JPH08182814A - 回転軸を備えたソレノイド - Google Patents
回転軸を備えたソレノイドInfo
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- JPH08182814A JPH08182814A JP33751494A JP33751494A JPH08182814A JP H08182814 A JPH08182814 A JP H08182814A JP 33751494 A JP33751494 A JP 33751494A JP 33751494 A JP33751494 A JP 33751494A JP H08182814 A JPH08182814 A JP H08182814A
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Abstract
ンダの直線運動を利用してその内部に挿通する回転軸を
回転させるようにしたソレノイドを提供する。 【構成】 磁性体によって形成されるコア8と、コア8
内に固定され外周面にコイル9を巻装してなる円筒形の
コイルボビン10と、コイルボビン10内に摺動自由に
収められる磁性体からなるシリンダ11と、シリンダ1
1内に回転自由に挿通される非磁性体からなる回転軸1
2と、コア8とシリンダ11間に縮設される復元用バネ
14とから構成されるソレノイドであって、上記シリン
ダ11は外周面に突設する回転止め15をコイルボビン
10の内周面に筒方向に形成するガイド溝16に滑合さ
せる一方、内周面に設ける滑合突起17を前記回転軸1
2の周面に形成する螺旋条溝18に滑合させる。
Description
返すことによって回転軸を交互に正逆回転させられるよ
うにした回転軸を備えてなるソレノイドに関する。
用されているが、本発明は電磁力を用いて円筒形シリン
ダを吸着し、或いは解放することによって直線的摺動運
動するのを利用して回転軸を正逆回転させるようにした
回転駆動手段たるソレノイドに係り、特に本発明は遊技
具、例えばパチンコ機内に装備される入賞装置の駆動力
等、主として小型の駆動源として有効に利用される駆動
手段を提供することにある。
ためにはプランジャを備えたソレノイドが広く使用され
ている。この内入賞装置の飛入口を開閉する回転翼等扉
を作動させる駆動源としてはソレノイドが最も広く使用
されている。特に、回転翼の場合は開閉動が正逆運動と
なり、またこの運動が時間の設定により間欠的に作動す
るよう求められることからソレノイドは最も都合のよい
駆動源となっている。
に直線運動させるものであるため回転翼を回転させるた
めにはクランク機構等運動交換の手段を介入させる必要
があり、またそのための設置空間が必要となる。周知の
様にパチンコ機における入賞装置は設置のための領域が
限られており、この中により効果的な、遊技者の目を楽
しませる動きのある装置を組入れるには上記領域を最大
限活用した入賞装置であることが求められる。従ってク
ランク機構等の組入れによって空間が狭められることは
装置の計設を制限することにもなり、その改善は強く求
められるところとなっている。
請に基づき開発されたもので、ソレノイドの利点を活用
しながら回転運動に変換するクランク機構等の手段を除
いて全体を小型化し、これによって駆動力を供給する入
賞装置等の本体部分の設計をその分だけ自由に出来るよ
うにした回転軸を備えたソレノイドを提供することにあ
る。
はソレノイドのプランジャの直線的運動をクランク機構
等を介して回転軸に回転運動として伝え回転翼を作動さ
せるものとしているが、ソレノイド本体の組付けとクラ
ンク機構の組付けは一般に入賞装置の構造からその後部
になることが多く、そのため装置前面の回転翼に伝える
回転軸が装置の前後に亘り、これが入賞装置の大きさ
に、また形状に制約を加えるものとなっている。本発明
はこの様な従来の問題点に鑑みて小型化し、組付け空間
の制約を小さくした回転軸を備えたソレノイドを提供す
ることにある。
ボビン内に摺動自由に収められるプランジャに代えて磁
力によって摺動するシリンダと、該シリンダ内に回転自
由に収容される回転軸とを備え、コイルボビン内におい
て直線的に摺動するシリンダの運動を回転軸周面に形成
する螺旋条溝に滑合する突起を介して該回転軸の回転運
動に変換するようにした回転軸を備えてなるソレノイド
を提供しようとするものである。
って形成されるコアと、コア内に固定され外周面にコイ
ルを巻装してなる円筒形のコイルボビンと、コイルボビ
ン内に摺動自由に収められる磁性体からなるシリンダ
と、シリンダ内に回転自由に挿通される非磁性体からな
る回転軸と、コアとシリンダ間に縮設される復元用のバ
ネとからなり、上記シリンダは外周面に突設する回転止
めをコイルボビン内周面に筒方向に形成するガイド溝に
滑合させると共に、内周面に設ける滑合突起を前記回転
軸の周面に形成する螺旋条溝に滑合させ、常には前記バ
ネの付勢で上記シリンダを前進位置に押圧して通電励磁
時には上記バネに抗して後退位置に吸着移動させ、該前
進,後退位置間を往復移動させることに伴わせて前記回
転軸を正逆交互に回転させるようにしてなることを特徴
としたソレノイドを提供することにある。
態にあるとき復元バネの付勢によってシリンダを前進位
置におき、その内周面の滑合突起を回転軸の螺旋条溝に
滑合させた状態におかれる。次に通電によってコイルを
励磁したとき上記シリンダをバネに抗して吸収し、後退
位置に直線的ガイド溝に誘導させながら移動させ、この
間滑合突起を螺旋条溝に通すことからこの螺旋条溝に沿
って移動に伴い回転軸を回転することになる。この回転
軸の回転はシリンダが後退位置に達することによって停
止し、励磁状態が維持される間停止状態を続けることに
なる。そして次に、失磁するとバネの付勢で上記シリン
ダが前進位置に戻されるため回転軸は逆回転して復帰す
る。この一連の作動によって回転軸は正,逆回転するこ
とになる。次に、本発明を更に明らかにするため、図示
する実施例について詳述することにする。
コ機の入賞装置に備える回転翼の駆動手段として利用し
た場合につき示したもので、図1は使用状態を示す入賞
装置の正面図、図2は側面図、図3は一部を断面とした
要部の拡大縦断側面図、図4は図3のA−A線に沿った
断面図である。図面の符号1は入賞装置、2はこの入賞
装置をパチンコ機の遊技板に固定するための取付基板、
3は取付基板の中央部に開設する窓4を通してその背後
に設ける入賞室5に打球を誘導する飛入口を示し、6は
この飛入口を開閉する回転翼、7は回転翼を開閉動させ
るため取付基板2の背面に備えた本発明に係るソレノイ
ドである。
のコア内に収められ外周面にコイル9を巻装してなる円
筒形のコイルボビン10と、コイルボビン内に筒方向に
摺動自由に収められる磁性体からなる円筒形のシリンダ
11と、シリンダ内に回転自由に挿通される非磁性体か
らなる回転軸12と、前記コア8の後端部13とシリン
ダ11との間に縮設される押圧バネ14とから構成され
る。上記シリンダ11は外周面に突設する回転止め15
をコイルボビン10の内周面に筒の長さ方向に沿って形
成するガイド溝16に滑合させて前後方向に摺動するよ
うに収められている。
を隆設し、内部に挿通される回転軸12の外周面に形成
する螺旋条溝18に滑合させてある。回転軸12は一端
の軸19aをコアの後端部13に軸承させ、他端から延
設する延長軸部19bをコアの前端部20に設ける軸受
孔を貫いて外部に突出させ、回転自由に支持してあり、
外周面の螺旋条溝18は長さ方向に螺旋状をなして略半
周に亘り形成してある。
ネ14の付勢によって前方に押圧され、ガイド溝16の
前端に回転止め15を当接させた前進位置で止められ
る。そして、コイル9に通電して励磁したときバネ14
を圧縮してコアの後端部側に吸収され後退位置に移動す
る。シリンダ11は回転止め15をコイルボビン10の
ガイド溝16に滑合させて案内されるもので前後方向に
直線的に移動することになる。そして、この移動に伴っ
てその内周面に設ける滑合突起17を回転軸12の螺旋
条溝18内を走らせ、この走行によって回転軸12をコ
イルボビン内で強制的に回転させることになる。
13に接近した後退位置に止まり、失磁と共にバネ14
の押圧によって前進し、この前進移動に伴って滑合突起
17を螺旋条溝18内を滑らせて回転軸12を逆回転さ
せることになり、再び原状の前進位置に戻ることにな
る。
部20に沿って設ける取付板21を入賞装置1の取付基
板2の背面に設ける取付台22に添わせ、止めネジ23
によって固定される。この取付けに伴わせて前方に突き
出す延長軸部19bを取付基板に開設する透孔24を通
して前面に突出させる。そして、この延長軸部19bに
前記飛入口3を閉じる回転翼6を軸着し固定する。尚、
図中の符号25は取付台22に突設したガイドピンで、
取付板21を添わせるとき、これに穿つ透孔を嵌め付け
て位置決めしたのちネジ23を締め付けることになる。
た閉塞姿勢(右方の実線で示す回転翼)と水平方向に転
倒する解放姿勢(左方の実線で示す回転翼)の間を開閉
動するもので、この翼の回動範囲は前記シリンダ11の
移動範囲とこれの滑合突起17が滑合する螺旋条溝18
の誘導範囲によって定められる。即ち、図示の回転翼6
の回動範囲は略60°になっているが、この範囲はシリ
ンダ11が前進位置から後退位置に移動する間に螺旋条
溝18に沿って回転軸12の周面の6分の1周を移動す
ることである。従って、回転翼6を90°回転させるた
めにはシリンダ11が前進位置から後退位置に移動する
間に螺旋条溝18に誘導されて回転軸12の周面が4分
の1回転すればよいことになる。
内部に収める回転軸12の延長軸部19bを介して直接
回転翼6に直結されこれを回転することになる。尚、こ
こにおいて回転翼6の回転範囲は螺旋条溝8の螺旋ピッ
チとこれに滑合するシリンダ11の移動範囲、即ち移動
距離によって決定される。従って、この両者の選択によ
って回転軸12の回転量が決まり、回転翼6の回転範囲
が決定されることになる。
装置1は常態にあるとき、失磁させてシリンダ11を前
進位置におき、回転翼6を起立した状態に保持して飛入
口3を閉じることになる。そして、開放の指令を受けた
とき、例えば起動入賞ポケットに打球が飛入して検出ス
イッチを作動させ開放指令を発したとき、ソレノイドを
励磁してシリンダ11を吸着し後退位置に移動させる。
これに伴わせて回転軸12を回転させて回転翼6を転倒
させ飛入口3を開放することになる。
或いは予定数の入賞球を検出する間継続され、その条件
の完了ののち電源回路を開放して失磁し、バネ14の付
勢でシリンダ11が前進位置に復帰するのに伴って起立
した閉塞姿勢へと戻されることになる。
口3を開閉する回転翼6の駆動源として利用した例につ
き説明したが、回転軸の正逆回転が求められる場合、例
えば玩具類の動力源などに利用すると都合がよい。
ソレノイドの吸着力によって直線的に移動されるシリン
ダの運動を、回転軸の螺旋条溝によって回転運動に直接
変換する構成としたことから運動変換のためのその他の
機構が不要となり、この結果ソレノイドに付随した諸種
の部品が外されることになるため装置を小型化すること
ができる。また、これに伴って部品相互間の連結が不要
になることから製造が容易になると同時に、敏速な動力
伝達が行え、しかも部品間の摩擦、衝突も減少すること
から異音の発生等も未然に解消される利点がある。
使用状態の正面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 磁性体によって形成されるコアと、コア
内に固定され外周面にコイルを巻装してなる円筒形のコ
イルボビンと、コイルボビン内に摺動自由に収められる
磁性体からなるシリンダと、シリンダ内に回転自由に挿
通される非磁性体からなる回転軸と、コアとシリンダ間
に縮設される復元用のバネとからなり、上記シリンダは
外周面に突設する回転止めをコイルボビン内周面に筒方
向に形成するガイド溝に滑合させる一方、内周面に設け
る滑合突起を前記回転軸の周面に形成する螺旋条溝に滑
合させ、常には前記バネの付勢で上記シリンダを前進位
置に押圧して通電励磁時に上記バネに抗して後退位置に
吸着移動させ、該前進,後退位置間を往復移動させるこ
とに伴わせて前記回転軸を正逆交互に回転させるように
してなることを特徴としたソレノイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33751494A JP3749738B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 回転軸を備えたソレノイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33751494A JP3749738B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 回転軸を備えたソレノイド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08182814A true JPH08182814A (ja) | 1996-07-16 |
JP3749738B2 JP3749738B2 (ja) | 2006-03-01 |
Family
ID=18309378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33751494A Expired - Fee Related JP3749738B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 回転軸を備えたソレノイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3749738B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007244573A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Daikoku Denki Co Ltd | 遊技機用の部材駆動装置および遊技機 |
JP2015213678A (ja) * | 2014-05-13 | 2015-12-03 | 日本ぱちんこ部品株式会社 | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 |
JP2016022207A (ja) * | 2014-07-22 | 2016-02-08 | 日本ぱちんこ部品株式会社 | 可変入賞装置及びこれを用いた遊技機 |
CN115179648A (zh) * | 2022-07-08 | 2022-10-14 | 海啊科技股份有限公司 | 一种汽车椅套加工用印图装置 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP33751494A patent/JP3749738B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN115179648A (zh) * | 2022-07-08 | 2022-10-14 | 海啊科技股份有限公司 | 一种汽车椅套加工用印图装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3749738B2 (ja) | 2006-03-01 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050823 |
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A521 | Written amendment |
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