JPH08181382A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH08181382A
JPH08181382A JP32034194A JP32034194A JPH08181382A JP H08181382 A JPH08181382 A JP H08181382A JP 32034194 A JP32034194 A JP 32034194A JP 32034194 A JP32034194 A JP 32034194A JP H08181382 A JPH08181382 A JP H08181382A
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JP
Japan
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laser
semiconductor
electrode
groove
layer
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JP32034194A
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Takeo Miyazawa
丈夫 宮澤
Fumihiko Kobayashi
二三彦 小林
Hidefumi Mori
英史 森
Junichi Nakano
純一 中野
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電極および配線の容量を小さくさせる。 【構成】 レーザ構造L上に形成された電極金属16お
よび配線の少なくとも一方の下層に溝12,29を設
け、この溝12,29内を半絶縁性半導体層2で埋め込
む構造とすることにより、半絶縁性半導体層2に形成さ
れる電極金属16および配線が低容量化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば高速電気信号を
半導体レーザなどの半導体素子へ供給するために用いる
低容量電極および低容量配線を有する半導体装置に係わ
り、特に電極および配線構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子を半絶縁半導体層に埋め込む
と、高速電気信号により動作させることができる。例え
ば、半導体レーザを例にとると、高速化のために図12
に斜視図に示すようにレーザ領域をメサ構造1に加工し
た後、半絶縁性半導体層2による埋め込みが行われる。
このように半絶縁性半導体層2で埋め込んだ半導体素子
では、pn埋め込み構造で見られるレーザ近傍の電流ブ
ロック領域(pn埋め込み層)と基板との接触面間に発
生する大きな寄生容量がない。また、電極形成領域3′
に形成される電極3は、半絶縁性半導体層2上の絶縁膜
4の上に形成されるので、これも低容量になり、素子全
体として容量が低くなる。なお、図12において、Sは
(100)面を有するInP基板、8はコンタクト層、
9はレーザの活性層である(活性層9は光ガイド層が付
随することが多い。以後、光ガイド層が付随するものも
含めて活性層と呼ぶことにする)。
【0003】最近、図13に斜視図に示すようにレーザ
メサ構造1の両側に溝5を形成し、この溝5内をハイド
ライド気相成長法を用いて半絶縁性半導体層2で埋め込
むことにより、短時間でしかも直交レーザのように複雑
な形状のレーザも埋め込めることが本発明者らの研究に
よって明かとなった。このように構成される半導体装置
は図12に示した半導体装置と同様にレーザ近傍の領域
の寄生容量が小さい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成される半導体装置は、電極3が膜厚の薄い絶縁
膜4を介してレーザ構造の上に形成されるので、容量は
小さくならない。したがって素子全体としては容量もあ
まり小さくならず、高速動作をさせることができないと
いう問題があった。
【0005】また、多数の電極を有する半導体装置とな
ると、電極と半導体素子との間を配線しなければならな
くなる。このような半導体装置では、配線の容量を低く
抑えることも重要であるが、図13に示すような埋め込
み構造では、電極と同様に配線の容量は小さくならない
という問題があった。
【0006】したがって本発明は、前述した従来の課題
を解決するためになされたものであり、その目的は、電
極および配線の容量を小さくさせることができる半導体
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明による半導体装置は、レーザ構造上に形
成された電極および配線の少なくとも一方の下層に溝を
設け、この溝内を高抵抗半導体などの低容量性の半導体
領域で埋め込む構造としたものである。
【0008】
【作用】本発明においては、半導体領域上に形成される
電極および配線が低容量化されることになる。例えば直
交レーザのような複雑な形状のレーザも低容量化できる
ことになる。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。 (実施例1)図1は、本発明による半導体装置の一実施
例による構成を説明するための電極および配線領域を有
する半導体レーザの製作過程を示す斜視図である。図1
において、基板Sは面方位(100)のInPからな
り、レーザ構造LはInPとInGaAsPとの材料系
からなり、導電型の異なる2つの層間にレーザ活性層9
を有して形成されている。また、このレーザ構造L上に
は、レーザコンタクト層8および半導体保護層10が積
層して形成されている。さらにこのレーザ構造Lには、
所定の電極形成領域およびレーザメサ形成領域に対応す
る開口パターンを有するSiO2 マスク11を形成し、
このSiO2 マスク11をエッチングマスクとしてC2
6とH2 とを反応ガスとする反応性イオンエッチング
法(RIE法)により基板Sに達する深さにエッチング
されてレーザメサ構造1およびこのレーザメサ構造1の
両側の溝12,電極形成領域の溝29がそれぞれ形成さ
れている。
【0010】この場合、レーザメサ構造1の方向は、<
110>方向であり、電極形成領域の溝29は、<−1
10>方向に延びている。レーザメサ構造1の両側の溝
12の幅は約10μmであり、電極形成領域の溝29の
幅は約50μmである。これは、<110>方向メサ構
造の横方向成長速度が<−110>方向メサ構造のそれ
より遅いためである。
【0011】次に溝12,29が形成された後、RIE
法で用いたSiO2 マスク11を選択成長膜として用
い、ハイドライド成長法によってレーザメサ構造1の両
側の溝12および電極形成領域の溝29内を鉄をドーピ
ングした高抵抗InPにより埋め込み、図2に示すよう
に半絶縁性半導体層2を形成する。次にレーザ構造L上
のSiO2 マスク11および半導体保護膜10を除去し
た後、レーザコンタクト層8上に新たにSiO2 絶縁膜
13の堆積,レーザメサ構造1上のSiO2 絶縁膜13
のコンタクト層8への開口14の形成およびオーミック
電極15,電極金属16の蒸着などの通常のレーザプロ
セスによって図2に示すような高速レーザが完成する。
なお、図中、点線で示されている領域は、絶縁膜13下
に半絶縁性半導体層2で埋め込まれた溝12,29のあ
る領域である。
【0012】溝12,29を用いたレーザの埋め込みで
は、溝12,29の深さは約4μm以上になっても、容
易に平坦な埋め込みが可能であるので、低容量素子が実
現できる。例えば溝12,29の深さを約10μm,電
極寸法を100μm×100μmとすると、電極形成領
域の容量は、約0.1pFとなり、50オーム終端の場
合、3dB帯域は50GHzとなる。これに対して従来
の有機金属成長法を用いる図12のようなタイプでは、
半絶縁性半導体層2の厚さは2.5μm程度なので、3
dB帯域は12.5GHzとなる。
【0013】なお、溝12,29の埋め込み方法では、
結晶成長法としてハイドライド気相成長法を用いたが、
このハイドライド気相成長法により溝29が埋め込まれ
る過程は、図3に拡大断面図で示すように溝29の側面
6から半導体成長層7が成長し、溝29の中央で両側面
6からの半導体成長層7が合体することにより形成され
る。この方法により溝を平坦に埋め込める溝の幅は数十
μm程度であり、それ以上の幅の溝を埋め込もうとする
と、埋め込み層表面の平坦性が損なわれる。したがって
数十μm角の寸法の小さい電極形成領域を埋め込むに
は、溝を1つ形成するのみでも可能である。しかし、通
常、電極形成領域は100μm角程度の大きさを有する
ため、これを半絶縁性半導体層2で埋め込むためには、
図4に示すように複数の溝29を形成する必要がある。
【0014】この場合、図5に拡大断面図で示すように
複数形成した溝29を半絶縁性半導体層2で埋め込んだ
後に電極形成領域29′に絶縁膜13を堆積し、その上
に電極金属16および図示しない配線を形成する。この
絶縁膜13によって埋め込まれずに溝29の間に取り残
されたレーザ領域Mは、電極金属16および配線と電気
的に絶縁される。また、このレーザ領域Mの容量は小さ
く、電極金属16および配線の容量に及ぼす効果は小さ
い。例えばこの取り残されたレーザ領域Mの幅を2μ
m,長さを100μmとし、絶縁膜13の厚さを0.3
μmのSiO2 膜とすると、このレーザ領域Mの容量は
2×10-2pF程度であり、殆ど無視できる。
【0015】また、溝29の半絶縁性半導体層2により
埋め込まれる速度は、溝29の延びている方向によって
異なる。したがって効率的に溝29を埋め込むために
は、溝側面6からの横方向成長速度が最大となるように
溝29の方向を定め、溝29が最も短時間で埋め込まれ
るように設定すると、取り残されたレーザ領域Mの数が
最小となる。したがって、低容量化のためには、溝29
の延びる方向を側面6からの横方向成長速度が最大とな
るように選ぶことが最も好ましい。ただし、必ずしも、
横方向成長速度が最大となるように選ばなくても、本発
明による半導体装置は形成できる。
【0016】図6は、レーザメサ構造1の方向を<−1
10>方向とした場合の溝構造を示したものである。図
6においては、レーザメサ構造1の両側の溝12の幅が
約50μmと電極形成領域の溝29の幅と同じ以外は前
述した図1の素子の場合と同じであり、素子製作プロセ
スも同じである。
【0017】(実施例2)図7は、本発明による半導体
素子の他の実施例による構成を示す光横注入双安定レー
ザを示す斜視図であり、前述の図と同一部分には同一符
号を付してある。図7に示す光横注入双安定レーザは、
前述した実施例1と同じ製作工程により形成される。こ
のように構成された半導体素子は、レーザ部17,過飽
和吸収部18および光増幅部19を有して形成されてい
る。なお、図中、点線で示された領域は、絶縁膜13の
下に半絶縁性半導体層2で埋め込まれた溝12,29の
ある領域である。
【0018】このように構成される光横注入双安定レー
ザおいて、エピタキシャルウエハは、量子井戸構造であ
り、双安定動作は、レーザ部17と過飽和領域18との
相互作用で生じる。過飽和吸収部18は、量子井戸の過
飽和特性を利用し、レーザダイオードのビルトイン電圧
以下の電圧を印加する。制御光は、光増幅部19に入力
され増幅された後、過飽和吸収部18に入射する。光が
一度入射すると、それまでレーザ発振していなかったレ
ーザ部17が発振を始め、制御光がなくなった後もレー
ザ光を出し続ける(双安定動作)。
【0019】一度、発振を始めたレーザ光を止めるため
には、深い逆バイアス電圧を過飽和吸収部18に加えな
ければならない。図7に示した半導体素子では、過飽和
吸収部18に深い逆バイアスを高速で印加するために本
実施例による低容量の電極20および配線21が設けら
れている。
【0020】(実施例3)図8は、本発明による半導体
装置のさらに他の実施例による構成を示す半導体集積化
モード同期レーザの斜視図であり、前述の図と同一部分
には同一符号を付してある。図8において、この半導体
集積化モード同期レーザは、レーザ部17と光変調器3
0とを有して構成されている。なお、図中、点線で示さ
れた領域は絶縁膜13の下に半絶縁性半導体層2で埋め
込まれた溝12,29のある領域である。
【0021】また、エピタキシャルウエハは、レーザ発
振のための量子井戸活性層9と光変調器30のための量
子井戸光吸収層22とから構成されている。量子井戸活
性層9は、光変調領域25では除去されている。このよ
うなエピタキシャル構造は、量子井戸活性層9まで成長
したエピタキシャルウエハを、光変調領域25で量子井
戸活性層9をエッチングし、その後、図示しないクラッ
ド層,コンタクト層8および図示しないInP保護層1
0をエピタキシャルウエハの全体に再成長することによ
って製作される。
【0022】モード同期光パルスは、変調器部30を、
素子内を光が一周する周期で変調することによって得ら
れる。この周期は、通常100psより短いので、変調
信号を入力する電極24および配線23は低容量でなけ
ればならない。そこで、図8に示すように本実施例によ
る低容量電極24および低容量配線23が設けられてい
る。これらの電極24および配線23の下の図示しない
半絶縁性半導体層2により埋め込まれた溝の深さは、周
期100ps以上の高速性を得るために約10μmと深
くなっている。
【0023】(実施例4)図9は、本発明による半導体
素子の他の実施例による構成を示す導波型光検出器の斜
視図である。図9において、図2と異なる点は、図2の
量子井戸活性層9の代わりに光吸収層28を設けるとと
もに、光結合を向上させるための幅の広い光検出部の導
波路26および高速性を向上させるための溝の深さを深
くした電極32が設けられて構成されている。
【0024】このような構成において、入射光は、素子
端面27より入射し、低容量化した電極32を通して素
子に逆バイアス電圧を印加するとともに、検出信号を外
部に取り出す。なお、図中、点線で示された領域は、絶
縁膜13の下に図示しない半絶縁性半導体層2で埋め込
まれた図示しない溝12,29のある領域である。
【0025】なお、前述した実施例においては、結晶成
長法としてハイドライド気相成長法を用いたが、他の結
晶成長法でも溝を埋め込むことは可能であるので本発明
は有効である。特にハイドライド気相成長法以外では、
クロライド気相成長法,塩化水素を添加した有機金属成
長法が適している。
【0026】なお、前述した実施例では、レーザメサ形
成領域および電極形成領域を埋め込むために鉄をドーピ
ングしたInPを用いたが、鉄以外にチタンやクロムま
たはこれらと鉄とを同時にドーピングしたInPでも高
抵抗半導体になるので、このような半導体層を代わりに
用いることができる。また、これらの高抵抗半導体層の
間にInGaAsPのような組成の違う半導体層を少な
くとも一層挿入すると、挿入層が高抵抗半導体中にレー
ザ領域より注入され、鉄などの不純物に捕獲されないキ
ャリアに対してブロック層として機能するので、レーザ
の高出力化に有効である(二層以上挿入するときには、
挿入層の組成が異なってもかまわない)。また、このよ
うな挿入層が入った多層構造で電極形成領域を埋め込む
ことは可能である。
【0027】また、前述した実施例では、InP系レー
ザを例にとって説明したが、他の材料系でも実施可能で
ある。例えばクラッド層と高抵抗埋め込み層とがGaA
sであり、活性層がInGaAsを井戸層とする歪量子
井戸よりなる半導体レーザでも実施可能である。埋め込
み層のGaAsを高抵抗化するには、バナジウム,クロ
ムまたは酸素をドーピングすれば良い。または成長条件
を最適化し、バックグラウンドキャリア濃度を下げるこ
とによっても高抵抗化できる。また、GaAs埋め込み
層中にブロック層を設ける場合には、歪InGaAsを
ブロック層として用いることができる。
【0028】また、GaAs/AlGaAsレーザで
も、同様に実施可能である。この場合、埋め込み層はA
lGaAsとなり、挿入層はGaAsないしは埋め込み
層と異なる組成を有するAlGaAsとなる。埋め込み
層のAlGaAsを高抵抗化するには、酸素をドーピン
グすれば良い。または成長条件を最適化し、バックグラ
ウンドキャリア濃度を下げることによっても高抵抗化で
きる。さらにその他、各種の材料系でも本発明は実施可
能である。
【0029】また、前述した実施例においては、電極形
成領域29′上に絶縁膜13が形成された場合について
説明した。しかしながら、埋め込み溝29が半絶縁性半
導体層2により埋め込まれているので、必ずしも絶縁膜
13がなくても良い。この場合は、図10に断面図で示
すように取り残されたレーザ領域Mの上部だけに絶縁膜
13′を形成するか、または図11に断面図に示すよう
に取り残された他のレーザ領域Mの上に電極金属16が
載らないようにすれば良い。取り残されたレーザ領域M
上の絶縁膜13′としては、RIE法でSiO2 マスク
11として用いたSiO2 膜をそのまま用いることもで
きる。
【0030】また、取り残されたレーザ領域Mの上に電
極金属16が載らないようにした場合、図11に断面図
に示すように外部への結線のための金属ワイヤーまたは
金属リボン33を電極形成領域29′にボンディングし
たとしても、電極金属16または電極金属16上にメッ
キをした場合にはそのメッキ層と電極金属16とが邪魔
をして金属ワイヤーまたは金属リボン33は、取り残さ
れたレーザ領域Mには空間部が形成されて直接接触する
ことがないので、何等支障がない。また、埋め込み半絶
縁性半導体層2の全部が半絶縁性でなくても絶縁膜13
を必要としない場合があることは明かである(例えば埋
め込み半絶縁性半導体層2中に組成の違う挿入層があ
り、これがノンドープのn型電導層である場合)。
【0031】また、前述した実施例においては、レーザ
構造L上に絶縁膜13を介して電極16および配線が形
成されている場合について説明したが、本発明は、これ
に限定されるものではなく、2つの溝29の間に取り残
されたレーザ領域Mおよび溝29と隣接する溝12との
間に取り残されたレーザ領域M′(図1参照)上に少な
くとも絶縁膜13が形成されていれば、前述と同様の効
果が得られる。また、溝29と溝12とが連結した構造
では、絶縁膜13を一切使用しなくても良い。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
レーザ構造と電極および配線の少なくとも一方との間の
寄生容量が低くなるので、高速動作が可能となるなどの
極めて優れた効果が得られる。
【0033】また、本発明による半導体装置は、製作工
程も従来の方法に付加する点が全くなく、フォトマスク
のパターンを変更するのみで、製作が極めて容易となる
などの極めて優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による半導体装置の構成を説明するた
めの電極および配線領域を有する半導体レーザの製作過
程の一部を示す斜視図である。
【図2】 本発明による半導体装置の一実施例による構
成を説明するための半導体レーザの斜視図である。
【図3】 本発明による半導体装置における溝埋め込み
過程を説明する要部拡大断面図である。
【図4】 本発明による半導体装置における電極領域形
成のために形成された複数の溝よりなるエピタキシャル
ウエハの構成を示す要部拡大斜視図である。
【図5】 本発明による半導体装置における電極領域を
示す要部拡大断面図である。
【図6】 本発明による半導体装置の構成を説明するた
めの電極および配線領域を有する半導体レーザの製作過
程の一部を示す斜視図である。
【図7】 本発明による半導体装置の他の実施例による
構成を示す光横注入双安定レーザの斜視図である。
【図8】 本発明による半導体装置の他の実施例による
構成を示す半導体モード同期レーザの斜視図である。
【図9】 本発明による半導体装置の他の実施例による
構成を示す導波型光検出器の斜視図である。
【図10】 本発明による半導体装置に係わる取り残さ
れたレーザ領域と電極金属と絶縁構造を説明するための
要部拡大断面図である。
【図11】 本発明による半導体装置に係わる取り残さ
れたレーザ領域と電極金属と絶縁構造を説明するための
要部拡大断面図である。
【図12】 従来の半絶縁性半導体埋め込み半導体レー
ザの構成を示す斜視図である。
【図13】 溝埋め込み方法による半絶縁性半導体埋め
込み半導体レーザの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…レーザメサ構造、2…半絶縁性半導体層、3…電
極、3′…電極形成領域、4…絶縁膜、5…溝、6…溝
側面、7…半導体成長層、8…コンタクト層、9…レー
ザ活性層、10…半導体保護層、11…SiO2 マス
ク、12…溝、13…SiO2 絶縁膜、14…開口、1
5…オーミック電極、16…電極金属、17…レーザ
部、18…過飽和吸収部、19…光増幅部、20…低容
量電極、21…低容量配線、22…量子井戸吸収層、2
3…低容量配線、24…低容量電極、25…光変調領
域、26…導波路、27…光入射端面、28…光吸収
層、29…溝、29′…電極形成領域、30…光変調
器、32…低容量電極、33…金属リボン、L…レーザ
構造、M…レーザ領域、M′…レーザ領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 純一 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にレーザ構造が形成され、
    前記レーザ構造上に電極および配線の少なくとも一方が
    形成された半導体装置において、 前記電極および配線の少なくとも一方の下層に溝が設け
    られ、前記溝内が半導体領域にて埋め込まれていること
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記溝の延びている
    方向が前記溝を埋め込む結晶成長法における前記溝の側
    面からの横方向成長速度が最も大きくなるような方向と
    したことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記溝の延びている
    方向が前記溝を埋め込む結晶成長法における前記溝の側
    面からの横方向成長速度が最小方向以外の方向としたこ
    とを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2または請求項3にお
    いて、前記溝を埋め込む半導体領域が半導体多層膜構造
    としたことを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,請求項2,請求項3または請
    求項4において、前記溝を埋め込む半導体領域の少なく
    とも一部の領域が高抵抗半導体としたことを特徴とする
    半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1,請求項2,請求項3,請求項
    4または請求項5において、前記溝を埋め込む半導体領
    域が気相成長法にて形成した半導体領域としたことを特
    徴とする半導体装置。
JP32034194A 1994-09-28 1994-12-22 半導体装置 Pending JPH08181382A (ja)

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JP32034194A JPH08181382A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 半導体装置
EP95250236A EP0704913B1 (en) 1994-09-28 1995-09-27 Optical semiconductor device and method of fabricating the same
DE69511810T DE69511810T2 (de) 1994-09-28 1995-09-27 Optische Halbleitervorrichtung und Herstellungsverfahren
EP99250062A EP0955681A3 (en) 1994-09-28 1995-09-27 Optical semiconductor device and method of fabricating the same
US08/534,333 US5783844A (en) 1994-09-28 1995-09-27 Optical semiconductor device
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008227154A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Fujitsu Ltd 光半導体素子の製造方法
JP2018098264A (ja) * 2016-12-08 2018-06-21 住友電気工業株式会社 量子カスケード半導体レーザ

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