JPH08174193A - 出湯量検出方法及び検出装置 - Google Patents

出湯量検出方法及び検出装置

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JPH08174193A
JPH08174193A JP6326667A JP32666794A JPH08174193A JP H08174193 A JPH08174193 A JP H08174193A JP 6326667 A JP6326667 A JP 6326667A JP 32666794 A JP32666794 A JP 32666794A JP H08174193 A JPH08174193 A JP H08174193A
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molten metal
ladle
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Nobuo Tajima
宣夫 田島
Toshiaki Onuma
俊明 大沼
Haruki Kodama
春喜 小玉
Toshio Hasegawa
敏男 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 出湯炉から取り鍋に出湯する溶湯の量を正確
且つ短時間のうちに測定する。 【構成】 取り鍋2に対する衝撃の大きい出湯当初は、
持上げシリンダユニット20を縮退させておき、受台8
上の取り鍋2と持上げ部20aを非接触の状態にしてお
き、この状態で出湯し、大きな衝撃が治まったならば、
持上げシリンダユニット20を静かに伸張させ、持上げ
部20aで取り鍋2を持上げ、この時点からロードセル
21による計量を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳造用の取り鍋に所定
量の溶湯を出湯する際に、正確に出湯量を検出する出湯
量検出方法及び検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】出湯炉から取り鍋に所定量の溶湯を出湯
する方法として、従来から特開平4−279272号公
報に開示される方法が知られている。この方法は、図4
に示すように、予めMg粉末等の黒鉛球状化促進剤を投
入した取り鍋51をロードセル52上の持上げシリンダ
53で支持し、この取り鍋51の中に出湯炉54内の溶
湯55を出湯しつつ、ロードセル52の値が目標重量に
達した時点で出湯を停止するような方法において、出湯
初期の時点で溶湯55とMgが非常に激しく反応し、こ
れに注湯による衝撃も加わって、図5に示すようにロー
ドセルの表示に非常に大きな振れが発生するため、この
初期の所定時間T1ではロードセル52による検出を停
止し、所定時間T1経過後から検出を開始すべくソフト
面で制御するようにしている。尚、図中56は取り鍋5
1を搬送する搬送体である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来方法にあっ
ては、出湯初期のロードセルの大きな振動が完全に鎮静
化するには時間を要し、その後の表示にも影響が残りや
すいという問題がある。しかも、毎回ロードセルに大き
な振動が加わるため、ロードセルが損傷しやすいという
問題もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る出湯量検出方法は、重量検出器と非接触状
態にある取り鍋中に溶湯を出湯し、出湯開始から所定時
間経過した時点で出湯中の取り鍋と前記重量検出器を接
触させ、その後重量検出器によって取り鍋中の溶湯の出
湯量を連続的に計量するようにした。ここで、重量検出
器によって出湯量を計量する際、取り鍋に生じる出湯の
衝撃を吸収しながら行うようにすることが好ましい。
【0005】また本発明に係る出湯量検出装置は、出湯
口の下方に配設される取り鍋を受台で支持し、この取り
鍋の下方に昇降自在な持上げ手段を設けてこの持上げ手
段にて受台上の取り鍋を持上げ自在にするとともに、こ
の持上げ手段を重量検出器で支持し、この持上げ手段の
持上げ部に上下方向の衝撃を吸収する衝撃吸収部材を設
けるようにした。
【0006】
【作用】取り鍋に生じる衝撃が激しい初期の段階で、取
り鍋を重量検出器に接触させないで受台で支持して出湯
し、衝撃が小さくなってから重量検出器に接触させる。
このため、初期の激しい計量表示の振れの影響が残るよ
うな虞れがなく、重量検出器の保護も図られる。ここ
で、出湯初期において計量表示の振れが激しいのは、一
般的に出湯の初期段階では溶湯の落下量が大きく衝撃が
大きいからであるが、その他にも予め取り鍋内にMg等
の球状化促進剤を投入している場合には、その化学反応
によって一層顕著となる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで図1は出湯量検出装置を採用した注湯
装置の全体図、図2(A)及び(B)は本発明に係る検
出方法を経時的に説明した図である。
【0008】本発明に係る出湯量検出装置は図1に示す
ように、出湯部Aにおいて出湯炉1から取り鍋2に1シ
ョット分の溶湯を正確に出湯するための装置として構成
され、この取り鍋2に出湯された溶湯は予め取り鍋2内
に投入されていた接種剤或いは球状化促進剤等の添加剤
と反応して、注湯部Bの鋳型3に注湯される。
【0009】そこで、先ず注湯装置全体の概要から説明
すると、取り鍋2は前記出湯部Aと注湯部Bの間を搬送
体4によってガイド側板5に沿って移動自在とされてい
る。すなわち、この搬送体4は、基枠6と、この基枠6
上にゴム、ラバー、スプリング等のダンパ部材7を介し
て取り付けられる受台8と、基枠6に立設された連結部
材10を備え、この連結部材10に搬送チェーン11が
接続されている。
【0010】搬送チェーン11は一対のスプロケット1
2、13に噛合され、例えば一方側のスプロケット13
には駆動モータが連結されている。そして、取り鍋2の
両側方には複数の支持棒14…が突設され、この支持棒
14…は、前記受台8の上面の嵌合凹部8a…に嵌合可
能とされている。
【0011】また、取り鍋2の支持棒14の1本には下
方に垂下するアーム15が取り付けられ、このアーム1
5の下方には長穴15aが設けられている。また、前記
基枠6の下方には水平に進退動するシリンダユニット1
6が設けられ、このシリンダユニット16のロッド先端
のピン17が、前記アーム15の長穴15aに係合して
いる。そして、シリンダロッド16が縮動するとアーム
15を介して取り鍋2が傾動する。
【0012】また、前記長穴15aは取り鍋2を受台8
から持上げる際の逃げ穴である。因みに、出湯部Aと注
湯部Bの間には溶湯排出部Cを設け、取り鍋2内に多め
の溶湯が出湯された時にはここで排出する。
【0013】また、前記出湯炉1には、出湯口1aを開
閉自在なストッパ部材18を設けており、このストッパ
部材18は不図示の駆動源で作動させるようにしてい
る。また、この出湯炉1の内部には、内部の溶湯を加圧
して出湯口1aから出湯させるエア圧、不活性ガス圧等
の溶湯加圧手段を連通させている。
【0014】ところで、本発明の検出装置は出湯炉1か
ら取り鍋2に出湯される溶湯の出湯量を正確に計量する
ようにしたものであり、前記取り鍋2の下方に設けられ
た持上げ手段としての持上げシリンダユニット20と、
この持上げシリンダユニット20を下方で支持する重量
検出器としてのロードセル21を備えている。
【0015】持上げシリンダユニット20の持上げ部2
0aには、上下方向の衝撃を吸収するラバー、天然ゴ
ム、合成ゴム、樹脂、ダンパ等の衝撃吸収部材22を設
けている。また、前記ロードセル21で検出した出力は
不図示の制御機構に送るようにしており、この制御機構
によって前記ストッパ部材18の作動を制御するように
している。
【0016】次に、以上のような装置による出湯方法に
ついて説明する。先ず出湯の初期段階では出湯口1aか
ら落下する溶湯の落下距離も大きいため、一般的に初期
段階の取り鍋2に対する衝撃は大きい。また、本実施例
では出湯に先立ち、予め取り鍋2の底部等にMg等の添
加剤をセットして、溶湯を出湯するようにしているた
め、出湯の初期段階ではMg等と溶湯が激しく反応し取
り鍋に対する衝撃は一層大きい。
【0017】そこで、取り鍋2に対する衝撃の大きい当
初の所定時間T1は、図2(A)に示すように、持上げ
シリンダユニット20を縮退させておき、受台8上の取
り鍋2と持上げ部20aを非接触の状態にしておき、こ
の状態で出湯する。そして、この大きな衝撃はダンパ部
材7で吸収する。このため、当初の大きな衝撃がロード
セル21にかからず、その後の悪影響が無くなるととも
に、ロードセル21の保護が図られる。
【0018】次いで、大きな衝撃が治まった所定時間T
1経過後に、図2(B)に示すように、持上げシリンダ
ユニット20を静かに伸張させ、持上げ部20aで取り
鍋2を持上げる。この際、出湯炉1からの出湯は継続し
ており、この時点からロードセル21による計量が開始
される。すると、この時点では溶湯の落下量も小さくな
っており、しかもMgとの反応も計量に影響しない程度
に終了しているため、例えば図3に示すように、ロード
セル表示の振れ幅も小さくなって誤差が少ない。しか
も、溶湯の落下による衝撃は衝撃吸収部材22にて吸収
され、ロードセル表示の振れ幅は一層少なく抑制され
る。
【0019】そして、ロードセル21で計量する出湯量
が所定値に達した時点で、制御機構を介してストッパ部
材18が作動し出湯口1aを閉鎖する。この際、ロード
セル21の表示誤差が少なくなっているため、正確な出
湯量に制御できる。以上の如くして出湯が完了すると取
り鍋2は搬送体4によって注湯部Bまで搬送され、シリ
ンダユニット16の作動によって傾けられて鋳型3内に
注湯される。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように本発明に係る出湯
量検出方法及び装置によれば、出湯当初の溶湯落下或い
は添加剤との化学反応によって大きな衝撃が生じる時
は、重量検出器を非接触状態にし、衝撃が小さくなって
重量検出器を接触させ計量するようにしたため、当初の
大きい衝撃がその後に与える悪影響を回避することがで
き、検出精度が向上する。しかも、重量検出器に大きな
衝撃がかかるのを避けることで、重量検出器の耐久性が
増す。
【0021】また、取り鍋持上げ手段の持上げ部に衝撃
吸収部材を設けることで、出湯時の衝撃力は一層緩和さ
れ、計量精度を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る出湯量検出装置を採用した注湯装
置の全体図
【図2】(A)及び(B)は本発明に係る検出方法を経
時的に説明した図
【図3】本発明に係る検出方法による重量検出器の表示
例を示したグラフ
【図4】従来の検出方法の説明図
【図5】従来の検出方法による重量検出器の表示例を示
したグラフ
【符号の説明】
1a…出湯口、2…取り鍋、8…受台、20…持上げシ
リンダユニット、20a…持上げ部、21…ロードセ
ル、22…衝撃吸収部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 敏男 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 本田 技研工業株式会社埼玉製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量検出器と非接触状態にある取り鍋の
    中に溶湯を出湯した後、出湯開始から所定時間経過した
    時点で出湯中の取り鍋と前記重量検出器を接触させ、こ
    の後重量検出器によって取り鍋の中の溶湯の出湯量を連
    続的に計量するようにしたことを特徴とする出湯量検出
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の出湯量検出方法におい
    て、前記重量検出器による出湯量の計量は、取り鍋に生
    じる出湯の衝撃を吸収しながら行うことを特徴とする出
    湯量検出方法。
  3. 【請求項3】 出湯口の下方に配設される取り鍋を支持
    する受台と、この受台上の取り鍋を持上げるべく取り鍋
    の下方に昇降自在に設けられる持上げ手段と、この持上
    げ手段を支持する重量検出器と、持上げ手段の持上げ部
    に上下方向の衝撃を吸収すべく配置される衝撃吸収部材
    とからなることを特徴とする出湯量検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006258750A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Denso Corp 重さ計測装置
US8535409B2 (en) 2008-02-01 2013-09-17 Danieli & C. Officine Meccaniche Spa Control method for melting a metal charge and weighing device used in said method
CN109990747A (zh) * 2019-04-01 2019-07-09 山东钢铁集团日照有限公司 一种铁水罐罐底高度检测方法及其实施系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006258750A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Denso Corp 重さ計測装置
US8535409B2 (en) 2008-02-01 2013-09-17 Danieli & C. Officine Meccaniche Spa Control method for melting a metal charge and weighing device used in said method
CN109990747A (zh) * 2019-04-01 2019-07-09 山东钢铁集团日照有限公司 一种铁水罐罐底高度检测方法及其实施系统

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