JPH081746Y2 - 全方向振動検知スイッチを有する洗濯機 - Google Patents

全方向振動検知スイッチを有する洗濯機

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JPH081746Y2
JPH081746Y2 JP5575191U JP5575191U JPH081746Y2 JP H081746 Y2 JPH081746 Y2 JP H081746Y2 JP 5575191 U JP5575191 U JP 5575191U JP 5575191 U JP5575191 U JP 5575191U JP H081746 Y2 JPH081746 Y2 JP H081746Y2
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JP
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vibration
contact
spherical
washing machine
spherical support
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重来 金
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Samsung Electronics Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は洗濯機等のアンバランス
による洗濯槽の異常振動を全方向において検知できる
動検知装置を有する洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の洗濯機の洗濯槽において、異常振
動を検知する検知スイッチは、左右、前後方向への過度
の振動に対して検知できる検知スイッチを有した洗濯機
が無いため、洗濯機の起動初期の不均衡による異常振動
を検知することができず、騒音と振動問題等が発生する
という欠点があった。
【0003】たとえば、日本国公開実用新案公報昭64
−11188号(1989.1.20)に開示された洗
濯機や脱水機の振動検知装置には、本体内に槽を弾力的
に設置し、この槽の上部開口に蓋を配置した洗濯機や脱
水機において、蓋スイッチを兼ねる振動検知スイッチ付
着した機台と、この機台にピボットされ、蓋開放動作の
際に一端を下降されるべく、蓋に関連して設置した第1
レベルと、この第1レベルの他端のピボット片に嵌合孔
を挿入してピボッティングし、上端を前記スイッチの近
くに、下端部を前記槽の近くに夫々配設した第2レバー
と、この第2レバーの上端部が前記スイッチを下向けに
押し作動すると同時に、下端部が槽に接近するように第
2レバーを弾性的に付勢するスプリングを設け、前記ピ
ボット片には、第2レバーの上端部をスイッチ押し作動
方向に対して規制する上端部規制片と、第2レバーの下
端部を槽接近方向に対して規制する下端部規制片を設け
た振動検知装置が記載されている。
【0004】さらに、日本国公開実用新案公報昭63−
79874号(1988.5.26)に開示された洗濯
機の振動検知装置には、洗濯兼脱水槽を内蔵した外槽の
外面に装着した磁石と、前記磁石に対向して外部箱に固
定したホール素子と脱水工程中に、前記ホール素子の出
力電圧を計測し、規定値異常の伝達を計測した場合に、
異常振動であると判定し、洗濯機の運転を停止させる手
段を有する洗濯機の振動検知装置が記載されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】これら従来技術の洗濯
機の振動検知装置等は、前後左右の振動に対しては、検
知して洗濯機作動を停止させることができるように構成
されているが、上下動作する異常振動に対しては検知す
る機能がなく、洗濯機作動を制御することができないた
め、洗濯機の起動初期における作動の不均衡により発生
する騒音と、過剰振動の問題を解消することができなか
った。したがって、本願の目的はこのような従来技術の
問題を解決するもので、従来の前後左右の振動検知は勿
論、上下振動検知も併せて検知できる、いわゆる全方向
検知装置を有した洗濯機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、洗濯槽の上部
一側にブロックによって設置され、上記ブロックの上部
において垂直方向に形成される上広下狭のさい頭円錐形
の空洞部を有する振動検知手段と、上記空洞部の内面に
より接触移動して全方向に移動する振動伝達手段を有
し、洗濯機の上段蓋部の下端に形成された球面部におい
て摺動する球面支持台と、上記球面支持台と同一な球面
を有し、外周面に第1フランジ部を形成させ、前記球面
体支持台に載せて、前記振動伝達手段の運動に従って稼
働する下部接点と、上記下部接点の第1フランジ部に接
触できる第2フランジ部を外周面に形成し、中央部に孔
を形成し、下部接点と接触する上部接点と、上記上部接
点と上記下部接点間に介在して、正常時に上記上部接点
と上記下部接点を互いに離す状態を維持させる弾性部材
と、上記上部接点の孔と結合する突出部を中心内部に有
し、上記上部接点、上記下部接点と球面支持台を覆うケ
ース部とからなり、上記球面支持台の振動伝達手段を上
記球面部の中心に開口孔を通過して、上記振動検知手段
の空洞部内に吊り上げ、上記弾性部材の一端を上記下部
接点の内部中央部の突出部にて支持し、他端を上記ケー
ス部の中央部に挿入される固定部で支持するように構成
したことを特徴とする。
【0007】
【作用】洗濯槽の上部一側に設置したブロック内に空洞
部を形成し、振動検知手段が洗濯槽の振動に従って前後
左右及び上下に運動することにより、空洞部の内面が
動伝達手段を接触移動させる。稼働する振動伝達手段の
上部に一体形成された球面支持台が洗濯機の上端蓋部の
下端に形成された球面部において摺り移動するようにな
る。球面部に下部接点を載せて上記振動伝達手段の移動
と同時に、下部接点が移動される。この移動する下部接
点は上部に設置された固定の上部接点に接触するように
なり、洗濯槽の運動を停止させる。よって、洗濯槽の前
後左右及び上下の過度な振動を検知して洗濯槽の運動を
制御することができる。
【0008】
【実施例】次に、本考案の一実施例を添付図面を参照し
て詳細に説明する。図1は、本考案の全方向振動検知ス
イッチを設けた洗濯機の概略図を表示したものである。
図2は、本考案の上記実施例の全方向振動検知スイッチ
の各構成要素の分解斜視図を示したものである。図にお
いて、一組式洗濯機が例示されているが、これに限定さ
れるものではなく、二組式洗濯機や脱水槽装置等にも利
用できることは勿論である。図において符号7は洗濯槽
であり、71は弾性スプリング、72は洗濯機開閉口で
ある。
【0009】洗濯槽7の上縁部の適所に本考案の全方向
検知スイッチの振動検知ブロック4が設置される。一
方、洗濯機の上段蓋部10に固定させた下板1には、上
記振動検知ブロック4と対向される位置に、中心孔12
が形成された球面部11が設置され、これが下板1と一
体に固定設置され、この球面部11上にはこの球面部1
1の曲面と同一曲面を成して互いに摺動接触する球面支
持台23が設置され、この球面支持台23の下部中心部
には、球面支持台23と一体に形成される垂直棒24
が、上記球面部11の中心に開口された中心孔12を通
じて垂直下部に延長されて、上記振動検知ブロック4の
中央に形成された、さい頭円錐形孔41の中心位置に、
通常時には孔の周辺やこの孔41の下部底に接触されな
い状態に位置する。
【0010】このように、球面支持台23と垂直棒24
が一体に形成され、この球面支持台23の上部には下部
接点2が球面支持台23と同一曲面を形成し、球面支持
台23上に一体的に載せられ、これらが稼働部を形成す
る。さらに、下部接点2の球面内部中央には、上向けに
突出され弾性スプリング5を固定する突出部21が設置
されここに設置される弾性スプリング5の上段は下板1
の球面部11に対し、覆いかぶせるように構成し、その
内部に上部接点3が固定され、この上部接点3の孔31
を通じて、弾性スプリング5と上記上部接点3間に、絶
縁関係が維持されるべく構成される固定部63を有す
る、ケース部6が設置されて構成されている。
【0011】図において下板1の球面部11上に球面支
持台23とこの球面支持台23の下部中心より一体的
に、下方に延長される垂直棒24を有する。さらに、上
記球面支持台23上部にこの球面支持台23と同一曲面
を有し、その外縁部には球面支持台23と共に、活動さ
れるべく成すためのフランジ部22が形成されて構成さ
れる下部接点2には、この上部中央に上部へ突出する第
1突出部21があり、この突出部21により弾性スプリ
ング5が設置され、このように球面支持台23と垂直棒
24と下部接点2と、弾性スプリング5によって稼働部
が形成される。
【0012】上部接点3はその外周縁において上記下部
接点2のフランジ部22と接触するフランジ部32を有
し、その中心部は上部へ膨らんで形成されている。この
上部接点3の中心部には孔31が形成され、ケース部6
の中心部に形成された孔62を有する第3突出部63の
外部に嵌合固定されている。また、上記孔62は、上記
弾性スプリング5の上部内径部に嵌まる第2突出部63
を下部中心に有し、上部接点3と絶縁関係を維持しなが
ら固定する固定部が設置されている。
【0013】このように構成されたスイッチ部の上記垂
直棒24は、洗濯槽7の上端部の適所において、上記ス
イッチ部の対応位置に設置される振動検知ブロックの中
央のさい頭円錐形孔41内に、空中に浮いている状態で
組み立てられることにより、本考案の全方向振動検知ス
イッチが洗濯機に組み立てられる。このように構成され
た本考案の全方向振動検知スイッチを有する洗濯機の作
動について以下に説明する。
【0014】図3ないし図5には、本考案の洗濯機の全
方向振動検知スイッチの作用に対する説明図が示されて
いる。図3は洗濯機の非稼働状態、つまり、通常時の状
態図であり、ここにおいては下部接点と上部接点
離れている状態が示されている。図4には洗濯機が前後
左右の振動を受けた場合のスイッチ動作状態が示されて
いる。
【0015】すなわち、洗濯機において洗濯槽7が前後
左右方向に振動を受けるようになれば、この洗濯槽7の
上縁部の適所に設置されている振動感知ブロック4が振
動により傾くようになり、したがって、前後左右に揺動
し、これによって、通常時非接触状態に位置を保持して
いた垂直棒24が上記振動感知ブロック4のさい頭円錐
形孔41の壁部に接触すると同時に、この振動の揺動力
によって揺動させられ、この揺動が球面支持台23と一
体に揺動する下部接点2が、上記球面支持台23と共に
球面部11において接触された状態で揺動し、よって、
図4におけるように下部接点2が傾き、一方が上昇され
固体されている上部接点3(図面において右側位置)が
スイッチングされることにより、洗濯槽7の動作を停止
させるのである。
【0016】図5には、洗濯槽7が上下振動を受ける時
の作動状態が示されている。すなわち、洗濯槽7を弾性
支持するスプリング71等が上下運動する振動を受けた
時、これらがダンピング運動を発生する。このようにダ
ンピング運動が発生すると、洗濯槽7の上端部の適所に
設置されている振動検知ブロック4がダンピングし、従
って、さい頭円錐形孔41もダンピングするようになる
し、上記円錐形孔41の低面が垂直棒24の下部端部に
接触する。よって、稼働接点である下部接点2が球面支
持台23と共に、球面部11から浮上し、固定接点であ
る上部接点3との間に介在されている弾性スプリング5
の付勢力に抗して、下部接点のフランジ部22と上部接
点のフランジ部32が向かい合って接触してスイッチン
グされ、これによって洗濯機具駆動モータが停止するよ
うに作用する。
【0017】このように作動することにより、本考案の
振動検知装置は前後左右方向の振動検知は勿論のこと、
従来においてはなし得なかった上下方向の振動検知作用
も、単に、一組のスイッチ部と振動感知ブロックの連合
動作によって、確実に行うことができる。
【0018】
【発明の効果】このように本考案の全方向振動検知スイ
ッチが提供される洗濯機の構成によって、洗濯槽の前後
左右の振動に関しては勿論のこと、洗濯槽の以上振動
中、特に洗濯機の起動初期に発生される不均衡に因り、
洗濯槽の上下方向の振動に対しても安定的に制御し、洗
濯機の駆動を停止させることができ、さらに、甚だ簡単
なる構造の振動検知スイッチが付着された洗濯機を提供
することにより、洗濯機を安全運転できると同時に、洗
濯機の寿命を延長させる等の卓越なる効果を現すことが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の全方向振動検知スイッチを設けた洗濯
機の概略図である。
【図2】本考案の全方向振動検知スイッチの各構成要素
の分解斜視図である。
【図3】本考案の全方向振動検知スイッチの作動状態図
であって、洗濯槽の通常時の状態を示す図である。
【図4】 本考案の全
方向振動検知スイッチの作動状態図であって、洗濯槽の
振動が前後左右に過度に振動する状態を示す図である。
【図5】本考案の全方向振動検知スイッチの作動状態図
であって、洗濯槽の振動が上下に過度に振動する状態を
示す図である。
【符号の説明】
下板 2 下部接点 3 上部接点 4 振動検知ブロック 5 弾性スプリング 6 ケース部 22 第1フランジ 23 球面支持台 24 垂直棒 32 第2フランジ 41 空洞部 61 固定部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯槽の過振動を制御する振動スイッチ
    において、 洗濯槽の上部一側にブロックで設置され、該ブロックの
    上部において垂直方向に形成される空洞部を有する振動
    検知手段と、 前記空洞部の内面により接触移動して、全方向に移動す
    る振動伝達手段を有する球面支持台と、 前記球面支持台と同一な球面を有し、外周縁に第1フラ
    ンジを形成させ、前記球面支持台に載せて、前記振動伝
    達手段の運動に従って稼動する下部接点と、 前記下部接点の第1フランジ部に接触できる第2フラン
    ジ部を外周縁に形成させ、中央部に孔を形成させて前記
    下部接点と接触する上部接点と、 前記上部接点と前記下部接点間に介在し、正常時に前記
    上部接点と前記下部接点を互いに離す状態を維持させる
    弾性部材と、 前記上部接点と孔と結合する突出部を中心内部に有し、
    前記上部接点、前記下部接点と球面支持台を覆うケース
    部とからなり、前記洗濯槽の前後左右及び上下の全方向
    の過振動に対し、前記接点等により洗濯槽の過振動を制
    御するように構成した振動検知装置。
  2. 【請求項2】 前記球面支持台を洗濯機の上段蓋部の下
    端に形成された球面部において摺動可能としたことを特
    徴とする請求項1記載の振動検知スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記球面支持台の振動伝達手段を前記球
    面部の中心の開口孔を通過して、前記振動検知手段の空
    洞部内に吊り下げたことを特徴とする請求項2記載の
    動検知スイッチ
  4. 【請求項4】 前記弾性部材の一端を前記下部接点の内
    部中央部の突出部にて支持し、他端を前記ケース部の中
    央部に挿入される固定部で支持することを特徴とする請
    求項1記載の洗濯機の全方向検知スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記空洞部が上広下狭のさい頭円錐形の
    孔にてなされることを特徴とする請求項1記載の振動検
    知スイッチ。
JP5575191U 1990-06-30 1991-06-21 全方向振動検知スイッチを有する洗濯機 Expired - Lifetime JPH081746Y2 (ja)

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KR900009429 1990-06-30

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JPH0489287U JPH0489287U (ja) 1992-08-04
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