JP2580328Y2 - 測量機 - Google Patents
測量機Info
- Publication number
- JP2580328Y2 JP2580328Y2 JP1597493U JP1597493U JP2580328Y2 JP 2580328 Y2 JP2580328 Y2 JP 2580328Y2 JP 1597493 U JP1597493 U JP 1597493U JP 1597493 U JP1597493 U JP 1597493U JP 2580328 Y2 JP2580328 Y2 JP 2580328Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- correction device
- angle correction
- cover
- surveying instrument
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、測量機に関するもので
ある。更に詳しくは高度角補正装置を具備する測量機に
関するものである。
ある。更に詳しくは高度角補正装置を具備する測量機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、測量機では、光学部材を懸吊
して重力方向を基準にして、望遠鏡の視準線が自動的に
正確な水平視準線となるような、懸吊方式による高度角
補正装置が装着使用されている。近年、軽量化及び原価
低減のために、測量機においても各種の構成部材に樹脂
製部材が多用されてきている。樹脂製部材には静電気が
発生しがちであり、発生した静電気が操作性や測定精度
等に及ぼす種々の悪影響は無視しえないものとなってい
る。なかでも、高度角補正装置を本体内部に収納するた
めに穿設された開口部を覆うカバーは、光学部材を懸吊
する振子部材の近傍に位置することから、発生した静電
気が光学部材の振動に影響を与え、高度角補正が不充分
となって、このために自動的に得られる視準線の水平精
度が低下するという問題があった。
して重力方向を基準にして、望遠鏡の視準線が自動的に
正確な水平視準線となるような、懸吊方式による高度角
補正装置が装着使用されている。近年、軽量化及び原価
低減のために、測量機においても各種の構成部材に樹脂
製部材が多用されてきている。樹脂製部材には静電気が
発生しがちであり、発生した静電気が操作性や測定精度
等に及ぼす種々の悪影響は無視しえないものとなってい
る。なかでも、高度角補正装置を本体内部に収納するた
めに穿設された開口部を覆うカバーは、光学部材を懸吊
する振子部材の近傍に位置することから、発生した静電
気が光学部材の振動に影響を与え、高度角補正が不充分
となって、このために自動的に得られる視準線の水平精
度が低下するという問題があった。
【0003】このような問題のための解決の試みの一と
して、例えば、実公平4−48490号公報には、樹脂
製の蓋本体が鏡筒本体と接触するように設けられ、蓋本
体と鏡筒本体とを導通させる導電性膜からなるように構
成し、蓋本体に発生した静電気を鏡筒本体に落とすこと
により除去する技術が開示されている。
して、例えば、実公平4−48490号公報には、樹脂
製の蓋本体が鏡筒本体と接触するように設けられ、蓋本
体と鏡筒本体とを導通させる導電性膜からなるように構
成し、蓋本体に発生した静電気を鏡筒本体に落とすこと
により除去する技術が開示されている。
【0004】
【0005】しかし実公平4−48490号公報に記載
された技術は、具体的には導電性膜を蓋本体の内面に塗
装等で形成するものであった。このために導電性膜を形
成する工程が必要であるが、これは手間と原価とがかか
る工程であり、又使用中に膜の磨滅等によって生ずるむ
らによる接触不良が起きやすく導通が不充分となるなど
の問題があった。
された技術は、具体的には導電性膜を蓋本体の内面に塗
装等で形成するものであった。このために導電性膜を形
成する工程が必要であるが、これは手間と原価とがかか
る工程であり、又使用中に膜の磨滅等によって生ずるむ
らによる接触不良が起きやすく導通が不充分となるなど
の問題があった。
【0006】本考案は上記の課題に鑑み、簡単かつ廉価
な構成で、容易にカバーの静電気を除去できる測量機を
提供することを目的とする。
な構成で、容易にカバーの静電気を除去できる測量機を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、本体と、前記
本体に固定され、光学部材と一体に懸吊された振子部材
を有する高度角補正装置と、前記高度角補正装置を前記
本体内部に収納するために穿設された開口部を覆蓋する
樹脂製のカバーとを具備する測量機において、一端が前
記カバーと、他端が前記高度角補正装置とそれぞれ接触
して、両者の間を導通させる電導性部材を具備すること
を特徴とするものである。
本体に固定され、光学部材と一体に懸吊された振子部材
を有する高度角補正装置と、前記高度角補正装置を前記
本体内部に収納するために穿設された開口部を覆蓋する
樹脂製のカバーとを具備する測量機において、一端が前
記カバーと、他端が前記高度角補正装置とそれぞれ接触
して、両者の間を導通させる電導性部材を具備すること
を特徴とするものである。
【0008】
【作用】本体の開口部を覆蓋する樹脂製のカバーと本体
内に装着された高度角補正装置との間を、電導性部材が
導通して、カバーの静電気を除去する。
内に装着された高度角補正装置との間を、電導性部材が
導通して、カバーの静電気を除去する。
【0009】
【実施例】本考案の一実施例を図1により説明する。一
実施例は自動補正装置付水準器、いわゆるオートレベル
であり、図1には本体とその内部に装着された高度角補
正装置との概略が示されている。本体1は金属製の鏡筒
で、開口部1aはカバー2により気密に覆われている。
本体1には高度角補正装置3が固設されていて、高度角
補正装置3にはミラー4とミラー5とが望遠鏡の視準軸
上に来る位置に固設されている。ミラー6は高度角補正
装置3から懸吊された吊り板7の下部に設けられた支持
板8に、反射面を上向きにして支持されている。おもり
9はミラー6と一体に振れるように設けられた誘電体の
制振板であり、マグネット10のN極とS極との2極が
おもり9を両側から挿むように設けられている。おもり
9とマグネット10とがミラー6の振れを制振する制振
装置を構成している。
実施例は自動補正装置付水準器、いわゆるオートレベル
であり、図1には本体とその内部に装着された高度角補
正装置との概略が示されている。本体1は金属製の鏡筒
で、開口部1aはカバー2により気密に覆われている。
本体1には高度角補正装置3が固設されていて、高度角
補正装置3にはミラー4とミラー5とが望遠鏡の視準軸
上に来る位置に固設されている。ミラー6は高度角補正
装置3から懸吊された吊り板7の下部に設けられた支持
板8に、反射面を上向きにして支持されている。おもり
9はミラー6と一体に振れるように設けられた誘電体の
制振板であり、マグネット10のN極とS極との2極が
おもり9を両側から挿むように設けられている。おもり
9とマグネット10とがミラー6の振れを制振する制振
装置を構成している。
【0010】高度角補正装置3には金属板11がビス3
aにより固定されている。金属板11はカバー2の内面
に沿って延在するバネを形成し、その一部がカバー2に
接触するようになっている。
aにより固定されている。金属板11はカバー2の内面
に沿って延在するバネを形成し、その一部がカバー2に
接触するようになっている。
【0011】次に動作について説明する。本体1が大略
水平に設置されると、ミラー6は高度角補正装置3から
懸吊されて重力の作用で振子となって振動する。この振
動はおもり9とマグネット10とにより構成されている
制振装置の作用で制振され、ミラー6は重力方向を基準
とした位置に停止する。このミラー6の停止した状態で
の望遠鏡の光路は、ミラー5、ミラー6、ミラー4で順
次反射し、望遠鏡が機械的に水平に対して傾斜していて
も、公知の如く視準線は、自動的に正確な水平視準線と
なる。
水平に設置されると、ミラー6は高度角補正装置3から
懸吊されて重力の作用で振子となって振動する。この振
動はおもり9とマグネット10とにより構成されている
制振装置の作用で制振され、ミラー6は重力方向を基準
とした位置に停止する。このミラー6の停止した状態で
の望遠鏡の光路は、ミラー5、ミラー6、ミラー4で順
次反射し、望遠鏡が機械的に水平に対して傾斜していて
も、公知の如く視準線は、自動的に正確な水平視準線と
なる。
【0012】カバー2は、樹脂製であって摩擦等によっ
ても静電気が発生しがちであるが、その上に、制振装置
が誘電体のおもり9とこれを両側から挿むように設けら
れたマグネット10とから構成されているために、ミラ
ー6の振動に伴うおもり9の振動により発生する磁場の
影響で静電気の発生量が多い。
ても静電気が発生しがちであるが、その上に、制振装置
が誘電体のおもり9とこれを両側から挿むように設けら
れたマグネット10とから構成されているために、ミラ
ー6の振動に伴うおもり9の振動により発生する磁場の
影響で静電気の発生量が多い。
【0013】カバー2に発生した静電気は、カバー2に
接触している金属板11を介して高度角補正装置3にお
とされ、カバーの静電気が除去される。
接触している金属板11を介して高度角補正装置3にお
とされ、カバーの静電気が除去される。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案の測量機は、
電導性部材によって、本体の開口部を覆蓋する樹脂製の
カバーと本体内に装着された高度角補正装置との間を導
通するから、カバーの静電気を簡単かつ廉価な構成で、
容易に除去することができる。
電導性部材によって、本体の開口部を覆蓋する樹脂製の
カバーと本体内に装着された高度角補正装置との間を導
通するから、カバーの静電気を簡単かつ廉価な構成で、
容易に除去することができる。
【図1】一実施例にかかるオートレベルの本体とその内
部に装着された高度角補正装置とを示す概略図。
部に装着された高度角補正装置とを示す概略図。
1・・・本体 1a・・・開口部 2・・・カバー 3・・・高度角補正装置 3a・・・ビス 4、5、6・・・ミラー 7・・・吊り板 8・・・支持板 9・・・おもり 10・・・マグネット 11・・・金属板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 5/02 G01C 1/00 - 1/14 G01C 9/00 - 9/36
Claims (1)
- 【請求項1】本体と、前記本体に固定され、光学部材と
一体に懸吊された振子部材を有する高度角補正装置と、
前記高度角補正装置を前記本体内部に収納するために穿
設された開口部を覆蓋する樹脂製のカバーとを具備する
測量機において、 一端が前記カバーと、他端が前記高度角補正装置とそれ
ぞれ接触して、両者の間を導通させる電導性部材を具備
することを特徴とする測量機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1597493U JP2580328Y2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 測量機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1597493U JP2580328Y2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 測量機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0669722U JPH0669722U (ja) | 1994-09-30 |
JP2580328Y2 true JP2580328Y2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=11903684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1597493U Expired - Lifetime JP2580328Y2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 測量機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580328Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-10 JP JP1597493U patent/JP2580328Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0669722U (ja) | 1994-09-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7134211B2 (en) | Laser level | |
US3936197A (en) | Self-leveling laser assembly | |
US5552886A (en) | Laser beam transmitting apparatus | |
US5917587A (en) | Automatic plumb laser beam generator | |
JP4091202B2 (ja) | 測定装置用の懸架装置 | |
JPH0721411B2 (ja) | 光水準測量装置 | |
US5900931A (en) | Self-leveling system for optical distance measuring instruments | |
JP2580328Y2 (ja) | 測量機 | |
EP1061382B1 (fr) | Dispositif capteur d'ondes élastiques compensé électriquement des effets de l'inclinaison | |
JP3435788B2 (ja) | レーザ投光装置 | |
JP2770125B2 (ja) | 測量機 | |
US3838927A (en) | Metering device using a pendulum for determining gravitational reference direction | |
JP3855338B2 (ja) | ナビゲーション用角速度センサ | |
JP3567030B2 (ja) | ローリング角測定装置 | |
JPH07243855A (ja) | 可視光ビームの投光装置 | |
JPH0544601B2 (ja) | ||
JP2505644Y2 (ja) | 気泡管用反射鏡装置 | |
JP3203567B2 (ja) | 加速度計 | |
JPS5890173A (ja) | 加速度計の偏位検出装置 | |
JPS61168829A (ja) | 光電スイツチの取付ユニツト | |
JPH041449Y2 (ja) | ||
JP3353791B2 (ja) | 水平基準光束形成測量機械 | |
JPH09196668A (ja) | 傾斜角センサの取り付け装置 | |
JPH089607Y2 (ja) | 簡易自動水準儀 | |
JPS6224723B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080626 Year of fee payment: 10 |