヘツドの場合
には高速駆動を行なおうとすると先述の冷却時間が不足
がちになる。
高速記録の場合には連続的にヒートパルスを印加しな
ければならないので、素子の温度が一定に保たれず、上
昇しがちである。
発熱素子の過熱は、素子の劣化を進めるとともに記録
品質を大きく低下させるので好ましくない。従って1列
型のサーマルヘツドでは過熱防止のためおのずと駆動間
隔が制約され、記録速度の向上が困難な問題点がある。
上記の点に鑑みて第2図に示すような2列型のサーマ
ルヘツドが考えられている。第2図に示すヘツドは基板
2の中心に対して線対称にA列,B列の発熱素子を配列し
たものである。A,B列の発熱素子群は前記と同じ構成部
材から形成され、これらは第7図の符号にA,Bを付した
同じ数字による符号で示してある。
第2図のヘツドはA列,B列の発熱素子群の中央にA
列,B列が共有する共通電極4を配してあり、1列型とほ
ぼ同じ平面構成により製造できる利点がある。
第2図のヘツドを第3図に示すように熱転写リボン16
を介してプラテン14上の記録シート15に圧接し、A列,B
列の素子群を同時に駆動すると1つのヘツド位置で1列
型の2倍の記録ドツトを形成できる。従って1列型のヘ
ツドに対して2倍の記録速度を実現できる。
しかし、従来の2列型ヘツドは1列型に比して記録品
質が悪いという問題点がある。というのは第3図の右方
向に、ヘッドを熱転写リボン及び記録シートに対して相
対的に移動しつつ記録を行うと、熱転写リボンとの相対
移動方向に対して後方(下流)のB列では搬入されてく
る熱転写リボン16はすでにA列近傍で加熱されており、
B列位置に入ってくるときはある程度の蓄熱量を有して
いる。
従って常に後側のB列で記録したドツトの方がA列の
ものより常に濃く大きくなってしまい、1列ごとに偶数
ドツトと奇数ドツトでドツト濃度が大きくなったり小さ
くなったりして記録品位が低下する。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、記録品位の向上したサーマルプリン
タを提供することにある。
本発明の他の目的は、記録速度の向上したサーマルプ
リンタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、記録速度を増したにもか
かわらず、記録品位の向上したサーマルプリンタを提供
することにある。
本発明のさらに他の目的は、記録画像の濃度を一定に
することのできるサーマルプリンタを提供することにあ
る。
本発明のさらに他の目的は、複数列の発熱素子群を有
するサーマルヘツドを用いて、良好な画像記録を行なう
ことのできるサーマルプリンタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、インクシートの蓄熱量を
考慮して複数列の発熱要素群の発熱量を制御するサーマ
ルプリンタを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
上述の問題点を解決するため、本願の第1発明はイン
ク有するインクシートのインクを、記録ヘッドを用いて
記録シートに転写して記録シートに画像記録を行うもの
であって、 前記記録ヘッドと前記記録シート及び前記インクシー
トとを相対的に移動させる移動手段と、 前記インクシートとの相対移動方向に対する前記記録
ヘッドの上流側と下流側に夫々設けられ、発熱要素を複
数有する第1及び第2の発熱要素群とを有するサーマル
プリンタにおいて、 前記第2の発熱要素群に印加するエネルギー量を前記
第1の発熱要素群よりも減ずるべく制御する制御手段を
有することを特徴とする。
また、本願の第2発明は前記第2の発熱要素群の発熱
要素の抵抗値を前記第1の発熱要素群の発熱要素のそれ
よりも大きくすることを特徴とする。
上記構成によれば、上流側に設けられた第1の発熱要
素群によってインクシートに与えられた蓄熱量に応じた
量だけ、下流側に設けられた第2の発熱要素群がインク
シートに与えるエネルギー量が減じて与えられるので第
2の発熱要素群により過度のエネルギーがインクシート
に与えられることが防止でき、適正な濃度の記録を行う
ことが可能となる。
〔実施例〕
以下図面に示す実施例に基づき本発明を詳細に説明す
る。
第4図は本発明によるサーマルプリンタの一実施例を
示した斜視図である。第4図において符号11で示したも
のは、第2図及び第3図に示したのと同じ構成を有する
2列型の記録ヘツドである。この記録ヘツド11はガイド
バー20に摺動自在に支持されており、パルスモータ22に
よってプーリ21A・21Bに巻回されたワイヤ19を介して円
筒状のプラテン14に沿って左右に往復移動される。記録
シート15に対する記録走査のうち、主走査はキヤリツジ
18の移動によって行なわれる。また副走査は後述するモ
ータ35の駆動力を受けて回転する(矢示、a方向)プラ
テン14により記録シート15を矢印Pの方向に移動するこ
とにより行なう。
記録ヘツド11は記録シート15に対して当接するヘツド
ダウン位置、及びシート15から離間するヘツドアツプ位
置との間を後述するモータ36により揺動するように構成
されている。この様に記録ヘツド11は記録時熱転写リボ
ン16を介して記録シート15を押圧するようになってい
る。ここで、この熱転写リボン16はリボンカセツト17に
収納され、このカセツト17はキヤリツジ18の装填部18A
に着脱可能に搭載されている。
なおリボン16は、カセツト17内に設けられた供給プー
リ(図示せず)から巻取りプーリ(図示せず)へ、キヤ
リツジ18の移動に同期して巻取られる。このリボン16
は、上記巻取りプーリがモータ37によって回転すること
によって巻取られる。
第5図は第4図の構成を制御するのに用いられる回路
を示したブロツク図である。第5図において、符号32は
フアクシミリ装置、ワードプロセツサ、あるいはパーソ
ナルコンピユータなどのホスト側装置である。ここで記
録すべき文字、あるいは画像のデータは信号線S1を介し
て記録装置CPU33に送られる。CPU33はバツフアメモリな
どとして用いられるRAM及び後述する例えば第7図に示
す様なプログラムを格納したROMを一体に構成した1チ
ツプの素子から成っている。CPU33は信号線S2,S3を介し
てドライバ34に駆動信号を与える。このドライバ34は記
録ヘツド11,キヤリツジ送り用のパルスモータ22,シート
送り用のパルスモータ35,熱転写リボン16のシフト用の
モータ36及び熱転写リボン巻き取り用のモータ37を制御
する。ドライバ34はCPU33からの論理レベルの駆動信号
を各発熱素子DA1〜DA8及びDB1〜DB8の駆動に必要なレベ
ルに変換するものである。また各素子の駆動電流は、電
源38から電源スイツチ39を介して与えられる。
記録ヘツド11は本実施例の場合各々8個ずつの発熱素
子DA1〜DA8,DB1〜DB8を有している。ここで符号DAは第
3図の例でいうと、A列の発熱素子を又符号DBはB列の
発熱素子をそれぞれ示している。又キヤリツジ18用のパ
ルスモータ22及びプラテン14を駆動するための紙送り用
のパルスモータ35は4相のパルスモータで、それぞれS
φ1〜Sφ4,Fφ1〜Fφ4の4つの励磁相を有してい
る。リボン16用のモータ36,37は直流モータないしステ
ツピングモータから構成される。
ホスト装置32は信号線S1を介し記録データ及びキヤリ
ツジリターン,ラインフイードなどの制御コードをCPU3
3へ送信し、CPU33は送られたデータに基づきドライバ34
を介して記録ヘツド11及び各モータを制御して記録動作
を行なう。
第6図(A)は記録ヘツド11の発熱素子DA1〜DA8及び
DB1〜DB8の配置を示している。第6図(A)は記録ヘツ
ド11を後ろから見た透視図で、それぞれ破線で各発熱素
子の位置が示されている。特に矢印bで示した記録方向
に対し、下流側に位置する発熱素子DB1〜DB8は二重丸で
示してある。
第6図(B)は記録ヘツド11を用いて文字「CANON」
を記録する場合のドツト配列を示している。第6図
(B)において丸印が発熱素子DA1〜DA8により、又二重
丸が発熱素子DB1〜DB8によりそれぞれ記録されるドツト
である。即ち、奇数ドツトは発熱素子DA1〜DA8で、また
偶数ドツトは発熱素子DB1〜DB8でそれぞれ記録する。但
し、第6図(A)に示されるように2列の発熱素子は丁
度1ドツト分、離れた位置に配置されているので、後述
するように隣り合ったドツトが連続した記録サイクルで
記録されるわけではない。
続いて以上の構成における動作を第1図のフローチヤ
ート図及び第8図のタイミングチヤート図を参照して説
明する。
第1図はCPU33の記録制御のフローチヤート図であ
る。ステツプS10でホスト装置32から信号線S1を介して
記録データ及び制御データが転送され、記録バツフアが
いっぱいになり記録の準備が完了する。すると、ステツ
プS11においてCPU33はステツピングモータ22の励磁相S
φ1〜Sφ4の励磁方向を、キヤリツジ18が第4図の右
側方向(矢示bで示す記録方向)に移動するようにセツ
トする。続いてステツプS12では記録サイクルが現在奇
数サイクルであるか偶数サイクルであるか判定する。
記録サイクルは第8図において符号Cで示されてい
る。第8図の下の4段はステツピングモータ22の4つの
励磁相の駆動信号を示したもので、ステツピングモータ
22は図示するように2相励磁により駆動され、この励磁
相の切り換えから切り換えまでの期間、即ちキヤリツジ
18が1つの位置に停止している期間が記録サイクルCの
長さに相当することになる。
又第8図の符号DA1〜DA8及びDB1〜DB8はそれぞれ対応
する発熱素子の駆動タイミングを示している。第8図の
一点鎖線は1文字分の記録動作の区切りを示しており、
1つの文字は丁度記録サイクル7回、即ち7つのキヤリ
ツジ位置において行なわれる。
第1図のステツプS12で奇数サイクルと判定された場
合にはステツプS19に移り奇数サイクルの記録パターン
を信号線S2を介してドライバ34にセツトする。第6図に
示す例では、発熱素子DA1〜DA8に最初の文字「C」の最
初の縦の5ドツト分のデータがセツトされる。この結果
この記録サイクルでは発熱素子DA2〜DA6が駆動されるこ
とになる。
続いてステツプS20では、発熱素子DA1〜DA8にヒート
パルスを与える。ヒートパルスの長さはステツプS21
で、タイマt1の計測時間とタイマt2の計測時間を加えた
時間がカウントアツプするまで続けられる。このタイマ
t1+t2の計時時間は、第8図に示されるように丁度キヤ
リツジ18が1つの位置に停止している時間に対応させて
ある。タイマt1+t2がカウントアツプすると、ステツプ
S22で発熱素子DA1〜DA8のヒートパルスを遮断し、ステ
ツプS23に移る。
ステツプS23では記録サイクルを計測するサイクルカ
ウンタを1増加させてステツプS24に移る。ステツプS24
ではプリントバツフア内のデータを全て記録したかどう
かを判定する。記録が終了していない場合にはステツプ
S11に戻る。
ステツプS12で偶数サイクルの記録であると判定され
た場合には、ステツプS13で偶数サイクルの記録パター
ンを信号線S2を介してドライバ34にセツトする。続いて
ステツプS14では、発熱素子DB1〜DB8にヒートパルスを
印加する。ステツプS15では、タイマt1の計測時間だけ
動作させる。続いてステツプS16では、前列では印字し
なかったドツトのみを信号線S2にセツトし、タイマt2を
ONする。このヒートパルスはステツプS17でタイマt2が
カウントアツプするまで続けられる。タイマt2がカウン
タアツプすると、ステツプS18で発熱素子DB1〜DB8のヒ
ートパルスを遮断する。発熱素子DB1〜DB8のヒートパル
スの長さt2は熱転写リボン16がすでに発熱素子DA1〜DA8
の近傍で加熱され、ある程度の蓄熱量を有しているの
で、この熱量に対応する駆動時間である。
以上の動作を繰り返すことにより第6図(B)の文字
「CANON」が記録される。この時奇数列の二重丸で示し
た文字はそれぞれ発熱素子DB1〜DB8で記録され、その記
録時間t2は第8図に示されるように発熱素子DA1〜DA8よ
りも短縮されている。これにより記録方向に対し前側に
位置する発熱素子DA1〜DA8の記録により生じる蓄熱量が
補正され、偶数ドツトを記録する発熱素子DB1〜DB8の濃
度がDA1〜DA8のものと等しくなる。
第6図(B)と第8図とを比較してみると、素子DA1
〜DA8とDB1〜DB8が丁度1ドツト分離れているので、実
際には隣り合った奇数ドツトと偶数ドツトは奇数サイク
ルと偶数サイクルで記録されないことがわかる。第8図
に見るように第6図の最初の二重丸のドツトは最初の丸
印のドツト(「C」の縦線)が記録されてから丁度3サ
イクル後で記録される。
次に第9図を用いて発熱履歴部について説明する。
以下述べる実施例では、前列の発熱履歴を記憶する手
段を設け、後列のHEADに与える印字データとのアンドに
よって、前列で発熱したドツトを拾出する手段を設け、
前列の発熱ドツトの有無によって後列のサーマルヘツド
に印加する、発熱パルス幅を制御する。図において、ST
Bは、実際にサーマルヘツドに印加するためのストロー
ブ信号である。LAは、データを保持するための信号であ
る。又SPR1は、奇数列DA1〜DA8に印字したいデータを保
持するためのシフトレジスタ、SPR2は、奇数列バツフア
用シフトレジスタ、SPR3は、奇数列で印字したデータ保
持用のシフトレジスタ、SPR4は、偶数列DB1〜DB8に印字
したいデータを保持するためのシフトレジスタである。
又、クロツク制御部には、それぞれ個別に制御可能な
CLK1〜CLK4とデータ選択制御部には、シリアル印字デー
タを各シフトレジスタに貯える流路を制御するため信号
SEL1とSEL2が具備されている。初期設定時にはSPR1,SPR
2〜SPR4内に上記CLK1〜CLK4,SEL1,SEL2をON/OFFさせる
ことによって“0"が貯えられている。
次に実際に印字する際に制御される、履歴制御を、第
8図タイムチヤートに準じて説明する。
奇数サイクルにおいては、クロツク制御部とデータ
選択制御部をCLK1=ON,CLK2=OFF,CLK3=OFF,CLK4=OF
F,SEL1=“L"SEL2=“L"の状態にすることで、DATAaか
ら奇数サイクルで印字すべき印字データを8発CLKに
同期して送出される。この事で奇数サイクルの印字す
べき印字データがSPR1に位置される事から、LAaをONさ
せLATCHaに印字データをラツチする。次にSTBaを規定の
t1+t2時間だけONさせる事で奇数サイクルの発熱が終
了する。
次に偶数サイクルの印字サイクルでは、クロツク制
御部とデータ選択制御部をCLK1=ON,CLK2=ON,CLK3=O
N,CLK4=ON,SEL1=“L",SEL2=“H"の状態にすることで
DATAbから偶数サイクルで印字すべき印字データを8
発それぞれのCLKに同期して送出される。とともにSPR1
およびSPR2にメモリされていた印字データをSPR2および
SPR3に送出される。この事で偶数サイクルの印字すべ
き印字データがSPR4に位置される事から、LAbをONさせL
ATCHbに印字データをラツチする。次にSTBaを規定のt1
時間だけONさせる。
次にクロツク制御部とデータ選択制御部をCLK1=OFF,
CLK2=OFF,CLK3=ON,CLK4=ON,SEL1=“H",SEL2=“L"
の状態にすることでSPR4で今ヒートサイクルで印字した
データと、前列Aで印字しなかったデータが格納されて
いるSPR3とのアンド(論理積)によって、SPR4に再びデ
ータが送出される。つまり、この事によって、前列Aで
印字しなかったドツトおよび、今ヒートサイクルで印字
すべきドツト情報のみがSPR4に送出されるので、LAaをO
NさせLATCHaに印字データがラツチされる。
次にSTBaを規定のt2時間だけONさせる事で偶数サイク
ルの発熱が終了する。
以下の動作を奇数サイクル、偶数サイクルと連続的に
駆動させる事によって、前列Aに発熱したドツト情報と
後列Bの印字情報との比較が実行されることになる。
以上の説明から明らかなように、本実施例によれば、
複数列の発熱素子群により熱転写記録を行なう熱転写プ
リンタにおいて、記録方向の下流側,上流側の発熱素子
群の駆動時間を別個に制御する手段を設けたことによ
り、熱転写リボンの蓄熱によって生じる記録濃度のむら
を解消し、しかも高速記録が可能な優れた熱転写プリン
タを提供することができる。
次に第10図・第11図を用いて、前述第7図・第8図で
示した記録制御の変形例について説明する。
まず奇数サイクルの場合について説明する。
第10図のステツプS12で奇数サイクルと判定された場
合にはステツプS19に移り奇数サイクルの記録パターン
を信号線S2を介してドライバ34にセツトする。第6図の
例では発熱素子DA1〜DA8に最初の文字「C」の最初の縦
の5ドット分のデータがセツトされる。この結果この記
録サイクルでは発熱素子DA2〜DA6が駆動されることにな
る。
続いてステツプS20では発熱素子DA1〜DA8にヒートパ
ルスを与える。ヒートパルスの長さはステツプS21でタ
イマ2がカウントアツプするまで続けられる。このタイ
マt1の計時時間は第11図に示されるように丁度キヤリツ
ジ18が1つの位置に停止している時間に対応させてあ
る。タイマt1がカウントアツプするとステツプS21で発
熱素子DA1〜DA8のヒートパルスを遮断し、ステツプS23
に移る。
ステツプS23では記録サイクルを計測するサイクルカ
ウンタを1増加させてステツプS24に移る。ステツプS24
ではプリントバツフア内のデータを全て記録したかどう
かを判定する。記録が終了していない場合にはステツプ
S11に戻る。
ステツプS12で偶数サイクルの記録であると判定され
た場合には、ステツプS13で偶数サイクルの記録パター
ンを信号線S2を介してドライバ34にセツトする。続いて
ステツプS14ではタイマt1の計測時間からタイマt2の計
測時間を差し引いた時間だけ動作を遅延させる。続いて
ステツプS15では発熱素子DB1〜DB8にヒートパルスを印
加する。このヒートパルスはステツプS16でタイマt2が
カウントアツプするまで続けられる。タイマt2がカウン
トアツプするとステツプS17で発熱素子DB1〜DB8のヒー
トパルスを遮断する。発熱素子DB1〜DB8のヒートパルス
の長さt2は熱転写リボンがすでに発熱素子DA1〜DA8の近
傍で加熱され、ある程度の蓄熱量を有しているので、こ
の熱量に対応する駆動時間をt1から差し引くことにより
求めることができる。ステツプS14の遅延補正はこの駆
動時間の短縮を補正し、1つの記録サイクルの中で発熱
素子DB1〜DB8が駆動されるようにするためである。
さらに他の実施例について、第12図〜第15図を用いて
説明する。
以下述べる実施例は、発熱素子群を複数列に相隣接し
て配置させた感熱ヘツドを有した感熱記録装置におい
て、各列に印加される発熱素子の駆動電圧を調整し均一
な記録を行なうことが可能な例である。
第12図に本発明の一実施例に係る感熱記録装置を制御
する制御装置の構成を概略ブロツク図として図示する。
第12図において、ホストコンピユータ/32と中央処理装
置(CPU)/33は、制御信号線S1に接続され、ドライバ
(駆動回路)/34はCPU/33に制御信号線S2,S3を介して制
御される。ドライバ/34はCPU/33から送られてくる制御
信号に基づき、記録ヘツド11,キヤリツジ18,駆動用のス
テツピングモータ22,シート送り用ステツピングモータ3
5,インクリボン16を上下させるDCモータ36及びインクリ
ボン16を巻き取るDCモータ37を駆動するものである。即
ちドライバ/34はCPU/33からの信号に基づき、種々の駆
動信号を発生し、例えば電源/38Bからの電流はパワース
イツチ/39を介し記録ヘツド11の各発熱素子DB1〜DB8
に、電源/38Aからの電流はパワースイツチ/39を介し記
録ヘツドの各発熱素子DA1〜DA8を駆動する。またドライ
バ/34からの駆動信号によりキヤリツジ駆動用モータ22
の各励磁相Sφ1〜Sφ4を励磁することによってモー
タ22を駆動し、各励磁相Fφ1〜Fφ4を順次励磁する
ことによりシート送りモータ35を駆動し、またモータ36
を駆動してインクリボン16のシフトを行ない、またモー
タ37を駆動してインクリボン16を巻き取る制御を行な
う。
CPU/33は感熱記録装置に内蔵されており、データ信号
に基づいてドライバ/34を制御するものであり、CPU/33
は記録動作制御用のROMの他にヒートサイクルカウンタ
及びプリントバツフア等を備えたRAMが設けられてい
る。
次にこのような構成の感熱記録装置の動作を第13図以
下を参照して説明する。
第13図において受信データをプリントバツフアに入力
しこのバツフアがフル(MAX)の状態になり記録開始の
準備が完了した後(ステツプ100),ステツピングモー
タ22の励磁相、Sφ1〜Sφ4の右方向励磁をONにする
(ステツプ101)。この状態が第14図で符号50で図示さ
れている。
次にステツプ102においてヒートサイクルが奇数サイ
クルであるか偶数サイクルであるかを判断する。奇数サ
イクルであればステツプ107において縦2列に配置され
た複数個(8×2)のうち奇数サイクル専用の発熱素子
(DA1〜DA8)に電気信号を送る。即ち記録パターンに従
って信号線S2を介しドライバ34を駆動して印字を行な
う。例えば「C」を印字する場合、まず感熱素子群DA1
〜DA8が第15図で51で示す線上に来ているとすると、ス
テツプ108で示すように感熱素子DA2からDA6にVAAの電圧
を印加させて発熱させ印字を行なう。この場合の加熱期
間はステツプ109のタイマtで計時され、この期間が経
過した後ステツプ110で示すようにVAAの通電を停止す
る。発熱素子の通電パルス並びに印字された形状が各々
第14図及び第15図で51により示されている。
続いてステツプ111において印字サイクルカウンタを
1だけインクリメントする。
続いてステツプ101において記録ヘツド11は第15図で
矢印で示した方向に1記録サイクルだけ移動する。この
場合発熱素子DA1〜DA8は第15図の52の線上に来ており、
また発熱素子DB1〜DB8は線51の左側に1ピツチずれた所
に来ている。この場合、ステツプ102で偶数サイクルと
判定され、ステツプ103において偶数サイクル素子DB1〜
DB8が駆動されることになるが、「C」を印字する場
合、記録パターンは存在しないので、発熱素子の駆動は
行なわれず、ステツプ111に移動する。続いて記録サイ
クルがプラス1され、ステツプ101に戻って記録ヘツド1
1は1ピツチだけ右側に移動し、発熱素子DA1〜DA8は線5
3上に、また発熱素子DB1〜DB8は線51上に来る。今度は
奇数サイクルとなっているので、ステツプ107〜110に入
るが、この場合発熱素子はDA1とDA7が駆動され、第15図
で線53で示したような記録が行なわれる。続いてステツ
プ111で記録サイクルがプラス1され、記録ヘツド11
は、さらに1ピツチ右側に移動し、今度は発熱素子DA1
〜DA8が線54上に、また発熱素子DB1〜DB8が線52上に来
る。この時偶数サイクルとなっているので、ステツプ10
4において記録パターンに従いDB1とDB7の発熱素子に電
圧が印加されて第15図の線52に示したような印字が行な
われる。この印字は発熱素子にVBBの電圧を印加させて
行なわれるが、このVBBは前方列側の発熱素子(DA1〜DA
8)の駆動電圧VAAの通電時に熱溶融性リボンが温められ
た予熱量を差し引いた(VAA−VBB)ことによって得られ
る電圧である。続いて同様に奇数サイクルに移って第15
図の線55に示したような記録が行なわれ、続いて次の記
録サイクルで線54に示したように偶数ドツトの記録が行
なわれる。
このようにして「C」の印字を完了するが、続いて
「A」,「N」,「O」,「N」の記録が順次行なわ
れ、この状態が第14図及び第15図に各々図示されてい
る。
以上説明したように、本実施例によれば熱転写リボン
との相対移動方向に対して前方列(上流)側と後方列
(下流)側の発熱素子側の駆動電圧を変化させ、後方列
(下流)側の発熱素子の駆動電圧を前方列(上流)側の
発熱素子群で熱溶融性リボンが温められた分だけ駆動電
圧を小さくして記録を行なうようにしている。そこで、
ドツト毎に濃度差が発生することが無く、極めて高品質
の記録を行なうことができる。しかも複数列の発熱素子
群を備えているので、記録速度を向上させることができ
るという優れた効果が得られる。
さらに他の実施例を、第16図及び第17図を用いて説明
する。
以下述べる実施例は、熱転写リボンとの相対移動方向
の対して、下流列側の発熱素子群の発熱量を上流列側発
熱素子で熱溶融性リボンが温められた分だけ、上流列側
発熱素子の発熱量より少なくするようにしている。すな
わち本実施例では同じ駆動電圧,通電時間とし、後方列
(下流)側での発熱量が上流列の発熱素子で熱溶融性リ
ボンが温められた分だけ少なくなるように下流列側の発
熱素子の抵抗値を上流列より大きくするようにしてい
る。
第16図には本発明の一実施例に係る感熱記録装置を制
御する制御装置の構成が概略ブロツク図として図示され
ている。第16図において、ホストコンピユータ232と中
央処理装置(CPU)233は、制御信号線S1に接続され、ド
ライバ(駆動回路)234はCPU233に制御信号線S2,S3を介
して制御される。ドライバ234はCPU233から送られてく
る制御信号に基づき、記録ヘツド11,キヤリツジ18,駆動
用のステツピングモータ22,シート送り用ステツピング
モータ35,インクリボン16を上下させるDCモータ36及び
インクリボン16を巻き取るDCモータ37を駆動するもので
ある。即ちドライバ234はCPU233からの信号に基づき、
種々の駆動信号を発生し、例えば電源238から電流はパ
ワースイツチ239を介し記録ヘツド11の各発熱素子DB1〜
DB8並びにDA1〜DA8をそれぞれ駆動する。またドライバ2
34からの駆動信号により、キヤリツジ駆動用モータ22の
各励磁相Sφ1〜Sφ4を励磁することによってモータ
22を駆動し、各励磁相Fφ1〜Fφ4をを順次励磁する
ことにより紙送りモータ35を駆動し、またモータ36を駆
動してインクリボンのシフトを行ない、またモータ37を
駆動してインクリボンを巻き取る制御を行なう。
本実施例では、熱転写リボンとの相対移動方向にみて
下流列側に配置された発熱素子群DB1〜DB8の抵抗値R
Bは、上流列側に配置された発熱素子群DA1〜DA8の抵抗
値RAに比較して大きく設定され、それにより上流列側と
下流列側の発熱量の差(V2t/RA−V2t/RB)は上流列側の
発熱素子により熱溶融性リボンが温められた予熱量に対
応するようになる。
CPU233はは感熱記録装置に内蔵されており、データ信
号に基づいてドライバ234を制御するものであり、CPU23
3は記録動作制御用のROMの他にヒートサイクルカウンタ
及びプリントバツフア等を備えたRAMが設けられてい
る。
次にこのような構成の感熱記録装置の動作を第17図以
下を参照して説明する。
第17図において、受信データをプリントバツフアに入
力しこのバツフアがフル(MAX)の状態になり記録開始
の準備が完了した後(ステツプ100),ステツピングモ
ータ22の励磁相Sφ1〜Sφ4の右方向励磁をONにする
(ステツプ101)。この状態が第14図で符号50で図示さ
れている。
次にステツプ102においてヒートサイクルが奇数サイ
クルであるか偶数サイクルであるかを判断する。奇数サ
イクルであればステツプ107において縦2列に配置され
た複数個(8×2)のうち奇数サイクル専用の発熱素子
(DA1〜DA8)に電気信号を送る。即ち記録パターンに従
って信号線S2を介しドライバ234を駆動して印字を行な
う。例えば「C」を印字する場合、まず感熱素子群DA1
〜DA8が第15図で51で示す線上に来ているとすると、ス
テツプ108で示すように感熱素子DA2からDA6にVPPの電圧
を印加させて発熱させ印字を行なう。この場合の加熱期
間はステツプ109のタイマtで計時され、この期間が経
過した後ステツプ110で示すようにVPPの通電を停止す
る。発熱素子の通電パルス並びに印字された形状が各々
第14図及び第15図で51により示されている。
続いてステツプ111において印字サイクルカウンタを
1だけインクリメントする。
続いてステツプ101において記録ヘツド11は第15図で
矢印で示した方向に1記録サイクルだけ移動する。この
場合発熱素子DA1〜DA8は第18図の52の線上に来ており、
また発熱素子DB1〜DB8は51の左側に1ピツチずれた所に
来ている。この場合、ステツプ102で偶数サイクルと判
定されステツプ103において偶数サイクル素子DB1〜DB8
が駆動されることになるが、「C」を印字する場合、記
録パターンは存在しないので、発熱素子の駆動は行なわ
れず、ステツプ111に移動する。続いて記録サイクルが
プラス1され、ステツプ101に戻って記録ヘツド11は1
ピツチだけ右側に移動し、発熱素子DA1〜DA8は線53上
に、また発熱素子DB1〜DB8は線51上に来る。今度は奇数
サイクルとなっているので、ステツプ107〜110に入る
が、この場合発熱素子はDA1とDA7が同様にVPPの電圧で
駆動され、第18図で線53で示したような記録が行なわれ
る。続いてステツプ111で記録サイクルがプラス1さ
れ、記録ヘツド11はさらに1ピツチ右側に移動し、今度
は発熱素子DA1〜DA8が線54上に、また発熱素子DB1〜DB8
が線52上に来る。この時偶数サイクルとなっているので
ステツプ104において記録パターンに従いDB1とDB7の発
熱素子に電圧が印加されて第18図の線52に示したような
印字が行なわれる。
このような記録において、下流列側の発熱素子群DB1
〜DB8の発熱量は、上流列側の発熱素子群DA1〜DA8の電
圧VPPの通電時に熱溶融性リボンが温められた予熱量(V
2t/RA−V2t/RB)を加えた発熱量となっており、上流列
側の発熱量とほぼ同じになっている。
続いて同様に奇数サイクルに移って第15図の線55に示
したような記録が行なわれ、続いて次の記録サイクルで
線54に示したように偶数ドツトの記録が行なわれる。
このようにして「C」の印字を完了するが、続いて
「A」,「N」,「O」,「N」の記録が順次行なわ
れ、この状態が第14図及び第15図に各々図示されてい
る。
以上説明したように本実施例によれば、熱転写リボン
との相対移動方向に対して下流列側と上流列側の発熱素
子群の抵抗値を変化させ、下流列側の発熱素子の発熱量
が上流列側の発熱素子群で熱溶融性リボンが温められた
分だけ小さくして記録を行なうようにしているので、ド
ツト毎に濃度差が発生すること無く極めて高品質の記録
を行なうことができる。しかも複数列の発熱素子群を備
えているので、記録速度を向上させることができるとい
う優れた効果が得られる。
なお、以上示した各実施例では、発熱素子が2列の構
成となっているが、本発明はこれに限定されず発熱素子
群を3列以上複数列に配列させるようにしても良い。
また上述各実施例では、ヘツドが移動する所謂シリア
ル型を例にあげて説明したが、本発明はヘツドが固定タ
イプの所謂フルライン型にも適用されるものである。ま
たインクを有するインクシートは、幅の狭い所謂リボン
状のものに限られずに、記録幅の全幅にわたる幅の広い
ものであっても良い。また前述各実施例では、発熱要素
が直線状に配列されている発熱要素群を例にあげて説明
したが、本発明はこれに限定されずに例えば発熱要素が
僅かにずれて配列されている発熱要素群にも適用可能で
ある。また本発明では、記録シートとして普通紙の他に
オーバーヘツドプロジエクタ用の透明プラスチツク薄板
等が含まれる。また記録画像としては、文字・数字・グ
ラフ・図面あるいは絵柄等が含まれる。
〔発明の効果〕
以上述べた様に、本発明はインクシートの蓄熱量を考
慮して発熱要素群の発熱量を制御するので、品位の向上
した記録画像を得ることのできるサーマルプリンタを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第5図のCPUの制御手段を示したフローチヤー
ト図、第2図、第7図はそれぞれ異なる従来の記録ヘツ
ドの構成を示した正面図、第3図は第2図の記録ヘツド
上面図、第4図は本発明の一実施例による熱転写プリン
タの構造を示した斜視図、第5図は第4図の装置の制御
系を示したブロツク図、第6図(A)は記録ヘツドの構
造を示した透視図、第6図(B)は記録ヘツド11による
記録動作を示した説明図、第8図は第6図(B)の文字
を記録する場合の動作を示すタイミングチャート図、第
9図は発熱履歴部のブロツク図、第10図は他の実施例の
フローチヤート図、第11図はそのタイミングチヤート
図、第12図はさらに他の実施例のブロツク図、第13図は
フローチヤート図、第14図はタイミングチヤート図、第
15図は記録ヘツドによる記録動作を示した説明図、第16
図はさらに他の実施例のブロツク図、第17図はフローチ
ヤート図、第18図はタイミングチヤート図である。 図において、 11……記録ヘツド、14……プラテン、16……熱転写リボ
ン、17……カセツト、18……キヤリツジ、32……ホスト
装置、34……ドライバ、36・37……モータ、DA1〜DA8,D
B1〜DB8……発熱素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インク有するインクシートのインクを、記
    録ヘッドを用いて記録シートに転写して記録シートに画
    像記録を行うものであって、 前記記録ヘッドと前記記録シート及び前記インクシート
    とを相対的に移動させる移動手段と、 前記インクシートとの相対移動方向に対する前記記録ヘ
    ッドの上流側と下流側に夫々設けられ、発熱要素を複数
    有する第1及び第2の発熱要素群とを有するサーマルプ
    リンタにおいて、 前記第2の発熱要素群に印加するエネルギー量を前記第
    1の発熱要素群よりも減ずるべく制御する制御手段を有
    することを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2の発熱要素群は、前記イ
    ンクシートとの相対移動方向に対して直角に並列配置さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    サーマルプリンタ。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記第1の発熱要素群に
    よって前記インクシートに与えられた蓄熱量に応じて、
    前記第2の発熱要素群に印加するエネルギー量を前記第
    1の発熱要素群よりも減ずるべく制御することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のサーマルプリンタ。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、前記第2の発熱要素群に
    印加する駆動信号の駆動時間を制御することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のサーマルプリンタ。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、前記第2の発熱要素群に
    印加する駆動信号の駆動電圧を制御することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のサーマルプリンタ。
  6. 【請求項6】インク有するインクシートのインクを、記
    録ヘッドを用いて記録シートに転写して記録シートに画
    像記録を行うものであって、 前記記録ヘッドと前記記録シート及び前記インクシート
    とを相対的に移動させる移動手段と、 前記インクシートとの相対移動方向に対する前記記録ヘ
    ッドの上流側と下流側に夫々設けられ、発熱要素を複数
    有する第1及び第2の発熱要素群と、 前記第1及び第2の発熱要素群を駆動する駆動手段とを
    有するサーマルプリンタにおいて、 前記第2の発熱要素群の発熱要素の抵抗値を前記第1の
    発熱要素群の発熱要素のそれよりも高くすることを特徴
    とするサーマルプリンタ。
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JPS61162370A (ja) * 1985-01-11 1986-07-23 Konishiroku Photo Ind Co Ltd サ−マルプリンタ
JPS61162371A (ja) * 1985-01-11 1986-07-23 Konishiroku Photo Ind Co Ltd サ−マルプリンタ

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