JP2732015B2 - 風呂装置に於けるろ過回路の洗浄方法 - Google Patents

風呂装置に於けるろ過回路の洗浄方法

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JP2732015B2
JP2732015B2 JP5211378A JP21137893A JP2732015B2 JP 2732015 B2 JP2732015 B2 JP 2732015B2 JP 5211378 A JP5211378 A JP 5211378A JP 21137893 A JP21137893 A JP 21137893A JP 2732015 B2 JP2732015 B2 JP 2732015B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入浴水の汚れを防止す
る為に風呂装置内に組み込んだろ過回路の洗浄方法に関
するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】入浴水の湯垢等を除去して該入浴
水の汚れを防止するろ過回路が組み込まれた風呂装置に
関する発明として、既に特願平5−177095号のも
のを提案した。このものでは、図1に示すように、浴槽
(B) の下部に位置する吸引口(B1)→循環ポンプ(P1)→分
岐点(Q) →循環切替弁(15)(16)→吐出口(12a) (12b) と
循環する循環回路(1) が形成されている。そして、上記
吐出口(12a) (12b) には開閉弁(14)を介して外気を吸引
する空気吸引回路(13)が接続されている。
【0003】又、上記入浴水の湯垢等を除去する為のろ
過回路(2) が上記した循環ポンプ(P 1)と並列接続されて
おり、該ろ過回路(2) を構成するろ過容器(20)の出入り
口近傍には切替弁(31)(32)が配設されている。浴槽(B)
への湯張が完了している状態で、循環回路(1) を成立さ
せて開閉弁(14)を開弁し更に循環ポンプ(P1)を作動させ
ると、吸引口(B1)→循環ポンプ(P1)→循環切替弁(15)(1
6)→吐出口(12a) (12b) と繋がる循環回路(1) で入浴水
が循環すると共に、吐出口(12a) (12b) から浴槽(B) 内
に噴き出される噴出水のエゼクタ効果によって空気吸引
回路(13)から外気が吸引されてこれが該浴槽(B) に供給
される。即ち、気泡運転が行われるのである。
【0004】そして、上記気泡運転時に於いては、循環
ポンプ(P1)から吐出される水の一部が上記ろ過回路(2)
を通過することによってろ過され、その後該ろ過水が再
び循環ポンプ(P1)で吸引されて下流側に供給され、これ
により、該入浴水が次第に浄化される。このものでは、
ろ過容器(20)内のろ過材に湯垢等が付着して該ろ過容器
(20)がろ過能力の低下を来した場合にはこれが洗浄でき
るようになっており、これにより、該ろ過容器(20)のろ
過能力を回復し得るようにしている。
【0005】即ち、図示しない洗浄スイッチが操作され
ると、図2に示すように湯張り回路(3a)→逆洗用回路(3
b)→切替弁(31)→ろ過容器(20)→切替弁(32)→排出回路
(3c)と繋がる回路が成立せしめられて湯張り弁(30)が開
弁状態になるのである。すると、ろ過容器(20)には上記
気泡運転時とは逆方向に流れる水が給水されることとな
り、ろ過容器(20)内のろ過材に付着した汚れが上記逆流
水と共に排出回路(3c)から外部に排出され、これによ
り、ろ過容器(20)内が洗浄(以下、逆流洗浄という)さ
れてそのろ過能力が回復せしめられる。
【0006】ところが、洗浄スイッチを手動操作しなけ
ればろ過容器(20)の逆流洗浄ができない上記のもので
は、ろ過容器(20)の洗浄時期は専ら経験に基いて判断さ
れており、該判断が容易に行えない。又、上記洗浄動作
をさせる度に洗浄スイッチの手動操作が必要となり、該
洗浄操作が煩雑化する。そこで、上記問題を解決する方
法として、ろ過容器(20)を定期的に自動洗浄する機能を
上記先行技術のものに付加することも考えられる。即
ち、ろ過容器(20)に湯垢等が実際に付着していると否と
に関わらずろ過容器(20)を定期的に自動洗浄すると共
に、ろ過容器(20)の洗浄が別途必要となった場合には上
記洗浄スイッチでろ過容器(20)内の逆流洗浄を行うので
ある。
【0007】しかしながら、ろ過容器(20)を定期的に自
動洗浄する機能を上記先行技術のものに単純に付加する
場合には、該ろ過容器(20)の自動洗浄が終わるまでの待
ち時間が長くなり、気泡運転や追焚運転等の他の機能が
早期に使用できない状態に陥る場合があると言う問題が
あった。上記問題点について更に詳述する。
【0008】洗浄スイッチは、ろ過容器(20)が極端な能
力低下を来さない限り操作されないのが一般的である。
かかる状態にならなければろ過容器(20)の逆流洗浄の必
要性が判断できないのが普通だからである。従って、か
かる場合にはろ過容器(20)内が相当汚れていると考えら
れるから、洗浄スイッチが手動操作された場合には逆流
洗浄時間を長く設定するのが望ましい。一方、ろ過容器
(20)を定期的に自動洗浄する機能を付加する場合に於い
ては、ろ過容器(20)が実際にろ過能力を喪失する前にこ
れを逆流洗浄してろ過能力の喪失を未然に防止する必要
があるから、該ろ過容器(20)を自動洗浄する頻度は必然
的に高くなる。
【0009】従って、ろ過容器(20)を定期的に自動
洗浄する機能を上記先行技術のものに単純に付加する
と、頻繁に繰り返される自動洗浄動作が比較的長く継続
することとなり、これが終わるまでの待ち時間が長くな
ってその間他の機能(気泡運転機能等)が使用できなく
なるのである。本発明は上記の点に鑑みて成されたもの
で、『浴槽(B)から吸引した入浴水をろ過容器(2
0)を通して再び浴槽(B)に環流させる循環ポンプ
と、前記ろ過容器(20)の上流側に切替弁(32)を
介して接続された排出回路(3)と、上記ろ過容器
(20)の下流側に切替弁(31)を介して接続された
逆洗用回路(3)と、ろ過容器(20)の逆流洗浄時
に操作する洗浄スイッチを具備し、逆流洗浄時には逆洗
用回路(3),切替弁(31),ろ過容器(20),
切替弁(32),排出回路(3)と繋がる回路に通水
してろ過容器(20)内を逆流洗浄するようにしたろ過
回路の洗浄方法』に於いて、ろ過容器(20)を定期的
に自動洗浄する機能を付加した場合でも、ろ過容器(2
0)の自動洗浄が終了するまでの待ち時間が長くならな
いようにし、これにより、気泡運転機能等の他の機能が
長い時間に亘って使用不能状態に陥る不都合を回避する
ことをその課題とする。
【0010】
【技術的手段】上記課題を解決する為の本発明の技術的
手段は、『ろ過容器(20)によるろ過水量又はろ過時
間の累積値が基準値に達した際に洗浄信号を出す監視回
路を設け、上記洗浄信号が発生する毎にろ過容器(2
0)を逆流洗浄させる自動洗浄を行うと共に、該自動洗
浄時におけるろ過容器(20)への通水量又は該ろ過容
器の洗浄時間を、洗浄スイッチの操作に基づく手動洗浄
におけるそれらよりも少量又は短時間に設定した』こと
である。
【0011】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。循環ポ
ンプ(P)が作動してろ過容器(20)による入浴水
のろ過時間の累積値が基準値に達するか又は、該ろ過容
器(20)がろ過した入浴水の量の累積値が基準値に達
すると、監視回路から洗浄信号が出力される。すると、
該洗浄信号により、既述した洗浄スイッチの操作時と同
様に、逆洗回路(3)→切替弁(31)→ろ過容器
(20)→切替弁(32)→排出回路(3)と繋がる
回路が成立せしめられて既述した逆流洗浄動作が自動的
に行われる。そして、該自動洗浄時に於いては、ろ過容
器(20)に供給する洗浄水の量又は洗浄時間は、洗浄
スイッチの操作に基づく手動洗浄時よりも少量又は短時
間に設定されているから、上記自動洗浄動作は前記洗浄
スイッチの手動操作に基づく手動洗浄動作よりも早期に
終了することとなる。
【0012】
【効果】本発明は次の特有の効果を有する。監視回路の
洗浄信号が発生する毎に実行される自動洗浄動作は洗浄
スイッチの手動操作に基づく手動洗浄動作よりも早期に
終了するから、ろ過容器(20)の自動洗浄動作が終了
するのを待つ為の待ち時間が長くならず、該待ち時間の
為に他の機能が長時間使用不能状態に陥る不都合が回避
できる。
【0013】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図3以下に
基づいて詳述する。本願発明を実施する為の泡風呂装置
は、図3に示すような構成を有し、循環回路(1) や、ろ
過回路(2) 、ろ過容器(20)、更には強制循環回路(1C)等
は既述先行技術のものと同様に構成されている。
【0014】次に、上記泡風呂装置の詳細を説明する。
浴槽(B) には、足側の吐出口(12a) と背側の吐出口(12
b) が設けられ、各吐出口には循環回路(1) の往路(1a)
の分岐回路が各別に接続されている。浴槽(B) の吸引口
(B1)からの復路(1b)は非自吸式の大容量の循環ポンプ(P
1)の入口側に接続され、この循環ポンプ(P1)の出口側に
接続される往路(1a)が分岐点(Q) で分岐されてその一方
は足側の吐出口(12a) に、他方は背側の吐出口(12b) に
それぞれ接続されて循環回路(1) が構成されている。
尚、上記循環ポンプ(P1)として非自吸式のポンプ(該ポ
ンプ及びその上流側の回路をエアー抜きした後に作動さ
せる必要のあるポンプ)を使用するのは、大きな容量を
要する該循環ポンプ(P1)が大型化するのを回避する為で
ある。
【0015】又、前記吐出口(12a)(12b)には空気吸引回
路(13)の下流側の分岐回路が各別に接続され、この空気
吸引回路(13)の前記吐出口への経路は前記分岐点の上流
側に挿入した開閉弁(14)によって開閉される。上記循環
ポンプ(P1)と並列に設けられたろ過容器(20)内にはろ床
とその上流側に充填されたガラスビーズが充填されてお
り、ろ過容器(20)の両端と循環ポンプ(P1)の入口側及び
出口側とが接続され、ろ過容器(20)のろ過方向が循環ポ
ンプ(P 1)による循環回路の順方向と一致している。又、
ろ過回路(2) に於けるろ過容器(20)の出口側には切替弁
(31)が、ろ過容器(20)の入口側には切替弁(32)がそれぞ
れ設けれ、切替弁(31)には湯張り回路(3a)の下流側回路
(3a1) から分岐した逆洗用回路(3b)が接続され、切替弁
(32)には排出回路(3c)が接続されている。尚、本実施例
では、上記逆洗用回路(3b)を湯張り回路(3a)の下流側回
路(3a1) から分岐させているが、該逆洗用回路(3b)を水
道管等から独立して引き出しても良い。
【0016】この泡風呂装置には、給湯器(4) 及び風呂
用熱交換器(11)が内蔵されている。前記給湯器(4) は、
熱交換器への入口側の給水管(41)からのバイパス回路(4
3)を熱交換器を介する被加熱回路(42)と合流させた、所
謂、バイパスミキシング方式としてある。したがって、
給水管(41)と前記バイパス回路(43)の分岐点に挿入した
制御弁(46)によって分配量を制御することによって出湯
回路(44)からの出湯温度が設定温度に維持される。
【0017】また、この実施例では、出湯回路(44)から
分岐させた湯張り回路(3a)にも給水管(41)からの分岐回
路(45)を合流させて、この合流点に切替制御弁(33)が挿
入されている。この切替制御弁(33)は、サーボモータ
(M) によってその開度が制御されるもので、この実施例
では、湯張り回路(3a)への湯量を制御できると共に、湯
張り回路(3a)と、出湯回路(44)側又は分岐回路(45)側と
を、択一的に連通させられるようになっている。従っ
て、湯張り回路(3a)と分岐回路(45)のみを連通させて水
道水をそのまま浴槽(B) に給水することができ、この場
合に被加熱回路(42)が冷水で満たされることがないか
ら、再出湯時に冷水サンド現象が生じにくい。
【0018】前記湯張り回路(3a)には湯張り弁(30)、湯
張り流量を計量する流量カウンタ(34)、圧送ホッパ(5)
が、この順序で挿入されて、その下流端は後述する循環
加熱用の強制循環回路(1c)の自吸式ポンプ(P2)の上流側
に連通接続されている。そして、この湯張り回路(3a)と
前記強制循環回路(1c)との合流点には切替弁(35)が設け
られている。この切替弁(35)は、湯張り回路(3a)側を遮
断して強制循環回路(1c)のみを連通させた状態と、湯張
り回路(3a)を強制循環回路(1c)の自吸式ポンプ(P2)側及
び循環切替弁(15)側の両側に連通させた状態とに切り替
えられる構成である。
【0019】前記圧送ホッパ(5) は、ケーシング(50)内
の弁室(51)に収容された弁装置(52)と、前記弁室に連設
され且つ大気側に開放する空気室(53)とを具備する構成
としてある。前記弁室(51)と空気室(53)との区画壁には
空気吸引口(54)が開口し、これと対向する位置で且つ弁
室(51)の入口部には弁座口(55)が開口し、この間には、
前記空気吸引口(54)及び前記弁座口(55)に対向する弁体
を具備する弁装置(52)が内蔵されている。そして、この
弁装置(52)は、バネ(図示せず)により常時前記弁座口
(55)を閉塞し且つ前記空気吸引口(54)を開放するように
付勢され、湯張り回路(3a)の水流によって弁座口(55)を
開放し且つ空気吸引口(54)を閉じるように作用する形式
である。
【0020】前記弁室(51)の側壁には湯張り回路(3a)の
下流側回路(3a1) が連通接続され、この下流側回路(3
a1) と空気室(53)とは排水弁(56)を挿入した連通管(57)
によって連通接続されている。強制循環回路(1c)は、循
環回路(1) の背側回路に挿入した循環切替弁(15)と、足
側回路に挿入した循環切替弁(16)との間に自吸式ポンプ
(P2)及び風呂用熱交換器(11)を挿入した構成であり、自
吸式ポンプ(P2)の入口側が前記循環切替弁(15)と接続さ
れると共に、自吸式ポンプ(P2)の出口側が風呂用熱交換
器(11)を介して前記循環切替弁(16)と接続され、この自
吸式ポンプ(P2)と前記循環切替弁(15)との間に切替弁(3
5)が挿入されている。又、自吸式ポンプ(P2)の出口側に
は水流スイッチ(17)が挿入され、前記循環切替弁(16)と
吐出口(12a) との間には圧力式の水位センサ(18)が挿入
されている。従って強制循環回路(1c)は、循環切替弁(1
5)→切替弁(35)→自吸式ポンプ(P2)→水流スイッチ(17)
→風呂用熱交換器(11)→循環切替弁(16)の経路となる。
【0021】尚、この水位センサ(18)は吐出口(12a) を
介して連通する浴槽(B) 内の水位に対応する圧力を検知
するものである。上記構成の泡風呂装置の動作について
以下に説明する。この実施例では、各部はマイクロコン
ピュータによって制御される構成となっており、主要各
部の動作については、図4に示すフローチャートに基づ
いて説明する。
【0022】図4に示すように、ステップ(81)〜(83)に
於いて図示しない洗浄スイッチや気泡運転スイッチの操
作の有無、追焚の必要性、更には浴槽(B) が水位低下し
た際に於ける補水の必要性を監視する。ステップ(81)で
洗浄スイッチの操作が確認されると、洗浄水量Vを「3
0リットル」にセットし、更に図5に示す逆流洗浄用の
回路を成立させる。即ち、湯張り回路(3a)から分岐させ
た逆洗用回路(3b)とろ過回路(2) とを連通させると共
に、ろ過回路(2) と往路(1a)及び復路(1b)側とを遮断し
た状態に切替弁(31)(32)をセットして、湯張り弁(30)を
開弁することによりろ過回路(2) に逆方向の水流を与え
て該水を排出回路(3c)から排水するのである。
【0023】そして、該逆流洗浄動作の開始時から流量
カウンタ(34)が計測する流量の累積値(ろ過容器(20)の
通水量)が上記洗浄水量V以上になると、ステップ(85)
で湯張り弁(30)を閉じて逆流洗浄動作を停止させる。次
に、気泡運転スイッチが操作されたことがステップ(82)
で確認出来ると、先ず気泡運転の継続時間を計測する気
泡時間計測タイマ(T6)を「0」にセットする。そして、
図6に示すように、吸引口(B1)→循環ポンプ(P1)及びろ
過回路(2) →往路(1a)→循環切替弁(15)(16)→吐出口(1
2a) (12b) と繋がる回路及び、循環切替弁(15)→強制循
環回路(1C)→循環切替弁(16)と繋がる回路が連通する状
態に循環切替弁(15)(16)(35)や切替弁(31)(32)を切り替
え、この状態で開閉弁(14)を開弁させると共に自吸式ポ
ンプ(P2)及び循環ポンプ(P1)を作動させる。これによ
り、吸引口(B1)→循環ポンプ(P1)→往路(1a)→循環切替
弁(15)(16)→吐出口(12a)(12b) と繋がる回路で入浴水
が循環せしめられると共に、吐出口(12a) (12b) から浴
槽内に噴出する水のエゼクタ効果によって空気吸引回路
(13)から外気が吸引されてこれが浴槽(B) に気泡状態で
供給される。即ち、ステップ(86)に示す気泡運転動作が
開始するのである。そして、上記気泡運転時には、循環
ポンプ(P1)からの吐出水の一部がろ過容器(20)側に供給
されると共にこれがろ過容器(20)でろ過されて再び循環
ポンプ(P1)の吸引側に帰還し、その結果、ろ過容器(20)
内が次第に汚れてろ過能力が低下して行く。
【0024】次に、気泡運転スイッチがOFF操作され
ると、ステップ(87)で気泡運転累積時間(BT)に気泡時間
計測タイマ(T6)の計測時間を加算する。又、開閉弁(14)
を閉じると共に循環ポンプ(P1)及び自吸式ポンプ(P2)を
停止させて気泡運転を停止させ、その後、ステップ(88)
で上記気泡運転累積時間(BT)が3時間以上になっている
と判断された場合は、気泡運転累積時間(BT)を「0」に
セットすると共に洗浄水量Vを10リットルにセット
し、その後、既述したステップ(84)〜(85)を実行してろ
過容器(20)の洗浄動作を行う。即ち、気泡運転動作の累
積時間が3時間以上になるとろ過容器(20)に10リット
ルの水を通水してこれを逆流洗浄する自動洗浄動作が実
行されるのである。尚、本実施例では気泡運転累積時間
(BT)を演算するステップ(87)を実行するマイコン内の機
能部と、該気泡運転累積時間(BT)が3時間以上になった
か否かを判断する為にステップ(88)を実行するマイコン
内の機能部が既述技術的手段の項に記載の監視回路に対
応する。
【0025】このように、上記のものによれば自動洗浄
時にろ過容器(20)に供給する洗浄水の量は、洗浄スイッ
チを手動操作した場合の洗浄水の量よりも少ないから、
上記自動洗浄時に於ける洗浄動作は洗浄スイッチを手動
操作した場合よりも早期に終了することとなる。尚、本
実施例では、逆流洗浄時にろ過容器(20)に供給する洗浄
水の量を監視するようにしたが、逆流洗浄時間をタイマ
ーで直接に監視するようにしても良い。即ち、前記タイ
マーを利用することにより逆流洗浄時間を規制し、これ
により、洗浄スイッチの操作に基づく逆流洗浄時に比べ
て自動洗浄の場合の洗浄時間を短くするのである。
【0026】又、本実施例では、気泡運転の累積時間が
所定時間(この実施例では3時間)以上になった場合に
ろ過容器(20)を自動洗浄するようにしたが、ろ過回路
(2) 等に流量カウンタを設けることにより、ろ過容器(2
0)がろ過した水の量が測定できるようにし、該ろ過水の
量が所定量に達する毎に該ろ過容器(20)を自動洗浄して
も良い。
【0027】更に、図4のフローチャートでは気泡運転
のみの累積時間によってろ過容器(20)の逆流洗浄の必要
時期を判断するようにしているが、ジェット風呂(開閉
弁(14)を閉じた状態で上記気泡運転と同じ制御をする状
態)等、ろ過容器(20)によるろ過動作が行われることと
なる全ての時間を累積し、該累積時間によって逆流洗浄
の必要時期を判断しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術の説明図
【図2】先行技術に於ける逆流洗浄動作時の説明図
【図3】本発明実施例の構成の全体図
【図4】本発明実施例の制御動作のフローチャート図
【図5】逆流洗浄動作時の各部の状態図
【図6】気泡運転時の各部の状態図
【符号の説明】
(B) ・・・浴槽 (12)・・・吐出口 (B1)・・・吸引口 (P1)・・・循環ポンプ (1) ・・循環回路 (P2)・・・自吸式ポンプ (1c)・・・強制循環回路 (15)(16)・・・循環切替弁 (1c)・・・強制循環回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24H 9/00 F24H 9/00 W

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽(B)から吸引した入浴水をろ過容
    器(20)を通して再び浴槽(B)に環流させる循環ポ
    ンプと、前記ろ過容器(20)の上流側に切替弁(3
    2)を介して接続された排出回路(3)と、上記ろ過
    容器(20)の下流側に切替弁(31)を介して接続さ
    れた逆洗用回路(3)と、ろ過容器(20)の逆流洗
    浄時に操作する洗浄スイッチを具備し、逆流洗浄時には
    逆洗用回路(3),切替弁(31),ろ過容器(2
    0),切替弁(32),排出回路(3)と繋がる回路
    に通水してろ過容器(20)内を逆流洗浄するようにし
    たろ過回路の洗浄方法に於いて、ろ過容器(20)によ
    るろ過水量又はろ過時間の累積値が基準値に達した際に
    洗浄信号を出す監視回路を設け、上記洗浄信号が発生す
    る毎にろ過容器(20)を逆流洗浄させる自動洗浄を行
    うと共に、該自動洗浄時におけるろ過容器(20)への
    通水量又は該ろ過容器の洗浄時間を、洗浄スイッチの操
    作に基づく手動洗浄におけるそれらよりも少量又は短時
    間に設定した風呂装置に於けるろ過回路の洗浄方法。
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