JPH08184116A - パネル底面の傾きに追随する自重受け金具 - Google Patents

パネル底面の傾きに追随する自重受け金具

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JPH08184116A
JPH08184116A JP32692594A JP32692594A JPH08184116A JP H08184116 A JPH08184116 A JP H08184116A JP 32692594 A JP32692594 A JP 32692594A JP 32692594 A JP32692594 A JP 32692594A JP H08184116 A JPH08184116 A JP H08184116A
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JP
Japan
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wall panel
support plate
horizontal flange
self
metal fitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP32692594A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Gennai
内 秀 樹 源
Kenichi Matsushita
下 健 一 松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は壁パネルを常に安定した状態で均等に
受けることが出来、かつ地震等の外力に対しても追随せ
しめることが出来、更に施工を容易にすることが出来る
パネル底面の傾きに追随する自重受け金具を目的として
いる。 【構成】水平フランジ12と垂直フランジ13とよりな
るL型の自重受け金具11であって、下面に突条リブ1
6を有する支持プレート15を前記フランジ12上に載
置し、かつ突条リブ16の2ヵ所をアルミネイル17を
介して水平フランジ12に取付固定し、更に支持プレー
ト15の両端部15a,15bを下降傾斜せしめた構造
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパネル底面の傾きに追随
する自重受け金具であって、特に壁パネルを受けること
が出来る特定の形状を持った支持プレートを自重受け金
具の水平フランジに回転しないように取り付けて構成し
た構造のパネル底面の傾きに追随する自重受け金具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、壁パネルを構造躯体梁に取り付け
る際に使用される金具としては、水平フランジと垂直フ
ランジとより形成されるL型自重受け金具が一般的に使
用されていたが、壁パネルを取り付け固定する際や、地
震等によって壁パネルの面内方向に外力が加わった場合
等には、壁パネルが所定方向に挙動して、壁パネルの一
方のコーナー部に過大な力が加わって、コーナー部を大
きく損傷せしめる問題があった。
【0003】従って、本件特許出願人は、前述の従来の
問題点を根本的に改善するために、特開平3ー2447
39号公報、或いは図3及び図4に示す技術(第1公知
技術)を開発して実用化している。即ち、第1公知技術
は、図2及び図3に示す如く、水平フランジ2と垂直フ
ランジ3とよりなるL型パネル自重受け金具1を使用
し、かつ下面に突条リブ5を有する支持プレート4を前
記水平フランジ2に取り付けた構造である。この支持プ
レート4を水平フランジ2に取り付けるに当たっては、
突条リブ5の中央と水平フランジ2の中央とに夫々小穴
を穿設しておき、これ等の小穴にアルミネイル6を挿通
させ、このアルミネイル6の両端部をかしめることによ
って両者を相互に連結して取り付けて構成していた。ま
た、この第1公知技術に係るL型パネル自重受け金具1
を使用する場合には、躯体側に設けられた定規アングル
に係合された押さえ金物8と併用してこれを定規アング
ルに固定し、壁パネル7の底面を前記支持プレート4上
に載置することによって、壁パネル7を躯体側に取り付
けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前述の第1公
知技術に示すL型パネル自重受け金具1を使用して、そ
の支持プレート4に壁パネル7を載置した場合には、図
2のように大きな地震等による面内方向の大きな外力が
壁パネル7に加わった場合は、この壁パネル7を支持し
ている支持プレート4がアルミネイル6によって1個所
で固定されているに過ぎないので、支持プレート4が面
内方向に回転して挙動し、しかも支持プレート4の両端
部が水平状になっているので、支持プレート4の一端が
壁パネル7の底面に過大な負担を与え、その為に壁パネ
ル7のコーナー部を大きく損傷せしめるおそれがあっ
た。
【0005】また、第1公知技術のL型パネル自重受け
金具1は、図3に示すように、支持プレート4が突条リ
ブ5の中央1ヵ所でのみ水平フランジ2上に取り付けら
れているので、壁パネル7の建て込み時に、支持プレー
ト4が回転してしまい、そのままの状態にしておくと、
壁パネル7に地震等による外力が加わった場合には、支
持プレート4が本来の機能である壁パネル7の底面の傾
きに追従し、壁パネル7の一部に大きな偶力等の荷重が
かかったことを防止すると言う機能を損なってしまい、
壁パネル7を損傷せしめる恐れが有る問題があったの
で、施工に際し細心の注意をもって施工する必要があっ
た。
【0006】前記第1公知技術とは別に、特開平3ー5
1451号公報に示すような技術(第2公知技術)も知
られている。即ち、この第2公知技術は、壁パネルの底
面を受けることが出来るL型受け部材の両端部に下降傾
斜を設けた構造である。しかし、このL型受け部材は、
壁パネルが大きくなり壁パネル荷重が重くなると、壁パ
ネルの底面を受ける水平フランジがパネルの自重によっ
て、面外方向にたわみ、水平フランジの付根部分のみが
パネル底面に接して、この部分に重力が集中するので、
傾きに追随させることが出来ず、従って地震時等に壁パ
ネルに外力が加わった場合には、L型受け部材によって
壁パネルを大きく損傷せしめてしまう問題があった。
【0007】本発明に係るパネル自重受け金具は、前述
の従来の多くの問題点に鑑み開発された全く新しい技術
であって、特に自重受け金具の水平フランジに載置固定
された支持プレートが壁パネル底面の傾きに自在に追随
すると共に、不用意に回転しないようにし、しかも該支
持プレートの両端部に壁パネルの底面が鋭角に当たらな
いようにした、全く新しい構造の自重受け金具の技術を
提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパネル底面
の傾きに追随する自重受け金具は、前述の従来の問題点
を根本的に改善した技術であって、その発明の要旨は、
壁パネルを構造躯体梁に取り付ける際に用いられる水平
フランジを有する自重受け金具に於いて、下面に突条リ
ブを有しかつ両端部を下降傾斜させた支持プレートを前
記自重受け金具の水平フランジ上に載置すると共に、該
支持プレートを突条リブの複数個所で水平フランジに取
付固定したことを特徴とするパネル底面の傾きに追随す
る自重受け金具である。より詳しくは、本発明の金具に
おける下面の突条リブは、壁パネルの厚さ方向と直交す
る方向に下面中央に設けられ、この突条において複数個
所で水平フランジに取付固定されている。本発明の自重
受け金具は、図示するように水平フランジと垂直フラン
ジとを有するL型の金物で、かつそのまま水平フランジ
面に上記のような突条リブを有する支持プレートを取り
付けたものである。また、従来公知の水平フランジのみ
を有する自重受け金具に、上記のような突条リブを有す
る支持プレートを取り付けても良い。
【0009】
【作用】本発明に係るパネル底面の傾きに追随する自重
受け金具は、下面に突条リブを有する支持プレートを自
重受け金具の水平フランジ上に取り付けたので、自重受
け金具の取り付け或いは支持プレート上に載置された壁
パネルが鉛直でない場合にも、支持プレートを揺動させ
て壁パネルの底面に支持プレートを巾広く密接させるこ
とが出来る。かつ前記壁パネルに面内或いは面外圧力が
加わった場合にも、支持プレートを壁パネルの底面に追
随させて、壁パネルの自重を均等に受けることが出来、
この壁パネルを自重受け金具によって安定した状態で保
持し、壁パネルの一部に大きな偶力等の荷重がかかるこ
とを防止することが出来る。
【0010】更に、本発明の金具では、支持プレートが
水平フランジに突条リブの複数個所で取り付けられてい
るので、壁パネルの建て込みの際に支持プレートが回転
することがなく、従って前記支持プレートの追随機能を
阻害することを防止出来、確実に機能を発揮させること
が出来る。かつ支持プレートが回転する心配がないの
で、施工を容易にし、作業効率を高めることが出来る。
しかも、支持プレートの両端部が下降傾斜しているの
で、壁パネルに地震等による外力が加わって傾いた場合
にも、壁パネルの底面に支持プレートの両端部が強く当
接して壁パネルの底面の一部に過大な力が加わる恐れが
なく、従ってこの部分が損傷することを防止出来る。
【0011】
【実施例】図により本発明に係るパネル底面の傾きに追
随する自重受け金具の一実施例を具体的に説明すると、
図1(A),(B)は夫々本発明の自重受け金具の斜視
説明図、図2(A),(B)は夫々使用断面説明図であ
る。
【0012】11はL型自重受け金具であって、水平フ
ランジ12と垂直フランジ13とでL型状に一体的に形
成されている。垂直フランジ13の背面には、後述のよ
うな高さ調整ボルトセットを取り付けることが出来る受
座14が突設されている。15は支持プレートであっ
て、その下面中央部には突条リブ16が突設されてい
る。また、この支持プレート15の両端部15a,15
bは、夫々下方に徐々に折り曲げられて下降傾斜を形成
している。
【0013】前記支持プレート15を水平フランジ12
に取付固定するに当たっては、支持プレート15の突条
リブ16に対応する左右所定位置に小穴を夫々穿設し、
かつ水平フランジ12の左右所定位置にも小穴を夫々穿
設し、これ等の小穴にアルミネイル17を挿通し、この
アルミネイル16の両端部をかしめることによって両者
を相互に連結して、支持プレート15を水平フランジ1
2に取り付け固定している。上記実施例に於いては、支
持プレート15を水平フランジ12に2ヵ所で取付固定
したが、3ヵ所以上で取付固定することも可能である。
また、支持プレート15の両端は少なくとも取付固定さ
れる水平フランジ12の長さよりも長く形成されている
ことが好ましい。
【0014】本発明に係る自重受け金具は、上述の如
く、支持プレート15の下面中央に突条リブ16を設
け、かつ突条リブ16の所定の2個所で水平フランジ1
2に取付固定しているので、前記突条リブ16を支点と
して支持プレート15を揺動せしめることが出来る。更
に支持プレート15は2個所で水平フランジ12に取付
固定されているので、壁パネルの建て込み時等に支持プ
レート15が回転することを防止することが出来る。ま
た、支持プレート15の両端部15a,15bを夫々下
降傾斜させたので、この支持プレート15上に載置され
た壁パネル(図示せず)の底面が地震等による外力で傾
いた場合にも、壁パネルの底面に支持パネル15の両端
部15a,15bが強く当接して、壁パネルの底面の一
部に過大な力を加える心配がない。
【0015】本発明に係る自重受け金具の具体的使用例
について、図2(A),(B)により説明すると、自重
受け金具11は自重受け金具の押さえ金物18を介し
て、建物躯体側の梁19に固定された定規アングル20
に取り付け固定することが出来る。21は高さ調整ボル
トであって、ナット22,23が螺合されており、かつ
これ等のナット22,23を利用して自重受け金具11
の受座14に取り付けられている。また、高さ調整ボル
ト21の下端は定規アングル20の水平フランジに当接
されている。図中24は壁パネル、25は目地シーリン
グ、26はガスケットである。従って、前記高さ調整ボ
ルト21を回動することによって、受座14を介して自
重受け金具11を昇降させ、これによって壁パネル24
の上下位置を微調整し得る如く構成されている。更に壁
パネル24が面外方向に大きく傾いて斜めになっても、
支持プレート15が壁パネル24の底面と密接した状態
で追従するので、常に支持プレート15で壁パネル24
の底面を安定して支持出来る。
【0016】
【発明の効果】本発明に係るパネル底面の傾きに追随す
る自重受け金具は、上述の如き構造と作用とを有するの
で、次のような多大な効果を有している。
【0017】(1)自重受け金具の水平フランジに対し
て支持プレートを突条リブを支点として揺動せしめるこ
とが出来る。(2)従って、自重受け金具の取り付け或
いは支持プレート上に載置された壁パネルが鉛直でない
場合でも、支持プレートを揺動させて壁パネルの底面に
巾広く密接させることが出来る。(3)壁パネルに面内
或いは面外圧力が加わった場合にも、支持プレートを壁
パネルの底面に追随させて、壁パネルの自重を均等に受
けることが出来る。
【0018】(4)従って、壁パネルを安定した状態で
保持し、壁パネルの底面の一部に大きな偶力等の荷重が
かかることを防止出来る。(5)壁パネルの建て込み時
の際等に支持プレートが回動することがない。(6)従
って、建て込み施工を容易にして、作業効率を著しく高
めることが出来る。(7)地震等の外力によって壁パネ
ルの底面が傾斜した場合にも、支持プレートの両端部が
壁パネルの底面の一部に強く当接されて、この部分に過
大な力が加わる恐れもない。(8)従って、壁パネルの
一部が支持プレートの両端部の当接で損傷することを防
止出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A),(B)は夫々本発明の自重受け金
具の斜視説明図である。
【図2】図2(A),(B)は夫々使用断面説明図であ
る。
【図3】従来の自重受け金具の使用例を示す正面説明図
である。
【図4】従来の自重受け金具の使用例を示す側面説明図
である。
【符号の説明】
1 L型パネル自重受け金具 2 水平フラ
ンジ 3 垂直フランジ 4 支持プレ
ート 5 突条リブ 6 アルミネ
イル 7 壁パネル 8 押さえ金
物 11 自重受け金具 12 水平フラ
ンジ 13 垂直フランジ 14 受座 15 支持プレート 15a,15b 両端部 16 突条リブ 17 アルミネ
イル 18 押さえ金物 19 梁 20 定規アングル 21 高さ調整
ボルト 22,23 ナット 24 壁パネル 25 目地シーリング 26 ガスケッ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁パネルを構造躯体梁に取り付ける際に用
    いられる水平フランジを有する自重受け金具に於いて、
    下面に突条リブを有しかつ両端部を下降傾斜させた支持
    プレートを前記自重受け金具の水平フランジ上に載置す
    ると共に、該支持プレートを突条リブの複数個所で水平
    フランジに取付固定したことを特徴とするパネル底面の
    傾きに追随する自重受け金具。
JP32692594A 1994-12-28 1994-12-28 パネル底面の傾きに追随する自重受け金具 Pending JPH08184116A (ja)

Priority Applications (1)

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JP32692594A JPH08184116A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 パネル底面の傾きに追随する自重受け金具

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JP32692594A JPH08184116A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 パネル底面の傾きに追随する自重受け金具

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JPH08184116A true JPH08184116A (ja) 1996-07-16

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ID=18193299

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JP32692594A Pending JPH08184116A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 パネル底面の傾きに追随する自重受け金具

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JP (1) JPH08184116A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104652666A (zh) * 2014-12-19 2015-05-27 东南大学 一种装配式钢结构体系中外挂墙板连接组件

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031209