JPH08176670A - 刃物の刃先処理方法 - Google Patents

刃物の刃先処理方法

Info

Publication number
JPH08176670A
JPH08176670A JP31798394A JP31798394A JPH08176670A JP H08176670 A JPH08176670 A JP H08176670A JP 31798394 A JP31798394 A JP 31798394A JP 31798394 A JP31798394 A JP 31798394A JP H08176670 A JPH08176670 A JP H08176670A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
cutting edge
cutting
edge
treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31798394A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3498394B2 (ja
Inventor
Isao Fuwa
勲 不破
Masahiro Ikegami
正弘 池上
Riyuuji Ootani
隆児 大谷
Noboru Kusano
昇 草野
Hidesumi Okamura
英澄 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP31798394A priority Critical patent/JP3498394B2/ja
Publication of JPH08176670A publication Critical patent/JPH08176670A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3498394B2 publication Critical patent/JP3498394B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Heat Treatment Of Articles (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な処理工程でありながら、刃先のみを確
実に高硬度で耐磨耗性のある材質として、刃先寿命が十
分長い刃物の刃先処理方法の提供。 【構成】 刃物1の刃先2以外の部分をマスクして、刃
物1に硬化処理を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は刃物の刃先処理方法に関
し、詳しくは、木材、ステンレス鋼などの鉄系材料、非
鉄金属、石膏ボード、サイデングなどの窯業系材料、人
造大理石などの石材または半導体などのような、様々な
材料の切断に用いられる丸鋸刃、往復運動刃または楕円
運動刃などの刃物の刃先処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】被削材を切断する刃先と、刃先を保持す
る台金とより成る刃物において、刃先は高硬度で耐磨耗
性のある材質であって、刃先寿命を維持できるものであ
る必要があり、台金は靱性のある材質であって、切断時
の衝撃に耐え得るようなものである必要がある。しか
し、これらの高硬度および耐磨耗性と、靱性とは相反す
る性質であって、これらの性質を兼ね備えた材料は得難
いものである。
【0003】そこで、従来、刃先と台金とを別種類の材
料で形成し、両者を接合して刃物を形成している。この
場合、製造工程が複雑になるものである。また、刃物全
体を一種類の材質で形成したのち、刃先または台金の部
分を処理して、要求される高硬度などの特性を付与する
処理方法も行われている。
【0004】このような処理方法としては、特開平1−
111813号公報に示されるものがあり、この処理方
法では、図8に示すように、やすりの硬化させたい刃先
2先端部2aの一部にのみレーザ光15を照射している。こ
のようなレーザ光15の照射によって、刃先2先端部2aの
みが加熱されるとともに、自然冷却によって急冷され
る。したがって、刃先2先端部2aのみに焼き入れされ
て、高硬度であって、耐磨耗性があるという特性が付与
されるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例にあっては、レーザ光15の照射方向、照射部位ま
たは走査条件などを機械的、電気的に微妙にコントロー
ルする必要がある。さもないと、不要な部分までをも加
熱したり、または急冷が不十分となったりしてしまい、
満足な焼き入れがなされないのである。
【0006】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的は、簡単な処理工
程でありながら、刃先のみを確実に高硬度で耐磨耗性の
ある材質として、刃先寿命が十分長い刃物の刃先処理方
法の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、刃物1の刃先2以外の部分をマスク
して、刃物1に硬化処理を施すことを特徴として構成し
ている。
【0008】なお、マスクは金属板などを用いてマスク
する部分を覆うような、一般的な方法で行うことができ
る。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、刃物1全体に靱性化処理を行ったのち、硬
化処理を施すことを特徴として構成している。
【0010】靱性化処理とは、焼入れ・焼戻し処理また
は加熱後徐冷する焼きなまし処理を行うことである。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、マスク板3によって挟持押圧して
マスクした刃物1を、加熱後急冷する硬化処理を施すこ
とを特徴として構成している。マスク板3としては挟持
押圧に耐える強度を有する金属板などを用いることがで
きる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、CVDによってcBN(キュービ
クルボロンナイトライド)を成膜する硬化処理を施すこ
とを特徴として構成している。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、硬化元素をイオン注入する硬化処
理を施すことを特徴として構成している。
【0014】なお、硬化元素としては、炭素、チタン、
ボロンまたはタングステンなどの元素を用いることがで
きる。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
記載のいずれかの請求項記載の発明において、マスクす
る部分を刃先2の先端部2aを除く部分としたことを特徴
として構成している。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項3または6
記載の発明において、加熱をレーザなどの高エネルギー
ビームを照射して行うことを特徴として構成している。
【0017】なお、この場合のマスクは、銅板などを用
いて行うことが特に好ましい。請求項8記載の発明は、
請求項3または6記載の発明において、加熱を刃物1の
周囲に配した高周波コイル4に高周波電力を印加して行
うことを特徴として構成している。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項1ないし8
記載のいずれかの請求項記載の発明において、少なくと
も刃先2を焼結によって形成した刃物1の刃先処理を行
うことを特徴として構成している。
【0019】請求項10記載の発明は、請求項1ないし9
記載のいずれかの請求項記載の発明において、切削方向
に向かってV字状に開いた形状の刃先2先端部2aを有す
る刃物の刃先処理を行うことを特徴として構成してい
る。
【0020】
【作用】請求項1記載の発明では、硬化処理を刃物1の
刃先2に集中させることなく、刃物1全体または刃先2
を含む部分に施して、マスクされない刃先2の部分にの
み硬化処理が行われる。
【0021】請求項2記載の発明では、刃先2以外に靱
性を残したまま、硬化処理が施される。
【0022】請求項3記載の発明では、刃物1が十分な
強度を有するマスク板3によって挟持押圧されているの
で、硬化処理による刃物1の変形が抑えられる。
【0023】請求項4記載の発明では、cBN(キュー
ビクルボロンナイトライド)の被膜が刃先2に形成さ
れ、この刃先2の硬度および耐磨耗性が向上している。
【0024】請求項5記載の発明では、硬化元素が刃先
2に注入されて、この刃先2の硬度および耐磨耗性が向
上している。
【0025】請求項6記載の発明では、刃先2の先端部
2aのみの硬度および耐磨耗性が向上している。
【0026】請求項7記載の発明では、レーザなどの高
エネルギービームの照射によって、効率よく刃物1の加
熱がなされる。
【0027】請求項8記載の発明では、高周波電力を印
加することによって、効率よく刃物1の加熱がなされ
る。
【0028】請求項9記載の発明では、刃先2が焼結に
よって所望の切削加工に適した形状に形成される。
【0029】請求項10記載の発明では、切削方向に向か
ってV字状に開いた形状の先端部2aによって、刃物2の
切れ味が向上している。
【0030】
【実施例】本発明の一実施例を以下に添付図を参照して
説明する。
【0031】図1は同実施例の刃物の刃先処理方法にお
ける製造工程を示す説明図であり、(A)〜(F)は各
工程の品物を正面から見て順に示し、(G)は(F)の
図の刃先2の部分を拡大して示している。
【0032】以下、この工程を順に説明すると、最初に
(A)に示すように、高速度鋼系の金属粉末11とワック
スおよびポリマーなどから成るバインダー12とを混練
し、射出成形して(B)に示すような刃物1の形状を有
する成形品1aを得る。つぎに、この成形品1aを500 ℃で
24時間加熱してバインダー12などの有機物を除去す
る。さらに、1250℃で1時間焼結し、(C)に示す焼結
品1bを得る。さらに、この焼結品1bを1200℃で焼き入れ
し、650 ℃での焼戻しを数回行って全体を高靱性化した
(D)に示す焼結品1cとする。次いで、(E)に示すよ
うに、刃先2の先端部2aのみを露出させてマスク板3で
覆って硬化処理を行い、(F)または(G)に示すよう
な刃先2先端部2aのみが硬化された刃物1を得ることが
できる。
【0033】以上の工程において、マスク板3で覆うこ
とによって、覆われた部分はマスクされて硬化処理の影
響がおよぶことがなく、この結果、刃先2の先端部2aの
みの硬度が高く、耐磨耗性が向上し、切削性がよく、刃
先寿命の十分長い刃物1を得ることができているもので
ある。
【0034】この処理方法によれば、刃先2の特定部位
に硬化処理を集中させることなく、刃先2の先端部2aの
みを硬化させることができる。したがって、硬化処理を
ある特定部位に集中させるための複雑なコントロールを
省くことができて簡単な処理工程でありながら、切削性
がよく、刃先寿命が十分長い刃物1の得られる刃物の刃
先処理方法となっている。また、刃先2以外の台金とな
る部分の靱性がそのまま維持されて、硬化処理が施され
るので、切削時の衝撃を十分に吸収できて破損しにくい
刃物1を得ることができている。さらに、刃先2の先端
部2aのみを硬化させているので、この刃先2は切れ味が
よいのみならず、靱性も有して破損しにくいものとなっ
ているのである。
【0035】また、刃先2が焼結によって、所望の切削
加工に適した形状に形成され、切削性のよい刃物1が得
られている。
【0036】図2は、このような切削性のよい刃先2の
形状の具体的なものの一例を示す斜視図である。この図
の(A)に示すように、切削方向に向かってV字状に開
いた形状の刃先2先端部2aを有するように、刃先2を形
成することによって、切削性が向上し、このような刃物
1によって、滑らかな切削面が得られるのである。
【0037】また、(B)に示すものは、逃がし部2bを
先端部2aから刃先2の付け根2cに向けて、下方幅方向の
中央部が膨出した形状に形成している。この逃がし部2b
がない場合には、V字形状の屈曲部下方に切削屑が集ま
ってたまりやすいが、逃がし部2bによって、刃先2の先
端部2aで削り取られた切削屑が刃物1の幅方向外側に逃
げていき、切削屑がたまりにくく、切削しやすい刃物1
となっているのである。
【0038】なお、以上の刃物の刃先処理方法の説明は
刃物1として丸鋸刃を示しているが、丸鋸刃に限らず、
種々の形状の刃物1にも適用することができる。たとえ
ば、刃物1が往復運動または楕円運動するような、異な
る形状の刃物1にも適用することができるのである。
【0039】また、図1では刃先2の先端部2aのみを硬
化させているが、刃先2の大きさまたは用途などに対応
させて、マスク3から露出している部分を広げ、刃先2
全体、または、さらにより広く露出させ、この露出した
部分を硬化させてもよいのである。
【0040】また、刃物1全体を焼結品1bとしている
が、刃先2のみを焼結品として形成するか、または、刃
物1全体を靱性のある金属で形成し、刃先2の部分を硬
化させてもよいものである。
【0041】以下に、図3ないし図7を参照して、さら
に詳しく、この実施例の刃物の刃先処理方法における硬
化処理を具体的に説明する。これらの図は、硬化処理の
工程を示す説明図である。
【0042】図3に示す硬化処理では、マスク板3によ
って挟持押圧してマスクした刃物1となる焼結品1c全体
を、加熱後急冷している。マスク板3としては、挟持押
圧に耐えるように十分強度の大きい金属板などを用い、
このマスク板3の中央部をボルト・ナット13で締結する
ようにし、プレス治具として使用している。
【0043】このような硬化処理によって、焼結品1cの
台金部分がマスク板3によって挟持押圧しているので、
硬化処理による焼結品1cの変形が抑えられ、歪みの少な
い正確な形状の刃物1を得ることができる。
【0044】図4に示す硬化処理では、CVDによって
cBN(キュービクルボロンナイトライド)を成膜し、
cBN被膜が刃先2に形成されて刃先2の硬度および耐
磨耗性が向上している。このような硬化処理によって、
切削性がよく、刃先寿命が十分長い刃物1を得ることが
できる。
【0045】図5に示す硬化処理では、硬化元素として
炭素、チタン、ボロンまたはタングステンなどを用い、
これらの元素をイオン注入している。このようなイオン
注入する処理によって、硬化元素が刃先2に注入され
て、この刃先2の硬度および耐磨耗性が向上し、切削性
がよく、刃先寿命が十分長い刃物1を得ることができ
る。
【0046】図6に示す硬化処理では、加熱冷却によっ
て硬化処理を行う方法において、レーザなどの高エネル
ギービームを照射することによって、効率よく刃物1と
なる焼結品1cの加熱がなされ、硬化処理を迅速に行うこ
とができる。この場合、マスク板3としては、銅などの
ような材料を用い、高エネルギービームを確実に反射す
るものが好ましい。
【0047】この図の(A)に示す処理では、刃先2の
部分に炭酸ガスレーザまたはYAGレーザなどを集中さ
せて照射しており、刃物1となる焼結品1cを回転させて
外周の刃先2全てを加熱している。また、(B)に示す
処理では、焼結品1c全体に炭酸ガスレーザまたはYAG
レーザなどを照射し、加熱している。この(B)に示す
場合においても、好ましくは、焼結品1cを回転させるこ
とによって、刃先2の加熱が均一に行われる。
【0048】図7に示す硬化処理では、刃物1となる焼
結品1cの周囲に配した高周波コイル4に高周波電力を印
加して加熱を行うことによって、効率よく焼結品1cの加
熱がなされ、硬化処理を迅速に行うことができる。
【0049】この図の(A)に示す処理では、焼結品1c
の外周を取り囲むように高周波コイル4を配して、刃先
2全体を一度に加熱している。また、(B)および
(C)に示す処理では、高周波コイル4を刃先2の上方
または下方の側面と刃先2の先端側に配して刃先2を囲
むようにしている。そして、この囲んだ高周波コイル4
に高周波電力を印加するとともに、焼結品1cを回転させ
ることによって、刃先2全体を加熱するものである。な
お、(A)に示す場合においても、焼結品1cを回転させ
ることによって、刃先2の加熱が均一に行われるので、
好ましいものである。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、刃先の特定部
位に硬化処理を集中させることなく、刃先のみを硬化さ
せることができる。したがって、簡単な処理工程であり
ながら、切削性がよく、刃先寿命の十分長い刃物が得ら
れる刃物の刃先処理方法となっている。
【0051】請求項2記載の発明では、刃先以外の台金
となる部分の靱性がそのまま維持されて、硬化処理が施
されるので、切削時の衝撃を十分に吸収でき、破損しに
くい刃物を得ることができる。
【0052】請求項3記載の発明では、マスク板による
刃物の挟持押圧によって、硬化処理による刃物の変形が
抑えられるので、歪みの少ない正確な形状の刃物を得る
ことができる。
【0053】請求項4記載の発明では、形成されるcB
N(キュービクルボロンナイトライド)の被膜によっ
て、刃先の硬度および耐磨耗性が向上し、切削性がよ
く、刃先寿命が十分長い刃物を得ることができる。
【0054】請求項5記載の発明では、硬化元素が刃先
に注入され、刃先の硬度および耐磨耗性が向上し、切削
性がよく、刃先寿命が十分長い刃物を得ることができ
る。
【0055】請求項6記載の発明では、特に刃先の先端
部のみの硬度および耐磨耗性を向上させることができ、
その他の部分に靱性を有せしめて、切削性がよいととも
に切削時の衝撃を十分に吸収できる。したがって、破損
しにくい刃物を得ることができる。
【0056】請求項7記載の発明では、レーザなどの高
エネルギービームの照射によって、効率よく刃物の加熱
がなされ、硬化処理を迅速に行うことができる。
【0057】請求項8記載の発明では、高周波電力を印
加することによって、効率よく刃物の加熱がなされ、硬
化処理を迅速に行うことができる。
【0058】請求項9記載の発明では、刃先が焼結によ
って、所望の切削加工に適した形状に形成され、切削性
のよい刃物を得ることができる。
【0059】請求項10記載の発明では、切削方向に向か
ってV字状に開いた形状の先端部によって、切削性のよ
い刃物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における刃物の製造工程を示
す説明図であり、(A)〜(F)は各工程の品物を正面
から見て順に示し、(G)は(F)の図の刃先の部分を
拡大して示している。
【図2】同上実施例における刃物の刃先を示す斜視図で
ある。
【図3】同上実施例における硬化処理工程を示す説明図
である。
【図4】同上実施例における別の硬化処理工程を示す説
明図である。
【図5】同上実施例におけるさらに別の硬化処理工程を
示す説明図である。
【図6】同上実施例におけるさらに別の硬化処理工程を
示す説明図である。
【図7】同上実施例におけるさらに別の硬化処理工程を
示す説明図である。
【図8】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 刃物 2 刃先 3 マスク板 4 高周波コイル 11 金属粉末 12 バインダー 13 ボルト・ナット 15 レーザー光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 草野 昇 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 岡村 英澄 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃物の刃先以外の部分をマスクして、刃
    物に硬化処理を施すことを特徴とする刃物の刃先処理方
    法。
  2. 【請求項2】 刃物全体に靱性化処理を行ったのち、硬
    化処理を施すことを特徴とする請求項1記載の刃物の刃
    先処理方法。
  3. 【請求項3】 マスク板によって挟持押圧してマスクし
    た刃物を、加熱後急冷する硬化処理を施すことを特徴と
    する請求項1または2記載の刃物の刃先処理方法。
  4. 【請求項4】 CVDによってcBN(キュービクルボ
    ロンナイトライド)を成膜する硬化処理を施すことを特
    徴とする請求項1または2記載の刃物の刃先処理方法。
  5. 【請求項5】 硬化元素をイオン注入する硬化処理を施
    すことを特徴とする請求項1または2記載の刃物の刃先
    処理方法。
  6. 【請求項6】 マスクする部分を刃先の先端部を除く部
    分としたことを特徴とする請求項1ないし5記載のいず
    れかの請求項に記載の刃物の刃先処理方法。
  7. 【請求項7】 加熱を高エネルギービームを照射して行
    うことを特徴とする請求項3または6記載の刃物の刃先
    処理方法。
  8. 【請求項8】 加熱を刃物の周囲に配した高周波コイル
    に高周波電力を印加して行うことを特徴とする請求項3
    または6記載の刃物の刃先処理方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも刃先を焼結によって形成した
    刃物の刃先処理を行うことを特徴とする請求項1ないし
    8記載のいずれかの請求項に記載の刃物の刃先処理方
    法。
  10. 【請求項10】 切削方向に向かってV字状に開いた形状
    の刃先先端部を有する刃物の刃先処理を行うことを特徴
    とする請求項1ないし9記載のいずれかの請求項に記載
    の刃物の刃先処理方法。
JP31798394A 1994-12-21 1994-12-21 刃物の刃先処理方法 Expired - Fee Related JP3498394B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31798394A JP3498394B2 (ja) 1994-12-21 1994-12-21 刃物の刃先処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31798394A JP3498394B2 (ja) 1994-12-21 1994-12-21 刃物の刃先処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08176670A true JPH08176670A (ja) 1996-07-09
JP3498394B2 JP3498394B2 (ja) 2004-02-16

Family

ID=18094178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31798394A Expired - Fee Related JP3498394B2 (ja) 1994-12-21 1994-12-21 刃物の刃先処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3498394B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2432550A (en) * 2005-08-15 2007-05-30 Eurocut Ltd Orthopaedic surgical instrument with plastics over-moulding
JP2011217949A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Oki Kogei:Kk 手術用器具
JP2012184762A (ja) * 2011-02-28 2012-09-27 General Electric Co <Ge> ガス化システムに使用するポンプ

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101912112B1 (ko) * 2016-12-30 2018-10-30 입체코퍼레이션(주) 원형 톱 바디의 열처리 방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2432550A (en) * 2005-08-15 2007-05-30 Eurocut Ltd Orthopaedic surgical instrument with plastics over-moulding
GB2432550B (en) * 2005-08-15 2011-04-27 Eurocut Ltd Orthopaedic surgical instrument
JP2011217949A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Oki Kogei:Kk 手術用器具
JP2012184762A (ja) * 2011-02-28 2012-09-27 General Electric Co <Ge> ガス化システムに使用するポンプ
US9909217B2 (en) 2011-02-28 2018-03-06 General Electric Company Pump used in gasification system

Also Published As

Publication number Publication date
JP3498394B2 (ja) 2004-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Åhman Microstructure and its effect on toughness and wear resistance of laser surface melted and post heat treated high speed steel
JP6118625B2 (ja) プレス用金型の製造方法
JP2002046102A (ja) 鋸刃および鋸刃を形成する方法
JP2005212364A5 (ja)
JP3498394B2 (ja) 刃物の刃先処理方法
JP3934679B2 (ja) 切断ダイおよびその製造方法
US20190240754A1 (en) Method of manufacturing a toothed blade and apparatus for manufacturing such a blade
CN207998622U (zh) 一种带刃口的工具
JPS62133016A (ja) 摺動表面の硬化方法
JP2633734B2 (ja) 刃先強化方法
CN108486348B (zh) 钳子刃口热处理工艺
US2533648A (en) Circular saw making
CN111286596A (zh) 薄刀片刃口的淬火强化工艺
EP2012960A1 (de) Kreissägeblatt mit räumschneiden und verfahren zur herstellung der räumschneiden
CN110093480A (zh) 数控刀具刀刃激光表面强化工艺方法
CN110273050A (zh) 一种带刃口的工具及其制造方法
JPH08225850A (ja) 刃物の熱処理方法
JP3806407B2 (ja) 刈払い機用回転刃の製造方法及び刈払い機用回転刃
US6110418A (en) Method of manufacturing wear resistant cutting knives and granulator knife produced thereby
JP2008013802A (ja) 金属製品の製造方法
US3874953A (en) Method of hardening saws
RU2086408C1 (ru) Дисковая пила и способ ее изготовления
DE3681137D1 (de) Verfahren zur herstellung eines gehaerteten, aus einem austenitischen werkstoff bestehenden unmagnetisierbaren waelzlagerbauteils und nach diesem verfahren hergestelltes waelzlagerbauteil.
JPS6157131B2 (ja)
JPH02221304A (ja) 高速度鋼工具の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071205

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131205

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees