JP2652328B2 - 風呂装置の水抜方法 - Google Patents

風呂装置の水抜方法

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JP2652328B2 JP18404993A JP18404993A JP2652328B2 JP 2652328 B2 JP2652328 B2 JP 2652328B2 JP 18404993 A JP18404993 A JP 18404993A JP 18404993 A JP18404993 A JP 18404993A JP 2652328 B2 JP2652328 B2 JP 2652328B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強制循環用のポンプを組
み込んだ風呂装置の水抜方法に関するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】疲労回復や健康増進等の入浴効果
の向上を図る為に浴槽内に気泡を噴出させ得るようにし
た泡風呂装置として特願平5−165709号の発明を
既に提案した。上記泡風呂装置は図1に示す水回路を具
備し、浴槽(B) の下部に位置する吸引口(B1)→循環ポン
プ(P1)→分岐点(Q) →循環切替弁(15)(16)→吐出口(12
a) (12b) と循環する循環回路(1) が形成されている。
又、上記吐出口(12a) (12b) には開閉弁(14)を介して外
気を吸引する空気吸引回路(13)が接続されている。尚、
大型化を回避する為に上記循環ポンプ(P1)は、該ポンプ
(P1)及びその上流側回路(吸引口(B1)から循環ポンプ(P
1)に繋がる復路(1b))をエアー抜きした後に作動させる
必要のある所謂非自吸式のものが採用されている。
【0003】上記循環切替弁(15)には切替弁(35)→自吸
式ポンプ(P2)→風呂用熱交換器(11)→循環切替弁(16)と
繋がる強制循環回路(1C)が接続されており、更に、上記
切替弁(35)には、図示しない給湯器から引き出し且つ湯
張り弁(30)や圧送ホッパ(5)を具備する湯張り回路(3a)
が接続されている。そして、上記圧送ホッパ(5) には上
下に対向する弁座口(55)と空気吸引口(54)が形成されて
いると共に、これら弁座口(55)と空気吸引口(54)の間に
はこれらを択一的に開閉する弁装置(52)が配設されてい
る。
【0004】このものでは、図2に示す態様で湯張り水
が浴槽(B) に供給されるように循環切替弁(15)(16)等を
切り替えて湯張り動作を進行させる。即ち、切替弁(35)
→循環切替弁(15)→浴槽(B) と繋がる回路と、切替弁(3
5)から自吸式ポンプ(P2)を経て後述の浴槽(B) に繋がる
回路を利用して湯張り水を浴槽(B) に供給するのであ
る。すると、自吸式ポンプ(P2)側を流れる湯張り水は強
制循環回路(1C)→循環切替弁(16)→分岐点(Q) →循環ポ
ンプ(P1)→吸引口(B1)と繋がる回路を介して浴槽(B) に
供給される。そして、浴槽(B) 内が設定水位まで湯張り
されると、該水位を検知する水位センンサ(18)の出力を
判断して湯張り動作を停止させる。
【0005】他方、循環回路(1) を成立させた状態で開
閉弁(14)を開弁し、この状態で循環ポンプ(P1)を作動さ
せると、吸引口(B1)→循環ポンプ(P1)→循環切替弁(15)
及び循環切替弁(16)→吐出口(12a) (12b) と繋がる循環
回路(1) で入浴水が循環すると共に、吐出口(12a) (12
b) から浴槽(B) 内への噴出水のエゼクタ効果によって
空気吸引回路(13)から外気が吸引されてこれが浴槽(B)
に供給される。即ち、気泡運転が行われるのである。
【0006】一方、浴槽(B) に繋がる各回路内の水が冬
の寒い時期等に凍結する不都合を未然に防止する為、上
記湯張り動作が終了する毎に該回路の水抜をする技術を
特願平5−142274号の出願で開示した。これは、
上記圧送ホッパ(5) と同一機能を具備するホッパーを利
用するもので、浴槽(B) に繋がる各回路を湯張り状態に
維持したまま、該湯張り動作が終了する毎に上記ホッパ
ーから外気を短時間だけ吸引して浴槽(B) 側に繋がる回
路の水抜をするようにしたものである。
【0007】ところが、上記水抜の技術を、既述した図
1,図2の回路構成を有する風呂装置にそのまま適用す
ると、該水抜き直後に循環ポンプ(P1)を有効に機能させ
ることがでず、気泡運転等を速やかに開始させることが
できないと言う問題があった。上記問題点について更に
詳述する。
【0008】図2の回路を利用して湯張り動作が終了し
た際に、圧送ホッパ(5) から外気を吸引すべく湯張り弁
(30)を閉じて自吸式ポンプ(P2)を作動させると、図1に
示すように弁装置(52)が空気吸引口(54)から離れ、吸気
回路(540) 及び空気吸引口(54)から吸引された外気が、
湯張り時に利用した上記回路(湯張り水が流れていた回
路)を介して浴槽(B) 側に供給される。即ち、上記吸引
空気は湯張り時の湯張り水と同様に循環ポンプ(P1)等を
介して浴槽(B) 側に送られるのである。すると、該水抜
き後の循環ポンプ(P1)部分にはエアーが溜った状態にな
り、この状態で非自吸式の循環ポンプ(P1)を作動させて
も該循環ポンプ(P1)が有効に機能せず気泡運転ができな
いのである。そして、かかる場合は、湯張り回路(3a)か
ら循環ポンプ(P1)に再度給水を行って該ポンプをエアー
抜きした後に気泡運転をしなければならず、該気泡運転
を速やかに開始させることができないのである。又、上
記気泡運転以外でも、開閉弁(14)を閉弁させたまま循環
ポンプ(P1)で入浴水を上記と同様に循環させる所謂ジェ
ット風呂運転を行う場合も、上記水抜時に循環ポンプ(P
1)にエアーが咬み込んでいると該ポンプが有効に機能し
ないこととなる。
【0009】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、『浴槽(B) と非自吸式の循環ポンプ(P1)を循環する
ように形成された循環回路(1) と、該循環回路(1) に於
ける循環ポンプ(P1)の出口側の回路の一部を迂回するよ
うに形成され且つ風呂用熱交換器(11)を具備する強制循
環回路(1C)と、該強制循環回路(1C)に設けられ且つ該回
路(1C)と循環回路(1) の分岐部側に入口側が接続された
自吸式ポンプ(P2)と、上記強制循環回路(1C)に於ける前
記自吸式ポンプ(P2)の入口側に接続された湯張り回路(3
a)と、該湯張り回路(3a)から分岐させた吸気回路(540)
と、該吸気回路(540) と湯張り回路(3a)を連通・遮断す
る為の水抜弁を設け、該湯張り回路(3a)からの送水動作
を停止させると共に水抜弁を開弁した状態で自吸式ポン
プ(P2)を作動させて浴槽(B) に繋がる水回路の水抜を行
うようにした風呂装置の水抜方法』に於いて、水抜時に
循環ポンプ(P1)部分等にエアーが溜るのを防止し、これ
により水抜き動作直後でも循環ポンプ(P1)を有効に機能
させ得るようにすることをその課題とする。
【0010】
【技術的手段】上記課題を解決する為の本発明の技術的
手段は、『湯張り回路(3a)及び吸気回路(540) から循環
ポンプ(P1)に繋がる回路を遮断した状態で水抜動作を実
行させるようにした』ことである。
【0011】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。湯張り
回路(3a)及び吸気回路(540) から循環ポンプ(P1)に繋が
る回路を遮断した状態で自吸式ポンプを作動させると、
吸気回路(540) から水抜弁を介して自吸式ポンプ(P2)側
にエアーが吸引されると共に、該エアーは自吸式ポンプ
(P2)→風呂用熱交換器(11)→浴槽(B) と供給される。す
ると、上記湯張り回路(3a)及び吸気回路(540) から循環
ポンプ(P1)に繋がる回路が遮断された状態になっている
から、水抜時に吸気回路(540) から吸引されたエアーが
循環ポンプ(P1)側に向けて移動せず、該循環ポンプ(P1)
にエアーが滞留しないのである。
【0012】
【効果】本発明は次の特有の効果を有する。水抜時に循
環ポンプ(P1)部分にエアーが溜らないから、該水抜後に
循環ポンプ(P1)を作動させた際にはこれが直ちに機能す
ることとなり、気泡運転等の開始動作が遅れる不都合が
ない。
【0013】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図2以下に
基づいて詳述する。この実施例の方法を採用する泡風呂
装置は、図10に示すように構成されており、湯張り弁
(30)の下流側は、既に概説した先行技術のものと同様に
回路構成されている。
【0014】次に、本実施例に使用する泡風呂装置の詳
細を説明する。浴槽(B) には、足側の吐出口(12a) と背
側の吐出口(12b) とが設けられ、各吐出口には循環回路
(1) の往路(1a)の分岐回路が各別に接続されている。浴
槽(B)の吸引口(B1)からの復路(1b)は非自吸式の大容量
の循環ポンプ(P1)の入口側に接続され、この循環ポンプ
(P1)の出口側に接続される往路(1a)が分岐点(Q) で分岐
されてその一方は足側の吐出口(12a) に、他方は背側の
吐出口(12b) にそれぞれ接続されて循環回路(1) が構成
されている。そして、前記吐出口(12a)(12b)には空気吸
引回路(13)の下流側の分岐回路が各別に接続され、この
空気吸引回路(13)の前記吐出口への経路は開閉弁(14)に
よって開閉される。
【0015】循環回路(1) に並列に設けられるろ過回路
(2) はろ過容器(20)を挿入した構成で、ろ過容器(20)の
両端と循環ポンプ(P1)の入口側及び出口側とが接続さ
れ、ろ過容器(20)のろ過方向が循環ポンプ(P1)による循
環回路の順方向と一致している。尚、ろ過回路(2) に於
けるろ過容器(20)の出口側には切替弁(31)が、ろ過容器
(20)の入口側には切替弁(32)がそれぞれ設けれ、切替弁
(31)には逆洗用回路(3b)が接続され、切替弁(32)には排
出回路(3c)が接続されている。
【0016】この泡風呂装置には、給湯器(4) 及び風呂
用熱交換器(11)が内蔵されている。前記給湯器(4) は、
熱交換器への入口側の給水管(41)からのバイパス回路(4
3)を熱交換器を介する被加熱回路(42)と合流させた、所
謂、バイパスミキシング方式としてある。したがって、
給水管(41)と前記バイパス回路(43)の分岐点に挿入した
制御弁(46)によって分配量を制御することによって出湯
回路(44)からの出湯温度が設定温度に維持される。
【0017】また、この実施例では、出湯回路(44)から
分岐させた湯張り回路(3a)にも給水管(41)からの分岐回
路(45)を合流させて、この合流点に切替制御弁(33)が挿
入されている。この切替制御弁(33)は、サーボモータ
(M) によってその開度が制御されるもので、この実施例
では、湯張り回路(3a)への湯量を制御できると共に、湯
張り回路(3a)と、出湯回路(44)側又は分岐回路(45)側と
を、択一的に連通させられるようになっている。従っ
て、湯張り回路(3a)と分岐回路(45)のみを連通させて水
道水をそのまま浴槽(B) に給水することができ、この場
合に被加熱回路(42)が冷水で満たされることがないか
ら、再出湯時に冷水サンド現象が生じにくい。
【0018】前記湯張り回路(3a)には湯張り弁(30)、湯
張り流量を計量する流量カウンタ(34)、圧送ホッパ(5)
が、この順序で挿入されて、その下流端は後述する循環
加熱用の強制循環回路(1c)の自吸式ポンプ(P2)の上流側
に連通接続されている。そして、この湯張り回路(3a)と
前記強制循環回路(1c)との合流点には切替弁(35)が設け
られている。この切替弁(35)は、湯張り回路(3a)側を遮
断して強制循環回路(1c)のみを連通させた状態と、湯張
り回路(3a)を強制循環回路(1c)の自吸式ポンプ(P2)側及
び循環切替弁(15)側の両側に連通させた状態とに切り替
えられる構成である。
【0019】前記圧送ホッパ(5) は、ケーシング(50)内
の弁室(51)に収容された弁装置(52)と、前記弁室に連設
され且つ大気側に開放する空気室(53)とを具備する構成
としてある。前記弁室(51)と空気室(53)との区画壁には
空気吸引口(54)が開口し、これと対向する位置で且つ弁
室(51)の入口部には弁座口(55)が開口し、この間には、
前記空気吸引口(54)及び前記弁座口(55)に対向する弁体
を具備する弁装置(52)が内蔵されている。そして、この
弁装置(52)は、バネ(図示せず)により常時前記弁座口
(55)を閉塞し且つ前記空気吸引口(54)を開放するように
付勢され、湯張り回路(3a)の水流によって弁座口(55)を
開放し且つ空気吸引口(54)を閉じるように作用する形式
である。
【0020】前記弁室(51)の側壁には湯張り回路(3a)の
下流側回路(3a1) が連通接続され、この下流側回路(3
a1) と空気室(53)とは排水弁(56)を挿入した連通管(57)
によって連通接続されている。強制循環回路(1c)は、循
環回路(1) の背側回路に挿入した循環切替弁(15)と、足
側回路に挿入した循環切替弁(16)との間に自吸式ポンプ
(P2)及び風呂用熱交換器(11)を挿入した構成であり、自
吸式ポンプ(P2)の入口側が前記循環切替弁(15)と接続さ
れると共に、自吸式ポンプ(P2)の出口側が風呂用熱交換
器(11)を介して前記循環切替弁(16)と接続され、この自
吸式ポンプ(P2)と前記循環切替弁(15)との間に切替弁(3
5)が挿入されている。又、自吸式ポンプ(P2)の出口側に
は水流スイッチ(17)が挿入され、前記循環切替弁(16)と
吐出口(12a) との間には圧力式の水位センサ(18)が挿入
されている。従って強制循環回路(1c)は、循環切替弁(1
5)→切替弁(35)→自吸式ポンプ(P2)→水流スイッチ(17)
→風呂用熱交換器(11)→循環切替弁(16)の経路となる。
【0021】尚、この水位センサ(18)は吐出口(12a) を
介して連通する浴槽(B) 内の水位に対応する圧力を検知
するものである。上記構成の泡風呂装置の動作について
以下に説明する。尚、この実施例では、各部はマイクロ
コンピュータによって制御される構成となっており、主
要各部のに動作については、図8に示すフローチャート
に基づいて説明する。
【0022】[湯張動作について]湯張り操作される
と、図3に示すように、循環ポンプ(P1)及び自吸式ポン
プ(P 2)が停止されたままで湯張り弁(30)が開弁されると
共に、切替制御弁(33)が分岐回路(45)を遮断して出湯回
路(44)を湯張り回路(3a)側に連通させた状態に、切替弁
(35)は湯張り回路(3a)と強制循環回路(1c)の両側への回
路を連通させた状態に、循環切替弁(15)は往路(1a)の分
岐点(Q) 側を遮断して吐出口(12b) と強制循環回路(1c)
とを連通させた状態に、循環切替弁(16)は吐出口(12a)
側を遮断して強制循環回路(1c)と往路(1a)の分岐点(Q)
側を連通させた状態に、それぞれセットされ、切替弁(3
1)(32)はろ過回路(2) と復路(1b)側とを連通させた状態
にセットされる。これにより同図のように、吸引口(B1)
と吐出口(12b) 側から湯張りされる。この湯張りの際、
圧送ホッパ(5) 内の弁装置(52)は、給湯圧力によって作
動して、弁座口(55)側が開弁されて空気吸引口(54)が閉
弁された状態となるから、湯が圧送ホッパ(5) の外部に
排出されることはなく、弁室(51)から湯張り回路(3a)の
下流側回路(3a1) に流れる。又、この湯張りの際、循環
回路(1) 及びろ過回路(2) 、更には、強制循環回路(1c)
が湯張り回路(3a)からの湯によって充満される。
【0023】この湯張りの初期段階では流量カウンタ(3
4)によって計量されて、図8に示すように、一定量(5
リットル)の湯が浴槽(B) に供給される。この後、湯張
り弁(30)が閉弁してこの湯張り動作が停止され、図4に
示すように、切替弁(35)が湯張り回路(3a)側を閉じて強
制循環回路(1c)を連通させた状態に、循環切替弁(15)は
強制循環回路(1c)側と吐出口(12b) 側を連通させて往路
(1a)の分岐点(Q) 側を閉じた状態に、又、循環切替弁(1
6)は強制循環回路(1c)側と吐出口(12a) 側とを連通さて
往路(1a)の分岐点(Q) 側を閉じた状態に、それぞれセッ
トされて、自吸式ポンプ(P2)が運転状態となる。これに
より、浴槽(B) 内の湯は吐出口(12b) から吸引されて吐
出口(12a) から吐出されることとなり、これによって残
水の有無が検知される。つまり、前記強制循環回路(1c)
の循環状態において水流スイッチ(17)が「オン」となっ
た状態が一定時間(30秒)継続されると図8のステッ
プ(61)(62)により浴槽(B) 内には、吐出口(12b) の水位
まで残水があると判定され、逆に、水流スイッチ(17)が
「オフ」の場合には、残水なしと判定される。
【0024】そして、残水なしと判定された場合には、
上記と同様の手順で再度一定量(10リットル)の湯張
り動作が実行されて前記残水判定が行われる。そして、
この判定において残水なしと判定された場合には、浴槽
(B) 内の水位が吐出口(12b)の高さに達して、水流スイ
ッチ(17)が「オン」となるまで前記動作が繰り返し実行
される。つまり、残水有りとなるまで一定量の湯が間欠
的に湯張りされることとなる。
【0025】前記残水判定の際、残水有りと判定される
と、自吸式ポンプ(P2)をOFFにして次に記載する第1
エアー抜き動作を実行する。 [第1エアー抜き動作について]上記間欠湯張りの際、
残水有りと判定されると、循環ポンプ(P1)を運転状態と
してこの循環ポンプ(P1)を含む循環回路全体の第1エア
ー抜き動作が実行されると共にこのエアー抜きが完了し
ているか否かがチェックされる。
【0026】この為、一定量(10リットル)の湯張り
動作が実行されて、浴槽(B) 内の水位を更に一定量上昇
させた後、図8のステップ(63)〜ステップ(65)までの動
作が実行される。この後、図5のように、循環ポンプ(P
1)が「オン」となり、復路(1b)とろ過回路(2) とが連通
し、往路(1a)が強制循環回路(1c)側と連通すると共に、
吐出口(12b) 側が遮断され且つ吐出口(12a) 側が復路(1
b)及び強制循環回路(1c)と連通した状態となるように、
各部がセットされ、第1エアー抜き動作が実行される。
【0027】これにより、吸引口(B1)→復路(1b)・循環
ポンプ(P1)→ろ過回路(2) の循環経路が構成されると共
に、往路(1a)から吐出口(12a) への回路が連通し、且
つ、往路(1a)と吐出口(12b) とが遮断されて、吸引口(B
1)→循環ポンプ(P1)→往路(1a)→循環切替弁(15)→強制
循環回路(1c)→循環切替弁(16)→吐出口(12a) の経路の
循環経路が構成される。このとき、循環切替弁(16)は往
路(1a)から吐出口(12a)への流量を絞った状態にあり且
つ強制循環回路(1c)から吐出口(12a) への回路は全開状
態にセットされている。
【0028】従って、循環ポンプ(P1)の動作によって浴
槽(B) 内の湯が同図の循環回路に円滑に循環している場
合には、強制循環回路(1c)には循環切替弁(15)から循環
切替弁(16)に向かう一定の水流が確実に生じる。循環ポ
ンプ(P1)を一定時間(10秒間)運転状態として第1エ
アー抜き動作が実行された後、図8のステップ(64)(65)
によりエアー抜きチェックされ、一定時間(20秒間)
水流スイッチ(17)が「オン」状態を継続すれば、この循
環回路のエアー抜き完了と判定されて、その後に図3に
示す態様で上記した連続湯張り動作が実行されて、水位
センサ(18)による検知水位が水吐出口(12a)(12b)より高
い設定水位になると前記連続湯張り動作が停止され、湯
張りが完了する。 [水抜動作について]上記湯張り動作が完了すると、図
9に示す回路を成立させ、圧送ホッパ(5) から浴槽(B)
に繋がる回路(但し循環ポンプ(P1)から浴槽(B) に繋が
る回路を除く)の水抜動作(図8のステップ(72)参照)
を実行し、これにより、冬の寒い時期等に於ける該回路
の凍結を防止するようにしている。又、上記水抜きは、
圧送ホッパ(5) 内の水が吸気回路(540) からオーバーフ
ローして器具外に漏出するのを防止できる効果がある。
尚、循環ポンプ(P1)を具備する循環回路(1) ,ろ過回路
(2) ,及び強制循環回路(1C)の凍結防止は、図7の回路
を成立させた状態で自吸式ポンプ(P2)を適宜(例えば外
気温や水回路の温度が凍結温度まで低下した時)に作動
させることによって実現する。
【0029】上記水抜動作について更に詳述すると、図
9に示すように、湯張り回路(3a)の下流側回路(3a1) →
切替弁(35)→自吸式ポンプ(P2)→風呂用熱交換器(11)→
循環切替弁(16)→足側の吐出口(12a) と繋がる回路が連
通するように上記切替弁(35)及び循環切替弁(16)を切り
替え、この状態で湯張り弁(30)を閉弁させると共に排水
弁(56)を開弁させる。
【0030】すると、弁装置(52)は自然状態では空気吸
引口(54)を開放するように図示しないバネで付勢されて
いることから、吸気回路(540) から空気吸引口(54)を介
して湯張り回路(3a)の下流側回路(3a1) 内にエアーが供
給され得る状態になる。又、上記湯張り回路(3a)の下流
側回路(3a1) 内には吸気回路(540) から開弁状態にある
排水弁(56)を経由する回路からもエアーが供給され得る
状態になる。
【0031】この状態で自吸式ポンプ(P2)を一定時間
(この実施例では約1秒に設定されている)だけ作動さ
せると、吸気回路(540) →弁装置(52)及び排水弁(56)→
切替弁(35)→自吸式ポンプ(P2)と繋がる回路にエアーが
吸引され、更に、該吸引されたエアーが自吸式ポンプ(P
2)→循環切替弁(16)→浴槽(B) と繋がる回路に供給され
て水抜き動作が開始する。そして、該水抜動作時に於い
ては、強制循環回路(1C)と循環回路(1) の合流点から循
環ポンプ(P1)及びろ過容器(20)に繋がる回路が循環切替
弁(16)で遮断されているから、上記水抜動作時に供給さ
れるエアーが該循環ポンプ(P1)及びろ過容器(20)側に流
れ込むことはない。即ち、水抜動作後に循環ポンプ(P1)
内等にエアーが溜ってこれが作動しなくなる不都合が防
止できるのである。従って、開閉弁(14)を開けて循環ポ
ンプ(P1)を作動させる気泡運転等が上記水抜直後でも直
ちに開始させ得ることとなる。
【0032】尚、この実施例では、弁装置(52)や排水弁
(56)が本発明の構成に記載した水抜弁に対応している。
又、図示実施例では、湯張り回路(3a)と強制循環回路(1
C)の接続点に配設した切替弁(35)及び循環回路(1) と強
制循環回路(1C)の合流点に配設した循環切替弁(16)を利
用することにより、水抜時に於ける循環ポンプ(P1)及び
ろ過容器(20)への回路を遮断しているが、前記合流点と
ろ過容器(20)の出口の間の回路内に別途開閉弁を設け、
水抜動作時には該開閉弁を閉じるようにしても良い。
【0033】[第2〜第3エアー抜き動作]既述した残
水判定後の第1エアー抜き動作を実行した際に水流スイ
ッチ(17)がON信号を20秒間継続して出力しないこと
が確認された場合(図8のステップ(64)参照)場合は、
非自吸式の循環ポンプ(P1)及びその入口側の回路の一部
にエアー咬みがあることとなる。そこで、この場合に
は、循環ポンプ(P1)が停止されて図6に示す回路を成立
させて第2エアー抜き動作が実行され、その後に自吸式
ポンプ(P2)を用いた図7の第3エアー抜き動作が実行さ
れる。なお、前記第2エアー抜き動作とは、図6のよう
に、一定時間ろ過回路(2) のろ過容器(20)を逆流洗浄す
る動作であり、エアーの残留し易いろ過容器(20)内のろ
過部材を逆流洗浄することにより、この部分のエアー抜
きを確実にするものである。
【0034】前記第2エアー抜き動作は、図6のよう
に、湯張り回路(3a)から分岐させた逆洗用回路(3b)とろ
過回路(2) とを連通させると共に、ろ過回路(2) と往路
(1a)及び復路(1b)側とを遮断した状態に切替弁(31)(32)
をセットして、湯張り弁(30)を開弁することによりろ過
回路(2) に逆流を生じさせて排出回路(3c)から排水する
ようにしたものである。
【0035】また、この第2エアー抜き動作は、図8の
ように、第1回目の上記第1エアー抜き動作の終了後
に、ステップ(64)によりエアー抜き不良と判定された場
合(水流スイッチ(17)がオフの場合)にのみ実行され
る。他方の第3エアー抜き動作は、図7のように、復路
(1b)とろ過回路(2) とを連通させ、背側の循環切替弁(1
5)が往路(1a)側と強制循環回路(1c)のみを連通すると共
に切替弁(35)が強制循環回路(1c)のみを連通させた姿勢
にセットされ、足側の循環切替弁(16)が強制循環回路(1
c)と吐出口(12a) のみを連通させた状態にセットされ、
循環ポンプ(P1)を停止した状態で自吸式ポンプ(P2)を運
転させる動作である。これにより、循環経路全体が強制
循環され、非自吸式の循環ポンプ(P1)内及びろ過容器(2
0)内をエアー抜きする。
【0036】この第3エアー抜き動作では、図8のステ
ップ(66)〜ステップ(68)までの制御動作が実行される
が、ステップ(66)に於いて15秒タイマーと5分タイマ
ーとが共に「オン」とされ、その後、ステップ(67)(68)
によって水流スイッチ(17)の出力状態が監視され、5分
間の間に15秒間水流スイッチ(17)の「オン」状態が継
続すると、第3エアー抜きが完了したと判定されて、ス
テップ(63)以下の第1エアー抜き動作が再実行される。
【0037】そして、前記第1エアー抜き動作が設定回
数(20回)繰り返されると、異常と判定されて、エラ
ー表示される。第3エアー抜き動作の実行の際、水流ス
イッチ(17)が15秒間継続的に「オン」にならない場合
には15秒タイマーが停止リセットされた後、5分間に
わたってこの動作が継続され、この間に水流スイッチ(1
7)が「オン」になると、再度15秒タイマーが「オン」
となってステップ(67)(68)によるチェックが実行され
る。
【0038】尚、5分間にわたって一度も水流スイッチ
(17)が15秒続けて「オン」にならない場合には、循環
回路に異常があると判断されて自吸式ポンプ(P2)をオフ
とした後、エラー表示される。以上のようにして、循環
ポンプ(P1)と自吸式ポンプ(P2)を使い分けることによ
り、循環経路各部のエアー咬みやエアー抜き不良が解消
され、その結果、水位センサ(18)による精度の高い水位
検出が可能となって、所定の水位まで湯張りされると共
に、湯張り完了後の追焚動作や、気泡運転動作におい
て、非自吸式の循環ポンプ(P1)を確実に機能させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術の説明図
【図2】先行技術の説明図
【図3】湯張り動作時の各部状態図
【図4】残水検知動作時の各部の状態図
【図5】第1エアー抜き動作時の各部の状態図
【図6】第2エアー抜き動作時の各部の状態図
【図7】第3エアー抜き動作時の各部の状態図
【図8】この実施例の制御装置のフローチャート図
【図9】水抜動作時の各部の状態図
【図10】本発明の実施例の構成の全体図
【符号の説明】
(B) ・・・浴槽 (12)・・・吐出口 (B1)・・・吸引口 (P1)・・・循環ポンプ (1) ・・・循環回路 (P2)・・・自吸式ポンプ (1c)・・・強制循環回路 (15)(16)・循環切替弁 (1c)・・・強制循環回路 (11)・・・風呂用熱交換器 (3a)・・・湯張り回路 (540) ・・・吸気回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽(B) と非自吸式の循環ポンプ(P1)を
    循環するように形成された循環回路(1) と、該循環回路
    (1) に於ける循環ポンプ(P1)の出口側の回路の一部を迂
    回するように形成され且つ風呂用熱交換器(11)を具備す
    る強制循環回路(1C)と、該強制循環回路(1C)に設けられ
    且つ該回路(1C)と循環回路(1) の分岐部側に入口側が接
    続された自吸式ポンプ(P2)と、上記強制循環回路(1C)に
    於ける前記自吸式ポンプ(P2)の入口側に接続された湯張
    り回路(3a)と、該湯張り回路(3a)から分岐させた吸気回
    路(540) と、該吸気回路(540) と湯張り回路(3a)を連通
    ・遮断する為の水抜弁を設け、該湯張り回路(3a)からの
    送水動作を停止させると共に水抜弁を開弁した状態で自
    吸式ポンプ(P2)を作動させて浴槽(B) に繋がる水回路の
    水抜を行うようにした風呂装置の水抜方法に於いて、湯
    張り回路(3a)及び吸気回路(540) から循環ポンプ(P1)に
    繋がる回路を遮断した状態で水抜動作を実行させるよう
    にした風呂装置の水抜方法。
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