JP2004353582A - 遮熱板付排気管 - Google Patents

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JP2004353582A JP2003153309A JP2003153309A JP2004353582A JP 2004353582 A JP2004353582 A JP 2004353582A JP 2003153309 A JP2003153309 A JP 2003153309A JP 2003153309 A JP2003153309 A JP 2003153309A JP 2004353582 A JP2004353582 A JP 2004353582A
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Koichi Takahashi
浩一 高橋
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Calsonic Kansei Corp
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Abstract

【課題】遮熱板のカラーと排気管の曲部によるビビリ音を無くすことができる遮熱板付排気管の提供。
【解決手段】曲部5a,5bを有する排気管2と、排気管2の端部外周に当接されるカラー7と、該カラー7の外周に固定され、前記排気管2に対して軸方向摺動可能に装着される遮熱板6を備えた遮熱板付排気管Aにおいて、排気管2の端部における少なくともカラー7が摺動する範囲を該カラー7の内面7cに当接する直線部8で形成した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遮熱板を備えた遮熱板付排気管に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、排気管からの放射熱が車体などの外部に悪影響を及ぼさないよう排気管に遮熱板を取付ける技術が公知となっている(特許文献1参照)。
【0003】
図4は従来の遮熱板付排気管の一例を示し、排気管01と遮熱板02の間には空間o1が形成されている。
【0004】
また、遮熱板02の両端部は縮径されて一端側が排気管01に固定され、他端側は排気管01との間にカラー03が介装されることにより排気管01に対して軸方向摺動自在に固定され、排気管01と遮熱板02との熱膨張差に伴う長さ変化の差を吸収するように構成されている。
【0005】
なお、カラー03は排気管01の振動によって、異音を発生することがないように排気管01に対して摺動可能ではあるが、多少強めに当接している。
【0006】
そして、このような遮熱板付排気管は、触媒コンバータとマフラーの間の排気管に適用される場合が多く、この際、排気管は排気レイアウトまたはマフラーとの接続関係により曲部04を有して形成されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−286516号公報 (第1−3頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような曲部を有する遮熱板付排気管は、排気管を製造する際に外部から力を加えて曲げ加工して形成されているため、その軸直方向における断面は曲部に近い部位ほど円形から楕円形状に変形しており、該曲部が排気管の端部に形成されている場合、前述したカラーの摺動時に該カラーの内面が排気管の曲部に局部的に接触し、結果、振動によるビビリ音が発生する虞があるという問題点があった。
【0009】
なお、前記振動は排気管及び遮熱板の耐久性を低下させる上、ビビリ音は車内のこもり音となって乗員に不快感を与える虞がある。
【0010】
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、排気管の端部における遮熱板のカラーが摺動する範囲を該カラーの内面に当接する直線部で形成することによって遮熱板のカラーと排気管の曲部との局部的な接触によるビビリ音を無くすことができる遮熱板付排気管を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、曲部を有する排気管と、前記排気管の端部外周に密着した状態で当接されるカラーと、該カラーの外周に固定され、前記排気管に対して軸方向摺動可能に装着される遮熱板を備えた遮熱板付排気管において、前記排気管の端部における少なくともカラーが摺動する範囲を該カラーの内面に当接する直線部で形成したことを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の遮熱板付排気管において、直線部は製造すべき長さの排気管を形成した後に該排気管の端部を加工して形成したことを特徴とする。
【0013】
【発明の作用及び効果】
請求項1記載の発明にあっては、曲部を有する排気管と、前記排気管の端部外周に密着した状態で当接されるカラーと、該カラーの外周に固定され、前記排気管に対して軸方向摺動可能に装着される遮熱板を備えた遮熱板付排気管において、前記排気管の端部における少なくともカラーが摺動する範囲が該カラーの内面に当接する直線部で形成される。
【0014】
従って、排気温度が高温となった際に、該排気管は熱膨張して主に軸方向へ伸縮し、遮熱板はカラーを介して摺動することにより排気管に対して相対的に移動するが、この際、排気管の端部におけるカラーの摺動する範囲は該カラーの内面に当接する直線部で形成されていて曲部を有しないため、従来の発明のようにカラーの内面が排気管の曲部に局部的に接触することがなく、結果、振動によるビビリ音を防止することができる。
【0015】
請求項2記載の発明にあっては、直線部は製造すべき長さの排気管を形成した後に該排気管の端部を加工して形成したため、直線部を形成するために排気管及び遮熱板の長さを延長したり、または、直線部を溶接などで排気管の端部に接合して追加する必要がなく、所望の長さの排気管及び遮熱板で直線部を形成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の遮熱板付排気管の実施の形態を説明する。
【0017】
図1は本発明の実施の形態の遮熱板付排気管を説明する図(一部断面図)、図2は図1のS2−S2線による断面図、図3は本実施の形態のリストライク加工を説明する図である。
【0018】
図1に示すように、本実施の形態の遮熱板付排気管Aは、エンジンの下流側に設けられる図外の触媒コンバータとマフラー1の間に介装されるものであって、排気管2の一端側には前記触媒コンバータに接続するためのフランジ部3が形成され、他端側はマフラー1に嵌挿固定されている。
【0019】
そして、前記排気管2は、排気レイアウトまたはマフラーとの接続関係により曲部5a,5bが形成されている。
【0020】
また、前記曲部5a,5bは排気管2の成形時に図外の曲げ加工装置にて曲げ加工することにより形成され、曲部5a,5bに近い部位ほどその軸直方向における断面は円形から楕円形状に潰れて変形している。
【0021】
また、前記排気管2には高温時の放射熱を遮断するための遮熱板6が空間Oを有した状態で装着されている。
【0022】
図2に示すように、前記遮熱板6は半円筒状の上半部6aと下半部6bの両端部6c,6c同士を重ね合わせた状態で溶接X1により固定されて円筒状に形成され、図1に示すように該遮熱板6の両端部のうち、一端側は縮径されて排気管2との間に後述するカラー7が介装されている。
【0023】
一方、前記遮熱板6の他端側は図外の溶接にて排気管2に固定されている。
【0024】
前記カラー7は前記上半部6aと下半部6bにそれぞれ対応する分割カラー7a,7bで構成され、該分割カラー7a,7bの外周面はそれぞれ上半部6aと下半部6bに溶接X2にて固定されている。
【0025】
さらに、前記分割カラー7a,7bの内面7cはそれぞれ排気管2の外周面に当接されることにより、遮熱板6と排気管2が軸方向摺動可能に構成されており、結果、該遮熱板6と排気管2との熱膨張差に伴う長さ変化の差を吸収できるようになっている。
【0026】
そして、前記排気管2の端部2aにおけるカラー7の摺動範囲(図1中W1にて図示)の軸直方向の断面は該カラー7の内面7cに当接する円形状の直線部8で形成されている。
【0027】
以下、直線部8のリストライク加工について説明する。
【0028】
なお、本実施の形態のリストライク加工は、排気管2の端部2aにおける軸直方向の断面を楕円形状から円形状にして後述する直線部8を形成するための加工方法の一例であって、他の装置及び方法を用いても構わない。
【0029】
図3(a)に示すように、本実施の形態の遮熱板付排気管Aでは、排気管2を図外の曲げ加工装置にて形成した際、その端部2aが曲部を有しており、結果、その軸直方向における断面は楕円形状に潰れ変形している。
【0030】
そこで、図3(b)に示すように、該端部2aを主に上下方向から治具9a,9bにて押圧プレスすると共に、先端が円錐状に形成された治具9cを端部2aに圧入することによって、前記断面を楕円形状から円形状に変形させ、結果、図3(c)に示すW1の範囲における軸直方向の断面をカラー7の内面7cに当接するように形成して所望の直線部8を形成する。
【0031】
なお、この際、前記排気管2の直線部8はその全周にカラー7が当接するように構成されるが、前記直線部8の形成に当たっては、排気管2のW1の範囲において少なくともカラー7と当接する部位が直線状に形成されていれば良い。
【0032】
以下、本実施の形態の遮熱板付排気管Aの作用及び効果を説明する。
【0033】
このように形成された遮熱板付排気管Aにあっては、排気温度の上下に伴って排気管2が伸縮し、例えば、排気管2が高温になると熱膨張して主に軸方向へ伸びるが、前述したように、遮熱板6の一端側は排気管2に固定されているものの、他端側はカラー7を介して摺動自在に固定されているため、該遮熱板6と排気管2との熱膨張差に伴う長さ変化の差を吸収する。
【0034】
この際、排気管2の端部における前記カラー7の摺動範囲(図1中W1にて図示)の軸直方向の断面はカラー7の内面7cに当接する円形状の直線部8で形成されているため、該カラー7の内面7cが排気管2の外周面に全面接触しながらスムーズに摺動する。
【0035】
なお、排気管2が高温から低温になって縮んだ場合も同様にカラ7ーが排気管に摺動して、該遮熱板6と排気管2との熱膨張差に伴う長さ変化の差を吸収する。
【0036】
従って、本実施の形態の遮熱板付排気管Aにあっては、排気管2の端部におけるカラー7の摺動範囲を該カラー7の内面7cに当接する直線部8で形成したため、排気管2の熱膨張による伸縮時にカラー7と排気管2の局部的な接触を回避してビビリ音の発生を防止することができる。
【0037】
また、直線部8は製造すべき長さの排気管2を形成した後に排気管2の端部2aをリストライク加工して形成したため、排気管2及び遮熱板6の全長を長くすることなく直線部8を形成することができる。
【0038】
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明の具体的構成は本実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても本発明に含まれる。
【0039】
例えば、本実施の形態では排気管2を触媒コンバータとマフラーの間に介装した場合について説明したが、エキゾーストマニホールドに適用することもできる。
【0040】
また、本実施の形態では、排気管2の端部の軸直方向における断面が円形状の排気管について説明したが、前記断面が楕円形状または矩形形状であってもカラーの摺動範囲における排気管がカラーの内面に一致する直線部であれば、本発明の範疇となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の遮熱板付排気管を説明する図(一部断面図)である。
【図2】図1のS2−S2線による断面図である。
【図3】本実施の形態のリストライク加工を説明する図である。
【図4】従来の遮熱板付排気管を説明する図である。
【符号の説明】
A 遮熱板付排気管
O 空間
1 マフラー
2 排気管
2a 端部
3 フランジ部
5a、5b 曲部
6 遮熱版
6a 上半部
6b 下半部
6c 両端部
7 カラー
7a、7b 分割カラー
7c 内面
8 直線部
9a、9b、9c 治具

Claims (2)

  1. 曲部を有する排気管と、
    前記排気管の端部外周に当接されるカラーと、該カラーの外周に固定され、前記排気管に対して軸方向摺動可能に装着される遮熱板を備えた遮熱板付排気管において、
    前記排気管の端部における少なくともカラーが摺動する範囲を該カラーの内面に当接する直線部で形成したことを特徴とする遮熱板付排気管。
  2. 請求項1記載の遮熱板付排気管において、
    前記直線部は製造すべき長さの排気管を形成した後に該排気管の端部を加工して形成したことを特徴とする遮熱板付排気管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016160851A (ja) * 2015-03-03 2016-09-05 トヨタ自動車株式会社 ヒートインシュレータ
JP2017057745A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 株式会社ユタカ技研 排気管のカバー構造

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