JPH08181589A - バッファ制御回路 - Google Patents

バッファ制御回路

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JPH08181589A
JPH08181589A JP31989894A JP31989894A JPH08181589A JP H08181589 A JPH08181589 A JP H08181589A JP 31989894 A JP31989894 A JP 31989894A JP 31989894 A JP31989894 A JP 31989894A JP H08181589 A JPH08181589 A JP H08181589A
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JP
Japan
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circuit
buffer
gate
signal
input
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JP31989894A
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English (en)
Inventor
Hideaki Miyashita
秀昭 宮下
Kenichi Kuwako
健一 桑子
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は2種類の制御系のうちの一方を選択し
て一つのデバイスを制御するための切換え回路として利
用できるバッファ制御回路に関し、切換えに際してのハ
ザードの発生を防止することを目的とする。 【構成】第1の系71と対象装置70とを接続する第1
のバッファ回路73と、第2の系72と対象装置70と
を接続する第2のバッファ回路74と、第2のバッファ
回路74がディスエーブル状態であることを検出して第
1のバッファ回路73へのイネーブル信号の入力を可能
にする第1のゲート回路75と、第1のバッファ回路7
3がディスエーブル状態であることを検出して第2のバ
ッファ回路74へのイネーブル信号の入力を可能にする
第2のゲート回路76と、選択信号を第1のゲート回路
75と第2のゲート回路76で極性を反転して供給する
インバータ回路77とを具備したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバッファ制御回路に関す
る。本発明のバッファ制御回路は、2種類の制御系のう
ちの一方を選択して一つのデバイスを制御するための切
換え回路として利用できる。
【0002】この種の切換え回路はコンバータ応用機器
や電子機器全般に用いられるが、切換え回路の内部ゲー
ト素子での遅延などにより制御信号にハザードが発生す
る場合があるので、このハザードを防止することが必要
とされる。
【0003】
【従来の技術】図12には2系統のCPU51、52の
制御信号A、Bのうちの一方を切換え回路53で選択し
て、選択された方のCPUの制御信号で対象デバイス5
4を制御するシステムが示される。このシステムでは切
換え回路53はデバイス選択信号が“H”のときにCP
U51の制御信号Aを、“L”のときにCPU52の制
御信号Bを選択する。
【0004】図10にはこの切換え回路の従来例が示さ
れる。図示するようにこの切換え回路は、制御信号Aが
入力されるANDゲート531、制御信号Bが入力され
るANDゲート532、ANDゲート531と532の
各出力信号が入力されて対象デバイスへの出力制御信号
を出力するORゲート534、およびインバータ533
を含み構成され、デバイス選択信号がANDゲート53
1のイネーブル端子EN1に直接に、またANDゲート
532のイネーブル端子EN2にインバータ533を介
してそれぞれ入力されるようになっている。
【0005】この切換え回路は負論理で動作しており、
制御信号A、B、出力制御信号は“L”のときにイネー
ブル状態、“H”のときにディスエーブル状態である。
デバイス選択信号が“H”のときにはANDゲート53
1が開、ANDゲート532が閉となって制御信号Aが
選択されてORゲート534を経由して出力され、一
方、デバイス選択信号が“L”のときにはANDゲート
531が閉、ANDゲート532が開となって制御信号
Bが選択されてORゲート534を経由して出力され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図11にはこの切換え
回路の各部信号のタイムチャートが示される。図11中
の(a)〜(e)の各信号波形は、図10中の各箇所
(a)〜(e)における信号波形である。ここで制御信
号A、B、出力制御信号は負論理とし、制御信号A、B
は共に“H”レベル(ディスエーブル)状態にあるもの
とする。
【0007】いま、デバイス選択信号が“L”レベルに
あってCPU52の制御信号Bが選択され出力制御信号
として出力されている状態にあるものとし、この状態か
らデバイス選択信号を“L”レベルから“H”レベルに
変化させてCPU51からの制御信号Aを選択するよう
に切換えを行ったものとする。
【0008】図示するように、デバイス選択信号(a)
の変化に対して、ANDゲート532は閉となってその
出力信号(e)が“H”から“L”に変化するが、その
際、このANDゲート532の出力信号(e)はインバ
ータ533での遅延分とANDゲート532自身の遅延
分だけ遅れて“L”となる。一方、ANDゲート531
は開となってその出力信号(d)が“L”から“H”に
変化するが、その際、このANDゲート531の出力信
号(d)はANDゲート531自身の遅延分だけ遅れて
“L”となる。
【0009】この場合、ANDゲート531と532で
は、その出力変化にインバータ533での遅延分だけ差
(図中にで示す遅延)が生じることになるが、このと
きには出力信号(d)、(e)とも“H”レベルになる
ので、出力制御信号に変化は現れず、問題はない。
【0010】一方、CPU52側の制御信号Bを再び選
択するためにデバスイ選択信号を“H”から“L”に変
化させた場合、ANDゲート532の出力信号(e)は
ANDゲート531の出力信号(d)に比べてインバー
タ533のゲート遅延分(図中にで示す遅延)だけ遅
れて“H”レベルになる。この結果、出力信号(d)、
(e)がともに“L”レベルとなる部分が生じ、これが
ORゲート534自身の遅延分だけ遅れてORゲート5
34から出力制御信号として出力される。すなわち、O
Rゲート534の出力制御信号は、制御信号A、Bがと
もにディスエーブル(=“H”レベル)の場合であって
も、一瞬だけ出力制御信号にイネーブル(=“L”レベ
ル)のパルス(図中にで示す部分)が見え、ハザード
が生じることになる。
【0011】本発明はかかる問題点に鑑みてなれたもの
であり、その目的とするところは、切換えに際してのハ
ザードの発生を防止できるバッファ制御回路を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係る原理
説明図である。本発明に係るバッファ制御回路は、第1
の系71と対象装置70とを接続する第1のバッファ回
路73と、第2の系72と対象装置70とを接続する第
2のバッファ回路74と、第2のバッファ回路74がデ
ィスエーブル状態であることを検出して第1のバッファ
回路73へのイネーブル信号の入力を可能にする第1の
ゲート回路75と、第1のバッファ回路73がディスエ
ーブル状態であることを検出して第2のバッファ回路7
4へのイネーブル信号の入力を可能にする第2のゲート
回路76と、選択信号を第1のゲート回路75と第2の
ゲート回路76で極性を反転して供給するインバータ回
路77とを具備したものである。
【0013】上記の他方側のバッファ回路がディスエー
ブル状態であることを検出する手段としては、その他方
側のバッファ回路のバッファ群のうちの一つのバッファ
の入力側にイネーブル信号レベルを入力し、その出力側
にディスエーブル信号レベルに引き込むプルアップ抵抗
を接続し、その出力側信号の信号レベルに応じて他方側
のバッファ回路のディスエーブル状態を検出するように
構成することができる。
【0014】
【作用】上記のように構成すれば、第1、第2のバッフ
ァ回路73、74を制御するゲート回路75、76は、
相手側のバッファ回路がディスエーブルされない限り、
自分側のバッファ回路をイネーブルにすることができな
いため、第1、第2のバッファ回路73、74が同時に
イネーブルになることはない。このため、バッファ回路
の切換えの先にハザードが出ることを防止できる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2には本発明の一実施例としてのバッファ制御
回路が示される。このバッファ制御回路は負論理で動作
するものである。図2において、1と2はNANDゲー
ト、3と4はバッファ回路、5はインバータである。
【0016】バッファ回路3は複数のバッファを有し、
イネーブル端子ENへの入力信号が“L”で各バッファ
を導通、“H”で遮断するようになっており、各バッフ
ァには制御信号Aと0Vレベル(グラウンド)がそれぞ
れ入力され、それぞれのバッファ出力端子はプルアップ
抵抗R1、R2でそれぞれプルアップされており、制御
信号A側のバッファ出力信号が出力制御信号となる。
【0017】同様に、バッファ回路4は複数のバッファ
を有し、イネーブル端子ENへの入力信号が“L”で各
バッファを導通、“H”で遮断するようになっており、
各バッファには制御信号Bと0Vレベル(グラウンド)
がそれぞれ入力され、それぞれのバッファ出力端子はプ
ルアップ抵抗R5、R6でそれぞれプルアップされてお
り、制御信号B側のバッファ出力信号が出力制御信号と
なる。
【0018】NANDゲート1は、一方の入力端子にデ
バイス選択信号が直接に入力され、他方の入力端子に相
手側のバッファ回路4の0V側バッファ出力信号が入力
される。また、NANDゲート2は、一方の入力端子に
デバイス選択信号がインバータ5を介して入力され、他
方の入力端子に相手側のバッファ回路3の0V側バッフ
ァ出力信号が入力される。
【0019】この実施例回路の動作を図3のタイムチャ
ートを参照して以下に説明する。図3は実施例回路の各
箇所(a)〜(e)における信号波形のタイムチャート
であり、この図3中の各信号波形(a)〜(e)は図2
中の各箇所(a)〜(e)における信号波形に対応して
いる。ここで、制御信号A、Bはともにディスエーブル
(=“H”レベル)状態にあるものとする。
【0020】いま、バッファ制御回路としては、出力制
御信号として制御信号Bを選択して出力しているものと
する。すなわち、デバイス選択信号(a)は“L”であ
り、バッファ回路3がディスエーブル状態で入力信号を
遮断、バッファ回路4がイネーブル状態で入力信号を導
通させている状態であり、バッファ回路4に入力されて
いる制御信号Bがそのままバッファ出力端子から出力制
御信号として出力されている。この状態では、バッファ
回路3の0V側バッファ出力端子はプルアップ抵抗R2
の作用により“H”レベルとなっていて、これがNAN
Dゲート2に入力され、その結果、同NANDゲート2
を開いた状態にしている。一方、バッファ回路4の0V
側バッファ出力信号は“L”レベルとなっていて、これ
こがNANDゲート1に入力され、その結果、同NAN
Dゲート1を閉じた状態にしている。
【0021】ここで、上記の制御信号Bを選択している
状態から制御信号Aを選択する状態に切り換えるべく、
デバイス選択信号(a)を“L”から“H”に変化させ
たものとする。これによりNANDゲート1へのデバイ
ス選択信号(b)は直ちに“H”レベルになるが、まだ
相手側のバッファ回路4がイネーブル状態であるためそ
の0V側バッファ出力信号(e)は“L”レベルであ
り、よってNANDゲート1は閉じた状態にあり、バッ
ファ回路3にイネーブル信号ENが入力されない。
【0022】やがて、デバイス選択信号(a)がインバ
ータ5でゲート遅延分だけ遅延して出力信号(c)とし
てNANDゲート2の一方の入力端子に入力される。こ
のとき他方の入力端子にはプルアップ抵抗R2でプルア
ップされた“H”レベル信号が入力されているので、出
力信号(c)はNANDゲート2を通過して、バッファ
回路4をディスエーブル状態に変化させる。これによ
り、バッファ回路4の0V側バッファ出力信号(e)が
プルアップ抵抗R6によりプルアップされて“H”とな
り、この0V側バッファ出力信号(e)がNANDゲー
ト1に入力されて同NANDゲート1を開く。これによ
り、デバイス選択信号(a)がバッファ回路3のイネー
ブル端子ENに入力されて同バッファ回路3をイネーブ
ル状態に変化させ、制御信号Aが同バッファ回路3から
出力制御信号として出力される。バッファ回路3がイネ
ーブル状態になると、その0V側バッファ出力信号は
“L”レベルとなってNANDゲート2を閉じる。
【0023】出力制御信号をさらに制御信号Aから制御
信号Bに切り換える場合の動作も同様である。すなわ
ち、デバイス選択信号(a)を“H”から“L”に変化
させると、NANDゲート1への入力信号(b)は直ち
に“L”レベルになり、その際、相手側のバッファ回路
4がディスエーブル状態であるためその0V側バッファ
出力信号(e)は“H”レベルであってNANDゲート
1は開いた状態にあるので、入力信号(b)はNAND
ゲート1を通って、バッファ回路3をディスエーブル状
態にする。
【0024】やがて、デバイス選択信号(a)がインバ
ータ5でゲート遅延分だけ遅延して出力信号(c)とし
てNANDゲート2の一方の入力端子に入力される。こ
のとき他方の入力端子にはバッファ回路3の0V側バッ
ファ出力信号の“H”レベルが入力されているので、N
ANDゲート2は開かれて、入力信号(c)によってバ
ッファ回路4はイネーブル状態に変化する。これによ
り、バッファ回路4の0V側バッファ出力信号(e)が
“L”となり、この0V側バッファ出力信号(e)がN
ANDゲート1に入力されて同NANDゲート1を閉じ
る。これにより、バッファ回路3をディスエーブル状態
に変化させ、制御信号Aが遮断され、代わりに制御信号
Bがバッファ回路4から出力制御信号として出力され
る。
【0025】このように、この実施例回路では、バッフ
ァ回路3、4を制御するNANDゲート1、2は相手側
のバッファ回路がディスエーブルされない限り、自分側
のバッファ回路をイネーブルすることができないため、
同時に二つのバッファ回路がイネーブルされることはな
い。そのため、切換えの際にハザードが出ることを防止
できる。しかも制御信号A、Bが出力制御信号に伝達す
るまでにバッファを一つしか通らないので、遅延も少な
くて済む。
【0026】図4には本発明のバッファ制御回路の適用
例が示される。この適用例は二つのCPU11、12が
同一メモリ13を共用するシステムであり、メモリ13
にアクセスする側のCPUを本発明のバッファ制御回路
を切換え回路として使用して切り換えている。この切換
え回路として前述したような従来の切換え回路を用いる
と、バスマスタが切り換わる際に、デバイス(メモリ1
3)への制御信号にハザードが出る可能性があるので、
デバイスが誤動作を起こしたり、バスの衝突が起こり、
デバイスにストレスをかけたりする可能性があるが、本
発明のバッファ制御回路を使用することにより、そのよ
うなトラブルを防ぐことができる。
【0027】図4において、CPU11側のアドレスバ
ス、データバス、制御バスはバッファ回路4を通してメ
モリ13に接続され、一方、CPU12側のアドレスバ
ス、データバス、制御バスはバッファ回路3を通してメ
モリ13に接続される。ここで、データバスについての
バッファ回路3、4のバッファは双方向バッファが用い
られる。その他のバッファ制御回路の構成は前述した実
施例のものと同じである。この例では、選択回路10か
らのデバイス選択信号を“L”にした場合にはCPU1
1が、“H”にした場合にはCPU12がそれぞれ選択
されて、メモリ13に接続されてアクセスすることが可
能になる。
【0028】図5には本発明のバッファ制御回路の他の
適用例が示される。この適用例はシステムをシステム2
1と22からなる冗長システムとして構成した場合のも
ので、システムの状態をシステム監視回路20で監視
し、現用系のシステムに異常がある場合には他方のシス
テムに切り換えるものである。例えば、システム21を
現用系として動作中に、そのシステム21が何らかの原
因で故障した場合には、切換え回路によりシステム22
側に切り換える。この際、切換え回路として前述の従来
の切換え回路を用いると、他システムへの移行の際に瞬
間的に制御信号が衝突する可能性があるが、本発明のバ
ッファ制御回路を切換え回路として使用すると、移行の
際にも信号が衝突することはなく、安全にシステムの切
換えを行うことができる。
【0029】図5において、システム21の制御信号群
はバッファ回路4を通して、またシステム22の制御信
号群はバッファ回路3を通してそれぞれ出力制御信号と
して対象装置に接続される。システム監視装置20はシ
ステム21、22の動作状態を監視しており、現用系側
のシステムに異常がある場合には他方側のシステムに切
り換えるようにデバイス選択信号を出力する。
【0030】図6には本発明の変形例としてのバッファ
制御回路を適用したシステムの例が示される。この例
は、CPU23がRAM24、25のいずれか一方にア
クセスするよう切り換えるシステムである。このように
2種類のデバイス(RAM)を切り換えて使用する場
合、切換え回路として従来の切換え回路を用いると切換
え時に信号の衝突が起こる可能性があるが、本発明のバ
ッファ制御回路を切換え回路として使用すると、切換え
時の衝突を無くすことができる。
【0031】図6において、RAM24のデータバスは
バッファ回路4を通してCPU23に接続され、同様に
RAM25のデータバスはバッファ回路3を通してCP
U23に接続される。このデータバスのバッファは双方
向バッファが用いられる。バッファ制御回路は、基本的
には前述した実施例のものであるが、相違点として、N
ANDゲート1とバッファ回路3間、およびNANDゲ
ート2とバッファ回路4間にそれぞれORゲート6、7
が挿入されており、これらのORゲート6、7はデバイ
スイネーブル/ディスエーブル信号により開閉されるよ
うになっている。この適用例では、デバイスイネーブル
信号によりORゲート6、7が開かれている場合、選択
回路10からのデバイス選択信号に応じてRAM24、
25の一方が選択されてCPU23に接続され、CPU
23からのアクセスが可能となる。一方、デバイスディ
スエーブル信号によりORゲート6、7がともに閉じら
れている場合には、バッファ回路3、4はともにディス
エーブル状態にあり、CPU23はいずれのRAM2
4、25とも接続されない。
【0032】図7には本発明のまた他の変形例としての
バッファ制御回路を適用したシステムの例が示される。
この例は、ダブルバッファのデータバスの方向を制御で
きるシステムである。すなわち、デバイスとデバイス
を共通のデータバス30を介して接続するもので、そ
の際、方向制御信号によってデバイスからデバイス
方向への一方向に、あるいはデバイスからデバイス
方向への一方向に接続されるようバッファによりデータ
バスの接続に方向性を持たせるものである。このデータ
バスの方向を切り換える際、従来技術だと切り換えるタ
イミングによってはバッファ同士が衝突する可能性があ
るが、本発明を適用すると、切換え時の衝突をなくすこ
とができる。
【0033】図7において、30は共通のデータバス、
31と32はそれぞれ双方向バッファ回路であり、デバ
イスのバス33が双方向バッファ回路31を介して共
通データバス30に接続され、デバイスのバス34が
双方向バッファ回路32を介して共通データバス30に
接続される。
【0034】双方向バッファ回路31、32は方向制御
信号端子DIRに入力される方向制御信号が“0”のと
きには図面中を左方向にのみ、“1”のときには右方向
にのみ導通する。またイネーブル端子に入力される信号
が“L”のときにイネーブル状態、“H”のときにディ
スエーブル状態になる。双方向バッファ回路31は内蔵
するバッファのうちの二つについては、そのうちの一つ
のバッファが一方の端子に抵抗R12を介して0Vレベ
ルが入力され、他方の端子はプルアップ抵抗R11が接
続されてANDゲート35に入力され、他の一つのバッ
ファが一方の端子に抵抗R14を介して0Vレベルが入
力され、他方の端子はプルアップ抵抗R13が接続され
てANDゲート35に入力される。同様に、双方向バッ
ファ回路32は内蔵するバッファのうちの二つについて
は、そのうちの一つのバッファが一方の端子に抵抗R1
6を介して0Vレベルが入力され、他方の端子はプルア
ップ抵抗R15が接続されてANDゲート35に入力さ
れ、他の一つのバッファが一方の端子に抵抗R18を介
して0Vレベルが入力され、他方の端子はプルアップ抵
抗R17が接続されてANDゲート35に入力される。
【0035】ゲート36はその入力端子Gに入力される
信号レベルが“H”のときに入力端子Dに入力されたデ
ータをそのまま出力端子Qに出力し、入力端子Gに入力
される信号レベルが“L”になったときにはそのときに
入力端子Dに入力されていたデータを保持して出力端子
Qに出力する回路であり、入力端子Dには方向制御信号
(a)が入力され、入力端子GにはANDゲート35か
らの出力信号(e)が入力される。図8はこのゲート3
6の詳細な構成を示すものであり、図示のように、AN
Dゲート361、362、NORゲート363、36
4、インバータ365を含み構成される。
【0036】37はゲート36の出力信号(b)と方向
制御信号(a)とが入力されるXOR(排他的論理和)
ゲート、38はXORゲート37の出力信号(c)とイ
ネーブル信号(f)とが入力されるORゲートであり、
ゲート36の出力信号(b)は双方向バッファ回路3
1、32の方向制御信号端子DIRにそれぞれ入力さ
れ、ORゲート38の出力信号(d)は双方向バッファ
回路31、32のイネーブル端子ENにそれぞれ入力さ
れる。
【0037】この図7のシステムの動作を図9に示すタ
イムチャートを参照して以下に説明する。なお、図9中
の各信号波形(a)〜(f)は図7回路中に各箇所
(a)〜(f)においる信号波形である。
【0038】この図9では、図7回路中にあるイネーブ
ル信号と方向制御信号の初期値を“L”レベルにし、方
向制御信号を“H”レベルに変化させてみた場合を例と
して示している。
【0039】方向制御信号(a)がまず“L”から
“H”になる。ゲート36出力信号(b)はANDゲー
ト35出力信号(e)が“H”でないと変化しないの
で、XORゲート37への二つの入力信号は“H”と
“L”になり、したがってXORゲート37からの出力
信号(c)がこのゲートの遅延時間T1だけ遅れて
“H”になる。
【0040】XORゲート37の出力信号(c)が
“H”になると、ORゲート38によりその出力信号
(d)がこのゲートの遅延時間T2だけ遅れて“H”に
なる。すなわちバッファ回路31、32のイネーブル端
子ENが“H”になり、バッファ回路31、32は共に
ディスエーブル状態にされる。
【0041】すると、バッファ回路31、32はディス
エーブル信号を受けてT3時間遅れてバスを高インピー
ダンス状態にする。双方向バッファ回路31、32が共
にディスエーブル状態になると、両方のバスが完全に高
インピーダンスになると共に、プルアップ抵抗R11、
R13、R15、R17のプルアップ作用により、AN
Dゲート35への4入力が全て“H”になり、このAN
Dゲートの遅延時間T4だけ遅れてその出力信号(e)
が“H”になる。
【0042】ANDゲート35の出力信号(e)が
“H”になると、ゲート36がデータ通過状態となるの
で、その出力信号(b)がT5時間だけ遅れて方向制御
信号(a)と同じレベルになる。すなわち、バッファ回
路31、32の方向制御信号であるDIRが変化する。
【0043】なお、図9中、T6はXORゲート37、
T7はORゲート38、T8はバッファ回路31、3
2、T9はANDゲート35のそれぞれの遅延時間であ
る。
【0044】このように、双方向バッファ回路31、3
2の伝達方向を変化させた場合、バッファ回路の出力が
完全に高インピーダンス状態のときのみ変化することが
できるため、バスの衝突を回避できる。
【0045】要は、方向制御信号(a)に変化が生じた
ときには、それをXORゲート37で検知して双方向バ
ッファ回路31、32を共にディスエーブル状態にし、
さらにプルアップ抵抗R11、R13、R15、R17
のプルアップ作用とANDゲート35を用いて双方向バ
ッファ回路31、32が共にディスエーブル状態に変化
したことを検知して、そのディスエーブル状態への変化
後に方向制御信号(a)がゲート36を通過させて双方
向バッファ回路31、32の方向制御信号端子DIRに
入力させるようにすることで、双方向バッファ回路3
1、32がイネーブル状態のうちにバッファ方向の切換
え動作が行われないようにしているのである。
【0046】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、比較的に簡単な回路で、信号切換え時のハザードの
発生を防ぐことがてきる。これにより、信号の衝突が起
こらないため、デバイスに無理なストレスをかけること
がなく、また信号の衝突に伴う誤動作をなくすことがで
きる。また、切換え回路による制御信号の伝達遅延を少
なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原理説明図である。
【図2】本発明に係る一実施例としてのバッファ制御回
路を示す図である。
【図3】実施例回路のタイムチャートを示す図である。
【図4】本発明のバッファ制御回路を適用したシステム
の例を示す図である。
【図5】本発明のバッファ制御回路を適用したシステム
の他の例を示す図である。
【図6】本発明のバッファ制御回路を適用したシステム
のまた他の例を示す図である。
【図7】バス方向制御システムの例を示す図である。
【図8】バス方向制御システムにおけるゲート36の構
成例を示す図である。
【図9】バス方向制御システムのタイムチャートを示す
図である。
【図10】切換え回路の従来例を示す図である。
【図11】従来例回路のタイムチャートである。
【図12】切換え回路を用いてシステムの例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1,2 NANDゲート 3、4 バッファ回路 5 インバータ 10 選択回路 11、12、23 CPU 20 システム監視回路 21、22 システム 24、25 RAM 30、33、34 バス 31、32 双方向バッファ回路 35 ANDゲート 36 ゲート 37 XORゲート 38 ORゲート R1、R2、R5、R6、R11、R13、R15、R
17 プルアップ抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の系と対象装置とを接続する第1のバ
    ッファ回路と、 第2の系と該対象装置とを接続する第2のバッファ回路
    と、 該第2のバッファ回路がディスエーブル状態であること
    を検出して該第1のバッファ回路へのイネーブル信号の
    入力を可能にする第1のゲート回路と、 該第1のバッファ回路がディスエーブル状態であること
    を検出して該第2のバッファ回路へのイネーブル信号の
    入力を可能にする第2のゲート回路と、 選択信号を該第1のゲート回路と第2のゲート回路で極
    性を反転して供給するインバータ回路とを具備したバッ
    ファ制御回路。
  2. 【請求項2】該他方側のバッファ回路がディスエーブル
    状態であることを検出する手段として、該他方側のバッ
    ファ回路のバッファ群のうちの一つのバッファの入力側
    にイネーブル信号レベルを入力し、その出力側にディス
    エーブル信号レベルに引き込むプルアップ抵抗を接続
    し、その出力側信号の信号レベルに応じて該他方側のバ
    ッファ回路のディスエーブル状態を検出するように構成
    した請求項1記載のバッファ制御回路。
JP31989894A 1994-12-22 1994-12-22 バッファ制御回路 Withdrawn JPH08181589A (ja)

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