JPH08183817A - シクロオレフィンコポリマーおよびそれらの製造方法 - Google Patents

シクロオレフィンコポリマーおよびそれらの製造方法

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JPH08183817A
JPH08183817A JP7209976A JP20997695A JPH08183817A JP H08183817 A JPH08183817 A JP H08183817A JP 7209976 A JP7209976 A JP 7209976A JP 20997695 A JP20997695 A JP 20997695A JP H08183817 A JPH08183817 A JP H08183817A
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cycloolefin copolymer
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cyclic
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JP7209976A
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Frank Dr Osan
フランク・オザン
Juergen Kulpe
ユルゲン・クルペ
Willi Dr Kreuder
ヴィリー・クロイダー
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Hoechst AG
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Hoechst AG
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F232/00Copolymers of cyclic compounds containing no unsaturated aliphatic radicals in a side chain, and having one or more carbon-to-carbon double bonds in a carbocyclic ring system
    • C08F232/08Copolymers of cyclic compounds containing no unsaturated aliphatic radicals in a side chain, and having one or more carbon-to-carbon double bonds in a carbocyclic ring system having condensed rings

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 他の物質と混和しやすく、かつ支持体表面へ
の付着性が改良された、表面摩擦抵抗性、耐酸性および
耐塩基性の高い塗膜の調製に適したポリマーを提供す
る。 【解決手段】 溶液粘度(イータ)>0.25dl/g
(DIN 53728に従って、デカリン中135℃で
測定)を有し、(A)少なくとも1種の環式オレフィン
および(B)所望により1種または2種以上の非環式オ
レフィンの重合した単位を含み、その際(C)その他の
少なくとも1種の官能化構造単位を含む重合した単位が
含有され、官能化構造単位が環式オレフィンから誘導さ
れたものである場合には、この官能化環式構造単位の互
いに隣接するちょうど2個の炭素原子が主ポリマー鎖に
取り込まれているシクロオレフィンコポリマーに関する
ものである。本発明のシクロオレフィンコポリマーは塗
料または付着促進剤として適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、表面摩擦抵抗性の高い塗料、た
とえばペイントおよびワニスの調製に適した、またはた
とえば1成分型もしくは2成分型結合剤を含む塗料組成
物における付着促進剤として適した、溶液粘度(イー
タ,eta)>0.25dl/gを有する官能化シクロ
オレフィンコポリマー(COC)に関するものである。
また本発明は、このように官能化されたCOCの製造方
法に関するものである。
【0002】自動車工業において車体構造のトップコー
トおよび透明塗膜は、腐食を防止し、かつ装飾的である
という一般的な機能を発揮するだけでなく、環境の作用
に対する抵抗に関して果たす中心的役割をも備えてい
る。外装として、透明塗膜は光、酸性成分および化学物
質、たとえばグリット、オイルブラック、燃料および洗
浄剤に対してだけでなく、機械的応力(たとえば自動洗
浄ユニットにおける)に対しても抵抗性である必要があ
る。他の要件は、良好な光沢保持性、チョーキング抵抗
性、および色彩堅牢性である。このほかペイントの個々
の塗膜は、個々の成分が剥離しないほど他の成分と相溶
性であるようにされなければならない。剥離は全体的な
塗膜系の機能を損なう。これに関しては、塗装される支
持体も重要である。塗料が工作物の表面に対して十分な
付着性を示さなければならない。
【0003】近年、特に環境問題に関連して新規なトッ
プコートおよび/または透明塗膜が開発された。これに
ついてはハイソリッド塗料および水性塗料など、それら
の有機溶剤含量が低いか、またはゼロであるため、処理
に際して汚染性放出物が比較的少ないものが挙げられる
(Organic Coatings,Science
and Technology,8(1986),パ
ーフィット,パトシス(G.D.Parfitt,A.
V.Patsis)(編者))。これに関しては、アル
キド−メラミン樹脂系塗料を別として、特に熱硬化性ア
クリル樹脂が用いられている。たとえば加工適性、光沢
保持性および色彩堅牢性に関するこれらの系の卓越した
性能は、加水分解抵抗性の低さ、およびあらゆる点で不
満足な表面硬度によって相殺される。さらにこれらの塗
料系の付着性は、塗装される支持体に対する高い依存性
を示す。大部分の場合、支持体表面を適宜予備処理する
ことが必要である。
【0004】支持体特異性を示す新規な塗料系の開発は
依然として重要性が高い。
【0005】欧州特許第283164号明細書には、α
−オレフィンと環式ポリエン、および所望によりシクロ
オレフィンの共重合により二重結合を含むCOCが得ら
れることが示され、その際使用される環式ポリエンは、
たとえば構造要素としてのノルボルネンを含む非共役ジ
エンまたはトリエンである。特開平5−279412号
公報から、それらの二重結合含有COCにエポキシ化に
よりヒドロキシルおよび/またはエポキシ基を導入し、
得られた官能化COCをオレフィンポリマーブレンドの
ための相溶化剤として使用しうることが知られる。
【0006】特開平2−269760号、3−7255
8号および3−106962号公報には、カルボキシル
基を含む多環式モノマーが示され、これらを複分解重合
により反応させてホモポリマーおよびコポリマーを得て
いる。しかしこのような開環重合の欠点は、得られるポ
リマーがまず二重結合を含み、これらが無制御な、目的
外の不確定架橋をもたらし、従って押出しまたは射出成
型によるそれらの材料の加工性を著しく制限する可能性
があることである。
【0007】欧州特許出願公開第203799号明細書
には、ポリマー類似反応(polymer−analo
gous reaction)においてα,β−不飽和
カルボン酸、たとえばアクリル酸をグラフトさせたCO
Cが示されている。さらに欧州特許出願公開第5701
26号明細書には、二重結合を含むCOCを遊離基重合
に適したモノマー、たとえばスチレン、塩化ビニル、ア
クリロニトリルまたは酢酸ビニルとグラフトさせるとい
う事実が記載されている。しかしこれらのポリマー類似
グラフト反応の欠点は、得られる生成物がグラフト化収
率、グラフト部位、およびグラフト枝の鎖長に関して均
一性を欠如することである。さらに実際のグラフト反応
には用いられるモノマーのホモ重合が付随する場合が多
い。その際、大部分の場合はホモポリマーとグラフト生
成物を分離するのは不可能である。従って得られた生成
物は極めて広い分子量分布をもち、化学的にも不均一で
ある。しかし固形分の高い塗料(ハイソリッド塗料)を
開発するためには、可能な限り狭い分子量分布および制
御可能な数の官能基を有する生成物が目標である。
【0008】従って本発明の目的は、他の物質、特にポ
リマーと混和しやすく、かつ支持体表面への付着性が改
良された、表面摩擦抵抗性、耐酸性および耐塩基性の高
い塗膜、たとえば自動車仕上げ剤の調製に適したポリマ
ーを提供することである。
【0009】意外にも、この目的は特定の官能化COC
を提供することにより達成しうることが見出された。本
発明による官能化COCは、ポリマー類似−オゾン分解
反応、ならびにこれに続く仕上げ処理、および所望によ
り特定の追加反応により導入される官能基を含有する重
合した単位を含む。
【0010】従って本発明は、溶液粘度(イータ)>
0.25dl/g(DIN 53728に従って、デカ
リン中135℃で測定)を有し、(A)少なくとも1種
の環式オレフィンおよび(B)所望により1種または2
種以上の非環式オレフィンの重合した単位を含み、その
際(C)下記の少なくとも1種の官能化構造単位を含む
重合した単位が含有され: a)環式オレフィンから誘導され、該環式オレフィンの
環原子に直接に結合した少なくとも1個の異種原子を含
有するもの、または b)環式もしくは非環式オレフィンから誘導され、両方
が同一炭素原子に結合した2個の異種原子を含む少なく
とも1個の原子団を含有するもの、または c)環式もしくは非環式オレフィンから誘導され、少な
くとも1個のアルデヒド基を含有するもの、または d)環式もしくは非環式オレフィンから誘導され、窒素
原子が二重結合により炭素原子に結合した少なくとも1
個の原子団を含有するもの;その際、官能化構造単位が
環式オレフィンから誘導されたものである場合にはこの
官能化環式構造単位の互いに隣接するちょうど2個の炭
素原子が主ポリマー鎖に取り込まれているシクロオレフ
ィンコポリマーに関するものである。
【0011】b)およびd)による官能化構造単位中の
原子団、ならびにc)による官能化構造単位のアルデヒ
ド基は、環式もしくは非環式オレフィン成分に直接に、
または炭素原子1−20個の炭化水素、好ましくはC1
−C10−アルキレン基(これらはアルキルまたはアリー
ルで置換されていてもよい)を介して結合しうる。
【0012】異種原子という語は、周期表において炭素
および水素以外のすべての元素、好ましくは酸素、イオ
ウ、窒素、リンおよびケイ素、特に酸素、イオウおよび
窒素を意味する。IUPAC命名法に厳密に従って、主
ポリマー鎖という語は、ポリマーの連続した主鎖を意味
し、これらは置換パターンを保有しうる(オディアン
(G.Odian):Principles of P
olymerisation,第2版,1981年,1
2頁)。従って、たとえばポリプロピレンはポリエチレ
ン主鎖を有し、交互の炭素原子において水素原子がメチ
ル基で置換されている。
【0013】本発明によるシクロオレフィンコポリマー
は、好ましくはシクロオレフィンコポリマーの全質量に
対して0.1−99.89重量%の(A)少なくとも1
種の環式オレフィンの重合した単位、シクロオレフィン
コポリマーの全質量に対して0−80重量%の(B)少
なくとも1種の非環式オレフィンの重合した単位、およ
びシクロオレフィンコポリマーの全質量に対して0.0
1−50重量%の(C)下記の少なくとも1種の官能化
構造単位を含有する重合した単位: a)環式オレフィンから誘導され、該環式オレフィンの
環原子に直接に結合した少なくとも1個の異種原子を含
有するもの、または b)環式もしくは非環式オレフィンから誘導され、両方
が同一炭素原子に結合した2個の異種原子を含む少なく
とも1個の原子団を含有するもの、または c)環式もしくは非環式オレフィンから誘導され、少な
くとも1個のアルデヒド基を含有するもの、または d)環式もしくは非環式オレフィンから誘導され、窒素
原子が二重結合により炭素原子に結合した少なくとも1
個の原子団を含有するもの;を含み、その際、官能化構
造単位が環式オレフィンから誘導されたものである場合
にはこの官能化環式構造単位の互いに隣接するちょうど
2個の炭素原子が主ポリマー鎖に取り込まれている。
【0014】重合した単位(A)は、好ましくは式
(I)、(II)、(III)、(IV)、(V)、
(VI)または(VII)のシクロオレフィンから誘導
される:
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】
【化31】
【化32】
【化33】 これらの式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7
よびR8は同一か、または異なり、水素原子、またはC1
−C30炭化水素基、たとえばC1−C8−アルキル基もし
くはC6−C14−アリール基であり、その際異なる式中
の同一基は異なる意味をもつことができ、nは2−10
の数である。
【0015】重合した単位(A)は、特に好ましくはノ
ルボルネンから誘導される。
【0016】重合した単位(B)は、好ましくは非環式
モノオレフィン、たとえば炭素原子2−20個のα−オ
レフィン、特にエチレンおよびプロピレンから誘導され
る。
【0017】重合した単位(C)は、好ましくは式(X
IV)、(XV)、(XVI)、(XVII)、(XV
III)または(XIX)の化合物から誘導される:
【化34】
【化35】
【化36】
【化37】
【化38】
【化39】 これらの式中、R16、R17、R18、R19、R20およびR
21は同一か、または異なり、異なる式中の同一基は異な
る意味をもつことができ、水素、C1−C30炭化水素基
(たとえばC1−C8−アルキル基またはC6−C14−ア
リール基)、第一、第二もしくは第三アミノ基、置換も
しくは非置換アンモニウム基、ヒドロキシル基、アルキ
ルオキシ基、アリールオキシ基、アルアルキルオキシ
基、または基−(X)p−Y{ここでXは分枝もしくは
非分枝C2−C20−アルキレン基、または分枝もしくは
非分枝C8−C20−アリールアルキレン基であり、p=
0または1であり、Yはカルボキシ基、アルキルオキシ
カルボニル基、カルバモイル基、モノ−もしくはビスア
ルキルカルバモイル基、クロロホルミル基、アシルオキ
シカルボニル基、チオカルボキシ基、アルキルチオカル
ボニル基、ホルミル基、アルキルホルミル基、ヒドロキ
シビス(アルキルオキシ)メチル基、トリス(アルキル
オキシ)メチル基、ヒドロキシイミノメチル基、ヒドラ
ゾノメチル基またはセミカルバゾノメチル基である}で
あり、ただし式(XIV)および(XVIII)におい
ては少なくとも1個の基R16、R17、R18、R19、R20
またはR21が、式(XV)、(XVI)および(XI
X)においては少なくとも2個の基R16、R17、R18
19、R20またはR21が、式(XVII)においては0
個の基R16、R17、R18、R19、R20またはR21が基−
(X)p−Y、第一、第二もしくは第三アミノ基、置換
もしくは非置換アンモニウム基、ヒドロキシル基、アル
キルオキシ基、アリールオキシ基またはアルアルキルオ
キシ基でなければならない。
【0018】R22はカルボニル基、ヒドロキシイミノメ
チル基、ヒドラゾノメチル基またはセミカルバゾノメチ
ル基である。
【0019】式(XV)および(XVI)においてR20
またはR21が基−(X)p−Yである場合にはpは0で
ある。式(XIX)においてR20およびR21は水素、ま
たはC1−C30炭化水素基、たとえばC1−C8−アルキ
ル基もしくはC6−C14−アリール基ではない。
【0020】重合した単位(C)は、特に好ましくは式
(XIV)−(XIX)の化合物から誘導され、それら
の式中のR22がカルボニル基であり、R16、R17
18、R19、R20およびR21が同一か、または異なり、
異なる式中の同一基は異なる意味をもつことができ、第
一、第二もしくは第三アミノ基、ヒドロキシル基、また
は基−(X)p−Y{ここでXは分枝もしくは非分枝C2
−C20−アルキレン基、または分枝もしくは非分枝C8
−C20−アリールアルキレン基であり、p=0または1
であり、Yはカルボキシル基またはホルミル基である}
であり、ただし式(XIV)および(XVIII)にお
いては少なくとも1個の基R16、R17、R18、R19、R
20またはR21が、式(XV)、(XVI)および(XI
X)においては少なくとも2個の基R16、R17、R18
19、R20またはR21が、式(XVII)においては0
個の基R16、R17、R18、R19、R20またはR21が第
一、第二もしくは第三アミノ基、ヒドロキシル基または
基−(X)p−Y{ここでXは分枝もしくは非分枝C2
20−アルキレン基、または分枝もしくは非分枝C8
20−アリールアルキレン基であり、p=0または1で
あり、Yはカルボキシル基またはホルミル基である}で
ある。
【0021】本発明はさらに、溶液粘度(イータ)>
0.25dl/gを有するシクロオレフィンコポリマー
の製造方法であって、二重結合を含有するシクロオレフ
ィンコポリマーを不活性溶剤中でオゾンと反応させるこ
とを含む方法に関するものである。
【0022】本発明方法を実施するためには、二重結合
を含有するCOCを不活性溶剤に溶解する。使用しうる
不活性溶剤は脂肪族炭化水素、たとえばデカリン、ハロ
ゲン化脂肪族炭化水素、たとえばクロロホルムもしくは
四塩化炭素、またはメタノールまたは氷酢酸である。オ
ゾンの通気は適切な反応器、たとえば通気撹拌式反応器
またはバブルカラム内で実施される。この方法において
は、COCの二重結合含量と当モル量のオゾンを溶液に
導通する。オゾンはオゾン発生装置を用いて乾燥空気ま
たは酸素中に製造される。キャリヤーガスである空気ま
たは酸素中に用いられるオゾンの濃度は本発明の反応方
法にとって決定的ではない。それは一般に1−180g
/m3、好ましくは10−50g/m3である。実際には
オゾンの取り込みが可能な限り完全となるように選ばれ
る。オゾンの取り込みは適切な計測器、たとえばUV光
度計により監視することができる。COCの分子量低下
を避けるために、オゾンの通気を低温で行うことが有利
である。この温度は−78ないし+10℃、好ましくは
−10ないし0℃である。出発原料として用いられる二
重結合含有COCは比較的高い温度で架橋する傾向があ
るため、選ばれた条件下で化学反応しない適宜な抑制剤
を添加することが有利である。適宜な例はフェノチアジ
ンならびにニトロ芳香族化合物、たとえばニトロベンゼ
ンおよびジニトロベンゼンである(米国特許第4,08
2,493号明細書)。
【0023】オゾン分解の終了後に、いわゆるオゾニド
の形成を避けるために、少量のアルコール、たとえばメ
タノール、または水を添加する。
【0024】ペルオキシカルボン酸、たとえば蟻酸、酢
酸またはプロピオン酸の過酸を用いて酸化的仕上げ処理
を行う。これに関しては、平衡状態の過酸を使用する
か、またはカルボン酸および対応する量の過酸化水素な
らびに触媒量の鉱酸を添加することによりその場で過酸
を調製することができる。過酸は過剰に用いられ、この
過剰はバッチの規模が大きくなるのに伴って小さくな
る。COC中の二重結合のモル当たり1−3、好ましく
は1.1−1.8モル当量の過酸が用いられる。酸化的
仕上げ処理を完結させるために、溶液を多数時間、加熱
還流する。酸化的仕上げ処理の主生成物はカルボキシル
基を含むCOCである。
【0025】還元剤、たとえば酢酸中の亜鉛末により、
または炭酸カルシウムもしくは亜二チオン酸ナトリウム
上のパラジウムを用いる接触水添により、還元的仕上げ
処理を行う。還元剤は過剰に用いられる。二重結合のモ
ル当たり1−4、好ましくは1.2−2.2モル当量の
還元剤が用いられる。完全な反応を保証するために、混
合物を1−4時間、煮沸還流する。この還元的仕上げ処
理により主として、アルデヒド基および/またはケト基
を含むCOCが得られる。
【0026】酸化的仕上げ処理および還元的仕上げ処理
を両方とも行ったのち、ポリマー溶液をそのままさらに
使用しうる。ポリマーをそれ自体単離したい場合、それ
から既知の方法で溶剤を除去することができる: 1.たとえば水蒸気蒸留により、溶剤をストリッピング
する; 2.たとえば噴霧乾燥または流下薄膜型蒸発缶(真空下
に操作しうる)内での濃縮により、溶剤を蒸発させる;
および好ましくは 3.ポリマー溶剤と混和性である非溶剤、たとえばメタ
ノールまたはアセトン中でポリマーを沈殿させる; アセトンを用いる沈殿法により官能化COCを単離する
ことが特に好ましい。その際アセトンの環状過酸化物の
形成を避けるために、溶剤中に酸化剤がもはや存在しな
いことを保証しなければならない;必要ならば還元剤を
適宜添加することにより残留酸化剤を除去しなければな
らない。
【0027】ポリマーを溶解しない溶剤で洗浄すること
により、異物、たとえば副生物が容易に除去される。乾
燥は大気圧または減圧で、かつ不活性ガスブランケティ
ングを用いて実施することができ、その場合焼結を避け
るために、用いる温度はTgより低くなければならな
い。窒素気流中で緩和な温度において乾燥させることが
好ましい。
【0028】酸化的または還元的仕上げ処理により得ら
れた化合物はすべて、追加反応を行ってそれにより他の
官能基をCOCに導入することができる。
【0029】対応するカルボン酸から普通の実験室的方
法で酸塩化物、エステル、酸無水物、アミドまたはヒド
ラジドを製造することができる[マーチ(J.Marc
h):Advanced Organic Chemi
stry,第3版]。
【0030】対応するアルデヒド類およびケトン類を還
元して、たとえばアルコール類となすことができる。こ
の還元は触媒的にニッケルもしくはパラジウム上で行う
か、またはその場でナトリウムアマルガムと水、もしく
はナトリウムとアルコール類の反応により生成した発生
期の水素を用いて行うことができる。対応するアルコー
ル類を製造するために特に好ましい還元剤は、水素化ア
ルミニウムリチウムおよび水素化ホウ素ナトリウムであ
る。アルミニウムアルコレート、たとえばアルミニウム
イソプロピレートも適切である。この反応は所望により
酸または塩基の添加により触媒することができる。水素
添加をアンモニアまたは第一もしくは第二アミンの存在
下で実施すると、対応する第一、第二または第三アミン
が得られる。これらの系を調製するためには、アミン成
分を過剰に使用する。これに関してアルデヒド:アミン
の好ましいモル比は1:10であり、1.1:5.5の
比が特に好ましい。アンモニアまたは第一もしくは第二
アミンを直接に付加し、次いで水を除去すると、イミン
類、アゾメチン類、エナミン類またはアミナール類が得
られる[マーチ(J.March):Advanced
OrganicChemistry,第3版]。
【0031】得られた誘導体は、粉末塗料系または他の
塗料組成物中に架橋剤として用いることができる。この
場合、COC誘導体のアミノ基をイソシアネート基に変
換することが必要であろう。さらにこれらの誘導体を固
定化触媒のポリマー系担体として、たとえば現代的合成
法に用いられる酵素をヒドロキシル基および/またはア
ミノ基により固定するために使用することが考えられ
る。
【0032】COC主鎖のアルデヒド基へのシアン化水
素酸の付加は塩基触媒を用いて実施され、シアノヒドリ
ン類(α−ヒドロキシニトリル類)が形成され、これら
をα−ヒドロキシカルボン酸と反応させることができ
る。この反応を当モル量のアンモニアまたは第一もしく
は第二アミンの存在下で実施すると、シアン化水素酸は
最初に形成されたイミノ化合物に付加する。得られたア
ミノニトリル類を次いで酸加水分解すると、α−アミノ
酸が得られる。この方法で生物適合性を達成することが
でき、これは殊にこれらの材料を医学分野において、た
とえばメンブレインとして用いるために特に有利であろ
う。
【0033】アセタール類およびヘミアセタール類を製
造するためには、アルデヒド−および/または−ケトン
官能化COCを無水鉱酸の存在下で対応するアルコール
類と反応させる。この反応を水結合剤の存在下で実施す
ることが推奨される。特にケト基のジエチルアセタール
類を製造する際には、オルト蟻酸トリエチルを使用しう
る。アルコール類の代わりにチオール類を用いることも
でき、これを反応させると対応するメルカプタン類が得
られる。
【0034】アルデヒド−および/または−ケトン官能
基は、これらのほかにあらゆる既知の反応を行うことが
できる。一例にすぎないがオキシム類、セミカルバゾン
類およびヒドラゾン類が挙げられ、これらはアルデヒド
−および/または−ケトン基を含む対応するCOCから
常法により製造しうる。可能な変法としてアルドール縮
合も挙げられる[マーチ(J.March):Adva
nced Organic Chemistry,第3
版]。さらに上記反応を架橋反応として構成することも
できる。対応する二官能性化合物−たとえばジオール
類、ジアミン類など−を使用した場合、分子間反応によ
りポリマー網状構造が形成される可能性がある。これ
は、官能化COCを含む塗料をのちに架橋させる多様な
可能性を与える。
【0035】本発明方法に用いられる二重結合含有−シ
クロオレフィンコポリマーは、好ましくは下記を含む: 0.1−99.89重量%の式(I)、(II)、(I
II)、(IV)、(V)、(VI)または(VII)
のシクロオレフィンの重合した単位:
【化40】
【化41】
【化42】
【化43】
【化44】
【化45】
【化46】 (これらの式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7
およびR8は同一か、または異なり、水素原子、または
1−C30炭化水素基、たとえばC1−C8−アルキル基
もしくはC6−C14−アリール基であり、その際異なる
式中の同一基は異なる意味をもつことができ、nは2−
10の数である)、およびシクロオレフィンコポリマー
の全質量に対して0−80重量%の少なくとも1種の非
環式モノオレフィン、好ましくは炭素原子2−20個の
α−オレフィン、特に好ましくはエチレンまたはプロピ
レンの重合した単位、シクロオレフィンコポリマーの全
質量に対して0.01−50重量%の、少なくとも1個
の二重結合を含む少なくとも1種のオレフィン、好まし
くは式(VIII)、(IX)、(X)、(XI)、
(XII)および(XIII)のうち少なくとも1種の
オレフィンの重合した単位:
【化47】
【化48】
【化49】
【化50】
【化51】
【化52】 [これらの式中、R9、R10、R11、R12、R13、R14
およびR15は同一か、または異なり、水素原子、C1
30炭化水素基、たとえばC1−C8−アルキル基、C6
−C14−アリール基、C2−C20−アルケニル基または
8−C20−アリールアルケニル基であり、その際異な
る式中の同一基は異なる意味をもつことができ、式(I
X)および(X)においてR9およびR10は水素原子、
またはC1−C30炭化水素基、たとえばC1−C8−アル
キル基もしくはC6−C14−アリール基であり、式(V
III)において少なくとも1個の基R9、R10
11、R12、R13およびR14はアルケニル基であり、式
(XII)において少なくとも1個の基R9、R10、R
11およびR12はアルケニル基であり、mは0−10の数
であり、nおよびlはそれぞれ0−10の数であり、、
ただしn=l=0は適用されない]。
【0036】本発明方法に用いられる二重結合含有−シ
クロオレフィンコポリマーは、−78℃ないし200℃
の温度および0.01−64バールの圧力で、少なくと
も1種のメタロセン(好ましくは立体安定性(ster
eorigid)のもの)、ならびに少なくとも1種の
助触媒、好ましくはアルミノキサン、特に線状タイプに
ついては式(XX)のもの:
【化53】 および/または環状タイプについては式(XXI)のも
の:
【化54】 [式(XX)および(XXI)中のR22はC1−C20
化水素基、たとえばC1−C8−アルキル基、C6−C14
−アリール基、フェニルまたはベンジルであり、rは2
−50の整数である]を含む触媒系の存在下に製造する
ことができる。
【0037】ドイツ特許出願P 43 44 631.
0号明細書に記載される立体安定性メタロセンが好まし
く、これを特に本明細書に引用する。
【0038】式(XXII)のメタロセンも好ましい:
【化55】 式中のM1はチタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナ
ジウム、ニオブおよびタンタルの群から選ばれる金属、
好ましくはジルコニウムまたはハフニウムであり、R23
およびR24は同一か、または異なり、水素原子、C1
10−アルキル基、好ましくはC1−C3−アルキル基、
1−C10−アルコキシ基、好ましくはC1−C3−アル
コキシ基、C6−C10−アリール基、好ましくはC6−C
8−アリール基、C6−C10−アリールオキシ基、好まし
くはC6−C8−アリールオキシ基、C2−C10−アルケ
ニル基、好ましくはC2−C4−アルケニル基、C7−C
40−アリールアルキル基、好ましくはC7−C10−アリ
ールアルキル基、C7−C40−アルキルアリール基、好
ましくはC7−C12−アルキルアリール基、C8−C40
アリールアルケニル基、好ましくはC8−C12−アリー
ルアルケニル基、またはハロゲン原子、好ましくは塩素
であり、R25およびR26は同一か、または異なり、中心
原子M1と共にサンドイッチ構造を形成しうる単環式ま
たは多環式炭化水素基であり、R27は基R25およびR26
に結合する1員または多員の架橋であって、下記の基で
あり:
【化56】 [式中のR28、R29およびR30は同一か、または異な
り、水素原子、ハロゲン原子、好ましくは塩素、C1
10−アルキル基、好ましくはC1−C3−アルキル基、
特にメチル基、C1−C10−フルオロアルキル基、好ま
しくはCF3基、C6−C10−フルオロアリール基、好ま
しくはペンタフルオロフェニル基、C6−C10−アリー
ル基、好ましくはC6−C8−アリール基、C1−C10
アルコキシ基、好ましくはC1−C4−アルコキシ基、特
にメトキシ基、C2−C10−アルケニル基、好ましくは
2−C4−アルケニル基、C7−C40−アリールアルキ
ル基、好ましくはC7−C10−アリールアルキル基、C8
−C40−アリールアルケニル基、好ましくはC8−C12
−アリールアルケニル基、またはC7−C40−アルキル
アリール基、好ましくはC7−C12−アルキルアリール
基であるか、あるいはR28とR29またはR28とR30はそ
れらが結合している原子と一緒に環を形成する]、そし
てM2はケイ素、ゲルマニウムまたはスズ、好ましくは
ケイ素またはゲルマニウムである。
【0039】この種のメタロセンは欧州特許第0407
870号明細書に記載されており、これを特に本明細書
に引用する。
【0040】式(XXII)において、M1は好ましく
はジルコニウムまたはハフニウムである。R23およびR
24は同一か、または異なり、好ましくはC1−C10−ア
ルキル基、特にメチル基、またはハロゲン原子、特に塩
素である。R25およびR26は同一か、または異なり、好
ましくはシクロペンタジエニル、3−メチルシクロペン
タジエニル、インデニル、テトラヒドロインデニル、フ
ルオレニル、4,7−ジ−t−ブチルフルオレニルまた
はベンゾインデニルである。R27は、好ましくは=CR
2829、=SiR2829、=GeR2829、−O−、−
S−、=SO、=PR28または=P(O)R28であり、
これらにおいてR28およびR29は水素原子、C1−C10
−アルキル基またはC6−C10−アリール基である。
【0041】(η5−シクロペンタジエニル)ジメチル
(η5−4,5,6,7−テトラヒドロインデニル)Z
rCl2、またはジメチルシランジイルビス(1−イン
デニル)ZrCl2などのメタロセンが特に好ましい。
【0042】本発明により官能化COCを製造するため
には、環保持型重合(ring−retaining
polymerization)により製造された二重
結合含有COCを使用する;すなわち複分解重合により
得られたポリマーは本発明には用いられない。
【0043】本発明方法に関しては、二重結合含有CO
Cの官能化をポリマーの分子量低下なしに行いうること
が有利である。従ってこの方法で得られる官能化COC
の分子量分布は、ポリマー合成反応によって決定的に決
まる。さらに本発明の官能化COCは一定数の官能基を
保有し、これも重合反応に用いられるモノマー単位の量
によって広範に制御することができる。
【0044】二重結合含有COCをオゾン分解し、酸化
的仕上げ処理および/または還元的仕上げ処理すること
により得られる官能化COCは、プラスチック、アルミ
ニウム、鋼および亜鉛めっき鋼に対する卓越した付着性
によって優れている。このため本発明によるCOCは、
これらの支持体上に耐酸性および表面摩擦抵抗性の保護
塗膜を形成するための直接塗料組成物として特に適して
いる。それらの塗料組成物は、本発明によるシクロオレ
フィンコポリマー少なくとも1種、ならびに所望により
1種または2種以上の結合剤、一般的な塗料添加物、顔
料および/または充填剤を含む。
【0045】本発明によるCOCは、塗料技術分野で慣
用される、1成分または2成分型結合剤を含む塗料組成
物との良好な相溶性を備え、それらと均質に混合しうる
ので、たとえばこれらの塗料組成物を用いるプラスチッ
クの塗装のための付着促進剤としても適している。塗装
される工作物に塗布したのち、適宜な架橋剤により硬化
させることができる。こうして形成された薄膜は、高い
透明度、熱変形抵抗性および硬度、ならびに高い表面光
沢を備えている。さらにそれらは標準的塗膜より向上し
た耐酸性および高い表面摩擦抵抗性をもつ。
【0046】これに関して使用しうる結合剤は、たとえ
ば1成分または2成分型ポリウレタン系、エポキシ樹
脂、アルキド樹脂、メラミン樹脂、飽和または不飽和ポ
リエステル樹脂、アクリレート系(照射もしくは熱処理
により、または遊離基開始剤により架橋しうるもの)、
2成分型OH−官能性アクリレート−ポリウレタン系、
熱可塑性ポリアクリレート、たとえばポリメチルメタク
リレート、ニトロセルロース、ゴム用樹脂、またはポリ
アミド樹脂である。原則として、これらのうち2種以上
の結合剤を含有する結合剤混合物を用いることもでき
る。その使用が好ましい1成分または2成分型結合剤
は、ポリウレタン系またはポリアクリレート系である。
この種のポリアクリレート系は、未公開のドイツ特許出
願P 43 44 515およびP 43 44 51
6号明細書に記載されており、これらを特に本明細書に
引用する。官能化COCを付着促進剤として用いる場
合、それらは結合剤の重量に対して2−60重量%、好
ましくは15−40重量%の量で使用される。
【0047】塗料組成物は好ましくは溶液から処理さ
れ、使用しうる有機溶剤の例は酢酸ブチル、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸メトキシプロ
ピル、トルエン、キシレン、またはこれらの溶剤の混合
物である。さらにこれらの系は低溶剤または無溶剤型塗
料組成物、特に水性塗料組成物にも使用しうる。これに
関して、粉末塗装用における付着促進剤としてのそれら
の用途も考えられる。可能性のある塗料組成物に関する
好適な概説が“Organic Coatings,S
cience and Technology”,Vo
l.8(1986)中に見られる。
【0048】本発明を以下の実施例によってより詳細に
説明する。
【0049】
【実施例】
定義: イータ=溶液粘度(DIN 53728に従って、デカ
リン中135℃で測定)dl/g、 Mw=重量平均分子量、g/mol Mw/Mn=多分散度、ゲル透過クロマトグラフィーによ
り測定(o−ジクロロベンゼン、135℃、ポリスチレ
ン基準) 当量(EW)=ポリマーg/官能基mol(滴定により
測定) IN=ヨウ素価(ヨウ素g/ポリマー100g) AN=酸価(KOHmg/ポリマーg) 実施例1は出発化合物の製造につき記載する。 実施例1 撹拌機付きの清浄な乾燥した1.5dm3の重合反応器
を窒素、次いでエチレンでフラッシし、トルエン中の8
5%濃度ノルボルネン溶液0.6dm3を充填した。6
0mlの5−ビニル−2−ノルボルネンを添加した。エ
チレン圧力を6バール(ゲージ)に調整した。180c
3の水素を同様に添加し、温度を70℃に調整した。
12mgのジフェニルメチレン(シクロペンタジエニ
ル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロリドを、
トルエン中のメチルアルミノキサン溶液(凝固点降下測
定法による分子量1300g/molのメチルアルミノ
キサン10重量%)20cm3に溶解し、次いでこの溶
液を反応器に計量装入した。その後の注入によりエチレ
ン圧を6バールに維持した。1時間の重合時間後に反応
器内容物を容器へ流出させ、5cm3のイソプロパノー
ルを添加した。
【0050】10gのセライト(Celite、登録商
標)545(LuV、ハンブルグ)および5cm3の水
を溶液に添加し、これを60℃で30分間撹拌した。2
lの加圧吸引フィルターのフィルターメッシュ上に、
0.5dm3のトルエンに懸濁した10gのセライトか
らなるフィルターケークを蓄積させた。ポリマー溶液を
この加圧吸引フィルターにより、窒素圧約1バールに調
整して濾過した。透明な溶液をディスペンサー(コット
ホフより)により5dm3のアセトンに導入した。固体
を濾過により分離し、アセトン中に2回分散させ、次い
で100℃で減圧下に(0.2バール)15時間乾燥さ
せた。80gのポリマーが得られ、これは50モル%の
エチレン反復単位、45モル%のノルボルネン反復単
位、および5モル%のビニルノルボルネン反復単位を含
有していた。ガラス転移温度は153℃、イータは0.
52dl/g(DIN 53728)であった。Mw
38000g/molおよびMw/Mn=2.8。ヨウ素
価15が認められた(EW=1690g/C=Cのmo
l)。
【0051】実施例2は官能化COCの製造につき記載
する。 実施例2 実施例1で得たCOCの110g(65mmol)を、
500mlのクロロホルムおよび50mlのメタノール
の混合物に溶解した。この溶液を−7ないし−10℃の
温度に冷却した。この温度はその後のオゾン通気中も維
持された。流量100リットル/時、およびオゾン49
−61g/酸素m3のオゾン濃度で、COCの二重結合
含量と当モル量のオゾンを導入した。オゾンはオゾン発
生装置(モデル503、ボン、メッケンハイムのフィッ
シャーより、およびオゾンメーター、オゾントロン(O
zontron)23、同一業者より)を用いて乾燥空
気または酸素中に生成させた。通気終了後にさらに85
mlのメタノールを−5℃で、次いで43mlの過酢酸
を0℃で添加した。次いで温度を徐々に50℃に上昇さ
せた。反応溶液をこの温度で2時間撹拌した。次いでそ
れを冷却し、200mlの水で洗浄し、100mlの水
と共に1時間、加熱還流した。水相を分離除去し、有機
相を100mlの水で洗浄した。カルボキシ官能化CO
Cが、アセトンによる沈殿、次いで真空中で緩和な温度
における乾燥により単離された。 生成物重量:80g;ヨウ素価:15;酸価:33。
【0052】製造された官能化COCの付着性試験 実施例4−6で得たポリマー10gをそれぞれの場合1
00mlのトルエンに80℃で溶解し、それらの溶液を
ガラス板、鋼板またはポリプロピレン板にそれぞれナイ
フ塗布した。これらの板をまず室温で空気循環式乾燥炉
内において4時間、次いで80℃で真空乾燥炉内におい
て24時間、乾燥させた。
【0053】各種の支持体に対するこれらの塗膜の付着
性を評価するために、下記の定性試験を行った: a:フィンガーネイル試験:指の爪による塗膜の機械的
剥離試験 b:テサ−フィルム(Tesa−Film、登録商標)
試験:貼着しておいたテサ−フィルム片を急に取り去る
ことによる塗膜の機械的剥離試験(スコッチテープ試
験) c:クロスハッチ試験:塗膜を鋭利なナイフで十文字形
に多数回切り込む。次いで得られた格子上に貼着してお
いたテサ−フィルム片を急に取り去ることにより、塗膜
を機械的剥離につき試験する。
【0054】これらの試験の結果を表1にまとめる。未
改質COCについての結果をも示す。
【0055】
【表1】 略語一覧:下記の略語を用いた: 実施例1で得たポリマー=COCI 実施例2で得たポリマー=COCII ++ = 極めて良好な付着。塗膜は損傷なしにその試
験法に耐える −− = 極めて貧弱な付着。塗膜はその試験法により
一部が破壊される 使用したポリプロピレン板は市販のEPDM−改質ポリ
プロピレン板(ヘキスト・アクチェンゲゼルシャフトよ
り)、寸法200×50mmであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ユルゲン・クルペ ドイツ連邦共和国デー−65929 フランク フルト,インゼルスベルクシュトラーセ 13 (72)発明者 ヴィリー・クロイダー ドイツ連邦共和国デー−55126 マインツ, ゼルトリウスリング 13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶液粘度(イータ)>0.25dl/g
    (DIN 53728に従って、デカリン中135℃で
    測定)を有し、(A)少なくとも1種の環式オレフィン
    および(B)所望により1種または2種以上の非環式オ
    レフィンの重合した単位を含み、その際(C)下記の少
    なくとも1種の官能化構造単位を含む重合した単位が含
    有され: a)環式オレフィンから誘導され、該環式オレフィンの
    環原子に直接に結合した少なくとも1個の異種原子を含
    有するもの、または b)環式もしくは非環式オレフィンから誘導され、両方
    が同一炭素原子に結合した2個の異種原子を含む少なく
    とも1個の原子団を含有するもの、または c)環式もしくは非環式オレフィンから誘導され、少な
    くとも1個のアルデヒド基を含有するもの、または d)環式もしくは非環式オレフィンから誘導され、窒素
    原子が二重結合により炭素原子に結合した少なくとも1
    個の原子団を含有するもの;その際、官能化構造単位が
    環式オレフィンから誘導されたものである場合にはこの
    官能化環式構造単位の互いに隣接するちょうど2個の炭
    素原子が主ポリマー鎖に取り込まれているシクロオレフ
    ィンコポリマー。
  2. 【請求項2】 シクロオレフィンコポリマーの全質量に
    対して0.1−99.89重量%の(A)少なくとも1
    種の環式オレフィンの重合した単位、シクロオレフィン
    コポリマーの全質量に対して0−80重量%の(B)少
    なくとも1種の非環式オレフィンの重合した単位、およ
    びシクロオレフィンコポリマーの全質量に対して0.0
    1−50重量%の(C)少なくとも1種の官能化構造単
    位を含有する重合した単位を含む、請求項1に記載のシ
    クロオレフィンコポリマー。
  3. 【請求項3】 重合した単位(A)が式(I)、(I
    I)、(III)、(IV)、(V)、(VI)または
    (VII)のうち少なくとも1種の化合物から誘導され
    た、請求項1または2に記載のシクロオレフィンコポリ
    マー: 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 【化7】 (これらの式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7
    およびR8は同一か、または異なり、水素原子、または
    1−C30炭化水素基、たとえばC1−C8−アルキル基
    もしくはC6−C14−アリール基であり、その際異なる
    式中の同一基は異なる意味をもつことができ、nは2−
    10の数である)。
  4. 【請求項4】 重合した単位(B)が炭素原子2−20
    個のα−オレフィンから誘導された、請求項1−3のい
    ずれか1項に記載のシクロオレフィンコポリマー。
  5. 【請求項5】 重合した単位(C)が式(XIV)、
    (XV)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)
    または(XIX)のうち少なくとも1種の化合物から誘
    導された、請求項1−4のいずれか1項に記載のシクロ
    オレフィンコポリマー: 【化8】 【化9】 【化10】 【化11】 【化12】 【化13】 [これらの式中、R22はカルボニル基、ヒドロキシイミ
    ノメチル基、ヒドラゾノメチル基またはセミカルバゾノ
    メチル基であり、R16、R17、R18、R19、R20および
    21は同一か、または異なり、異なる式中の同一基は異
    なる意味をもつことができ、水素、C1−C30炭化水素
    基、第一、第二もしくは第三アミノ基、置換もしくは非
    置換アンモニウム基、ヒドロキシル基、アルキルオキシ
    基、アリールオキシ基、アルアルキルオキシ基、または
    基−(X)p−Y{ここでXは分枝もしくは非分枝C2
    20−アルキレン基、または分枝もしくは非分枝C8
    20−アリールアルキレン基であり、p=0または1で
    あり、Yはカルボキシ基、アルキルオキシカルボニル
    基、カルバモイル基、モノ−もしくはビスアルキルカル
    バモイル基、クロロホルミル基、アシルオキシカルボニ
    ル基、チオカルボキシ基、アルキルチオカルボニル基、
    ホルミル基、アルキルホルミル基、ヒドロキシビス(ア
    ルキルオキシ)メチル基、トリス(アルキルオキシ)メ
    チル基、ヒドロキシイミノメチル基、ヒドラゾノメチル
    基またはセミカルバゾノメチル基である}であり、ただ
    し式(XIV)および(XVIII)においては少なく
    とも1個の基R16、R17、R18、R19、R20またはR21
    が、式(XV)、(XVI)および(XIX)において
    は少なくとも2個の基R16、R17、R18、R19、R20
    たはR21が、式(XVII)においては基R16、R17
    18、R19、R20またはR21の0個が、基−(X)p
    Y、第一、第二もしくは第三アミノ基、置換もしくは非
    置換アンモニウム基、ヒドロキシル基、アルキルオキシ
    基、アリールオキシ基またはアルアルキルオキシ基であ
    り、その際式(XV)および(XVI)においてR20
    たはR21が基−(X)p−Yである場合にはpは0であ
    り、式(XIX)においてR20およびR21は水素または
    1−C30炭化水素基ではない]。
  6. 【請求項6】 重合した単位(C)が式(XIV)−
    (XIX)の化合物から誘導され、それらの式中のR22
    がカルボニル基であり、R16、R17、R18、R19、R20
    およびR21が同一か、または異なり、異なる式中の同一
    基は異なる意味をもつことができ、第一、第二もしくは
    第三アミノ基、ヒドロキシル基、または基−(X)p
    Y{ここでXは分枝もしくは非分枝C2−C20−アルキ
    レン基、または分枝もしくは非分枝C8−C20−アリー
    ルアルキレン基であり、p=0または1であり、Yはカ
    ルボキシ基またはホルミル基である}であり、ただし式
    (XIV)および(XVIII)においては少なくとも
    1個の基R16、R17、R18、R19、R20またはR21が、
    式(XV)、(XVI)および(XIX)においては少
    なくとも2個の基R16、R17、R18、R19、R20または
    21が、式(XVII)においては0個の基R16
    17、R18、R19、R20またはR21が第一、第二もしく
    は第三アミノ基、ヒドロキシル基または基−(X)p
    Yであり、式(XV)および(XVI)においてR20
    たはR21が基−(X)p−Yである場合にはpは0であ
    る、請求項1−5のいずれか1項に記載のシクロオレフ
    ィンコポリマー。
  7. 【請求項7】 溶液粘度(イータ)>0.25dl/g
    (DIN 53728に従って、デカリン中135℃で
    測定)を有し、(A)少なくとも1種の環式オレフィン
    および(B)所望により1種または2種以上の非環式オ
    レフィンの重合した単位を含み、その際(C)下記の少
    なくとも1種の官能化構造単位を含む重合した単位が含
    有され: a)環式オレフィンから誘導され、該環式オレフィンの
    環原子に直接に結合した少なくとも1個の異種原子を含
    有するもの、または b)環式または非環式オレフィンから誘導され、両方が
    同一炭素原子に結合した2個の異種原子を含有する少な
    くとも1個の原子基を含有するもの、または c)環式または非環式オレフィンから誘導され、少なく
    とも1個のアルデヒド基を含有するもの、または d)環式または非環式オレフィンから誘導され、窒素原
    子が二重結合により炭素原子に結合した少なくとも1個
    の原子基を含有するもの、その際官能化構造単位が環式
    オレフィンから誘導されたものである場合、この官能化
    環式構造単位の互いに隣接するちょうど2個の炭素原子
    が主ポリマー鎖に取り込まれているシクロオレフィンコ
    ポリマーの製造方法であって、二重結合を含有するシク
    ロオレフィンコポリマーを不活性溶剤中でオゾンと反応
    させることを含む方法。
  8. 【請求項8】 二重結合を含有するシクロオレフィンコ
    ポリマーが下記を含む、請求項7に記載の方法:0.1
    −99.9重量%の式(I)、(II)、(III)、
    (IV)、(V)、(VI)または(VII)のシクロ
    オレフィンの重合した単位: 【化14】 【化15】 【化16】 【化17】 【化18】 【化19】 【化20】 シクロオレフィンコポリマーの全質量に対して0−80
    重量%の少なくとも1種の非環式モノオレフィンの重合
    した単位、およびシクロオレフィンコポリマーの全質量
    に対して0.1−99.9重量%の、少なくとも1個の
    二重結合を含む、少なくとも1種のオレフィン、好まし
    くは式(VIII)、(IX)、(X)、(XI)、
    (XII)および(XIII)のうち少なくとも1種の
    オレフィンの重合した単位: 【化21】 【化22】 【化23】 【化24】 【化25】 【化26】
  9. 【請求項9】 請求項1−6のいずれか1項に記載の少
    なくとも1種のシクロオレフィンコポリマー、ならびに
    所望により1種または2種以上の結合剤、一般的な塗料
    添加物、顔料および/または充填剤を含む塗料。
  10. 【請求項10】 請求項1−6のいずれか1項に記載の
    少なくとも1種のシクロオレフィンコポリマーを含む付
    着促進剤。
JP7209976A 1994-07-26 1995-07-26 シクロオレフィンコポリマーおよびそれらの製造方法 Pending JPH08183817A (ja)

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