JP2770125B2 - 測量機 - Google Patents

測量機

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JP2770125B2
JP2770125B2 JP6078091A JP7809194A JP2770125B2 JP 2770125 B2 JP2770125 B2 JP 2770125B2 JP 6078091 A JP6078091 A JP 6078091A JP 7809194 A JP7809194 A JP 7809194A JP 2770125 B2 JP2770125 B2 JP 2770125B2
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pendulum
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昭 渡辺
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旭精密株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、望遠鏡の鏡筒が水平線
に対して傾斜した時に視準軸を水平に保つように構成さ
れた補正装置を有する測量機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、測量機として、望遠鏡の鏡筒が水
平線に対して傾斜しても、視準軸を水平に保つように構
成された補正装置を有するものが知られている。この補
正装置は、複数のひも(帯状の板)によって懸垂された
光学部材から成る振子を有しており、鏡筒が水平位置か
ら傾斜すると、対物レンズと接眼レンズの間の光路が光
学部材によって屈曲され、これにより視準軸が水平に保
たれる。
【0003】このような測量機において、補正装置の上
方に設けられ、鏡筒開口部を閉塞するカバーは、重量の
軽減、コストの低減のため、合成樹脂から成形されるこ
とが多い。しかしカバーは外部に露出しているため、表
面に摩擦が生じる機会が多く、通常の合成樹脂の場合、
静電気が帯電しやすい。この静電気により補正装置内の
振子の正常な動きが妨げられる。その対策として、実公
平4−48490号公報において、合成樹脂製のカバー
の内壁面に、塗装あるいはメッキにより導電性膜を形成
した構成が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな導電性膜を形成したカバーの製造工程は複雑であ
り、製造コストが高くなるという問題がある。一方、カ
バー自体に導電性の樹脂材料を用いることも考えられる
が、導電性の樹脂材料は一般の樹脂材料に比べて外観が
劣るため、表面に化粧用の塗装が必要となり、結果的に
コストがかかるという問題がある。
【0005】本発明は以上のような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、カバーに帯電した静電気が補正装置
に影響するのを防止するとともに、製造が容易であり、
製造コストが低く抑えられる測量機を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る測量機は、
望遠鏡の鏡筒内に設けられ、この鏡筒が水平線に対して
傾斜しても視準軸を常に水平に保つための補正装置と、
鏡筒の開口部に対して着脱自在な合成樹脂製のカバー
と、このカバーに独立して設けられ、カバーを除去した
状態であっても、補正装置の振り子を覆うように、補正
装置に一体的に取り付けられた導電性遮蔽板とを備え、
この導電性遮蔽板は鏡筒に電気的に接続されていること
を特徴としている。
【0007】
【実施例】以下図示実施例により本発明を説明する。図
1は本発明の第1の実施例に係る測量機の部分断面図で
ある。この測量機は、鏡筒12を有しており、水平線か
らの角度、距離等を測量する。鏡筒12は円筒形状を有
し、内部の部品等の組付精度を維持するために導電性の
金属等で形成される。反射プリズム15および反射ダハ
プリズム16は、後述する振子30の吊枠22に固定さ
れており、鏡筒12の一端には接眼レンズ14が設けら
れている。鏡筒12には開口部12aが形成され、この
開口部12aにはカバー13が装着される。カバー13
は重量の軽減、コストの低減のため、非金属製の合成樹
脂等から成形される。
【0008】補正装置21は鏡筒12内のカバー13の
下方の位置に設けられている。補正装置21の構成を、
図2、3を参照して説明する。図2は補正装置21の斜
視図であり、図3はこの補正装置21の断面図である。
なお、図2、3では説明を簡単にするために、反射プリ
ズム15、反射ダハプリズム16(図1)等が省略され
ている。
【0009】吊枠22は鏡筒12にネジ17を介して固
定されており、吊枠22の上端には導電性遮断板23が
固定ネジ28により固定されている。吊枠22には開口
部22aが形成され、この開口部22aにおいて、導電
性遮断板23にはマグネット取付枠24が固定されてい
る。マグネット取付枠24はコの字型に成形され、マグ
ネット取付枠24の両脚部は下方に向かって延びてい
る。マグネット取付枠24の両脚部にはマグネット25
がそれぞれ固定されており、これらのマグネット25は
後述する制動板34に対向している。吊枠22、導電性
遮断板23は導電性の金属材料および導電性樹脂材料等
から成形され、吊枠22を介して鏡筒12に電気的に接
続されている。
【0010】振子30は吊枠22に接続された懸垂帯2
6により、吊枠22に対して重力方向を基準として懸垂
されている。振子30は底部31と、この底部31から
上方に延びる支持部33を有している。底部31には懸
吊ミラー32が略水平に取り付けられており、懸吊ミラ
ー32は反射プリズム15(図1)より入射した光軸を
反射させ、反射ダハプリズム16(図1)の方向に屈曲
させる。
【0011】制動板34は、銅等の極めて導電率のよい
材料で成形され、ネジ35により支持部33に固定され
ている。この制動板34は通常、対向するそれぞれのマ
グネット25から略等距離の位置にある。吊枠22には
制限板27が取り付けられ、この制限板27に螺合され
た調整ネジ27aは、振子30の支持部33に向かって
延びている。調整ネジ27aの先端は支持部33に対
し、所定の間隙をもって対向しており、振子30のマグ
ネット25に向かう方向の移動を制限している。
【0012】本測量機が地面に対して水平に設置された
場合、図1において対物レンズ(図示せず)より入射し
た対象物の入射光線の光路は、反射プリズム15、反射
ダハプリズム16および懸垂ミラー32でそれぞれ屈曲
された後、接眼レンズ14に入射する。これに対して本
測量機が多少傾いて据え付けられ、鏡筒12が水平線に
対して傾斜した場合、懸垂ミラー32が基準位置より所
定量傾き、これにより入射光線の光路が変化し、視準軸
が水平に保たれる。なお、この作用は従来公知であるの
で、その説明は省略する。
【0013】本測量機が振動すると振子30も振動しよ
うとする。しかし振子30の制動板34がマグネット2
5に平行な方向に振動すると、一対のマグネット25の
間に発生する磁力線を垂直に横切るため、制動板34に
渦電流が発生する。この渦電流によって制動板34の動
きは制動され、マグネットダンパ効果が生じる。このマ
グネットダンパ効果により振子30のマグネット25に
平行な方向の振動は抑制される。また振子30のマグネ
ット25に向かう方向の振動は、支持部33が調整ネジ
27aに当接することにより抑制される。以上により振
子30の動作が安定し、良好な測量が行われる。
【0014】カバー13は、本測量機の外部に露出して
いるとともに合成樹脂で成形されているので静電気が帯
電しやすい。しかし、この静電気により導電性遮蔽板2
3が帯電しても、この導電性遮蔽板23に発生した静電
気は吊枠22を介して鏡筒12に逃げていくため、補正
装置21(特に制動板34)が静電気の影響を受けるこ
とがなく、視準軸の良好な補正が行われる。
【0015】導電性遮蔽板23の取付け作業は、矩形の
導電性遮蔽板23の四隅を吊枠22の上端に固定ネジ2
8で固定するだけでよく、極めて容易である。また導電
性遮蔽板23は導電性のものであれば特に限定されず、
また特に高精度に取付ける必要もない。したがって市販
されている材料を用いることもでき、製造コストを低く
抑えることができる。またマグネット25を取付けたマ
グネット取付枠24を導電性遮蔽板23に固定している
ため、マグネット取付枠24の構造を非常に簡単にする
ことが可能となり、製造コストを低く抑えることができ
る。
【0016】図4は本発明の第2の実施例に係る測量機
の部分断面図、図5は補正装置21の斜視図、図6は図
5のVI-VI 線に沿って切断したときの断面図である。図
4〜6を参照して第2の実施例の構成を説明する。な
お、上記第1の実施例と同一または相当する部分は同一
符号で示してあり、重複説明を省略する。
【0017】第2の実施例では、制動板34の上端にバ
ランスウエイト35が取り付けられている。また導電性
遮断板23はバランスウエイト35を覆うように円錐台
状に成形され、固定ネジ28により吊枠22に取り付け
られている。マグネット取付枠24は馬蹄形を呈し、円
弧状の中間部24aと、両脚部において外側に折れ曲が
っている折曲部24bにより構成されており、折曲部2
4bにおいて吊枠22に固定されている。
【0018】本実施例の測量機では、第1の実施例と同
様の効果が得られることに加えて、導電性遮断板23の
取付工程とマグネット25およびマグネット取付枠24
の取付工程が別工程となるため、マグネット25をより
簡単に取付け可能である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、カバーに
帯電した静電気が補正装置に影響するのを防止するとと
もに、製造が容易であり、製造コストが低く抑えられる
測量機を提供するこができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る測量機の部分断面
図である。
【図2】図1の測量機の補正装置の斜視図である。
【図3】図1の測量機の補正装置の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る測量機の部分断面
図である。
【図5】図4の測量機の補正装置の斜視図である。
【図6】図4の5のVI-VI 線に沿って切断したときの断
面図である。
【符号の説明】
11 望遠鏡 12 鏡筒 12a 開口部 13 カバー 21 補正装置 23 導電性遮断板 30 振子
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 5/02 G01C 1/02 G01C 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 望遠鏡の鏡筒内に設けられ、この鏡筒が
    水平線に対して傾斜しても視準軸を常に水平に保つため
    の補正装置と、前記鏡筒の開口部に対して着脱自在な
    成樹脂製のカバーと、このカバーに独立して設けられ、
    前記カバーを除去した状態であっても、前記補正装置の
    振り子を覆うように、前記補正装置に一体的に取り付け
    られた導電性遮蔽板とを備え、この導電性遮蔽板は前記
    鏡筒に電気的に接続されていることを特徴とする測量
    機。
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