JP2536444Y2 - 廻り縁 - Google Patents

廻り縁

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JP2536444Y2
JP2536444Y2 JP1990105492U JP10549290U JP2536444Y2 JP 2536444 Y2 JP2536444 Y2 JP 2536444Y2 JP 1990105492 U JP1990105492 U JP 1990105492U JP 10549290 U JP10549290 U JP 10549290U JP 2536444 Y2 JP2536444 Y2 JP 2536444Y2
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哲郎 森山
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、建材のひとつである廻り縁に関する。
〔従来の技術〕
廻り縁は、通常、天井と壁の交わるところに取り付け
て使う建材であって、いわば化粧材のひとつである。
第5図および第6図は、それぞれ、従来の廻り縁の断
面をあらわす。
第5図の廻り縁50は、一枚材で出来ており、その表側
にあらわれる面Aに装飾用凹凸が長手方向に沿って延び
てゆくように形成されている。
第6図の廻り縁60は、幅方向に継ぎ合わされる2つの
部材61、62の組み合せからなり、両部材61、62は、その
表側にあらわれる面B、B′に装飾用凹凸がそれぞれの
形状で長手方向に沿って延びてゆくように形成されてい
る。
廻り縁50、60を使った場合、装飾用凹凸により荘重で
高級な感じを室内に漂わせることができる。そして、廻
り縁50、60による効果を際立たせるため、化粧用の塗装
仕上げを施すようにする。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、廻り縁50には、以下の問題がある。ひ
とつは、適切な化粧用塗装仕上げを行うことが困難であ
ることである。深く入り込んだ個所Hは、塗装液が溜ま
って塗料塊が出来たり、逆に塗装液が入らず塗装漏れが
出来たりするからである。もうひとつは、施工し難いこ
とである。廻り縁50は反り易いムク材で出来ていること
が多いが、断面積の大きな一枚材は施工時に行う反り矯
正が効き難く、しかも、重くて高所への取付作業は簡単
でない。
一方、廻り縁60にも、以下の問題がある。ひとつは、
やはり適切な化粧用塗装仕上げが難しいことである。こ
の場合、塗装は、現場で部材61、62を継ぎ合わせてから
行うため、やはり、深く入り込んだ個所Hは、塗料塊が
出来たり塗料漏れが出来たりするのである。また、継ぎ
合わせ面Jに隙間があいて裏側の取付面が覗くという不
都合が起こる。
この考案は、上記の事情に鑑み、化粧用塗装仕上げが
適切であって、施工し易く、しかも、継ぎ合せ部で取付
面が覗くという不都合が起こらない実用性の高い廻り縁
を提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するために、この考案にかかる廻り縁
は、幅方向に継ぎ合わされる複数の部材の組み合わせか
らなり、各部材は、その表側にあらわれる面に装飾用凹
凸が各個に異なる形状で形成されているとともにその正
面から底面にかけて化粧用塗装仕上げが施されており、
かつ、継ぎ合せ部において一方の部材に他方の部材が重
ね合わされて、継ぎ合せ状態において正面からみたとき
に重なり合う重なり代が構成され、該継ぎ合せ部の表側
には入り込んだ個所Hが形成されている。
以下、この考案の廻り縁を具体的に説明する。
この考案の廻り縁における幅方向に継ぎ合わす複数の
部材は、例えば、ムク材で出来た部材が用いられるが、
これに限らない。
各部材には装飾用凹凸が廻り縁長手方向に延びるよう
に形成されているが、この考案において装飾用凹凸が形
成された部材とは、凹と凸の両方が一つの部材に形成さ
れている形態だけでなく、凹又は凸のいずれか一方のみ
が形成されている形態も含むものとする。
化粧用仕上げ塗装は現場で行うのではなく、通常、部
材製造工場において予めなされるものである。
〔作用〕
この考案の廻り縁は化粧用塗装仕上げが適切である。
部材組み合わせ前に塗装されているので、継ぎ合せ部の
表側に形成された入り込んだ個所Hにおいて塗料塊が出
来たり、塗料漏れがあったりという不都合がないからで
ある。
この考案の廻り縁は施工し易いものとなっている。複
数の部材に分割されているため、個々の部材は軽く扱い
が容易であり、また、各部材は断面積が小さくて反りの
矯正が良く効くからである。
また、取付面が出入りのある状態(不陸状態)の場合
にも、複数の部材が幅方向で継がれる形であるために継
ぎ合せ面の位置で部材同士を前後方向に少しずらせて取
りつける余裕があり、不陸状態の吸収が可能であり、施
工し易い。
この考案の廻り縁は、部材同士がぴったりと密着せず
多少隙間をもって継ぎ合わされる場合にも、隙間から取
付面が覗くという不都合は起こらない。継ぎ合せ部にお
いて一方の部材に他方の部材が重ね合わされて継ぎ合わ
せ状態において正面からみたときに重なり合う重なり代
が構成されるため、重なり代で遮られて隙間から取付面
が直に見えないため、部材間に少々の隙間があっても前
から見ると隙間から取付面が見えてしまうということは
ないのである。
そして、この考案の廻り縁は、多様な利用形態をとる
ことが可能である。各部材の装飾用凹凸が異なるととも
に各部材底面に化粧用塗装仕上げが施されているため、
複数の部材のうち適当な二つの部材だけを使って施工す
る形態も可能だからである。
〔実施例〕
以下、この考案の廻り縁の実施例を、図面を参照しな
がら詳しく説明する。この考案は下記の実施例に限らな
い。
第1図は、この考案の実施例にかかる廻り縁の組立状
態における断面をあらわす。第2図は、実施例の廻り縁
の分解状態における外観をあらわす。
実施例の廻り縁1は、天井面側にくる上部材2、その
下の中部材3および天井面から離れた側にくる下部材4
の3つの部材の組み合わせからなる。各部材2〜4はム
ク材21、31、41で出来ており、これら3つの部材2〜4
が、第1図にみるように、施工状態では幅方向(上下方
向)で継ぎ合わせられる。そのために、非常に施工し易
い廻り縁であることは前述の通りである。
上中下の各部材2〜4のそれぞれは、第1、2図にみ
るように、正面(表側にあらわれる面)に装飾用凹凸が
各個に異なる形状で形成されているとともにその正面か
ら底面にかけて化粧用の塗装仕上げ層22、32、42が予め
設けられている。そのため、継ぎ目部域における入り込
んだ個所Hに塗料塊が出来たり、塗装漏れがあるという
ことがない。
そして、上部材2と中部材3の継ぎ合わせ部には重な
り代l1があり、中部材3と下部材4の継ぎ合わせ部には
重なり代l2がある。このため、上部材2と中部材3の
間、中部材3と下部材4の間が少しあいても、隙間から
取付面が覗かないことは前述の通りである。
廻り縁1の場合、2つの部材だけで施工することも可
能である。例えば、上部材2と中部材3のみを使う第3
図の施工形態、あるいは、中部材3と下部材4のみを使
う第4図の施工形態がとれる。
〔参考例〕
本願考案の実施例にかかる施工形態でないが、参考例
となるものを挙げれば、上記各部材2〜4を単独で使う
施工形態も可能である。下部材4だけでなく上部材2や
中部材3も底面に塗装仕上げが施されているため、底面
が露出しても差し支えないのである。
〔考案の効果〕
以上に述べたように、この考案の廻り縁は、塗装仕上
げが適切で、施工し易く、しかも、取付面が覗く不都合
が起こらず、非常に実用性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、施工状態にある実施例の廻り縁の断面図、第
2図は、分解状態にある実施例の廻り縁の外観斜視図、
第3図および第4図は、それぞれ、異なる施工状態にあ
る実施例の廻り縁の断面図、第5図および第6図は、そ
れぞれ、従来の廻り縁をあらわす断面図である。 1……廻り縁、2、3、4……部材、22、32、42……化
粧用塗装仕上げ層

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】幅方向に継ぎ合わされる複数の部材の組み
    合わせからなり、各部材は、その表側にあらわれる面に
    装飾用凹凸が各個に異なる形状で形成されているととも
    にその正面から底面にかけて化粧用塗装仕上げが施され
    ており、かつ、継ぎ合せ部において一方の部材に他方の
    部材が重ね合わされて、継ぎ合せ状態において正面から
    みたときに重なり合う重なり代が構成され、該継ぎ合せ
    部の表側には入り込んだ個所Hが形成されている廻り
    縁。
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JPH0724513Y2 (ja) * 1988-08-26 1995-06-05 松下電工株式会社 廻り縁材

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