JPH08174114A - 円筒形電池缶の成形法 - Google Patents

円筒形電池缶の成形法

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JPH08174114A
JPH08174114A JP6316871A JP31687194A JPH08174114A JP H08174114 A JPH08174114 A JP H08174114A JP 6316871 A JP6316871 A JP 6316871A JP 31687194 A JP31687194 A JP 31687194A JP H08174114 A JPH08174114 A JP H08174114A
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JP
Japan
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battery
punch
steel plate
die
forming
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JP6316871A
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English (en)
Inventor
Takahisa Toritsuka
高久 鳥塚
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Resonac Corp
Original Assignee
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】小形の設備で、少ない工程数で円筒形電池缶を
成形できる方法を提供する。また、その成形法により、
缶側面を缶底面に比べ薄肉とすることや、缶側面を缶底
面に比べ薄肉とした上に缶側面の電池缶口部付近のみ薄
肉化しないことを可能とする。 【構成】鋼板4をダイス1の上に置き、押さえ2により
鋼板4を押さえながらポンチ3を押し込み、絞り成形し
た後スピニング部8全体をギヤ9とモータ10でポンチ
3の横断面の中心を軸として回転させ、スピニングロー
ル成形する。その際ポンチ3とスピニングロール6との
隙間を鋼板4の厚さより狭くすることで缶側面を薄肉化
させる。また、電池缶口部付近のみ前記スピニングロー
ル成形せずに絞り成形のみすることで電池缶口部付近の
み薄肉化させない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒形電池、特にニッ
ケル・カドミウム電池、ニッケル・水素電池等の電池缶
に適した深絞り成形缶の成形法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒形電池の電池缶には深絞り成
形缶が用いられている。その成形方法としては、トラン
スファープレスに代表される多段工程が一般的であっ
た。具体的には、まず、目的とする寸法よりもかなり大
きい径のカップ状の鋼板を用意し、ポンチとダイスによ
り、前記カップ状の鋼板の径よりも少し小さい径のカッ
プ状の鋼板へ深絞り成形する。このような操作を繰り返
すことで最終的に目的とする径の電池缶へと成形してい
く。多段工程にするのは、1回に成形可能な絞り率が制
限されるためである。このようにして成形された電池缶
の鋼板厚さは全体が一様で、元の材料の鋼板と同じ厚さ
に成形できる。(『プレス加工・型実用便覧5版』(株)
実業図書(1971)P.165)近年、電池の高エネルギー密度
化が望まれている。外径寸法が規格で制限されている電
池、特に円筒形電池において高エネルギー密度化を実現
するには、電池の缶側面を薄肉化することにより缶内径
寸法を大きくし、内容積を増すことが考えられる。この
とき、例えば円筒形の密閉形ニッケル・カドミウム電
池、ニッケル・水素電池等の蓄電池では、充電時に電極
からガスが発生するため、電池缶の内圧が20〜30kg
f/cm2程度となることを前提とした設計をしている。缶
側面は曲面をなしているため、前記内圧上昇に対しても
比較的耐え得るが、缶底面は平面に近い形状をなしてい
るため前記内圧に対しては変形しやすい。従って缶側面
は薄肉とし、缶底面は前記内圧上昇に耐え得る程度に厚
くすることが望ましいと考えられている。例えば、図2
に示すように、所望とする缶外径よりも大径なカップ状
に予備成形された鋼板11を、ポンチ3により複数個の
多段配置されたダイス12の間にポンチ3で加圧しなが
ら通過させ、缶側面を缶底面より薄肉とする提案があっ
た(特開昭60ー180058号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記トランス
ファープレスを用いる場合、多段工程分の深絞り型が必
要である上に、多段工程を持つため装置が大型化し、占
有床面積が大となる問題点があった。また、上記特開昭
60ー180058号公報で提案されている方法では、
ストロークの長い特殊なプレス装置が必要である上に、
少なくとも前工程で鋼板をカップ状に成形するためのプ
レス装置が必要である。そのため、この方法でも上記同
様に装置の大型化、占有床面積が大となる問題点があっ
た。さらに、この方法では、缶側面が均一に薄肉化され
るため、電池を密閉化する際の電池缶口部付近の成形に
耐え得る強度を得にくい問題点もある。本発明の第1の
目的は、小形の設備で、少ない工程数で円筒形電池缶を
成形できる方法を提供することである。本発明の第2の
目的は、第1の目的を達成した成形法により、缶側面を
缶底面に比べ薄肉とする電池缶の成形法を提供すること
である。本発明の第3の目的は、第2の目的を達成した
上で、缶側面は薄肉にしながら電池缶口部付近のみ薄肉
化しない電池缶の成形法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明に係る円筒形電池缶の成形法は、ダイ
ス1上に置いた鋼板4をポンチ3でプレスしてダイス1
穴内に絞り込み、筒状の電池缶を成形するに際し、ポン
チ3とダイス1との間隙を絞り成形する鋼板4の厚さよ
り大きく設定しておき、前記ダイス1穴への絞り込み
は、ダイス1上に置いた鋼板4をダイス1穴周囲で平な
状態に押さえながら行い、ダイス1穴に絞り込んだ鋼板
4を、ポンチ3を軸芯とするスピニングロール6によっ
てポンチ3との間で順次成形することを特徴とする。上
記第2の目的を達成するために、本発明に係る円筒形電
池缶の成形方法は、前記第1の目的を達成した円筒形電
池缶の成形法において、スピニングロール6によってポ
ンチ3との間で順次成形する工程が鋼板の厚さを薄くす
ることを含むことを特徴とする。上記第3の目的を達成
するために、本発明に係る円筒形電池缶の成形方法は、
前記第2の目的を達成した円筒形電池缶の成形法におい
て、電池缶の上端の鋼板の厚さを薄くしないことを特徴
とする。
【0005】
【作用】本発明の目的達成に係る作用を図1を用いて以
下に説明する。鋼板4が、ダイス穴の周囲で押さえ2に
より平に押さえられ、鋼板4にしわができるのを防止し
ている。そこにダイス1とポンチ3の隙間を鋼板4の厚
さより大きくとった条件でポンチ3がダイス穴に下降す
ることにより、鋼板4はダイス1と押さえ2の間をすべ
りながらダイス穴に絞り込まれ、絞り加工を受ける。ダ
イス1から、ポンチ3の先端に向かう程絞り成形された
缶の外径が小さくなり、ポンチ側面形状におおよそ沿う
ように絞り成形され、スピニング部8に入る。スピニン
グ部8に入る前の段階が絞り工程であるので、ダイス1
の上面とスピニングロール6の最大径部との距離は前述
した1回の深絞り成形で成形可能な許容範囲内となる
が、この範囲は、鋼板4がポンチ3形状に確実に沿うよ
うに絞り成形されるものではないので大きい。スピニン
グ部8は例えば、モータ10、ギア9によりスピニング
部8全体をポンチ3を軸芯として回転させるものであ
り、ここで、前記絞り成形された鋼板4をスピニングロ
ール6によりさらにスピニングロール成形する。このと
きポンチ3の側面とスピニングロール6の横断面の最大
径部側面との隙間を鋼板4の厚さと等しくする。つまり
鋼板4をその厚さを変えずにポンチ3の形状に沿った形
に成形していく。このように1回の絞り成形で成形可能
な絞り率まで絞り成形を順次行いながら、その後でスピ
ニングロール成形を行うことにより、スピニングロール
6の横断面の最大径部より上に位置する鋼板4のみが絞
り成形の対象となる。従って、連続的な電池缶の成形が
小形の設備で、少ない工程数で可能となり、前述した第
1の目的を達成できる。
【0006】また、前記スピニングロール6の横断面の
最大径部側面とポンチ3の側面との隙間を鋼板4の厚み
よりも小さくすることでスピニングロール成形操作中に
圧延加工を併せて行い、缶側面のみを薄肉化でき、上述
した第2の目的を達成できる。
【0007】また、電池の封口部である缶口部付近のみ
缶側面をスピニングロール成形せず絞り成形のみ行うこ
とで上述した第3の目的を達成できる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1、図3を用いて以下に
説明する。
【0009】(実施例1 第1の目的達成に対応)鋼板
4には厚さ0.30mmのSPCE材(深絞り用冷間圧
延鋼板)を用いた。ポンチ3の外径はφ16.2mm、
ダイス1の内径はφ17.0mm、鋼板4が挿入される
ダイス1上面のエッジ部のRは3mmとした。押さえ2
には内径27.0mm、外径45.0mmの筒をポンチ
3の横断面の中心を筒の中心となるよう配置し、鋼板4
を200kgfで押さえた。この状態でポンチ3を5m
m/秒の速さで押し込むと、鋼板4は押さえ2とダイス
1の間を滑りながらポンチ3の先端形状に沿って絞り成
形された。絞り成形された鋼板4は次にスピニング部8
へ入っていく。スピニングロール6には図中に示すよう
に、縦断面の中央部に向かうに従い円形をなす横断面の
径が大きくなる様な形状(樽形)のもので、横断面の最
大径がφ10.0mmのものを用いた。材質は、SKD
11材(C:1.5wt%,Cr12.0wt%,Mo:1.0wt%,V:0.4wt%,Fe:8
5.1wt%)である。スピニングロール6は3個用い、スピ
ニングロール固定治具7によりスピニングロール6を固
定した。図中のポンチ3の横断面の中心から8.4mm
の距離に横断面の最大径部が配置されるようポンチ3の
側面に沿って等間隔に配置した。ダイス1の上面からス
ピニングロール6の横断面の最大径部までの距離は2
0.0mmとした。このような構成のスピニング部8全
体をギヤ9とモータ10でポンチ3の横断面の中心を軸
として600rpmで回転させた。このときスピニング
ロール6自身は駆動力を持たず、スピニング部8全体の
回転に従動させた。前記絞り成形された鋼板4を上述し
たスピニング部8によりスピニングロール成形すること
により鋼板4はポンチ3の形状に沿って缶状に成形され
た。ポンチ3をダイス1上面から63.7mmまで押し
込み、缶底面から高さ44.0mmの位置でカッターに
よりトリミングし、電池缶とした。成形された電池缶
は、缶側面及び缶底面厚さ0.3mm、外径16.8m
m、内径16.2mmだった。これはA形電池缶の規格
に相当する。実施例1では成形時にわずかにしわになっ
たものが電池缶1000個中3個しかなかった。
【0010】(実施例2 第2の目的達成に対応)ポン
チ3の外径がφ16.4mm、ダイス1の内径がφ1
7.2mmである以外は実施例1と全く同様の条件でA
形電池缶を成形した。実施例2ではポンチ3とスピニン
グロール6の最大径部との隙間が0.2mmであるた
め、元厚み0.3mmの鋼板4は、スピニングロール成
形の際に図3のように圧延加工を受け、電池缶側面を電
池缶底面に比べ薄肉化することができた。成形された電
池缶の外径は16.8mm、内径は16.4mmだっ
た。その後缶底面から高さ44.0mmの位置でカッタ
ーによりトリミングし、電池缶とした。外径は実施例1
と同じ値であり、電池缶の外径を変えずに容積を実施例
1よりも大きくすることができた。実施例2では成形時
にわずかにしわになったものが電池缶1000個中4個
しかなかった。実施例2では電池缶側面全体を薄肉化し
た。そのため、電池の発電要素である電極、電解質等を
電池缶内に挿入した後、電池缶口部付近で封口操作を行
ったところ、封口操作にかかわるかしめ等の成形時に電
池缶の破断が起きたものが1000個中3個あった。そ
の点では多少不利な面があった。
【0011】(実施例3 第3の目的達成に対応)ポン
チ3をダイス1上面から57.7mmまで押し込み、缶
底面から高さ44.0mmの位置でトリミングし、電池
缶とした以外は実施例2と全く同様の条件で電池缶を成
形した。この条件では電池の発電要素である電極、電解
質などが通常A形電池缶内で存在する、電池缶の底面か
ら40.0mmの高さまでは前記しごき加工により缶側
面が薄肉化され、それより上部、つまり電池の封口部に
拘わる部分については絞り成形のみされた状態、つまり
缶側面が薄肉化されないで電池缶となっている。その後
缶底面から高さ44.0mmの位置でカッターによりト
リミングし、電池缶とした。従って実施例2で不利な面
とされた封口操作時の電池缶の破断は全く起こらなかっ
た。しかも図1に示すようにスピニングロール成形しな
い缶口部付近はスピニングロール成形した部分よりも缶
側面の内径、外径とも大きくなっている。つまり缶口部
付近が上縁になるほど広いテーパー形状になっており、
前記発電要素を電池缶に挿入する操作が容易になったと
いう効果もあった。テーパー部分は封口操作の際のかし
め時に封口部以外の缶側面の外径と同じサイズにするこ
とは特開昭58−176861に開示されている技術の
応用として、電池形成後、成形した電池缶側面の外径と
同じ値の内径を持つダイスに通すことにより容易にでき
るためそれにかかわる問題は生じない。
【0012】本実施例1〜3では押さえ2の押さえ力を
200kgfと固定したが、ポンチ3が下降し、鋼板4
を絞り成形する際にかかる力が通常(約1000kg
f)よりも大きいときに、押さえ2の押さえ力を100
kgfまで緩やかに低下させる制御をすることでさらに
成形時の鋼板4のしわの発生を1000個中0個とする
ことができた。
【0013】本実施例ではA形電池缶を作製したが、A
A形など、他の円筒形電池缶についても装置の設計を変
えることで同様の効果が得られた。本実施例ではダイス
1の内径とポンチ3の外径との差を鋼板4の厚みより
0.5mm大きくしたが、それ以外の値でも同様の効果
が得られた。本実施例ではスピニング部8を回転させる
手段として図1に示すようなギヤ9、モータ10を用い
たが、その他の手段でも構わない。
【0014】
【発明の効果】本発明により、小形の設備で、少ない工
程数で円筒形電池缶を成形できる方法を提供することが
できた。また、缶側面を缶底面に比べ薄肉とする電池缶
の成形法を提供すること、さらには缶側面を缶底面に比
べ薄肉とし、缶側面の電池缶口部付近のみ薄肉化しない
電池缶の成形法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電池缶成形装置の概略を示したも
のである。
【図2】従来の電池缶成形装置の概略を示したものであ
る。
【図3】本発明に係る電池缶成形時の缶側面を薄肉化す
る圧延加工時の概念図を示したものである。
【符号の説明】
1はダイス、2は押さえ、3はポンチ、4は鋼板、6は
スピニングロール、7はスピニングロール固定治具、8
はスピニング部、9はギヤ、10はモータ、11はカッ
プ状に予備成形された鋼板、12は多段配置されたダイ
ス、13は従来法による成形缶

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイス上に置いた鋼板をポンチでプレスし
    てダイス穴内に絞り込み、筒状の電池缶を成形するに際
    し、ポンチとダイスとの間隙を絞り成形する鋼板の厚さ
    より大きく設定しておき、前記ダイス穴への絞り込み
    は、ダイス上に置いた鋼板をダイス穴周囲で平な状態に
    押さえながら行い、ダイス穴に絞り込んだ鋼板を、ポン
    チを軸芯とするスピニングロールによってポンチとの間
    で順次成形することを特徴とする円筒形電池缶の成形
    法。
  2. 【請求項2】スピニングロールによってポンチとの間で
    順次成形する工程が鋼板の厚さを薄くすることを含む請
    求項1記載の円筒形電池缶の成形法。
  3. 【請求項3】電池缶の上端の鋼板の厚さを薄くしないこ
    とを特徴とする請求項2記載の円筒形電池缶の成形法。
JP6316871A 1994-12-20 1994-12-20 円筒形電池缶の成形法 Pending JPH08174114A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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