JPH08182498A - 光学活性化合物の製造法 - Google Patents
光学活性化合物の製造法Info
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- JPH08182498A JPH08182498A JP34094194A JP34094194A JPH08182498A JP H08182498 A JPH08182498 A JP H08182498A JP 34094194 A JP34094194 A JP 34094194A JP 34094194 A JP34094194 A JP 34094194A JP H08182498 A JPH08182498 A JP H08182498A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れた香料素材等に用いることができる光学
活性ラクトンやその原料を安価に製造することにある。 【構成】 ラセミ体ラクトン類に、アルコール中にて、
酵素エステラーゼを作用させアルコーリシスを行わせる
ことにより、光学活性ヒドロキシカルボン酸エステルを
製造するとともに、未反応ラクトン部を分離することに
より、反応したラクトン類と対掌の光学活性ラクトン類
を製造する。
活性ラクトンやその原料を安価に製造することにある。 【構成】 ラセミ体ラクトン類に、アルコール中にて、
酵素エステラーゼを作用させアルコーリシスを行わせる
ことにより、光学活性ヒドロキシカルボン酸エステルを
製造するとともに、未反応ラクトン部を分離することに
より、反応したラクトン類と対掌の光学活性ラクトン類
を製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学活性化合物の製造法
に関し、特にラセミ体ラクトン類から光学活性ラクトン
類の製造原料となる光学活性ヒドロキシカルボン酸エス
テルを製造するとともに、未反応ラクトン部を分離する
ことにより、反応したラクトン類と対掌の光学活性をも
つラクトン類を製造する方法に関するものである。
に関し、特にラセミ体ラクトン類から光学活性ラクトン
類の製造原料となる光学活性ヒドロキシカルボン酸エス
テルを製造するとともに、未反応ラクトン部を分離する
ことにより、反応したラクトン類と対掌の光学活性をも
つラクトン類を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】合成ラクトン類はその特長的
な香気から食品、香粧品を含む多くの分野で使用されて
いるが、それらのほとんどすべてはラセミ体である。し
かし近年分析技術が進歩して、天然に存在するラクトン
類は一方の光学活性体にかたよっていること(例えば
J.Chromatograph.498巻396頁1
990年に記載例)、また光学活性ラクトンは対掌物間
で香気が異なること(例えばZ.Lebensm Un
ters Forsch.187巻40頁1988年に
記載例)などが確認され、光学活性ラクトンに対する市
場の要望は高まりつつある。しかし、天然物からこれを
分離することは、存在量が少ないこともあって、経済的
実用性が近く、より安価な光学活性ラクトンの製造法の
開発が望まれ研究されてきた。
な香気から食品、香粧品を含む多くの分野で使用されて
いるが、それらのほとんどすべてはラセミ体である。し
かし近年分析技術が進歩して、天然に存在するラクトン
類は一方の光学活性体にかたよっていること(例えば
J.Chromatograph.498巻396頁1
990年に記載例)、また光学活性ラクトンは対掌物間
で香気が異なること(例えばZ.Lebensm Un
ters Forsch.187巻40頁1988年に
記載例)などが確認され、光学活性ラクトンに対する市
場の要望は高まりつつある。しかし、天然物からこれを
分離することは、存在量が少ないこともあって、経済的
実用性が近く、より安価な光学活性ラクトンの製造法の
開発が望まれ研究されてきた。
【0003】従来の光学活性ラクトンの製造法として
は、化学合成による方法、微生物を用いる方法および酵
素を用いる方法が提案されている。
は、化学合成による方法、微生物を用いる方法および酵
素を用いる方法が提案されている。
【0004】酵素を用いる光学活性ラクトン類の製造法
として提案されているものの第1は、非水系溶媒中でラ
セミ体ヒドロキシカルボン酸エステルにエステラーゼ
(リパーゼ)を作用させてエステル分解するとともに環
化させて光学活性ラクトンを製造する方法(Tetra
hedron Lett.28巻5367頁1987
年、Agr.Biol.Chem.54巻1579頁1
990年)であるが、基質となるヒドロキシカルボン酸
エステルが高価である等の問題点がある。
として提案されているものの第1は、非水系溶媒中でラ
セミ体ヒドロキシカルボン酸エステルにエステラーゼ
(リパーゼ)を作用させてエステル分解するとともに環
化させて光学活性ラクトンを製造する方法(Tetra
hedron Lett.28巻5367頁1987
年、Agr.Biol.Chem.54巻1579頁1
990年)であるが、基質となるヒドロキシカルボン酸
エステルが高価である等の問題点がある。
【0005】一方ラセミ体ラクトンに水系溶媒中で動物
起源のエステラーゼ(Tetrahedron Let
t.29巻1915頁1988年)または微生物起源の
リパーゼ(特開平6−319589)を作用させて光学
活性ラクトンを製造する方法が報告されているが、反応
に時間がかかること、収率が悪いこと、生成物の精製に
手間がかかることなどの問題点がある。
起源のエステラーゼ(Tetrahedron Let
t.29巻1915頁1988年)または微生物起源の
リパーゼ(特開平6−319589)を作用させて光学
活性ラクトンを製造する方法が報告されているが、反応
に時間がかかること、収率が悪いこと、生成物の精製に
手間がかかることなどの問題点がある。
【0006】本発明の目的は上記した従来技術の問題点
を解決することにあり、特にラセミ体ラクトンを簡単な
操作上より短時間に効率よく純度の高い光学活性化合物
に分割する方法を提供することにある。
を解決することにあり、特にラセミ体ラクトンを簡単な
操作上より短時間に効率よく純度の高い光学活性化合物
に分割する方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するため鋭意検討した結果、ラセミ体ラクトンを原料
とし、ラクトンのアルコーリシスの基質であるアルコー
ルを好ましくは反応媒体としても用い、この中でエステ
ラーゼを作用させると、一方の光学活性ラクトンのみを
アルコーリシスにより効率よくエステル化させることが
できるという事実を見出し、効果の顕著な本発明に到達
した。
決するため鋭意検討した結果、ラセミ体ラクトンを原料
とし、ラクトンのアルコーリシスの基質であるアルコー
ルを好ましくは反応媒体としても用い、この中でエステ
ラーゼを作用させると、一方の光学活性ラクトンのみを
アルコーリシスにより効率よくエステル化させることが
できるという事実を見出し、効果の顕著な本発明に到達
した。
【0008】即ち本発明はラセミ体ラクトンを酵素エス
テラーゼを触媒とし炭素数3以上のアルコールを用いて
アルコーリシスすることを特徴とする光学活性ヒドロキ
シカルボン酸エステルの製造法である。
テラーゼを触媒とし炭素数3以上のアルコールを用いて
アルコーリシスすることを特徴とする光学活性ヒドロキ
シカルボン酸エステルの製造法である。
【0009】本発明方法に従い、アルコーリシス反応の
後未反応で残存するラクトンを単離することにより光学
活性度の高いラクトンをも製造することができる。
後未反応で残存するラクトンを単離することにより光学
活性度の高いラクトンをも製造することができる。
【0010】本発明方法で得られる光学活性ヒドロキシ
カルボン酸エステルは香料素材等として有用な光学活性
ラクトンの原料として用いられる。
カルボン酸エステルは香料素材等として有用な光学活性
ラクトンの原料として用いられる。
【0011】本発明方法を反応式で示すと次のとおりで
ある。
ある。
【0012】
【化2】
【0013】式中★は光学活性部位を示し、nは2以上
の整数を示し、Rは炭化水素基を示し、R’は炭素数3
以上のアルコール残基を示す。
の整数を示し、Rは炭化水素基を示し、R’は炭素数3
以上のアルコール残基を示す。
【0014】本発明で用いるラセミ体ラクトンは光学分
別に供しうるラセミ体ラクトンであれは本質的にはいず
れでもよいが、前記一般式においてnが2〜4の整数、
Rが炭素数3〜12のアルキル基又はアルケニル基であ
るラセミ体ラクトンが好ましく用いられる。
別に供しうるラセミ体ラクトンであれは本質的にはいず
れでもよいが、前記一般式においてnが2〜4の整数、
Rが炭素数3〜12のアルキル基又はアルケニル基であ
るラセミ体ラクトンが好ましく用いられる。
【0015】本発明で用いるアルコールとしては炭素数
3以上の1級又は2級アルコール、特に炭素数4〜18
の中、長鎖1級又は2級アルコールが好ましく、直鎖状
アルコールが好ましい。アルコールはアルコーリシスの
基質としてだけでなく反応媒体としての機能ももたせる
ため大過剰に用いることが好ましい。その量はラセミ体
ラクトンがアルコールに溶解する範囲内であることが好
ましく、ラセミ体ラクトンに対し10倍量以上であるこ
とが特に好ましい。他の溶媒も共存させうるが、好まし
くは反応媒体の実質上全部ないし主要部はアルコールで
あるべきである。また水分もできるだけ共存させないこ
とが望ましい。勿論酵素が通常含む程度の水分の存在は
特段の悪影響は及ぼさない。
3以上の1級又は2級アルコール、特に炭素数4〜18
の中、長鎖1級又は2級アルコールが好ましく、直鎖状
アルコールが好ましい。アルコールはアルコーリシスの
基質としてだけでなく反応媒体としての機能ももたせる
ため大過剰に用いることが好ましい。その量はラセミ体
ラクトンがアルコールに溶解する範囲内であることが好
ましく、ラセミ体ラクトンに対し10倍量以上であるこ
とが特に好ましい。他の溶媒も共存させうるが、好まし
くは反応媒体の実質上全部ないし主要部はアルコールで
あるべきである。また水分もできるだけ共存させないこ
とが望ましい。勿論酵素が通常含む程度の水分の存在は
特段の悪影響は及ぼさない。
【0016】本発明に用いるエステラーゼとしてはラク
トンに対する光学識別能を有する従来周知の適宜のエス
テラーゼを用いうる。特に好ましいエステラーゼはリパ
ーゼである。エステラーゼ特にリパーゼは有機溶媒耐性
が強いので、そのまま用いることもできるが、より反応
をより効率的に進めるためには酵素を修飾法または包接
法により有機溶媒に対する溶解性と安定性を高めて用い
ることが好ましい。例えは文献Biocatalysi
s3巻317頁1990年に記載のポリエチレングリコ
ール(以下PEGと略す)で化学修飾したリパーゼは特
に好ましい酵素の一つである。
トンに対する光学識別能を有する従来周知の適宜のエス
テラーゼを用いうる。特に好ましいエステラーゼはリパ
ーゼである。エステラーゼ特にリパーゼは有機溶媒耐性
が強いので、そのまま用いることもできるが、より反応
をより効率的に進めるためには酵素を修飾法または包接
法により有機溶媒に対する溶解性と安定性を高めて用い
ることが好ましい。例えは文献Biocatalysi
s3巻317頁1990年に記載のポリエチレングリコ
ール(以下PEGと略す)で化学修飾したリパーゼは特
に好ましい酵素の一つである。
【0017】反応温度は特に制限されないが、通常0〜
80°℃、特に20〜60℃が好ましい。
80°℃、特に20〜60℃が好ましい。
【0018】本発明の方法は通常のアルコーリシスに準
じて行ないうる。たとえばアルコール中に、必要最少限
度の水を含んだ酵素エステラーゼ(酵素量の10〜30
0%の水)を添加し、そこにラセミ体ラクトンを添加す
ることにより反応を開始させることができる。
じて行ないうる。たとえばアルコール中に、必要最少限
度の水を含んだ酵素エステラーゼ(酵素量の10〜30
0%の水)を添加し、そこにラセミ体ラクトンを添加す
ることにより反応を開始させることができる。
【0019】反応終了後は酵素を濾過、限外濾過、非極
性溶媒(ヘキサン等)添加による不溶化と遠心分離等の
適宜の方法で除去する。酵素を除去した後の反応液から
は蒸留法あるいはクロマトグラフィー法等の方法により
目的物を高純度で取得することができる。
性溶媒(ヘキサン等)添加による不溶化と遠心分離等の
適宜の方法で除去する。酵素を除去した後の反応液から
は蒸留法あるいはクロマトグラフィー法等の方法により
目的物を高純度で取得することができる。
【0020】
【実施例】以下本発明を実施例により詳述するが、本発
明がこれらによって限定されるものではない。
明がこれらによって限定されるものではない。
【0021】〔実施例1〕 PEG−修飾リパーゼの調製 400mgのリパーゼ粉体(Pseudomonas
cepacia起源)を0.4Mホウ酸緩衝液(pH
9.5)に溶解し、37℃で攪拌しながら3.6gの活
性化PEG2(生化学工業株式会社製品)を少量ずつ加
え、さらに1時間攪拌しながら反応させる。反応終了
後、Amicon Diaflo PM30メンブレン
で限外濾過した後透析、真空乾燥をして酵素標品を調製
する。
cepacia起源)を0.4Mホウ酸緩衝液(pH
9.5)に溶解し、37℃で攪拌しながら3.6gの活
性化PEG2(生化学工業株式会社製品)を少量ずつ加
え、さらに1時間攪拌しながら反応させる。反応終了
後、Amicon Diaflo PM30メンブレン
で限外濾過した後透析、真空乾燥をして酵素標品を調製
する。
【0022】〔実施例2〕 δ−デカラクトンのデカノール分解 PEG−修飾リパーゼ1.5mgに0.5μlの蒸留水
を加え、室温にて12時間放置する。十分含水したPE
G−修飾リパーゼにn−デカノール50μl、δ−デカ
ラクトン0.85mgを加え、50℃に保ちながら1〜
6時間反応させる。反応終了後反応液から5μlを分取
し、0.5mlのヘキサンを加えて酵素を沈澱させ、ミ
クロポアフィルター(サンブレップFH)により酵素を
濾過除去し、濾液を光学分割用カラムChiralpa
k AD(ダイセル化学工業株式会社製品)を用いて液
体クロマトグラフィー法で分析した。結果は図1に示し
た通りであるが、一例を数字で示すとラセミ体ラクトン
中の(R)−ラクトンから(R)−ヒドロキシカルボン
酸エステルへの変換率と生成エステル中の光学異性体過
剰率(ee)は3時間反応後で69.4%と83.2%
ee、6時間反応後で78.9%と77.5%eeであ
った。
を加え、室温にて12時間放置する。十分含水したPE
G−修飾リパーゼにn−デカノール50μl、δ−デカ
ラクトン0.85mgを加え、50℃に保ちながら1〜
6時間反応させる。反応終了後反応液から5μlを分取
し、0.5mlのヘキサンを加えて酵素を沈澱させ、ミ
クロポアフィルター(サンブレップFH)により酵素を
濾過除去し、濾液を光学分割用カラムChiralpa
k AD(ダイセル化学工業株式会社製品)を用いて液
体クロマトグラフィー法で分析した。結果は図1に示し
た通りであるが、一例を数字で示すとラセミ体ラクトン
中の(R)−ラクトンから(R)−ヒドロキシカルボン
酸エステルへの変換率と生成エステル中の光学異性体過
剰率(ee)は3時間反応後で69.4%と83.2%
ee、6時間反応後で78.9%と77.5%eeであ
った。
【0023】〔実施例3〕 δ−デカラクトンの各種アルコールによるアルコール分
解 δ−デカラクトンのアルコーリシスを行う際の基質・溶
媒に用いるアルコールとしてエタノール、n−ヘキサノ
ール、n−デカノール、ラウリルアルコールを用い、実
施例2の方法に準じて不斉アルコーリシスを行った。3
時間反応後の(R)−ラクトンから(R)−ヒドロキシ
カルボン酸エステルへの変換率は図2に示す通りであっ
た。
解 δ−デカラクトンのアルコーリシスを行う際の基質・溶
媒に用いるアルコールとしてエタノール、n−ヘキサノ
ール、n−デカノール、ラウリルアルコールを用い、実
施例2の方法に準じて不斉アルコーリシスを行った。3
時間反応後の(R)−ラクトンから(R)−ヒドロキシ
カルボン酸エステルへの変換率は図2に示す通りであっ
た。
【0024】〔実施例4〕 反応温度の検討 δ−デカラクトンをデカノール分解する際の反応温度を
20℃、35℃、50℃、65℃または80℃に設定
し、実施例2の方法に準じて不斉アルコーリシスを行っ
た。3時間反応後の(R)−ラクトンから(R)−ヒド
ロキシカルボン酸エステルへの変換率は35°〜65℃
の範囲内で良好であったが、20℃および80℃でも相
当量の変換が見られた。結果は図3に示す通りである。
20℃、35℃、50℃、65℃または80℃に設定
し、実施例2の方法に準じて不斉アルコーリシスを行っ
た。3時間反応後の(R)−ラクトンから(R)−ヒド
ロキシカルボン酸エステルへの変換率は35°〜65℃
の範囲内で良好であったが、20℃および80℃でも相
当量の変換が見られた。結果は図3に示す通りである。
【図1】実施例2における反応時間と反応混合物の分析
結果との関係を示すグラフ。
結果との関係を示すグラフ。
【図2】実施例3におけるアルコールの炭素数と(R)
−ラクトンの変換率との関係を示すグラフ。
−ラクトンの変換率との関係を示すグラフ。
【図3】実施例4における反応温度と(R)−ラクトン
の変換率との関係を示すグラフ。
の変換率との関係を示すグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲田 祐二 東京都大田区下丸子2−24−10、1−808 (72)発明者 公納 秀幸 神奈川県横浜市青葉区梅が丘6番2 日本 たばこ産業生命科学研究所内 (72)発明者 松下 肇 神奈川県横浜市青葉区梅が丘6番2 日本 たばこ産業生命科学研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】 ラセミ体ラクトンを酵素エステラーゼを
触媒とし炭素数3以上のアルコールを用いてアルコーリ
シスすることを特徴とする光学活性ヒドロキシカルボン
酸エステルの製造法。 - 【請求項2】 アルコーリシス反応の後未反応で残存す
るラクトンを単離することにより光学活性度の高いラク
トンをも製造する請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 アルコーリシスをアルコーリシスに用い
るアルコールを反応媒体として用いて行う請求項1又は
2記載の方法。 - 【請求項4】 アルコールが炭素数4〜18のアルコー
ルである請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。 - 【請求項5】 ラセミ体ラクトンが式 【化1】 ここでnは2〜4の整数、Rは炭素数3〜12のアルキ
ル基又はアルケニル基を示す、で表される請求項1〜4
のいずれか1項記載の方法。 - 【請求項6】 エステラーゼが可溶化処理されたエステ
ラーゼである請求項1〜5のいずれか1項記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34094194A JPH08182498A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 光学活性化合物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34094194A JPH08182498A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 光学活性化合物の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08182498A true JPH08182498A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18341714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34094194A Ceased JPH08182498A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 光学活性化合物の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08182498A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998058899A1 (en) * | 1997-06-21 | 1998-12-30 | Givaudan-Roure (International) S.A. | Fragrance precursor compounds |
JP2001011063A (ja) * | 1999-04-30 | 2001-01-16 | Soda Aromatic Co Ltd | 光学活性γ−ラクトンの製造法 |
WO2004106320A1 (ja) * | 2003-05-28 | 2004-12-09 | Zeon Corporation | 光学活性ラクトン類の製造方法 |
JP2010285449A (ja) * | 1999-04-30 | 2010-12-24 | Soda Aromatic Co Ltd | 光学活性γ−ラクトンの製造法 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP34094194A patent/JPH08182498A/ja not_active Ceased
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998058899A1 (en) * | 1997-06-21 | 1998-12-30 | Givaudan-Roure (International) S.A. | Fragrance precursor compounds |
JP2001011063A (ja) * | 1999-04-30 | 2001-01-16 | Soda Aromatic Co Ltd | 光学活性γ−ラクトンの製造法 |
JP2010285449A (ja) * | 1999-04-30 | 2010-12-24 | Soda Aromatic Co Ltd | 光学活性γ−ラクトンの製造法 |
WO2004106320A1 (ja) * | 2003-05-28 | 2004-12-09 | Zeon Corporation | 光学活性ラクトン類の製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040629 |
|
A045 | Written measure of dismissal of application |
Effective date: 20041026 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 |