JPH08173500A - 浴槽装置 - Google Patents
浴槽装置Info
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- JPH08173500A JPH08173500A JP31796794A JP31796794A JPH08173500A JP H08173500 A JPH08173500 A JP H08173500A JP 31796794 A JP31796794 A JP 31796794A JP 31796794 A JP31796794 A JP 31796794A JP H08173500 A JPH08173500 A JP H08173500A
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- Japan
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- hot water
- pipe
- bath
- supply pipe
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 より一層簡単な構造で任意の場所に簡単に設
置でき、しかも入浴だけでなく洗髪等にも適した介護浴
槽を提供すること。 【構成】 浴室に配置した浴槽と、浴室とは別の部屋に
設置する介護浴槽と、これらの浴槽と介護浴槽との間に
設けられ浴槽から介護浴槽に湯を送る供給配管とを備
え、介護浴槽には排水配管または浴室の浴槽に湯を戻す
ための還流配管を接続し、これらの配管のそれぞれにポ
ンプを設けて湯の供給,排水及び循環操作ヲ可能とす
る。また、配管には濾過用のフィルタを設けて湯を清浄
に保つほか、シャワー管等を付帯することによってシャ
ワー散水もできるようにする。
置でき、しかも入浴だけでなく洗髪等にも適した介護浴
槽を提供すること。 【構成】 浴室に配置した浴槽と、浴室とは別の部屋に
設置する介護浴槽と、これらの浴槽と介護浴槽との間に
設けられ浴槽から介護浴槽に湯を送る供給配管とを備
え、介護浴槽には排水配管または浴室の浴槽に湯を戻す
ための還流配管を接続し、これらの配管のそれぞれにポ
ンプを設けて湯の供給,排水及び循環操作ヲ可能とす
る。また、配管には濾過用のフィルタを設けて湯を清浄
に保つほか、シャワー管等を付帯することによってシャ
ワー散水もできるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば病床にある人
や寝起きの不自由な人が使うための浴槽に係り、特に介
護者や入浴する当人の負担を軽くして使えるようにした
浴槽装置に関する。
や寝起きの不自由な人が使うための浴槽に係り、特に介
護者や入浴する当人の負担を軽くして使えるようにした
浴槽装置に関する。
【0002】
【従来の技術】入浴するにときに介護を必要とする人の
ための介護浴槽として、従来から様々なものが提供され
ている。この介護浴槽は、たとえば寝起きが不自由な人
が寝た姿勢のまま入浴できるものや、浴槽への出入りが
簡単でき座った姿勢で入浴できるようにするというもの
がその基本的な構成である。
ための介護浴槽として、従来から様々なものが提供され
ている。この介護浴槽は、たとえば寝起きが不自由な人
が寝た姿勢のまま入浴できるものや、浴槽への出入りが
簡単でき座った姿勢で入浴できるようにするというもの
がその基本的な構成である。
【0003】このような介護浴槽の例として、たとえば
特開平3−26211号公報や実公昭58−13822
号公報に記載されたものがある。前者のものは、健常者
用の通常の浴槽とペアを組ませてポンプによってこの浴
槽から介護浴槽に給湯できるようにし、更に介護浴槽の
周壁の一部を開閉できるようにして人が出入りできるよ
うにしたものである。また、後者のものは折り畳み式と
して、寝た姿勢のままで入浴できるようにした簡易式の
ものである。
特開平3−26211号公報や実公昭58−13822
号公報に記載されたものがある。前者のものは、健常者
用の通常の浴槽とペアを組ませてポンプによってこの浴
槽から介護浴槽に給湯できるようにし、更に介護浴槽の
周壁の一部を開閉できるようにして人が出入りできるよ
うにしたものである。また、後者のものは折り畳み式と
して、寝た姿勢のままで入浴できるようにした簡易式の
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、折り畳み式
の介護浴槽を除いて、従来から利用されている介護浴槽
は専用の場所に固定的に据え付けるものが殆どである。
このため、たとえば病床に伏している人の場合では、通
常防水処理がなされていないその人の部屋に介護浴槽を
置くことになり、部屋の大きさや排水ができないため、
据付けができないこともある。
の介護浴槽を除いて、従来から利用されている介護浴槽
は専用の場所に固定的に据え付けるものが殆どである。
このため、たとえば病床に伏している人の場合では、通
常防水処理がなされていないその人の部屋に介護浴槽を
置くことになり、部屋の大きさや排水ができないため、
据付けができないこともある。
【0005】また、健常者用の通常の浴槽から湯を送り
込むだけでは、入浴はできるもののシャワー等のように
流し洗い等ができないため、洗髪等が十分にできないほ
か清潔な入浴効果も得られない。
込むだけでは、入浴はできるもののシャワー等のように
流し洗い等ができないため、洗髪等が十分にできないほ
か清潔な入浴効果も得られない。
【0006】本発明において解決すべき課題は、より一
層簡単な構造で任意の場所に簡単に設置でき、しかも入
浴だけでなく洗髪等にも適した浴槽を提供することにあ
る。
層簡単な構造で任意の場所に簡単に設置でき、しかも入
浴だけでなく洗髪等にも適した浴槽を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、防水処理がな
されていない部屋の床に設置する浴槽と、該浴槽に湯を
送る供給配管と、前記浴槽に接続され排水のためのポン
プを備えた排水配管とからなることを特徴とする。
されていない部屋の床に設置する浴槽と、該浴槽に湯を
送る供給配管と、前記浴槽に接続され排水のためのポン
プを備えた排水配管とからなることを特徴とする。
【0008】また、浴室に配置した第1の浴槽と、前記
浴室とは別の部屋に設置する第2の浴槽と、これらの浴
槽と介護浴槽との間に設けられ循環経路を構成する供給
配管及び還流配管と、これらの供給配管及び還流配管の
それぞれに組み込んだポンプと、前記還流配管の中途に
設けられ前記浴槽側と配管外に還流水の向きを切り換え
る切換え弁を備えたものとすることもできる。
浴室とは別の部屋に設置する第2の浴槽と、これらの浴
槽と介護浴槽との間に設けられ循環経路を構成する供給
配管及び還流配管と、これらの供給配管及び還流配管の
それぞれに組み込んだポンプと、前記還流配管の中途に
設けられ前記浴槽側と配管外に還流水の向きを切り換え
る切換え弁を備えたものとすることもできる。
【0009】これらの構成において、供給配管及び還流
配管のそれぞれに湯を濾過するためのフィルタを備える
ことができる。また、第1の浴槽に湯を供給する給湯器
を接続し、第1の浴槽と第2の浴槽との間での湯の循環
または供給の際の湯の温度を、給湯器からの追加湯によ
ってほぼ一定に保持可能とした構成としてもよい。
配管のそれぞれに湯を濾過するためのフィルタを備える
ことができる。また、第1の浴槽に湯を供給する給湯器
を接続し、第1の浴槽と第2の浴槽との間での湯の循環
または供給の際の湯の温度を、給湯器からの追加湯によ
ってほぼ一定に保持可能とした構成としてもよい。
【0010】更に、供給配管から分岐して第2の浴槽側
に延びるシャワー管を設け、供給配管とシャワー管との
分岐部分に切換え弁を設けたものとすることもでき、ま
たシャワー管及びその下流の供給配管のそれぞれに弁開
度を調整可能な開閉弁を備えた構成としてもよい。
に延びるシャワー管を設け、供給配管とシャワー管との
分岐部分に切換え弁を設けたものとすることもでき、ま
たシャワー管及びその下流の供給配管のそれぞれに弁開
度を調整可能な開閉弁を備えた構成としてもよい。
【0011】
【作用】浴槽に給湯でき、ポンプを備えた排水配管によ
って浴槽からの排水も簡単に行なえ、防水処理がなされ
ていない部屋でも浴槽が設置でき、介護浴槽の据付け位
置に制限を受けることのない使い勝手が可能となる。
って浴槽からの排水も簡単に行なえ、防水処理がなされ
ていない部屋でも浴槽が設置でき、介護浴槽の据付け位
置に制限を受けることのない使い勝手が可能となる。
【0012】また、還流配管を備えたものでは、第2の
浴槽と浴室の第1の浴槽との間で湯を循環させるので、
第2の浴槽の使用が終わったら湯を浴室の第1の浴槽側
へ戻して使える。そして、切換え弁を設けておけば、第
2の浴槽で使った湯を浴室側の第1の浴槽に戻さずにそ
のまま廃棄できる。
浴槽と浴室の第1の浴槽との間で湯を循環させるので、
第2の浴槽の使用が終わったら湯を浴室の第1の浴槽側
へ戻して使える。そして、切換え弁を設けておけば、第
2の浴槽で使った湯を浴室側の第1の浴槽に戻さずにそ
のまま廃棄できる。
【0013】供給配管や還流配管にフィルタを設けてお
けば、浴室の第1の浴槽で使った湯及び第2の浴槽で使
った湯を濾過して供給することができる。また、給湯器
からの湯の追加と還流配管側からの湯の廃棄とによっ
て、循環湯を一定に保温したまま第2の浴槽での入浴が
可能となる。
けば、浴室の第1の浴槽で使った湯及び第2の浴槽で使
った湯を濾過して供給することができる。また、給湯器
からの湯の追加と還流配管側からの湯の廃棄とによっ
て、循環湯を一定に保温したまま第2の浴槽での入浴が
可能となる。
【0014】また、シャワー管及び切換え弁または開閉
弁を備えることによって、第2の浴槽では入浴だけでな
くシャワー散水も得ることができる。
弁を備えることによって、第2の浴槽では入浴だけでな
くシャワー散水も得ることができる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の浴槽を含む全体システムを一
般家庭に適用した例を示す概要である。
般家庭に適用した例を示す概要である。
【0016】図において、浴室1に据えつけた第1の浴
槽としての通常の浴槽2と、この浴室1から別れた部屋
3にセットした第2の浴槽としての介護浴槽4との間に
湯の供給及び排出のための配管系を設け、部屋3に敷い
た寝床3aの横に介護浴槽4が位置している。
槽としての通常の浴槽2と、この浴室1から別れた部屋
3にセットした第2の浴槽としての介護浴槽4との間に
湯の供給及び排出のための配管系を設け、部屋3に敷い
た寝床3aの横に介護浴槽4が位置している。
【0017】浴槽2への水及び湯はこれに付設した給湯
器2aによって供給するものとするか、たとえば一般の
浴室に適用されているように湯水混合栓を浴室に設けた
り、瞬間湯沸かし器によって給湯するシステムとしたり
してもよい。そして、浴槽2の中の湯を介護浴槽4に供
給するための供給配管5の一端を浴槽2に接続してお
き、部屋3の中にまで延ばした他端は開放端として配管
する。
器2aによって供給するものとするか、たとえば一般の
浴室に適用されているように湯水混合栓を浴室に設けた
り、瞬間湯沸かし器によって給湯するシステムとしたり
してもよい。そして、浴槽2の中の湯を介護浴槽4に供
給するための供給配管5の一端を浴槽2に接続してお
き、部屋3の中にまで延ばした他端は開放端として配管
する。
【0018】この供給配管5には、浴槽2からの湯を介
護浴槽4側に送り込むためのポンプ5aを備えると共に
その下流には湯を濾過するためのフィルタ5bを設け
る。また、フィルタ5bの下流からはシャワー管6を分
岐させ、その管端にはシャワーヘッド6aを設ける。そ
して、シャワー管6との分岐点よりも下流の供給配管5
には内蔵した弁の開度による流量調整及び止水操作が可
能な開閉弁5cを設け、シャワー管6にも同様の開閉弁
6bを備える。
護浴槽4側に送り込むためのポンプ5aを備えると共に
その下流には湯を濾過するためのフィルタ5bを設け
る。また、フィルタ5bの下流からはシャワー管6を分
岐させ、その管端にはシャワーヘッド6aを設ける。そ
して、シャワー管6との分岐点よりも下流の供給配管5
には内蔵した弁の開度による流量調整及び止水操作が可
能な開閉弁5cを設け、シャワー管6にも同様の開閉弁
6bを備える。
【0019】部屋3の中から浴室1の浴槽2までの間に
は還流配管7を配管する。この還流配管7は供給配管5
と同様に一端を浴槽2に接続し、部屋3内に位置する端
部を自由端としたものである。そして、介護浴槽4から
の湯を浴槽2側に送り込むためのポンプ7a及び濾過用
のフィルタ7bを順に備えると共に、これらのポンプ7
aとフィルタ7bとの間には三方弁式の切換え弁7cを
設け、この切換え弁7cには排水管7dを接続する。
は還流配管7を配管する。この還流配管7は供給配管5
と同様に一端を浴槽2に接続し、部屋3内に位置する端
部を自由端としたものである。そして、介護浴槽4から
の湯を浴槽2側に送り込むためのポンプ7a及び濾過用
のフィルタ7bを順に備えると共に、これらのポンプ7
aとフィルタ7bとの間には三方弁式の切換え弁7cを
設け、この切換え弁7cには排水管7dを接続する。
【0020】介護浴槽4は必要なときだけ部屋3の床に
置いて使用できるようにしたものであり、図2にその概
略斜視図を示す。
置いて使用できるようにしたものであり、図2にその概
略斜視図を示す。
【0021】介護浴槽4は、十分な強度を持つゴム等の
チューブ材4aによって形成され、その内部に空気を吹
き込むことによって図示の浴槽形状に保形性を維持して
使用可能としたものである。チューブ材4aの周壁に
は、空気の給排口4bを備えると共に供給配管5及び還
流配管7を連結するための接続口4c,4dを設ける。
給排口4bには、簡易なコンプレッサ(図示せず)から
の圧縮空気供給用のホースを連結可能とし、接続口4
c,4dは供給配管5及び還流配管7をワンタッチ式で
着脱できるようにすることが好ましい。
チューブ材4aによって形成され、その内部に空気を吹
き込むことによって図示の浴槽形状に保形性を維持して
使用可能としたものである。チューブ材4aの周壁に
は、空気の給排口4bを備えると共に供給配管5及び還
流配管7を連結するための接続口4c,4dを設ける。
給排口4bには、簡易なコンプレッサ(図示せず)から
の圧縮空気供給用のホースを連結可能とし、接続口4
c,4dは供給配管5及び還流配管7をワンタッチ式で
着脱できるようにすることが好ましい。
【0022】なお、供給配管5及び還流配管7は、部屋
3の中に伸びている部分を蛇腹管として屈曲及び伸縮で
きるものとしておけば、接続口4c,4dのへの連結は
簡単である。また、接続時のシールは、浴槽2の満水時
のヘッドに耐える程度であればよく、適切なシール部材
を組み込むだけで十分である。
3の中に伸びている部分を蛇腹管として屈曲及び伸縮で
きるものとしておけば、接続口4c,4dのへの連結は
簡単である。また、接続時のシールは、浴槽2の満水時
のヘッドに耐える程度であればよく、適切なシール部材
を組み込むだけで十分である。
【0023】チューブ材4aには、図3(図2のA−A
線矢視による縦断面図)に示すように、介護浴槽4の中
に寝た人の頭部または首を受けるためのレスト4eを設
ける。そして、給排口4bから圧縮空気を供給したとき
には、チューブ材4aが扁平な桶状に脹らみながら変形
していき、図3の状態に保形維持される。そして、接続
口4c,4dにそれぞれ供給配管5及び還流配管7を接
続することによって、介護浴槽4を浴室1の浴槽2との
間での湯の循環系に組み込むことができる。
線矢視による縦断面図)に示すように、介護浴槽4の中
に寝た人の頭部または首を受けるためのレスト4eを設
ける。そして、給排口4bから圧縮空気を供給したとき
には、チューブ材4aが扁平な桶状に脹らみながら変形
していき、図3の状態に保形維持される。そして、接続
口4c,4dにそれぞれ供給配管5及び還流配管7を接
続することによって、介護浴槽4を浴室1の浴槽2との
間での湯の循環系に組み込むことができる。
【0024】この湯の循環系において、供給配管5及び
還流配管7のそれぞれに組み込んだポンプ5a,7a
は、それぞれ独立して動作または同時に動作できるよう
にコントローラによって制御できるようにする。そし
て、たとえば部屋3の壁にこれらのポンプ5a,7aを
操作するための操作盤3bを設けるようにすると、介護
浴槽4に浸かっている人を観ながら適切な湯量を循環さ
せることができる。
還流配管7のそれぞれに組み込んだポンプ5a,7a
は、それぞれ独立して動作または同時に動作できるよう
にコントローラによって制御できるようにする。そし
て、たとえば部屋3の壁にこれらのポンプ5a,7aを
操作するための操作盤3bを設けるようにすると、介護
浴槽4に浸かっている人を観ながら適切な湯量を循環さ
せることができる。
【0025】以上の構成において、介護浴槽4を使うと
きには、図1に示すように寝床3aとほぼ平行となるよ
うにチューブ材4aを床に敷き、圧縮空気の供給ホース
8を給排口4bに連結すると共に、供給配管5及び還流
配管7をそれぞれ接続口4c,4dに連結する。
きには、図1に示すように寝床3aとほぼ平行となるよ
うにチューブ材4aを床に敷き、圧縮空気の供給ホース
8を給排口4bに連結すると共に、供給配管5及び還流
配管7をそれぞれ接続口4c,4dに連結する。
【0026】チューブ材4aに圧縮空気を供給する前
は、たとえば海水浴に使う浮袋やゴムボート等を畳んだ
ときのように、介護浴槽4はしぼんだ形状で扁平となっ
ている。このため、寝床3aに横たわっている人はその
ままチューブ材4aの上に這うようにして載り移ること
ができ、人を持ち抱えて浴槽に運び込む必要はない。
は、たとえば海水浴に使う浮袋やゴムボート等を畳んだ
ときのように、介護浴槽4はしぼんだ形状で扁平となっ
ている。このため、寝床3aに横たわっている人はその
ままチューブ材4aの上に這うようにして載り移ること
ができ、人を持ち抱えて浴槽に運び込む必要はない。
【0027】人の頭部をレスト4eの位置に合わせて寝
かせた姿勢とした後に、コンプレッサによって圧縮空気
をチューブ材4aに供給すると、チューブ材4aが膨ら
んで図2に示す桶形状に変形していく。そして、供給空
気量を適切にしてチューブ材4aが十分に保形性を維持
できる程度の硬さとすることによって、供給される湯に
よっても型崩れがないように調整する。
かせた姿勢とした後に、コンプレッサによって圧縮空気
をチューブ材4aに供給すると、チューブ材4aが膨ら
んで図2に示す桶形状に変形していく。そして、供給空
気量を適切にしてチューブ材4aが十分に保形性を維持
できる程度の硬さとすることによって、供給される湯に
よっても型崩れがないように調整する。
【0028】次いで、ポンプ5a,7aを作動させる
と、浴槽2からの湯が供給配管5から介護浴槽4に供給
されると同時に還流配管7によって再び浴槽2側に戻
る。このとき、ポンプ5aだけを一定時間だけ作動させ
ると、介護浴槽4に或る一定量の湯を溜めることができ
る。また、ポンプ5a,7aの両方を使った循環運転で
は、浴槽2も介護浴槽4も同時に人が使える状態とな
る。
と、浴槽2からの湯が供給配管5から介護浴槽4に供給
されると同時に還流配管7によって再び浴槽2側に戻
る。このとき、ポンプ5aだけを一定時間だけ作動させ
ると、介護浴槽4に或る一定量の湯を溜めることができ
る。また、ポンプ5a,7aの両方を使った循環運転で
は、浴槽2も介護浴槽4も同時に人が使える状態とな
る。
【0029】このように、介護浴槽4の中に湯を溜めた
り浴槽2との間で湯を循環させることによって、介護浴
槽4での入浴が可能となり、介護人による身体の洗浄や
洗髪が行なえる。
り浴槽2との間で湯を循環させることによって、介護浴
槽4での入浴が可能となり、介護人による身体の洗浄や
洗髪が行なえる。
【0030】ここで、フィルタ5b,7bを備えること
により、介護浴槽4側でも浴槽2側でも先に使われた湯
を濾過したものを受けることができ、不快感を伴うこと
なく入浴できる。また、湯を循環させるのに代えて、切
換え弁7cを排水管7d側に切り換えると、介護浴槽4
からの湯は浴槽2側には戻らずにそのまま排水すること
もできる。
により、介護浴槽4側でも浴槽2側でも先に使われた湯
を濾過したものを受けることができ、不快感を伴うこと
なく入浴できる。また、湯を循環させるのに代えて、切
換え弁7cを排水管7d側に切り換えると、介護浴槽4
からの湯は浴槽2側には戻らずにそのまま排水すること
もできる。
【0031】更に、供給配管5の開閉弁5cを閉じてシ
ャワー管6の開閉弁6bを開けば、シャワーヘッド6a
からシャワー散水でき、洗髪時のすすぎや入浴を終える
ときの流し洗いに好適に使える。無論、両方の開閉弁5
c,6bを開いたままでは、介護浴槽4への湯の循環供
給とシャワー散水とが同時に得られる。
ャワー管6の開閉弁6bを開けば、シャワーヘッド6a
からシャワー散水でき、洗髪時のすすぎや入浴を終える
ときの流し洗いに好適に使える。無論、両方の開閉弁5
c,6bを開いたままでは、介護浴槽4への湯の循環供
給とシャワー散水とが同時に得られる。
【0032】また、湯を循環させるときに給湯器2aか
らさし湯をして湯を追加しながら介護浴槽4を使うこと
もできる。すなわち、介護浴槽4での入浴の間に循環す
る湯だけではその温度が次第に下がっていくので、一定
の時間間隔をおいて切換え弁7cを排水管7d側に切り
換えて排水し、この排水した分に相当する量の湯を給湯
器2aから追加する。これにより、循環する湯の温度の
低下をなくすことができ、適切な運転操作によって湯の
温度を一定にしながら介護浴槽4での入浴が可能とな
る。
らさし湯をして湯を追加しながら介護浴槽4を使うこと
もできる。すなわち、介護浴槽4での入浴の間に循環す
る湯だけではその温度が次第に下がっていくので、一定
の時間間隔をおいて切換え弁7cを排水管7d側に切り
換えて排水し、この排水した分に相当する量の湯を給湯
器2aから追加する。これにより、循環する湯の温度の
低下をなくすことができ、適切な運転操作によって湯の
温度を一定にしながら介護浴槽4での入浴が可能とな
る。
【0033】図4は別のシステムの例を示す概略図であ
り、これは供給配管5及び排水配管9のみを設け、排水
配管9の終端を浴室1の床側に排水できるように臨ませ
たものである。排水配管9は介護浴槽4から浴槽2側へ
湯を戻す配管ではないため、先の例におけるフィルタは
不要でありポンプ9aのみを設けるだけでよい。また、
図示のようにシャワー管6は必ずしも必要ではないた
め、この例ではこれを省いたシステムとし、これに従い
先の例における開閉弁5cも不要である。
り、これは供給配管5及び排水配管9のみを設け、排水
配管9の終端を浴室1の床側に排水できるように臨ませ
たものである。排水配管9は介護浴槽4から浴槽2側へ
湯を戻す配管ではないため、先の例におけるフィルタは
不要でありポンプ9aのみを設けるだけでよい。また、
図示のようにシャワー管6は必ずしも必要ではないた
め、この例ではこれを省いたシステムとし、これに従い
先の例における開閉弁5cも不要である。
【0034】このようなシステムにおいてポンプ9aを
作動しない運転では、ポンプ5aによる供給配管5から
の給湯によって介護浴槽4に湯を溜めて使うことができ
る。また、排水配管9のポンプ9aも同時に作動させる
と、浴槽2からの湯を次々に供給し給湯器2aからも追
加の湯を送り込むことによって、介護浴槽4を湯が通り
抜けるような流し洗いが可能となる。
作動しない運転では、ポンプ5aによる供給配管5から
の給湯によって介護浴槽4に湯を溜めて使うことができ
る。また、排水配管9のポンプ9aも同時に作動させる
と、浴槽2からの湯を次々に供給し給湯器2aからも追
加の湯を送り込むことによって、介護浴槽4を湯が通り
抜けるような流し洗いが可能となる。
【0035】図5は別のシステムの例を示す概略図であ
り、この例では、浴室1の浴槽2の循環流路10から供
給配管5と還流配管7を分岐すると共に、分岐部に切換
え弁としての第1の三方弁10b及び第2の三方弁10
cを設けている。
り、この例では、浴室1の浴槽2の循環流路10から供
給配管5と還流配管7を分岐すると共に、分岐部に切換
え弁としての第1の三方弁10b及び第2の三方弁10
cを設けている。
【0036】介護浴槽4に浴槽2の湯を供給する場合は
第1の三方弁10bで循環流路10の往管路10d,1
0eを連通させると共に第2の三方弁10cで循環流路
10の復管路10fと供給配管5とを連通させ、ポンプ
10aを運転する。
第1の三方弁10bで循環流路10の往管路10d,1
0eを連通させると共に第2の三方弁10cで循環流路
10の復管路10fと供給配管5とを連通させ、ポンプ
10aを運転する。
【0037】介護浴槽7の湯を浴槽2に戻す場合は第1
の三方弁10bで還流配管7と往管路10eを連通させ
ると共に、第2の三方弁10cで復管路10fと復管路
10gを連通させ、ポンプ10aを運転する。
の三方弁10bで還流配管7と往管路10eを連通させ
ると共に、第2の三方弁10cで復管路10fと復管路
10gを連通させ、ポンプ10aを運転する。
【0038】浴槽2の湯を循環する場合は、第1の三方
弁10bで往管路10d,10eどうしを連通させると
共に、第2の三方弁10cで復管路10f,10gどう
しを連通させてポンプ10aを運転する。
弁10bで往管路10d,10eどうしを連通させると
共に、第2の三方弁10cで復管路10f,10gどう
しを連通させてポンプ10aを運転する。
【0039】なお、ポンプ10aと第2の三方弁10c
の間に加熱部を設け、湯の供給時に湯を加熱して追い焚
き・保温するようにしてもよい。
の間に加熱部を設け、湯の供給時に湯を加熱して追い焚
き・保温するようにしてもよい。
【0040】このような第1,第2の三方弁10b,1
0cを備えたものでは、1台のポンプ10aで切換え弁
を操作することにより、湯の供給や循環等が行なえる。
0cを備えたものでは、1台のポンプ10aで切換え弁
を操作することにより、湯の供給や循環等が行なえる。
【0041】
【発明の効果】本発明では、介護浴槽のように防水処理
がなされていない部屋の床に設置する浴槽であっても、
供給配管により給湯でき、ポンプを備えた排水配管によ
って介護浴槽からの排水も簡単に行なえ、据付け場所に
制限を受けることのない使い勝手が得られる。
がなされていない部屋の床に設置する浴槽であっても、
供給配管により給湯でき、ポンプを備えた排水配管によ
って介護浴槽からの排水も簡単に行なえ、据付け場所に
制限を受けることのない使い勝手が得られる。
【0042】第1の浴槽と第2の浴槽を循環経路で連通
し、還流配管を備えたものでは、介護浴槽の使用が終わ
ったら湯を浴室の浴槽側へ戻して使ったり、浴室の浴槽
と同時に使うことができ、浴室を使う人に影響を与える
ことがない。また、切換え弁を設けておけば、介護浴槽
で使った湯を浴室側の浴槽に戻さずにそのまま廃棄で
き、介護浴槽での湯が汚れた場合でも浴室側の浴槽に不
都合を生じることはない。
し、還流配管を備えたものでは、介護浴槽の使用が終わ
ったら湯を浴室の浴槽側へ戻して使ったり、浴室の浴槽
と同時に使うことができ、浴室を使う人に影響を与える
ことがない。また、切換え弁を設けておけば、介護浴槽
で使った湯を浴室側の浴槽に戻さずにそのまま廃棄で
き、介護浴槽での湯が汚れた場合でも浴室側の浴槽に不
都合を生じることはない。
【0043】また、浴室の浴槽の湯と介護浴槽の湯を循
環しながら入浴する場合は、一般的に小型の介護浴槽の
湯温低下を防止できる。
環しながら入浴する場合は、一般的に小型の介護浴槽の
湯温低下を防止できる。
【0044】更に、供給配管や還流配管にフィルタを設
けておけば、浴室の浴槽でも介護浴槽でも清潔な湯を使
うことができる。また、給湯器からの湯の追加と還流配
管側からの湯の廃棄とによって、循環湯を一定に保温し
たまま介護浴槽での入浴が可能となり、湯冷め等を招く
こともない。
けておけば、浴室の浴槽でも介護浴槽でも清潔な湯を使
うことができる。また、給湯器からの湯の追加と還流配
管側からの湯の廃棄とによって、循環湯を一定に保温し
たまま介護浴槽での入浴が可能となり、湯冷め等を招く
こともない。
【0045】また、シャワー管及び切換え弁または開閉
弁を備えることによって、シャワー散水も得ることがで
き、洗髪や入浴後の洗い流しにも好適に利用できる。
弁を備えることによって、シャワー散水も得ることがで
き、洗髪や入浴後の洗い流しにも好適に利用できる。
【図1】本発明の浴槽装置を含む全体のシステムを示す
概略図である。
概略図である。
【図2】介護浴槽のチューブ材を膨らませて浴槽形状に
保形させたときの概略斜視図である。
保形させたときの概略斜視図である。
【図3】図2のA−A線矢視による縦断面図である。
【図4】還流配管に代えて排水配管を備える例の全体シ
ステムを示す概略図である。
ステムを示す概略図である。
【図5】第1,第2の三方弁を備えるシステムの概略図
である。
である。
1 浴室 2 浴槽 2a 給湯器 3 部屋 3b 操作盤 4 介護浴槽 4a チューブ材 4b 給排口 4c 接続口 4d 接続口 5 供給配管 5a ポンプ 5b フィルタ 5c 開閉弁 6 シャワー管 6a シャワーヘッド 6b 開閉弁 7 還流配管 7a ポンプ 7b フィルタ 7c 切換え弁 7d 排水管 8 供給ホース
Claims (6)
- 【請求項1】 防水処理がなされていない部屋の床に設
置する浴槽と、該浴槽に湯を送る供給配管と、前記浴槽
に接続され排水のためのポンプを備えた排水配管とから
なる浴槽装置。 - 【請求項2】 浴室に配置した第1の浴槽と、前記浴室
とは別の部屋に設置する第2の浴槽と、これらの浴槽と
介護浴槽との間に設けられ循環経路を構成する供給配管
及び還流配管と、これらの供給配管及び還流配管のそれ
ぞれに組み込んだポンプと、前記還流配管の中途に設け
られ前記浴槽側と配管外に還流水の向きを切り換える切
換え弁とからなる浴槽装置。 - 【請求項3】 前記供給配管及び還流配管のそれぞれに
湯を濾過するためのフィルタを備えてなる請求項2記載
の浴槽装置。 - 【請求項4】 前記第1の浴槽に湯を供給する給湯器を
接続し、前記第1の浴槽と第2の浴槽との間での湯の循
環または供給の際の湯の温度を、前記給湯器からの追加
湯によってほぼ一定に保持可能としてなる請求項2記載
の浴槽装置。 - 【請求項5】 前記供給配管から分岐して前記第2の浴
槽側に延びるシャワー管を設け、前記供給配管とシャワ
ー管との分岐部分に切換え弁を設けてなる請求項2記載
の浴槽装置。 - 【請求項6】 前記供給配管から分岐して前記第2の浴
槽側に延びるシャワー管を設け、前記シャワー管及びそ
の下流の供給配管のそれぞれに弁開度を調整可能な開閉
弁を備えてなる請求項2記載の介護浴槽装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31796794A JPH08173500A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 浴槽装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31796794A JPH08173500A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 浴槽装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08173500A true JPH08173500A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18093996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31796794A Pending JPH08173500A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 浴槽装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08173500A (ja) |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP31796794A patent/JPH08173500A/ja active Pending
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