JPH08177475A - 球面継手 - Google Patents

球面継手

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JPH08177475A
JPH08177475A JP6324963A JP32496394A JPH08177475A JP H08177475 A JPH08177475 A JP H08177475A JP 6324963 A JP6324963 A JP 6324963A JP 32496394 A JP32496394 A JP 32496394A JP H08177475 A JPH08177475 A JP H08177475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
outer case
holding groove
wire mesh
inner case
Prior art date
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Pending
Application number
JP6324963A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikiya Hosomi
幹也 細見
Sumio Ogawa
澄雄 小川
Masateru Akiyama
昌輝 秋山
Mitsuo Suzuki
光郎 鈴木
Toyohisa Kawabe
豊久 河辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Futaba Sangyo KK
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Futaba Sangyo KK
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Futaba Sangyo KK filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP6324963A priority Critical patent/JPH08177475A/ja
Publication of JPH08177475A publication Critical patent/JPH08177475A/ja
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  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケースにワイヤメッシュ体保持溝を高精度寸
法に形成することができる球面継手。 【構成】 外ケース1、内ケース2各々に、ワイヤメッ
シュ体保持溝9、10を1個つづ形成し、保持溝9、1
0を外ケース1、内ケース2の頂点7、8より先端と反
対側に設けた。また、保持溝9、10の断面形状をほぼ
三角形とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤメッシュ体を保
持するための保持溝を高寸法精度に形成できる球面継手
に関する。この種の球面継手は、たとえば内燃機関の排
気管の途中に設けられる振動遮断装置に利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来の球面継手は、実開昭55−644
23号公報に示されているように、部分球状部を有する
外ケースと、外ケースに内包される部分球状部を有する
内ケースと、両ケースを連結するベローズ管と、両ケー
ス間に介装されるワイヤメッシュ体と、を有する。外ケ
ースには、部分球状部の頂点(軸芯から最も離れた点)
を中心にして軸方向両側にまたがる溝が形成されてお
り、この溝にワイヤメッシュ体が保持されている。上記
部品を球面継手に組立てるには、図6〜図8に示す手順
による。すなわち、図6の加工でA部加工済みの外ケー
ス21に内ケース22を挿入し、内、外ケース間にワイ
ヤメッシュ体23をセットする。ついで、図7の加工で
外ケース21のB部を加工して、ワイヤメッシュ体23
を保持溝24に保持し、図8の状態にする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記A部の加工は、外
ケースの端部を球面加工する前に(かつ内ケースを外ケ
ース内に挿入する前に)成形用型を外ケースの内側に挿
入することにより外ケースの内側にも成形用の型が入る
ため、内、外から型で外ケースを押圧することにより、
精度よく成形できる。しかし、B部の加工は、内ケース
を外ケースに挿入した後に外ケースの端部を球面加工す
るため、成形用の型を外ケース内に挿入することができ
ず(型が内ケースに当たるため)、外側からのみの押圧
となって、加工精度が悪い。また、B部の寸法精度は振
動吸収性能への影響が大きく、加工精度の悪さによって
振動吸収性能が低下する。本発明の目的は、ワイヤ保持
溝を高い寸法精度をもって形成できる球面継手を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の球面継手は次の通りである。 (1)部分球状部を有する外ケースと、該外ケースに内
包される部分球状部を有する内ケースと、前記外ケース
と前記内ケースとの間に介装されたワイヤメッシュ体
と、からなる球面継手において、ワイヤメッシュ体を保
持するための保持溝を前記外ケース、前記内ケース各々
に形成し、前記保持溝を前記外ケース、前記内ケース各
々の頂点に対して先端と反対側に設けた球面継手。 (2)前記外ケース、前記内ケース各々の前記保持溝の
形状を断面ほぼ三角形とした(1)記載の球面継手。
【0005】
【作用】上記(1)では、内、外ケース各々に1個づつ
保持溝を作ることにより、頂点よりも先端と反対側のみ
に保持溝を設けることが可能になる。頂点よりも先端と
反対側での保持溝の加工は、内側に型を入れることがで
きるので内外からケースを押圧でき高精度に保持溝を形
成できる。上記(2)では、保持溝の形状がほぼ三角形
のため内側の型の保持溝への進退が軸方向動きのみで可
能であり、保持溝の成形が容易である。
【0006】
【実施例】本発明の望ましい実施例を、図1〜図5を参
照して説明する。本発明実施例の球面継手は、図1に示
すように、部分球状部を有する外ケース1と、外ケース
1に内包される部分球状部を有する内ケース2とを有
し、外ケース1と内ケース2は、回転中心まわりに互い
に相対回転可能とされている。球面継手は、さらに、一
端が外ケース1に他端が内ケース2に結合されたベロー
ズ管5と、外ケース1と内ケース2との間に介装された
ワイヤメッシュ体3、4と、ベローズ管5の内周側に配
置されてベローズ管5を高温の排気ガスの流れから保護
するインナーパイプ6と、を有している。ワイヤメッシ
ュ体3とワイヤメッシュ体4とは互いに別体である。ワ
イヤメッシュ体3、4は、ワイヤメッシュを成形したも
のからなり、ワイヤメッシュの材料は、たとえばステン
レスである。ワイヤメッシュ体3、4は、耐熱性、シー
ル性、緩衝性(衝撃緩和性)がワイヤメッシュと同程度
の他の手段(たとえば、グラスウール、石綿、他の断熱
材等の成形体)によって置換されてもよく、それらの手
段はワイヤメッシュ体3、4の概念の中に包含される。
【0007】外ケース1と内ケース2には、さらに詳し
くは外ケース1の部分球状部と内ケース2の部分球状部
には、ワイヤメッシュ体を保持するための保持溝が1個
づつ形成されている。保持溝9が外ケース1に形成され
た保持溝を、保持溝10が内ケース2に形成された保持
溝を示しており、両保持溝9、10は互いに離れてい
る。ワイヤメッシュ体3は外ケース1の保持溝9と内ケ
ース2との間に保持され、ワイヤメッシュ体4は内ケー
ス2の保持溝10と外ケース1との間に保持される。保
持溝9、10は、外ケース1、内ケース2の頂点7、8
に対して先端と反対側に設けられている。ここで、外ケ
ース1の頂点7とは外ケース軸芯から最も離れた点(し
たがって、外ケース1の部分球状部の球中心を通って外
ケース1の軸芯と直交する平面と外ケース1の部分球状
部とが交わる点)のことであり、内ケース2の頂点8と
は内ケース軸芯から最も離れた点(したがって、内ケー
ス2の部分球状部の球中心を通って内ケース2の軸芯と
直交する平面と内ケース2の部分球状部とが交わる点)
のことである。
【0008】保持溝9、10の断面形状は、ほぼ三角形
とされている。保持溝9の断面形状の一辺は外ケース1
の軸芯とほぼ平行に延び、もう一辺は外ケース1の軸芯
とほぼ直角方向に延びている。保持溝10の断面形状の
一辺は内ケース2の軸芯とほぼ平行に延び、もう一辺は
内ケース2の軸芯とほぼ直角方向に延びている。ワイヤ
メッシュ体3、4の断面形状はほぼ三角形である。ワイ
ヤメッシュ体3の断面形状は、外ケース1の保持溝9の
内面と内ケース2の外面とによって形成されるほぼ三角
形のスペースを埋める形状である。ワイヤメッシュ体4
の断面形状は、内ケース2の保持溝10の外面と外ケー
ス1の内面とによって形成されるほぼ三角形のスペース
を埋める形状である。外ケース1、内ケース2、ベロー
ズ管5、インナーパイプ6の材料は、耐熱性のある金属
とされ、たとえばステンレスである。
【0009】つぎに、図1の球面継手の製造に係わる作
用(球面継手の製造方法)について説明する。まず、図
2に示すように外ケース1に保持溝9を、内型11と外
型12を用いて形成する。さらに、図4に示すように内
ケース2に保持溝10を内型13と外型14を用いて形
成し、さらに図5に示すように内ケース2の頂点8より
先端側部分を外型15のみを用いて湾曲成形する。この
時、ベローズ管5を内ケース2内に入れておいてもよ
い。外ケース1への保持溝9の形成と、内ケース2への
保持溝10の形成はどちらが先に行われてもよい。外ケ
ース1への保持溝9の形成の際には、外ケース1の頂点
7より先端部がまだ湾曲されていないので、外ケース1
の保持溝9が形成される部分の内側に内型11を挿入す
ることができ、高精度の寸法に保持溝9を形成すること
ができる。同様に、内ケース2への保持溝10の形成の
際には、内ケース2の頂点8より先端部がまだ湾曲され
ていないので、内ケース2の保持溝10が形成される部
分の内側に内壁13を挿入することができ、高精度の寸
法に保持溝10を形成することができる。保持溝9、1
0の内型、外型を用いての成形においては、保持溝9、
10が断面ほぼ三角形状であって内型出し入れ方向にア
ンダカット部がないので、容易に内型を出し入れでき、
成形を可能とするとともに内型の構造を単純化できる。
【0010】ついで、保持溝9、10にワイヤメッシュ
体3、4をそれぞれ保持させて、図2の状態まで成形さ
れた外ケース1内に図5の状態まで成形された内ケース
2を挿入、組付けし、その後図3に示すように、外ケー
ス1の頂点7より先端部を外型16のみを用いて湾曲成
形する。その後、ベローズ管5、6の両端を外ケース
1、内ケース2の円筒部に溶接し、さらにインナーパイ
プ6をベローズ管5の内側に挿入して、外ケース1、内
ケース2の何れか一方に溶接する。かくして、図1の球
面継手が完成される。
【0011】
【発明の効果】請求項1の球面継手によれば、内、外ケ
ース各々に1個づつ保持溝を作り、各保持溝を各ケース
の頂点よりも先端と反対側に設けたので、保持溝の形成
時に内型を挿入でき、高精度の寸法の保持溝を形成で
き、自動車排気管の途中にくみこんだ場合振動遮断効果
が上る。請求項2の球面継手によれば、各保持溝の断面
形状をほぼ三角形としたので、ケース内側への型の出入
れが自在であり、保持溝の成形を容易とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の球面継手の一部断面、一部
正面図である。
【図2】図1の球面継手のうち外ケースに保持溝を形成
している段階の断面図である。
【図3】図1の球面継手のうち外ケースの頂点より先端
側部分を成形している状態(ただし、内ケースを省略し
て示した)の断面図である。
【図4】図1の球面継手のうち内ケースに保持溝を形成
している段階の断面図である。
【図5】図1の球面継手のうち内ケースの頂点より先端
側部分を成形している状態(ただし、ベローズ管を省略
して示した)の断面図である。
【図6】従来の球面継手の外ケースに保持溝を形成して
いる途中の段階の断面図である。
【図7】図6の外ケースの保持溝が成形完了した状態の
断面図である。
【図8】図6、図7に示す工程で作られた球面継手の半
断面図である。
【符号の説明】
1 外ケース 2 内ケース 3、4 ワイヤメッシュ体 5 ベローズ管 6 インナーパイプ 7、8 頂点 9、10 保持溝 11、13 内型 12 14 外型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 昌輝 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 鈴木 光郎 愛知県岡崎市橋目町字御茶屋1番地 フタ バ産業株式会社内 (72)発明者 河辺 豊久 愛知県岡崎市橋目町字御茶屋1番地 フタ バ産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部分球状部を有する外ケースと、該外ケ
    ースに内包される部分球状部を有する内ケースと、前記
    外ケースと前記内ケースとの間に介装されたワイヤメッ
    シュ体と、からなる球面継手において、ワイヤメッシュ
    体を保持するための保持溝を前記外ケース、前記内ケー
    ス各々に形成し、前記保持溝を前記外ケース、前記内ケ
    ース各々の頂点に対して先端と反対側に設けたことを特
    徴とする球面継手。
  2. 【請求項2】 前記外ケース、前記内ケース各々の前記
    保持溝の形状を断面ほぼ三角形とした請求項1記載の球
    面継手。
JP6324963A 1994-12-27 1994-12-27 球面継手 Pending JPH08177475A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009024602A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Max Co Ltd 空気圧縮機
WO2016031997A1 (ja) * 2014-08-29 2016-03-03 Fks株式会社 液状流体配管接合部用自在継手及びそれを利用した液状流体物処理機器
USD834689S1 (en) 2015-07-28 2018-11-27 Fks Co., Ltd. Liquid pipe coupling universal joint

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