JPH0970365A - 浴槽装置 - Google Patents

浴槽装置

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Publication number
JPH0970365A
JPH0970365A JP22902395A JP22902395A JPH0970365A JP H0970365 A JPH0970365 A JP H0970365A JP 22902395 A JP22902395 A JP 22902395A JP 22902395 A JP22902395 A JP 22902395A JP H0970365 A JPH0970365 A JP H0970365A
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JP
Japan
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bathtub
hot water
pump
switching
flow path
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JP22902395A
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Eiji Harada
英次 原田
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴室の浴槽と別の部屋に設置したたとえば介
護用の浴槽との間の配管をより一層簡単に設備できるよ
うにして汎用性を向上させること。 【解決手段】 給湯設備から湯が供給される浴槽と、別
の部屋等に配置されるたとえば介護用の浴槽とを備え、
浴室の浴槽から介護用のの浴槽へ向けての湯の供給及び
建屋の排水系統への湯の排出のための配管系をこれらの
浴槽の間に備えた浴槽装置であって、配管系には、第1
の浴槽から第2の浴槽へ向かう流路、第1の浴槽から排
水系統に向かう流路、及び第2の浴槽から排水系統に向
かう流路のそれぞれに流路を切り換えて湯を供給可能と
した切換え手段を備え、切換え手段を浴室の浴槽からの
湯の供給路に接続するだけで、これらの浴槽を同時また
は別々に使用できるほか、排水もそれぞれ独立して行な
わせる設備とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば病床にあ
る人や寝起きの不自由な人が使うための介護浴槽を設備
の一つとして含む浴槽装置に関する。
【0002】
【従来の技術】入浴するにときに介護を必要とする人の
ための介護浴槽として、従来から様々なものが提供され
ている。この介護浴槽は、たとえば寝起きが不自由な人
が寝た姿勢のまま入浴できるものや、浴槽への出入りが
簡単にできるほか座った姿勢で入浴できるようにすると
いうものがその基本的な構成である。
【0003】たとえば、折り畳み式の介護浴槽を除い
て、従来から利用されている介護浴槽は専用の場所に固
定的に据え付けるものが殆どである。このため、たとえ
ば病床に伏している人の場合では、通常防水処理がなさ
れていないその人の部屋に介護浴槽を置くことになり、
部屋の大きさや排水ができないため、据付けができない
こともある。
【0004】このような問題に対し、本出願人は、浴室
の浴槽の湯を部屋に設置した介護専用の浴槽に導いて使
用できると共に、この介護用の浴槽からの湯の排出も簡
単にできるようにした設備を提案して特願平6−317
967号として出願した。
【0005】このような介護専用の浴槽への湯の供給と
その排出ができるような設備とすることによって、たと
えば一般家庭においても、最も介護しやすい部屋を選択
してこの部屋に浴槽を設置することができる。そして、
浴室の浴槽と湯の供給や排水等を連携させるとともに、
給水や排水の設備を備えない部屋であっても介護用の浴
槽自体を利用した給水と排水とすることにより、介護浴
槽としてより一層好適に使うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように任意の部屋
に介護用の浴槽を設置できるという利点がある反面、配
管設備が複雑でそのためのスペースも大きくなる傾向が
ある。たとえば、浴室の浴槽からの介護用の浴槽への湯
の供給のための配管と、使用した後の湯の排出のための
配管を別個にしてそれぞれにポンプを配置したり、この
ような配管に代えて浴室の浴槽と介護用の浴槽との間に
循環流路とポンプを備えるような設備とすることが必要
である。
【0007】したがって、配管のスペースが確保できな
いような浴室と部屋との関係では設備に制限を受けるこ
とになって、介護用の部屋を変更したりすることも必要
となり、汎用性に欠ける面がある。また、浴室の浴槽か
ら介護用の浴槽へ向けての供給用の配管と介護用の浴槽
からの排水のための配管の2系統を備えるものであれ
ば、配管が複雑になり家屋の形態によってはその施工に
支障を来たす恐れもある。
【0008】このように、従来の介護用の浴槽装置で
は、介護に適したそれぞれの部屋に浴槽を設置できるも
のの、設備のための配管に関しては改善すべき問題が残
っている。
【0009】本発明において解決すべき課題は、浴室の
浴槽と別の部屋に設置したたとえば介護用の浴槽との間
の配管をより一層簡単に設備できるようにして汎用性を
向上させた浴槽装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、給湯設備から
湯が供給される第1の浴槽と、該第1の浴槽とは独立し
て別配置される第2の浴槽とを備え、第1の浴槽から第
2の浴槽へ向けての湯の供給及び建屋の排水系統への湯
の排出のための配管系をこれらの第1及び第2の浴槽の
間に備えた浴槽装置であって、配管系には、第1の浴槽
から第2の浴槽へ向かう流路、第1の浴槽から排水系統
に向かう流路、及び第2の浴槽から排水系統に向かう流
路のそれぞれに流路を切り換えて湯を供給可能とした切
換え手段を備えてなることを特徴とする。
【0011】このような構成において、切換え手段は、
第1の浴槽から第2の浴槽に向けて湯を送るポンプを内
蔵した切換えユニットであって、ポンプの入側を第1の
浴槽側へ及び出側を第2の浴槽側にそれぞれ連通させる
主流路と、ポンプを迂回して分岐させたバイパス流路
と、ポンプの下流側であってバイパス流路との分岐点よ
りも上流側から排水系統へ連通させるために分岐させた
排水路とを備え、主流路とバイパス流路及び排水路との
それぞれの分岐点に三方弁式の切換え弁をそれぞれ独立
して操作可能に配置したものとすることができる。
【0012】また、切換え弁を電動機駆動方式とし、ポ
ンプの作動及び各切換え弁による流路切換えを同期させ
て制御する系を備えるようにしてもよい。
【0013】更に、ポンプの下流の主流路からバイパス
流路及び排水路への分岐部に、ポンプの上流側であって
バイパス流路との間の三方弁式の切換え弁と独立して作
動する四方弁式の切換え弁を備える構成とすることもで
きる。
【0014】第1の浴槽に湯を循環させることのできる
給湯機等の浴槽水循環機器を循環路を介して接続し、吸
い込み側循環路に、吐出側循環路から吸い込み側循環路
に向けての逆流を阻止する逆止弁を設け、この逆止弁と
第1の浴槽の間の吸い込み側循環路の途中に、切換えユ
ニットへの流路を接続したものとしてもよい。
【0015】更に、切換えユニットは、第1の浴槽から
第2の浴槽に向かう湯の流量を検出する検出手段を備
え、この検出手段による信号によりポンプの作動を制御
して第2の浴槽への湯量を調整可能な構成とすることも
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】切換え手段によって、第1の浴槽
から建屋の排水系統にそのまま湯を排出するほか、第2
の浴槽へ湯を供給することによってこの第2の浴槽にお
いても湯を使った入浴が可能となる。そして、第2の浴
槽から建屋の排水系統への排出も切換え手段の操作によ
って行なうことができ、第1の浴槽とは全く無縁で第2
の浴槽の使用態様を設定することができる。
【0017】切換え手段として切換えユニットを備える
ものでは、三方弁式の切換え弁のそれぞれの操作及びポ
ンプの作動によって第1及び第2の浴槽についての湯の
供給や排出が行われる。そして、切換え弁を電動機駆動
方式としたものでは、ポンプの作動と同期させてその作
動を制御することによって、第1及び第2の浴槽を同時
に使うような場合でも、湯の供給や排出が適正に行われ
る。また、四方弁式の切換え弁を採用するものでは、切
換えユニットを更に簡略な構成とすることができる。
【0018】第1の浴槽に給湯機等の浴槽水循環機器を
備えたものにおいては、この浴槽水循環機器に向かう吸
い込み側循環路に逆止弁を備えておけば、第2の浴槽側
への湯の供給路を第1の浴槽の外部の配管に接続するだ
けの施工で済む。
【0019】また、切換えユニットのポンプの作動を制
御して第2の浴槽への湯の供給量を調整できるようにす
れば、第2の浴槽を使うのに適した量の湯を第1の浴槽
の使状況に関係なく設定することができる。
【0020】なお、第2の浴槽としては、たとえば建屋
の居住室等のように防水のための設備を備えない部屋に
設置され介護用の浴槽とすることができる。
【0021】
【実施例】図1は本発明の浴槽を含む全体システムを一
般家庭に適用した例を示す概要である。
【0022】図において、浴室1に据え付けた第1の浴
槽としての通常の浴槽2と、この浴室1から別れた部屋
3にセットした第2の浴槽としての介護浴槽4との間に
湯の供給及び排出のための配管系を設けている。
【0023】なお、介護浴槽4は必要なときだけ部屋3
の床に置いて使用できるようにしたものであり、たとえ
ば十分な強度を持つゴム等のチューブ材によって形成さ
れ、その内部に空気を吹き込むことによって図示の浴槽
形状とすることができるものであればよい。
【0024】浴槽2への水及び湯はこれに付設した給湯
機2aによって供給するものとするか、たとえば一般の
浴室に適用されているように湯水混合栓を浴室に設けた
り、瞬間湯沸かし器によって給湯するシステムとしたり
してもよい。そして、配管系は浴槽2の中の湯の介護浴
槽4への供給及びこれらの浴槽2及び介護浴槽4からの
湯の排出を可能とするように構成されている。
【0025】この配管系はポンプを内蔵した切換えユニ
ット5を切換え手段として備え、この切換えユニット5
には浴槽2との間には供給管6を接続すると共に介護浴
槽4との間には給排管7を接続し、更に不要となった浴
槽2及び介護浴槽4からの湯を建屋の排水本管に排出す
るための排水管8を接続している。
【0026】なお、給排管7は通常のパイプが利用でき
るほか、介護浴槽4との間の接続が容易となるようにそ
接続部分だけを屈曲自在なホースとすることができる。
また、供給側と排水側の流路を別系統とするために2本
のパイプを配管したものとしてもよく、浴槽1からの湯
を供給するときの湯の浄化のために給水側の流路にはフ
ィルタを組み込むようにしてもよい。
【0027】図2は切換えユニット5の流路切換え構造
を示す概略図である。
【0028】切換えユニット5には供給管6,給排管7
及び排水管8をそれぞれ接続するためのポート5a,5
b,5cをそれぞれ備え、ポート5a,5bとの間を主
流路9aによって接続している。この主流路9aにはポ
ート5aからポート5bに向けて流体を圧送するポンプ
10を組み込み、このポンプ10の圧送方向の上流側と
下流側とから分岐させたバイパス流路9bを主流路9a
に接続している。また、ポンプ10よりも下流側であっ
てバイパス流路9bとの分岐点よりも上流側の位置から
はポート5cに向かう排水路9cを分岐させている。
【0029】主流路9aとバイパス流路9bとの分岐点
であってポンプ10の上流側及び下流側にはそれぞれ第
1切換え弁11a及び第2切換え弁11bを備えると共
に、主流路9aと排水路9cとの分岐点には第3切換え
弁11cを設ける。これらの第1〜第3切換え弁11a
〜11cは従来から知られている三方切換え弁であっ
て、モータ駆動によって内蔵した弁体を回転させること
により、流路をそれぞれ切換え可能としたものである。
【0030】第1切換え弁11aは、ポート5aからポ
ンプ10側へ向けての流路及びバイパス流路9bからポ
ンプ10側に向けての流路のいずれか一方を開くように
動作する。第2切換え弁11bはポンプ10からポート
5bへ向けての流路及びポート5bからバイパス流路9
bへ向けての流路のいずれか一方を開く動作を行なう。
そして、第3切換え弁11cはポンプからポート5bへ
向けての流路及び排水路9cへ向けての流路のいずれか
一方を開くように動作する。
【0031】浴室1の浴槽2から介護浴槽4への湯の供
給やこれらの浴槽2、4からの湯の排出等の操作は、ポ
ンプ10の作動及び各切換え弁11a〜11cの流路切
換え動作によって行われる。そして、このような操作は
適切な位置に設けた操作盤12によって行なうものと
し、必要とする湯の流れとなるようにポンプ10及び各
切換え弁11a〜11cの作動を操作盤12に組み込ん
だコントローラによって制御する。
【0032】また、このような制御において、図2に示
すように第1切換え弁11aとポンプ10との間に流量
を検出するための流量センサ9dを備え、浴槽2から介
護浴槽4に湯を送るときの流量の設定や、積算流量を検
出することによって介護浴槽4へ適量の湯を供給した後
にはポンプ10の作動を停止させるような制御とするこ
ともできる。
【0033】以上の構成において、切換えユニット5に
よって、浴室1の浴槽2及び部屋3に設置した介護浴槽
3のそれぞれについて、湯の供給や排出を行なうことが
でき、その動作の態様を図3に示す。
【0034】図3の(a)は、3個の切換え弁11a〜
11cのそれぞれが主流路9aのみを連通させ、バイパ
ス流路9b及び排水路9cへの流路が遮断されている状
態であり、これは操作盤12によって設定可能である。
そして、この場合ではポンプ10を作動させると、浴室
1の浴槽2に溜まっている湯が主流路9aを経由して介
護浴槽4に供給される。このとき、介護浴槽4に適量の
湯が供給されるように、流量センサ9dによる積算流量
に基づいてポンプ10の出力や作動時間をコントローラ
によって制御する。
【0035】同図の(b)は、第1切換え弁11aは主
流路9aだけを連通させてバイパス流路9bとの間の流
路を遮断し、第2切換え弁11bを排水路9c側が開く
ように設定したものである。この場合では、ポンプ10
の作動によって、浴槽2から湯が排水路9c側に吸引さ
れ、排水管8から建屋の排水本管へと排出される。
【0036】また、同図の(c)は、第1切換え弁11
aがその下流の主流路9aとバイパス流路9bとを連通
させて浴槽2からの流路を遮断し、第2切換え弁11b
は同図(b)の場合と同様に排水路9c側への流路を接
続し、更に第3切換え弁11cはポート5b側とバイパ
ス流路9aとを連通させた状態に設定したものである。
この場合では、ポンプ10が作動すると、介護浴槽4の
湯がバイパス流路9bを経由してポンプ10によって吸
引され、排水路9cから排水管8側へ排出される。
【0037】このように、切換えユニット5の操作とポ
ンプ10の作動とによって、浴槽2から介護浴槽4への
湯の供給だけでなく、浴槽2及び介護浴槽4のそれぞれ
について独立して湯の排出が行なえる。この場合、介護
浴槽4に湯を供給した後、浴室1の浴槽2を使用しない
ときには、図3の(b)に示した流路設定によって、浴
槽2からの湯を全て排出できる。また介護浴槽4の使用
を終えたときでも、図3の(c)に示した流路設定によ
り、介護浴槽4からのみ使用済みの湯を排出できる。
【0038】また、介護浴槽4からの湯を排出した後
に、浴槽2からの湯を再び介護浴槽4に供給するときに
は、第1切換え弁11aと第2切換え弁11cはバイパ
ス流路9bとの間の流路を遮断する。このため、介護浴
槽4から使用済みの湯をポンプ10によって排出すると
き、バイパス流路9bにこの湯が残っていたとしても、
浴槽2からの湯がこの残湯と合流することはない。した
がって、介護浴槽4には浴槽2で使用されていた湯のみ
が供給されることになり、介護浴槽4で前回使用され湯
または温度降下して水となったものは一切混合されな
い。これにより、介護浴槽4への湯は温度低下を伴わな
いだけでなく、清浄な湯が介護浴槽4に供給されること
になる。
【0039】図4は切換えユニット5の別の構成例を示
す概略図である。
【0040】この例は、図2で示した切換えユニット5
における第2,第3切換え弁11b,11cを四方切換
え弁13に置き換えたものである。この四方切換え弁1
3も、各種の配管において知られている従来周知のもの
であり、モータ駆動によって弁体を回転させることによ
り接続した4系統の流路の内の任意の2組から全ての組
の系統の流路を互いに連通させるようにしたものであ
る。
【0041】四方切換え弁13には主流路9aのポンプ
10側とポート5b側の2系統の主流路9aと、バイパ
ス流路9b及び排水路9cの4系統が接続され、図3の
(a)に示したように浴槽2から介護浴槽4への湯の供
給の際には、ポンプ10側とポート5b側の主流路9a
どうしを連通させる。また、図3の(b)に示した浴槽
2からの湯の排出の場合には、ポンプ10側の主流路9
aと排水路9cの2系統を四方切換え弁13によって連
通させればよい。そして、図3の(c)に示した介護浴
槽4からの湯の排出の際には、ポート5b側の主流路9
aをバイパス流路9bに連通させると同時にポンプ10
側の主流路9aを排水路9cに連通させることによっ
て、同様に介護浴槽4からの湯の排出が可能である。
【0042】図5は浴室1の浴槽2用への給湯用のとし
て既設の給湯機14を備えている設備に対して、部屋3
に新たに介護浴槽4を設置すると共にこの給湯機及び浴
槽2に切換えユニット5を介して介護浴槽4への給湯及
び使用済みの湯の排出を可能とした例である。
【0043】給湯機14はポンプ14aを内蔵して浴槽
1に付帯した湯水混合栓に給湯するための給湯路14b
を備え、更にポンプ14aによって浴槽2の中の湯を循
環させて追い焚きするための循環路14cを備えたもの
である。循環路14cは浴槽2からポンプ14aを経由
して給湯機14を巡る流路を形成するもので、循環路1
4cは浴槽2からポンプ14aまでの吸い込み側循環路
14eと、ポンプ14aから浴槽2までの吐出側循環路
14fとから構成されている。吸い込み側循環路14e
には、吐出側循環路14fから吸い込み側循環路14e
に向けて逆流を防止するための逆止弁14dを設け、こ
の逆止弁14dと浴槽2の水鋳込み側循環路14eの途
中に供給管6を接続している。
【0044】切換えユニット5及びこれに接続する供給
管6,介護浴槽4との間の給排管7及び排出のための排
水管8の構成は先の例と同様であり、操作盤12による
操作によって、浴槽2から介護浴槽4への給湯のほか、
浴槽2及び介護浴槽4のそれぞれからの排水管8への湯
の排出が可能である。
【0045】このような設備では、給湯機14周りの既
設の循環路14cに供給管6を接続するだけで、浴室1
の浴槽2に直接供給管6を接続する施工は不要となる。
【0046】すなわち、たとえば図1に示したような例
では、供給管6を浴槽2の中に上から挿し込むことによ
って浴槽2からの湯を回収するようにしているが、この
ような供給管6の配管であれば、浴室1の壁を開けたり
して配管を通す等の施工となる。これに対し、既設の給
湯機14が浴室2の外に設備されていて循環路14cも
外部配管のものであれば、浴室2の外で供給管6を循環
路14cに接続できる。したがって、浴室2の壁を配管
用の孔として開けたり、浴槽2自身を加工して配管を接
続するような作業は無用となり、既設の設備について改
修を施すことなく介護浴槽4の設置が可能となる。
【0047】また、このような給湯機14を浴槽水循環
機器とするほかに、たとえば気泡浴槽として従来から知
られているような機器を備える場合でも同様の配管とし
て施工を簡単にすることができる。気泡浴槽は、浴槽1
内の湯をポンプによって循環させると同時に浴槽1に吐
出するといエジェクター効果により空気を吸い込み、気
泡を混入した噴流を吐出するというものであるが、浴槽
2周りの循環配管は図5に示した給湯機14の場合とほ
ぼ同様である。したがって、浴槽2からポンプに向かう
循環路の中途から切換えユニット5に向かう流路を分岐
させると共にポンプ側への流路には逆止弁を備える設備
とすれば、介護浴槽4を新設するときの配管施工も同様
に簡単になる。
【0048】更に、他の浴槽水循環機器としては、浴槽
水を常時浄化・保温していつでも入浴できるようにした
浴槽水浄化保温装置等を適用してもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明では、第1の浴槽側からの湯の供
給路と第2の浴槽との間での湯の給排路及び建屋の排水
系統への排水路の流路構成とするだけでよいので、従来
構造に比べると配管の本数が削減され、簡略な設備とし
てその汎用性を向上させることができる。
【0050】また、三方弁または四方弁式の切換え弁を
持つ切換えユニットであれば、第1の浴槽から第2の浴
槽への湯の供給やこれらの浴槽からの湯の排出が1個の
ポンプの作動のみで済むので、設備を更に簡略にでき、
建屋における第1及び第2の浴槽の設置状況等の条件に
制約を受けない施工が可能となる。
【0051】更に、切換えユニットを備えるものでは、
その主流路の入側を第1の浴槽からの湯の供給路に接続
するだけでよいので、第1の浴槽との流路の接続も簡単
にできるほか、たとえば追い焚き式の給湯機や気泡浴槽
等の浴槽水循環機器を備える既設の設備であれば、浴槽
と浴槽水循環機器の間の循環路に流路を接続すればよい
だけなので、既設の設備に対しても簡単な施工で済む。
【0052】更に、第1の浴槽から第2の浴槽へ送る湯
の流量を調整できるようにすれば、第1の浴槽の使用状
況に関係なく第2の浴槽に最適な量の湯を供給でき、第
2の浴槽の用途に応じた最適使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浴槽装置を含む全体のシステムを示す
概略図である。
【図2】切換えユニットの構成を示す概略図である。
【図3】切換えユニットの操作による湯の流れを示す概
略図であって、同図の(a)は浴室の浴槽から介護浴槽
に湯を供給するとき、同図の(b)は浴室の浴槽の湯を
排水するとき、同図の(c)は介護浴槽の湯を排水する
ときをそれぞれ示す。
【図4】四方弁式の切換え弁を備えた切換えユニットの
例を示す図である。
【図5】浴槽及び追い焚き式の給湯機を備えた既設の設
備に対して介護浴槽への湯の供給及び排出を可能とする
施工例を示す図である。
【符号の説明】
1 : 浴室 2 : 浴槽 2a:給湯機 3 :部屋 4 :介護浴槽 5 :切換えユニット 5c:開閉弁 6 :供給管 7 :給排管 8 :排水管 9a:主流路 9b:バイパス流流路 9c:排水路 9d:流量センサ 10 :ポンプ 11a:第1切換え弁 11b:第2切換え弁 11c:第3切換え弁 12:操作盤 13:四方切換え弁 14:給湯機 14a:ポンプ 14b:給湯路 14c:循環路 14d:逆止弁 14e:吸い込み側循環路 14f:吐出側循環路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯設備から湯が供給される第1の浴槽
    と、該第1の浴槽とは独立して別配置される第2の浴槽
    とを備え、第1の浴槽から第2の浴槽へ向けての湯の供
    給及び建屋の排水系統への湯の排出のための配管系をこ
    れらの第1及び第2の浴槽の間に備えた浴槽装置であっ
    て、前記配管系には、第1の浴槽から第2の浴槽へ向か
    う流路、第1の浴槽から排水系統に向かう流路、及び第
    2の浴槽から排水系統に向かう流路のそれぞれに流路を
    切り換えて湯を供給可能とした切換え手段を備えてなる
    浴槽装置。
  2. 【請求項2】 切換え手段は、第1の浴槽から第2の浴
    槽に向けて湯を送るポンプを内蔵した切換えユニットで
    あって、ポンプの入側を第1の浴槽側へ及び出側を第2
    の浴槽側にそれぞれ連通させる主流路と、ポンプを迂回
    して分岐させたバイパス流路と、ポンプの下流側であっ
    てバイパス流路との分岐点よりも上流側から排水系統へ
    連通させるために分岐させた排水路とを備え、主流路と
    バイパス流路及び排水路とのそれぞれの分岐点に三方弁
    式の切換え弁をそれぞれ独立して操作可能に配置してな
    る請求項1記載の浴槽装置。
  3. 【請求項3】 切換え弁を電動機駆動方式とし、ポンプ
    の作動及び各切換え弁による流路切換えを同期させて制
    御する系を備えてなる請求項2記載の浴槽装置。
  4. 【請求項4】 ポンプの下流の主流路からバイパス流路
    及び排水路への分岐部に、ポンプの上流側であってバイ
    パス流路との間の三方弁式の切換え弁と独立して作動す
    る四方弁式の切換え弁を備えてなる請求項2または3記
    載の浴槽装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の浴槽に湯を循環させることの
    できる給湯機等の浴槽水循環機器を循環路を介して接続
    し、吸い込み側循環路に、吐出側循環路から吸い込み側
    循環路に向けての逆流を阻止する逆止弁を設け、該逆止
    弁と前記第1の浴槽の間の吸い込み側循環路の途中に、
    前記切換えユニットへの流路を接続してなる請求項2か
    ら4のいずれかに記載の浴槽装置。
  6. 【請求項6】 前記切換えユニットは、前記第1の浴槽
    から第2の浴槽に向かう湯の流量を検出する検出手段を
    備え、該検出手段による信号により前記ポンプの作動を
    制御して前記第2の浴槽への湯量を調整可能としてなる
    請求項2から5のいずれかに記載の浴槽装置。
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