JP3495001B2 - 異なる位置に設置した2か所の浴槽または異なる浴温の浴槽の浴槽水循環ろ過加熱装置 - Google Patents

異なる位置に設置した2か所の浴槽または異なる浴温の浴槽の浴槽水循環ろ過加熱装置

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JP3495001B2 JP2001026138A JP2001026138A JP3495001B2 JP 3495001 B2 JP3495001 B2 JP 3495001B2 JP 2001026138 A JP2001026138 A JP 2001026138A JP 2001026138 A JP2001026138 A JP 2001026138A JP 3495001 B2 JP3495001 B2 JP 3495001B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽水を循環さ
せ、ろ過材を用いて浄化する浴槽水の循環ろ過装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の浴槽水の循環ろ過装置は、旅館、
ホテル等の大浴場、露天風呂、温水プール等に使用され
る業務用であって、タイマー設定によりいつでも浴槽に
供給する湯を適温及び適湯面に制御し、さらにこの浴槽
水をろ過装置を通し清浄化し、いつでも心地よく入浴で
きる状態としている。この浴槽水の循環ろ過装置では、
浴槽水を毎日新しい水と入れ替えて清掃する必要はな
く、従って水道代および加熱燃料代が節約できる利点が
ある。
【0003】上記した従来の浴槽水の循環ろ過装置を
に示す。浴槽41の底部より浴槽水をろ過ポンプ44
の吸入側で吸入して、ヘアキャッチャー43に通して毛
髪や異物を除去する。このヘアキャッチャー43は合成
樹脂バケットを内蔵している。
【0004】ヘアキャッチャー43を通った浴槽水はろ
過ポンプ44によりろ過フィルター装置45に送られて
内蔵のフィルターによりろ過されて清浄化される。浄化
された浴槽水は、次いで昇温三方弁46に入り、その管
路の後端に設けた温度センサー48で浴槽41に供給す
る湯温である浴槽41への流入温度を検知し、この検知
信号を制御盤49内の電子サーモに受けて昇温三方弁4
6を制御する。浴槽41の流入温度が適温であれば、昇
温三方弁46は図で上方のバイパス管路を大きく開き、
浴槽41の流入温度が低ければ図で下方の加熱管路を大
きく開いて加熱装置47で加熱する。すなわち、浴槽4
1の温度が電子サーモ設定温度である例えば40℃より
低い場合は、加熱装置47側へ流入量を増加するように
昇温三方弁46を動作し、温度センサー48の検知温度
が電子サーモ設定温度に近づくように昇温三方弁46を
比例調整する。浴槽41の湯面は、湯面計50内に浴槽
41の湯面と同レベルに浴槽41からの湯を入れ、その
レベルを湯面計50内に設けた湯面レベルに合わせた長
さの異なる複数の電極棒で検知し、湯面が低下している
場合は制御盤49で補給水弁51を開閉して水を補給し
て一定の湯面に制御する。
【0005】ところで、最近の入浴施設は、ジェット風
呂、気泡風呂、電気風呂、うたせ湯、温水プールなどと
多種小容量の浴槽が好まれ混在している。このためそれ
ぞれにろ過装置を必要とするのでそれらに合わせた数の
複数台のろ過装置が必要となっている。しかし、一方、
設備費を抑制するためにイニシャルコストダウン、設置
スペースの縮小などが求められている。さらに男女年齢
によりまた好みにより心地よく入浴できる湯温に差があ
り、そこで浴槽毎に湯温をことなる温度に調整できる装
置が求められている。
【0006】さらに、老人ホームなどの異なる階に複数
の浴槽が設置されていたり、大きさの相違する浴槽が設
置されている場合、あるいは同一階に有って同一水平レ
ベルになっていても、複数の浴槽同士の距離が離れてい
る場合、あるいは浴槽水の温度を異なる複数の浴槽の場
合には、これらに浴槽水を別々の循環ろ過装置で供給し
ていた。しかし、コスト削減のために一つの循環ろ過装
置で適温及び適湯面に制御することが求められている。
【0007】そこで、図6に示すように、同一水平レベ
ルの二つの浴槽41a、浴槽41bの場合には、浴槽4
1aおよび浴槽41bを連通管42で接続して1台のろ
過循環装置により循環ろ過している。すなわち、浴槽4
1a、浴槽41bを連通管42で接続すると共に、浴槽
41a、浴槽41bの底部より浴槽水をろ過ポンプ44
の吸入側で吸入して、合成樹脂バケットを内蔵している
ヘアキャッチャー43に通して毛髪や異物を除去する。
ヘアキャッチャー43を通った浴槽水はろ過ポンプ44
によりろ過フィルター装置45に送られて内蔵のフィル
ターによりろ過されて清浄化される。浄化された浴槽水
は、次いで昇温三方弁46に入り、その管路の後端に設
けた温度センサー48でそれぞれの浴槽41aおよび浴
槽41bに供給する浴槽往温度を検知し、この検知信号
を制御盤49の電子サーモに受けて昇温三方弁46を制
御する。すなわち、制御盤49の電子サーモによって昇
温三方弁46を比例調整して、浴槽往温度が適温であれ
ば、昇温三方弁46は加熱装置47側の管路を閉じ他方
の管路を開き、浴槽往温度が低ければ加熱装置47側の
管路を開き、かつ、他方の管路を閉じ、加熱装置47で
加熱する。浴槽41a、浴槽41bの湯面は、一方の浴
槽41aの湯面のレベルを湯面計50内に設けた長さの
異なる電極棒で検知し、湯面がかけ湯などで使用され減
少している場合は、制御盤49で補給水弁51を開閉し
て水を補給して一定に制御される。しかし、浴槽41a
および浴槽41bの間の距離が大きく離れている場合に
は、循環路の口径面積の2倍以上の口径面積を有する連
通管42を必要とする。
【0008】しかし、上記したように、複数の浴槽の大
きさが異なっていたり、あるいは同一水平面になく、異
なる階に設けられている場合には、それぞれの浴槽の湯
面レベルが異なるので、これらを同一管路に連通する
と、異なる階の浴槽間に水圧差が生じ、各浴槽内の湯面
を一つの循環ろ過装置で同一レベル高さになるように循
環供給することは出来なくなる問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、異なる大きさあるいは異なるレベル高さに
設置された複数の浴槽において、浴槽に循環する浴槽水
の湯の循環管路を共通化して一つの浴槽水循環ろ過加熱
装置とし、さらに各浴槽の湯温を任意の適温および適湯
面に制御することにより、設備スペースを縮小すると共
に設備コストおよび運転コストを削減できる装置を提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明の手段は、請求項1の発明では、異なる位置に設置
した2か所の浴槽26、1の両浴槽底部から排湯するそ
れぞれの排出管路37、36に流量調整バルブ15、2
8とその後方の逆止弁16、17を有する流水量調整手
段を配備し、流水量調整手段を経た管路を合わせて1本
の管路とし、該管路にヘアキャッチャー2、ろ過ポンプ
3およびろ過フィルター装置4を設け、ヘアキャッチャ
ー2およびろ過ポンプ3間の管路に湯面計27、10の
検知に基づき開閉する補給水弁11を有する補給水管路
を接続して浄化手段とし、浄化手段に続いて湯温三方弁
13で分岐して一方の管路をバイパス管路8とし他方の
管路を加熱装置5を有する加熱管路7とした後に合一
し、合一した管路に温度センサー9を設けて湯温制御手
段とし、湯温制御手段を経た管路を分岐して、2か所の
浴槽用の管路6、25とし、低い位置の低所浴槽用の管
路6の入り口側に落水防止電磁弁29からなる落水防止
手段を配備し、該落水防止手段を経た低所浴槽用管路
と他方の高所浴槽用管路25の両管路に、2か所の浴槽
26、1に付設した湯面計27、10の検知に基づき、
それぞれの湯面レベルを制御する湯面制御弁18、21
と流量調整弁19、35を設けた管路と、バイパス流量
調整弁20、22を設けた管路の並列管路からなる湯面
レベル制御手段をそれぞれ設け、かつ、上記の流水量調
整手段、浄化手段、湯温制御手段、落水防止手段および
湯面レベル制御手段を制御する制御盤14を付設し、湯
面レベル制御手段を経た両管路25、6を循環管路とし
て該2か所の浴槽26、1へそれぞれ接続したことを特
徴とする異なる位置に設置した2か所の浴槽の浴槽水循
環ろ過加熱装置である。
【0011】請求項2の発明では、請求項1の手段にお
ける異なる位置に設置した2か所の浴槽26、1の浴槽
水ろ過加熱循環装置において、浄化手段に続く加熱装置
5を有する湯温制御手段は、浄化手段からの管路を分岐
した2管路とし、それぞれの管路にそれぞれ昇温三方弁
38、13を配備して該昇温三方弁38、13でさらに
2管路に調整可能に分岐し、該昇温三方弁38、13で
分岐した管路の一方の管路をそれぞれバイパス管路3
1、32とし、他方の管路のそれぞれを合一して1つの
加熱装置5に配管して加熱管路とし、加熱装置5からの
加熱管路を再び分岐して2管路としてそれぞれに逆止弁
33、34を配備し、逆止弁33、34からの管路を再
び上記のそれぞれのバイパス管路31、32と合一し、
合一したそれぞれの管路に温度センサー30、30
を設けた2系統からなる湯温制御手段とし、該2系統か
らなる湯温制御手段を経た管路のそれぞれを湯面レベル
制御手段への管路とし、2か所の浴槽26、1の浴槽水
温度を個別に制御可能としたことを特徴とする異なる位
置に設置した2か所の浴槽の浴槽水循環ろ過加熱装置で
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1に示すように、例えば、老人ホーム
において浴槽26は高所の4階にあり、浴槽1は低所の
2階に設置されている場合のように、設置レベルの異な
る浴槽26および浴槽1において、これらの浴槽の水路
を一括して共通の水路として循環するとき、同一レベル
に有る浴槽同士と同様に設備費を抑えるために、ろ過手
段や、加熱手段や、循環手段を、例えば1台のろ過フィ
ルター装置や加熱装置やろ過ポンプ等により共用しよう
とするとき、これらの両浴槽間の落差が大きいので、浴
槽26の浴槽水は落ちて抜けてしまうこととなる。そこ
でそれらの水路に単にバルブなどを配設して調整して
も、浴槽26と浴槽1の吸込みおよび吐出における抵抗
が相違変化するので、この抵抗変化により浴槽の循環流
量バランスが崩れ、浴槽26の湯面は下がり、浴槽1の
湯面は上がって湯が溢れることとなるのである。
【0013】そこで、本発明の請求項1の実施の形態で
は、図1に示すように、複数の浴槽、例えば高所の浴槽
26および低所の浴槽1の各浴槽の底部からそれぞれ排
出する浴槽水をそれぞれの排出管路37、36にそれぞ
れ流量調整バルブ15、28、および、それらに続けて
他方の浴槽水の流入を防止する逆止弁16、17を設け
た流水量調整手段としてそれぞれの排出管路37、36
を流れる流水量を維持する。流水量調整手段に続けてこ
れらの管路を合体させて1本の管路とし、この1本の管
路に順に毛髪類を除去する合成樹脂バケットからなるヘ
アキャッチャー2、ろ過フィルター装置4に強制循環す
るろ過ポンプ3、内蔵するフィルターで浴槽水の湯垢な
どをろ過して浄化するろ過フィルター装置4を配設して
浄化手段とする。この浄化手段のヘアキャッチャー2と
ろ過フィルター装置4の間の管路には補給水弁11を有
する補給水管が接続されており、浴槽から汲み出し掛け
湯として使用されて減った浴槽水を補っている。
【0014】次いで、浄化手段に続けてこの1本の管路
に昇温三方弁13を設けて出側を加熱管路7とバイパス
管路8の2管路に分岐する。この昇温三方弁13の出側
の分岐弁の開閉度を調整することで、加熱装置5を有す
る側の加熱管路7と、単に浴槽水を流すためのバイパス
管路8のそれぞれの流量を調節することにより、再び両
管路を合一した時の湯温を制御する。すなわち、加熱管
路7に配設した加熱装置5で浴槽水を加熱すると共に、
この加熱管路7を再びバイパス管路8に合一して1本の
管路とし、この1本の管路に配設した温度センサー9で
混合された浴槽水の温度を検知する。そして、この温度
検知に基づき制御盤14から昇温三方弁13の開閉度を
フィードバック制御して加熱管路7とバイパス管路8の
各流量を調整することで、浴槽26および浴槽1の浴槽
水の温度を一定温度に維持する湯温制御手段としてい
る。
【0015】湯温制御手段に続けて、再び管路を高所用
管路と低所用管路に分岐する。そして低所用管路にの
み、その入口側に落水防止電磁弁29を配設して落水防
止手段とする。すなわち、落水防止電磁弁29はろ過
ンプ3の停止時に高所の浴槽26の浴槽水が抜けて低所
の浴槽1に流入することを防止するもので、ろ過ポンプ
3の停止を検知すると、制御盤14からの制御により落
水防止電磁弁29を閉じ、低所用管路への落水の流入を
防止する。一方、湯面計27で高所の浴槽26の湯面の
上昇を検知すると、制御盤14からの制御により湯面制
御弁18を閉じ、浴槽26への流入をおさえる。また浴
槽26の湯面の低下を検知すると、制御盤14からの制
御により湯面制御弁18を開け、浴槽26への流入を図
る。モーターバルブからなる湯面制御弁18と流量調整
弁19を配設し、他方の管路にバイパス流量調整弁20
を配設し、これらの管路を合一して循環フローメーター
バルブ24に通して高所側の湯面レベル制御手段とす
る。同様に落水防止電磁弁29以降の低所用管路の一方
の管路に制御盤14で制御するモーターバルブからなる
湯面制御弁21と流量調整弁35を配設し、他方の管路
にバイパス流量調整弁22を配設し、これらの管路を合
一して循環フローメーターバルブ23に通して低所側の
湯面レベル制御手段とする。
【0016】上記の手段において、さらに高所の浴槽2
6および低所の浴槽1の湯面は、図2に示すように、適
正湯面レベルの上位レベルAと下位レベルBと危険湯面
レベルの上位レベルCと下位レベルDに区分する。浴槽
26に付設した湯面計27と浴槽1に付設した湯面計1
0によりそれらの湯面レベルを検知する。湯面計27は
それぞれ湯面レベル位置、すなわち、レベルA、レベル
B、レベルC、レベルD、その他の位置までの長さの電
極棒12を複数有し、これらの長さの異なる電極棒12
の先端に湯面が接触するとそのレベルを検知するもので
ある。湯面計27の検知結果に基づき制御盤14から浄
化手段の管路に配設した補給水弁11の開閉およびろ過
ポンプ3の運転再開停止を制御すると共に、湯面レベル
制御手段における湯面制御弁18および湯面制御弁21
の各弁の開閉を制御する制御手段とする。
【0017】次いで、請求項2に係る発明の実施の形態
について説明する。図3に示すように、相違するビルの
階に設置された高所の浴槽26と低所の浴槽1におい
て、各浴槽底部よりそれぞれの排出管路37、36にそ
れぞれ流量調整バルブ15、28、および、それらに続
けて他の浴槽水の流入を防止する逆止弁16、17を設
けた流水量維持手段としてそれぞれの排出管路37、3
6を流れる流水量を維持する。流水量維持手段に続けて
これらの管路を合体させて1本の管路とし、この1本の
管路に順に毛髪類を除去するヘアキャッチャー2、ろ過
フィルター装置4に強制循環するろ過ポンプ3、内蔵す
るフィルターで浴槽水を浄化するろ過フィルター装置4
を配設して浄化手段とする。
【0018】浄化手段についで、ろ過フィルター装置4
の出口管路を高所側と低所側の2管路に分岐し、それぞ
れの管路に昇温三方弁38と昇温三方弁13を配設し
て、昇温三方弁38の一方の出側管路をバイパス管路3
1とし、昇温三方弁13の一方の出側管路をバイパス管
路32とする。昇温三方弁38の他方の出側管路と昇温
三方弁13の他方の出側管路を共に合一して一基の加熱
装置5に接続する。そして加熱装置5から出る管路を再
び高所側と低所側の管路に分岐し、それぞれの管路に逆
流を阻止する逆止弁33、34を設けた後、逆止弁33
の管路を再びバイパス管路31に、逆止弁34の管路を
再びバイパス管路32に合一して高所側と低所側の2管
路とする。
【0019】高所側の管路に温度センサー30aを設
け、低所側の管路に温度センサー30bを設ける。浴槽
26の浴槽水温度と浴槽1の浴槽水温度をそれぞれ好み
に合わせた異なる設定温度に調整するために、それぞれ
の温度センサー30a、30bにより加熱装置5からの
管路とバイパス管路を合一した後の管路の出口温度をそ
れぞれフィードバックして制御盤14からそれぞれの昇
温三方弁38、昇温三方弁13を制御し、それぞれの浴
槽26の浴槽水温度と浴槽1の浴槽水温度を設定温度に
する湯温制御手段とする。
【0020】湯温制御手段に続けて、高所用管路と低所
用管路に分岐した管路において、低所用管路にのみ、入
口側に落水防止電磁弁29からなる落水防止手段を配設
する。落水防止電磁弁29は高所の浴槽26の浴槽水が
抜けて低所の浴槽1に流入する落水を防止するもので、
ろ過ポンプ停止を検知すると、制御盤14からの制御に
より落水防止電磁弁29を閉じ、低所用管路への落水の
流入を防止する。高所用管路および落水防止電磁弁29
以降の低所用管路は、さらにそれぞれが2管路に分岐す
る。すなわち、高所用管路の一方の管路に制御盤14で
制御するモーターバルブからなる湯面制御弁18と流量
調整弁19を配設し、他方の管路にバイパス流量調整弁
20を配設し、これらの管路を合一して循環フローメー
ターバルブ24に通して高所側の湯面レベル制御手段と
する。同様に低所用管路の落水防止電磁弁29以降の一
方の管路に制御盤14で制御するモーターバルブからな
る湯面制御弁21と流量調整弁35を配設し、他方の管
路にバイパス流量調整弁22を配設し、これらの管路を
合一して循環フローメーターバルブ23に通して低所側
の湯面レベル制御手段とする。
【0021】上記の手段において、さらに高所浴槽26
および低所浴槽1の湯面は、図2に示すように、適正湯
面レベルの上位レベルAと下位レベルBと危険湯面レベ
ルの上位レベルCと下位レベルDに区分し、それぞれに
付設した湯面計27と湯面計10によりそれらのレベル
を検知し、検知結果に基づき制御盤14から浄化手段の
管路に配設した補給水弁11の開閉およびろ過ポンプ3
の運転再開停止を制御すると共に、湯面レベル制御手段
における湯面制御弁18および湯面制御弁21を制御す
る制御手段とする。
【0022】次いで、上記の請求項1に係る実施の形態
の装置の湯面制御動作および運転手順を説明する。先
ず、図1において制御盤14のスイッチをすべて自動に
すると、浴槽1および浴槽26の湯面は低く、湯面計1
0および湯面計27のレベルD(図2参照)より下にあ
るので、ろ過ポンプ3は停止している。浴槽1の湯面計
10および浴槽26の湯面計27はBレベル以下である
ので補給水弁11を開く。補給水弁11から補給された
水はろ過ポンプ3に送給され、昇温三方弁13にて分岐
され、一方は加熱装置5で加熱され、他方はバイパス管
路8からの水が混合され、温度センサー9で出口温度が
検知され制御盤14により昇温三方弁13で分岐水量が
調整されて、その湯温が規定の浴槽水の湯温に制御され
る。温度センサー9を通過した湯は、ろ過ポンプ3が停
止しているため落水防止弁29が閉なので、高所側管路
へ流入する。一方はバイパス流量調整弁20にもう一方
は湯面制御弁18、流量調整弁19に通り、両者は合一
して循環フローメーターバルブ24に通り、高所側の浴
槽26へ送給される。浴槽26の湯面が湯面計レベルC
に達すると、ろ過ポンプ3が運転を開始し、同時に落水
防止弁29が開となって低所側管路へも送給され、管路
6により浴槽1へ送給される。
【0023】以上のようにして浴槽26または浴槽1の
湯面が、図2のレベルAに到達すると、湯面計27また
は湯面計10で検知して制御盤14から制御されて補給
水弁11は閉じられ、さらに到達した方の湯面制御弁1
8または湯面制御弁21が閉となる。例えば、浴槽1が
早く湯面上昇して、浴槽1がAレベルに達すると、湯面
制御弁21が閉となり、バイパス流量調整弁22から絞
られた湯のみ送給される。湯面制御弁21が閉となった
結果、浴槽1の湯面が徐々に低下して湯面計10がレベ
ルB以下になると、湯面制御弁21が開となり、再び湯
面は徐々に上昇する。浴槽26も浴槽1と同様の動作を
繰り返す。従って、各湯面はA、B間に保持されること
となる。使用により掛け湯などで浴槽26または浴槽1
の湯面が低下して、湯面計27および湯面計10のレベ
ルが両方ともBレベル以下になると、制御盤14からの
制御により補給水弁11が開となり、別途設けた補給ラ
ンプが点灯し、湯面計27または湯面計10のいずれか
がAレベルになると、補給水弁11は閉となる。
【0024】もし、浴槽26または浴槽1のどちらかの
湯面が低下して湯面計27または湯面計10のレベルが
Dレベルより下がると、別途設けた渇水ランプが点灯す
る。浴槽26および浴槽1の両方の湯面ともがDレベル
より以下となると、別途設けた渇水ブザーを鳴動すると
共に、ろ過ポンプ3が停止される。浴槽26または浴槽
1のどちらかの湯面がCレベルに復活するとろ過ポンプ
3が運転再開される。以上においてろ過ポンプ3が運転
停止すると、落水防止電磁弁29が閉となり、さらに逆
止弁17により、高所にある浴槽26から浴槽1への落
水を防止する。
【0025】さらに、上記の請求項2に係る実施の形態
の装置の湯温設定温度の異なる浴槽26と浴槽1の温度
制御動作および運転手順を説明する。なお、この請求項
2に係る実施の形態の装置における湯面制御動作および
運転手順は、上記の請求項1に係る実施の形態の装置の
制御動作および運転手順と同一であり省略する。もし、
浴槽1の浴温が制御盤14に別途設けた浴槽1用の電子
サーモの設定温度の例えば40℃より低い場合は、図3
に示す装置において、温度センサー30bの出口温度検
知により、制御盤14の電子サーモから浴槽1側の湯温
制御手段である昇温三方弁13が動作されて加熱装置5
側の管路に比しバイパス管路32側が絞られる結果、温
度センサー30bで検知される湯温は加熱装置5から来
る湯量が増加すこととなるので上昇し、温度センサー3
0bの検知温度が40℃になると、昇温三方弁13を調
整されて加熱装置5側に比してバイパス管路32の湯量
が増加されて、温度センサー30bの出口温度が40℃
に維持されるように制御される。
【0026】同様に、浴槽26の設定浴温の制御も、も
し浴槽26の設定浴温の38℃より低い場合、浴槽26
側の湯温制御手段における昇温三方弁38を温度センサ
ー30aにより制御盤14の浴槽26用の電子サーモか
ら浴槽26側の湯温制御手段である昇温三方弁38が動
作されて加熱装置5側の管路に比しバイパス管路31側
が絞られる結果、温度センサー30aで検知される湯温
は加熱装置5から来る湯量が増加すこととなるので上昇
し、温度センサー30aの検知温度が38℃になると、
昇温三方弁13を調整されて加熱装置5側に比してバイ
パス管路31の湯量が増加されて、温度センサー30b
の出口温度が38℃に維持されるように制御される。
【0027】図4に示すように、実機にて運転テストを
行った。4階相当の工場の屋上に湯量1500リットル
の浴槽26および湯面計27を設置し、2階に湯量60
0リットルの浴槽1と湯面計10、並びに循環ポンプ、
各種バルブおよび制御盤などを一体化したユニットを設
置し、配管接続、制御盤配線をし、以下の手順にて実動
テストした。先ず、流量調整バルブ15および流量調整
バルブ28を全開、バイパス流量調整弁20およびバイ
パス流量調整弁22を全開、循環フローメーター調整バ
ルブ24および循環フローメーター調整バルブ23を全
開とし、一方、湯面制御弁18および湯面制御弁21を
全閉とし、制御盤14のブレーカーをオンとし、表面ス
イッチを全て自動とし、両浴槽26、浴槽1とも水を供
給して渇水警報ブザーが復旧して止むと、ろ過ポンプ3
の運転を開始する。
【0028】流量調整弁19および流量調整弁35を閉
としておき、循環フローメーター調整バルブ24により
浴槽26の管路25の流量を毎分50リットルに設定す
ると共に循環フローメーター調整バルブ23により浴槽
1の流量を毎分20リットルに設定する。この設定は一
般に浴槽湯量の2倍を1時間に循環させると、ろ過本体
で適正浄化できることに基づく。この状態で、バイパス
流量調整弁22にて2階の浴槽1の湯面が徐々に低下す
るように調整し、次に手動にて湯面制御弁21を開と
し、流量調整弁35にて調整して浴槽1の湯面が徐々に
上昇するように調整を行なった。同様に、バイパス流量
調整弁20にて屋上の浴槽26の湯面が徐々に低下する
ように調整し、次に手動にて湯面制御弁18を開とし、
流量調整弁19にて調整して浴槽26の湯面が徐々に上
昇するように調整を行った。
【0029】以上の調整の後、1日6時間で5日間運転
テストをしたが、両浴槽26および浴槽1ともに、それ
らの湯面は、図2に示す、レベルAおよびB間の20m
m内で安定して制御でき、両浴槽ともレベルB以下にな
ると、補給水弁11が開となり、どちらかの湯面がレベ
ルAになると補給水弁11は閉となった。補給水弁11
を閉とし、浴槽26、浴槽1を強制排水し、両浴槽とも
Cレベル以下になると警報を発してろ過ポンプ3が停止
となった。ろ過ポンプ3の停止により落水防止電磁弁2
9が閉となった結果、ろ過ポンプ3の停止後に屋上の浴
槽26から2階の浴槽1への落水はなかった。
【0030】なお、浴槽湯面に垢が浮く場合には、間欠
タイマーを設置して補給水弁11を開けて強制補水し
て、湯面をAレベルより上昇させて、浴槽壁面からオー
バーフローさせて垢を流し出すようにすることもでき
る。
【0031】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、異な
る高さレベルあるいは異なる大きさに設置された複数の
浴槽やあるいは異なる設定温度の複数の浴槽を1つの循
環ろ過加熱装置により高所側の浴槽からの落水を防止し
て各浴槽の湯面高さおよび湯温を任意の設定適温および
適湯面に安定して制御することを可能とする装置で、設
備スペースを縮小することができ、その結果、設備コス
トおよび運転コストを大幅に削減できる、従来にない優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2か所に設置した浴槽における異なる
レベルの湯面制御を可能とする循環ろ過 加熱装置の管路
配置を示す図である。
【図2】本発明における浴槽および付設の湯面計を模式
的に示す説明図である。
【図3】本発明の2か所に設置した浴槽における異なる
レベルの湯面制御および各浴槽ごとの湯温制御を可能と
する循環ろ過加熱装置の管路配置を示す図である。
【図4】本発明の実機運転テストを説明する浴槽および
循環ろ過装置の管路配置を模式的に示す図である。
【図5】従来の1か所に設置した浴槽における循環ろ過
加熱装置の管路配置を示す図である。
【図6】従来の2か所に設置した浴槽における循環ろ過
加熱装置の管路配置を示す図である。
【符号の説明】
1 浴槽 2 ヘアキャッチャー 3 ろ過ポンプ 4 ろ過フィルター装置 5 加熱装置 6 管路 7 加熱路 8 バイパス管路 9 温度センサー 10 湯面計 11 補給水弁 12 電極棒 13 昇温三方弁 14 制御盤 15 流量調整バルブ 16 逆止弁 17 逆止弁 18 湯面制御弁 19 流量調整弁 20 バイパス流量調整弁 21 湯面制御弁 22 バイパス流量調整弁 23 循環フローメーターバルブ 24 循環フローメーターバルブ 25 管路 26 浴槽 27 湯面計 28 流量調整バルブ 29 落水防止電磁弁 30 温度センサー 31 バイパス管路 32 バイパス管路 33 逆止弁 34 逆止弁 35 流量調整弁 36 排出管路 37 排出管路 38 昇温三方弁 41 浴槽 42 連通管 43 ヘアキャッチャー 44 ろ過ポンプ 45 ろ過フィルター装置 46 昇温三方弁 47 加熱装置 48 温度センサー 49 制御盤 50 湯面計 51 補給水弁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる位置に設置した2か所の浴槽
    6、1の両浴槽底部から排湯するそれぞれの排出管路
    7、36流量調整バルブ15、28とその後方の逆止
    16、17を有する流水量調整手段を配備し、流水量
    調整手段を経た管路を合わせて1本の管路とし、該管路
    にヘアキャッチャー、ろ過ポンプおよびろ過フィル
    ター装置を設け、ヘアキャッチャーおよびろ過ポン
    間の管路に湯面計27、10の検知に基づき開閉す
    る補給水弁11を有する補給水管路を接続して浄化手段
    とし、浄化手段に続いて湯温三方弁13で分岐して一方
    の管路をバイパス管路とし他方の管路を加熱装置
    有する加熱管路とした後に合一し、合一した管路に温
    度センサーを設けて湯温制御手段とし、湯温制御手段
    を経た管路を分岐して、2か所の浴槽用の管路25、6
    とし、低い位置の低所浴槽用の管路6の入口側に落水防
    止電磁弁29からなる落水防止手段を配備し、該落水防
    止手段を経た低所浴槽用管路と他方の高所浴槽用管路
    25の両管路に2か所の浴槽26、1に付設した湯面計
    27、10の検知に基づきそれぞれの湯面レベルを制御
    する湯面制御弁18、21と流量調整弁19、35を設
    けた管路とバイパス流量調整弁20、22を設けた管路
    の並列管路からなる湯面レベル制御手段を設け、かつ、
    上記の流水量調整手段、浄化手段、湯温制御手段、落水
    防止手段および湯面レベル制御手段を制御する制御盤
    を付設し、湯面レベル制御手段を経た両管路25、6
    を循環管路として該2か所の浴槽26、1へそれぞれ接
    続したことを特徴とする異なる位置に設置した2か所の
    浴槽の浴槽水循環ろ過加熱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の異なる位置に設置した2
    か所の浴槽26、1の浴槽水ろ過加熱循環装置におい
    て、浄化手段に続く加熱装置を有する湯温制御手段
    は、浄化手段からの管路を分岐した2管路とし、それぞ
    れの管路にそれぞれ昇温三方弁38、13を配備して該
    昇温三方弁38、13でさらに2管路に分岐し、該昇温
    三方弁38、13で分岐した管路の一方の管路をそれぞ
    れバイパス管路31、32とし、他方の管路のそれぞれ
    を合一して1つの加熱装置に配管して加熱管路とし、
    加熱装置からの加熱管路を再び分岐して2管路として
    それぞれに逆止弁33、34を配備し、逆止弁33、3
    からの管路を再び上記のそれぞれのバイパス管路
    1、32と合一し、合一したそれぞれの管路に温度セン
    サー30a、30bを設けた2系統からなる湯温制御手
    段とし、該2系統からなる湯温制御手段を経た管路のそ
    れぞれを湯面レベル制御手段への管路とし、2か所の浴
    26、1の浴槽水温度を個別に制御可能としたことを
    特徴とする異なる位置に設置した2か所の浴槽の浴槽水
    循環ろ過加熱装置。
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