JPH08184156A - タイル壁面施工構造 - Google Patents

タイル壁面施工構造

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JPH08184156A
JPH08184156A JP30769592A JP30769592A JPH08184156A JP H08184156 A JPH08184156 A JP H08184156A JP 30769592 A JP30769592 A JP 30769592A JP 30769592 A JP30769592 A JP 30769592A JP H08184156 A JPH08184156 A JP H08184156A
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tile
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wall surface
peripheral edge
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JP30769592A
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Koki Tsuda
幸喜 津田
Toshio Suzuki
敏夫 鈴木
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モルタル充填等による目地処理をなくし、タ
イル片を壁面下地に簡便に貼着施工する。 【構成】 タイル片13の裏側に矩形状の凹部17を形
成し、壁面下地12の表面に矩形状に縁取られた凸部2
5を形成し、凸部25に凹部17を嵌合させてタイル片
13を壁面下地12に貼着施工する。タイル片の間の目
地底28には平らな壁パネル11の表面が現われるの
で、モルタル充填等による目地処理が不要となり、ただ
凸部25に凹部17を嵌合させるだけで綺麗にタイル壁
面が仕上がる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイル壁面施工構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】タイル片を施工する壁面下地にタイル片
の嵌合する凹部または凸部を形成し、その凹部または凸
部にタイル片を嵌合させてタイル片の貼着施工する方法
が提案されている。例えば実開平3−73342と実開
平3−73343には、タイル片の裏面に蟻溝を付け、
壁面下地には蟻溝に嵌合する横畝を真っ直ぐに突設して
おき、その横畝に蟻溝を引っ掛けてタイル片を壁面下地
に貼着施工する方法が開示されている。また実開平3−
98240と実開平4−10641には、壁面下地に取
り付けた格子状枠体の形成する凹部にタイル片を嵌合さ
せて貼着施工する方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実開平3−73342
と実開平3−73343に係る方法では、タイル片の嵌
合する多数の横畝が壁面下地の上下に平行に並んでお
り、タイル片を貼着施工して出来る左右のタイル片の間
の目地には、壁面下地の横畝の突き出た部分と突き出な
い部分が交互に続く凹凸が出来、その目地内の凹凸に雨
水が溜まるのを防ぐためにも、又、その凹凸をなくして
目地を美しく仕上げるために、モルタル充填等による目
地処理が必要になる。また実開平3−98240と実開
平4−10641に係るでは、タイル片や格子状枠体に
寸法上のバラツキがある場合には、タイル片を凹部に嵌
め込むことが出来なくなったり、タイル片と凹部の間に
隙間が出来てモルタル充填等による目地処理が必要にな
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るタイル壁面
施工構造は、上記の不都合を解消するものであり、 (a) 壁パネル11に成る壁面下地12に矩形状タイ
ル片13を貼着施工して仕上げられたタイル壁面におい
て; (b) タイル片13の裏側に、タイル片13の外周縁
14に平行な内周縁15によって縁取られ、底部16が
内周縁15に沿って落ち込んでおり、内周縁15に沿っ
た四つの縁壁21・22・23・24に囲まれた矩形状
の凹部17が形成されており; (c) 壁面下地12の表面には、タイル片13の凹部
17に嵌合する矩形状に縁取られた凸部25が突き出て
おり; (d) 凸部25に凹部17を嵌合させて、タイル片1
3が壁面下地12に貼着施工されていることを特徴とす
るものである。
【0005】図は本発明の実施態様を示し、凹部17を
囲む四つの縁壁21・22・23・24の中の向き合う
二つの縁壁22・24の間の距離A・Bは凹部17の内
周縁15から底部16にかけて大きく、その内周縁15
での距離Aは底部16での距離Bよりも短くなってお
り、その向き合う二つの縁壁22・24の中の少なくと
も一方の縁壁22では、底部16から内周縁15にかけ
て凹部17の内側へと蟻溝状に突出しており、タイル片
裏側の凹部17を囲む周面18と縁壁22とが鋭角に交
わった鉤溝19が形成されている。
【0006】壁面下地12の表面の凸部25の縁取る四
つの縁壁31・32・33・34の中の上側の縁壁22
は、壁面下地12の表面から凸部25の表面にかけて上
向きに傾斜した鉤畝26を形成している。
【0007】又、この鉤畝26を挟む左右の縁壁31・
33の間の距離Cは、タイル片13の凹部17の鉤溝1
9を挟む左右の縁壁21・23の間の距離Dよりも短く
なっており、タイル片13は、鉤畝26に鉤溝19を引
っ掛け、凸部25に凹部17を嵌合させて、壁面下地1
2に貼着施工されている。鉤溝19は向き合う縁壁22
と24の一方(22)に形成されていてもよいし、その
双方(22・24)に形成されていてもよい。
【0008】その鉤溝19の形成されて向き合うタイル
片13の凹部17の縁壁22・24の間の距離A・B
は、鉤畝26の形成されて向き合う壁面下地の凸部25
の縁壁32・34の間の距離Eよりも大きくする。
【0009】タイル片13を壁面下地12に貼着する場
合の接着剤20は、凸部25を含む壁面下地12の全面
に塗着してもよいし、タイル片13の凹部17にだけ塗
着してもよい。
【0010】凸部25は、壁パネル11の周縁にも形成
し、その凸部25において壁パネル11を接合して施工
し、接合されて出来るジョイント部29を接着剤20で
防水シールし、そのジョイント部25に出来る凸部25
をタイル片13でカバーするようにするとよい。
【0011】接着剤20には、目地の化粧のための顔料
を配合した弾性接着剤を用いるとよい。
【0012】
【発明の効果】タイル片13は、凹部17を凸部25に
嵌め合わせて壁面下地12に仮止めすることが出来るの
で簡便に施工することが出来るが、更に本発明では、タ
イル片13の裏側に、外周縁14に平行な内周縁15に
よって縁取られ、その内周縁15に沿って底部16が落
ち込み、内周縁15に沿った四つの縁壁21・22・2
3・24に囲まれた矩形状の凹部17が形成されてお
り、タイル片13の凹部17の嵌合する壁面下地12の
表面の凸部25は、矩形状に縁取られて縦横に連続せず
個々に独立して突き出たものであるから、施工されて隣
り合うタイル片の間の目地底28には平らな壁パネル1
1の表面が現われる。
【0013】従って、タイル片の間の目地27には、モ
ルタル充填等による目地処理が不要となり、ただ凸部2
5に凹部17を嵌合させるだけで綺麗にタイル壁面を仕
上げることが出来、目地底28も平らな壁パネル11の
表面であり、壁パネルのジョイント部29も接着剤20
によって防水シールされるので、目地27に雨水が溜る
と言う不都合も生じない。
【0014】又、凸部25の鉤畝26を挟む左右の縁壁
31・33の間の距離Cが、タイル片13の凹部17の
鉤溝19を挟む左右の縁壁21・23の間の距離Dより
も短くなっているので、タイル片13の寸法や凹部17
や凸部25の寸法、或いは、隣り合う凸部25の間隔F
に寸法上のバラツキが生じた場合でも、目地27を真っ
直ぐに揃えてタイル片13を綺麗に施工することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタイル壁面の一部切截斜視図であ
る。
【図2】本発明に係るタイル壁面の断面側面図である。
【図3】本発明に係るタイルの裏面図である。
【図4】本発明に係るタイルの断面側面図である。
【符号の説明】
11 壁パネル 12 壁面下地 13 タイル片 14 外周縁 15 内周縁 16 底部 17 凹部 18 周面 19 鉤溝 20 接着剤 21 縁壁 22 縁壁 23 縁壁 24 縁壁 25 凸部 26 鉤畝 27 目地 28 目地底 29 ジョイント部 31 縁壁 32 縁壁 33 縁壁 34 縁壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁パネル11に成る壁面下地12に矩形
    状タイル片13を貼着施工して仕上げられたタイル壁面
    において、タイル片13の裏側に、タイル片13の外周
    縁14に平行な内周縁15によって縁取られ、底部16
    が内周縁15に沿って落ち込んでおり、内周縁15に沿
    った四つの縁壁21・22・23・24に囲まれた矩形
    状の凹部17が形成されており、壁面下地12の表面に
    はタイル片13の凹部17に嵌合する矩形状に縁取られ
    た凸部25が突き出ており、凸部25に凹部17を嵌合
    させてタイル片13が壁面下地12に貼着施工されてい
    ることを特徴とするタイル壁面施工構造。
  2. 【請求項2】(a) 壁パネル11に成る壁面下地12
    に矩形状タイル片13を貼着施工して仕上げられたタイ
    ル壁面において; (b) タイル片13の裏側に、タイル片13の外周縁
    14に平行な内周縁15によって縁取られ、底部16が
    内周縁15に沿って落ち込んでおり、内周縁15に沿っ
    た四つの縁壁21・22・23・24に囲まれた矩形状
    の凹部17が形成されており; (c) それらの縁壁21・22・23・24の中の向
    き合う二つの縁壁22・24の間の距離A・Bが、凹部
    17の内周縁15から底部16にかけて大きくなってお
    り、その向き合う二つの縁壁22・24の中の少なくと
    も一方の縁壁22が、底部16から内周縁15にかけて
    凹部17の内側へと蟻溝状に突出しており、タイル片裏
    側の凹部17を囲む周面18と縁壁22とが鋭角に交わ
    った鉤溝19を形成しており; (d) 壁面下地12の表面には、タイル片13の凹部
    17に嵌合する矩形状に縁取られた凸部25が突き出て
    おり; (e) その凸部25の縁取る四つの縁壁31・32・
    33・34の中の上側の縁壁22が、壁面下地12の表
    面から凸部25の表面にかけて上向きに傾斜した鉤畝2
    6を形成しており; (f) 凸部25の鉤畝26を挟む左右の縁壁31・3
    3の間の距離Cが、タイル片13の凹部17の鉤溝19
    を挟む左右の縁壁21・23の間の距離Dよりも短くな
    っており; (g) 鉤畝26に鉤溝19を引っ掛け、凸部25に凹
    部17を嵌合させて、タイル片13が壁面下地12に貼
    着施工されていることを特徴とするタイル壁面施工構
    造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003184212A (ja) * 2001-12-25 2003-07-03 Inax Corp 外 壁

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61157634U (ja) * 1985-03-20 1986-09-30
JPH0299138U (ja) * 1989-01-25 1990-08-07

Patent Citations (2)

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JP2003184212A (ja) * 2001-12-25 2003-07-03 Inax Corp 外 壁

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