JPH08173568A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH08173568A
JPH08173568A JP6325989A JP32598994A JPH08173568A JP H08173568 A JPH08173568 A JP H08173568A JP 6325989 A JP6325989 A JP 6325989A JP 32598994 A JP32598994 A JP 32598994A JP H08173568 A JPH08173568 A JP H08173568A
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公一 松本
Seiichi Hosoda
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防火設備として有効に活用できる空気調和機
を提供する。 【構成】 室内ユニット側のマイコンは、フロアセンサ
により検出された室温Tを取込み(ステップ102)、
室温Tが120°C以上である時間が90秒以上となっ
たら(ステップ104、110)、自動的に火災検知信
号を管理センタへ送信し(ステップ112)、流量可変
弁及び放水弁を開口する(ステップ114)。これによ
り温水が温水循環路を流通するようになり、更に該温水
は放水弁及び放水用管路を介して室内へ放水される。以
上のように火災の発生時には、自動的かつ迅速に管理セ
ンタへの火災発生の報知及び放水が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機に係り、より
詳しくは、室内の温度を室温検出手段により検出し、検
出された温度と設定された温度とに基づいて空気調和運
転を行う空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り自動的に火災を検知し火災報知や消火等を行うさまざ
まな防火設備が用いられている。例えば、火災の発生を
検知するための防火設備としては、煙が発生したことを
感知する煙式火災感知器や急激な室温の上昇を検知する
熱式火災感知器等が用いられており、これらの火災感知
器により火災の発生が検知されると防災センタ等に火災
の発生が報知されていた。一方、発生した火を消火する
ための設備としては、火災の発生時に予め貯留された防
火用水等を天井等に設置された放水管路を介して室内へ
噴射して消火するスプリンクラ等の自動消火設備が用い
られている。
【0003】しかしながら、上述した煙式火災感知器、
熱式火災感知器、自動消火設備等の各種防火設備は何れ
も高価であり、火災の発生を自動的に報知したり消火し
たりするためにはこれらの高価な設備を個々に設置する
必要があった。よって、上述した各種防火設備は主とし
てオフィスや作業所等において用いられるにとどまって
おり、一般家庭にはあまり普及していないのが実情であ
る。
【0004】ところで、現在オフィスや一般家庭等に広
く普及している空気調和機は、室内の温度(室温)を検
出する温度センサを備えており、該温度センサにより所
定時間間隔で検出された温度が設定された温度に近づく
ように暖房運転、冷房運転等を行っている。また、冷媒
で冷房を行い温水で暖房を行う空気調和機(温水空気調
和機)が知られている。この温水空気調和機では温水の
循環管路を被調和室の床下等に配設し、ポンプの圧力に
よって該循環管路に温水を流通させることにより被調和
室を暖房していた。以上のように、空気調和機、特に温
水空気調和機は、前述した熱式火災感知器や自動消火設
備等と比較的類似した構成を有している。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、防火設備とし
て有効に活用できる空気調和機を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、室内の温度を所定の室温検
出手段により検出し、検出された温度と設定された温度
とに基づいて空気調和運転を行う空気調和機であって、
前記室温検出手段により、予め定められた室内の火災の
発生を予測する火災発生予測温度以上を検出した場合
に、所定の管理センタへ火災通知信号を送信する信号送
信手段を備えたことを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の発明は、温水を生成
すると共に所定の温水循環路へ前記温水を供給する熱源
機と、室内の高所に設けられ、前記熱源機から供給され
た温水を前記温水循環路及び開閉自在な循環弁を介して
室内熱交換器に供給し該室内熱交換器から放熱させる室
内ユニットと、前記室内の温度を検出する室温検出手段
と、前記温水循環路より分岐して設けられた放水用管路
及びこの放水用管路と前記温水循環路とを連絡する放水
弁を備え、室内に放水するための放水口に前記温水を案
内するための案内手段と、前記室温検出手段により、予
め定められた室内の火災の発生を予測する火災発生予測
温度以上を検出した場合に、前記循環弁及び前記放水弁
を開く信号を出力し前記案内手段を介して前記温水を前
記放水口から放水させる制御手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、信号送信手段は、所
定の室温検出手段により室内の火災の発生を予測する火
災発生予測温度以上を検出した場合に、所定の管理セン
タ(例えば消防署やガス漏れ監視センタ等)へ火災通知
信号を送信する。なお、室温検出手段しては、室温セン
サや所定の温度検出対象(例えば床付近)から発せられ
る赤外線の量を検出することにより該温度検出対象の温
度を検出する輻射センサ等を用いることができる。これ
により、室内の温度が火災発生予測温度以上になった場
合に、火災通知信号が管理センタへ送信され、火災発生
の報知を自動的かつ迅速に行うことができる。即ち、空
気調和機で行われる室内の温度検出を防火のために有効
に活用することができ、熱式火災感知器等の高価な設備
を設置しなくとも火災発生の報知を自動的かつ迅速に行
うことができる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、温水を生成
すると共に所定の温水循環路へ温水を供給する熱源機を
備えている。なお、この熱源機には、該空気調和機専用
の熱源機又は給湯設備における給湯機(湯沸かし器)等
が相当する。室温検出手段が室内の温度を検出し、検出
された温度が火災発生予測温度以上の場合に、制御手段
は循環弁及び放水弁を開く信号を出力する。これによ
り、循環弁が開き、温水が温水循環路を流通する。ま
た、放水弁も開くため、温水が放水弁を介して温水循環
路から放水用管路へ流通し、放水口から室内に放水され
ることになる。従って、室内の温度が火災発生予測温度
以上に上昇した場合には、温水が放水口から室内に放水
され、自動的かつ迅速に消火を行うことができる。即
ち、温水空気調和機で行われる温水の循環を防火のため
に有効に活用することができ、スプリンクラ等の高価な
自動消火設備を設置しなくとも自動的かつ迅速に消火を
行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】まず、図1を用いて本実施例に係る空気調
和機(エアコン)の概略構成を説明する。本実施例の空
気調和機(エアコン)は、室内に設置された室内ユニッ
ト10、室外に設置された室外ユニット12、及び本発
明の熱源機に対応する給湯機92を備えている。なお、
以下に述べる実施例では温水循環路が、一般家庭用の給
湯機92により供給された温水が循環する給湯回路90
に接続され、該給湯回路90より温水が供給される例を
示す。但し、本発明の熱源機はこれに限定されるもので
はなく、該空気調和機専用の熱源機を設けても良い。
【0012】室内ユニット10は冷凍サイクルを構成す
る蒸発器16Bと温水の供給される放熱器16Aとを有
し、蒸発器16Bが放熱器16Aに対して風上になるよ
うに一体構成された室内熱交換器16が設けられてい
る。蒸発器16Bは管路18、34を介して室外ユニッ
ト12内の室外熱交換器に接続されており、室内ユニッ
ト10と室外ユニット12との間で冷媒が循環する冷媒
循環路が形成されている。放熱器16Aは上述した給湯
回路90に管路53、55を介して接続されており、室
内ユニット10と給湯機92との間で温水が循環する温
水循環路が形成されている。
【0013】また、床面の温度を検出するフロアセンサ
15及び制御装置としてのマイコン19が設けられてお
り、このマイコン19には、フロアセンサ15、室内ユ
ニット10内の温水循環路を流通する温水流量を制御す
るための流量可変弁62、及び温水循環路内の温水を後
述する放水用管路57に流通させるための放水弁69
が、図1において破線で示す情報通信用の配線(以下、
通信線と称す)を介して接続されている。
【0014】なお、室内ユニット10内において放水用
管路57が上述した温水循環路より分岐して設けられて
おり、上記の放水弁69が温水循環路と放水用管路57
とを連絡している。放水用管路57には複数の放水口6
4が設けられており、各放水口64は天井の所定位置に
開口部を室内へ向けて設置されている。
【0015】また、上述したマイコン19は、公衆回線
網65に接続するための通信制御機能を有するネットワ
ークコントロールユニット(NCU)を内蔵した変復調
装置(モデム)13にも接続されており、公衆回線網6
5を介して管理センタとしてのガス漏れ監視センタ67
及び消防署68に所定の信号や情報等を送信可能とされ
ている。
【0016】次に、図2を用いて温水循環路及び冷媒循
環路について説明する。室内ユニット10に設けられた
室内熱交換器16は、上述したように放熱器16Aと蒸
発器16Bとを備えている(図1参照)。蒸発器16B
は該蒸発器16B内で冷媒を蒸発させて冷却を行う。一
方、放熱器16Aは流通する温水により加熱を行う。こ
の室内熱交換器16の近傍には、室内熱交換器16を通
過させて被調和室に送風するためのファン17が設けら
れている。
【0017】室内熱交換器16の蒸発器16Bは、太管
で構成された冷媒配管18を介して室外ユニット12の
バルブ20に接続されている。バルブ20は、マフラー
22、アキュムレータ24、コンプレッサ26、室外熱
交換器28、及びキャピラリーチューブ30を介してバ
ルブ32に接続されている。そして、バルブ32が、細
管で構成された冷媒配管34を介して室内熱交換器16
の蒸発器16Bに接続されることにより、密閉された冷
媒循環路すなわち冷凍サイクルが形成されている。な
お、室外熱交換器28の近傍には、室外熱交換器28を
通過させて送風するためのファン29が設けられてい
る。
【0018】また、室内熱交換器16の放熱器16A
は、前述したように管路53、55を介して給湯回路9
0に接続されており、上述した流量可変弁62を開くこ
とにより、給湯回路90を循環している温水を管路5
3、放熱器16A、管路55の順に流通させる、即ち温
水循環路を循環させることができるように構成されてい
る。なお、給湯回路90には更に風呂用の給湯管路94
及び台所用の給湯管路96も接続されている。
【0019】また、上記温水循環路は室内ユニット10
内において放水弁69を介して放水用管路57へ分岐し
ており、放水用管路57は上述した放水口64に至る。
【0020】次に室内ユニット10及び室外ユニット1
2の電気回路を順に説明する。図3に示すように、室内
ユニット10の電気回路は電源基板70及びコントロー
ル基板72を備えている。電源基板70には、室内への
送風量を調整するファンモータ70E(DCブラシレス
モータ)が接続された駆動回路70A、モータを駆動す
るための電力を生成するモータ電源回路70B、制御回
路用の電力を生成する制御回路用電源回路70C、及び
シリアル回路用の電力を生成するシリアル回路用電源回
路70Dが設けられている。
【0021】従って、モータ電源回路70Bから駆動回
路70Aに供給される直流電力の電圧を変えることによ
ってファンモータ70Eの回転数、即ち送風装置の送風
量をマイコンから任意に調節することができる。本実施
例では、例えばこの電圧を12V〜36Vの範囲で25
6ステップに制御している。
【0022】コントロール基板72には、シリアル回路
用電源回路70Dに接続されたシリアル回路72A、モ
ータを駆動する駆動回路72B、及び制御回路としての
マイクロコンピュータ(マイコン)19が設けられてい
る。駆動回路72Bには、フラップを上下動させる上下
フラップ用のステップモータ74A、左右フラップ用の
ステップモータ74B、74C、及びフロアセンサ用の
ステップモータ74Dが接続されている。これらのステ
ップモータは、マイコン19からの信号によって回転角
が制御される。なお、このうちステップモータ74Dは
検知した赤外線の量に基づいて床付近の温度を検出する
フロアセンサ15の向きを所定の比較的広い範囲内で変
動させる。これにより、フロアセンサ15は床付近の温
度を比較的広い範囲に検出することができる。
【0023】また、マイコン19には、上述した流量可
変弁62及び放水弁69が接続されると共に、表示基板
76に設けられた運転モード等を表示する表示用LED
及びリモートコントローラからの操作信号を受信する受
信回路が接続され、さらにセンサ基板78に設けられた
床面の温度検出エリアを表示するエリアLED及び上述
したフロアセンサ15が接続されている。さらに、マイ
コン19には、室温を検出する室温センサ80A、室内
熱交換器16の温度を検出する熱交換器用温度センサ8
0B、室内の湿度を検出する湿度センサ80Cが接続さ
れると共に、スイッチ基板82に設けられた自己診断用
LED、通常の運転と試運転とに切り換える運転切換ス
イッチ及び自己診断スイッチが接続されている。
【0024】一方、図4に示すように室外ユニット12
の電気回路は整流回路100及びコントロール基板10
2を備えている。なお、室外ユニット12の電気回路
は、〜として示す複数の端子を介して図2の室内ユ
ニット10の電気回路に接続されている。
【0025】コントロール基板102には、室内ユニッ
ト10のシリアル回路用電源回路70Dに接続されたシ
リアル回路102A、ノイズを除去するノイズフィルタ
102B、102C、120D、インバータ104をス
イッチングするための電力を生成するスイッチング電源
回路102E、制御回路としてのマイコン102Fが設
けられている。マイコン102Fは、室内ユニット10
のシリアル回路72A及びシリアル回路102Aを介し
て室内ユニット10のマイコン19から送信される制御
信号に基づいてコンプレッサに供給する交流電力の周波
数(18Hz〜150Hz)や各々の機器の動作を制御
する。
【0026】スイッチング電源回路102Eにはインバ
ータ104が接続され、インバータ104には、冷媒を
圧縮するコンプレッサ106が接続されている。
【0027】また、マイコン102Fには、外気温度を
検出する外気温センサとしての外気温度サーミスタ11
0A、室外熱交換器28の温度を検出するコイル温セン
サとしてのコイル温度サーミスタ110B、コンプレッ
サの温度を検出する温度センサとしてのコンプレッサ温
度サーミスタ110Cが接続されている。また、室外ユ
ニット100には、四方弁36及び電磁弁40が接続さ
れている。なお、112Aはファンモータ、112Bは
ファンモータ用コンデンサである。
【0028】次に、本実施例の作用を図5及び図6を用
いて説明する。図5に示す制御ルーチンは室内ユニット
10のマイコン19によって所定時間毎に実行される。
ステップ100では、火災発生を検知するために計時す
るタイマ(一例として90秒タイマ)がオンされたこと
を示すフラグFをリセットし、次のステップ102では
フロアセンサ15により検出された室温Tを取り込む。
次のステップ104では室温Tが、火災発生を検知する
ための所定温度(一例として120°C)以上であるか
否かを判定し、室温Tが120°C未満である場合は本
ルーチンを終了する。
【0029】一方、室温Tが120°C以上である場合
はステップ104からステップ106へ進み、フラグF
の判定を行う。最初フラグFは上記のステップ100で
リセットされているので、ステップ106では肯定判定
されステップ108へ進む。ステップ108では90秒
タイマをオンにすると共にフラグFをセットする。次の
ステップ110では90秒タイマがタイムアウトしたか
否か、即ち90秒経過したか否かを判定する。90秒経
過していない場合は、上記のステップ102へ戻り新た
に室温Tを取込む。再び室温Tが120°C以上である
場合、ステップ104で肯定判定された後に進むステッ
プ106ではフラグFがセットされているため否定判定
されステップ110へ進むことになる。
【0030】本実施例では、室温Tが120°C以上で
ある状態が90秒以上継続したことをもって室内に火災
が発生したと判断しているため、上記のステップ102
〜ステップ110を実行することにより、室温Tが12
0°C以上である状態が90秒以上継続したか否か、即
ち室内に火災が発生したか否かを自動的に判断すること
ができる。
【0031】室温Tが120°C以上である状態が90
秒以上継続すると、ステップ110で肯定判定され、次
のステップ112ではNCU内蔵モデム13により公衆
回線網65を介してガス漏れ監視センタ67及び消防署
68に順番に接続し、それら各々に火災検知信号を送信
する。従って、室温Tが120°C以上である状態が9
0秒以上継続した場合に、ガス漏れ監視センタ67及び
消防署68に火災検知信号を自動的かつ即座に送信する
ことができる。また、ガス漏れ監視センタ67及び消防
署68の各々では、火災発生時の所定の対応処理を迅速
に行うことができる。
【0032】次のステップ114では流量可変弁62及
び放水弁69を開口する。これにより、給湯回路90を
循環している温水が温水循環路を流通するようになり、
放水弁69及び放水用管路57を介して複数の放水口6
4に到達し、そして各放水口64の開口部から室内へ噴
射されることになる。従って、予め貯留された防火用水
を放水口から室内へ噴射するようなスプリンクラ等の消
火設備を設置しなくとも、室温Tが120°C以上であ
る状態が90秒以上継続した場合に、温水が室内へ噴射
されることになり、自動的かつ迅速な消火を実現するこ
とができる。
【0033】なお上記実施例では、室温Tが120°C
以上である状態が90秒以上継続したことをもって室内
に火災が発生したと判断していたが、室温Tが予め定め
られた火災発生検知のための温度(一例として120°
C)以上であると判定されたことのみをもって室内に火
災が発生したと判断しても良い。
【0034】また上記実施例では、室内の温度を検出す
る室温検出手段として、フロアセンサ15を用いた例を
示したが、室内ユニット10の配設位置近傍の温度を検
出する室温センサ80Aを用いても良い。但し、フロア
センサ15は火災の発生源に近い床付近の温度を所定の
比較的広い範囲に検出することができるため、単一の検
出地点の温度を検出する室温センサ80Aよりもフロア
センサ15を用いた方が、より高い精度でより早く火災
発生を検知することができるという利点がある。
【0035】また、上記実施例で述べた温水の噴射後の
噴射停止については、例えば、管理センタから出動して
きた作業員等により手動で熱源機のポンプ作動を停止す
ると共に噴射弁と流量可変弁とを手動で閉じるようにし
ても良い。また、噴射弁を開いてから所定時間(一例と
して1時間)経過後に噴射弁を自動的に閉じて温水の噴
射を停止させても良い。更に、本発明に係る室温検出手
段として耐熱性を有する温度センサを用いることによ
り、室温が火災発生予測温度以上に上昇して上述した温
水の放水等が行われている間も引き続き該温度センサに
より室温を測定し続け、室温が火災発生予測温度よりも
低くなったら温水の噴射を停止させるようにしても良
い。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、空気調和
機で行われる室内の温度検出を防火のために有効に活用
することができ、熱式火災感知器等の高価な設備を設置
しなくとも火災発生の報知を自動的かつ迅速に行うこと
ができる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、温水空気調
和機で行われる温水の循環を防火のために有効に活用す
ることができ、スプリンクラ等の高価な自動消火設備を
設置しなくとも自動的かつ迅速に消火を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る空気調和機の概略構成図であ
る。
【図2】空気調和機の冷媒及び温水回路図である。
【図3】室内ユニットの電気回路図である。
【図4】室外ユニットの電気回路図である。
【図5】室内ユニット側のマイコンによる制御ルーチン
を示す流れ図である。
【符号の説明】
10 室内ユニット 12 室外ユニット 15 フロアセンサ(室温検出手段) 19 マイコン 57 放水用管路 62 流量可変弁(循環弁) 64 放水口 69 放水弁 92 給湯機(熱源機)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の温度を所定の室温検出手段により
    検出し、検出された温度と設定された温度とに基づいて
    空気調和運転を行う空気調和機であって、 前記室温検出手段により、予め定められた室内の火災の
    発生を予測する火災発生予測温度以上を検出した場合
    に、所定の管理センタへ火災通知信号を送信する信号送
    信手段を備えた空気調和機。
  2. 【請求項2】 温水を生成すると共に所定の温水循環路
    へ前記温水を供給する熱源機と、 室内の高所に設けられ、前記熱源機から供給された温水
    を前記温水循環路及び開閉自在な循環弁を介して室内熱
    交換器に供給し該室内熱交換器から放熱させる室内ユニ
    ットと、 前記室内の温度を検出する室温検出手段と、 前記温水循環路より分岐して設けられた放水用管路及び
    この放水用管路と前記温水循環路とを連絡する放水弁を
    備え、室内に放水するための放水口に前記温水を案内す
    るための案内手段と、 前記室温検出手段により、予め定められた室内の火災の
    発生を予測する火災発生予測温度以上を検出した場合
    に、前記循環弁及び前記放水弁を開く信号を出力し前記
    案内手段を介して前記温水を前記放水口から放水させる
    制御手段と、 を備えた空気調和機。
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