JPH08176105A - 2−カルボキシコハク酸イミド誘導体 - Google Patents

2−カルボキシコハク酸イミド誘導体

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JPH08176105A
JPH08176105A JP34033694A JP34033694A JPH08176105A JP H08176105 A JPH08176105 A JP H08176105A JP 34033694 A JP34033694 A JP 34033694A JP 34033694 A JP34033694 A JP 34033694A JP H08176105 A JPH08176105 A JP H08176105A
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JP
Japan
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formula
compound
acid imide
derivative
halogen
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Application number
JP34033694A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Negoro
利行 根来
Makoto Murata
誠 村田
Shozo Ueda
昇三 上田
Buichi Fujitani
武一 藤谷
Yoshiyuki Ono
善幸 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記化1で表される2−カルボキシコハク酸
イミド誘導体。 【化1】 (式中、R1 は水素原子又はハロゲン原子を意味し、R
2 はハロゲン原子を意味し、Rはカルボキシル基の保護
基を意味し、波線はピロリジン部分の3位の炭素原子の
立体配置がRS,R又はSであることを意味する。) 【効果】 上記化1の化合物は、優れたアルドースリダ
クターゼ阻害作用を有するので、糖尿病性合併症治療薬
として、各種の糖尿病性合併症(白内障,網膜症,角膜
症,神経障害,腎症など)の治療及び予防に使用するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルドース還元酵素
(アルドースリダクターゼ)阻害作用を有する、新規な
2−カルボキシコハク酸イミド誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者らは先に、下記化2で表される
化合物及びそのエナンチオマーが優れたアルドースリダ
クターゼ阻害作用を有し、糖尿病性合併症治療薬として
有用であることを見いだした(例えば、特開平6−19
2222号公報参照)。
【0003】
【化2】
【0004】(式中、R2 は水素原子又はハロゲン原子
を意味し、R3 はハロゲン原子を意味する。)
【0005】特開平6−192222号公報は、上記化
2においてR2 が2位のフッ素原子であり、R3 が4位
の臭素原子である化合物、及びそのエナンチオマーであ
って、次の比旋光度:[α]D 27.5=+1.96°(c=1.02,
酢酸エチル);[α]D 28=−7.6°(c=1.02, メタノ
ール);及び[α]405 28=−33.0°(c=1.02, メタノ
ール)を有する化合物(以下、SX−3201と称する
こともある)がアルドースリダクターゼ阻害剤として特
に優れていると記載している。SX−3201の絶対構
造は、その後のX線結晶構造解析によりR配位であるこ
とが明らかとなった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、SX−
3201関連化合物を研究している過程で、全く意外に
も2−〔2−〔N−(ベンジル)カルバモイル〕ピロー
ル−1−イル〕−2−カルボキシコハク酸イミド誘導体
が優れたアルドースリダクターゼ阻害作用を有すること
を見いだし、本発明を完成した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、式
(I)
【化3】
【0008】(式中、R1 は水素原子又はハロゲン原子
を意味し、R2 はハロゲン原子を意味し、Rはカルボキ
シル基の保護基を意味し、波線はピロリジン部分の3位
の炭素原子の立体配置がRS,R又はSであることを意
味する。)で表される2−カルボキシコハク酸イミド誘
導体が提供される。
【0009】式(I)で表される化合物は水和物又は溶
媒和物の形で存在することもあるので、これらの水和
物,溶媒和物もまた本発明の化合物に包含される。
【0010】式(I)においてRで示されるカルボキシ
ル基の保護基とは、ペプチド合成の分野で常用される加
水分解あるいは加水素分解により脱離しうる保護基を意
味し、前者の具体例としてはメチル,エチル,プロピル
のような低級アルキル基が、後者の具体例としてはベン
ジル,4−クロロベンジル,4−ニトロベンジルが挙げ
られる。
【0011】本発明の化合物のうちで好適なものは、式
(I)におけるピロリジン部分の3位の炭素原子の立体
配置がRS又はRである化合物であり、例えば次の化合
物が挙げられる。
【0012】(RS)−又は(R)−2−〔2−〔N−
(4−ブロモ−2−フルオロベンジル)カルバモイル〕
ピロール−1−イル〕−2−(エトキシカルボニル)コ
ハク酸イミド,
【0013】(RS)−又は(R)−2−〔2−〔N−
(3,4−ジクロロベンジル)カルバモイル〕ピロール
−1−イル〕−2−(エトキシカルボニル)コハク酸イ
ミド,
【0014】(RS)−又は(R)−2−〔2−〔N−
(4−ブロモベンジル)カルバモイル〕ピロール−1−
イル〕−2−(エトキシカルボニル)コハク酸イミド,
及び
【0015】(RS)−又は(R)−2−〔2−〔N−
〔(4−クロロ−2−フルオロベンジル)カルバモイ
ル〕ピロール−1−イル〕−2−(エトキシカルボニ
ル)コハク酸イミド。
【0016】式(I)で表される化合物は、例えば次の
ようにして製造することができる。即ち、式(II)
【0017】
【化4】
【0018】(式中、R及び波線は前掲に同じものを意
味する。)で表される化合物の反応性誘導体と式(III)
【化5】
【0019】(式中、R1 及びR2 は前掲に同じものを
意味する。)で表される化合物とを反応させることによ
り、式(I)の化合物を得ることができる。
【0020】式(II)の化合物のカルボキシル基におけ
る反応性誘導体としては、酸クロリド,混合酸無水物
(例えば、クロル炭酸エチルとの混合酸無水物),活性
エステル(例えば、4−ニトロフェニルエステル,N−
ヒドロキシコハク酸イミドエステル,N−ヒドロキシフ
タルイミドエステル)等が挙げられる。本反応は通常、
適当な溶媒中で行われ、溶媒の具体例としては、トルエ
ン,ジクロロメタン,クロロホルム,テトラヒドロフラ
ン,アセトニトリル,ジメチルホルムアミドが挙げら
れ、これらの溶媒はそれぞれ単独で、あるいは2種以上
混合して用いられる。本反応は必要に応じて塩基の存在
下に行われ、塩基の具体例としては、重炭酸ナトリウ
ム,重炭酸カリウムのような重炭酸アルカリ、炭酸ナト
リウム,炭酸カリウムのような炭酸アルカリあるいはト
リエチルアミン,トリブチルアミン,ジイソプロピルエ
チルアミン,N−メチルモルホリン,ピリジン,N,N
−ジメチルアニリンのような有機塩基が挙げられるが、
式(III)の化合物の過剰量で兼ねることもできる。反応
温度は用いる原料化合物の種類等により異なるが、通常
約−40℃ないし約0℃である。また、式(III)の化合物
は酸付加塩の形で使用し、反応系中で遊離塩基を生成さ
せてもよい。
【0021】原料化合物である式(II)の化合物は、例
えば特開平5−345784号公報記載の方法あるいは
後記参考例に記載の方法に従って製造することができ
る。
【0022】上記製法により得られる生成物は、クロマ
トグラフィー,再結晶,再沈殿等の常法によって単離・
精製することができる。
【0023】以下に、本発明の代表的化合物及び公知の
アルドースリダクターゼ阻害剤についての試験結果を示
し、本発明の化合物の作用の特徴について説明する。
【0024】対照化合物として特開平6−192222
号公報記載の次の化合物を使用した。
【0025】SX−3201:(R)−2−(4−ブロ
モ−2−フルオロベンジル)−1,2,3,4−テトラ
ヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−4−スピロ−
3′−ピロリジン−1,2′,3,5′−テトラオン
(特開平6−192222号公報の参考例12の化合
物)
【0026】SX−3030:(RS)−2−(4−ブ
ロモ−2−フルオロベンジル)−1,2,3,4−テト
ラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−4−スピロ−
3′−ピロリジン−1,2′,3,5′−テトラオン
(特開平6−192222号公報の参考例11の化合
物)
【0027】試験例1 アルドースリダクターゼ阻害作
用(in vitro):− 本試験は、S.ハイマン及びJ.H.キノシタの方法〔J. Bio
l. Chem., 240, 877〜882 (1965)〕に準拠して行った。
【0028】(粗酵素液の調製):− ブタ眼球(東京芝浦臓器株式会社より購入)より摘出し
た水晶体を5mMリン酸緩衝液(pH 7.4、2mMメルカプト
エタノール含有)でホモジナイズした後、10,200×gで
10分間遠心分離した。次いで、その上清に固形硫安を加
えて塩析して40%〜60%飽和硫安分画を分離し、この
分画を10mMリン酸緩衝液(pH 7.4、1mMメルカプトエタ
ノール含有)に溶解して粗酵素液とした。なお、下記酵
素活性測定系において1分間あたり1μmoleのNADP
H(還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン
酸)を酸化する酵素活性を1単位(U)とした。
【0029】(酵素活性測定法):− 100 mMリン酸緩衝液(pH 6.5),0.20mM NADPH,
1.5 mM D,L−グリセルアルデヒド,0.4 M硫酸リチウ
ム,諸種濃度の試験化合物及び7.0 mU/ml の粗酵素液か
ら成る反応液(いずれも反応液中の最終濃度)を37℃で
インキュベートして、その340 nmにおける吸光度を分光
光度計(日立150-20)で測定し、インキュベーション開
始1分後から1分間の吸光度の減少から酵素活性を求め
た。50%阻害濃度(IC50)で表した試験化合物のアル
ドースリダクターゼ阻害作用を試験例2の結果とともに
表1に示す。
【0030】試験例2 ソルビトール蓄積抑制作用(in
vivo):− 1群4匹のウイスター系雄性ラット(体重200 〜250
g)の尾静脈に、生理的食塩液に溶解したストレプトゾ
トシン(40mg/kg)を投与して糖尿病を誘発した。
【0031】1週間後より1日1回5日間にわたり、0.
5 %トラガント溶液に懸濁した所定用量の試験化合物を
経口投与した。最終投与4時間後に座骨神経を摘出し、
そのソルビトール含量を、ヒツジ肝臓ソルビトールデヒ
ドロゲナーゼ及びNAD(ニコチンアミドアデニンジヌ
クレオチド)を用いるR.S.クレメンツらの酵素蛍光法
〔Science, 166, 1007〜1008 (1969)〕で測定した。試
験化合物の糖尿病ラット組織ソルビトール蓄積抑制率
は、下記数式に従って算出し、これに基づいて作成した
用量−反応曲線から求めた50%有効量(ED50)を表1
に示す。
【数1】抑制率(%)=(S−T)/(S−N)×100
【0032】S:ストレプトゾトシン糖尿病ラット対照
群の座骨神経中ソルビトール含量、 T:試験化合物投与ストレプトゾトシン糖尿病ラットの
座骨神経中ソルビトール含量、 N:正常ラット(ストレプトゾトシン無処置で試験化合
物非投与ラット)の座骨神経中ソルビトール含量。
【0033】
【表1】
【0034】表1から明らかなように、本発明の化合物
はSX−3201及びSX−3030にほぼ匹敵するア
ルドースリダクターゼ阻害作用及びソルビトール蓄積阻
害作用を示した。
【0035】式(I)で表される化合物は、優れたアル
ドースリダクターゼ阻害作用を有し、毒性も弱いので、
糖尿病性合併症治療薬として、各種の糖尿病性合併症
(白内障,網膜症,角膜症,神経障害,腎症など)の治
療及び予防に使用することができる。
【0036】式(I)の化合物の投与経路としては、経
口投与,非経口投与,直腸内投与あるいは局所投与のい
ずれでもよいが、経口投与が好ましい。式(I)の化合
物の投与量は、化合物の種類,投与方法,患者の症状・
年齢等により異なるが、通常0.01〜20mg/kg/日、好まし
くは0.05〜10mg/kg/日である。
【0037】式(I)の化合物は通常、製剤用担体と混
合して調製した製剤の形で投与される。製剤用担体とし
ては、製剤分野において常用され、かつ式(I)の化合
物と反応しない物質が用いられる。具体的には、例えば
乳糖,イノシトール,ブドウ糖,マンニトール,デキス
トラン,デンプン,部分アルファー化デンプン,白糖,
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム,合成ケイ酸アルミ
ニウム,結晶セルロース,カルボキシメチルセルロース
ナトリウム,ヒドロキシプロピルデンプン,カルボキシ
メチルセルロースカルシウム,イオン交換樹脂,メチル
セルロース,ゼラチン,アラビアゴム,ヒドロキシプロ
ピルセルロース,低置換度ヒドロキシプロピルセルロー
ス,ヒドロキシプロピルメチルセルロース,ポリビニル
ピロリドン,ポリビニルアルコール,アルギン酸,アル
ギン酸ナトリウム,軽質無水ケイ酸,ステアリン酸マグ
ネシウム,タルク,カルボキシビニルポリマー,酸化チ
タン,ソルビタン脂肪酸エステル,ラウリル硫酸ナトリ
ウム,グリセリン,脂肪酸グリセリンエステル,精製ラ
ノリン,グリセロゼラチン,ポリソルベート,マクロゴ
ール,植物油,ロウ,流動パラフィン,白色ワセリン,
非イオン界面活性剤,プロピレングリコール,水等が挙
げられる。
【0038】剤型としては、錠剤,カプセル剤,顆粒
剤,散剤,シロップ剤,懸濁剤,坐剤,軟膏,ゲル剤,
貼付剤,注射剤,点眼剤等が挙げられる。これらの製剤
は常法に従って調製される。なお液体製剤にあっては、
用時、水又は他の適当な媒体に溶解又は懸濁する形であ
ってもよい。また錠剤,顆粒剤は周知の方法でコーティ
ングしてもよい。
【0039】これらの製剤は、式(I)の化合物を0.01
%以上、好ましくは1〜70%の割合で含有することがで
きる。これらの製剤はまた、治療上有効な他の成分、例
えば経口血糖降下剤を含有していてもよい。
【0040】式(I)の化合物を有効成分とする糖尿病
性合併症治療薬は、インスリンあるいはグリクラジド,
グリベンクラミド,トルブタミド,アセトヘキサミド,
グリミジンナトリウムのような経口血糖降下剤と併用す
ることもできる。
【0041】
【実施例】以下に参考例及び実施例を挙げて本発明を更
に具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定さ
れるものではない。なお、化合物の同定は元素分析値,
マス・スペクトル,NMRスペクトル,高速液体クロマ
トグラフィー(HPLC)等により行った。
【0042】参考例―― (R)−2−(2−カルボキシピロール−1−イル)−
2−(エトキシカルボニル)コハク酸イミドの製造:−
【0043】(R)−2−(エトキシカルボニル)−2
−〔2−(トリクロロアセチル)ピロール−1−イル〕
コハク酸イミド4.87gのアセトン7ml溶液を−25℃に冷
却し、この溶液に水酸化ナトリウム1.07gの水溶液10ml
を徐々に滴下した。更に同温度で10分間撹拌したのち酢
酸エチル15mlを加え、6N塩酸で酸性にした。酢酸エチ
ル層を分取し、飽和食塩水で3回洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥したのち溶媒を減圧留去して油状物4.16
gを得た。この油状物をジエチルエーテル−石油エーテ
ルから結晶化して目的物2.4 gを得た。融点101〜1
03℃
【0044】実施例1―― (R)−2−〔2−〔N−(4−ブロモ−2−フルオロ
ベンジル)カルバモイル〕ピロール−1−イル〕−2−
(エトキシカルボニル)コハク酸イミドの製造:−
【0045】(R)−2−(2−カルボキシピロール−
1−イル)−2−(エトキシカルボニル)コハク酸イミ
ド2.83gのクロロホルム40ml溶液に、塩化チオニル0.88
mlとジメチルホルムアミド2滴を加え1時間30分加熱還
流した。溶媒を減圧留去後、残渣をジクロロメタン20ml
に溶解した。この溶液を、4−ブロモ−2−フルオロベ
ンジルアミン2.07gとトリエチルアミン1.02gのジクロ
ロメタン20ml溶液中に−15℃以下で滴下し、更に同温度
で10分間撹拌した。反応液を希塩酸40mlに注ぎ、有機層
を分取した後、分離した水層をジクロロメタン40mlで抽
出した。有機層を合わせ、水、次いで飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
し、残渣を酢酸エチル−ヘキサンから結晶化して目的物
3.34gを得た。融点184〜187℃。[α]D 27=−25
8.1°(c=1.00,酢酸エチル)
【0046】実施例2―― (RS)−2−〔2−〔N−(4−ブロモ−2−フルオ
ロベンジル)カルバモイル〕ピロール−1−イル〕−2
−( エトキシカルボニル) コハク酸イミドの製造:−
【0047】(RS)−2−(2−カルボキシピロール
−1−イル)−2−(エトキシカルボニル)コハク酸イ
ミドを用い、実施例1と同様に反応・処理して目的物を
得た。融点187〜189℃
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、式(I)で表され
る化合物は、優れたアルドースリダクターゼ阻害作用を
有し、毒性も弱いので、糖尿病性合併症治療薬として、
各種の糖尿病性合併症(白内障,網膜症,角膜症,神経
障害,腎症など)の治療及び予防に使用することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/40 AED C07M 7:00 (72)発明者 小野 善幸 京都府京都市西京区樫原石畑町14番地の10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化1で表される2−カルボキシコハ
    ク酸イミド誘導体。 【化1】 (式中、R1 は水素原子又はハロゲン原子を意味し、R
    2 はハロゲン原子を意味し、Rはカルボキシル基の保護
    基を意味し、波線はピロリジン部分の3位の炭素原子の
    立体配置がRS,R又はSであることを意味する。)
  2. 【請求項2】 ピロリジン部分の3位の炭素原子の立体
    配置がRS又はRである請求項1記載の2−カルボキシ
    コハク酸イミド誘導体。
JP34033694A 1994-12-27 1994-12-27 2−カルボキシコハク酸イミド誘導体 Pending JPH08176105A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008026678A1 (fr) * 2006-08-31 2008-03-06 Dainippon Sumitomo Pharma Co., Ltd. Derive de diester d'acide succinique, procede de production associe et utilisation de ce derive dans la production d'une preparation pharmaceutique

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