JP2010010060A - 電池ケースの溝加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄肉の電池ケースに環状溝を加工しても、肉厚減少が生じないように可及的に小さな曲率半径のR部を加工できるようにして、電池ケースの耐圧性を確保する。
【解決手段】治具上にケース本体10を固定し、押圧用の型13をケース本体10の開口部11に嵌合させたまま型13でケース本体10を軸方向に押し付け、ケース本体10を回転させながら溝加工用のロール14をケース外周面から押し付けて環状溝12を成形し、その後、ケース本体10の環状溝12の形状を保持する面と、環状溝12の上側に平坦部16とこれに連続するR部17を形成する面18、19と、を有するダイス15にケース本体10を入れ、パンチ23をケース本体10の開口部11から押し込むことによりダイス15の形状に倣わせて平坦部16とR部17を成形する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電池ケースの溝加工方法に係り、例えば、Ni−MHバッテリのセルに用いられる円筒型電池ケースにシールリング装着用の溝を加工する方法に関する。
Ni−MHバッテリをはじめとする各種小型二次電池は、近年、様々な機械の電源として用いられている。この種の二次電池では、帯状の正極板と負極板の間にセパレータを挟んで重ね合わせ、これを渦巻き状にしたものを電極として用い、この電極が筒形の電池ケースの中に電解液とともに入れられる。そして、電池ケースの開口部は、蓋組立体により密閉される。
そこで、図4に従来の一般的な電池ケースを示し、図5に、この電池ケースの加工方法を示す。
図4において、電池ケース10は有底円筒状のケースであり、開口部11の周りには、環状溝12が形成されている。この環状溝12には、シールリング20を介して蓋組立体22が固定されるようになっている。
電池ケース10の環状溝12は形成が難しいとされており、この環状溝12の部分の肉厚が薄くなったり、ゆがんだりすると、密閉性が低下するという問題があった。
そこで、特許文献1には、図5に示すような環状溝12の加工方法が提案されている。この加工方法は、電池ケース10に開口部側から上部固定部8により軸方向に押圧力を付与した状態で、電池ケース10を回転させながら、溝付け用ローラ9を所定の圧力で圧接することにより、環状溝12を形成する、というものである。
特開2003−282032
一般に、二次電池では、放電が進行していくと、電池の内部圧力が次第に高くなっていく。電池寿命との関係では、電池ケース10の耐えられる内部圧力が高いほど、電池の寿命を長くすることができる。このため、電池ケース10のベント開放圧力を高く設定できることか好ましい。しかし、ベント開放圧力を高くするには、電池ケース10の環状溝12の形状が圧力に耐えられるように加工されていることが必要となる。
例えば、図6に示すように、シールリング20をカシメによって固定する場合、環状溝12の上方にあるR部17の曲率半径が大きいと、シールリング20とR部17との間に隙間ができて接触面積が小さくなり、シールリング20のシール性能は低下してしまう。
他方、図7に示すように、R部17の曲率半径を小さく加工しようとすると、環状溝12を形成する部分の一部に肉厚減少が発生してしまうという問題がある。この肉厚の減少した部分21は確実に強度が低下し、電池ケースの耐圧性を低下させてしまう。
肉厚の減少を考慮して、より厚肉の素材から電池ケースを加工することが考えられるが、電池ケースを肉厚を増すと、電池内容積が減少するので、電池容量が低下するので好ましくない。
そこで、本発明の目的は、前記従来技術の有する問題点を解消し、薄肉の電池ケースに環状溝を加工しても、肉厚減少が生じないように可及的に小さな曲率半径のR部を加工できるようにして、電池ケースの耐圧性を確保する電池ケースの溝加工方法を提供することにある。
前記の目的を達成するために、本発明は、有底円筒形状を有するケース本体部の開口部周りに半径方向内側に窪む環状溝を形成する電池ケースの溝加工方法において、治具上にケース本体を固定し、押圧用の型を該ケース本体の開口部に嵌合させたまま前記型でケース本体を軸方向に押し付けて該ケース本体を回転させながら溝加工用のローラをケース外周面から押し付け、前記環状溝を成形する第1の工程と、前記ケース本体の環状溝の形状を保持する面と、前記環状溝の上側に平坦部とこれに連続するR部を形成する面と、を有するダイスに該ケース本体を入れ、パンチを該ケース本体の開口部から押し込むことにより前記ダイスの形状に倣わせて前記平坦部とR部を成形する第2の工程と、からなることを特徴とするものである。
本発明によれば、薄肉の電池ケースに環状溝を加工しても、肉厚減少が生じないように可及的に小さな曲率半径のR部を加工できるので、電池ケースの耐圧性を高め、薄肉の電池ケースにより電池容量を確保しながら、ベント開放圧力を高め、著寿命の電池にすることが可能となる。
以下、本発明による電池ケースの溝加工方法の一実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図1並びに図2は、本実施形態による電池ケースの加工方法を示す。溝を加工する前のケース本体10は、鋼板に絞り加工を施して成形した有底円筒状のケースであり、開口部11はストレートな形状になっている。この中間品の段階では、電極はすでに収容されている。
ケース本体10に、環状溝12を加工する工程は、図1に示すように、押圧用の型13とロール14を用いて環状溝12を成形する第1工程と、図2(a)、図2(b)に示すように、ダイス15とパンチ16を用いて、環状溝12の上側に平坦部16とR部17(図3参照)を成形する第2工程と、の2段階に分かれている。
第1工程では、図1において、まず、ケース本体10を治具18上に固定する。押圧用の型13は、ケース本体10の開口部11の内径と同じ外径を有する嵌合部13aを有する型であり、この嵌合部13aをケース本体10の開口部11に嵌合させることができる。
そこで、治具18を回転させ、固定用の型13で押圧しながら溝加工用のロール14をケース本体10の外周面から半径方向に押し付けると、図1に示すように、型13とロール14との協働によりケース本体10をくぼませながら環状溝12を一次成形することができる。
次に、図2(a)に示すように、ダイス15は、その内周部に環状溝12の形状に対応した形状をもつ環状凸部15aを有するダイスである。このダイス15では、環状凸部15aの上側には、平坦部16を成形する成形面18とR部17を成形する成形面19が連続するようになっている。
そこで、ダイス15にケース本体10を入れ、図2(b)パンチ23をケース本体10の開口部11から押し込むと、ダイス15の成形面18、19に倣うようにして、環状溝12の上側には、平坦部16とR部17を二次成形することができる(図3参照)。
以上のように、環状溝12の加工を一度に行わずに、2段階に分けて仕上げるようにしているので、次のような効果が得られる。
第1工程において、ロール14で環状溝12を一次成形する場合に、加工量を抑え目にして加工できる。すなわち、ロール14は、R部17を仕上げる成形をするわけではないので、従来のように、環状溝12と同時にR部17を仕上げる必要がなく、肉厚を薄くせずに加工し易くなる。
そして、第2工程では、ダイス15の環状凸部15aで環状溝12の形状を保持しながら、平坦部16およびR部17を仕上げるので、図3に示すように、平坦部16の肉厚を減らさずに、R部17の曲率半径を可及的に小さく加工することが可能になる。R部17の曲率半径を小さくすることにより、平坦部16の幅Aについては、ケース本体10の直径の少なくとも4%以上の幅を確保することが可能となった。
なお、以上のように環状溝12を加工した後は、図2に示すように、ケース本体10の開口部11には、シールリング20を介して蓋組立体22がカシメにより固定される。
実施例では、本発明の溝加工方法により、C−CellサイズのNi−MHバッテリセルのケースを加工した。ケースの材料は、肉厚0.5mmの冷間圧延鋼である。そして、同じ材料で従来技術の欄で説明した加工方法により比較例としてケースを加工した。
実施例と、比較例について、圧力試験を行ったところ、比較例では、5MPaでケースの変形が生じたのに対して、実施例では、8MPaまで変形は生じなかった。
また、D−Cellサイズのケース(肉厚0.3mm)についても同様の結果が得られた。
本発明による電池ケースの加工方法の実施形態のうち、第1工程の説明図。 本発明による電池ケースの加工方法の実施形態のうち、第2工程の説明図。 本発明の実施形態による加工された電池ケースの要部を示す断面図。 従来の電池ケースを示す一部縦断面図。 従来の電池ケースの加工方法の説明図。 従来の環状溝を加工方法による問題点の説明図。 従来の環状溝を加工方法による問題点の説明図。
符号の説明
10 電池ケース
11 開口部
12 環状溝
13 押圧用の型
14 ロール
15 ダイス
16 平坦婦
17 R部
22 シールリング
23 ポンチ

Claims (3)

  1. 有底円筒形状を有するケース本体部の開口部周りに半径方向内側に窪む環状溝を形成する電池ケースの溝加工方法において、
    治具上にケース本体を固定し、押圧用の型を該ケース本体の開口部に嵌合させたまま前記型でケース本体を軸方向に押し付け、該ケース本体を回転させながら溝加工用のローラをケース外周面から押し付けて前記環状溝を成形する第1の工程と、
    前記ケース本体の環状溝の形状を保持する面と、前記環状溝の上側に平坦部とこれに連続するR部を形成する面と、を有するダイスに該ケース本体を入れ、パンチを該ケース本体の開口部から押し込むことにより前記ダイスの形状に倣わせて前記平坦部とR部を成形する第2の工程と、
    からなることを特徴とする電池ケースの溝加工方法。
  2. 前記平坦部は、ケース本体の直径の少なくとも4%以上の幅を有することを特徴とする請求項1に記載の電池ケースの溝加工方法。
  3. 前記ケース本体の肉厚は、0.3〜0.5mmであることを特徴とする請求項1に記載の電池ケースの溝加工方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110935789A (zh) * 2019-12-12 2020-03-31 武汉市杰精精密电子有限公司 一种锂铔电池外壳拉伸和冲制翻边孔工艺、及其冲压装置
WO2024122379A1 (ja) * 2022-12-07 2024-06-13 日本製鉄株式会社 円筒部材及びその製造方法

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