JPH0518654Y2 - - Google Patents

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JPH0518654Y2
JPH0518654Y2 JP12211788U JP12211788U JPH0518654Y2 JP H0518654 Y2 JPH0518654 Y2 JP H0518654Y2 JP 12211788 U JP12211788 U JP 12211788U JP 12211788 U JP12211788 U JP 12211788U JP H0518654 Y2 JPH0518654 Y2 JP H0518654Y2
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pendulum
piezoelectric actuator
pendulum member
compensation mechanism
optical path
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  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、レベル等の測量装置の装置本体内に
収容され、反射光学部材を懸吊させた振子構造の
光路自動補償機構に関する。
〔従来技術〕
レベルには、一般に枠体内において反射鏡を懸
吊した振子構造の光路自動補償機構が内蔵されて
いる。そして振子部材を保護する等のため、スト
ツパー部材によつて振子部材が所定量以上揺動で
きないようになつている。
ところが、装置本体の傾斜が大きくなる等して
振子部材が揺動し、ストツパ部材に当接した場合
に、振子部材がストツパ部材に接触したままの状
態となる、いわゆる吸付現象を起こすことが知ら
れている。そして吸付現象を起こすと光路自動補
償機構が作動せず、誤つた測量をしてしまうこと
が考えられることから、この対策として、従来で
は振子部材や装置本体を叩き、この衝撃によつて
振子部材をストツパ部材から分離するようにして
いる。
〔考案の解決しようとする課題〕
しかし前記した従来の方式では、振子部材や装
置本体を傷つけ、測定精度を狂わせるおそれがあ
り、好ましいことではない。さらに吸付現象が起
こる度に振子部材を分離する作業を必要とし、測
量における作業効率が非常に悪いという問題もあ
つた。
本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなされた
もので、その目的は吸付現象の発生を未然に防ぐ
ことの可能な測量装置における光路自動補償機構
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案に係る測量
装置における光路自動補償機構においては、測量
装置の装置本体内に収容され、反射光学部材を懸
吊させた振子構造の光路自動補償機構であつて、
振子部材の揺動路上に、振子部材の所定量以上の
揺動を阻止するストツパとして作用するととも
に、当接した振子部材に振動を伝達する圧電アク
チユエータの振動伝達部材と、前記振子部材の振
動伝達部材への接近を検出して前記圧電アクチユ
エーターを作動させるスイツチが設けるようにし
たものである。
〔作用〕 振子部材が揺動して、振子部材と装置本体間の
傾斜量が所定値以上となると、スイツチが振子部
材の振動伝達部材への接近を検知し、圧電アクチ
ユエーターを作動させる。振動伝達部材に当接し
た振子部材には、振動伝達部材を介して圧電アク
チユエータの振動が伝達される。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の一実施例を示すもので、レベ
ルに内蔵される自動補償機構の要部斜視図であ
る。
この図において、符号10は、内枠11に対し
4本の吊線12で吊られた振子部材で、振子部材
10の上面に反射鏡13が載置固定されている。
振子部材10には門型支柱14が垂設され、こ
の支柱14は内枠11の開口部11aを貫通し、
ここに制動板16が取り付けられている。制動板
16の両側には、内枠11の開口部11aに支持
された磁石(図示せず)が対設されており、制動
板16の動きを拘束して振子部材10の揺動を抑
制するようになつている。そしてこの内枠11
は、図示しない矩形状の枠組構造体(外枠)に組
み付けられて、レベルの鏡筒内所定位置に収容固
定されている。符号Bはレベルの鏡筒に形成され
た自動補償機構組付用の凹部底面を示す。
符号20は、通電されることによつて振動する
平板形状の圧電アクチユエーターで、架盤21上
に対設され、架盤21を介して収容凹部底面Bに
ねじ締結されている。そして圧電アクチユエータ
ー20の上端部は、振子部材10の揺動路上に突
出するように配置されており、振子部材10の揺
動量を規制するストツパーとして作用する。また
符号10aは、揺動部材10の揺動方向(アクチ
ユエーター側)の両端側部下方に突設されている
突出部で、揺動部材10が揺動した場合にアクチ
ユエーター20に当接できる大きさとされてい
る。
アクチユエーター20の上方には、ブラケツト
22で支持された無接点式近接スイツチ24が検
出面を揺動部材10側に向けて対設されている。
そして圧電アクチユエーター20はこの近接スイ
ツチ24を介して電源28に接続されている。な
お符号29は直流を交流に変換する変換器であ
る。
一方、振子部材10の近接スイツチ24に対向
する側面には、銅等の導電材からなる突出子26
が突設されている。近接スイツチ24は、検出面
における静電容量が設定値以上となると回路が
ONとなる静電容量感応式スイツチで、振子部材
10が揺動して突出子26がスイツチ24に接近
し、スイツチ24と突出子26との間隔が所定値
以下となると圧電アクチユエーター20への通電
回路に通電が行われるようになつている。そして
圧電アクチユエーター20に通電されると、圧電
アクチユエーター20が振動し、このとき振子部
材側が突出部10aが振動している圧電アクチユ
エーター20と接触し、揺動方向と逆方向にはじ
かれるようになつている。
そして振子部材10がはじかれて圧電アクチユ
エーター20から所定値以上離れると、近接スイ
ツチ検出面での静電容量が設定値以下となり、圧
電アクチユエーター20への通電が停止され、振
動が止む。
このように本実施例では、振子部材10の揺動
量が大きくなつてストツパー部材でもある圧電ア
クチユエーター20に接近状態となると、圧電ア
クチユエーター20が自動的に振動を開始し、当
接する振子部材10をはじき返すので、吸付現象
は未然に防止される。また圧電アクチユエーター
20の作動は振子部材10の傾きが大となつたと
きだけであり、圧電アクチユエーター20を常時
作動させている訳ではないので、消費電力も少な
くてすむ。
なお本実施例では、振子部材10がストツパー
部材でもある圧電アクチユエーター20に接触す
ると、振子部材10に圧電アクチユエーター20
の振動が伝達され、このためレベルの視準望遠鏡
の視界が乱れ、作業者に測定不能の状態にあるこ
とを警告するという効果もある。
第2図は本考案の他の実施例を示すもので、圧
電アクチユエーター20と振子部材10との当接
面に接触端子30,30a,30b,を設けると
ともに、圧電アクチユエーター20を含む通電回
路を形成し、両接触端子30a,30bによつて
接触スイツチ30を構成し、端子30a,30b
の接触によつて圧電アクチユエーター20に交流
が通電されて振動するようにしたものである。そ
の他は前記した実施例と同一であり、同一の符号
をすることによりその説明は省略する。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案に係る
測量装置における光路自動補償機構によれば、振
子部材が揺動して、振子部材と装置本体間の傾斜
量が所定値以上となると、スイツチが振子部材の
振動伝達部材への接近を検知し、圧電アクチユエ
ーターが作動して、振子部材に振動伝達部材を介
して圧電アクチユエータの振動が伝達され、これ
によつて振子部材が揺動方向と逆方向にはじかれ
る。しかして本考案に係る光路自動補償機構にお
いては、吸付現象が未然に防止され、あるいは吸
付現象が発生したとしてもたちどころに解除され
るので、吸付現象をいちいち解除するわずらわし
さもなく効率よく測量作業を遂行できる。
また振子部材が圧電アクチユエーターの振動伝
達部材に接触することにより、圧電アクチユエー
ターからの振動が伝達されて視界が乱れ、測定困
難な状況にあることを作業者に知らせるという効
果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すもので、レベ
ルに使用される光路自動補償機構の要部斜視図、
第2図は本考案の他の実施例である光路自動補償
機構の要部断面図である。 10……振子部材、12……吊線、13……反
射光学部材である反射鏡、20……圧電アクチユ
エーター、24……近接スイツチ、30……接触
スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 測量装置の装置本体内に収容され、反射光学部
    材を懸吊させた振子構造の光路自動補償機構であ
    つて、振子部材の揺動路上には、振子部材の所定
    量以上の揺動を阻止するストツパとして作用する
    とともに、当接した振子部材に振動を伝達する圧
    電アクチユエータの振動伝達部材と、前記振子部
    材の振動伝達部材への接近を検出して前記圧電ア
    クチユエーターを作動させるスイツチが設けられ
    たことを特徴とする測量装置における光路自動補
    償機構。
JP12211788U 1988-09-20 1988-09-20 Expired - Lifetime JPH0518654Y2 (ja)

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JP12211788U JPH0518654Y2 (ja) 1988-09-20 1988-09-20

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JP12211788U JPH0518654Y2 (ja) 1988-09-20 1988-09-20

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Publication Number Publication Date
JPH0243610U JPH0243610U (ja) 1990-03-26
JPH0518654Y2 true JPH0518654Y2 (ja) 1993-05-18

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