JPH08174624A - 枠体付きパネル及びその製造法 - Google Patents

枠体付きパネル及びその製造法

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JPH08174624A
JPH08174624A JP6323129A JP32312994A JPH08174624A JP H08174624 A JPH08174624 A JP H08174624A JP 6323129 A JP6323129 A JP 6323129A JP 32312994 A JP32312994 A JP 32312994A JP H08174624 A JPH08174624 A JP H08174624A
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俊和 伊藤
Yoshio Horiki
義男 堀木
Kunio Nakada
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネルの破損やキズ及び枠体のシワや浮上り
等の発生を解消し、容易に高効率で押出成形ができ、仕
上げが優れ見栄えの向上が図れ、均一状断面で全体寸法
も精度がよくなり、接着強度を向上する。 【構成】 周縁が直線部とコーナー曲線部から成るパネ
ルの周縁表面と端面を含む周縁部に、所期の枠体を押出
成形によって形成した枠体付きパネルにおいて、前記周
縁部の少なくとも一部分に金属体を固着配置せしめ、該
金属体を包み込むように前記押出成形をすることでなる
枠体を該周縁部に一体的に備えた枠体付きパネル。及び
その製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パネル、ことに無機質
ならびに有機質のガラス板状体、例えば平板状または曲
げ板状を有する生あるいは強化された単板、合せあるい
は複層ガラスなどのパネルに、押出成形によって枠体を
成形一体化する際におけるパネルへの枠体の接着強度を
より向上せしめた枠体付きパネル及びその製造法に関す
る。
【0002】建築用ならびに車輌用等種々の窓部材ある
いは扉部材等に採用し得る有用な枠体付きパネル及びそ
の製造法を提供するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、例えば車輌用窓ガラスのようなパ
ネルの周縁部に、枠体を一体的に押出成形する手段で装
着する方法としては、例えば本出願人が既に出願した特
開平4-261822号公報に記載した枠体付きパネルの製造方
法及び製造装置などを提案している。また一方では特開
平3-193643号公報に記載されたガラス板、ガラス板の製
造方法及びこの方法を実施する装置などが提案されてい
る。
【0004】例えば特開平3-193643号公報には、特に自
動車のための、窓開口部のフレームに直接接着されるよ
うになっているガラス板であって、パネルに対面するガ
ラスの表面上に適当な重合体を押出すことにより、重合
体に突出部がもたらされ、ガラス板を固定させる接着剤
の固まる間保護及び中心合わせ部材として用いられる外
郭フレームが設けられているガラス板において、その周
縁に沿って置かれた外郭フレームの保護及び中心合わせ
突出部が、ガラス板から突出するリップであり、このリ
ップはガラスの表面に実質的に平行であり、またガラス
板が取付けられた時ガラス板の縁に平行な開口部パネル
に当接するガラス板であることが記載されている。
【0005】さらに上記ガラス板を製造する方法とし
て、成形押出しノズルがガラス板の縁上に置かれガラス
板に沿って動かされ、またガラス板に重合体が規則正し
く供給され、続いてその流れを停止しそしてノズルがそ
の出発位置にほぼ到達するとガラス板から離れるように
動き、押出しのために、ガラス板の周縁から突出するリ
ップが何らの支持体なしに所定位置に保持されるような
粘性と揺変性を持った重合体が用いられること、またさ
らに押出された外郭の始端と終端との間の変移領域が、
所定大きさの工具によってまっすぐにされ又は調整され
ること、ならびに薄いフイルムで表面を養生すること等
が開示されている。
【0006】他に例えば、特開昭62-286827 号公報に
は、板ガラスの端部に、成形された鋸歯状突起を設けた
仕上げ面を接着固定して、これに連結される帯状の押し
込み型の異形材のU字状断面に、仕上げ面に対応する溝
形状の成形部を形成し、異形材を押し込み係合すること
が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】前述したように、例
えば特開平3-193643号公報に記載のガラス板、ガラス板
の製造方法およびこの方法を実施する装置では、成形押
出しノズルを動かし、単にガラス裏面の表面上のみに、
ガラス板の周縁から突出するリップが何らの支持体なし
に所定位置に保持されるような粘性と揺変性を持った重
合体を用い、しかもノズルがその出発位置にほぼ到達す
るとガラス板から離れるように動かすものであって、ノ
ズルの構成が単純ですむわりには調整がスムーズではな
く、結果として、押出された外郭の始端と終端との間の
変移領域を所定大きさの工具によってまっすぐにする調
整が必要であり、さらに薄いフイルムで表面を養生する
こと等が必要となるものであって、外視されるような品
位にはなり難いものであり、しかも仮に塩化ビニル系樹
脂の枠体として使用すると、使用形態によっては必ずし
も充分な接着強度を有するものとは言い難いこともある
ものである。
【0008】また一方、例えば特開昭62-286827 号公報
に記載の板ガラスでは、板ガラスにしっかり接着し押出
成形で成型された面を有するポリウレタン粘着物質等の
仕上面とし、後付けで相対的小さいクランプ力しかクラ
ンプ異形材によって与えられないときでも、押し込み型
異形材それ自身板ガラスの端部に非常にしっかり固定し
ようとするものであって、パネルに枠体を押出成形で一
体成形する方法で、接着強度をより向上するには、採用
し難く、仮に押し込み型異形材を押出成形枠体にしたと
しても、めざす接着強度とはなり難いものである。
【0009】
【問題点を解決するための手段】本発明は、従来のかか
る問題点に鑑みてなしたものであって、押出成形によっ
て枠体をパネル周縁部に成形一体化する枠体の多様化に
対応すべく、例え枠体が形状変化しても、所期の枠体付
きパネルを押出成形によって製造する際、金属体をパネ
ル周縁部の少なくとも一部に固着せしめて枠体材料を押
出成形し、枠体をパネル周縁部に一体成形するようにし
たものであり、所望の均一状断面で高品位である枠体を
簡単に確実に仕上げることができるようになり、しかも
高表面性で寸法精度がよいものとなり、さらに接着強度
が向上し、シワや浮上り等の発生もなく、効率的な作業
ができるようになり、建築用窓材または扉等はもちろ
ん、自動車用窓材などに広く採用し得る有用な枠体付き
パネル及びその製造法を提供するものである。
【0010】すなわち、本発明は、周縁が直線部とコー
ナー曲線部から成るパネルの周縁表面と端面を含む周縁
部に、所期の枠体を押出成形によって形成した枠体付き
パネルにおいて、前記周縁部の少なくとも一部分に金属
体を固着配置せしめ、該金属体を包み込むように前記押
出成形をすることでなる枠体を該周縁部に一体的に備え
たことを特徴とする枠体付きパネル。
【0011】ならびに、前記金属体を、パネル周縁部の
少なくとも上辺部または/および下辺部に固着配置した
ことを特徴とする上述した枠体付きパネル。さらに、前
記枠体の成形材料が、ポリ塩化ビニル系樹脂であること
を特徴とする上述した枠体付きパネル。
【0012】さらにまた、前記金属体が、ステンレス鋼
であることを特徴とする上述した枠体付きパネル。さら
にまた、前記金属体とパネルとを固着せしめる接着剤
が、エポキシ変性シリコン系であることを特徴とする上
述した枠体付きパネル。
【0013】また、周縁が直線部とコーナー曲線部から
成るパネルの周縁表面と端面を含む周縁部に、所期の枠
体を押出成形によって製造する枠体付きパネルの製造法
において、前記周縁部の少なくとも一部分に金属体を固
着配置せしめた後、該金属体を包み込むように前記押出
成形をすることを特徴とする枠体付きパネルの製造法。
【0014】ならびに、前記金属体を、パネル周縁部の
少なくとも上辺部または/および下辺部に固着配置した
ことを特徴とする上述した枠体付きパネルの製造法。さ
らに、前記枠体の成形材料が、ポリ塩化ビニル系樹脂で
あることを特徴とする上述した枠体付きパネルの製造
法。
【0015】さらにまた、前記金属体が、ステンレス鋼
であることを特徴とする上述した枠体付きパネルの製造
法。さらにまた、前記金属体とパネルとを固着せしめる
接着剤が、エポキシ変性シリコン系であることを特徴と
する上述した枠体付きパネルの製造法をそれぞれ提供す
るものである。
【0016】ここで、前記したように、周縁部の少なく
とも一部分に金属体を固着配置せしめ、該金属体を包み
込むように押出成形をすることでなる枠体を該周縁部に
一体的に備えた枠体付きパネルとしたのは、特にガラス
体と金属体との接着は強力なものとでき、かつ枠体材料
と金属体との接着も力強いものとでき、しかも押出成形
で金属体を心材や基礎ともなるように包み込み枠体を一
体成形でき、全体として密着力アップに繋がることとな
るためである。当然枠体の形状や成形域ならびに支持体
への取付け等の多様化に自在に対応しうることとなる。
【0017】さらに、所望の均一状断面形状で高品位で
ある枠体を簡単に仕上げることができ、しかも高表面性
で寸法精度がよいものとなり、さらに接着強度が向上
し、シワや浮上り等の発生を防止することができ、高い
信頼性を確保できるようになるものである。
【0018】また、前記した枠体ならびに枠体部材の材
料としては、種々のゴムあるいは樹脂有機重合体、なが
でも塩化ビニル系樹脂等である。さらに枠体の形状なら
びに成形位置については金属体を使用するため特に限定
はなく、目的に合う種々の枠体を採用できる。
【0019】また、前記金属体としては、ステンレス
鋼、なかでもSUS430等が好ましいものであり、さらに、
前記金属体をパネル周縁部の少なくとも上辺部または/
および下辺部に固着配置することとしたのは、ガラスア
ンテナの端子部あるいは熱線(ヒーター)の電極端子部
を避けるためであり、上部のみ、下部のみ、あるいは上
下ともにバランスよく目的に整合するよう配置すればよ
い。また最大周縁部全周に配置することもできればよい
ことは言うまでもない。さらに金属体の形状や大きさあ
るいは厚みについては特に限定するものはなく、目的に
合うようにすればよい。
【0020】また、前記金属体とガラスとを固着せしめ
る接着剤としては、エポキシ変性シリコン系の接着剤が
好ましいものである。他に例えば変性アクリル系接着
剤、変性エポキシ系接着剤等が挙げられる。
【0021】また、前記枠体を押出成形するに当たって
は例えばガラス面および金属体面にプライマーとしての
接着剤を塗布した後押出成形をすることが好ましく、接
着剤としては熱可塑性ポリエステル系ホットメルト接着
剤であり、具体的には例えばアロンメルト PES〔東亜合
成化学工業(株)〕等が挙げられる。
【0022】
【作用】上述したとおり、本発明の枠体付きパネル及び
その製造法によれば、ガラス周縁部の少なくとも一部分
に金属体を固着せしめ、該金属体を少なくとも部分的に
介在させ包み込むよう枠体を押出成形で一体的に成形す
るようにしたことで、パネルの破損やキズはもちろん枠
体のシワや浮上り等の発生を気にすることなく作業がで
き、優れた表面性で見栄えの向上が図れ、さらに均一状
断面で全体寸法も精度よくでき、接着強度も向上したも
のとなる等、効率的かつ確実に成形作業ができることと
なる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図示にしたがって
具体的に説明する。ただし本発明は係る実施例に限定さ
れるものではない。
【0024】実施例1 本実施例1は、本発明の枠体付きパネルにおいて、パネ
ルであるガラス板状体周縁部の表面、端面および裏面を
囲繞するよう押出成形した枠体に係わるものである。
【0025】図1および図2は、本発明の枠体付きパネ
ルにおいて、ガラス板状体の周縁部の裏面に設けた黒枠
部の一部分に固着し備えた平板状の金属体あるいは周縁
部を囲繞して固着し備えたコ字状またはL字状の金属体
と、該金属体を包み込むよう押出成形した周縁部を囲繞
する枠体とから成る枠体付き自動車用窓ガラスを示す部
分拡大した側断面図である。
【0026】本実施例における枠体付きパネルは枠体付
き自動車用窓ガラスであって、パネルであるガラス板
状体2(ウインドガラスともいう)の周縁部3に沿って
全周に黒枠4を設け、該黒枠部4の一部分に平板状の金
属体7を、あるいは周縁部3を囲繞したコ字状またはL
字状の金属体7を、接着層6を介して固着し、モールで
ある枠体5が該金属体7を包み込むように周縁部3を囲
繞して押出成形によって均一状の断面に形成されてお
り、車体に取り付けた際にシール性、空力特性あるいは
意匠性に優れるものとなる。なお、平板状あるいはコ字
状またはL字状の金属体7は厚みが約1mm 程度のSUS430
を用いた。
【0027】さらに、図3は、図2に示した円印内を部
分拡大し、金属体7がガラス板状体2と枠体5に接着層
6と接着層8を介して固着されている状態を示す説明図
であって、ガラス板状体(フロートガラス)2と金属体
(SUS430)7との接着にはエポキシ変性シリコーン系接
着剤(接着層6)を用い、金属体(SUS430)7と枠体
(塩ビ)5との接着にはPES (接着層8)を用いた。
【0028】さらにまた、図4および図5は、図1に示
す枠体付き自動車用窓ガラスの枠体形成前において、
金属体7の固着配置を例示するものであって、ガラス板
状体2の周縁部3の裏面に設けた黒枠部4の一部分に金
属体7を、上下辺に配置し固着し備えた状態を、ならび
に上下辺ならびに左右辺に配置し固着し備えた状態を示
す、裏面側から見た平面図である。なお、ガラス板状体
周縁部の黒枠部上の一部で全周に金属体を配置してもよ
いことは言うまでもない。
【0029】さらにまた、図6および図7は、図1およ
び図4に、あるいは図1および図5に示す自動車用窓ガ
ラスにおいて、ガラス板状体周縁部3全周に、あるい
はガラス板状体周縁部3の下辺の一部を除いて押出成形
した枠体5を押出成形を完了し備えた状態を示す正面図
である。
【0030】なお、接合面となる部分はプライマ処理を
した。また熱可塑性エラストマーである塩ビ系がより好
ましい枠体材料であるが、ウレタン系等の合成樹脂また
はゴム等でもよい。
【0031】その結果、より効率的で、シワや浮上りが
なく高品位であってしかも接着強度をアップでき、かつ
均一状断面で全体寸法等を精度よく確実に安定して製造
できるように良好なものであった。
【0032】次に上記したように構成する枠体付き自動
車窓ガラスの枠体4に係わる製造を実施する装置およ
びその方法について以下に簡単に説明する。図1に示す
ような枠体4付き自動車窓ガラスの製造を実施するに
あたり主要装置としては、図示してないが、押出成形機
の前端に組付けるダイ装置と、該ダイ装置の側方に配置
したパネル保持装置と、該パネル保持装置を回転可能に
組付ける回転台と、該回転台を旋回可能に組付ける旋回
装置と、該旋回装置を昇降可能に組付ける支持台、該支
持台に組付ける移動装置ならびに前記パネル保持装置を
傾動可能にする傾動装置等から成る。
【0033】さらに図示していないが、製造装置全体と
しては上記した以外に、例えば前記パネル保持装置に対
するパネル投入装置、パネル取出し装置、パネル投入装
置に対するパネル供給用受棚装置、ならびに前記パネル
取出し装置に対するパネル搬出用受棚装置等を備えて用
いる。
【0034】またさらに、前記押出成形機のダイ装置に
は、押出成形機の先端部に固定バーによってダイ本体が
取付けられている。該ダイ本体には一端部がジョイント
パイプによって押出成形機の材料流路に連通し、他端部
がダイ本体の前端面に凹設された出口に開口し口金の押
出口に連通する材料給送路、該材料給送路でもあるキャ
ビティ空間を内部に形成している。
【0035】ダイ本体の側面にはガラス板状体の周縁部
が差込まれた状態で該ガラスを移動案内する案内溝が凹
設されており、その案内溝の溝面には例えば弾性圧縮可
能なゴム材より成る保護層を設けている。
【0036】ダイ本体の前端面には口金が例えば所定数
のボルト等によって着脱交換可能に定着されている。前
記口金には前記材料給送路の出口に連通する押出口が貫
設され、該押出口を口金の側方に開口してガラス板状体
の周縁部の一部が押出口に差込み可能な側方開口部を形
成している。そして前記側方開口部から押出口に差込ま
れるガラス板状体の周縁部と口金の押出口の周壁面によ
って枠体4の断面形状に対応する成形空間を構成してい
る。なお前記口金の側方開口部の対向面には、例えば弾
性圧縮可能なゴム材よりなる保護片を設けている。
【0037】次いで、前記ダイ装置の側方に配置され前
記ガラス板状体を載持するパネル保持装置は、前記ガラ
ス板状体の周縁部の差込みあるいは引出し等にあたって
前記移動装置によって移動する。該移動装置は、フロア
に固定した基台上に、スライドテーブルのレールに沿っ
て摺動可能に組付け、該スライドテーブルはスライド用
モータを駆動源とする送りねじの正逆回転によって進退
動するもので、スライドテーブルの下面には前記送りね
じに対するナットを設けている。
【0038】なお、前記旋回装置は第1旋回アームおよ
び第2旋回アームによって自在に旋回するようになって
いる。また、傾動装置によって前後および左右方向に傾
動可能にして前記ガラス板状体の位置決めを確かなもの
としている。
【0039】次に、上述したように構成した各装置を用
いて実施した製造法について説明する。先ず、予め大き
さ約1350mmx950mm 程度で板厚約3.5mm 程度の曲げ成形
したフロートガラスである前記ガラス板状体周縁の枠体
(モールディング)を施す表裏両面および端面を含む周
縁部をプライマで処理し、該プライマ処理したガラス板
状体を前記パネル投入装置によって前記パネル保持装置
の保持部材に対して所定の向き、すなわち該プライマ処
理したガラス板状体周縁がダイ装置に対向する向きとな
るように、前記保持部材の各アーム上に配設した吸引カ
ップ上に載置する。なお前記移動装置のスライドテーブ
ルは予め後方位置まで後退しておいた。
【0040】次いで、上記の載置した前記プライマ処理
ガラス板状体は前記各吸引カップに吸着し投入を完了す
る。さらに次いで、前記ダイ装置の口金の側方開口部に
対向する側の吸着した前記プライマ処理ガラス板状体周
縁部が常に水平となるように、傾動ならびに昇降自在に
調整しつつ、前記プライマ処理ガラス板状体周縁部を前
記口金の側方開口部から該口金の押出口内に所期の一定
量だけ差込み、該プライマ処理ガラス板状体の周縁部と
該口金の押出口の内周壁との間に枠体の断面形状に対応
する前記成形空間を構成するようセットした。
【0041】構成後、前記ダイ装置の材料給送路に枠体
材料である塩ビ系樹脂を供給し、該樹脂を前記キャビテ
ィ空間ならびに成形空間を経て前記押出口から押出すこ
とで枠体を押出成形した。
【0042】なお、ガラス板状体周縁部の押出成形開始
部および終末部の間に、枠体と同形の軽量で耐熱性樹脂
製カセツトをセツトしてから押出成形を開始し、カセッ
トまで辿り着いた時に押出成形を完了し、カセットを取
り除きバリ等の処理をし、枠体の成形と未成形部を同時
に形成し、カセット部の枠体を後接着することでもよ
い。
【0043】またなお、枠体を成形する部分には、例え
ば型内に離型剤等を塗布しておくとよいことは言うまで
もない。またなお、以上の一連の作業でもって、前記ガ
ラス板状体周縁部に沿って、固着した金属体を固着し、
場合によっては種々のカセツトを用い、ガラス板状体の
周縁部に連裝し所期の均一状断面形状の枠体を固着一体
化押出成形した時点で、前記したダイ本体と口金の型部
下側部分を下側へ下げることで型開きをし、前記移動装
置のスライドテーブルを後方位置まで後退して枠体の押
出成形を完了した。さらに前記型開きした部分は型締め
して次回に備えた。またなお、相対的移動速度等の制御
については、例えば3次元ティーチング法あるいはオフ
ラインティーチング法等でもよいものである。
【0044】得られた枠体付き自動車用窓ガラスは、
例えば図1と図2ならびに図6と図7に示すように、枠
体を設けた外観の完成品となって、ガラス板状体におけ
る破損やキズの発現等のトラブルがないことはもとよ
り、成形した枠体での表面シワやキズ等の発現もなく優
れた表面性で高品位となり、さらに枠体の形状も均一状
断面を呈し見栄えもよく、枠体付き自動車用窓ガラス
全体等の寸法精度もよいものであり、枠体と金属体とガ
ラス面またはセラミックペースト焼成面において接着強
度(kgf /cm2 )が格段に向上した等、所期のものを効
率よく確実に得ることができた。
【0045】実施例2 本実施例2は、本発明の他の実施例であって、枠体をガ
ラス板状体の裏面側の黒枠部に備えた枠体付き自動車用
窓ガラスの場合である。
【0046】図8は、黒枠部4に接着層6を介して固着
し備えた特異な形状の金属体7と、該金属体7を包み込
むように裏面のみに押出成形したリップ部9付き枠体5
とから成る自動車用窓ガラスの周縁部3を部分拡大し
た側断面図で示したものである。
【0047】該枠体5は、前述した実施例1とは成形場
所ならびに枠体自身の形状が異なるものの、ダイ本体の
み入れ替え実施例1と同様にして押出成形を行うことで
完成する。
【0048】得られた枠体付き自動車用窓ガラスは実
施例1と同様な成果をうるものとなり、所期のめざす格
段なものを効率よく確実に得ることができた。実施例3 本実施例3は、実施例2と同様に本発明の他の実施例で
あって、枠体をガラス板状体の裏面側の周縁部に備えた
枠体付き自動車用窓ガラスの場合である。
【0049】図9は、ガラス面に接着層6を介して固着
し備えたL字状の金属体7と、該金属体7を包み込むよ
うに埋めて裏面のみに押出成形した凹部10を設けた枠体
5とから成る自動車用窓ガラスの周縁部3を部分拡大
した側断面図で示したものである。
【0050】該枠体5は、前述した実施例1とは成形場
所ならびに枠体自身の形状が異なるものの、ダイ本体の
み入れ替え実施例1と同様にして押出成形を行うことで
完成する。
【0051】得られた枠体付き自動車用窓ガラスは実
施例1と同様な成果をうるものとなり、特に引っ張りに
よる接着強度が約40kgf /cm2 程度となり、金属体を用
いない場合の約2乃至5倍程度と格段に向上し、所期の
めざす格段なものを効率よく確実に得ることができた。
【0052】実施例4 本実施例4は、実施例2と同様に本発明の他の実施例で
あって、枠体をガラス板状体の裏面側の周縁部に備えた
枠体付き自動車用窓ガラスの場合である。
【0053】図10は、黒枠部4に接着層6を介して固着
し備えた平板状の金属体7と、該金属体7の一部を包む
ように裏面のみに押出成形したリップ部9付き枠体5
と、該金属体7の中央部表面が現れるようにして反対側
を包むように裏面のみに同時に押出成形したダム部11と
から成る自動車用窓ガラスの周縁部3を部分拡大した
側断面図で示したものである。
【0054】該枠体5は、前述した実施例1とは成形場
所ならびに枠体自身の形状が異なるものの、ダイ本体の
み入れ替え実施例1と同様にして押出成形を行うことで
完成する。
【0055】得られた枠体付き自動車用窓ガラスは実
施例1と同様な成果をうるものとなり、所期のめざす格
段なものを効率よく確実に得ることができた。実施例5 本実施例5は、本発明の他の実施例であって、枠体をガ
ラス板状体の裏面側と端面側の周縁部に備えた枠体付き
自動車用窓ガラスの場合である。
【0056】図11は、ガラス面に接着層6を介して固着
し備えた平板状の金属体7と、該金属体7を包み込むよ
うに裏面からガラス板状体2表面に面するように端面に
掛け押出成形した、リップ部9と嵌合部12と凹み部13を
設けた枠体5とから成る自動車用窓ガラスの周縁部3
を部分拡大した側断面図で示したものであり、ボディ支
持部14と接着剤で固定した状態を示す。
【0057】該枠体5は、前述した実施例1乃至実施例
4とは成形場所ならびに枠体自身の形状が異なるもの
の、ダイ本体のみ入れ替え実施例1と同様にして押出成
形を行うことで完成する。
【0058】得られた枠体付き自動車用窓ガラスは実
施例1と同様な成果をうるものとなり、特に接着強度が
格段に優れるものとなり、所期のめざす格段なものを効
率よく確実に得ることができた。
【0059】
【発明の効果】以上前述したように、本発明によれば、
曲げ成形パネル等各種パネルを特異にセットし、複雑な
断面形状を有するような枠体を周縁部に設けようとする
際、該周縁部の少なくとも一部に固着した金属体を介し
て枠体を適宜押出成形をすることで成るようにすること
で、より効率的で、シワや浮上りがなく高品位であって
しかも接着強度をアップでき、かつ均一状断面で全体寸
法等を精度よく確実に安定して製造できる等、建築用の
窓あるいは扉等をはじめ、自動車用窓等にとくに有用な
枠体付きパネル及びその製造法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の枠体付きパネルにおいて、ガラス板状
体の周縁部の裏面に設けた黒枠の一部分に固着し備えた
金属体と、該金属体を包み込むよう押出成形した周縁部
を囲繞する枠体とから成る枠体付き自動車用窓ガラスを
示す部分拡大した側断面図である。
【図2】本発明の枠体付きパネルにおいて、ガラス板状
体の周縁部の裏面に設けた黒枠と、周縁部を囲繞するよ
うに固着し備えた金属体と、該金属体を包み込むよう押
出成形した周縁部を囲繞する枠体とから成る枠体付き自
動車用窓ガラスを示す部分拡大した側断面図である。
【図3】図2に示した円印内を部分拡大し、金属体がガ
ラス板状体と枠体に接着層を介して固着されている状態
を示す説明図である。
【図4】図1に示す枠体付き自動車用窓ガラスの枠体形
成前において、ガラス板状体の周縁部の裏面に設けた黒
枠の一部分に金属体を、上下辺に配置し固着し備えた状
態を示す、裏面側から見た平面図である。
【図5】図1に示す枠体付き自動車用窓ガラスの枠体形
成前において、ガラス板状体の周縁部の裏面に設けた黒
枠の一部分に金属体を、上下辺ならびに左右辺に配置し
固着し備えた状態を示す、裏面側から見た平面図であ
る。
【図6】図1および図4に示す自動車用窓ガラスにおい
て、ガラス板状体周縁部全周に押出成形した枠体を備え
た状態を示す正面図である。
【図7】図1および図5に示す自動車用窓ガラスにおい
て、ガラス板状体周縁部の下辺の一部を除いて押出成形
した枠体を備えた状態を示す正面図である。
【図8】本発明の他の実施例であって、黒枠部に固着し
備えた特異な形状の金属体と、該金属体を包み込むよう
に裏面のみに押出成形したリップ部付き枠体とから成る
自動車用窓ガラスの周縁部を部分拡大して示す側断面図
である。
【図9】本発明の他の実施例であって、ガラス面に固着
し備えたL字状の金属体と、該金属体を包み込むように
裏面のみに押出成形した凹部を設けた枠体とから成る自
動車用窓ガラスの周縁部を部分拡大して示す側断面図で
ある。
【図10】本発明の他の実施例であって、黒枠部に固着し
備えた平板状の金属体と、該金属体の一部を包むように
裏面のみに押出成形したリップ部付き枠体と、該金属体
の中央部表面が現れるようにして反対側を包むように裏
面のみに同時に押出成形したダム部とから成る自動車用
窓ガラスの周縁部を部分拡大して示す側断面図である。
【図11】本発明の他の実施例であって、ガラス面に固着
し備えた平板状の金属体と、該金属体を包み込むように
裏面からガラス板状体表面に面するように端面に掛け押
出成形した、リップ部と嵌合部と凹み部を設けた枠体と
から成る自動車用窓ガラスの周縁部を部分拡大して示す
側断面図である。
【符号の説明】 枠体付き自動車用窓ガラス 2 ガラス板状体 3 周縁部 4 黒枠部 5 枠体 6 接着層 7 金属体 8 接着層 9 リップ部 10 凹部 11 ダム部 12 嵌合部 13 凹み部 14 ボディ支持部 15 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E06B 3/62 // B29K 27:06 B29L 31:30 (72)発明者 中田 邦雄 三重県松阪市大口町1510 セントラル硝子 株式会社硝子研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁が直線部とコーナー曲線部から成る
    パネルの周縁表面と端面を含む周縁部に、所期の枠体を
    押出成形によって形成した枠体付きパネルにおいて、前
    記周縁部の少なくとも一部分に金属体を固着配置せし
    め、該金属体を包み込むように前記押出成形をすること
    でなる枠体を該周縁部に一体的に備えたことを特徴とす
    る枠体付きパネル。
  2. 【請求項2】 前記金属体を、パネル周縁部の少なくと
    も上辺部または/および下辺部に固着配置したことを特
    徴とする請求項1記載の枠体付きパネル。
  3. 【請求項3】 前記枠体の成形材料が、ポリ塩化ビニル
    系樹脂であることを特徴とする請求項1乃至2記載の枠
    体付きパネル。
  4. 【請求項4】 前記金属体が、ステンレス鋼であること
    を特徴とする請求項1乃至3記載の枠体付きパネル。
  5. 【請求項5】 前記金属体とパネルとを固着せしめる接
    着剤が、エポキシ変性シリコン系であることを特徴とす
    る請求項1乃至4記載の枠体付きパネル。
  6. 【請求項6】 周縁が直線部とコーナー曲線部から成る
    パネルの周縁表面と端面を含む周縁部に、所期の枠体を
    押出成形によって製造する枠体付きパネルの製造法にお
    いて、前記周縁部の少なくとも一部分に金属体を固着配
    置せしめた後、該金属体を包み込むように前記押出成形
    をすることを特徴とする枠体付きパネルの製造法。
  7. 【請求項7】 前記金属体を、パネル周縁部の少なくと
    も上辺部または/および下辺部に固着配置したことを特
    徴とする請求項6記載の枠体付きパネルの製造法。
  8. 【請求項8】 前記枠体の成形材料が、ポリ塩化ビニル
    系樹脂であることを特徴とする請求項6乃至7記載の枠
    体付きパネルの製造法。
  9. 【請求項9】 前記金属体が、ステンレス鋼であること
    を特徴とする請求項6乃至8記載の枠体付きパネルの製
    造法。
  10. 【請求項10】 前記金属体とパネルとを固着せしめる接
    着剤が、エポキシ変性シリコン系であることを特徴とす
    る請求項6乃至9記載の枠体付きパネルの製造法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1074349C (zh) * 1999-04-07 2001-11-07 江明榆 不锈钢塑料复合异型材的制造方法及专用设备
KR100917942B1 (ko) * 1998-09-24 2009-09-21 쌩-고벵 글래스 프랑스
JP2011201419A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Suzuki Motor Corp 車両のウインドシールド構造

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CN1074349C (zh) * 1999-04-07 2001-11-07 江明榆 不锈钢塑料复合异型材的制造方法及专用设备
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