JPH08180011A - Dma装置 - Google Patents

Dma装置

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Publication number
JPH08180011A
JPH08180011A JP6324794A JP32479494A JPH08180011A JP H08180011 A JPH08180011 A JP H08180011A JP 6324794 A JP6324794 A JP 6324794A JP 32479494 A JP32479494 A JP 32479494A JP H08180011 A JPH08180011 A JP H08180011A
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JP
Japan
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address
signal
memory
latch
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JP6324794A
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Taketo Izumi
武人 和泉
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化を図ることが可能なDMA装置を提供
する。 【構成】 DMAコントローラ101が出力するアドレ
ス信号は、デコーダ105によってCS信号やその他の
制御信号に変換される。ラッチ104は、デコーダ10
5によって作成されたCS信号等や下位のアドレス信号
等をラッチする。そして、第1もしくは第2のI/O装
置102、103に対してはラッチ104からの信号が
供給されるとともに、メモリ107にはアドレスバス1
10を介してDMAコントローラ101から所定のアド
レス信号が供給される。従って、ラッチ104は所定の
CS信号などの信号をラッチするため、アドレス信号そ
のものをラッチする場合に比べてそのビット数を低減す
ることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイレクトメモリアク
セス(以下、DMAと呼ぶ)を行うDMA装置に関す
る。特に、単一のアドレスバスを用いて転送元と転送先
とのアドレスを双方指定することにより、DMA転送を
行うDMA装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、いわゆるCPUを用いたディジタ
ル装置が、産業用機器だけでなく、家庭用の機器にまで
幅広く用いられている。このように、CPUを用いたデ
ィジタルシステムにおいては、大量のデータの転送は、
CPUが行うよりも、専用のDMAコントローラに行わ
せる場合がある。
【0003】DMAコントローラは、CPUと同様に、
メモリやI/O装置に接続されているプロセッサの一種
であり、メモリとI/O装置間だけでなくメモリ−メモ
リ間のデータ転送等を行うプロセッサである。
【0004】図3(a)には、従来のDMAコントロー
ラ20を用いたコンピュータシステムの構成ブロック図
が示されている。図3(a)に示されているように、メ
モリ22に対して、CPU24、I/O装置26が、ア
ドレスバス28、及びデータバス30を介して接続され
ている。そして、DMAコントローラ20も、アドレス
バス28及びデータバス30を介してメモリ22に接続
されている。この図3(a)に示されているコンピュー
タシステムにおいて、DMAコントローラ20を用いて
DMA転送が行われる様子が図4のタイムチャートに示
されている。図4に示されているタイムチャートは、横
軸が時間であり、縦方向にコンピュータシステムの代表
的な信号が並んでいる。
【0005】図3(a)に示されているコンピュータシ
ステムにおいてDMA転送が行われる場合には、まずI
/O装置26がDMA要求としてDREQ信号をDMA
コントローラ20に対して送出する。図4に示されてい
るタイムチャートにおいて、DREQ信号がサイクル2
の初期において立ち上がっていることが理解されよう。
このいわゆるDMA要求に対して、DMAコントローラ
20はHRQ信号をCPU24に対して送出する。図4
のタイムチャートにおいては、HRQ信号がサイクル3
の初期において立ち上がっていることが理解されよう。
CPU24は、HRQ信号の立ち上がりを受信し、その
アクノリッジとしてHLDA信号を立ち上がらせる。図
4のタイムチャートにおいて、サイクル4の初期におい
てHLDA信号が立ち上がっていることが理解されよ
う。このHLDA信号が立ち上がることによって、CP
U24がいわゆるホールド状態となったことをDMAコ
ントローラ20に伝えているのである。CPU24がホ
ールド状態になったことを認識すると、DMAコントロ
ーラ20はDACK信号をI/O装置26に対して返送
する。図4のタイムチャートにおいて、サイクル5にお
いてDACK信号は立ち上がっていることが理解されよ
う。なお、このサイクル5の初期においてDACK信号
が立ち上がると同時に、DMAコントローラ20はアド
レスバスにメモリアドレスMEMADRを出力する。そ
して次にサイクル6の初期において、DMAコントロー
ラ20はI/O−R/Wを立ち下がらせ、「L」レベル
とする。このI/O−R/W信号は負論理の信号であり
「L」レベルのときに読み出しを行うものである。
【0006】I/O装置26は、返送されてきたDAC
K信号によりDMA転送が許可されたことを知り、かつ
データを送出してよいことをI/O−R/W信号の
「L」レベルにより認識する。これによって、I/O装
置26はデータバス30に送出したいデータを出力す
る。そして、サイクル6の終期においてはDMA要求が
受け付けられたことがわかっているので、DREQ信号
を立ち下がらせる。
【0007】次に、サイクル7の初期おいてはDMAコ
ントローラ20から出力されているMEM−R/W信号
が立ち下がられ、「L」レベルの信号とされている。こ
れによって、アドレスバス28に出力されているメモリ
アドレスMEMADRによって指示されるアドレスのメ
モリに対してデータの書き込みが指示されるのである。
このサイクル7の終期にはI/O装置26からのデータ
がデータバスに現れていることが要求される。
【0008】サイクル8の初期においては、データバス
30に現れているデータがメモリ22に書き込まれる。
すなわち、MEM−R/Wが立ち上がることにより、デ
ータがメモリ22に書き込まれる。なお、MEM−R/
W信号が立ち上がると同様のタイミングでI/O−R/
W信号も立ち上がり、同様に「H」レベルの信号とされ
ている。また、同様にサイクル8の初期のタイミングに
おいてDACK信号が立ち下げられ、「L」レベルとさ
れている。
【0009】以上のようにして、I/O装置26からの
1バイトのデータが、メモリ22に書き込まれる。この
ように、メモリアドレスMEMADRを1つだけ出力
し、I/O装置26をアクセスする信号、すなわちDA
CK信号をメモリアクセス信号すなわちMEM−R/W
信号と同時にアサートする(オーバーラップさせる)こ
とによって、I/O装置26からの読み出しと、メモリ
22へのデータの書き込みとを同時に行うことは、シン
グルサイクル転送と呼ばれている。
【0010】このように、データの送信元、送信先を指
示するのに、メモリに対しては一般にアドレスバスによ
るアドレス信号により行われ、I/O装置26に対して
はDACK信号により行われることが多い。従って、I
/O装置26が複数個備えられている場合には、それぞ
れのI/O装置26毎にDACK信号が必要となる。こ
のように、I/O装置26を指定するのにDACK信号
を用いているDMAコントローラとしては、例えばイン
テル社の8237A等が著名である。
【0011】このように、インテル社の8237A等の
ようにDACK信号を用いているDMAコントローラに
適合させるため、DACK入力端子を有するI/O装置
26が各種提案されている。DMA転送元及び転送先
が、このようにDACK入力端子を有するI/O装置の
場合には、DACK信号を利用してI/O装置(内のデ
ータ転送元あるいは転送先)を選択することが可能であ
る。一方、このようなDACK端子を有しないI/O装
置を、DMA転送元とする場合には、8237A等のD
MAコントローラから出力されるDACK信号をエンコ
ードして、I/Oアドレスを作成するなどの手段が必要
となる。このようなエンコーダ回路32を備えた構成が
例えば図3(b)に示されている。この図3(b)に示
されている構成は、図3(a)に示されている構成と、
DACK信号がエンコーダ回路に供給されている点を除
いて同一のものとなっている。この図3(b)に示され
ている構成のコンピュータシステムにおいても、DMA
転送は図4に示されているようなタイムチャートによっ
て行われる。
【0012】上述したDMAコントローラは、メモリに
対してはアドレス信号によりデータを読み書きする場所
を示し、I/O装置に対してはDACK信号によりI/
O装置を指定した。しかしながら、メモリと同様にI/
O装置に対してもアドレス信号で指定することも好適で
ある。このような方式を採用したDMAコントローラ及
びその周辺装置の構成ブロック図が図5に示されてい
る。図5に示されている構成は特開平2−307149
号公報に記載されている構成である。図5に示されてい
る構成においては、制御回路14を中心として、第1ア
ドレス更新回路13aと、第2アドレス更新回路13b
とが設けられている。そして、それぞれのアドレス更新
回路に対応して、第1アドレスレジスタ12aと、第2
アドレスレジスタ12bとが備えられている。これら2
つのアドレスレジスタは、メモリに対するアドレスと、
I/O装置に対するアドレスとをそれぞれ保持するもの
である。そして、セレクタ15が第1アドレスレジスタ
12aもしくは第2アドレスレジスタ12bのいずれか
の内容を選択して、ローカルアドレスバス9にその値を
出力する。ローカルアドレスバス9に対しては、後述す
るように時系列でデータが出力され、一定のアドレスに
ついてはアドレスラッチ5によってラッチされ、このラ
ッチされたアドレスはシステムアドレスバス10に対し
て出力される。このような構成により、システムアドレ
スバス10と、ローカルアドレスバス9とに出力される
アドレスバスの値を異ならせることが可能である。
【0013】図6には、図5に示されている構成の動作
を説明するタイムチャートが示されている。まず、図6
(a)にはメモリから、I/O装置にデータが転送され
る場合の動作例が示されている。図6(a)に示されて
いるように、セレクタ15がまず第1アドレスレジスタ
12aの内容を選択し、その内容をローカルアドレスバ
ス9に出力する。このとき、アドレスラッチ5はいわゆ
るスルー状態となっており、ローカルアドレスバスの内
容をシステムアドレスバス10にそのまま出力する。次
に、ADLACH信号11によってアドレスラッチ5が
ラッチ動作を行い、アドレスラッチ5は第1アドレスの
値をシステムアドレスバス10に対して出力し続けるこ
とになる。その後セレクタ15は第2アドレスレジスタ
12bの内容である第2アドレスを選択して、ローカル
アドレスバス9に対して出力する。この値はシステムア
ドレスバス10には出力されず、ローカルアドレスバス
9に対してのみ出力されることになる。このようにして
システムアドレスバス10に接続されているI/O装置
に対しては第1アドレスの値を、ローカルアドレスバス
9に接続されているメモリに対しては第2アドレスの値
をそれぞれ供給することが可能となる。これによって、
メモリに対しても及びI/O装置に対してもアドレス信
号によりデータを読み書きする場所を指定することが可
能となる。さらに、いわゆる時分割バスとしてローカル
アドレスバス9を構成しているので、アドレスバスのピ
ン数を増やさなくても2種類のアドレス信号を出力する
ことが可能となっている。
【0014】図6(b)は、I/O装置からメモリに対
してデータが転送される場合の動作例が示されており、
データの転送方向が異なるのみで、その動作タイミング
は図6(a)に示されている場合とほぼ同様である。
【0015】さらに、図6(c)にはDMAコントロー
ラではなくCPUがメモリもしくはI/O装置からデー
タを読み出す場合のタイミングチャートが示されてい
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、I
/O装置の選択をDACK信号により行う方式を採用す
れば、I/O装置の個数分だけDACK信号の端子が必
要となり、DMAコントローラのパッケージが大きなも
のとなってしまう。そこで、I/O装置に対しても、メ
モリと同様にアドレス信号により選択を行うことが考え
られる。上記図5に示されている例においてはこの2つ
のアドレスを時分割バスを利用してDMAコントローラ
の端子数を増やさずに実現している。
【0017】しかしながら、図5に示されているよう
に、アドレス信号を全てラッチするアドレスラッチ5を
DMAコントローラ2の外部に設ける必要がある。一般
にアドレス信号は10〜20本程度のパラレル信号とな
るため、このアドレスラッチ5は20ビット程度のラッ
チとしなければならない。ところが、実際のコンピュー
タシステムにおいては、20ビット程度のアドレス空間
の全てにI/O装置が割り当てられているわけではな
い。通常はこのアドレス空間のごく1部のアドレスのみ
がI/O装置のアドレスとして用いられているにすぎな
い。また、このように多数ビットのアドレスラッチ5を
DMAコントローラ2の外部に設けることはDMA装置
としての構成を大規模なものとしてしまうものである。
【0018】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、I/O装置に対して供給される選択
のための信号を保持するラッチの構成を小規模なものと
し、よりコンパクトなDMA装置を提供することであ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、I/Oポートとメモリとの間でDMA転
送を行うDMA装置において、I/Oアドレスを保持す
るI/Oアドレスレジスタと、メモリアドレスを保持す
るメモリアドレスレジスタと、データ転送サイクルの初
期において前記I/Oアドレスレジスタを選択して前記
I/Oアドレスを出力し、所定期間経過後に前記メモリ
アドレスレジスタを選択して前記メモリアドレスを出力
するアドレスセレクタと、前記アドレスセレクタが出力
するアドレスをデコードし、I/Oポートのチップセレ
クト信号に変換するデコード手段と、前記アドレスセレ
クタが前記メモリアドレスセレクタを選択する前に、ラ
ッチ信号を出力するラッチ信号出力手段と、前記ラッチ
信号によって示されるタイミングで、前記デコード手段
が変換したチップセレクト信号をラッチするチップセレ
クト信号ラッチ手段と、を含み、前記アドレスセレクタ
が切り替わって前記メモリアドレスを出力する場合にも
前記I/Oポートに対し前記チップセレクト信号を供給
することを特徴とするDMA装置である。
【0020】
【作用】本発明におけるチップセレクト信号ラッチ手段
は、デコード手段によって得られたチップセレクト信号
をラッチする。このラッチされるチップセレクト信号
は、アドレスの本数に比べて一般に数を少なくすること
が可能となる。そのため、所定の信号をラッチするため
のビット数をアドレスの信号全体をラッチするのに比べ
て小さくすることが可能である。
【0021】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0022】図1には、本発明の好適な実施例であるコ
ンピュータシステムのDMA転送に関する部分の構成ブ
ロック図が示されている。本実施例に係るDMAコント
ローラ101は、上述したDACK信号を用いておら
ず、I/O装置も、メモリもアドレス信号でその読み出
し及び書き込み場所を指定している。このDMAコント
ローラ101のアドレス信号は、アドレスバス110上
に時分割で出力され、最初に出力されたアドレスがデコ
ーダ105によりデコードされた後、このデコード信号
がラッチ104によってラッチされている。
【0023】本実施例において特徴的なことはDMAコ
ントローラ101から最初に出力されたアドレス(本実
施例においてはI/O装置を指定するアドレス信号)そ
のものがラッチされるのではなく、一度デコーダ105
によってデコードされ、チップセレクト(以下CSと呼
ぶ)信号及びその他の信号に変換された後ラッチされて
いることである。このような構成によって、アドレス信
号そのものをそのままラッチするのに比較して、必要な
ラッチのビット数を減らすことができるものである。
【0024】本実施例に係るDMAコントローラ101
はDREQ0〜DREQ3入力端子を有している。ここ
に、いわゆるデータリクエスト信号を入力することによ
り、DMAコントローラ101にDMA転送の要求を行
うのである。図1に示されている構成においては、例え
ばDREQ0入力端子には、第1のI/O装置102か
らのデータリクエスト信号が入力され、DREQ1入力
端子には、第2のI/O装置103からのデータリクエ
スト信号が入力され得る。なお、データリクエスト信号
は、第1のI/O装置102や第2のI/O装置103
のOUT端子から出力される。このDMAコントローラ
101との信号のやり取りは図3に示されている信号と
ほぼ同様である。DMAコントローラ101は、第1も
しくは第2のI/O装置102、103からのデータリ
クエスト信号を受信すると、BREQN信号を、CPU
106に対して出力する。CPU106はこのBREQ
N信号を受信すると、自分自身をホールド状態にしてか
ら、BACKN信号をDMAコントローラ101に対し
て出力する。DMAコントローラ101は、このBAC
KN信号を受信することにより、アドレスバス110及
びデータバス112が利用可能になったことを知ること
ができる。
【0025】図1に示されている本実施例の構成による
第1又は第2のI/O装置(102もしくは103)か
ら、メモリ107に対する1バイトのデータ転送を行う
場合の動作を図2に示されているタイムチャートに基づ
いて説明する。まず、サイクル1の終期において第1も
しくは第2のI/O装置102、103のいずれかより
DREQ信号が出力されてくる。図2のタイムチャート
に示されているように、DREQ信号がサイクル1にお
いて「H」となっていることが観察される。サイクル1
においてこのDREQ信号が「H」となると、次のサイ
クル2においてBREQ信号が「L」となる。BREQ
信号はいわゆる負論理の信号であり、その「L」レベル
がその信号がアサートされたことを表す。
【0026】このBREQ信号がアサートされたことを
受けて、CPU106は現在処理している命令等が終了
すると自分自身はホールド状態となり、外部に対してB
ACK信号をアサートする。このBACK信号もいわゆ
る負論理の信号であり「L」レベルとなることにより、
アドレスバス110や、データバス112が開放された
ことを表す。図2に示されている例においては、このB
ACK信号は、サイクル4においてアサートされてい
る。DMAコントローラ101は、このアサートされた
BACK信号を受けて、サイクル5においてI/Oアド
レスをアドレスバス110に出力するとともに、I/O
−R信号をアサートする。このI/O−R信号もいわゆ
る負論理の信号であり、その「L」レベルによって、I
/O装置に対するリード動作が行われることを表す。
【0027】本実施例において特徴的なことはこのサイ
クル5において出力されるアドレス信号がそのままラッ
チ104に供給されているのではなく、デコーダ105
を介してから供給されていることである。このデコーダ
105は、例えばアドレス信号の上位をデコードし所定
のCS信号を作成する。なお、下位のアドレス信号は第
1もしくは第2のI/O装置102、103にそのまま
供給される場合が多い。これは、第1または第2のI/
O装置102、103には内部に複数のレジスタが設け
られている場合が多く、それらのレジスタのそれぞれを
指定するために下位のアドレス信号が供給されるからで
ある。なお、サイクル5においてはこのラッチ104は
いわゆるスルー動作をしており、デコーダ105によっ
て作成されたCS信号やその他のアドレス信号をそのま
ま出力している。なお、このサイクル5においてはCS
信号が第1もしくは第2のI/O装置102、103に
供給されるため、DMA転送の要求が受け付けられたこ
とがI/O装置に伝えられる。これによって、第1もし
くは第2のI/O装置102、103はDREQ信号を
ネゲートする。このDREQ信号はいわゆる正論理であ
り、サイクル5の途中においてDREQ信号は「L」レ
ベルとなっている。
【0028】次のサイクル6の頭において、DMAコン
トローラから出力されているIALAT信号が「L」レ
ベルに設定されている。本実施例においては、このIA
LAT信号が「L」となることにより、ラッチ104が
ラッチ動作を行う。これによって、ラッチ104はデコ
ーダ105から供給されていたCS信号や、その他のア
ドレス信号をラッチする。そして、サイクル6の頭にお
いてIALAT信号が「L」レベルになってから、少し
遅れてメモリアドレスがアドレスバス110に出力され
る。そして、メモリアドレスがアドレスバス110に出
力されると同時にMEMW信号がアサートされる。この
MEMW信号はいわゆる負論理の信号でありサイクル6
においてはメモリアドレスがアドレスバス110に出力
されると共にMEMW信号が「L」レベルに設定され
る。なお、このサイクル6においてもI/O−R信号は
アサートされたままである。
【0029】このようにして、本実施例においては、ラ
ッチ104がデコーダ105において作成された所定の
CS信号やその他のアドレス信号などをラッチし、第1
もしくは第2のI/O装置102、103に供給し続け
るとともに、アドレスバス110においてはメモリに対
するアドレスを出力することになる。なお、図2におい
てLAT−Aはこのラッチ104によってラッチされた
アドレスその他の信号を表す。このサイクル6において
第1もしくは第2のI/O装置102、103から読み
出されたデータがデータバス112に出力されている。
そして、次のサイクル7の頭において、データバス11
2に現れた第1もしくは第2のI/O装置102、10
3から読み出されたデータがメモリ107に書き込まれ
る。そして、I/O−R信号及びMEMW信号がネゲー
トされる(「H」レベルとなる)。それと同時に、IA
LAT信号が「H」レベルに設定され、ラッチ104は
再びスルー動作に移行する。以上のようにしてI/O装
置からメモリ107への1バイトのデータ転送が完了す
る。
【0030】本実施例に係るDMAコントローラ101
においてはアドレス信号を出力する端子として例えば1
6本の端子が準備されている。そのため、メモリ107
としては64kバイトアクセス可能である。従って、I
/O空間としても最大64k個のアドレスを使用可能で
あるが、例えばI/O空間としては下位の8ビットのみ
を使用するようにしても好適である。その場合には例え
ばI/O空間として8ビットを用いて、最大256個の
I/Oに対応するレジスタ等を用いることが可能であ
る。このような構成を採用することにより、転送対象の
I/Oをプログラムによって自由に変更することが可能
となる。さらに、DACK信号を用いてI/O装置を選
択するのに比べて、アドレス信号端子を用いたのでDM
Aコントローラ101のピン数の削減することが可能で
ある。
【0031】以上述べたように、本実施例においてはD
MAコントローラ101から出力されるアドレス信号を
そのままラッチするのではなく一度デコーダ105によ
ってデコードされ、CS信号などの所定の制御信号に変
換された後、下位のアドレス信号等とともにラッチ10
4においてラッチするように構成した。従って、必要な
ラッチのビット数を削減することが可能となる効果を奏
する。例えば、I/O空間として8ビットが用いられて
いる場合このアドレス信号をそのままラッチする場合は
ラッチとして8ビットが必要であるが、例えば第1もし
くは第2のI/O装置102及び103がそれぞれ8個
のレジスタを有している場合には上述した下位のアドレ
ス信号として3ビットが必要であり、かつ第1及び第2
のI/O装置102、103に対するCS信号として2
本の信号、すなわち合計5ビットの信号をラッチ104
はラッチすれば十分である。そのため、ラッチ104の
構成をアドレス信号そのものをラッチする場合に比べて
3ビット削減することが可能となるものである。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によればI/
Oポートに対するチップセレクト信号をラッチしたの
で、アドレス信号そのものをラッチする構成に比べてラ
ッチのビット数を大幅に削減することが可能となる。従
って、DMAを司る回路記号を削減することができ、装
置の小型化、低コスト化に適用するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例の構成ブロック図であ
る。
【図2】 図1に示されている構成の動作を説明するタ
イムチャートである。
【図3】 従来のDMA機能を有するコンピュータシス
テムの構成ブロック図である。
【図4】 図3に示されている構成のコンピュータシス
テムにおけるDMA転送の動作を説明するタイムチャー
トである。
【図5】 従来のDMAコントローラ及びその周辺装置
の構成ブロック図である。
【図6】 図5に示されている構成によるDMA転送の
動作を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
101 DMAコントローラ、102 第1のI/O装
置、103 第2のI/O装置、104 ラッチ、10
5 デコーダ、106 CPU、107 メモリ、11
0 アドレスバス、112 データバス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 I/Oポートとメモリとの間でDMA転
    送を行うDMA装置において、 I/Oアドレスを保持するI/Oアドレスレジスタと、 メモリアドレスを保持するメモリアドレスレジスタと、 データ転送サイクルの初期において前記I/Oアドレス
    レジスタを選択して前記I/Oアドレスを出力し、所定
    期間経過後に前記メモリアドレスレジスタを選択して前
    記メモリアドレスを出力するアドレスセレクタと、 前記アドレスセレクタが出力するアドレスをデコード
    し、I/Oポートのチップセレクト信号に変換するデコ
    ード手段と、 前記アドレスセレクタが前記メモリアドレスセレクタを
    選択する前に、ラッチ信号を出力するラッチ信号出力手
    段と、 前記ラッチ信号によって示されるタイミングで、前記デ
    コード手段が変換したチップセレクト信号をラッチする
    チップセレクト信号ラッチ手段と、 を含み、前記アドレスセレクタが切り替わって前記メモ
    リアドレスを出力する場合にも前記I/Oポートに対し
    前記チップセレクト信号を供給することを特徴とするD
    MA装置。
JP6324794A 1994-12-27 1994-12-27 Dma装置 Pending JPH08180011A (ja)

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