JPH08176439A - ポリ(アリーレンスルフィド)樹脂とポリエーテルイミド樹脂のエポキシで変性されたブレンド - Google Patents

ポリ(アリーレンスルフィド)樹脂とポリエーテルイミド樹脂のエポキシで変性されたブレンド

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JPH08176439A
JPH08176439A JP7198899A JP19889995A JPH08176439A JP H08176439 A JPH08176439 A JP H08176439A JP 7198899 A JP7198899 A JP 7198899A JP 19889995 A JP19889995 A JP 19889995A JP H08176439 A JPH08176439 A JP H08176439A
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epoxy
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JP7198899A
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Darryl Nazareth
ダリル・ナザレス
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General Electric Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、物理的特性が高まってお
り、たとえば延性と形態学的安定性が高まっているが、
熱変形温度のようなその他の重要な特性は実質的に保持
しているガラス充填ポリ(アリーレンスルフィド)/ポ
リエーテルイミドブレンド組成物を提供することであ
る。 【解決手段】 ポリエーテルイミド樹脂、ポリ(アリー
レンスルフィド)樹脂、エポキシ化合物、および場合に
よって添加するガラス繊維を含有する熱可塑性樹脂組成
物が提供される。この組成物は物理的性質が高まってお
り、特に延性とフラッシュ耐性が高くなっている。本発
明の組成物は所望の物理的性質を示す成形品の製造に有
用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エポキシ化合物によっ
て相溶化されたポリエーテルイミド/ポリ(アリーレン
スルフィド)ブレンドに係り、特に、強化されたポリエ
ーテルイミド/ポリ(アリーレンスルフィド)相溶化ブ
レンドに係る。
【0002】
【従来の技術】ポリ(フェニレンスルフィド)とポリエ
ーテルイミドのブレンドからなる組成物はジルズ(Gile
s) の米国特許第4,455,410号に開示されてい
る。ポリ(アリーレンスルフィド)樹脂、エポキシ化合
物、および場合により加えられる他の熱可塑性樹脂、強
化材、充填材および/または難燃剤からなる組成物はス
ギエ(Sugie) の米国特許第4,528,346号に開示
されている。さらにこの特許にはその他の可能な熱可塑
性樹脂が数多く挙げられており、特にポリエステル、ポ
リアミド、ポリアリーレート、ポリカーボネート、ポリ
(フェニレンオキサイド)、ポリイミド、ポリケトンイ
ミド、ポリアミドイミド、ポリ(エーテルエーテルケト
ン)、ポリスルホンおよびエラストマーについて述べら
れており、表4の実施例44と45の組成物はポリ(フ
ェニレンスルフィド)、ポリアミドイミドおよびエポキ
シ化合物を含有している。
【0003】ガラスで強化されたポリ(アリーレンスル
フィド)樹脂とポリエーテルイミドからなり、さらに組
成物の熱変形温度を実質的に改良する量で少なくとも1
種のポリオレフィンも含有する組成物が、1993年3
月8日に出願され本出願と同様に本出願人に譲渡されて
いるグラスター(Glaster) らの米国特許出願第08/0
28,061号に開示されている。
【0004】ガラスを充填したポリ(アリーレンスルフ
ィド)/ポリエーテルイミドブレンド組成物は数々の望
ましい性質を示すが、たとえば組成物のフラッシュ耐性
や延性を始めとして各種性質を高める必要がある。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的は、物理的特性が高まって
おり、たとえば延性と形態学的安定性が高まっている
が、熱変形温度のようなその他の重要な特性は実質的に
保持しているガラス充填ポリ(アリーレンスルフィド)
/ポリエーテルイミドブレンド組成物を提供することで
ある。
【0006】
【発明の概要】本発明はポリエーテルイミド樹脂[以後
「PEI」とする]、ポリ(アリーレンスルフィド)樹
脂[以後「PPS」とする]、およびエポキシ化合物か
らなる熱可塑性樹脂組成物を提供する。本発明の組成物
は、さらに、少なくとも1種の強化用充填材、たとえば
ガラス繊維を含んでいてもよい。本組成物は電気コネク
ターのようなフラッシュのない高温成形部品の製造に有
用である。
【0007】
【発明の詳細な開示】本発明の熱可塑性樹脂組成物は
(a)PEI、(B)PPS、(c)エポキシ化合物、
そして場合によって存在する(d)強化用充填材、好ま
しくはガラス繊維からなる。本発明のブレンドを製造す
るのに使用するPEIは、次式(I)の繰返し単位を1
個より多く、典型的には10〜1000個またはそれ以
上含有する。
【0008】
【化8】
【0009】ここで、Tは−O−、または式−O−Z−
O−の基である。ただし、これらの−O−または−O−
Z−O−基の二価の結合は3,3′、3,4′、4,
3′または4,4′の位置にある。なお、Zは次式(I
I)より成る群の中から選択される二価の基である。
【0010】
【化9】
【0011】ここで、Xは次式(III )で表わされる二
価の基より成る群の中から選択される基である。
【0012】
【化10】
【0013】ただし、yは1から約5までの整数であ
る。また、式(II)中でqは0か1である。前記式
(I)中のRは、(a)6〜約20個の炭素原子を有す
る芳香族炭化水素基およびそのハロゲン化された誘導
体、(b)2〜約20個の炭素原子を有するアルキレン
基、(c)3〜約20個の炭素原子を有するシクロアル
キレン基、ならびに(d)下記一般式(IV)で表わされ
る二価の基より成る群の中から選択される二価の有機基
である。
【0014】
【化11】
【0015】ここで、Qは次式(V)で構成される群の
中から選択される基である。
【0016】
【化12】
【0017】ただし、yは約1から約5までの整数であ
る。ひとつの態様においてポリエーテルイミドは、上記
エーテルイミド単位に加えて、次式(VI)のポリイミド
繰返し単位をさらに含んでいてもよい。
【0018】
【化13】
【0019】ここで、Rはすでに定義した通りであり、
Mは次式(VII )および下記式(VIII)より成る群の中
から選択される。
【0020】
【化14】
【0021】
【化15】
【0022】これらのポリエーテルイミドコポリマーと
その製法はウィリアムズ(Williams)らの米国特許第3,
983,093号(引用により本明細書に含まれている
ものとする)に記載されている。特定の芳香族ビス(エ
ーテル無水物)と有機ジアミンの例は、たとえば米国特
許第3,972,902号および第4,455,410
号(引用により本明細書に含まれているものとする)に
開示されている。
【0023】式(IX)の芳香族ビス(エーテル無水物)
の代表例としては、2,2‐ビス(4‐(3,4‐ジカ
ルボキシフェノキシ)フェニル)プロパン二無水物、
4,4′‐ビス(3,4‐ジカルボキシフェノキシ)ジ
フェニルエーテル二無水物、4,4′‐ビス(3,4‐
ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルフィド二無水
物、4,4′‐ビス(3,4‐ジカルボキシフェノキ
シ)ベンゾフェノン二無水物、4,4′‐ビス(3,4
‐ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルホン二無水
物、2,2‐ビス[4‐(2,3‐ジカルボキシフェノ
キシ)フェニル]プロパン二無水物、4,4′‐ビス
(2,3‐ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルエーテ
ル二無水物、4,4′‐ビス(2,3‐ジカルボキシフ
ェノキシ)ジフェニルスルフィド二無水物、4,4′‐
ビス(2,3‐ジカルボキシフェノキシ)ベンゾフェノ
ン二無水物、4,4′‐ビス(2,3‐ジカルボキシフ
ェノキシ)ジフェニルスルホン二無水物、4‐(2,3
‐ジカルボキシフェノキシ)‐4′‐(3,4‐ジカル
ボキシフェノキシ)ジフェニル‐2,2‐プロパン二無
水物、4‐(2,3‐ジカルボキシフェノキシ)‐4′
‐(3,4‐ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルエー
テル二無水物、4‐(2,3‐ジカルボキシフェノキ
シ)‐4′‐(3,4‐ジカルボキシフェノキシ)ジフ
ェニルスルフィド二無水物、4‐(2,3‐ジカルボキ
シフェノキシ)‐4′‐(3,4‐ジカルボキシフェノ
キシ)ベンゾフェノン二無水物、4‐(2,3‐ジカル
ボキシフェノキシ)‐4′‐(3,4‐ジカルボキシフ
ェノキシ)ジフェニルスルホン二無水物、およびこれら
の各種混合物がある。
【0024】上記式(IX)に包含される芳香族ビス(エ
ーテル無水物)の好ましいものとしては、Tが次式(X
I)
【0025】
【化16】
【0026】で表わされ、エーテル結合が3,3′、
3,4′、4,3′、もしくは4,4′の位置にある
か、またはこれらの組み合わせであり、Yが次式(XII
)で表わされるものより成る群の中から選択されるも
のがある。
【0027】
【化17】
【0028】PEI/ポリイミドコポリマーを使用する
場合には、ビス(エーテル無水物)と組み合わせてピロ
メリト酸無水物のような二無水物を使用する。これらビ
ス(エーテル無水物)は、双極性非プロトン性溶媒の存
在下でニトロ置換フェニルジニトリルと二価フェノール
化合物の金属塩との反応生成物を加水分解した後脱水す
ることによって製造することができる。
【0029】同様に上記式(I)に包含される別の芳香
族ビス(エーテル無水物)が、1967年5月3日に出
願されたコトン(Koton, M.M.) 、フロリンスキー(Flori
nski, F.S.) 、ベソノフ(Bessonov, M.I.)およびルダコ
フ(Rudakov, A.P.) [ソ連科学アカデミー、ヘテロ有機
化合物研究所(Institute of Heteroorganic Compounds,
Academy of Sciences, U.S.S.R.) ]による1969年
11月11日付のソ連特許第257,010号、ならび
にコトン(M.M. Koton)、フロリンスキー(F.S.Florinsk
i)の有機化学誌(Zh. Org. Khin.)第4(5)巻第774
頁(1968年)に示されている。
【0030】式(X)の有機ジアミンとしては、たとえ
ば、m‐フェニレンジアミン、p‐フェニレンジアミ
ン、4,4′‐ジアミノジフェニルプロパン、4,4′
‐ジアミノジフェニルメタン(一般に4,4′‐メチレ
ンジアニリンといわれている)、4,4′‐ジアミノジ
フェニルスルフィド、4,4′‐ジアミノジフェニルス
ルホン、4,4′‐ジアミノジフェニルエーテル(一般
に4,4′‐オキシジアニリンといわれている)、1,
5‐ジアミノナフタレン、3,3‐ジメチルベンジジ
ン、3,3‐ジメトキシベンジジン、2,4‐ビス(β
‐アミノ‐t‐ブチル)トルエン、ビス(p‐β‐アミ
ノ‐t‐ブチルフェニル)エーテル、ビス(p‐β‐メ
チル‐o‐アミノフェニル)ベンゼン、1,3‐ジアミ
ノ‐4‐イソプロピルベンゼン、1,2‐ビス(3‐ア
ミノプロポキシ)エタン、ベンジジン、m‐キシリレン
ジアミン、2,4‐ジアミノトルエン、2,6‐ジアミ
ノトルエン、ビス(4‐アミノシクロヘキシル)メタ
ン、3‐メチルヘプタメチレンジアミン、4,4‐ジメ
チルヘプタメチレンジアミン、2,11‐ドデカンジア
ミン、2,2‐ジメチルプロピレンジアミン、オクタメ
チレンジアミン、3‐メトキシヘキサメチレンジアミ
ン、2,5‐ジメチルヘキサメチレンジアミン、2,5
‐ジメチルヘプタメチレンジアミン、3‐メチルヘプタ
メチレンジアミン、5‐メチルノナメチレンジアミン、
1,4‐シクロヘキサンジアミン、1,12‐オクタデ
カンジアミン、ビス(3‐アミノプロピル)スルフィ
ド、N‐メチル‐ビス(3‐アミノプロピル)アミン、
ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、ノ
ナメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、および、
このようなジアミンの混合物がある。
【0031】ポリエーテルイミドは当業者に周知のいず
れかの方法で製造することができる。たとえば、次式
(IX)の芳香族ビス(エーテル無水物)を次式(X)の
有機ジアミンと反応させる。
【0032】
【化18】
【0033】 (X) H2 N−R−NH2 ただし、TとRは上で定義した通りである。一般に、こ
のポリエーテルイミド生成反応は、よく知られている溶
媒、たとえばo‐ジクロロベンゼン、m‐クレゾール/
トルエンなどを使用して有利に実施することができ、約
100〜約250℃の温度で前記二無水物と前記ジアミ
ンとの相互作用を生起させる。別法として、ポリエーテ
ルイミドは上記二無水物のいずれかと上記ジアミン化合
物のいずれかとの溶融重合によって製造することがで
き、この際には成分の混合物を混合しながら高温に加熱
する。溶融重合温度としては通常約200〜400℃、
好ましくは230〜300℃の温度を使用することがで
きる。反応条件および成分の割合は所望の分子量、固有
粘度および耐溶剤性に応じて広い範囲で変えることがで
きる。一般に高分子量のポリエーテルイミドには等モル
量のジアミンと二無水物を使用するが、場合によっては
多少モル過剰(約15モル%)のジアミンを使用して、
末端にアミン基を有するポリエーテルイミドを製造する
ことができる。有用なポリエーテルイミドは、25℃の
m‐クレゾール中で測定した固有粘度が通常は0.2デ
シリットル/グラムより大きく、好ましくは0.35〜
0.60または0.7デシリットル/グラム、さらには
それ以上である。
【0034】本発明で使用するPPSはイオウ原子によ
って隔てられたアリーレン基を含有する公知のポリマー
から誘導される。これには、ポリ(フェニレンスルフィ
ド)、たとえばポリ(p‐フェニレンスルフィド)と、
置換されたポリ(フェニレンスルフィド)が包含され
る。典型的なPPSポリマーは、次の構造式(XIII)の
繰返し単位を少なくとも70モル%、好ましくは少なく
とも90モル%含んでいる。
【0035】
【化19】
【0036】一般に、この式(XIII)の繰返し単位の量
が70モル%より少ないと耐熱性が不十分である。PP
Sの残り30モル%以下、好ましくは10モル%以下の
繰返し単位は次の構造式(XIV)の繰返し単位であること
ができる。
【0037】
【化20】
【0038】ここで、R1 、R2 、R3 、R4 はそれぞ
れ独立して、水素、ハロゲン、アルキル基、フェニル
基、アルコキシ基、ニトロ基、アミノ基およびカルボキ
シ基より成る群の中から選択することができる。本発明
のPPSは線状、分枝もしくは加硫したポリマーでもよ
いし、またはこれらの混合物でもよい。比較的低分子量
の線状PPSポリマーは、たとえば米国特許第3,35
4,129号(引用により本明細書に含まれているもの
とする)に開示されている方法によって製造できる。比
較的高分子量の線状PPSポリマーは、たとえば米国特
許第3,919,177号(引用により本明細書に含ま
れているものとする)に開示されている方法によって製
造できる。分枝PPS樹脂は、分枝剤を用いて、たとえ
ば米国特許第4,749,163号(引用により本明細
書に含まれているものとする)に開示されている1,
3,5‐トリクロロベンゼンを用いて製造できる。米国
特許第3,354,129号、第3,919,177号
および第4,749,163号の方法で製造したポリマ
ーの重合度をさらに上げるためには、重合後、酸素雰囲
気中、または過酸化物のような架橋剤の存在下で、加熱
・加硫することができる。
【0039】このPPSは官能化されていてもよいし、
官能化されていなくてもよい。PPSが官能化されてい
る場合その官能基としては、アミノ基、カルボン酸基、
カルボン酸金属塩基、ジスルフィド基、チオ基および金
属チオーレート基を挙げることができるがこれらに限定
されるわけではない。PPSに官能基を導入するための
ひとつの方法は米国特許第4,769,424号(引用
により本明細書に含まれているものとする)に記載され
ており、置換チオフェノール類をハロゲン置換PPSに
導入することが開示されている。別の方法では、クロロ
芳香族化合物およびアルカリ金属硫化物と反応させた所
望の官能性を含有するクロロ置換芳香族化合物を導入す
る。第三の方法では、通常溶融状態またはクロロナフタ
レンのように適切な高沸点溶剤中で、所望の官能基を含
有するジスルフィドとPPSを反応させる。
【0040】本発明で使用するPPSの溶融粘度は成形
品が得られる限り特に制限されることはないが、PPS
自体の靱性の観点からは少なくとも100ポイズの溶融
粘度が好ましく、成形性の面からは10,000ポイズ
以下であるのが好ましい。本発明におけるPPSはま
た、その樹脂を脱イオン水に浸漬するか、または酸(通
常は塩酸、硫酸、リン酸または酢酸)で処理して夾雑イ
オンを除くこともできる。特開平3−236930号、
特開平1−774562号、特開平1−2299872
号および特開平3−236931号(引用により本明細
書に含まれるものとする)参照。製品の用途によって
は、PPSのサンプルを焼いた後に残る灰分の重量%で
表わされる不純物レベルが非常に低いPPSが好ましい
ことがある。通常、PPSの灰分は約1重量%より低い
のが望ましく、約0.5重量%未満が好ましく、約0.
1重量%未満がさらに好ましい。
【0041】エポキシ化合物は、通常平均して少なくと
も2個のエポキシ基を含有する液体か固体のエポキシ化
合物である。分子量が100〜10,000のエポキシ
化合物が好ましい。本発明で使用するエポキシ化合物の
例としては、ビスフェノール類(たとえば、ビスフェノ
ールA、レゾルシノール、ヒドロキノン、ピロカテコー
ル、ビスフェノールF、テトラブロモビスフェノール
A、テトラフェニロールエタン、フェノールノボラッ
ク、o‐クレゾールノボラックポリプロピレングリコー
ル、水素化ビスフェノールA、サリゲニン、1,3,5
‐トリヒドロキシベンゼン、トリヒドロキシジフェニル
ジメチルメタン、4,4′‐ジヒドロキシビフェニル、
1,5‐ジヒドロキシナフタレン、カシューフェノー
ル、ジヒドロキシジフェニルスルホン、および2,2,
5,5‐テトラキス(4‐ヒドロキシフェニル)ヘキサ
ンなど)のグリシジルエーテル、ハロゲン化ビスフェノ
ール類のグリシジルエーテル、ブタンジオールのジグリ
シジルエーテルのようなグリシジルエーテル、フタル酸
グリシジルのようなグリシジルエステル、N‐グリシジ
ルアニリンのようなグリシジルアミン、線状の非グリシ
ジルエポキシ樹脂(たとえば、エポキシ化ポリオレフィ
ンおよびエポキシ化大豆油など)、環状の非グリシジル
エポキシ樹脂(たとえば、ビニルシクロヘキセンジオキ
サイドおよびジシクロペンタジエンジオキサイドな
ど)、ヘキサヒドロフタル酸無水物、ダイマー酸のグリ
シジルエステル、ジアミノジフェニルメタン、イソシア
ヌル酸、ヒダントインから誘導されるグリシジルアミン
エポキシ樹脂、p‐アミノフェノール、p‐オキシ安息
香酸から誘導される混合グリシジルエポキシ樹脂、サリ
チルエポキシ樹脂、ならびにノボラックフェノール型樹
脂がある。
【0042】これらのエポキシ化合物は単独で用いても
よいし、あるいは2種以上の混合物として用いてもよ
い。ノボラックフェノール型エポキシ樹脂が特に好まし
い。ノボラックフェノール型エポキシ樹脂は通常、ノボ
ラック型フェノール樹脂をエピクロロヒドリンと反応さ
せて得られる。好ましいノボラックフェノール樹脂は、
次式(XV)で示されるような、フェノール類とホルムア
ルデヒドとの縮合反応によって得られるものである。
【0043】
【化21】
【0044】ここで、nは0以上であり、0〜約5であ
るのが典型的である。エポキシクレゾールノボラック
は、チバ‐ガイギ(Ciba-Geigy)から、ECN1235
(nの平均値=0.7)、ECN1273(nの平均値
=2.8)、およびECN1299(nの平均値=3.
4)として入手可能である。出発物質のフェノール類に
は特に制限がないが、適切なフェノール類としてはフェ
ノール、o‐クレゾール、m‐クレゾール、p‐クレゾ
ール、ビスフェノールA、レゾルシノール、p‐ter
t‐ブチルフェノール、ビスフェノールF、ビスフェノ
ールS、およびこれらの混合物がある。
【0045】本発明でエポキシ化合物としてはエポキシ
官能性エラストマーも有用である。このようなオレフィ
ン系化合物は、α‐オレフィンとα,β‐不飽和カルボ
ン酸のグリシジルエステルとのコポリマーである。ここ
で使用するα‐オレフィンとは、エチレン、プロピレ
ン、ブテン‐1などを意味する。これらの中ではエチレ
ンが好ましい。α,β‐不飽和酸のグリシジルエステル
は、次の一般式(XVI )の化合物である。
【0046】
【化22】
【0047】ここで、R35は水素原子または低級アルキ
ル基を表わす。α,β‐不飽和酸のグリシジルエステル
の例としてはアクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリ
シジルおよびエタクリル酸グリシジルがある。エポキシ
官能性オレフィン系エラストマーは、このエラストマー
組成物の重量を基準として、約60〜約99.5重量%
のα‐オレフィンと、約0.5〜約40重量%、好まし
くは約3〜約30重量%のα,β‐不飽和カルボン酸の
グリシジルエステルとを含有するオレフィン系コポリマ
ーであるのが好ましい。この量が約0.5重量%未満で
あると意図した効果が得られない。また約40重量%を
越えると、PPSとの溶融混和時にゲル化が起こり、そ
の結果製品の押出し安定性、成形性および機械的性質が
損なわれる。適切なエポキシ官能性のα‐オレフィンエ
ラストマーとしては、エチレン‐アクリル酸グリシジル
コポリマー、エチレン‐メタクリル酸グリシジルコポリ
マー、エチレン‐メタクリル酸グリシジル‐酢酸ビニル
ターポリマー、エチレン‐メタクリル酸グリシジル‐ア
クリル酸メチルターポリマー、エチレン‐アクリル酸エ
チル‐メタクリル酸グリシジルターポリマーがある。好
ましいエポキシ官能性エラストマーは、住友製のイゲタ
ボンド(Igetabond) (登録商標)、住友製のボンドファ
スト(Bondfast)(登録商標)、およびエルフ・アトケム
(Elf Atochem)製のローテイダー(Lotader) (登録商
標)AXである。
【0048】驚くべきことに、PEI/PPS組成物に
エポキシ化合物を添加することによって、場合によって
は強化用充填材と組み合わせて添加することによって得
られる組成物は有益な性質、たとえば高温耐性、優れた
寸法安定性、流動性および耐薬品性を独特の組み合わせ
で有することが発見された。最も驚くべき発見のひとつ
は、上記の成分を適当な量で合わせることによって、ノ
ー・フラッシュ特性をもつ樹脂組成物を形成することが
可能になったことである。この「ノー・フラッシュ」樹
脂組成物という用語は、フラッシュを生じない組成物ば
かりでなく、実質的にフラッシュ特性を示さない組成物
も含めていうものとする。
【0049】したがって、本発明のひとつの態様の場
合、エポキシ化合物は、フラッシュ特性を示さない熱可
塑性樹脂組成物を得るのに充分な量で添加する。適切な
強化用充填材はブレンドの剛性を増大するものである。
これらの中では繊維状物質が好ましく、特に低アルカリ
Eガラスから作成された繊維径が8〜14μmのガラス
繊維が好ましい。最終の射出成形品中のガラス繊維の長
さは0.01〜0.5mmである。これらガラス繊維は
ロービングとして、またはチョップトガラス繊維もしく
はミルドガラス繊維として使用でき、また適切な表面処
理剤およびシランを主体とする定着剤または促進剤系で
処理してもよい。強化用充填材の量は通常組成物の剛性
を増大するのに充分な量である。この強化用充填材の量
は、組成物の総重量を基準として約5〜約60重量%、
特に約10〜約40重量%であるのが有利である。
【0050】しかしながら、他の繊維状の強化用物質、
たとえば炭素繊維およびミクロ繊維、チタン酸カリウム
単結晶繊維、セッコウ繊維、酸化アルミニウム繊維また
はアスベストも配合することができる。別の好ましい充
填材として、非繊維状充填材、たとえばガラスビーズ、
中空ガラスビーズ、白亜、雲母、タルク、石英および天
然カオリンまたは焼成カオリンならびにこれらの物質と
ガラス繊維との組み合わせがある。ガラス繊維と同様、
これらの充填材も、表面処理剤および/または定着剤ま
たは定着剤系で処理することができる。
【0051】PPSと組み合わせるPEIの量は、通
常、PPSの寸法安定性を改良するのに充分な量であ
る。このPEIおよびPPSと共に使用するエポキシの
量は、通常、組成物全体の相溶性を改良するのに充分な
量である。本発明の有利な組成物は、組成物全体の重量
に対するパーセントで表わして、(a)PEIが好まし
くは約4〜約44重量%のレベルで存在し、さらに好ま
しくは約5〜約35重量%のレベルで存在し、最も好ま
しくは約13〜約15重量%のレベルで存在し、(b)
PPSが約35〜約90重量%のレベルで存在し、さら
に好ましくは約40〜約45重量%のレベルで存在し、
最も好ましくは約46〜約50重量%のレベルで存在
し、(c)エポキシ化合物が好ましくは約0.05〜約
20重量%のレベルで存在し、さらに好ましくは約1〜
約12重量%のレベルで存在し、最も好ましくは約2〜
約8重量%のレベルで存在する。さらに本発明の組成物
では、成分(d)の強化用充填材、好ましくはガラス繊
維が、組成物の総重量を基準にした重量%で表わして、
好ましくは0〜約60重量%のレベルで存在していても
よく、さらに好ましくは約10〜約45重量%のレベル
で存在していてもよく、最も好ましくは約25〜約45
重量%のレベルで存在していてもよい。
【0052】PPSとPEIは組成物中に、約20:1
〜約1.2:1の重量比で存在するのが好ましく、約
8:1〜約2:1であるとさらに好ましく、約6:1〜
約3:1であるのが最も好ましい。本発明の組成物を製
造するには、通常、均質なブレンドが生成する条件下で
成分を均質に混和する。そのような条件として、単軸式
もしくは二軸式のエクストルーダーでの混合または成分
に剪断力を与えることのできる類似の混合装置での混合
が含まれることが多い。
【0053】成分はそのすべてを最初にプロセス系に加
えてもよいし、あるいは、ある種の添加剤を互いに、ま
たは主要ポリマー成分PEIおよびPPSのいずれかと
あらかじめ混合してもよい。加工には別々のエクストル
ーダーを使用してもよいが、その長さに沿って各種成分
を添加するための供給口を多数有する単一のエクストル
ーダーを使用してもこれらの組成物を製造することがで
きる。ガラス繊維は、エクストルーダー内での過剰混合
による繊維の破断を最小限にするためにエクストルーダ
ーの終端近くの供給口に入れるのが有利であることが多
い。また、供給口の間の各セクションに少なくともひと
つのガス抜き口を設けて溶融物(メルト)の(大気圧ま
たは減圧での)ガス抜きをするのが有利であることもあ
る。当業者は、過度の実験をすることなく、混合の時間
と温度および成分の添加を調節することができる。
【0054】また、本発明の組成物から製造される改良
された成形品が本発明のさらに別の一態様であることも
明らかである。本発明の組成物はさらに、他の充填材、
安定剤、可塑剤、柔軟剤、界面活性剤、顔料、染料、強
化材、難燃剤および希釈剤を通常の量で含有していても
よい。本発明の具体例をいくつか例示するために以下に
実施例を挙げるが、これらの実施例はいかなる意味でも
本発明を限定するものではない。特に断らない限り、パ
ーセントはすべて組成物全体の総重量を基準にした重量
%である。
【0055】本発明の熱可塑性組成物は、所望レベルの
靱性、耐薬品性およびフラッシュ耐性を示す物品に成形
することができる。特に、耐溶剤性と高い加熱歪み温度
を必要とするボンネット内部用の自動車部品を製造する
のに有用である。本明細書中で引用した特許および文献
はすべて引用したことにより本明細書に含まれているも
のとする。
【0056】
【実施例の記載】実施例 30mm二軸式エクストルーダーを用いて350rpm
でブレンドを混合した。原料はすべてドライブレンド
し、供給口に仕込んだ。エクストルーダーのバレルセッ
ト温度は約300℃(572°F)に設定した。乾燥
し、ペレット化した混合材料を次に、やはり300℃で
射出成形して、(サンプルの大きさを2.5インチ×
0.5インチ×0.125インチとして)ASTMのD
256に従ってアイゾット(Izod)衝撃強さを、(直径4
インチ×0.125インチのディスクを用いる)AST
MのD3763に従ってダイナタップ(Dynatup) (落槍
破壊エネルギー試験)強度を、(サンプルの大きさを6
インチ×0.5インチ×0.25インチとして)AST
MのD790に従って曲げ弾性率と曲げ強さを、(サン
プルの大きさを6インチ×0.5インチ×0.25イン
チとして)ASTMのD648に従って264psiの
荷重下での加熱歪みを、またASTMのD638に従っ
て破断時の引張り降伏と引張り伸びを測定するための標
準試験片とした。粘度は、記載した条件下でインストロ
ン(Instron) 毛細管レオメーターを用いて荷重5kg、
300℃で測定した。
【0057】ポリエーテルイミド樹脂(PEI)は、ゼ
ネラル・エレクトリック社(GeneralElectric Company)
から入手したウルテム(Ultem) 1040であった。ポリ
(アリーレンスルフィド)樹脂(PPS)は、トーソー
・サスティール(Tosoh Susteel) から入手したポリ(p
‐フェニレンスルフィド)樹脂グレードPPS B21
4であった。エポキシ化合物は、チバ・ガイギ(Ciba Ge
igy)から入手したECN1299と指称されるエポキシ
クレゾールノボラック樹脂であった。ガラス繊維はオー
ウェンス‐コーニング(Owens-Corning) から入手したO
CF497EEというEガラス繊維であった。ポリアミ
ドイミド(PAI)は、アモコ社(AmocoCompany) から
入手したトーロン(Torlon)(商標)4203であり、こ
れは次式(XVII)の繰返し単位からなっていた。
【0058】
【化23】
【0059】ただし、Rは次式(XVIII)で表わされ
る。
【0060】
【化24】
【0061】 表 1 組 成 PPS B214 70 70 70 70 PEI 30 28 0 0 PAI 0 0 30 28 ECN1299 0 2 0 2 OCF497EE 0 0 0 0 性 質 可燃性 1/32″、UL94 V−0 V−0 V−0 V−0 HDT、264psi 135 118 155 157 1/4″、C ノッチなしアイゾット 6.8 8.4 6.6 6.3 衝撃、ft-lb/in ノッチ付きアイゾット 0.2 0.2 0.2 0.2 衝撃、ft-lb/in 引張り伸び% 2.0 3.0 2.0 2.1 引張り強さpsi 9550 12100 8100 7900 曲げ弾性率kpsi 600 603 600 600 曲げ強さ率psi 22900 22400 21000 21300 表1(続き) 組 成 PPS B214 50 52 50 50 PEI 20 16 0 0 PAI 0 0 20 20 ECN1299 0 2 0 2 OCF497EE 30 30 30 30 性 質 可燃性 1/32″、UL94 V−0 V−0 V−0 V−0 HDT、264psi 217 213 251 250 1/4″、C ノッチなしアイゾット − − − − 衝撃、ft-lb/in ノッチ付きアイゾット 1.3 1.5 1.0 1.1 衝撃、ft-lb/in 引張り伸び% 1.2 1.5 1.0 1.1 引張り強さpsi 18000 20700 16000 16200 曲げ弾性率kpsi 1530 1540 1530 1520 曲げ強さ率psi 28700 28700 28700 28000 表1のデータから分かるように、PEIとPPSを含む
組成物(サンプル1と2)で、エポキシ化合物を添加す
るとノッチなしのアイゾット(Izod)衝撃強さと引張り強
さが驚異的に改良されることを示している。この改良
は、従来技術のPAI/PPS組成物(サンプル3と
4)に関する対応のデータと好対照である。サンプル5
と6は、ガラス強化PEI/PPS組成物にエポキシ化
合物を添加したときに引張り強さが同様に驚異的に増大
することを例証している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 63/00 NKA 79/08 LRC

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ポリエーテルイミド樹脂、 (b)ポリ(アリーレンスルフィド)樹脂、および (c)エポキシ化合物 を含む組成物。
  2. 【請求項2】 さらに、強化用充填材を含む、請求項1
    記載の組成物。
  3. 【請求項3】 エポキシ化合物がエポキシクレゾールノ
    ボラック樹脂またはエポキシ官能性エラストマーであ
    る、請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 エポキシ化合物が式 【化1】 (式中、nは0以上である)の単位を含む、請求項1記
    載の組成物。
  5. 【請求項5】 ポリ(アリーレンスルフィド)樹脂が組
    成物の総重量を基準にして約35〜約90重量%のレベ
    ルで存在し、ポリエーテルイミド樹脂が組成物の総重量
    を基準にして約4〜約44重量%のレベルで存在し、エ
    ポキシ化合物が組成物の総重量を基準にして約0.05
    〜約20重量%のレベルで存在する、請求項1記載の組
    成物。
  6. 【請求項6】 さらに、強化用充填材が組成物の総重量
    を基準にして約5〜約60重量%のレベルで存在する、
    請求項5記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記ポリエーテルイミドが、式 【化2】 [式中、Tは−O−または式−O−Z−O−の基であ
    り、ここで−O−または−O−Z−O−基の二価の結合
    は3,3′位、3,4′位、4,3′位または4,4′
    位にあり、Zは式 【化3】 {式中、Χは次式 【化4】 (式中、yは1から約5までの整数である)の二価の基
    より成る群の中から選択され、qは0または1である}
    より成る群の中から選択される二価の基であり、Rは
    (a)6〜約20個の炭素原子を有する芳香族炭化水素
    基およびそのハロゲン化誘導体、(b)2〜約20個の
    炭素原子を有するアルキレン基、(c)3〜約20個の
    炭素原子を有するシクロアルキレン基、ならびに(d)
    一般式 【化5】 {式中、Qは式 【化6】 (式中、yは約1から約5までの整数である)より成る
    群の中から選択される基である}の二価の基より成る群
    の中から選択される二価の有機基である]の繰返し単位
    を含む、請求項1記載の組成物。
  8. 【請求項8】 ポリ(アリーレンスルフィド)樹脂が式 【化7】 の繰返し単位を含む、請求項1記載の組成物。
  9. 【請求項9】 エポキシ化合物がフラッシュ特性のない
    樹脂組成物を形成するのに充分な量で存在する、請求項
    1記載の組成物。
  10. 【請求項10】 さらに、充填材、安定剤、可塑剤、可
    撓化剤、界面活性剤、顔料、染料、強化材、難燃剤およ
    び希釈剤より成る群の中から選択される少なくとも1種
    を含む、請求項1記載の組成物。
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