JPH0817938B2 - 有毒ガスおよび/または有毒蒸気吸着のためのクロム非含有含浸活性炭 - Google Patents

有毒ガスおよび/または有毒蒸気吸着のためのクロム非含有含浸活性炭

Info

Publication number
JPH0817938B2
JPH0817938B2 JP2166558A JP16655890A JPH0817938B2 JP H0817938 B2 JPH0817938 B2 JP H0817938B2 JP 2166558 A JP2166558 A JP 2166558A JP 16655890 A JP16655890 A JP 16655890A JP H0817938 B2 JPH0817938 B2 JP H0817938B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
activated carbon
impregnated
copper
zinc
silver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2166558A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03114534A (ja
Inventor
テンプルトン ドーテイ デイヴイツド
エドワード グルース ジエームス
Original Assignee
カルゴン カーボン コーポレーシヨン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=27005383&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0817938(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Priority claimed from US07/371,430 external-priority patent/US5063196A/en
Application filed by カルゴン カーボン コーポレーシヨン filed Critical カルゴン カーボン コーポレーシヨン
Publication of JPH03114534A publication Critical patent/JPH03114534A/ja
Publication of JPH0817938B2 publication Critical patent/JPH0817938B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J20/00Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
    • B01J20/02Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof comprising inorganic material
    • B01J20/20Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof comprising inorganic material comprising free carbon; comprising carbon obtained by carbonising processes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/02Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by adsorption, e.g. preparative gas chromatography

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、防毒マスクおよび捕集フィルター分野にお
ける、有毒物質除去用の含浸活性炭吸着剤に関するもの
であり、より詳しくは、有毒ガスおよび/または有毒蒸
気除去用のクロム非含有含浸活性炭吸着剤に関するもの
である。
従来より活性炭は、ガス流中の有毒ガスおよび蒸気を
除去するために使用されて来た。これら活性炭は、防毒
マスク、捕集フィルターその他の分野において有用であ
るが、同時に非含浸活性炭によっては除去できないガス
を除去するため、特殊な含浸剤がしばしば使用されてい
る。有毒ガスおよび/または有毒蒸気を除去するため
の、このような含浸活性炭吸着剤は既知であり、多年に
わたって使用されて来た。従来技術の含浸処方にあって
は、銅、クロムおよび銀が含まれている。このような吸
着剤は、多数の有毒物質を除去するのに有効である。
通常、塩化シアン、シアン化水素およびジシアンを有
効に除去するためには、活性炭にクロムおよび銅の存在
が必要であることが知られている。銅および銀は、アル
シンおよびホスフィンの除去に有効であることが認めら
れている。塩素、塩化水素、フッ化水素および硫化水素
もまた、活性炭に銅が含浸されていることにより除去さ
れる。
その他多数の無機物質が活性炭に含浸されているが、
これ以外に各種の有機含浸剤が、塩化シアン除去のため
の軍事用として有用であることが判っている。これらの
例としては、トリエチレンジアミン(TEDA)およびピリ
ジン−4−カルボン酸が挙げられる。酒石酸もまた、種
々の用途において、他の材料とともに使用することが見
出されている。
従来技術の検索により、ガス流から有毒蒸気を除去す
るために、活性炭に含浸される各種の薬剤を開示してい
る特許が判明した。
英国特許第2,187,725号には、好ましくは酢酸コバル
ト、酢酸ニッケルまたは酢酸亜鉛からなる遷移金属塩を
用いて含浸した活性炭が開示されている。
キース(Keith)等の米国特許第3,355,317号には、タ
バコの煙からシアン化水素を除去するために、コバル
ト、銅、亜鉛、鉄およびモリブデンの各酸化物を使用す
ることが開示されている。
ブラセット(Blacet)等の米国特許第2,920,050号お
よび第2,920,051号には、銅、クロム、銀およびモリブ
デン含浸剤を含むウエットルライト(whetlerite)型フ
ィルターの調製が開示されている。
トーレス(Tolles)の米国特許第4,801,311号には、
トリエチレンジアミンとともに、銅、銀ならびにモリブ
デン塩および/またはバナジウム塩を用いて含浸したウ
エットルライト型活性炭フィルター材が開示されてい
る。
トーレスの米国特許第4,802,898号には、トリエチレ
ンジアミンで含浸し、さらに必要があれば銅および銀で
含浸した、ウエットルライト型活性炭フィルター材が開
示されている。
グローズ(Groose)の米国特許第4,531,953号には、
銅、銀および/またはクロム混合物とトリエチレンジア
ミンとで含浸した活性炭が開示されている。
前記の従来技術の特許以外に、その他の文献には、ト
リエチレンジアミン(TEDA)で含浸した活性炭は、塩化
シアン除去用の防毒マスクにとくに有効であることを見
出したと開示している。その他の文献には軍事用防護マ
スク分野で度々要求されるその他の有害ガスまたは有害
蒸気の除去のために、活性炭を銅および/または銀によ
り含浸することが開示されている。
グラーベンステッター(Grabenstetter)等による194
6 NDRC(National Defense Research Committee)レポ
ート(噴霧剤および非持続性ガスにおける軍事上の問
題,含浸活性炭第4部会;国防調査委員会40−87頁,194
6年)を含んだその他の文献には、シアン化水素および
塩化シアン除去のために、銅、銀、クロムならびにモリ
ブデンまたはバナジウムを使用することが開示されてい
る。ジエチレントリアミンのようなアミンの使用を含め
て、活性炭のその他の有機塩基性含浸剤が開示されてお
り、その他のものも従来技術で見出されている。
軍事用または工業用分野のいずれにしても、防毒マス
クおよび捕集フィルターとして含浸活性炭吸着剤を使用
するに当っては、使用者に対する含浸剤の毒性と発がん
性をとくに配慮する必要がある。このような配慮を行う
ことにより、従来の防毒マスクや捕集フィルターにおい
て使用されていた多数の有効な含浸剤が使用できなくな
る。とくに健康障害の可能性のある6価のクロムがこれ
に該当する。
従って、本発明の目的は、銅および亜鉛により含浸さ
れた活性炭吸着剤により有害なガスおよび/または蒸気
を除去するのが有効であるとともに、クロム非含有吸着
剤という利点を有する活性炭を提供するところにある。
さらに本発明の目的は、軍事用ならびに工業用防毒マス
クおよび捕集フィルターの両分野に使用される活性炭吸
着剤を提供するところにある。
すなわち、本発明は、所望の特定の性質により、銅が
0ないし14重量%、亜鉛が2ないし16重量%の範囲にあ
って、銅および亜鉛の混合物全重量が6ないし16重量で
ある最終組成物を含有する含浸された活性炭吸着剤を含
むものである。希望する用途により、銀、トリエチレン
ジアミンおよび/または酒石酸が必要な場合と、必要と
しない場合がある。
本発明の特定の実施態様では、約6ないし8%の銅、
6ないし8%の亜鉛、必要があれば0.03ないし0.05%の
銀および/または2ないし4%のトリエチレンジアミン
を含有する組成物になるような含浸された活性炭吸着剤
を含むものである。この組成物の調製時に、0ないし10
%の酒石酸も添加することができる。本発明の該実施態
様の吸着剤は、本明細書において「有毒ガスおよび/ま
たは有毒蒸気」と称している塩素、塩化水素、シアン化
水素、ジシアン、塩化シアン、二酸化硫黄、硫化水素、
ホルムアルデヒドなどを含めたガスおよび/または蒸気
を除去するのに有効であることが見出されている。
その他の実施態様は、モリブデンを8%まで含有する
ものである。
本発明は、防毒マスクおよび捕集フィルター分野で有
用であり、軍事用および工業用の両者の有毒ガスおよび
/または有毒蒸気吸着基準に合致している。含浸剤の処
方を変化させて、特定の有毒ガスおよび/または有毒蒸
気の除去を希望する水準まで向上させ、それらの寿命を
希望する期間まで延長させるために、吸着性能を調節す
ることができる。本発明のその他の利点は、本発明の含
浸組成物の好ましい実施態様について以下の詳細な記載
により明らかとなるであろう。
実施例 一般調製条件 活性炭がほぼ湿潤すると思われる点まで溶液をゆっく
り添加する「付加滴定(addition−titration)」法に
より試料を含浸した。このような方法により、気孔部分
が溶液によりほぼ充満する。他の含浸法も利用し得る。
含浸作業は1回または2回行うことができる。試料の金
属充填量は調製条件にもとづいて計算し、実際には分析
していない。ついで試料を硝酸抽出と、原子吸光分析で
チェックする。計算充填量の精度は、代表的には±0.5
重量%である。ここで試験した試料は浅い皿に入れて強
制通風対流式オーブン内で乾燥した。活性炭の他の乾燥
法(N2中で加熱乾燥も含めて)も、活性炭の希望する性
質により採用することができる。乾燥温度は一定ではな
いが、下記の試験法に記載したとおりである。
ASZ−TEDA組成物 試料は大体1Kg調製し、実験室炉で乾燥した。使用し
た代表的な含浸溶液の組成を第1表に示す。ここで使用
する「ASZ」なる語は、銅、亜鉛および必要により銀を
用いて含浸された活性炭を意味する。「ASZ−TEDA」
は、第1表に記載されている処方に加えて、さらにTEDA
により含浸されたものを云う。
通常含浸作業2回の方法を採用した。第1回目の含浸
溶液を、活性炭100gに対して70mlの比率で、ほぼ25mlづ
つにして乾燥石炭基材活性炭に添加した。添加中は、溶
液がたまるのを避けるため活性炭を振とうした。つぎに
部分的に含浸した活性炭を薄い層にして強制通風対流オ
ーブン内で100℃で30分間、つぎに130℃で30分間乾燥し
た。冷却後、同じようにして活性炭100g当り約55mlの溶
液で再含浸した。2回含浸した生成物に採用した乾燥条
件は、100℃で30分間、130℃で30分間、160℃で45分
間、180℃45分間であった。冷却した含浸活性炭を、米
国特許第4,531,953号の方法に従い、TEDAを用いて含浸
した。含浸溶液に酒石酸を加えると、活性炭のHCN吸着
性がさらに向上する。
試験 ASZ−TEDAの実験試料と、ASCの製品試料(従来技術の
クロム含浸活性炭)のシアン化水素、塩化シアンおよび
老化試験の結果を第2表に示す。
第2表のシアン化水素およびジシアン試験結果は、吸
着性能が湿度に対し比較的鈍感であることを示してい
る。実験試料の寿命も、対照として用いたASC試料に匹
敵する。ASZ−TEDAの塩化シアン吸着性能は、湿度に全
く依存している。実験試料の寿命は、乾燥条件下では比
較的低く、前処理中に系に加えられた湿度が増加するに
つれて寿命は長くなる。この挙動はASCの寿命とは異な
る。ASCは乾燥吸着性能が良く、50/50で最高の寿命に達
し、湿分が上昇するに従って低下する。80/80条件で
は、ASZ−TEDAの塩化シアンの寿命はASCより僅かに低
い。
ASCに対しASZ−TEDAの吸着性能が著しく改善されてい
る点は、ASZ−TEDAの塩化シアン吸着性能が、45℃,85%
相対湿度の経時変化で老化していないことである。ASC
は同一条件で、その吸着性能が33%低下している。
製品の物性試験および化学分析結果を、第3表に示
す。
酒石酸 第4表に示すように、製品を含浸するのに使用する溶
液中に10%までの酒石酸を入れると、本発明の吸着剤の
シアン化水素寿命が顕著に改善された結果となってい
る。
酒石酸添加による効果は、金属充填量の多いCu8%,Zn
6%を含浸させた吸着剤に対して最も顕著に現われてい
る。このような吸着剤にあっては、シアン化水素とジシ
アン寿命が21〜23分から28〜32分に延びている(第4
表)。6%のCuと6%のZnを含有する吸着剤に対して
は、その吸着性能はそれ程向上せず、24〜26分から28分
延びているだけである。Cu量が6%と8%のいずれの場
合でも、塩化シアン寿命に及ぼす影響はほとんどないこ
とが判った。酒石酸が10%以下の場合は、吸着性能の向
上が顕著とはいえない。
本発明の吸着剤の吸着性能を改善するため、他の有機
酸を用いて調製した。しかし第5表に示すように、僅か
にマレイン酸だけが、シアン化水素とジシアン吸着に対
して効果があっただけである。
マレイン酸についても、その吸着性能改善の程度は酒
石酸の場合より小さかった。マレイン酸で調製した吸着
剤の塩化シアン吸着性能は、酒石酸含有吸着剤より低か
った。
組成物中の含浸剤量の変化が、シアン化水素、ジシア
ンおよび塩化シアンの吸着に及ぼす影響を見るため、Cu
を0〜12%、Znを0〜12%、TEDAを0〜6%に変化させ
た試験を実施した。これら試験結果を第6表に示す。
(1) 塩化シアンおよびシアン化水素の寿命に関する
試験においては、銀は試料の吸着性能に対して効果がな
いため、上記の処方には銀を添加しなかった。
(2) 塩化シアン寿命の誤差範囲は±5分である。
(3) シアン化水素寿命の誤差範囲は±3分である。
(4) NDは測定しなかった。
塩化シアン寿命に対して大きな寄与があるのは、銅お
よび亜鉛とともに使用するTEDAである。銅とTEDAならび
に亜鉛とTEDA間の相互作用は重要であり、金属充填量が
多い場合の吸着性能向上に有意に寄与している。
シアン化水素保護は銅と亜鉛によってもたらされ、金
属充填量が少ない場合には亜鉛の方が有効である。
Znを含む金属で含浸したカーボンは、同程度の金属含
浸量でZnを含まない同様なカーボン調製物よりもすぐれ
ている。第6(A)表に示されるように、低いTEDA含浸
量(3.5%以下)では、Znを含む試料はZnを含まない試
料よりも好い結果をもたらす。(第6(A)表では、Zn
6%/Cu6%カーボン試料とCu12%カーボン試料とを比較
している。)このように、含浸物としてZnを含む試料
は、TEDAの使用量を削減し、かつそのような低いTEDA量
でもCK能を犠牲にしない可能性をもたらす。Znを含む調
製物とすることによって可能となるより低いTEDA量を採
用すれば、本発明のカーボンの物理吸着能が改良される
ことになる。
本発明のCu−Zn−Ag−TEDAカーボン調製物にさらに他
の含浸物を添加すると、破過試験で好結果をもたらすこ
とがある。特にそのような含浸活性炭を高湿度/高湿分
含有条件下にさらすような場合にその可能性が大きい。
このような調製物は、また保管した場合の寿命が長く、
さらに高湿度条件下で長期間使用した後でも高い性能を
示し得る。
6%Cu、6%Zn、0.05%Ag、3%TEDAで含浸された活
性炭について試験したところ、これらのカーボンは満足
できる性能を示さない場合があることがわかった。ある
条件下においては、Cu化合物は、単独あるいは活性炭に
含浸された状態で、HCNの存在下に反応して(CN)
副生することがあることが知られている。高湿度/高い
カーボン中湿分含有条件下においては、HCNが襲ってき
ている間に、早められたシアノゲン((CN))ガスの
破過が起こり得る。その後に行った試験では、分析手段
を改良してHCNおよび(CN)の破過をそれぞれ別個に
検出し追跡できるようにしたところ、高湿度/高湿分含
有条件下においては、Cu/Zn調製物は早まった破過を生
じさせることがわかった。
さらに、Cu−Zn−Ag−TEDA含浸カーボンが高湿度に長
期間さらされた(老化された)場合には、(CN)が同
様に望ましくない副生物として生じたり、あるいはHCN
が襲っている間に生成されたりする。こうしたシアノゲ
ンの存在は、その原因に拘らず、危険をもたらすに十分
な量であることが明らかな程度に及ぶことがある。
HCNが襲っている状態で望ましくない反応をひきおこ
すある種のCu化合物があるということは、本発明の含浸
カーボンの調製に関してまた別の側面を示唆することに
なる。本発明の範囲における一態様として、Cuが存在し
ない状態でZn化合物を含浸させると、HCNを(CN)
変換するという望ましくない性質を示さないことが、試
験によって示された。第6(B)表を参照のこと。すな
わち、調製物においてCuの全部あるいは一部をZnに置き
換えると、(CN)の生成がなくなるか、あるいはかな
り抑えられるというメリットがあるということが、これ
からわかるのである。
1 各試料はこの他に3%のTEDAを含む。
2 破過時間(tb)はHCNが4.0mg/m3または(CN)
8.0mg/m3に達するまでの時間とする。試験の終了を告げ
たガスがいずれであるかが示されている。
ある種の補助的な含浸物、たとえばモリブデンは、高
いカーボン中湿分含有条件下において、本発明のCu/Zn
ベースカーボンの性能を向上させることがわかった。特
にモリブデン(Mo)がカーボンに含浸(充填)された場
合には、HCNが襲っている間の(CN)ガスの破過を抑
える。Cu−Zn−Ag−TEDA調製物に対して少量でもMoを添
加すると、HCNが襲っている間の(CN)ガスについて
の望ましくない破過効果を抑制すると思われる。
モリブデンの添加はまた、直接(CN)が襲った場合
の防御にも有効であるという、付加的な利益をももたら
すものである。この利益は純粋な銅調製物、純粋なZn調
製物、あるいはCuとZnの組合せのみでは得られないもの
である。
モリブデンを含む調製試料をCu/Zn調製物について前
記したのと同様に調製したが、ただしアンモニウムジモ
リブデートあるいは同様なモリブデン含有化合物を含浸
液に添加した点が異なる。乾燥およびTEDA含浸の手順
は、モリブデンを含まない調製物について前記に概説し
たのと同様である。
これらの試料について、高湿度下でHCNおよび(CN)
の破過を別々にモニターし評価するテストを行った。
第6(C)は、湿ったカーボン(80/50)および老化し
たカーボンでMoを含むものと含まないものについて、そ
れぞれHCNと(CN)の破過寿命をモニターし評価した
ものである。この表はこの2つの破過時間のうち早い方
を示している。モリブデンを含む高湿度/高水分含有試
料は乾燥(AR/50)試料に勝るとも劣らない性能を示
す。対照的にモリブデンを含まないカーボンのテストで
は、高湿度条件下では性能が落ち、この湿ったカーボン
が老化するとさらに性能は劣化した。
1) 破過寿命(tb)は4.0mg/m3におけるHCN,あるいは
8.0mg/m3における(CN)の出現に相当する。テスト終
了の起因となったガスを挙げてある。
HCNと(CN)の破過を別々にモニターし報告する別
のテスト(第6(D)表参照)によれば、2%Mo,5%C
u,5%Zn,0.05%Ag,3%TEDA(金属として計12.05%)を
含むカーボンの配合物は、Moを含まない6%Cu,6%Zn,
0.05%Ag、3%TEDA(金属として計12.05%)の配合物
よりも性能が向上していることがわかる。
1. テストの相対湿度条件とは処理前湿度/テスト湿度
と規定される「AR」は入手した時点でテストしたことを
意味する。
2. 試料はこの他に0.05%Agと3%TEDAを含む。
3. HCNを充填して標記のガスが破過してくる時間
(分) 第6(E)表は、老化条件にさらした後に高湿度/高
水分条件においた場合、Mo含有Cu/Zn配合物の性能が向
上していることを示す。
1. 試料はRH85%,温度32℃(90゜F)の気流に2週間
さらしたものである。
2. 試料はこの他に0.05%Agと3%TEDAを含む。
3. HCNを充填して標記のガスが破過してくる時間
(分)。
本発明の好ましい実施態様について詳細に記載した
が、本発明は特許請求の範囲内においてこれ以外の態様
で実施することができる。
AZ組成物の特定の用途 調製と試験 本明細書で用いるAZとは、第1表に記載したASZ−TED
A(Cu−Zn−Ag−TEDA)と同様にして調製した銅および
亜鉛含浸活性炭処方を云い、AgまたはTEDAを添加しない
ものである。AZ試料は、第1表に記載した前記ASZ−TED
A(Cu−Zn−Ag−TEDA)組成物と同様にして調製した
が、軍事用以外の有毒ガスおよび/または有毒蒸気分野
においては度々必要とならないAgまたはTEDAは添加しな
かった。
本発明のAZ実施態様は、含浸活性炭中の金属含有量
が、(希望する特定の性質に対応して)銅が0ないし14
%、亜鉛が2ないし16%となるような組成物により含浸
された活性炭吸着剤を含むものである。特定の有毒ガス
の除去効果を高めるために、含浸剤の処方を変え、本発
明のクロム非含有組成物の吸着性能を調整することがで
きることを示す。
第7表は、塩素、塩化水素、二酸化硫黄、ホルムアル
デヒドおよび硫化水素に対する代表的なAZ処方による試
料のガス寿命試験結果を示すものである。
第8表は、各種活性炭AZ処方についての二酸化硫黄に
対する試験結果を示すものである。
実験結果からみると、全ての危険領域において、バラ
ンスのとれた吸着性能を有するものは、6〜8%のCu、
6〜8%のZn、0.03〜0.05%のAgおよび2〜4%のTEDA
を含む本発明の組成物である。この組成物を使用すれ
ば、含浸活性炭は、ASCウエットルライトに対する現行
の全ての米国軍用規格に合致する。さらにシアン化水
素、ジシアンおよび塩化シアン吸着性は、熱帯経時変化
条件下で劣化しなかった。
実験結果からみると、全ての危険領域において、0な
いし14%の銅と2ないし16%の亜鉛との混合物を含む限
定された本発明の組成物が良好な吸着性能を有すること
が判かる。希望する吸着性能に対応して、銀および/ま
たはトリエチレンジアミンも添加することができる。吸
着性能を向上するため、酒石酸、マレイン酸および/ま
たはその他の有機酸も加えることができる。
本発明の活性炭は、工業用、軍事用その他の多くの要
求に対して、特定の所望する吸着性能に合致させるため
記載された処方により調整することができる。本発明に
より提供される含浸炭を説明のため詳細に記載してきた
が、これら記載は説明のためのものであり、その変更は
本発明の精神を逸脱するものではなく、本発明の範囲は
特許請求の範囲に記載されているものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−118235(JP,A) 仏国特許公開2532188(FR,A)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】銅と亜鉛とを合計約6〜16%、銅14%ま
    で、亜鉛2〜16%およびトリエチレンジアミン6%ま
    で、所望により銀0.0〜10%を含浸させたことを特徴と
    する活性炭吸着剤。
  2. 【請求項2】銅が5〜8%、亜鉛が約5〜8%の量で存
    在する請求項1記載の活性炭吸着剤。
  3. 【請求項3】銅が6〜8%、亜鉛が約6〜8%、銀が約
    0.03〜0.05%およびトリエチレンジアミンが約2〜4%
    の量で存在する請求項1記載の活性炭吸着剤。
  4. 【請求項4】銅、亜鉛およびトリエチレンジアミンおよ
    び所望により銀を含浸させた活性炭となるような溶液で
    あって、更に有機酸0〜10%を含有する溶液に少なくと
    も1回含浸してなる請求項1〜3のいずれかに記載の活
    性炭吸着剤。
  5. 【請求項5】銅、亜鉛およびトリエチレンジアミンおよ
    び所望により銀を含浸させた活性炭となるような溶液で
    あって、更にマレイン酸または酒石酸を合計0〜10%含
    有する溶液に少なくとも1回含浸してなる請求項1〜3
    のいずれかに記載の活性炭吸着剤。
  6. 【請求項6】銅、亜鉛および所望により銀を含浸させた
    活性炭となるような溶液であって、更に有機酸0〜10%
    を含有する溶液に少なくとも1回含浸し、各含浸後に該
    活性炭を乾燥し、その後トリエチレンジアミンを含浸さ
    せてなる請求項1〜3のいずれかに記載の活性炭吸着
    剤。
  7. 【請求項7】銅、亜鉛および所望により銀を含浸させた
    活性炭となるような溶液であって、更に有機酸0〜10%
    を含有する溶液に少なくとも1回含浸し、各含浸後に該
    活性炭を発火温度まで加熱することにより乾燥し、その
    後トリエチレンジアミンを含浸させてなる請求項1〜3
    のいずれかに記載の活性炭吸着剤。
  8. 【請求項8】銅、亜鉛および所望により銀を含浸させた
    活性炭となるような溶液であって、更に有機酸0〜10%
    を含有する溶液に含浸し、各含浸後に該活性炭を乾燥
    し、その後トリエチレンジアミンを含浸させることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の活性炭吸着剤
    の製法。
  9. 【請求項9】銅、亜鉛および所望により銀を含浸させた
    活性炭となるような溶液であって、更に有機酸0〜10%
    を含有する溶液に含浸し、各含浸後に該活性炭を発火温
    度まで加熱することにより乾燥し、その後トリエチレン
    ジアミンを含浸させることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の活性炭吸着剤の製法。
  10. 【請求項10】銅、亜鉛および所望により銀を含浸させ
    た活性炭となるような溶液であって、更に有機酸0〜10
    %を含有する溶液に含浸し、各含浸後に該活性炭を乾燥
    し、その後トリエチレンジアミンを含浸させてなる請求
    項1〜3のいずれかに記載の活性炭吸着剤を使用するこ
    とを特徴とする気流から有害ガスまたは有害蒸気を除去
    する方法。
  11. 【請求項11】銅、亜鉛および所望により銀を含浸させ
    た活性炭となるような溶液であって、更に有機酸0〜10
    %を含有する溶液に含浸し、各含浸後に該活性炭を発火
    温度まで加熱することにより乾燥し、その後トリエチレ
    ンジアミンを含浸させてなる請求項1〜3のいずれかに
    記載の活性炭吸着剤を使用することを特徴とする気流か
    ら有害ガスまたは有害蒸気を除去する方法。
  12. 【請求項12】銅、亜鉛および所望により銀を含浸させ
    た活性炭となるような溶液であって、更に有機酸0〜10
    %を含有する溶液に含浸し、各含浸後に該活性炭を乾燥
    し、その後トリエチレンジアミンを含浸させてなる請求
    項1〜3のいずれかに記載の活性炭吸着剤を含有する防
    護フィルターまたは防毒マスクを使用して、塩素、塩化
    水素、シアン化水素、ジシアン、塩化シアン、二酸化硫
    黄、硫化水素、ホルムアルデヒドなどを含む有害なガス
    または有害な蒸気を除去する軍事用および非軍事用にお
    いて有用な方法。
  13. 【請求項13】銅、亜鉛および所望により銀を含浸させ
    た活性炭となるような溶液であって、更に有機酸0〜10
    %を含有する溶液に含浸し、各含浸後に該活性炭を発火
    温度まで加熱することにより乾燥し、その後トリエチレ
    ンジアミンを含浸させてなる請求項1〜3のいずれかに
    記載の活性炭吸着剤を含有する防護フィルターまたは防
    毒マスクを使用して塩素、塩化水素、シアン化水素、ジ
    シアン、塩化シアン、二酸化硫黄、硫化水素、ホルムア
    ルデヒドなどを含む有害なガスまたは有害な蒸気を除去
    する軍事用および非軍事用において有用な方法。
  14. 【請求項14】銅、亜鉛および銀、更にモリブデン0〜
    8重量%を含むように少なくとも1回含浸してなる請求
    項1〜3のいずれかに記載の活性炭吸着剤。
  15. 【請求項15】銅、亜鉛および銀、更にモリブデン1〜
    4%を含むように少なくとも1回含浸してなる請求項1
    〜3のいずれかに記載の活性炭吸着剤。
  16. 【請求項16】銅、亜鉛および銀、更にモリブデン0〜
    8重量%を含むように少なくとも1回含浸し、各含浸後
    に該活性炭を乾燥し、その後トリエチレンジアミン6%
    までを含浸させてなる請求項1〜3のいずれかに記載の
    活性炭吸着剤。
  17. 【請求項17】銅、亜鉛、銀およびモリブデン0〜8
    %、更に有機酸0〜10%を含有する溶液に少なくとも1
    回含浸し、各含浸後に該活性炭を乾燥し、その後トリエ
    チレンジアミン6%までを含浸してなる請求項1〜3記
    載の活性炭吸着剤。
  18. 【請求項18】銅、亜鉛および銀、更にモリブデン0〜
    8%を含むように少なくとも1回含浸し、各含浸後に活
    性炭を発火温度まで加熱することにより乾燥し、その後
    トリエチレンジアミン6%までを含浸させてなる請求項
    1〜3記載の活性炭吸着剤。
JP2166558A 1989-06-23 1990-06-25 有毒ガスおよび/または有毒蒸気吸着のためのクロム非含有含浸活性炭 Expired - Fee Related JPH0817938B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US371,430 1989-06-23
US07/371,430 US5063196A (en) 1989-06-23 1989-06-23 Chromium-free impregnated activated carbon for adsorption of toxic gases and/or vapors
US53731190A 1990-06-15 1990-06-15
US537,311 1990-06-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03114534A JPH03114534A (ja) 1991-05-15
JPH0817938B2 true JPH0817938B2 (ja) 1996-02-28

Family

ID=27005383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2166558A Expired - Fee Related JPH0817938B2 (ja) 1989-06-23 1990-06-25 有毒ガスおよび/または有毒蒸気吸着のためのクロム非含有含浸活性炭

Country Status (12)

Country Link
EP (1) EP0405404B1 (ja)
JP (1) JPH0817938B2 (ja)
KR (1) KR0148793B1 (ja)
AT (1) ATE98902T1 (ja)
AU (1) AU642653B2 (ja)
DE (1) DE69005374T2 (ja)
DK (1) DK0405404T3 (ja)
ES (1) ES2049866T3 (ja)
FI (1) FI102148B (ja)
IL (1) IL94853A (ja)
NO (1) NO178142C (ja)
PT (1) PT94478B (ja)

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5197208A (en) * 1991-02-06 1993-03-30 Combe Incorporated Odor-adsorbent activated charcoal
ES2040173B1 (es) * 1992-01-30 1994-05-16 Solac Electrodomesticos Procedimiento de obtencion de filtros ceramicos con incorporacion de carbon activado.
CA2098513C (en) * 1993-06-16 2000-10-24 Septimus Hsien-Chai Liang Organic amine impregnated activated carbon
AU4858496A (en) * 1995-01-27 1996-08-14 Mine Safety Appliances Company Respirator filter system
WO1998031460A1 (en) * 1997-01-22 1998-07-23 Minnesota Mining And Manufacturing Company Multi-gas impregnated sorbent
AU770694B2 (en) * 1999-10-25 2004-02-26 3M Innovative Properties Company Broad spectrum filter system for filtering contaminants from air or other gases
US6344071B1 (en) 2000-05-22 2002-02-05 3M Innovative Properties Company Broad spectrum filter system for filtering contaminants from air or other gases
US6767860B2 (en) 2001-05-10 2004-07-27 3M Innovative Properties Company Sublimation of solid organic compounds onto substrate surfaces in the presence of a fluid impregnant
DE10219966A1 (de) * 2002-05-03 2003-11-20 Freudenberg Carl Kg Ozonfiltermaterial
US7004990B2 (en) 2003-06-26 2006-02-28 3M Innovative Properties Company Broad spectrum filter system including tungsten-based impregnant and being useful for filtering contaminants from air or other gases
CH695186A5 (de) * 2005-05-06 2006-01-13 P Pleisch Ag Dr Filtermaterial fur die Adsorption von Schadstoffen aus Atemluft.
BRPI0906008A2 (pt) 2008-02-21 2015-06-30 3M Innovative Properties Co "meio filtrante, método para fabricação de um meio filtrante, método para remover cloreto de cianogênio de um fluxo gasoso, sistemas filtrantes e aduto"
US8585808B2 (en) 2010-11-08 2013-11-19 3M Innovative Properties Company Zinc oxide containing filter media and methods of forming the same
WO2013159797A1 (en) 2012-04-25 2013-10-31 BLüCHER GMBH Filtering material and use thereof
CN103721681B (zh) * 2013-11-25 2016-08-17 山西新华化工有限责任公司 全氟异丁烯防护材料的制备方法
CN103721680A (zh) * 2013-11-25 2014-04-16 山西新华化工有限责任公司 全氟异丁烯防护材料
CN103721367A (zh) * 2013-11-25 2014-04-16 山西新华化工有限责任公司 用于综合防毒的复合型防护材料
CN103721366A (zh) * 2013-11-25 2014-04-16 山西新华化工有限责任公司 用于综合防毒的复合型防护材料的制备方法
CN104399434B (zh) * 2014-10-21 2016-08-17 繁昌县倍思生产力促进中心有限公司 一种含氧化铈pm2.5吸附剂及其制备方法
CN104368311B (zh) * 2014-10-21 2016-08-17 繁昌县倍思生产力促进中心有限公司 一种可再生防霾口罩吸附剂及其制备方法
CN104353421B (zh) * 2014-10-21 2016-08-17 繁昌县倍思生产力促进中心有限公司 一种防雾霾吸附剂及其制备方法
EP3242749B1 (en) * 2015-01-09 2021-03-31 Calgon Carbon Corporation Carbon sorbents for the removal of nitrogen dioxide
CH711821B1 (de) * 2015-11-30 2020-02-28 Dr P Pleisch Ag Imprägniertes Filtermaterial und Verfahren zur Herstellung desselben.
KR102373799B1 (ko) 2017-11-20 2022-03-14 국방과학연구소 2종 이상의 물질 각각을 흡착 또는 이와 반응하는 활성자리를 가지는 다기능성 금속-유기 복합체 및 이의 용도
CN109482221A (zh) * 2018-12-18 2019-03-19 安徽潜隆机电科技有限公司 一种军民用防毒面具催化剂及其制备方法
KR102158250B1 (ko) 2019-02-14 2020-09-21 한국화학연구원 이종 금속 이온 교환된 mof의 제조방법 및 이에 사용되는 합성후개질에 의한 이종 금속 이온 교환용 mof 기반 조성물
KR102287864B1 (ko) 2019-06-28 2021-08-09 한국화학연구원 수분안정성이 향상된 mof의 제조방법, 이에 따라 제조된 mof 및 이의 용도
CN111389354A (zh) * 2020-03-04 2020-07-10 山西新华化工有限责任公司 一种广谱防护浸渍活性炭的制备方法
CN111389353A (zh) * 2020-03-04 2020-07-10 山西新华化工有限责任公司 一种添加k助剂的ph3防护材料及其制备方法
KR20220001268A (ko) 2020-06-29 2022-01-05 (주)엔에이시 철-은-구리-아연-몰리브덴 첨착 활성탄 흡착제 및 이의 제조 방법
CN113477215B (zh) * 2021-07-19 2023-03-17 山西新华防化装备研究院有限公司 一种利用螯合剂制备用于脱除氰化物的吸附剂的方法
CN114950550B (zh) * 2022-05-09 2024-02-20 安徽潜隆机电科技有限公司 一种无铬环保人防用催化剂材料

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2532188B1 (ja) 1982-08-26 1985-04-05 Draegerwerk Ag

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1519470A (en) * 1921-01-22 1924-12-16 Robert E Wilson Impregnated carbon and process of making same
US2920051A (en) * 1944-01-22 1960-01-05 Edwin O Wiig Whetlerite product and process
DE973481C (de) * 1951-07-07 1960-03-03 Bergwerksverband Gmbh Verfahren zur Herstellung von Adsorptionskohle
US3460543A (en) * 1966-03-21 1969-08-12 Liggett & Myers Inc Cigarette filter
US4022223A (en) * 1973-07-26 1977-05-10 Philip Morris Incorporated Smoking article
US4594231A (en) * 1983-09-22 1986-06-10 Takeda Chemical Industries, Ltd. Method for removal of poisonous gases
DE3341712C2 (de) * 1983-11-18 1987-03-05 Drägerwerk AG, 2400 Lübeck Luftreinigungsmittel zur Verwendung in Luftfiltern
US4801311A (en) * 1985-03-18 1989-01-31 Westvaco Corporation Method and apparatus for removing hydrogen cyanide, cyanogen and cyanogen chloride from air
US4802898A (en) * 1985-06-17 1989-02-07 Westvaco Corporation Method and apparatus for removing cyanogen chloride from air
DE3805407A1 (de) * 1988-02-22 1989-08-31 Draegerwerk Ag Chemiesorptionsmasse fuer atemschutzgeraete

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2532188B1 (ja) 1982-08-26 1985-04-05 Draegerwerk Ag

Also Published As

Publication number Publication date
EP0405404B1 (en) 1993-12-22
IL94853A (en) 1995-03-30
NO902822L (no) 1990-12-27
JPH03114534A (ja) 1991-05-15
NO902822D0 (no) 1990-06-25
AU5782990A (en) 1991-01-03
ES2049866T3 (es) 1994-05-01
FI102148B1 (fi) 1998-10-30
KR910000222A (ko) 1991-01-29
AU642653B2 (en) 1993-10-28
PT94478B (pt) 1997-10-31
DK0405404T3 (da) 1994-03-28
FI102148B (fi) 1998-10-30
EP0405404A1 (en) 1991-01-02
KR0148793B1 (ko) 1998-10-15
DE69005374T2 (de) 1994-05-26
NO178142C (no) 1996-01-31
FI903186A0 (fi) 1990-06-25
NO178142B (no) 1995-10-23
DE69005374D1 (de) 1994-02-03
PT94478A (pt) 1991-03-20
ATE98902T1 (de) 1994-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0817938B2 (ja) 有毒ガスおよび/または有毒蒸気吸着のためのクロム非含有含浸活性炭
CA2019843C (en) Chromium-free impregnated activated carbon for adsorption of toxic gases and/or vapors
DE69229507T2 (de) Chromfreier, imprägnierter, aktivierter, universaler respiratorkohlenstoff für die adsorption von toxischen gasen und dämpfen
EP0102467B1 (de) Verfahren zur Herstellung von mit Elementarschwefel imprägnierten kohlenstoffhaltigen Adsorptionsmitteln
DE69026351T2 (de) Entfernung von Quecksilber aus flüssigen Kohlenwasserstoffen
DE60037428T2 (de) Ionenmobilitäts-spektrometer
KR920002444B1 (ko) 고효율 담배연기필터
US2920051A (en) Whetlerite product and process
DE3852545T2 (de) Verfahren und Vorrichtung zur Entfernung von Chlorcyan aus Luft.
CA1104995A (en) Adsorbent for ethylene and process for preparation thereof
US10625104B2 (en) Impregnated filter material
DE3103461C2 (de) Verfahren zur Herstellung einer Lichtbogen-Mantelelektrode mit niedrigem Wasserstoffgehalt
CH695186A5 (de) Filtermaterial fur die Adsorption von Schadstoffen aus Atemluft.
EP0450414B1 (de) Imprägnierung für Atemschutzfilter mit Aktivkohle
US8333824B2 (en) Sorption agent comprising an activated carbon impregnated with a zinc compound and a molybdenum compound and gas-filtering element containing the sorption agent
CH645867A5 (de) Impraegnierte aktivkohle fuer die verwendung als luftreinigungsmittel.
EP0351252A2 (en) Nitrogen monoxide absorbing compositions
JP2004522950A (ja) シリカ基質の指示用乾燥剤
JPH0474031B2 (ja)
DE69420079T2 (de) Mit organischen Aminen imprägnierte Aktivkohle
CA1043927A (en) Low temperature plasticizer composition for natural and synthetic butadiene-styrene rubber
DE3872714T2 (de) Inhibierung der entwicklung von phosphin.
WO1994017907A1 (en) Improved respirator carbon for protection against acid gases and formaldehyde
WO1997032927A1 (en) Inhibiting nitrosamine formation in rubber
DE3887755T2 (de) Methode und Apparat zum Entfernen von Cyanwasserstoff, Diayan und Chlorayan aus Luft.

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080228

Year of fee payment: 12

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090228

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100228

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees