JPH0817662B2 - 繊維状肉様組織を有する食品の製造法 - Google Patents
繊維状肉様組織を有する食品の製造法Info
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- JPH0817662B2 JPH0817662B2 JP62062619A JP6261987A JPH0817662B2 JP H0817662 B2 JPH0817662 B2 JP H0817662B2 JP 62062619 A JP62062619 A JP 62062619A JP 6261987 A JP6261987 A JP 6261987A JP H0817662 B2 JPH0817662 B2 JP H0817662B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ホエー蛋白分離物(Whey protein isolat
e:以下、WPIという。)又はホエー蛋白濃縮物(Whey pr
otein concentrate:以下、WPCという。)に未熟成チー
ズを添加して得られる混合物を原料として新規な食感を
有する繊維状肉様チーズ含有食品の製造法に関するもの
である。
e:以下、WPIという。)又はホエー蛋白濃縮物(Whey pr
otein concentrate:以下、WPCという。)に未熟成チー
ズを添加して得られる混合物を原料として新規な食感を
有する繊維状肉様チーズ含有食品の製造法に関するもの
である。
繊維状組織を有するチーズの製造法としては多くの発
明が開示されている(特公昭58−31174号、特公昭58−4
8145号、特開昭58−183039号、特公昭58−31175号、特
開昭57−208953号)。またエクストルーダーを用いる方
法としては本願発明者らの出願発明(特開昭61−227736
号)がある。
明が開示されている(特公昭58−31174号、特公昭58−4
8145号、特開昭58−183039号、特公昭58−31175号、特
開昭57−208953号)。またエクストルーダーを用いる方
法としては本願発明者らの出願発明(特開昭61−227736
号)がある。
未熟成含脂チーズ(例えば未熟成ゴーダチーズ)から
は上記の各製法によって繊維状組織を有するチーズ(繊
維化製品)を製造し得るが、未熟成脱脂チーズは蛋白質
含量が高いため(約41%)蛋白粒子相互の融合が強く起
り上記各製法では繊維化製品を作ることは困難である。
は上記の各製法によって繊維状組織を有するチーズ(繊
維化製品)を製造し得るが、未熟成脱脂チーズは蛋白質
含量が高いため(約41%)蛋白粒子相互の融合が強く起
り上記各製法では繊維化製品を作ることは困難である。
また、上記各製法による含脂チーズの繊維化製品はい
ずれもチーズ特有の食感を有しており、肉様の組織とは
全く異質のものであった。
ずれもチーズ特有の食感を有しており、肉様の組織とは
全く異質のものであった。
本発明は脱脂チーズ、含脂チーズまたはこれらの混合
物の良好な繊維化と共に、さらにその食感を肉に近似さ
せることを目的としたものである。
物の良好な繊維化と共に、さらにその食感を肉に近似さ
せることを目的としたものである。
本願発明者らは上記の問題を解決するため種々の検討
を重ねた結果、前記従来技術をさらに発展させて、未熟
成の脱脂チーズ又は未熟性の含脂チーズにWPIまたはWPC
を添加しエクストルーダーで加熱,加圧処理することに
よりそれらの相互作用を生ぜしめ、チーズを繊維化する
と共に肉様あるいはするめ様の食感を与えることに成功
した。
を重ねた結果、前記従来技術をさらに発展させて、未熟
成の脱脂チーズ又は未熟性の含脂チーズにWPIまたはWPC
を添加しエクストルーダーで加熱,加圧処理することに
よりそれらの相互作用を生ぜしめ、チーズを繊維化する
と共に肉様あるいはするめ様の食感を与えることに成功
した。
すなわち、本発明は、ホエー蛋白分離物又はホエー蛋
白濃縮物に未熟成チーズを添加して得られる混合物を原
料とし、該混合物の総蛋白質中のホエー蛋白質含量が20
〜85%のものをそのままあるいは水を加えてエクストル
ーダーで加圧加熱しつつ押し出すことを特徴とする繊維
状肉様組織を有する食品の製造法である。
白濃縮物に未熟成チーズを添加して得られる混合物を原
料とし、該混合物の総蛋白質中のホエー蛋白質含量が20
〜85%のものをそのままあるいは水を加えてエクストル
ーダーで加圧加熱しつつ押し出すことを特徴とする繊維
状肉様組織を有する食品の製造法である。
本発明で使用するWPIはチーズホエーあるいは酸ホエ
ーを原料とし、例えば以下の方法によって得られる。す
なわち前記ホエーをpH4以下で陽イオン交換樹脂により
処理し、ホエー中のホエー蛋白を陽イオン交換樹脂に吸
着せしめた後、これを適当なアルカリ溶媒により溶出
し、溶出液を限外濾過してホエー蛋白質を濃縮後噴霧乾
燥したものである。(例えばアイルランド、ミチエルス
タン農協製:このものの平均組成は蛋白質91.7%、水分
5.5%、灰分1.7%である。) 本発明ではWPIの他にチーズホエーあるいは酸ホエー
を限外濾過で濃縮し噴霧乾燥したWPC(蛋白質含量70%
以上)も使用し得るがWPIは乳糖をほとんど含まないの
に対しWPCは乳糖を含むため高温処理によって褐変色し
やすいのでWPIの方が好ましい。
ーを原料とし、例えば以下の方法によって得られる。す
なわち前記ホエーをpH4以下で陽イオン交換樹脂により
処理し、ホエー中のホエー蛋白を陽イオン交換樹脂に吸
着せしめた後、これを適当なアルカリ溶媒により溶出
し、溶出液を限外濾過してホエー蛋白質を濃縮後噴霧乾
燥したものである。(例えばアイルランド、ミチエルス
タン農協製:このものの平均組成は蛋白質91.7%、水分
5.5%、灰分1.7%である。) 本発明ではWPIの他にチーズホエーあるいは酸ホエー
を限外濾過で濃縮し噴霧乾燥したWPC(蛋白質含量70%
以上)も使用し得るがWPIは乳糖をほとんど含まないの
に対しWPCは乳糖を含むため高温処理によって褐変色し
やすいのでWPIの方が好ましい。
本発明で使用する未熟成チーズとは、製造後3週間以
内の熟成していないチーズ、あるいは製造後3週間以内
に凍結して熟成を停止させたチーズ等である。
内の熟成していないチーズ、あるいは製造後3週間以内
に凍結して熟成を停止させたチーズ等である。
本発明において、このように熟成前のチーズを原料と
して用いるのは、熟成したチーズを原料として使用する
と繊維状組織が良好に形成あるいは保有されなくなるか
らである。
して用いるのは、熟成したチーズを原料として使用する
と繊維状組織が良好に形成あるいは保有されなくなるか
らである。
本発明で使用するエクストルーダーは1軸あるいは2
軸のもの、いずれでもよいが、水分の多い場合は2軸の
エクストルーダーの方が好ましい。
軸のもの、いずれでもよいが、水分の多い場合は2軸の
エクストルーダーの方が好ましい。
以下に脱脂チーズとWPIを用いた実験を例にとり本発
明の特徴を述べる。
明の特徴を述べる。
WPIは前記のアイルランド、ミチエルスタン農協製の
ものを使用した。脱脂チーズは脱脂乳を原料として通常
の方法によって製造した未熟成のもので製造後3日目の
ものを使用した。このものの組成は蛋白質41%、水分52
%、灰分4.5%であった。WPIに水を加えて蛋白質含量41
%のWPI水溶液を調製した。このものの水分は56%であ
った。WPI水溶液は定量ポンプによるエクストルーダー
に供給した。
ものを使用した。脱脂チーズは脱脂乳を原料として通常
の方法によって製造した未熟成のもので製造後3日目の
ものを使用した。このものの組成は蛋白質41%、水分52
%、灰分4.5%であった。WPIに水を加えて蛋白質含量41
%のWPI水溶液を調製した。このものの水分は56%であ
った。WPI水溶液は定量ポンプによるエクストルーダー
に供給した。
脱脂チーズは約5mm程度に粉砕後、スクリューフィー
ダーによりエクストルーダーに定量供給した。
ダーによりエクストルーダーに定量供給した。
WPI水溶液と脱脂チーズのエクストルーダーへの供給
量は以下の5段階とした。
量は以下の5段階とした。
上記5段階の混合物中の添加ホエー蛋白質/チーズ蛋
白質との比及び混合物の総蛋白質のホエー蛋白含量は以
下の通りとなる。
白質との比及び混合物の総蛋白質のホエー蛋白含量は以
下の通りとなる。
使用した2軸エクストルーダーは栗本鉄工所KEX−50
(長さ/径=20)、バレル温度は130℃及び150〜170
℃、スクリュー回転数は60rpmとした。
(長さ/径=20)、バレル温度は130℃及び150〜170
℃、スクリュー回転数は60rpmとした。
エクストルーダー処理物はホエーの蛋白質含量が低い
場合(チーズの割合が多い場合)、あるいはWPI水溶液
中の蛋白質含量が40%以下の場合は、エクストルーダー
出口で高温のため流動性が高く成型しにくい。この場合
はエクストルーダー出口に冷却管を付けて冷やす必要が
ある。この実験例では上記(5)′(総蛋白質中ホエー
蛋白質100%)以外は栗本鉄工所製の2重冷却管を用い
た。(5)′では冷却により固さが極度に増し冷却管を
通過しなくなるのでエクストルーダー出口は円形ダイ
(径12mm)を用いた。
場合(チーズの割合が多い場合)、あるいはWPI水溶液
中の蛋白質含量が40%以下の場合は、エクストルーダー
出口で高温のため流動性が高く成型しにくい。この場合
はエクストルーダー出口に冷却管を付けて冷やす必要が
ある。この実験例では上記(5)′(総蛋白質中ホエー
蛋白質100%)以外は栗本鉄工所製の2重冷却管を用い
た。(5)′では冷却により固さが極度に増し冷却管を
通過しなくなるのでエクストルーダー出口は円形ダイ
(径12mm)を用いた。
第1表にエクストルーダー処理物の性状を記載した。
第1表に示すように、ホエー蛋白質0%(脱脂チーズ
のみ)の場合は130℃、170℃いずれも透明で均一な融合
体となり繊維化は認められなかった。この外観を第1図
に示した。
のみ)の場合は130℃、170℃いずれも透明で均一な融合
体となり繊維化は認められなかった。この外観を第1図
に示した。
ホエー蛋白質100%(ホエー蛋白質のみ)の場合は130
℃では粒状構造で、押すと容易にくずれて粉状となった
が170℃では蛋白は融合した。このものは固くてもろ
く、折りまげると折れ、組織化や繊維化は認められなか
った。この外観を第2図に示す。
℃では粒状構造で、押すと容易にくずれて粉状となった
が170℃では蛋白は融合した。このものは固くてもろ
く、折りまげると折れ、組織化や繊維化は認められなか
った。この外観を第2図に示す。
一方ホエー蛋白質50%及び75%のものは130℃ではい
ずれも粒状構造で、もろくくだけやすかったが150℃〜1
70℃のものはいずれも繊維構造を示し引裂くと引裂き面
に微細な多くの繊維を示した。これらの外観を第3図と
第4図に示す。
ずれも粒状構造で、もろくくだけやすかったが150℃〜1
70℃のものはいずれも繊維構造を示し引裂くと引裂き面
に微細な多くの繊維を示した。これらの外観を第3図と
第4図に示す。
このものの食感は肉様で風乾したものはするめ様であ
った。
った。
上記実験例では、脱脂チーズ単体及びホエー蛋白水溶
液単体では130℃及び170℃でいずれも繊維性を示さない
が両者の混合物はホエー蛋白質25%の場合を例外として
150〜170℃の加熱により明瞭な繊維性を示している。本
実験例ではホエー蛋白質25%のものは明瞭な繊維性を示
さなかったがホエー蛋白質濃度41%のWPI溶液の代り
に、WPI粉末を脱脂チーズに混合し、ホエー蛋白質含量2
0%及び25%としたものは170℃の処理により繊維性を示
した。以上述べたことはチーズ蛋白質とホエー蛋白質が
共存することにより何等かの特殊な反応または相互作用
が生じたことを示している。本発明はこの両者の相互作
用に基づくものである。
液単体では130℃及び170℃でいずれも繊維性を示さない
が両者の混合物はホエー蛋白質25%の場合を例外として
150〜170℃の加熱により明瞭な繊維性を示している。本
実験例ではホエー蛋白質25%のものは明瞭な繊維性を示
さなかったがホエー蛋白質濃度41%のWPI溶液の代り
に、WPI粉末を脱脂チーズに混合し、ホエー蛋白質含量2
0%及び25%としたものは170℃の処理により繊維性を示
した。以上述べたことはチーズ蛋白質とホエー蛋白質が
共存することにより何等かの特殊な反応または相互作用
が生じたことを示している。本発明はこの両者の相互作
用に基づくものである。
上記したように本発明で繊維状肉様の製品を得るため
には、WPI又はWPCに未熟成チーズを添加して得られる混
合物の総蛋白質中のホエー蛋白質含量が20〜85%の範囲
内であることが必要である。
には、WPI又はWPCに未熟成チーズを添加して得られる混
合物の総蛋白質中のホエー蛋白質含量が20〜85%の範囲
内であることが必要である。
ホエー蛋白質20%未満では繊維性の発現は不良であ
り、また85%を超えると水分が多い場合にもろくなり水
分が少ないと固くなりすぎる。
り、また85%を超えると水分が多い場合にもろくなり水
分が少ないと固くなりすぎる。
また本発明ではエクストルーダーで処理する前記混合
物に必要に応じて水を添加するが、この場合はWPIある
いはWPCに水を加えた合計量中のホエー蛋白質量が30%
以上であることが好ましい。ホエー蛋白質が30%未満で
はエクストルーダー処理中に水の分離が多くなり操作が
困難になる。
物に必要に応じて水を添加するが、この場合はWPIある
いはWPCに水を加えた合計量中のホエー蛋白質量が30%
以上であることが好ましい。ホエー蛋白質が30%未満で
はエクストルーダー処理中に水の分離が多くなり操作が
困難になる。
前記実験例では繊維化のためにはバレル温度150〜170
℃の加熱が必要であったが、ホエー蛋白質含量の増加、
水分の低下と共に、蛋白粒子間の摩擦熱の発生が強くな
り、高温では褐変化が顕著になるのでバレル温度を低く
する必要がある。例えば脱脂チーズ60g/粉、WPI90g/粉
(総蛋白質中ホエー蛋白質77%)添加水なしの条件にお
いては、バレル温度150℃では褐変化が著しく一部炭化
した。バレル温度80℃とした場合若干の褐変化が観察さ
れたが良好な繊維化を示すものが得られた。
℃の加熱が必要であったが、ホエー蛋白質含量の増加、
水分の低下と共に、蛋白粒子間の摩擦熱の発生が強くな
り、高温では褐変化が顕著になるのでバレル温度を低く
する必要がある。例えば脱脂チーズ60g/粉、WPI90g/粉
(総蛋白質中ホエー蛋白質77%)添加水なしの条件にお
いては、バレル温度150℃では褐変化が著しく一部炭化
した。バレル温度80℃とした場合若干の褐変化が観察さ
れたが良好な繊維化を示すものが得られた。
前記実験例ではWPIの水溶液を用いたがWPIと水は別々
に供給しても差支えない。
に供給しても差支えない。
以上の結果は含脂チーズでも同様な効果が得られる。
ただし総蛋白質中ホエー蛋白質含量が低く、含脂チーズ
蛋白質含量が高い場合は脂肪分離が生じやすいのでこの
様な場合は含脂チーズと脱脂チーズの適当な混合物を使
用するのが好ましい。
ただし総蛋白質中ホエー蛋白質含量が低く、含脂チーズ
蛋白質含量が高い場合は脂肪分離が生じやすいのでこの
様な場合は含脂チーズと脱脂チーズの適当な混合物を使
用するのが好ましい。
以下に実施例を示す。
実施例1 未熟成の脱脂チーズ及び未熟成のゴーダチーズ各5kg
とWPI4kgの混合物(総蛋白質中ホエー蛋白質50%)を14
0g/分でエクストルーダーに供給した。この混合物に水
を40ml/分の速度で加えた。エクストルーダーのバレル
温度は150℃、回転数は60rpm、ダイは2×30mmのスリッ
トダイ、ダイ部の温度は90℃とした。処理物は繊維構造
を示し引裂くと微細な繊維が多く認められた。含脂チー
ズを原料として使用した市販の繊維状チーズに比べて固
く乾いた感じでかみごたえがあった。
とWPI4kgの混合物(総蛋白質中ホエー蛋白質50%)を14
0g/分でエクストルーダーに供給した。この混合物に水
を40ml/分の速度で加えた。エクストルーダーのバレル
温度は150℃、回転数は60rpm、ダイは2×30mmのスリッ
トダイ、ダイ部の温度は90℃とした。処理物は繊維構造
を示し引裂くと微細な繊維が多く認められた。含脂チー
ズを原料として使用した市販の繊維状チーズに比べて固
く乾いた感じでかみごたえがあった。
実施例2 脱脂チーズを100g/分、WPIを50g/分の速度で個別にエ
クストルーダーに供給した、温度、回転数は実施例1と
同じである。最初に水を加えずに処理し、次いで水を50
ml/分の速度で加えた。処理物はいずれも繊維状肉様構
造を示し、水を加えないものは固く食感はするめ様であ
り、水を加えたものは肉様であった。
クストルーダーに供給した、温度、回転数は実施例1と
同じである。最初に水を加えずに処理し、次いで水を50
ml/分の速度で加えた。処理物はいずれも繊維状肉様構
造を示し、水を加えないものは固く食感はするめ様であ
り、水を加えたものは肉様であった。
上記したように本発明によれば、WPI又はWPCに未熟成
チーズを添加して得られる混合物を原料とし、特定量の
ホエー蛋白質を含有するものをエクストルーダーで処理
することにより、従来困難であった脱脂チーズの繊維
化、肉様化が容易となり、また脱脂チーズ及び含脂チー
ズいずれの場合でも、チーズ特有の食感とは異なった良
好な肉様食感を有する食品を得ることができる。
チーズを添加して得られる混合物を原料とし、特定量の
ホエー蛋白質を含有するものをエクストルーダーで処理
することにより、従来困難であった脱脂チーズの繊維
化、肉様化が容易となり、また脱脂チーズ及び含脂チー
ズいずれの場合でも、チーズ特有の食感とは異なった良
好な肉様食感を有する食品を得ることができる。
第1図は未熟成脱脂チーズのみ(総蛋白質中ホエー蛋白
質0%)を、第2図はWPIのみ(総蛋白質中ホエー蛋白
質100%)を、第3図はWPIと未熟成脱脂チーズとの混合
物(総蛋白質中ホエー蛋白質50%)を、第4図はWPIと
未熟成脱脂チーズとの混合物(総蛋白質中ホエー蛋白質
75%)を、それぞれエクストルーダーで処理して得られ
たものの外観性状を示す写真である。
質0%)を、第2図はWPIのみ(総蛋白質中ホエー蛋白
質100%)を、第3図はWPIと未熟成脱脂チーズとの混合
物(総蛋白質中ホエー蛋白質50%)を、第4図はWPIと
未熟成脱脂チーズとの混合物(総蛋白質中ホエー蛋白質
75%)を、それぞれエクストルーダーで処理して得られ
たものの外観性状を示す写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑田 有 東京都東村山市栄町1−21−3 明治乳業 株式会社中央研究所内 (72)発明者 富田 隆夫 東京都東村山市栄町1−21−3 明治乳業 株式会社中央研究所内 (72)発明者 宮沢 久七 東京都東村山市栄町1−21−3 明治乳業 株式会社中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−14747(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】ホエー蛋白分離物又はホエー蛋白濃縮物に
未熟成チーズを添加して得られる混合物を原料とし、該
混合物の総蛋白質中のホエー蛋白質含量が20〜85%のも
のをそのままあるいは水を加えてエクストルーダーで加
熱、加圧しつつ押し出すことを特徴とする繊維状肉様組
織を有する食品の製造法。 - 【請求項2】ホエー蛋白分離物のホエー蛋白質含量が約
90%であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の繊維状肉様組織を有する食品の製造法。 - 【請求項3】ホエー蛋白濃縮物のホエー蛋白質含量が約
70%以上であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の繊維状肉様組織を有する食品の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62062619A JPH0817662B2 (ja) | 1987-03-19 | 1987-03-19 | 繊維状肉様組織を有する食品の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62062619A JPH0817662B2 (ja) | 1987-03-19 | 1987-03-19 | 繊維状肉様組織を有する食品の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63230037A JPS63230037A (ja) | 1988-09-26 |
JPH0817662B2 true JPH0817662B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=13205513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62062619A Expired - Lifetime JPH0817662B2 (ja) | 1987-03-19 | 1987-03-19 | 繊維状肉様組織を有する食品の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0817662B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2601323B2 (ja) * | 1988-07-11 | 1997-04-16 | 雪印乳業株式会社 | 繊維状組織を有するチーズの製造法 |
DE102014102145B4 (de) * | 2014-02-19 | 2017-01-12 | Hochland Se | Verfahren zum Herstellen eines faserigen Käseproduktes |
EP3180987A1 (de) * | 2015-12-18 | 2017-06-21 | DMK Deutsches Milchkontor GmbH | Texturierte milchproteine |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6214747A (ja) * | 1985-07-11 | 1987-01-23 | Kyodo Nyugyo Kk | 肉様組織を有する食品の製造法 |
-
1987
- 1987-03-19 JP JP62062619A patent/JPH0817662B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63230037A (ja) | 1988-09-26 |
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