JPH08174342A - 部品供給装置 - Google Patents

部品供給装置

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JPH08174342A
JPH08174342A JP6322028A JP32202894A JPH08174342A JP H08174342 A JPH08174342 A JP H08174342A JP 6322028 A JP6322028 A JP 6322028A JP 32202894 A JP32202894 A JP 32202894A JP H08174342 A JPH08174342 A JP H08174342A
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holding table
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conveyor
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Hideshi Togabe
秀史 渡我部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者にかかる負担を軽減して作業性の向上
を図った部品供給装置を提供する。 【構成】 部品搬送台車21の本体23上に保持テーブ
ル24をボール支持体28により水平方向移動自在に支
持してこの保持テーブル24に複数のバッテリBを保持
する移載コンベア30を並列して設け、移載コンベア3
0と搬送コンベア17とが直線状に対応した状態で保持
テーブル24を位置決めする位置決め機構41と、移載
コンベア30の前方を開閉する開閉扉61及びその開閉
装置62と、搬送コンベア17側の駆動力を移載コンベ
ア30に伝達する伝達装置71とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部品搬送台車に複数並
列状態で搭載された車両の組付部品を作業ロボットに搬
送する搬送ラインに供給する部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の組立ラインにおいて、例えば、バ
ッテリは部品搬送台車に複数搭載されており、この部品
搬送台車を牽引車によって作業ロボットに搬送する搬送
ラインまで牽引し、部品搬送台車を搬送ラインの搬送コ
ンベアに近接された状態で搭載されているバッテリを搬
送コンベアに供給する。図14の従来のバッテリ供給作
業を表す概略を示す。
【0003】図14に示すように、車両101の搬送ラ
イン102に隣接して作業ロボット103が配設される
と共に、この搬送ライン102に沿って部品供給コンベ
ア104が配設されている。この部品供給コンベア10
4の一端部は作業ロボット103の動作範囲まで延設さ
れ、他端部にはバッテリストレージ105が隣接して配
置されている。一方、バッテリBを搭載する部品搬送台
車111は牽引車112によって牽引されて移動するも
のであって、バッテリストレージ105に隣接して部品
搬送台車111を案内する一対の車輪ガイド106が付
設されている。なお、113は安全柵である。
【0004】従って、バッテリBをバッテリストレージ
105を介して部品供給コンベア104に供給するに
は、作業者は多数のバッテリBを搭載した部品搬送台車
111を牽引車112にて牽引して移動し、この部品搬
送台車111をバッテリストレージ105の隣接位置に
停止して牽引車112との連結を解除する。そして、作
業者は部品搬送台車111を押してバッテリストレージ
105に近接させ、車輪ガイド106により所定の位置
に位置決めする。この状態で、部品搬送台車111上の
バッテリBをバッテリストレージ105に順次移載して
いく。このようにして多数のバッテリBがバッテリスト
レージ105に供給され、更に、部品供給コンベア10
4に供給される。一方、バッテリBを移載して空となっ
た部品搬送台車111は作業者によって押されて再び牽
引車112と連結し、この牽引車112によって牽引し
て移動していく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の部品供
給作業にあっては、牽引車112によってバッテリスト
レージ105の隣接位置まで移動した部品搬送台車11
1を、作業者は牽引車112との連結を解除してからバ
ッテリストレージ105まで押して接近させ、位置決め
している。ところが、部品搬送台車111は多数のバッ
テリBを搭載しているため、大重量物となっており、作
業者がこの重い部品搬送台車111を押す作業は重労働
である。また、この作業は部品搬送台車111ごとに行
わなければならず、作業者にかかる負担が大きくなって
しまうという問題があった。
【0006】そのため、部品供給作業の自動化が望まれ
ているが、コンベア等を用いることは、大きな設置スペ
ースを必要とし、そのメンテナンスも必要であり、設備
が高コストなものとなってしまうという問題がある。
【0007】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、作業者にかかる負担を軽減して作業性の向上を
図った部品供給装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明の部品供給装置は、部品搬送台車に複数並列
状態で搭載された部品を貯蔵台の対応する各貯蔵ライン
に供給する部品供給装置において、前記部品搬送台車に
複数部品を並列状態で保持する保持テーブルを部品並列
方向に沿って所定量移動自在に支持すると共に、各部品
列と各貯蔵ラインとが直線状に対応した状態で前記保持
テーブルを位置決めする位置決め機構を設けたことを特
徴とするものである。
【0009】また、本発明の部品供給装置は、部品搬送
台車に部品並列方向に沿って移動自在に支持された保持
テーブルは、規制部材によりその移動量が所定の範囲に
規制されると共に、該保持テーブルは前記部品搬送台車
の移動時には固定部材により移動不能とされたことを特
徴とするものである。
【0010】また、本発明の部品供給装置は、位置決め
機構は、貯蔵台に保持テーブルを接近させる駆動装置
と、該貯蔵台と保持テーブルとが接近したときに係合す
る凹凸部とを有することを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の部品供給装置は、保持テー
ブルに並列された各部品列の供給方向前方に開閉扉を設
けると共に、位置決め機構により各部品列と各貯蔵ライ
ンとが直線状に対応した状態で保持テーブルが位置決め
されたときに、前記開閉扉を開放する開閉装置を設けた
ことを特徴とするものである。
【0012】また、本発明の部品供給装置は、複数並列
状された部品は保持テーブルの複数並列された移載コン
ベア上に搭載される一方、貯蔵台に該複数の移載コンベ
アに対応して各貯蔵ライン上に搬送コンベアが設けられ
ており、位置決め機構により各移載コンベアと各搬送コ
ンベアとが直線状に対応した状態で保持テーブルが位置
決めされたときに、前記貯蔵台側の駆動力を前記移載コ
ンベアに伝達する伝達装置が設けられたことを特徴とす
るものである。
【0013】
【作用】部品搬送台車は保持テーブル上に複数の部品が
並列状態で保持されており、この部品搬送台車を貯蔵台
に近接させた状態で、位置決め機構により保持テーブル
を部品並列方向に沿って移動調整し、保持テーブルの各
部品列と貯蔵台の各貯蔵ラインとを直線状に対応した状
態となるように位置決めすることで、保持テーブルに搭
載された複数の部品を貯蔵台の対応する各貯蔵ラインに
順次供給することができる。
【0014】部品搬送台車の移動時には、保持テーブル
が固定部材により移動不能とされており、搭載された各
部品ががたつくことはなく、位置決め機構による保持テ
ーブルの位置決め時には、保持テーブルは固定部材を解
錠することで移動可能とされ、且つ、規制部材によりそ
の移動量が所定の範囲に規制されており、容易に位置決
めができる。
【0015】また、位置決め機構による保持テーブルの
位置決め時において、駆動装置により貯蔵台に対して保
持テーブルを接近させ、凹凸部が互いに係合することで
正確な位置決めがなされる。
【0016】更に、通常は開閉扉が閉止しており、保持
テーブルに搭載された部品が落下することはなく、位置
決め機構による保持テーブルの位置決め時には、保持テ
ーブルの各部品列と貯蔵台の各貯蔵ラインとが直線状に
対応した状態で、開閉装置により開閉扉を開放すること
となり、保持テーブルの部品を各貯蔵ラインに供給する
ことができる。
【0017】保持テーブルの複数並列された移載コンベ
ア上には複数並列状された部品が搭載されており、位置
決め機構によりこの各移載コンベアと貯蔵台の各搬送コ
ンベアとが直線状に対応した状態で保持テーブルが位置
決めされたときに、伝達装置により貯蔵台側の駆動力を
移載コンベアに伝達することで、移載コンベアが駆動し
て保持テーブルの部品が各貯蔵ラインに供給される。
【0018】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0019】図1に本発明の一実施例に係る部品供給装
置が適用された車両のバッテリ組付設備の平面概略、図
2にこの車両のバッテリ組付設備の側面概略、図3に本
実施例の部品供給装置の平面視、図4に部品供給装置の
側面視、図5に部品供給台車の正面視、図6に部品供給
台車の平面視、図7に部品供給装置における位置決め機
構及び開閉扉の開閉装置を表す概略、図8にこの位置決
め機構及び開閉扉の開閉装置の作動状態を表す概略、図
9に部品供給装置におけるコンベアへの駆動力伝達装置
を表す概略、図10にこのコンベアへの駆動力伝達装置
の作動状態を表す概略、図11にバッテリ検出装置の正
面視、図12にバッテリ検出装置の平面視、図13に部
品供給作業の流れを表すフローチャートを示す。
【0020】以下に示す実施例にあっては、本発明の部
品供給装置を車両のバッテリ組付設備に適用されるバッ
テリ供給装置として説明する。
【0021】図1及び図2に示すように、車両10が搬
送されるの搬送ラインLの側方には基盤11上に多関節
作業ロボット12が旋回自在に装着されており、この作
業ロボット12の揺動自在なアーム13の先端部にはバ
ッテリBを把持可能なハンド14が回動自在に装着され
ている。部品供給コンベア15は搬送ラインLと平行を
なして設置されており、一端が作業ロボット12の近接
位置まで延設され、他端は安全柵16の外方まで延設さ
れている。部品搬送コンベア17は搬送ラインL並びに
部品供給コンベア15と直交をなして5列設置されてお
り、一端がこの部品供給コンベア15の中央部に連結さ
れ、他端は安全柵16の外方まで延設されている。な
お、部品搬送コンベア17にはバッテリBを1つずつ搬
送できるようにストッパ17a,17bが設けられてい
る。
【0022】部品搬送台車21は牽引車22に連結され
ており、この牽引車22に牽引されて移動することがで
きる。そして、この部品搬送台車21には4個のバッテ
リBを移動方向と直交する方向に沿って5列状態で、合
計20個搭載することができる。そして、部品搬送台車
21は牽引車22に牽引されて部品搬送コンベア17の
他端に接近し、搭載したバッテリBをこの部品搬送コン
ベア17にそれぞれ移載することができる。なお、部品
搬送コンベア17に隣接した床面上には車輪ガイド18
が敷設されており、部品搬送台車21を所定の位置に案
内することができる。
【0023】部品搬送台車21は、図3乃至図6に示す
ように、台車本体23とこの台車本体23上に水平方向
移動自在に支持された保持テーブル24とで構成されて
いる。即ち、台車本体23は枠状をなし、下部に4つの
車輪25を有して床面上を移動自在であり、前端部に牽
引車22との連結部26が取付けられている。そして、
台車本体23の4箇所に固定された各基板27にボール
支持体28が取付けられている。
【0024】一方、保持テーブル24は枠状をなし、下
部には台車本体23の各ボール支持体28に対応した4
箇所に支持板29が固定されており、保持テーブル24
は支持板29がボール支持体28に転動自在に支持され
ることで、台車本体23に水平方向移動自在に支持され
ることとなる。また、保持テーブル24の上部には部品
搬送台車21の移動方向と直交する方向に沿って5つの
平行な移載コンベア30が装着されており、この各移載
コンベア30にはそれぞれ4個のバッテリBを載置する
ことで、保持テーブル24上に20個のバッテリBを搭
載することができる。
【0025】台車本体23には逆U字形状の一対の規制
枠31が所定間隔をあけて固定される一方、保持テーブ
ル24にはこの規制枠31の間に位置して互いに直交す
る第1規制棒32及び第2規制棒33が固定されてい
る。従って、保持テーブル24は第1規制棒32及び第
2規制棒33が規制枠31に当接することで、その移動
量が、図3においてX方向でS1、Y方向においてS2
の範囲で、且つ、その移動量S1,S2に基づく旋回範
囲に規制されることとなる。また、台車本体23及び保
持テーブル24には支持筒34,35が固定されてお
り、固定ピン36がこの支持筒34,35を貫通するこ
とで、台車本体23に対して保持テーブル24を水平方
向に移動不能とすることができる。
【0026】本実施例にあっては、部品搬送台車21の
保持テーブル24は、位置決め機構41により各移載コ
ンベア30と部品搬送コンベア17とが直線状に一致し
た状態で位置決めする保持することができる。
【0027】この位置決め機構41において、図7に詳
細に示すように、保持テーブル24の一側部には取付ブ
ラケット42を介して部品搬送コンベア17側に突出す
るガイドローラ43がそれぞれ回転自在に取付けられて
いる。一方、部品搬送コンベア17の保持テーブル24
側の端部には位置決めガイド44が固定され、この位置
決めガイド44には各ガイドローラ43に対応した位置
に位置決め凹部45が形成されている。また、保持テー
ブル24の一側部には部品搬送台車21の走行方向前後
に突出するL字形状の保持ロッド46が固定されてい
る。一方、部品搬送コンベア17の保持テーブル24側
の端部にはその両側部に水平な長孔47が形成された取
付ブラケット48が固定され、この取付ブラケット48
の長孔47には引込みフック49の中央部に固定された
支持軸50が係合している。そして、この引込みフック
49の基端部は部品搬送コンベア17の端部に取付けら
れた引込みシリンダ51の駆動ロッド52の先端部に連
結され、引込みフック49の先端部には保持ロッド46
に係合可能となるようにL字状な屈曲部53が形成され
ている。
【0028】従って、部品搬送台車21が部品搬送コン
ベア17の端部に近接して停止し、保持テーブル24の
水平方向の移動規制が解除された状態で、引込みシリン
ダ51を駆動して駆動ロッド52を縮小すると、引込み
フック49が支持軸50を支点として図7(b)にて時計
回り方向方向に回動し、先端部の屈曲部53が保持ロッ
ド46に係合し、この保持ロッド46を介して保持テー
ブル24を部品搬送コンベア17側に移動させることが
できる。すると、図8に示すように、保持テーブル24
は各ガイドローラ43が部品搬送コンベア17に固定さ
れた位置決めガイド44の各位置決め凹部45に係合す
ることで、部品搬送コンベア17の各搬送ラインに対し
て各移載コンベア30が位置決めされ、部品搬送コンベ
ア17の各搬送ラインと移載コンベア30とを直線状に
連続させることができる。
【0029】また、本実施例にあっては、上述した位置
決め機構41によって部品搬送台車21の保持テーブル
24上の各移載コンベア30と部品搬送コンベア17と
が直線状に一致した状態で位置決めされた後に、移載コ
ンベア30の搬送方向前部に設けられた開閉扉61を開
放する開閉装置62が設けられている。
【0030】この開閉扉61及び開閉装置62におい
て、図7に詳細に示すように、保持テーブル24の一側
部には取付部材63を介して開閉扉61が支持軸64に
より回動自在に取付けられている。また、保持テーブル
24の前後部には支持筒65が固定され、この支持筒6
5には移動ロッド66が移動自在に取付けられると共に
スプリング67によって部品搬送台車21側に付勢支持
されている。そして、この付勢支持された移動ロッド6
6の先端部が開閉扉61の取付部材63の突出片を押圧
することで、開閉扉61は図7(b)にて時計回り方向、
即ち、閉止方向に付勢保持されている。一方、部品搬送
コンベア17の一側部には開閉シリンダ68が取付けら
れており、この開閉シリンダ68の駆動ロッド69の先
端部には開閉扉61と一体の取付部材63の突出片を押
圧する押圧部70が固定されている。
【0031】従って、保持テーブル24が位置決め機構
41により位置決めされ、部品搬送コンベア17の各搬
送ラインに対して各移載コンベア30が直線状に連続し
た状態で、開閉シリンダ68を駆動して駆動ロッド69
を伸長させると、押圧部70が取付部材63の突出片を
押圧して取付部材63を介し、開閉扉61を図7(b)に
て反時計回り方向方向に回動し、図8に示すように、開
放することができる。この状態で移載コンベア30上の
バッテリBを部品搬送コンベア17に移載することがで
きる。そして、開閉シリンダ68を逆に駆動して駆動ロ
ッド69を縮小すると押圧部60が戻り、開閉扉61は
スプリング67に付勢支持された移動ロッド66の押圧
により、図7(b)にて反時計回り方向方向に回動し、閉
止することができる。
【0032】更に、本実施例にあっては、上述した位置
決め機構41によって部品搬送台車21の保持テーブル
24上の各移載コンベア30と部品搬送コンベア17と
が直線状に一致した状態で位置決めされ、且つ、開閉装
置62によって開閉扉61が開放された後に、部品搬送
コンベア17側の駆動力を移載コンベア30に伝達する
伝達装置71が設けられている。
【0033】この伝達装置71において、図9に詳細に
示すように、各移載コンベア30は1つの駆動軸72と
多数の従動軸73とによってチェーン74が循環するチ
ェーンコンベアであって、駆動軸72の一端部は部品搬
送台車21の後方に延出され、従動ローラ75が固結さ
れている。一方、部品搬送コンベア17の一側部には駆
動シリンダ76が取付けられており、この駆動シリンダ
76の駆動ロッド77の先端部にはコ字状のブラケット
78によって駆動ローラ79が装着されている。この駆
動ローラ79はモータが内蔵されており、このモータに
よって駆動回転することができる。
【0034】従って、位置決め機構41により部品搬送
台車21の各移載コンベア30と部品搬送コンベア17
の搬送ラインとが直線状に一致した状態で位置決めさ
れ、且つ、開閉装置52によって開閉扉51が開放され
た状態で、駆動シリンダ76を駆動して駆動ロッド77
を伸長すると、図10に示すように、駆動ローラ79が
移載コンベア30の従動ローラ75に圧接し、内蔵され
たモータによって駆動ローラ79を駆動回転すること
で、駆動ローラ79の回転力を従動ローラ75に伝達す
ることができる。すると、駆動軸72が回転して多数の
従動軸73を介してチェーン74を循環し、移載コンベ
ア30を作動してこの移載コンベア30上のバッテリB
を部品搬送コンベア17に移載することができる。
【0035】ところで、図1に示すように、部品供給コ
ンベア15の一端部には作業ロボット12が把持するバ
ッテリBの向きを検出する検出装置81が設けられてい
る。即ち、図11及び図12に示すように、部品供給コ
ンベア15の端部にはバッテリBを位置決めする一対の
位置決め片82,83が固定されると共に、位置決めさ
れるバッテリBの有無を検出する光電管84,85が取
付けられている。また、部品供給コンベア15の端部に
はブラケット86によってガイド板87が取付けられて
おり、このガイド板87の支持体88には一対のガイド
ロッド89が移動自在に支持され、このガイドロッド8
9の端部にはバッテリBの位置決め部材90が固定され
ている。そして、この位置決め部材90は駆動シリンダ
91によって部品供給コンベア15に対して接近離反自
在であり、位置決め部材90に固定された取付ブラケッ
ト92には高さ切換シリンダ93を介して近接スイッチ
94が取付けられている。
【0036】従って、部品供給コンベア15によって搬
送されたバッテリBは位置決め片83によって位置決め
されると共に、光電管84,85によってバッテリBの
有無が検出される。そして、バッテリBの搬入の確認及
び一方向の位置決めが完了すると、駆動シリンダ91を
駆動して位置決め部材90を前進させて位置決め片82
と位置決め部材90によってバッテリBの他方向の位置
決めを行い、且つ、近接スイッチ94によってバッテリ
Bの電極Eの位置をチェックすることができる。このと
き、近接スイッチ94によってバッテリBの電極Eが確
認できれば、作業ロボット12がバッテリBを把持して
車両10に組み付ける。一方、近接スイッチ94によっ
てバッテリBの電極Eが確認できなければ、作業ロボッ
ト12はバッテリBを把持して180度反転させてから
車両10に組み付ける。
【0037】このように構成された本実施例のバッテリ
供給装置によるバッテリ供給作業を図12のフローチャ
ートに基づいて説明する。
【0038】図12に示すフローチャートにおいて、ス
テップS1にて、部品搬送台車21は保持テーブル24
の各移載コンベア30上にそれぞれ4個のバッテリBを
合計20個搭載しており、牽引車22がこの部品搬送台
車21を牽引して移動し、車輪ガイド18に案内されな
がら部品搬送コンベア17の他端に接近し、所定の位置
に停止する(図1)。このとき、部品搬送台車21の固
定ピン36が各支持筒34,35を貫通しており、台車
本体23に対して保持テーブル24が水平方向に移動不
能となっている(図3、図4)。ステップS2にて、部
品搬送台車21の固定ピン36を各支持筒34,35か
ら抜取り、台車本体23に対する保持テーブル24の拘
束を解除する。このとき、保持テーブル24はボール支
持体28により台車本体23に対して水平方向移動自在
であり、且つ、第1規制棒32及び第2規制棒33が規
制枠31によりその移動量がX方向でS1、Y方向でS
2と規制されている(図7)。
【0039】ステップS3にて、部品搬送コンベア17
の各引込みシリンダ51を駆動すると、引込みフック4
9が回動し、屈曲部53が保持ロッド46に係合して引
き込むことで、台車本体23上の保持テーブル24は部
品搬送コンベア17側に移動する。すると、保持テーブ
ル24は各ガイドローラ43が部品搬送コンベア17の
各位置決め凹部45に係合して位置合せ並びに位置決め
がなされ、部品搬送コンベア17の各搬送ラインに対し
て各移載コンベア30が直線状に連続する(図8)。
【0040】保持テーブル24が位置決め機構41によ
り位置決めされ、部品搬送コンベア17の各搬送ライン
に対して各移載コンベア30が直線状に連続すると、ス
テップS4にて、開閉シリンダ68を駆動し、押圧部7
0が取付部材63の突出片を押圧して開閉扉61を開放
する(図8)。そして、開閉扉51が開放されると、ス
テップS5にて、駆動シリンダ76を駆動すると、駆動
ローラ79が移載コンベア30の従動ローラ75に圧接
され、内蔵されたモータによって駆動ローラ79を駆動
回転すると、駆動ローラ79の回転力を圧接している従
動ローラ75に伝達される。すると、駆動軸72が回転
して多数の従動軸73を介してチェーン74を循環し、
移載コンベア30が作動する。従って、ステップS6に
て、移載コンベア30上のバッテリBを部品搬送コンベ
ア17に移載する(図9)。
【0041】そして、ステップS7にて、移載コンベア
30上の全てのバッテリBが部品搬送コンベア17に移
載されてバッテリ供給作業が完了すると、ステップS8
にて、駆動ローラ79の回転を停止すると共に、駆動シ
リンダ76を退避して駆動ローラ79による従動ローラ
75への圧接を解除し、移載コンベア30の循環作動を
停止する。そして、ステップS9にて、開閉シリンダ6
8を退避してスプリング67により開閉扉61を閉止す
る。そして、開閉扉51が閉止されると、ステップS1
0にて、引込みシリンダ51を逆に駆動して引込みフッ
ク49を回動し、屈曲部53と保持ロッド46との係合
を解除することで、保持テーブル24の位置決めによる
拘束を解除する。そして、ステップS11にて、部品搬
送台車21の固定ピン36を各支持筒34,35に貫通
し、台車本体23に対して保持テーブル24を拘束し、
ステップS12にて、再び、牽引車22がこの空の部品
搬送台車21を牽引し、所定の位置まで移動する。
【0042】このように部品搬送台車21の保持テーブ
ル24に搭載されたバッテリBが移載コンベア30によ
って部品搬送コンベア17に移載される。
【0043】一方、移載コンベア30から部品搬送コン
ベア17に移載されたバッテリBは、図1に示すよう
に、部品搬送コンベア17の各ストッパ17a,17b
によって1つずつ順に搬送され、部品供給コンベア15
に供給される。そして、部品供給コンベア15に供給さ
れたバッテリBは作業ロボット12側に搬送され、検出
装置81によってバッテリBの向きが検出され、逆向き
の場合には作業ロボット12によって反転され、この作
業ロボット12により、バッテリBが搬送ラインLに沿
って搬送された車両10の所定の位置に組付けられる。
なお、作業ロボット12に故障等が発生した場合には、
部品供給コンベア15の搬送方向を逆にしてバッテリB
を安全柵16の外に搬出するようになっている。
【0044】なお、上述の実施例にあっては、本発明の
部品供給装置を車両のバッテリ組付設備に適用されるバ
ッテリ供給装置として説明したが、供給部品としてはバ
ッテリに限定されるものではない。
【0045】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明の部品供給装置によれば、部品搬送台車に複
数部品を並列状態で保持する保持テーブルを部品並列方
向に沿って所定量移動自在に支持すると共に、各部品列
と各貯蔵ラインとが直線状に対応した状態で保持テーブ
ルを位置決めする位置決め機構を設けたので、保持テー
ブルに搭載された複数の部品を貯蔵台の対応する各貯蔵
ラインに順次供給することができ、作業者にかかる負担
を軽減して作業性の向上を図ることができる。
【0046】また、本発明の部品供給装置によれば、部
品搬送台車に部品並列方向に沿って移動自在に支持され
た保持テーブルにおいて、規制部材によりその移動量を
所定の範囲に規制すると共に部品搬送台車の移動時には
固定部材により移動不能としたので、部品搬送台車の移
動時には、保持テーブルは固定部材により移動不能とさ
れることで搭載された部品ががたつくことはなく、位置
決め機構による保持テーブルの位置決め時には、保持テ
ーブルは固定部材を解錠することで移動可能とされる
が、規制部材によりその移動量が所定の範囲に規制され
ており、容易に位置決めを行うことができる。
【0047】また、本発明の部品供給装置によれば、位
置決め機構が貯蔵台に保持テーブルを接近させる駆動装
置とこの貯蔵台と保持テーブルとが接近したときに係合
する凹凸部とを有するので、保持テーブルの位置決め時
に、駆動装置により貯蔵台に保持テーブルが接近する
と、凹凸部が互いに係合することで正確な位置決めを行
うことができる。
【0048】また、本発明の部品供給装置によれば、保
持テーブルに並列された各部品列の供給方向前方に開閉
扉を設けると共に、位置決め機構により各部品列と各貯
蔵ラインとが直線状に対応した状態で保持テーブルが位
置決めされたときに開閉扉を開放する開閉装置を設けた
ので、通常は開閉扉が閉止することで、保持テーブルに
搭載された部品の落下を防止することができ、保持テー
ブルの位置決め時には、保持テーブルの各部品列と貯蔵
台の各貯蔵ラインとが直線状に対応した状態で開閉扉が
開放され、保持テーブルの部品を各貯蔵ラインに確実に
供給することができる。
【0049】また、本発明の部品供給装置によれば、複
数並列状された部品を保持テーブルの複数並列された移
載コンベア上に搭載する一方、貯蔵台にこの複数の移載
コンベアに対応して各貯蔵ライン上に搬送コンベアを設
け、位置決め機構により各移載コンベアと各搬送コンベ
アとが直線状に対応した状態で保持テーブルが位置決め
されたときに、貯蔵台側の駆動力を移載コンベアに伝達
する伝達装置を設けたので、移載コンベアと貯蔵台の各
搬送コンベアとが直線状に位置決めされたときに、伝達
装置により貯蔵台側の駆動力を移載コンベアに伝達する
ことで、移載コンベアが駆動して保持テーブルの部品を
各貯蔵ラインに供給することができ、部品搬送台車側に
駆動源を設ける必要がなく、装置の小型軽量化を図ると
共に、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る部品供給装置が適用さ
れた車両のバッテリ組付設備の平面概略図である。
【図2】車両のバッテリ組付設備の側面概略図である。
【図3】本実施例の部品供給装置の平面図である。
【図4】部品供給装置の側面図である。
【図5】部品供給台車の正面図である。
【図6】部品供給台車の平面図である。
【図7】部品供給装置における位置決め機構及び開閉扉
の開閉装置を表す概略図である。
【図8】位置決め機構及び開閉扉の開閉装置の作動状態
を表す概略図である。
【図9】部品供給装置におけるコンベアへの駆動力伝達
装置を表す概略図である。
【図10】コンベアへの駆動力伝達装置の作動状態を表
す概略図である。
【図11】バッテリ検出装置の正面図である。
【図12】バッテリ検出装置の平面図である。
【図13】部品供給作業の流れを表すフローチャート図
である。
【図14】従来のバッテリ供給作業を表す概略図であ
る。
【符号の説明】
10 車両 12 作業ロボット 15 部品供給コンベア 17 部品搬送コンベア 21 部品供給台車 22 牽引車 23 台車本体 24 保持テーブル 28 ボール支持体 30 移載コンベア 31 規制枠 32 第1規制棒 33 第2規制棒 36 固定ピン 41 位置決め機構 43 ガイドローラ 45 凹部 46 保持ロッド 49 引込みフック 61 引込みシリンダ 61 開閉扉 62 開閉装置 68 開閉シリンダ 71 伝達装置 75 従動ローラ 76 駆動シリンダ 79 駆動ローラ B バッテリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品搬送台車に複数並列状態で搭載され
    た部品を貯蔵台の対応する各貯蔵ラインに供給する部品
    供給装置において、前記部品搬送台車に複数部品を並列
    状態で保持する保持テーブルを部品並列方向に沿って所
    定量移動自在に支持すると共に、各部品列と各貯蔵ライ
    ンとが直線状に対応した状態で前記保持テーブルを位置
    決めする位置決め機構を設けたことを特徴とする部品供
    給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の部品供給装置において、
    部品搬送台車に部品並列方向に沿って移動自在に支持さ
    れた保持テーブルは、規制部材によりその移動量が所定
    の範囲に規制されると共に、該保持テーブルは前記部品
    搬送台車の移動時には固定部材により移動不能とされた
    ことを特徴とする部品供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の部品供給装置において、
    位置決め機構は、貯蔵台に保持テーブルを接近させる駆
    動装置と、該貯蔵台と保持テーブルとが接近したときに
    係合する凹凸部とを有することを特徴とする部品供給装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の部品供給装置において、
    保持テーブルに並列された各部品列の供給方向前方に開
    閉扉を設けると共に、位置決め機構により各部品列と各
    貯蔵ラインとが直線状に対応した状態で保持テーブルが
    位置決めされたときに、前記開閉扉を開放する開閉装置
    を設けたことを特徴とする部品供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の部品供給装置において、
    複数並列状された部品は保持テーブルの複数並列された
    移載コンベア上に搭載される一方、貯蔵台に該複数の移
    載コンベアに対応して各貯蔵ライン上に搬送コンベアが
    設けられており、位置決め機構により各移載コンベアと
    各搬送コンベアとが直線状に対応した状態で保持テーブ
    ルが位置決めされたときに、前記貯蔵台側の駆動力を前
    記移載コンベアに伝達する伝達装置が設けられたことを
    特徴とする部品供給装置。
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