JPH08182144A - 配線器具の化粧プレートの取付構造 - Google Patents

配線器具の化粧プレートの取付構造

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JPH08182144A
JPH08182144A JP6320935A JP32093594A JPH08182144A JP H08182144 A JPH08182144 A JP H08182144A JP 6320935 A JP6320935 A JP 6320935A JP 32093594 A JP32093594 A JP 32093594A JP H08182144 A JPH08182144 A JP H08182144A
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frame
fitting
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Takao Harada
隆生 原田
Sadao Fukuzawa
貞男 福澤
Yutaka Kato
豊 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 材料コストを抑えつつ化粧プレートの取り付
けや取り外しの作業をスムーズにおこなうことができる
配線器具の化粧プレートの取付構造を提供する。 【構成】 ばね性を有する金属板で端部金具1を形成す
ると共に各端部金具1の外面に嵌合突起2を突設し、固
定枠本体3の両端部の外面にそれぞれ端部金具1を取り
付けて固定枠4を形成する。化粧プレート5の端縁に背
面側へ延出して鍔片6を設けると共に化粧プレート5の
両端部において鍔片6の内面に係合突起7を突設する。
配線器具8が取着される配線ボックス9の前面に固定枠
4を固定する。固定枠4の外面に化粧プレート5を被せ
ると共に端部金具1の嵌合突起2に係合突起7を係合さ
せる。端部金具1をばね性を有する金属板で形成するこ
とによって、端部金具1に設けた嵌合突起2を弾性変位
が容易になるように形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチ等の配線器具
を取り付ける配線ボックスの前面に化粧プレートを取り
付けるための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スイッチ等の配線器具は、壁面等に埋め
込まれた配線ボックスの前面の開口部に取付枠をネジ止
めして固定し、この取付枠内に係合手段で配線器具を固
定することによって、配線ボックス内に取り付けるよう
にしてある。そして、配線器具を露出させる窓部を設け
た化粧プレートを配線ボックスの前面に取り付けること
によって、配線ボックスを化粧プレートで覆うようにし
てある。
【0003】この化粧プレート5を取り付けるために固
定枠4が使用される。固定枠4は図42に示すように、
鉄板等の金属板で一体に形成されるものであり、その長
手方向の両端(上端と下端)の外面にはそれぞれ一対ず
つ嵌合突起2が突設してあり(下端の嵌合突起2の図示
は省略)、また両端部にはそれぞれネジ孔12が穿設し
てある。この固定枠4は鉄板等の金属板を打ち抜いてプ
レスすることによって形成されるものである。またネジ
孔12には取付ネジ11を通し、金属材等で形成したリ
ング状のネジ保持ファスナー25を取付ネジ12の外周
に嵌め込むことによって、ネジ孔12から取付ネジ11
が脱落しないように保持してある。そしてこの固定枠4
は、配線ボックスに固定した上記取付枠(図示は省略)
の外面に重ね、ネジ孔12に設けた取付ネジ12を取付
枠にねじ込むことによって、取付枠に固定することによ
って配線ボックスの前面の開口部に取り付けるようにし
てある。
【0004】一方、化粧プレート5は図42のように配
線器具を露出させる窓部26を設けて形成されるもので
あり、周囲には全長に亘って鍔片6が背面側へ一体に突
設してある。化粧プレート5の長手方向の両端縁(上端
縁と下端縁)の鍔片6の内面にはそれぞれ一対ずつ係合
突起7(図示省略)が突設してある。図42のものでは
鍔片6を内方へ突曲させてこの係合突起7を設けている
ために、鍔片6の外面に形成されることになる凹曲部2
7が表れる。
【0005】そして化粧プレート5を取り付けるにあた
っては、固定枠4の外側に化粧プレート5を被せ、固定
枠4の上下の各嵌合突起2に化粧プレート5の上下の各
係合突起7を係合させることによって、行なうことがで
きるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】固定枠4は上記のよう
に金属板を打ち抜いてプレスすることによって一枚物に
形成されるものであり、材料コストを抑えるために比較
的安価な鉄板(鋼板)等を用いて形成するようにしてあ
る。しかし、このように固定枠4を鉄板等で形成する
と、固定枠4は弾性が乏しく、固定枠4の嵌合突起2と
化粧プレート5の係合突起7との係合や係合の解除が固
くなり、化粧プレート5の取り付けや取り外しの作業を
スムーズにおこなうことが難しいという問題があった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、材料コストを抑えつつ化粧プレートの取り付けや
取り外しの作業をスムーズにおこなうことができる配線
器具の化粧プレートの取付構造を提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1の
発明は、ばね性を有する金属板で端部金具1を形成する
と共に各端部金具1の外面に嵌合突起2を突設し、固定
枠本体3の両端部の外面にそれぞれ端部金具1を取り付
けて固定枠4を形成し、化粧プレート5の端縁に背面側
へ延出して鍔片6を設けると共に化粧プレート5の両端
部において鍔片6の内面に係合突起7を突設し、配線器
具8が取着される配線ボックス9の前面に固定枠4を固
定し、固定枠4の外面に化粧プレート5を被せると共に
端部金具1の嵌合突起2に係合突起7を係合させて成る
ことを特徴とするものである。
【0009】本発明に係る請求項2の発明は、上記請求
項1の発明において、略平行に配設される一対の継ぎ材
10で固定枠本体3を形成すると共にこの一対の継ぎ材
10の両端部間にそれぞれ端部金具1を取り付けて固定
枠4を形成するようにしたことを特徴とするものであ
る。この継ぎ材10はめっき鋼板で形成することができ
る。
【0010】また、固定枠4を配線ボックス9に固定す
るための取付ネジ11を通すネジ孔12を端部金具1に
設け、ネジ孔12の内周に複数片の弾性保持片13を突
設すると共にネジ孔12に通した取付ネジ11の外周に
各弾性保持片13の先端を弾接させるようにすることが
できる。本発明に係る請求項5の発明は、上記請求項1
の発明において、固定枠本体3を樹脂成形品の樹脂枠1
4で形成すると共にこの樹脂枠14の両端部の外面にそ
れぞれ端部金具1を取り付けて固定枠4を形成し、化粧
プレート5を金属材で形成し、化粧プレート5の鍔片6
の先端面を固定枠4の外面に対向させた状態で固定枠4
の外面に化粧プレート5を被せて端部金具1の嵌合突起
2に係合突起7を係合させて成ることを特徴とするもの
である。
【0011】また、化粧プレート5の鍔片6の先端縁の
一部を内方へ一体に突出させることによって係合突起7
を形成するようにすることができる。さらに、樹脂成形
品の樹脂枠14に通孔15を設けると共に通孔15の内
周に複数の食い込み突片16を一体に突設し、上記取付
ネジ11をこの通孔15の食い込み突片16間に圧入し
て通すと共に取付ネジ11の外周に食い込み突片16の
先端縁を食い込ませるようにすることができる。
【0012】本発明に係る請求項8の発明は、配線ボッ
クス9に取り付けるための取付ネジ11を通す取付孔1
7を複数の箇所に設けたジョイントボックス用枠18で
固定枠本体3を形成すると共にこのジョイントボックス
用枠18の両端部の外面にそれぞれ端部金具1を取り付
けて固定枠4を形成し、電線20をジョイントするジョ
イントボックスとして使用される配線ボックス9に取付
孔17を通した取付ネジ11によって固定枠4を取り付
け、開口を有しない化粧プレート5を固定枠4の外面に
被せて端部金具1の嵌合突起2に係合突起7を係合させ
て成ることを特徴とするものである。
【0013】このジョイントボックス用枠18の中央部
に点検用の開口部19を設けるようにすることができ
る。
【0014】
【作用】請求項1の発明は、ばね性を有する金属板で端
部金具1を形成すると共に各端部金具1の外面に嵌合突
起2を突設し、固定枠本体3の両端部の外面にそれぞれ
端部金具1を取り付けて固定枠4を形成し、化粧プレー
ト5の端縁に背面側へ延出して鍔片6を設けると共に化
粧プレート5の両端部において鍔片6の内面に係合突起
7を突設し、配線器具8が取着される配線ボックス9の
前面に固定枠4を固定し、固定枠4の外面に化粧プレー
ト5を被せると共に端部金具1の嵌合突起2に係合突起
7を係合させるようにしているために、端部金具1をば
ね性を有する金属板で形成することによって、端部金具
1に設けた嵌合突起2を弾性変位が容易になるように形
成することができ、しかもばね性を有する金属板はこの
端部金具1にのみ用いればよく、固定枠4の全体の材料
コストが高くなることはない。
【0015】請求項2の発明は、略平行に配設される一
対の継ぎ材10で固定枠本体3を形成すると共にこの一
対の継ぎ材10の両端部間にそれぞれ端部金具1を取り
付けて固定枠4を形成するようにしているために、一対
の端部金具1と一対の継ぎ材10を組み付けることによ
って固定枠4を作製することができ、金属板の打ち抜き
によって材料ロスが大きく出ることなく固定枠4を形成
することができる。
【0016】この継ぎ材10をめっき鋼板で形成すれ
ば、めっき処理の工程が不要になる。また、固定枠4を
配線ボックス9に固定するための取付ネジ11を通すネ
ジ孔12を端部金具1に設け、ネジ孔12の内周に複数
片の弾性保持片13を突設すると共にネジ孔12に通し
た取付ネジ11の外周に各弾性保持片13の先端を弾接
させるようにすれば、ネジ孔12の内周の弾性保持片1
3で取付ネジ11を保持することができ、取付ネジ11
を保持するためのネジ保持ファスナー25のような別部
材を用いることが不要になる。
【0017】請求項5の発明は、固定枠本体3を樹脂成
形品の樹脂枠14で形成すると共にこの樹脂枠14の両
端部の外面にそれぞれ端部金具1を取り付けて固定枠4
を形成し、化粧プレート5を金属材で形成し、化粧プレ
ート5の鍔片6の先端面を固定枠4の外面に対向させた
状態で固定枠4の外面に化粧プレート5を被せて端部金
具1の嵌合突起2に係合突起7を係合させるようにして
いるために、金属材で化粧プレート5を形成することに
よって耐火性を高めることができ、またこの金属材の化
粧プレート5の鍔片6の先端面を樹脂成形品の樹脂枠1
4で作製される固定枠4の外面に対向させることによっ
て、化粧プレート5をコンクリートの壁面に対向させて
コンクリートのアルカリが作用することを防ぎ、化粧プ
レート5の鍔片6の先端に防錆処理をおこなうことが不
要になる。
【0018】また、化粧プレート5の鍔片6の先端縁の
一部を内方へ一体に突出させることによって係合突起7
を形成するようにすれば、鍔片6を内方へ突曲させて係
合突起7を設ける場合のように鍔片6の外面に凹曲部2
7が形成されるようなことがなくなる。さらに、樹脂成
形品の樹脂枠14に通孔15を設けると共に通孔15の
内周に複数の食い込み突片16を一体に突設し、上記取
付ネジ11をこの通孔15の食い込み突片16間に圧入
して通すと共に取付ネジ11の外周に食い込み突片16
の先端縁を食い込ませるようにすれば、通孔15の内周
の食い込み突片16で取付ネジ11を保持することがで
き、取付ネジ11を保持するためのネジ保持ファスナー
25のような別部材を用いることが不要になる。
【0019】請求項8の発明は、配線ボックス9に取り
付けるための取付ネジ11を通す取付孔17を複数の箇
所に設けたジョイントボックス用枠18で固定枠本体3
を形成すると共にこのジョイントボックス用枠18の両
端部の外面にそれぞれ端部金具1を取り付けて固定枠4
を形成し、電線20をジョイントするジョイントボック
スとして使用される配線ボックス9に取付孔17を通し
た取付ネジ11によって固定枠4を取り付け、開口を有
しない化粧プレート5を固定枠4の外面に被せて端部金
具1の嵌合突起2に係合突起7を係合させるようにして
いるために、配線ボックス9に固定枠4を固定して開口
を有しない化粧プレート5を固定枠4の外面に被せて取
り付けることによって、配線ボックス9の前面の開口を
化粧プレートで全面に亘って閉じて、電線をジョイント
するジョイントボックスとして配線ボックス9を使用す
ることができ、また固定枠4を構成するジョイントボッ
クス用枠18の複数箇所に設けた取付孔17を配線ボッ
クス9の寸法や形状に応じて選択することによって、一
種の固定枠4で複数種の配線ボックス9に対応すること
ができる。
【0020】またこのジョイントボックス用枠18の中
央部に点検用の開口部19を設けるようにすれば、化粧
プレート5を外すだけで固定枠4を外す必要なく、配線
ボックス9内の配線等の作業を開口部19を通して行な
うことができる。
【0021】
【実施例】以下、請求項1及び2に係る発明を実施例に
よって詳述する。端部金具1はバネ用ステンレス板のよ
うなばね性を有する金属板を縦片30と横片31とから
なる断面L字形に屈曲して図2に示すように作製される
ものであり、縦片30の横片31に沿う縁部にはスリッ
ト状の切り込み部32が設けてある。端部金具1はそれ
自身でばね性を有するが、切り込み部32を設けること
によって横片31の中央部のばね変形性が一層高くなっ
ており、この切り込み部32を設けた範囲において横片
31の外面には一対の嵌合突起2が打ち出し加工等で設
けてある。縦片30の両端部と中央部にはそれぞれ結合
孔33とネジ孔12が穿設してある。ネジ孔12の内周
には図6(a)(b)に示すように、その内周に複数片
の弾性保持片13が放射状に突設してある。
【0022】請求項2の発明では、一対の継ぎ材10に
よって固定枠本体3が形成されるものであって、継ぎ材
10は耐熱鋼板または溶融亜鉛鋼板、電気亜鉛めっき鋼
板など低価格のめっき鋼板を断面L字形に屈曲して作製
されるものであり、その両端部(上端部と下端部)の外
面には結合突起34が突設してある。そして一対の継ぎ
材10を平行に配設し、この両継ぎ材10の両端部の表
面間にそれぞれ横片31が外側方を向くように端部金具
1を架け渡して端部金具1の結合孔33に継ぎ材10の
結合突起34を差し込み、図7に示すように結合突起3
4の先部をかしめて潰すことによって結合孔33と結合
突起34とを結合させ、図3乃至図5に示すような縦長
の四角枠状の固定枠4を作製することができるものであ
る。尚、下側に取り付けられる端部金具1の横片31の
中央部の先端縁には、治具受け舌片35が下方へ一体に
突出して設けてある。また、端部金具1と継ぎ材10と
の結合はスポット溶接で行なってもよいのはいうまでも
ない。
【0023】このようにして作製される固定枠4にあっ
て、端部金具1は高価なバネ用ステンレス板のようなば
ね性を有する金属板で形成しても、固定枠本体3となる
継ぎ材10は低価格のめっき鋼板等を用いて形成するこ
とができるために、固定枠4の全体としてのコストが高
くなることはなく、材料コスト安価に固定枠4を作製す
ることができるものである。また図42の従来の固定枠
4は金属板を枠形状にプレスして形成するために、中央
の打ち抜かれた部分は廃却され材料ロスとなるが、本発
明では固定枠4は一対の端部金具1と一対の継ぎ材10
を組み付けることによって形成されるために、このよう
な材料ロスが大きく出ることはなくなるものである。ま
た、従来の固定枠4は金属板をプレス加工した後にめっ
き処理する必要があったが、固定枠本体3となる継ぎ材
10をめっき鋼板等を用いることによって、このような
めっき処理の工程が不要になるものである。さらに、端
部金具1はばね性を有する厚みの薄い金属を用いても、
継ぎ材10は厚みの厚い金属で形成することによって強
度を持たせることができるものであり、取り付けの前後
での固定枠4の寸法変化をなくすことができるものであ
る。
【0024】またこの固定枠4にあって、端部金具1の
ネジ孔12には取付ネジ11が回すかあるいは押し込む
かして図8のように挿入してあるが、このように取付ネ
ジ11をネジ孔12に挿入すると、ネジ孔12の内周に
突設した複数片の弾性保持片13が取付ネジ11の外周
に弾接し、ネジ孔12内に取付ネジ11を保持すること
ができるようにしてある。従って、図42の場合のよう
に取付ネジ11を保持するためのネジ保持ファスナー2
5のような別部材を用いることが不要になるものであ
る。弾性保持片13を形成することは、端部金具1をば
ね性を有する厚みの薄い金属で作製してあるために容易
である。
【0025】一方、化粧プレート5は塗装したアルミニ
ウムなどの金属板によって作製してあり、その中央部に
配線器具8を露出させるための窓部36が開口させて設
けてある。また化粧プレート5の四周の端縁には背面側
へ一体に延出して鍔片6が設けてあり、化粧プレートの
両端(上端と下端)において鍔片6の内面にそれぞれ一
対ずつ係合突起7が突設してある。係合突起7は、鍔片
6を外側から打ち込んでを内方へ突曲させることによっ
て形成されているために、係合突起7の箇所において鍔
片6の外面には凹曲部27が形成されている。さらに化
粧プレート5の長手方向の一端(下端)において鍔片6
の幅方向の中央部には治具差し込み切欠37が設けてあ
る。また鍔片6の先端面には必要に応じて耐蝕加工が施
してある。
【0026】図1は施工状態を示すものであり、家屋の
壁面38に前面が開口する配線ボックス9が埋め込んで
取り付けてある。この配線ボックス9の前面の開口には
金属板等で作製される取付枠39が取付ネジ40で固定
してある。そしてスイッチ等の配線器具8は、取付枠3
9に設けた係合爪41をかしめ変形させて配線器具8の
ボディの係合穴42に係合爪41を係合させることによ
って、取付枠39に配線器具8を固定して配線ボックス
9内に取り付けるようにしてある。また固定枠4の取り
付けは、固定枠4を取付枠39の外面に重ねると共に固
定枠4のネジ孔12に保持した取付ネジ11を回し、取
付枠39に設けた受け孔(図示省略)に取付ネジ11を
ネジ込んで取付枠39に固定することによって、行なう
ことができるものである。
【0027】そして化粧プレート5をその上部が壁面3
8に近接するように傾けて固定枠4の外側に被せ、固定
枠4の上端の端部金具1の横片31の上に化粧プレート
5の上端の鍔片6を載せることによって、端部金具1の
嵌合突起2の後側に化粧プレート5の係合突起7を係合
させた後に、化粧プレート5をその下部が壁面38に近
接するように押し込むことによって、固定枠4の下端の
端部金具1の横片31の下に化粧プレート5の下端の鍔
片6を潜り込ませ、この端部金具1の嵌合突起2を乗り
越えさせて化粧プレート5の下端の係合突起7を嵌合突
起2に係合させることができる。このように嵌合突起2
と係合突起7の係合で化粧プレート5を固定枠4の外側
に固定することによって、配線器具8を窓部36から露
出させながら化粧プレート5を配線ボックス9の前面に
取り付け、配線ボックス9を化粧プレート5で覆うこと
ができるものである。
【0028】固定枠4に化粧プレート5を被せて取り付
けた状態を図9や図10に示す。また嵌合突起2と係合
突起7の係合の状態を図11(a)に示す。尚、嵌合突
起2や係合突起7の形状としては、図11(b)(c)
(d)のように形成してもよく、また図11(b)のよ
うに係合突起2をスプリング2aで形成し、端部金具1
に内面側へ突曲させて設けたスプリング受け43にスプ
リング2aを差し込むことによって、スプリング2aを
端部金具1の外面に突出させて取り付けるようにしても
よい。
【0029】また、固定枠4から化粧プレート5を取り
外すにあたっては、図1のように化粧プレート5の下端
の治具差し込み切欠37にマイナスドライバーなどの治
具44を差し込み、固定枠4の下端の端部金具1に設け
た治具受け舌片35と治具差し込み切欠37との間で治
具44を図1の矢印のように回してこじることによっ
て、化粧プレート5の下部を固定枠4から離すように化
粧プレート5に治具44の力を作用させ、化粧プレート
5の下端の係合突起7の嵌合突起2に対する係合を外す
ようにしておこなうことができる。治具44は治具受け
舌片35に受けられ、壁面38には接触しないようにす
ることができるために、治具44で化粧プレート5を外
す際に壁面38が治具44で傷つけられることがなくな
るものである。
【0030】ここで、端部金具1はばね性を有する金属
板で形成されており、しかも切り込み部32によって嵌
合突起2を設けた横片32のばね変形性が一層大きくな
っており、化粧プレート5の係合突起7をこの嵌合突起
2に係合させる際や、嵌合突起2から係合突起7の係合
を外す際に、嵌合突起2が容易に弾性変位する。従っ
て、嵌合突起2と係合突起7を係合させる操作や係合を
外す操作が容易になり、化粧プレート5の取り付けや取
り外しの作業をスムーズに行なうことができるものであ
る。
【0031】図12は端部金具1のネジ孔12の他の実
施例を示すものであり、弾性保持片13を図12(a)
(b)(c)のように形成し、図12(d)のようにネ
ジ孔12内に取付ネジ11を保持することができるよう
にしてある。図13は請求項2の発明の他の実施例を示
すものであり、固定枠本体3を構成する各継ぎ材10の
幅寸法を図1のものよりも広く形成して、各継ぎ材10
の外側の縁部が図15乃至図16のようにスペーサ部4
7として端部金具1よりも側方へ張り出すようにしてあ
る。このようにして固定枠4の両側にスペーサ部47を
張り出して設けることによって、固定枠4の幅寸法W1
を化粧プレート5の鍔片6の内面間の幅寸法W2 とほぼ
等しくなるように形成することができ、固定枠4の両側
の継ぎ材10の各外側縁をガイドとして固定枠4に対し
て化粧プレート5を位置決めし、図17や図18に示す
ように固定枠4に化粧プレート5を被せる際に嵌合突起
2と係合突起7とを正確に位置合わせして係合させるこ
とができるものである。
【0032】図19の実施例では、端部金具1の横片3
1に一対の切り込み48を設けることによって、横片3
1の切り込み48間の部分のばね変形性を一層高くする
ようにしてあり、この切り込み48間の部分において横
片31の外面に一対の嵌合突起2を設けるようにしてあ
る。次に、請求項1及び請求項5の発明の実施例を説明
する。
【0033】請求項5の発明では、図21のように固定
枠本体3をABS樹脂等の樹脂成形品で作製した樹脂枠
14で形成し、この樹脂枠14の両端部の外面にそれぞ
れバネ用ステンレス鋼板等で作製した端部金具1を取り
付けることによって、固定枠4を形成するようにしてあ
る。樹脂枠14は図22乃至図24に示すように四角枠
状に形成されるものであり、その両端部(上端部と下端
部)にそれぞれ通孔15が設けてある。この各通孔15
の内周には薄肉の複数片の食い込み突片16が図25に
示すように一体に突設してある。またこの通孔15の両
側において樹脂枠14にスリット状の係合孔51が穿設
してあり、さらに通孔15より端部側に長い細長孔54
が穿設してある。また、樹脂枠14の両側端縁には係止
段部52を内面に有する係止孔53が三箇所ずつ形成し
てある。そして樹脂枠14の四周にはその背面側におい
て全長に亘って鍔受け片55が一体に突設してある。
【0034】端部金具1は既述のようにバネ用ステンレ
ス鋼板のようなばね性を有する金属板を縦片30と横片
31とからなる断面L字形に屈曲して図26に示すよう
に作製されるものであり、縦片30にスリット状の切り
込み部32を設けると共に横片31に一対の切り込み4
8が設けてある。端部金具1はそれ自身でばね性を有す
るが、切り込み部32や切り込み48を設けることによ
って横片31の中央部のばね変形性が一層高くなってい
る。このばね変形性を高めた範囲において横片31の外
面には一対の嵌合突起2が設けてある。縦片30の両端
部にはそれぞれ背面側へ係合片56が屈曲して突設して
あり、各係合片56の外面に係合突部57が突設してあ
る。また縦片30の中央部にはネジ孔12が穿設してあ
る。
【0035】そして図21のように一対の端部金具1を
それぞれ横片31が外側を向くように樹脂枠14の両端
部の表面に配設し、各端部金具1の係合片56を樹脂枠
14の係合孔51に差し込んで樹脂枠14の背面側の係
合孔51の開口縁に係合突部57を係合させることによ
って、図27に示すように樹脂枠14に端部金具1の両
端部に取り付けて固定枠4を形成することができるもの
である。ここで、端部金具1のネジ孔12と樹脂枠14
の通孔15とが合致するように位置合わせされており、
ネジ孔12から通孔15に取付ネジ11を図32のよう
に挿入すると、通孔15の内周に設けた食い込み突片1
6の先端が取付ネジ11の外周に食い込み、ネジ孔12
内に取付ネジ11を保持することができるようにしてあ
る。従って、図42の場合のように取付ネジ11を保持
するためのネジ保持ファスナー25のような別部材を用
いることが不要になるものである。尚、下側に取り付け
られる端部金具1の横片31の中央部の先端縁には、治
具受け舌片35が下方へ一体に突出して設けてある。
【0036】一方、化粧プレート5は塗装したアルミニ
ウムなどの金属板によって作製してあり、その中央部に
配線器具8を露出させるための窓部36を開口させて図
28や図29に示すように形成してある。化粧プレート
5として成形品の表面に装飾アルミニウム板を貼り合わ
せて形成したものも使用することができるが、このもの
は高級・高価格であるが耐火構造を満足しないので、厚
みのある金属の一枚板で形成した化粧プレート5を用い
るのが好ましい。また化粧プレート5の四周の端縁には
全長に亘って鍔片6が背面側へ一体に延出して設けてあ
り、化粧プレート5の両端(上端と下端)において鍔片
6に一対ずつ係合突起7が内方へ突設してある。この係
合突起7は図29(c)に示すように、鍔片6の先端縁
の一部を一体に延出させて内方へ屈曲することによって
形成されているものである。従って図42の従来例の、
鍔片6を外側から打ち込んで内方へ突曲させて係合突起
7を設ける場合のように、係合突起7の箇所において鍔
片6の外面に凹曲部27が形成されるようなことがなく
なり、化粧プレート5の外観を高めることができるもの
である。さらに化粧プレート5の長手方向の一端(下
端)において鍔片6の幅方向の中央部には治具差し込み
切欠37が設けてある。
【0037】図20は施工状態を示すものであり、図1
の場合と同様に配線ボックス9の前面の開口に取付枠3
9が取付ネジ40で固定してあり、取付枠39に配線器
具8を固定して配線ボックス9内に配線器具8が取り付
けてある。そして固定枠4を取付枠39の外面に重ねる
と共に固定枠4の端部金具1のネジ孔12に保持した取
付ネジ11を回し、取付枠39に設けた受け孔(図示省
略)に取付ネジ11をネジ込むことによって、取付枠3
9を介して配線ボックス9に固定枠4を取り付けること
ができる。
【0038】次に、化粧プレート5をその上部が樹脂枠
14の鍔受け片55に近接するように傾けて固定枠4の
外側に被せ、固定枠4の上端の端部金具1の横片31の
上に化粧プレート5の上端の鍔片6を載せることによっ
て、端部金具1の嵌合突起2の後側に化粧プレート5の
係合突起7を係合させた後に、化粧プレート5をその下
部を壁面38側へ押し込むことによって、固定枠4の下
端の端部金具1の横片31の下に化粧プレート5の下端
の鍔片6が潜り込んで、この端部金具1の嵌合突起2を
乗り越えて化粧プレート5の下端の係合突起7を嵌合突
起2に係合させることができる。このように嵌合突起2
と係合突起7の係合で化粧プレート5を固定枠4の外側
に固定することによって、配線器具8を窓部36から露
出させながら化粧プレート5を配線ボックス9の前面に
取り付け、配線ボックス9を化粧プレート5で覆うこと
ができるものである。また、固定枠4から化粧プレート
5を取り外すにあたっては、図1の場合と同様にして化
粧プレート5の下端の治具差し込み切欠37にマイナス
ドライバーなどの治具44を差し込み、固定枠4の下端
の端部金具1に設けた治具受け舌片35と治具差し込み
切欠37との間で治具44を回してこじることによって
おこなうことができる。
【0039】固定枠4に化粧プレート5を被せて取り付
けた状態を図30や図31に示す。また嵌合突起2と係
合突起7の係合の状態を図32(a)(b)に示す。こ
こで、端部金具1はばね性を有する金属板で形成されて
おり、しかも切り込み部32や切り込み48によって嵌
合突起2を設けた横片32のばね変形性が一層大きくな
っており、化粧プレート5の係合突起7をこの嵌合突起
2に係合させる際や、嵌合突起2から係合突起7の係合
を外す際に、嵌合突起2が容易に弾性変位し、嵌合突起
2と係合突起7を係合させる操作や係合を外す操作が容
易になるものである。
【0040】また、固定枠4に化粧プレート5を被せて
取り付けた際には図32(a)(b)に示すように化粧
プレート5の鍔片6の先端は固定枠4の樹脂枠14の鍔
受け片55の表面に近接して対向するようになってお
り、この鍔片6の先端は壁面に近接対向しないようにし
てある。図42の従来例のように鍔片6の先端が壁面に
近接対向するように化粧プレート5が取り付けられるよ
うになっていると、壁面のコンクリートのアルカリの作
用や、壁クロス材のホルマリンの作用等で鍔片6の近接
する先端面が腐食されるおそれがあり、このために鍔片
6の端面にはシリコン樹脂をコーティングするなどの耐
蝕処理を行なう必要があったが、上記のように鍔片6の
先端を樹脂枠14の鍔受け片55に近接対向させること
によって、このような腐食の問題がなくなり、鍔片6の
端面に耐蝕処理を行なう必要もなくなるものである。
【0041】図33及び図34に化粧プレート5の他の
例を示す。この化粧プレート5にはその両側の鍔片6の
3箇所に、それぞれ鍔片6の一部を内側に折り返し延出
させて弾性係合片58が図34のように設けてある。こ
の化粧プレート5は図35に示すように、固定枠4の固
定枠本体3の両側縁に設けた係止孔53に弾性係合片5
8を差し込み、係止孔53内の係止段部52に弾性係合
片58の係合突部59を係合させることによって、固定
枠4の外面に被せて取り付けることができるようにして
ある。図36はこの化粧プレート5の製造を示すもので
あり、金属板70を図36のように打ち抜いて、金属板
70の中央部に窓部36を、下端縁に治具差し込み切欠
37をそれぞれ切欠形成すると共に、金属板70の両側
端縁にそれぞれ3本ずつ延長片71を設け、この金属板
70をプレスて屈曲加工することによって、金属板70
の周縁で鍔片6を形成すると共に延長片71を折り曲げ
て弾性係合片58を形成して、図33及び図34に示す
ような化粧プレート5を作製することができるものであ
る。
【0042】次に、請求項1及び請求項8の発明の実施
例を説明する。請求項8の発明は、配線ボックス9を電
線20をジョイントするジョイントボックスとして使用
する場合に適用されるものであり、図37のように固定
枠本体4をMFZn−C等の処理をした鋼板等の金属板
で作製したジョイントボックス用枠18で形成し、この
ジョイントボックス用枠18の両端部(上端部と下端
部)の表面にそれぞれバネ用ステンレス鋼板等で作製し
た端部金具1を取り付けることによって、固定枠4を形
成するようにしてある。ジョイントボックス用枠18の
中央部には開口部19が設けてあり、開口部19の上下
縁にそれぞれ突出片61が張り出して設けてある。そし
てこの突出片61を含めてジョイントボックス用枠18
の上部と下部の複数箇所に取付孔17が穿設してある。
取付孔17は上部のものと下部のものとが線対称になる
位置で上下に対応するように配置して設けられるもので
あり、例えば取付孔17a,17a間の上下方向の間隔
1 =66.7mm、取付孔17b,17b間の上下方
向の間隔L2 =83.5mm、取付孔17c,17c間
の上下方向の間隔L3 =89mmになるように各取付孔
17を設けてある。取付孔17のうち、取付孔17cは
上下方向に長い長孔として形成してある。
【0043】端部金具1は既述のようにバネ用ステンレ
ス鋼板のようなばね性を有する金属板を屈曲加工して作
製してあり、図37のように固定片62の一端縁に断面
横U字形に屈曲した屈曲片63を延設した形状に形成し
てあり、屈曲片63の外面に嵌合突起2が突設してあ
る。この端部金具1をジョイントボックス用枠18の上
端部と下端部の表面に各屈曲片63が外側方を向くよう
に一対ずつ配設し、各固定片62にジョイントボックス
用枠18から突出したカシメ片64を通してかしめるこ
とによって、ジョイントボックス用枠18の上端部と下
端部に一対ずつ端部金具1を取り付けて固定枠4を作製
することができるものである。尚、下側に取り付けられ
る端部金具1の屈曲片63の中央部の先端縁には、治具
受け舌片35が下方へ一体に突出して設けてある。
【0044】一方、化粧プレート5は塗装したアルミニ
ウムなどの金属板によって作製してあり、窓部を有しな
い盲板として図37に示すように形成してある。また化
粧プレート5の四周の端縁には全長に亘って鍔片6が背
面側へ一体に延出して設けてあり、化粧プレート5の両
端(上端と下端)において鍔片6に二組ずつ係合突起7
が内方へ突設してある。さらに化粧プレート5の長手方
向の一端(下端)において鍔片6には係合突起7の間に
おいて治具差し込み切欠37が設けてある。
【0045】図38は施工状態を示すものであり、家屋
の壁面38に前面が開口する配線ボックス9が埋め込ん
で取り付けてある。この配線ボックス9の前面の開口に
は受け枠65が取り付けてあり、その開口の上縁と下縁
にそれぞれネジ溝を切った受け孔66が設けてある。そ
してこの配線ボックス9には壁面38内に配管した二本
の電線管67が接続してあり、各電線管67を通して配
線した電線20をそれぞれ配線ボックス9内に引き出
し、配線ボックス9内で電線20を圧着スリーブ68等
で接続することによって、配線ボックス9をジョイント
ボックスとして使用するようにしてある。
【0046】このように配線ボックス9をジョイントボ
ックスとして使用するにあたって、配線ボックス9の開
口は化粧プレート5で塞がれるが、化粧プレート5を取
り付けるに先立って固定枠4を予め取り付けておく。す
なわち、固定枠4を受け枠65の前面に配設し、受け枠
65の各受け孔66とこれに対応する固定枠4の取付孔
17を合わせ、取付ネジ11を取付孔17から受け孔6
6にネジ込むことによって、図38や図39のように固
定枠4を配線ボックス9の前面に固定するものである。
そして化粧プレート5をその上部が壁面38に近接する
ように傾けて固定枠4の外側に被せ、固定枠4の上端の
端部金具1の屈曲片63の上に化粧プレート5の上端の
鍔片6を載せることによって、端部金具1の嵌合突起2
に化粧プレート5の係合突起7を係合させた後に、化粧
プレート5をその下部が壁面38に近接するように押し
込むことによって、固定枠4の下端の端部金具1の横片
31の下に化粧プレート5の下端の鍔片6が潜り込ん
で、この端部金具1の嵌合突起2を乗り越えて化粧プレ
ート5の下端の係合突起7を嵌合突起2に係合させるこ
とができる。このように嵌合突起2と係合突起7の係合
で化粧プレート5を固定枠4の外側に固定することによ
って化粧プレート5を配線ボックス9の前面に取り付
け、配線ボックス9を化粧プレート5で覆うことができ
るものである。
【0047】嵌合突起2と係合突起7の係合の状態を図
40(a)(b)に示す。ここで、端部金具1はばね性
を有する金属板で形成されており、しかも屈曲片63に
よって嵌合突起2の弾性変位性が一層大きくなってお
り、化粧プレート5の係合突起7をこの嵌合突起2に係
合させる際や、嵌合突起2から係合突起7の係合を外す
際に、嵌合突起2が容易に弾性変位し、嵌合突起2と係
合突起7を係合させる操作や係合を外す操作が容易にな
るものである。
【0048】また、配線ボックス9としては各種の寸法
のものが使用されるものであり、配線ボックス9の前面
の開口に取り付けられる受け枠65としてもそれに応じ
て各種のものが用いられ、受け枠65に設けられる受け
孔66の上下方向の間隔Lは配線ボックス9に応じて異
なることになる。このために、従来では各配線ボックス
9に対して専用の固定枠4を作製しておく必要があり、
多くの種類の固定枠4が必要であった。しかし本発明で
は、図37のように複数箇所に取付孔17が設けてある
ために、受け孔66の間隔Lに応じた取付孔17を選択
することによって、各種の配線ボックス9に固定枠4を
取り付けることができるものであり、一種類の固定枠4
で各種の配線ボックス9に化粧プレート5を取り付ける
ことができるものである。例えば、受け孔66の間隔L
が66.7mmの場合、間隔L1=66.7mmの取付
孔17aを選択することによって図41(a)のように
受け枠65に固定枠4を取り付けることができ、また受
け孔66の間隔Lが83.5mmの場合、間隔L2 =8
3.5mmの取付孔17bを選択することによって図4
1(b)のように受け枠65に固定枠4を取り付けるこ
とができ、また受け孔66の間隔Lが89mmの場合、
間隔L3 =89mmの取付孔17cを選択することによ
って図41(c)のように受け枠65に固定枠4を取り
付けることができるものである。尚、取付孔17cは縦
長に形成してあるので、取付ネジ11を通す部分によっ
ては図41(d)のように間隔L2 =83.5mmに対
処することもできる。固定枠4から化粧プレート5を取
り外すにあたっては、図1の場合と同様にして化粧プレ
ート5の下端の治具差し込み切欠37にマイナスドライ
バーなどの治具44を差し込み、固定枠4の下端の端部
金具1に設けた治具受け舌片35と治具差し込み切欠3
7との間で治具44を図37の矢印のように回してこじ
ることによっておこなうことができる。このように化粧
プレート5を取り外すと、固定枠4にはその中央部に開
口部19が設けてあるために、この開口部19を通して
配線ボックス9の前面を開口させることができ、固定枠
4を取り外す必要なく開口部19を通して電線20の接
続や点検等をおこなうことができるものである。
【0049】
【発明の効果】上記のように請求項1の発明は、ばね性
を有する金属板で端部金具を形成すると共に各端部金具
の外面に嵌合突起を突設し、固定枠本体の両端部の外面
にそれぞれ端部金具を取り付けて固定枠を形成し、化粧
プレートの端縁に背面側へ延出して鍔片を設けると共に
化粧プレートの両端部において鍔片の内面に係合突起を
突設し、配線器具が取着される配線ボックスの前面に固
定枠を固定し、固定枠の外面に化粧プレートを被せると
共に端部金具の嵌合突起に係合突起を係合させるように
したので、端部金具をばね性を有する金属板で形成する
ことによって、端部金具に設けた嵌合突起を弾性変位が
容易になるようにして嵌合突起と係合突起との係合やそ
の解除が容易になるようすることができ、しかもばね性
を有する金属板はこの端部金具にのみ用いればよく、固
定枠の全体の材料コストが高くなることはないものであ
り、材料コストを抑えつつ化粧プレートの取り付けや取
り外しの作業をスムーズにおこなうことができるもので
ある。
【0050】請求項2の発明は、上記請求項1に加え
て、略平行に配設される一対の継ぎ材で固定枠本体を形
成すると共にこの一対の継ぎ材の両端部間にそれぞれ端
部金具を取り付けて固定枠を形成するようにしたので、
一対の端部金具と一対の継ぎ材を組み付けることによっ
て固定枠を作製することができ、金属板の打ち抜きによ
って材料ロスが大きく出ることなく固定枠を形成するこ
とができるものである。
【0051】またこの継ぎ材をめっき鋼板で形成するよ
うにしてあるので、めっき処理の工程が不要になるもの
である。さらに、固定枠を配線ボックスに固定するため
の取付ネジを通すネジ孔を端部金具に設け、ネジ孔の内
周に複数片の弾性保持片を突設すると共にネジ孔に通し
た取付ネジの外周に各弾性保持片の先端を弾接させるよ
うにしたので、ネジ孔の内周の弾性保持片で取付ネジを
保持することができ、取付ネジを保持するためのネジ保
持ファスナーのような別部材を用いることが不要になる
ものである。
【0052】請求項5の発明は、上記請求項1に加え
て、固定枠本体を樹脂成形品の樹脂枠で形成すると共に
この樹脂枠の両端部の外面にそれぞれ端部金具を取り付
けて固定枠を形成し、化粧プレートを金属材で形成し、
化粧プレートの鍔片の先端面を固定枠の外面に対向させ
た状態で固定枠の外面に化粧プレートを被せて端部金具
の嵌合突起に係合突起を係合させるようにしたので、金
属材で化粧プレートを形成することによって耐火性を高
めることができ、またこの金属材の化粧プレートの鍔片
の先端面を樹脂成形品の樹脂枠で作製される固定枠の外
面に対向させることによって、化粧プレートをコンクリ
ートの壁面に対向させてコンクリートのアルカリが作用
することを防ぎ、化粧プレートの鍔片の先端に防錆処理
をおこなうことが不要になるものである。
【0053】また、化粧プレートの鍔片の先端縁の一部
を内方へ一体に突出させることによって係合突起を形成
するようにしたので、鍔片を内方へ突曲させて係合突起
を設ける場合のように鍔片の外面に凹曲部が形成される
ようなことがなくなり、化粧プレートの外観を高めるこ
とができるものである。さらに、樹脂成形品の樹脂枠に
通孔を設けると共に通孔の内周に複数の食い込み突片を
一体に突設し、上記取付ネジをこの通孔の食い込み突片
間に圧入して通すと共に取付ネジの外周に食い込み突片
の先端縁を食い込ませるようにしたので、通孔の内周の
食い込み突片で取付ネジを保持することができ、取付ネ
ジを保持するためのネジ保持ファスナーのような別部材
を用いることが不要になるものである。
【0054】請求項8の発明は、上記請求項1に加え
て、配線ボックスに取り付けるための取付ネジを通す取
付孔を複数の箇所に設けたジョイントボックス用枠で固
定枠本体を形成すると共にこのジョイントボックス用枠
の両端部の外面にそれぞれ端部金具を取り付けて固定枠
を形成し、電線をジョイントするジョイントボックスと
して使用される配線ボックスに取付孔を通した取付ネジ
によって固定枠を取り付け、開口を有しない化粧プレー
トを固定枠の外面に被せて端部金具の嵌合突起に係合突
起を係合させるようにしたので、配線ボックスに固定枠
を固定して開口を有しない化粧プレートを固定枠の外面
に被せて取り付けることによって、配線ボックスの前面
の開口を化粧プレートで全面に亘って閉じて、電線をジ
ョイントするジョイントボックスとして配線ボックスを
使用することができるものであり、また固定枠を構成す
るジョイントボックス用枠の複数箇所に設けた取付孔を
配線ボックスの寸法や形状に応じて選択することによっ
て、一種類の固定枠で複数種の配線ボックスに対応して
化粧プレートを取り付けることができるものである。
【0055】またこのジョイントボックス用枠の中央部
に点検用の開口部を設けるようにしたので、化粧プレー
トを外すだけで固定枠を外す必要なく、配線ボックス内
の配線等の作業を開口部を通して行なうことができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項2の発明の一実施例の分解斜視図であ
る。
【図2】同上の実施例の固定枠の分解斜視図である。
【図3】同上の実施例の固定枠の正面図である。
【図4】同上の実施例の固定枠の背面図である。
【図5】同上の実施例の固定枠を示すものであり、
(a)は一部破断した側面図、(b)は平面図、(c)
は底面図である。
【図6】同上の実施例の固定枠の一部を示すものであ
り、(a)は拡大した正面図、(b)は拡大した断面図
である。
【図7】同上の実施例の固定枠の一部の拡大した断面図
である。
【図8】同上の実施例の固定枠の一部の拡大した断面図
である。
【図9】同上の実施例の固定枠と化粧プレートを示すも
のであり、(a)は側断面図、(b)は平断面図、
(c)底断面図である。
【図10】同上の実施例の固定枠と化粧プレートを示す
背面図である。
【図11】同上の実施例の固定枠と化粧プレートの結合
部分を示すものであり、(a)乃至(e)はそれぞれ拡
大断面図である。
【図12】同上の他の実施例の一部を示すものであり、
(a)は正面図、(b)は断面図、(c)背面図は、
(d)は断面図である。
【図13】同上の他の実施例の分解斜視図である。
【図14】図13の実施例の固定枠の正面図である。
【図15】同上の実施例の固定枠を示すものであり、
(a)は一部破断した側面図、(b)は平面図、(c)
は底面図である。
【図16】同上の実施例の背面図である。
【図17】同上の実施例の固定枠と化粧プレートを示す
ものであり、(a)は側断面図、(b)は平断面図、
(c)は底断面図である。
【図18】同上の実施例の固定枠と化粧プレートを示す
背面図である。
【図19】同上の他の実施例の固定枠を示すものであ
り、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底面図
である。
【図20】請求項5の発明の一実施例の分解斜視図であ
る。
【図21】同上の実施例の分解斜視図である。
【図22】同上の実施例の樹脂枠の正面図である。
【図23】同上の実施例の樹脂枠の背面図である。
【図24】同上の実施例の樹脂枠を示すものであり、
(a)は一部破断した側面図、(b)は一部破断した平
面図である。
【図25】同上の実施例の樹脂枠の一部を示すものであ
り、(a)は拡大した正面図、(b)は拡大した断面図
である。
【図26】同上の実施例の端部金具を示すものであり、
(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図、
(d)は側断面図である。
【図27】同上の実施例の固定枠の正面図である。
【図28】同上の実施例の化粧プレートの正面図であ
る。
【図29】同上の実施例の化粧プレートを示すものであ
り、(a)は一部破断した側面図、(b)は一部破断し
た底面図、(c)は(a)のイ部分を拡大した断面図、
(d)は(a)のロ部分の一部の拡大した背面図であ
る。
【図30】同上の実施例の固定枠と化粧プレートを示す
ものであり、(a)は側断面図、(b)は一部破断した
平面図、(c)は一部破断した底面図である。
【図31】同上の実施例の固定枠と化粧プレートを示す
背面図である。
【図32】同上の実施例の固定枠と化粧プレートを示す
ものであり、(a)は図30(a)のハ部分の拡大した
断面図、(b)は図30(a)のニ部分の拡大した断面
図である。
【図33】同上の他例の化粧プレートの正面図である。
【図34】同上の他例の化粧プレートを示すものであ
り、(a)は一部破断した側面図、(b)は一部破断し
た底面図、(c)は(b)のホ部分の拡大した断面図で
ある。
【図35】同上の他例の化粧プレートと固定枠の断面図
である。
【図36】同上の他例の化粧プレートの展開図である。
【図37】請求項8の発明の一実施例の分解斜視図であ
る。
【図38】同上の実施例の断面図である。
【図39】同上の実施例の固定枠部分の正面図である。
【図40】同上の実施例を示すものであり、(a)は図
38のヘ部分の拡大した断面図、(b)は図38のト部
分の拡大した断面図である。
【図41】同上の実施例の各態様を示すものであり、
(a)乃至(d)はそれぞれ固定枠部分の正面図であ
る。
【図42】従来例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 端部金具 2 嵌合突起 3 固定枠本体 4 固定枠 5 化粧プレート 6 鍔片 7 係合突起 8 配線器具 9 配線ボックス 10 継ぎ材 11 取付ネジ 12 ネジ孔 13 弾性保持片 14 樹脂枠 15 通孔 16 食い込み突片 17 取付孔 18 ジョイントボックス用枠 19 開口部 20 電線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ばね性を有する金属板で端部金具を形成
    すると共に各端部金具の外面に嵌合突起を突設し、固定
    枠本体の両端部の外面にそれぞれ端部金具を取り付けて
    固定枠を形成し、化粧プレートの端縁に背面側へ延出し
    て鍔片を設けると共に化粧プレートの両端部において鍔
    片の内面に係合突起を突設し、配線器具が取着される配
    線ボックスの前面に固定枠を固定し、固定枠の外面に化
    粧プレートを被せると共に端部金具の嵌合突起に係合突
    起を係合させて成ることを特徴とする配線器具の化粧プ
    レートの取付構造。
  2. 【請求項2】 略平行に配設される一対の継ぎ材で固定
    枠本体を形成すると共にこの一対の継ぎ材の両端部間に
    それぞれ端部金具を取り付けて固定枠を形成するように
    したことを特徴とする請求項1に記載の配線器具の化粧
    プレートの取付構造。
  3. 【請求項3】 継ぎ材をめっき鋼板で形成して成ること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の配線器具の化粧プ
    レートの取付構造。
  4. 【請求項4】 固定枠を配線ボックスに固定するための
    取付ネジを通すネジ孔を端部金具に設け、ネジ孔の内周
    に複数片の弾性保持片を突設すると共にネジ孔に通した
    取付ネジの外周に各弾性保持片の先端を弾接させて成る
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の配
    線器具の化粧プレートの取付構造。
  5. 【請求項5】 固定枠本体を樹脂成形品の樹脂枠で形成
    すると共にこの樹脂枠の両端部の外面にそれぞれ端部金
    具を取り付けて固定枠を形成し、化粧プレートを金属材
    で形成し、化粧プレートの鍔片の先端面を固定枠の外面
    に対向させた状態で固定枠の外面に化粧プレートを被せ
    て端部金具の嵌合突起に係合突起を係合させて成ること
    を特徴とする請求項1に記載の配線器具の化粧プレート
    の取付構造。
  6. 【請求項6】 化粧プレートの鍔片の先端縁の一部を内
    方へ一体に突出させることによって係合突起を形成して
    成ることを特徴とする請求項5に記載の配線器具の化粧
    プレートの取付構造。
  7. 【請求項7】 樹脂成形品の樹脂枠に通孔を設けると共
    に通孔の内周に複数の食い込み突片を一体に突設し、上
    記取付ネジをこの通孔の食い込み突片間に圧入して通す
    と共に取付ネジの外周に食い込み突片の先端縁を食い込
    ませて成ることを特徴とする請求項5又は6に記載の配
    線器具の化粧プレートの取付構造。
  8. 【請求項8】 配線ボックスに取り付けるための取付ネ
    ジを通す取付孔を複数の箇所に設けたジョイントボック
    ス用枠で固定枠本体を形成すると共にこのジョイントボ
    ックス用枠の両端部の外面にそれぞれ端部金具を取り付
    けて固定枠を形成し、電線をジョイントするジョイント
    ボックスとして使用される配線ボックスに取付孔を通し
    た取付ネジによって固定枠を取り付け、開口を有しない
    化粧プレートを固定枠の外面に被せて端部金具の嵌合突
    起に係合突起を係合させて成ることを特徴とする請求項
    1に記載の配線器具の化粧プレートの取付構造。
  9. 【請求項9】 ジョイントボックス用枠の中央部に点検
    用の開口部を設けて成ることを特徴とする請求項8に記
    載の配線器具の化粧プレートの取付構造。
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