JPH08173141A - 培地分注装置 - Google Patents

培地分注装置

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JPH08173141A
JPH08173141A JP32807394A JP32807394A JPH08173141A JP H08173141 A JPH08173141 A JP H08173141A JP 32807394 A JP32807394 A JP 32807394A JP 32807394 A JP32807394 A JP 32807394A JP H08173141 A JPH08173141 A JP H08173141A
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JP
Japan
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petri dish
magazine
rotary table
rotary
medium
Prior art date
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Pending
Application number
JP32807394A
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English (en)
Inventor
Norisuke Kanzaki
順介 神崎
Katsumi Toyoshima
克己 豊島
Jiyunji Fujii
潤示 藤井
Tomoko Yasuda
智子 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kirin Brewery Co Ltd
Original Assignee
Kirin Brewery Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M99/00Subject matter not otherwise provided for in other groups of this subclass
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
    • C12M23/50Means for positioning or orientating the apparatus
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
    • C12M23/02Form or structure of the vessel
    • C12M23/10Petri dish

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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Clinical Laboratory Science (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 培地の分注作業を自動的に行うことができる
とともに、構造が簡易で装置の小型化を図ることがで
き、しかも作動のタイミングの調整が容易な培地分注装
置を提供する。 【構成】 シャーレ収納部3Fを円周に沿って複数個有
するマガジン3と、このマガジンを間欠的に回転させる
マガジン駆動部2と、水平な上下二枚の円盤を有しシャ
ーレSが挿入可能でかつこのシャーレの蓋部S1を係止
して容器部S2のみを下方に通過させる円形孔5aが円
盤5Aの等角度間隔の三箇所に形成され、容器部S2を
収容して支持する円形孔5bが円盤5Bに形成されてお
りマガジン3の下方において回転面が重なり合うように
配置された回転テーブル5と、この回転テーブル5を6
0度ずつ間欠的に回転させる回転テーブル駆動部4と、
回転テーブルの下方に上下動自在にかつ水平方向に揺動
自在に取り付けられたリフト・テーブル4Jと、このリ
フト・テーブル4Jを上下動させる機構と、円形孔5b
内の容器部S2に定量の培地を注入する定量ポンプ6を
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、微生物を培養するた
めの培地をシャーレに注入する培地分注装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、食品製造業等においては、製品
の品質管理のために微生物を培養してチェックしてい
る。
【0003】この微生物の培養は、シャーレ内に注入さ
れた液状寒天によって形成される平板培地に菌を接種す
ることにより行われる。シャーレ内への培地の注入は、
通常、手作業によって行われるが、この培地の分注作業
は、無菌状態において手早くしかも大量に処理しなけれ
ばならないので、非常に手間のかかる面倒な作業であ
る。
【0004】そこで、従来、特開平6−225753号
公報に記載されているような、シャーレへの培地の分注
作業を自動的に行うようにした自動培地分注装置が提案
されている。
【0005】この装置は、図20に示されるように、鉛
直軸11を中心にして回転されるストッカ12の外周部
に、円筒状に積み上げられた複数個のシャーレSが載置
されている。このストッカ12の下方には、鉛直軸13
を中心にしてその回転面がストッカ12の回転面と一部
重なり合うように回転される回転テーブル14が配置さ
れており、この回転テーブル14の下方には固定テーブ
ル15が取り付けられている。
【0006】回転テーブル14には二個の保持孔14A
が形成されており、回転テーブル14の回転によって保
持孔14Aがストッカ12に載置されたシャーレSの真
下に位置されると、昇降テーブル16が固定テーブル1
5に形成された孔15A,回転テーブル14の保持孔1
4Aおよびストッカ12に形成された孔を通って上下動
され、円筒状に積み上げられた複数個のシャーレSのう
ち、最下段にあるシャーレSのみが固定テーブル15上
に下降され、回転テーブル14の保持孔14A内に位置
される。
【0007】この状態で、回転テーブル14が180度
回転されると、保持孔14A内に保持されたシャーレS
の下方に位置するように、固定テーブル15に孔15B
が形成されており、さらにこの孔15Bの下方に位置す
るように引出し板17が回転テーブル14の径方向に進
退自在に配置されていて、昇降テーブル18が引出し板
17に形成された孔17Aおよび固定テーブル15の孔
15Bを通って上下動され、シャーレSの蓋S1は保持
孔14A内に残して、シャーレSの容器部S2のみが降
下され、引出し板17上に載置される。
【0008】そして、図21に示されるように、引出し
板17が回転テーブル14の径方向外方に引出されて、
シャーレSの容器部S2が固定テーブル15の縁部から
露出され、この状態で、シャーレSの容器部S2に培地
注出ノズル9から培地が注入する。
【0009】この培地の注入が終了すると、上記と逆の
動作により、引出し板17が回転テーブル14の径方向
内側にスライドされ、昇降テーブル18が上昇して容器
部S2が持ち上げられ、蓋S2と再び合体される。
【0010】この後、回転テーブル14の回転によって
培地が注入されたシャーレSは、ストッカ12の下方に
移動され、図示されない別の昇降テーブルによって持ち
上げられて、ストッカ12に下段側から積み上げらる。
そして、上記の動作が繰り返されることにより、ストッ
カ12上にストックされた空のシャーレSに次々に培地
が注入されていくのである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動培地分注装置は、ストッカ12からシャーレS
を取り出すための昇降テーブル16,この取り出された
シャーレSの蓋を開けるための昇降テーブル18および
培地が注入されたシャーレSを再びストッカ12に戻す
ための昇降テーブルの三個の昇降テーブルを用い、さら
にシャーレSの蓋S1から分離された容器部S2に培地
を注入するために、引出し板17によって容器部S2を
回転テーブル14の下方から引き出しているなど、可動
部が多く非常に複雑な構造をしている。
【0012】このため、上記従来の自動培地分注装置
は、装置が大型化するという問題を有しており、さら
に、各可動部の作動のタイミングを調整するのが非常に
難しく、可動部の作動タイミングが一つでもずれると、
装置が機能しなくなるという問題を有している。
【0013】この発明は、上記従来の自動培地分注装置
が有している問題点を解決するためになされたものであ
る。すなわち、この発明は、培地の分注作業を自動的に
行うことができるとともに、構造が簡易で装置の小型化
を図ることができ、しかも作動のタイミングの調整が容
易な培地分注装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明による培地分注装置は、複数個のシャー
レが上下方向に円筒状に積み重ねられて収容されるシャ
ーレ収納部を円周に沿って複数個有する回転マガジン
と、この回転マガジンが脱着自在に装着され、回転マガ
ジンを鉛直方向に延びる軸線を中心にして一方向に間欠
的に回転させるマガジン駆動部と、水平な上部円盤とこ
の上部円盤の下方に一体的にかつ間隔を開けて平行に配
置された下部円盤とを有し、上方から前記回転マガジン
のシャーレ収納部内に収容されたシャーレが挿入可能で
かつこのシャーレの蓋部を係止して容器部のみを下方に
通過させる上部円形孔が上部円盤の等角度間隔の三箇所
に形成され、上部円形孔を通過したシャーレの容器部を
収容して支持する下部円形孔が下部円盤のそれぞれ上部
円形孔に対向する位置に形成されており、上部円盤の上
面の隣り合う二個の上部円形孔の間に一個のシャーレが
載置可能であり、回転マガジンの下方にシャーレ収納部
のほぼ二個分のスペースにおいて回転面が重なり合うよ
うに配置された回転テーブルと、この回転テーブルを鉛
直方向に延びる軸線を中心にして前記回転マガジンと同
一方向に60度ずつ間欠的に回転させる回転テーブル駆
動部と、前記回転テーブルの下方に上下動自在に、かつ
前記回転マガジンと回転テーブルとが重なり合う部分の
下方においてこの部分に位置される回転マガジンの二個
のシャーレ収納部の下方の間を回転テーブルの軸中心を
中心にして水平方向に揺動自在に取り付けられるととも
に、上昇した際に前記回転テーブルの下部円形孔および
上部円形孔内に進入されるリフト部材と、このリフト部
材を回転マガジンと回転テーブルとが重なり合う部分に
位置される二個のシャーレ収納部のうち回転マガジンの
回転方向前方側のシャーレ収納部の下方に位置させるよ
うに付勢する付勢部材と、前記リフト部材が上昇した際
に回転テーブルの一部に係合してリフト部材を回転テー
ブルと一体的に回動させるとともに、リフト部材が下降
した際に回転テーブルとリフト部材との係合を解除する
係合部材と、前記リフト部材が回転マガジンと回転テー
ブルとが重なり合う部分に位置される二個のシャーレ収
納部のうち回転マガジンの回転方向前方側のシャーレ収
納部の下方に位置されているときに、リフト部材を上昇
させて下部円形孔および上部円形孔に進入させ、リフト
部材が前記二個のシャーレ収納部のうち回転マガジンの
回転方向後方側のシャーレ収納部の下方に位置されてい
るときに、リフト部材を下部円形孔の下方に下降させる
昇降部材と、前記回転マガジンと回転テーブルとが重な
り合う部分以外の部分において回転テーブルの上部円盤
と下部円盤との間に培地の吐出口が挿入されて下部円盤
の下部円形孔内に支持されたシャーレの容器部内に定量
の培地を注入する定量ポンプとを備えていることを特徴
としている。
【0015】第2の発明による培地分注装置は、前記回
転マガジンの回転軸部が回転テーブル駆動部に対して抜
出し自在であることを特徴としている。第3の発明によ
る培地分注装置は、前記回転マガジンの上面中央部に引
出し式の取っ手が設けられていることを特徴としてい
る。
【0016】第4の発明による培地分注装置は、前記回
転マガジン、マガジン駆動部、回転テーブル、回転テー
ブル駆動部および定量ポンプが防塵カバーによって覆わ
れていることを特徴としている。
【0017】
【作用】上記第1の発明による培地分注装置は、回転マ
ガジンの各シャーレ収納部にそれぞれ所定枚数ずつ積み
重ねられたシャーレが収容されるが、少なくとも一箇所
のシャーレ収納部は空いておくようにする。
【0018】分注開始時には、この空いているシャーレ
収納部が回転マガジンと回転テーブルとが重なり合う部
分のうち回転マガジンの回転方向前方側(以下、第1位
置という)に位置するようにセットされる。このとき、
回転マガジンの回転方向において後方に隣接するシャー
レが収容されたシャーレ収納部が、回転マガジンと回転
テーブルとが重なり合う部分のうち回転マガジンの回転
方向後前方側(以下、第2位置という)に位置される。
【0019】このとき、回転テーブルは上部および下部
円形孔が、回転マガジンと回転テーブルとが重なり合う
部分の第1位置に位置され、したがって、第2位置が上
部円盤の二個の上部円形孔の間に位置されていて、第2
位置にあるシャーレ収納部内に収容されたシャーレの最
下部のシャーレが上部円盤の上面に載置された状態にな
っている。そして、第1位置において下部円形孔の下方
に、リフト部材が下降状態で待機している。
【0020】上記のようなセットが行われた後、装置が
始動されると、昇降部材によってリフト部材が上昇され
る。そして、リフト部材は、その上昇にともなって下部
円形孔および上部円形孔内に進入し、リフト部材の上面
が上部円盤の上面と面一になったときに停止される。
【0021】このリフト部材は、その上昇により、係合
部材によって回転テーブルに係合される。次いで、回転
テーブル駆動部が駆動されて、回転テーブルが60度回
動される。
【0022】これによって、上部および下部円形孔が第
1位置から第2位置に移動し、第1位置は上部円盤の二
個の上部円形孔の間に位置される。このとき、係合部材
による係合によって、付勢部材に抗してリフト部材が回
転テーブルと一体的に回動され、第2位置に移動され
る。
【0023】第2位置において、上部円盤の上面に載置
されていたシャーレ収納部内のシャーレは、回転テーブ
ルの回動にともなって、上部円盤の上面上を摺動し、第
1位置から移動してきたリフト部材上に載置されて支持
される。
【0024】この後、昇降部材によって、リフト部材が
下降されて、上部および下部円形孔内から離脱される。
このとき、リフト部材上に載置されているシャーレがと
もに下降してきて、まず、シャーレの蓋部が上部円形孔
内に係止されて残される。そして、容器部のみがリフト
部材とともにさらに下降を続け、下部円形孔内に係止さ
れて残される。このようにして、シャーレの蓋開けが行
われる。
【0025】リフト部材はその下降によって、係合部材
による回転テーブルとの係合を解除されることにより、
付勢部材の付勢力によって第1位置に復帰される。この
後、回転テーブルがさらに60度回転されて、同様の動
作が繰り返される。
【0026】そして、蓋開けが行われたシャーレが定量
ポンプの位置まで来ると、シャーレの蓋部と容器部との
間に挿し込まれた吐出口からあらかじめ定められた一定
量の培地が容器部内に注入される。
【0027】容器部に培地が注入されたシャーレが、回
転テーブルの回動によって、第1位置に来ると、リフト
部材の上昇運動によって、下部円形孔内に収容された培
地が注入された容器部が持ち上げられ、次いで上部円形
孔内に収容された蓋部が容器部によって持ち上げられて
シャーレが閉蓋され、上部円盤の上面上に持ち上げられ
る。このとき、持ち上げられたシャーレは、回転マガジ
ンの空いているシャーレ収納部内に挿入される。
【0028】以上の動作が繰り返されて、最初、第2位
置に位置されていたシャーレ収納部内に収容されていた
シャーレが全て、培地注入の後、第1位置に位置されて
いた空いていたシャーレ収納部内に移し替えられると、
マガジン駆動部が駆動されて、回転マガジンが所定角度
回動される。このときの回動角度は、360度を回転マ
ガジンに設けられたシャーレ収納部の数で割った角度で
ある。
【0029】したがって、この回転マガジンの回動によ
り、第2位置にあって収容していたシャーレを全て移し
替えて空になったシャーレ収納部が、第1位置に移動さ
れ、第2位置にはシャーレを収容した次のシャーレ収納
部が移動されてくる。
【0030】そして、前述と同じ動作が繰り返され、こ
のようにして、回転マガジンに収容されていた全てのシ
ャーレに培地が分注される。第2の発明による培地分注
装置は、回転マガジンの回転軸部を抜き出すことによっ
て、回転テーブル駆動部から取り外される。
【0031】第3の発明による培地分注装置は、上面中
央部の取っ手が引き出され、それが把持されることによ
り、回転マガジンが持ち運びされる。第4の発明による
培地分注装置は、防塵カバーによって、回転マガジン、
マガジン駆動部、回転テーブル、回転テーブル駆動部お
よび定量ポンプの各部分に塵などが入り込むのが防がれ
る。
【0032】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この発明の一実施例における培地分注
装置の正面図であり、図2は同培地分注装置の平面図で
ある。
【0033】図1および2において、培地分注装置は、
基台部1と、この基台部1の上面に取り付けられたマガ
ジン駆動部2と、このマガジン駆動部2上に据え付けら
れるマガジン3と、マガジン駆動部2の前側に配置され
た回転テーブル駆動部4と、この回転テーブル駆動部4
の上方に配置された回転テーブル5と、この回転テーブ
ル5の側方に配置された定量ポンプ6と、培地容器用テ
ーブル7と、強制ガイド8の各構成部からなっており、
これらマガジン駆動部2,マガジン3,回転テーブル駆
動部4,回転テーブル5,定量ポンプ6,培地容器用テ
ーブル7および強制ガイド8の各構成部は、透明な防塵
カバー9によって覆われている。
【0034】基台部1には、その前面にコントロール・
パネル10が取り付けられており、また、その内部に駆
動制御部が内蔵されている。マガジン駆動部2は、図3
に示されるように、鉛直方向に延びるように設置された
回転軸2Aを中心にして水平面内において回転自在に取
り付けられた割出しテーブル2Bが、ゼネバ歯車2Cに
よって間欠的に回転されるようになっている。
【0035】割出しテーブル2Bの上面には、後述する
ように、割出しテーブル2B上にマガジン3を載置した
際にこのマガジン3を一体回転させるための突起2D
が、上方に向かって突出されている。
【0036】ゼネバ歯車2Cは、図4によく示されるよ
うに、割出しテーブル2Bの下部にこの割出しテーブル
2Bと一体回転するように取り付けられた従車C1と、
この従車C1に噛み合う原車C2とからなり、この原車
C2がモータM1によって回転されることにより、従車
C1および割出しテーブル2Bが間欠的に回転される。
【0037】マガジン3は、図5および6に示されるよ
うに、円盤上の基盤3Aと、この基盤3Aの上面に同心
状に配置され基盤3Aに対して回転自在な下部盤3B
と、この下部盤3Bに立設された複数の支柱3Cおよび
3Dによって下部盤3Bに対して同心状に支持された上
部盤3Eとから構成されている。そして、下部盤3Bお
よび上部盤3Eには、図6からよく分るように、シャー
レSより僅かに径の大きい円形の孔がそれぞれの円周部
に沿って形成されており、この孔の円周に沿って配置さ
れた2本の支柱3Cおよび3Dによって円筒状に積み重
ねられたシャーレSを収容するシャーレ収納部3Fが形
成されている。
【0038】上部盤3Eの中心部には、上部盤3Eに取
っ手3Gが上下動自在にかつ抜け出し不能に取り付けら
れている。基盤3Aの周縁部の一部に、隣合う二個のシ
ャーレ収納部3Fを収容できる面積を有する切欠部3H
が形成されている。
【0039】このマガジン3は、下部盤3Bが割出しテ
ーブル2B上に載置され、さらに基盤3Aがマガジン駆
動部2の側壁2aの上部嵌合部に嵌合されることによ
り、脱着自在にマガジン駆動部2上に据え付けられる。
このとき、回転軸2Aの先端部および突起2Dがそれぞ
れ割出しテーブル2Bに形成された孔に嵌合されること
により、マガジン3が割出しテーブル2Bと同心状に位
置決めされるとともに割出しテーブル2Bとともに一体
回転される。
【0040】回転テーブル5は、図7および10に示さ
れるように、一体的に形成された上下二枚の円盤5Aお
よび5Bからなり、その中心に固定されたシャフト5C
が回転テーブル駆動部4に鉛直方向に挿通されることに
より、水平面内において回転し、かつその回転面の一部
が、後述するように、マガジン3の回転面の一部と重な
り合うように設置されている。そして、この回転テーブ
ル5は、そのシャフト5Cが、後述する回転テーブル駆
動部4のゼネバ歯車に係合することにより、このゼネバ
歯車の駆動によって間欠的に回転される。
【0041】回転テーブル5の円盤5Aおよび5Bに
は、図8に示されるように、120度の等角度間隔に同
心状にそれぞれ3個の円形孔が形成されている。円盤5
Aの円形孔5aは、シャーレSの蓋部S1を収容できる
径を有し、かつその下部に蓋部S1の径よりも小さくか
つシャーレSの容器部S2よりも大きい径を有する段部
5a’が形成されている。
【0042】円盤5Aと同心状に形成された円盤5Bの
円形孔5bは、シャーレSの容器部S2を収容できる径
を有し、かつその下部に容器部S2の径よりも小さい径
を有する段部5b’が形成されている。
【0043】円盤5Aの上面には、隣り合う円形孔5a
と円形孔5aとの間に1個のシャーレSが載置できるス
ペースがそれぞれ確保されている。回転テーブル駆動部
4は、その下部にゼネバ歯車4Aが取り付けられてお
り、このゼネバ歯車4Aの原車A1が図示されていない
モータによって回転されることによって従車A2が回転
され、これによって、前述したように、そのシャフト5
Cが係合される回転テーブル5がゼネバ歯車4Aととも
に間欠的に60度ずつ回転される。
【0044】回転テーブル駆動部4の後部内壁面には、
鉛直向きに、リニア・ガイド4Bが取り付けられ、この
リニア・ガイド4Bにリフト台4Cが上下動自在に取り
付けられている。このリフト台4Cの側壁4C1に水平
方向に延びる溝4C2が形成されている。そして、この
リフト台4Cの溝4C2に、モータ4Dによって回転さ
れる円盤4Eの偏心位置に取り付けられた係合子4Fが
長手方向に沿って移動自在に嵌合されることによって、
リフト台4Cが円盤4Eの回転にともなって上下動する
ようになっている。
【0045】リフト台4Cには、図9からよく分るよう
に、回転テーブル5のシャフト5Cの中心線を中心にし
て水平面内において円弧状に延びるガイド溝4Gが形成
されている。このガイド溝4Gには、後述する揺動アー
ム4Hに上端部をスライド自在に支持されたリフト・シ
ャフト4Iの下端部が抜出し不能にかつガイド溝4Gの
円弧に沿って移動自在に嵌合されている。
【0046】リフト・シャフト4Iの上端部には、リフ
ト・テーブル4Jが取り付けられていて、リフト台4C
が最下位置にある時、このリフト・テーブル4Jが円盤
5Bの下面よりも下方の位置にあり、リフト台4Cが最
上位置まで上昇された際に、リフト・テーブル4Jが円
盤5Bの円形孔5bを通り抜けて円盤5Aの円形孔5a
内に進入され、リフト・テーブル4Jの上面が円盤5A
の上面と面一になるようにセットされている。
【0047】揺動アーム4Hは、回転テーブル5のシャ
フト5Cと同心になるようにその基端部を図8のZ方向
に揺動自在に支持されており、その先端部に鉛直向きに
形成された貫通孔にリフト・シャフト4Iが挿通され
て、このリフト・シャフト4Iを上下動自在に支持する
とともに、この揺動アーム4Hの揺動にともなってリフ
ト・シャフト4Iをリフト台4Cのガイド溝4Gに沿っ
てスライドさせるようになっている。
【0048】この揺動アーム4Hには、回転テーブル駆
動部4の側壁に一端部が係止されたリターン・スプリン
グ4Kの他端部が係止されおり、このリターン・スプリ
ング4Kによって、図9において、リフト・シャフト4
Iがガイド溝4Gの右端部に位置するように付勢されて
いる。
【0049】さらに、揺動アーム4Hにはその中央部
に、揺動アーム4Hの上面に突出するように一体成型さ
れた二本のクラッチ・ピン4L,4Mが取り付けられて
いる。このクラッチ・ピン4Lおよび4Mは、その下端
部に介装されたスプリング4Nによって上方向に付勢さ
れており、リフト・テーブル4Jが最下位置にある時、
クラッチ・ピン4Lがリフト・テーブル4Jの下面に押
されて揺動アーム4Hに対して下降され、リフト・テー
ブル4Jが上昇してクラッチ・ピン4Lとの係合が解除
されると、スプリング4Nに付勢されてクラッチ・ピン
4Mとともに揺動アーム4Hに対して上昇するようにな
っている。そして、このクラッチ・ピン4Mが上昇した
際、後述するように、回転テーブル5の円盤5Bの下面
に係合して、回転テーブル5に係止されるようになって
いる。
【0050】図11は、回転テーブル5の円盤5Bの下
面の形状を示すものであって、この円盤5Bに形成され
た各円形孔5bの内側に、それぞれ突起部5Dが形成さ
れ、この各突起部5Dには、回転テーブル5の回転方向
X(図8参照)において前面側の壁面に、半円筒状の係
合凹部5dが鉛直向きに形成されている。
【0051】この突起部5Dに形成された係合凹部5d
には、図12に示されるように、揺動アーム4Hに設け
られたクラッチ・ピン4Mが上昇位置にある時に嵌合し
て、揺動アーム4Hを回転テーブル5に連結し、この回
転テーブル5の回動にともなって揺動アーム4Hを一体
的に回動させるようにし、クラッチ・ピン4Mが下降す
ると係合凹部5dから離脱するようになっている。
【0052】定量ポンプ6に接続された培地供給パイプ
6Aの培地が吐出される先端部6aは、後述する回転テ
ーブル5の培地供給位置において、円盤5Aと5Bの間
に位置するように挿入されており、培地供給パイプ6A
の培地吸込み側の端部6bは、培地容器用テーブル7上
に置かれる培地の入った培地ボトル11内に挿入され
る。
【0053】図13には、強制ガイド8が拡大して示さ
れており、強制ガイド8は支持台8Aによって支持され
ていて、後述するシャーレ供給位置において、マガジン
3のシャーレ収納部3F内に収容されているシャーレS
の側面に対向されるように配置されている。この強制ガ
イド8は、上端部がマガジン3のシャーレ収納部3Fの
最上部に、また下端部がシャーレ収納部3Fの最下端部
に対抗する長さを有している。
【0054】次に、上記培地分注装置の作動を説明す
る。図2において、マガジン3から回転テーブル5にシ
ャーレSを移し替える位置をシャーレ供給位置Aとし、
回転テーブル5に移し替えられたシャーレSに定量ポン
プ6によって培地を注入する位置を培地注入位置Bと
し、さらに培地が注入されたシャーレSを再びマガジン
3に移し替える位置をシャーレ返還位置Cとする。
【0055】マガジン3の各シャーレ収納部3Fには、
それぞれ所定枚数ずつ積み重ねられたシャーレSが収容
されているが、少なくとも一箇所のシャーレ収納部3F
は空いておくようにする。
【0056】分注開始時には、この空いているシャーレ
収納部3Fがシャーレ返還位置Cに位置するようにセッ
トされる。このとき、マガジン3の回転方向Y(図2参
照)において後方に隣接するシャーレSが収容されたシ
ャーレ収納部3Fがシャーレ供給位置Aに位置される。
【0057】このとき、回転テーブル5は円形孔5a,
5bがシャーレ返還位置Cに位置され、したがって、図
14に示されるように、円盤5Aの円形孔5a間にシャ
ーレ供給位置Aが位置されていて、シャーレ供給位置A
にあるシャーレ収納部3F内に収容されたシャーレのう
ち最下部のシャーレSが円盤5Aの上面に載置された状
態になっている。そして、シャーレ返還位置Cにおいて
円形孔5bの下方には、リフト・テーブル4Jが下降状
態で待機している。
【0058】上記のようなセットが行われ、コントロー
ル・パネル10のスタート釦が押されると、モータ4D
が駆動され円盤4Eが半回転して、係合子4Fがリフト
台4Cの溝4C2内を摺動しながらリフト台4Cを持ち
上げ、これによって、リフト・シャフト4Iとともにリ
フト・テーブル4Jが上昇される。そして、リフト・テ
ーブル4Jは、図14に鎖線で示すように、その上昇に
ともなって円形孔5bおよび円形孔5a内に進入し、リ
フト・テーブル4Jの上面が円盤5Aの上面と面一にな
ったときに停止される。
【0059】このリフト・テーブル4Jの停止は、図示
しないセンサによってリフト・テーブル4Jの上昇位置
が検知され、モータ4Dの駆動が停止されることにより
行われる。
【0060】このリフト・テーブル4Jの上昇によっ
て、その下面に係合していたクラッチ・ピン4Lの係止
が解除され、クラッチ・ピン4Mがスプリング4Nによ
ってクラッチ・ピン4Lとともに上昇して、円盤5Bの
下面に形成された突起部5Dの係合凹部5dに係合され
る(図10参照)。
【0061】上記のように、センサによってリフト・テ
ーブル4Jが最上位置に上昇されたことが検知される
と、回転テーブル5の回転用モータが駆動されて、ゼネ
バ歯車4Aにより、回転テーブル5が60度回動され
る。
【0062】これによって、シャーレ返還位置Cにあっ
た円形孔5a,5bがシャーレ供給位置Aに移動し、シ
ャーレ返還位置Cには円盤5Aのニ個の円形孔5aの間
が位置される。
【0063】このとき、上述したように、クラッチ・ピ
ン4Mが突起部5Dの係合凹部5dに係合していること
により、揺動アーム4Hが、リターン・スプリング4K
の付勢力に抗して、回転テーブル5と一体的に回動され
る。これによって、リフト・シャフト4Iがリフト台4
Cのガイド溝4G内をその円弧状の経路に沿って移動し
てリフト・テーブル4Jが円形孔5a内に位置されたま
ま、シャーレ返還位置Cからシャーレ供給位置Aに移動
される。
【0064】シャーレ供給位置Aにおいて、円盤5Aの
上面に載置されていたシャーレSは、回転テーブル5の
回動にともなって、円盤5Aの上面上を摺動し、図15
に示されるように、シャーレ返還位置Cから移動してき
たリフト・テーブル4J上に載置されて支持される。
【0065】この後、モータ4Dが再度駆動され円盤4
Eが半回転して、係合子4Fがリフト台4Cの溝4C2
内を摺動しながらリフト台4Cを下降させ、これによっ
て、リフト・シャフト4Iとともにリフト・テーブル4
Jが下降されて、円形孔5aおよび5b内から離脱され
る。
【0066】このとき、図16に示されるように、リフ
ト・テーブル4J上に載置されているシャーレSがとも
に下降してきて、まず、シャーレSの蓋部S1が円形孔
5aの段部5b’に係止されて、円形孔5a内に残され
る。そして、容器部S2のみがリフト・テーブル4Jと
ともにさらに下降を続け、円形孔5b内においてその段
部5b’に係止されて円形孔5b内に残される。
【0067】このようにして、シャーレSの蓋部S1は
円盤5Aの円形孔5a内に、また容器部S2は円盤5B
の円形孔5b内にそれぞれ支持されることとなり、これ
によって、シャーレSの蓋開けが行われる。
【0068】そして、シャーレ供給位置Aにおいて、上
記のように、リフト・テーブル4Jが下降すると、その
下面がクラッチ・ピン4Lに再び係合して、スプリング
4Nに抗して、クラッチ・ピン4Lおよび4Mを押し下
げる。これによって、クラッチ・ピン4Mと突起部5D
の係合凹部5dとの係合状態が解除され、揺動アーム4
Hがリターン・スプリング4Kの付勢力によって前記と
反対方向に回動されて、リフト・テーブル4Jがシャー
レ供給位置Aからシャーレ返還位置Cに復帰される。
【0069】この後、回転テーブル5がさらにX方向に
60度回転されて、蓋開けされたシャーレSが前進さ
れ、シャーレ供給位置Aにおいて、蓋開けされたシャー
レSのすぐ上に位置されていたシャーレSが円盤5Aの
上面を摺動して、それ以上下降しないように支持される
とともに、シャーレ返還位置Cには次の円形孔5a,5
bが位置されて、図14と同じ状態になる。
【0070】上記の図14から図16までの動作がもう
一度繰り返されると、最初に蓋開けが行われたシャーレ
Sが収容されている円形孔5a,5bが培地注入位置B
に位置される。このように、蓋開けされたシャーレSが
培地注入位置Bに位置されると、図17に示されるよう
に、定量ポンプ6の培地供給パイプ6Aの先端部6aが
シャーレSの蓋部S1と容器部S2との間に挿し込まれ
た状態になっており、定量ポンプ6の駆動によって、あ
らかじめ定められた一定量の培地が、容器部S2内に注
入される。この培地の注入は、前述したシャーレ供給位
置Aに置けるリフト・テーブル4Jの下降およびシャー
レ返還位置Cへの復帰の間のタイミングに合せて行われ
る。
【0071】容器部S2に培地が注入されたシャーレS
が、上述したような回転テーブル5の60度ずつの二回
の回動によって、シャーレ返還位置Cにくると、図14
において説明したリフト・テーブル4Jの上昇運動によ
って、図18に示されるように、まず円盤5Bの円形孔
5b内に収容された培地が注入されたシャーレSの容器
部S2が持ち上げられ、次いで円盤5Aの円形孔5a内
に収容された蓋部S1が容器部S2によって持ち上げら
れてシャーレSが閉蓋され、円盤5Aの上面上に持ち上
げられる。このとき、持ち上げられたシャーレSは、マ
ガジン3の前述した空いているシャーレ収納部3F内に
挿入される。
【0072】そして、リフト・テーブル4Jが上昇され
た後、前述したように、回転テーブル5が回動され、こ
の回転テーブル5の回動にともなってリフト・テーブル
4Jがシャーレ供給位置A方向にスライドされると、円
盤5A上に持ち上げられた培地注入済みのシャーレS
は、図19に示されるように、円形孔5aの間の円盤5
Aの上面に載置されて、下降しないように支持される。
【0073】以上、図14ないし19において説明した
ような、シャーレ供給位置Aにおけるマガジン3から回
転テーブル5へのシャーレSの供給およびシャーレSの
蓋開け、培地注入位置Bに置けるシャーレSの容器部S
2への培地の注入、およびシャーレ返還位置Cにおける
シャーレSの閉蓋およびマガジン3への返還の各動作
が、回転テーブル5の回転にともなって順次行われてい
く。
【0074】そして、最初、シャーレ供給位置Aに位置
されていたマガジン3のシャーレ収納部3F内に収容さ
れていたシャーレSが全て、培地注入の後、シャーレ返
還位置Cに位置されていた空いていたシャーレ収納部3
F内に移し替えられると、モータM1が駆動され、ゼネ
バ歯車2Cによって、マガジン3がY方向に所定角度回
動される。このときの回動角度は、360度をマガジン
3に設けられたシャーレ収納部3Fの数で割った角度で
ある。
【0075】したがって、このマガジン3の回動によ
り、前回シャーレ供給位置Aにあって、収容していたシ
ャーレSをシャーレ返還位置Cにあったシャーレ収納部
3Fに全て移し替えて空になったシャーレ収納部3Fが
シャーレ返還位置Cに移動され、シャーレ供給位置Aに
はシャーレSを収容した次のシャーレ収納部3Fが移動
されてくる。
【0076】そして、前述と同じ動作が繰り返され、こ
のようにして、マガジン3に収容されていた全てのシャ
ーレSに培地が分注される。なお、上記のような動作
は、防塵カバー9内において行われる。
【0077】培地の分注が全て終了すると、マガジン3
の取っ手3Gを上方に引き出して手で掴み持ち上げるこ
とによって、マガジン駆動部2上から取り外される。再
度、シャーレSへの培地分注を行う場合は、マガジン3
のシャーレ収納部3F内に空のシャーレSを詰め替えて
行うが、マガジン3を複数個用意しておくことにより、
連続して多量のシャーレSに培地を分注することができ
る。
【0078】
【発明の効果】第1の発明によれば、培地の分注作業を
自動的に行うことができるとともに、シャーレの蓋開
け,培地注入,蓋閉めおよび回転マガジンへの返還の各
作業を回転テーブルの回転運動の工程の中でのみ行って
おり、しかもシャーレの蓋開け,蓋閉めおよび回転マガ
ジンへの返還を一つのリフト部材によって行っているの
で、構造が簡易で装置の小型化を図ることができ、しか
も作動のタイミングの調整が非常に容易になる。
【0079】第2の発明によれば、回転マガジンを回転
テーブル駆動部から容易に取り外すことができるの、装
置の清掃が容易で、サニタリ性がよい。第3の発明によ
れば、上面中央部の取っ手を引き出してそれを把持する
ことにより、回転テーブルを容易に持ち運びすることが
できる。
【0080】第4の発明によれば、防塵カバーによっ
て、回転マガジン、マガジン駆動部、回転テーブル、回
転テーブル駆動部および定量ポンプの各部分が覆われる
ので、培地の分注作業中に塵などが入り込むのを防止す
ることができ、シャーレ内に雑菌が入り込む虞がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における培地分注装置を示
す正面図である。
【図2】同培地分注装置の平面図である。
【図3】同培地分注装置のマガジン駆動部を示す側面図
である。
【図4】同マガジン駆動部のゼネバ歯車を示す平面図で
ある。
【図5】同培地分注装置のマガジンを示す側面図であ
る。
【図6】同マガジンの平面図である。
【図7】同培地分注装置の回転テーブル駆動部を示す側
面図である。
【図8】同回転テーブル駆動部の平面図である。
【図9】図7においてIX−IX線方向にみた平面図であ
る。
【図10】図8においてX−X線方向にみた側面図であ
る。
【図11】同培地分注装置の回転テーブルの下面の形状
を示す底面図である。
【図12】図12において XII−XII 線方向にみた部分
拡大図である。
【図13】同培地分注装置の強制ガイドを示す側面図で
ある。
【図14】同培地分注装置の作動状態を示す説明図であ
る。
【図15】同培地分注装置の作動状態を示す説明図であ
る。
【図16】同培地分注装置の作動状態を示す説明図であ
る。
【図17】同培地分注装置の作動状態を示す説明図であ
る。
【図18】同培地分注装置の作動状態を示す説明図であ
る。
【図19】同培地分注装置の作動状態を示す説明図であ
る。
【図20】従来技術を示す斜視図である。
【図21】同従来技術の作動を示す部分側断面図であ
る。
【符号の説明】
1…基台部 2…マガジン駆動部 2A…回転軸 2C…ゼネバ歯車 3…マガジン 3F…シャーレ収納部 3G…取っ手 4…回転テーブル駆動部 4A…ゼネバ歯車 4C…リフト台 4D…モータ 4G…ガイド溝 4H…揺動アーム 4I…リフト・シャフト 4J…リフト・テーブル 4K…リターン・スプリング 4L…クラッチ・ピン 4M…クラッチ・ピン 4N…スプリング 5…回転テーブル 5A…円盤 5a…円形孔 5B…円盤 5b…円形孔 5C…シャフト 5D…突起部 5d…係合凹部 6…定量ポンプ 6A…培地供給パイプ 9…防塵カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 智子 兵庫県尼崎市潮江1−2−1 麒麟麦酒株 式会社尼崎工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のシャーレが上下方向に円筒状に
    積み重ねられて収容されるシャーレ収納部を円周に沿っ
    て複数個有する回転マガジンと、 この回転マガジンが脱着自在に装着され、回転マガジン
    を鉛直方向に延びる軸線を中心にして一方向に間欠的に
    回転させるマガジン駆動部と、 水平な上部円盤とこの上部円盤の下方に一体的にかつ間
    隔を開けて平行に配置された下部円盤とを有し、上方か
    ら前記回転マガジンのシャーレ収納部内に収容されたシ
    ャーレが挿入可能でかつこのシャーレの蓋部を係止して
    容器部のみを下方に通過させる上部円形孔が上部円盤の
    等角度間隔の三箇所に形成され、上部円形孔を通過した
    シャーレの容器部を収容して支持する下部円形孔が下部
    円盤のそれぞれ上部円形孔に対向する位置に形成されて
    おり、上部円盤の上面の隣り合う二個の上部円形孔の間
    に一個のシャーレが載置可能であり、回転マガジンの下
    方にシャーレ収納部のほぼ二個分のスペースにおいて回
    転面が重なり合うように配置された回転テーブルと、 この回転テーブルを鉛直方向に延びる軸線を中心にして
    前記回転マガジンと同一方向に60度ずつ間欠的に回転
    させる回転テーブル駆動部と、 前記回転テーブルの下方に上下動自在に、かつ前記回転
    マガジンと回転テーブルとが重なり合う部分の下方にお
    いてこの部分に位置される回転マガジンの二個のシャー
    レ収納部の下方の間を回転テーブルの軸中心を中心にし
    て水平方向に揺動自在に取り付けられるとともに、上昇
    した際に前記回転テーブルの下部円形孔および上部円形
    孔内に進入されるリフト部材と、 このリフト部材を回転マガジンと回転テーブルとが重な
    り合う部分に位置される二個のシャーレ収納部のうち回
    転マガジンの回転方向前方側のシャーレ収納部の下方に
    位置させるように付勢する付勢部材と、 前記リフト部材が上昇した際に回転テーブルの一部に係
    合してリフト部材を回転テーブルと一体的に回動させる
    とともに、リフト部材が下降した最に回転テーブルとリ
    フト部材との係合を解除する係合部材と、 前記リフト部材が回転マガジンと回転テーブルとが重な
    り合う部分に位置される二個のシャーレ収納部のうち回
    転マガジンの回転方向前方側のシャーレ収納部の下方に
    位置されているときに、リフト部材を上昇させて下部円
    形孔および上部円形孔に進入させ、リフト部材が前記二
    個のシャーレ収納部のうち回転マガジンの回転方向の後
    方側のシャーレ収納部の下方に位置されているときに、
    リフト部材を下部円形孔の下方に下降させる昇降部材
    と、 前記回転マガジンと回転テーブルとが重なり合う部分以
    外の部分において回転テーブルの上部円盤と下部円盤と
    の間に培地の吐出口が挿入されて下部円盤の下部円形孔
    内に支持されたシャーレの容器部内に定量の培地を注入
    する定量ポンプと、 を備えていることを特徴とする培地分注装置。
  2. 【請求項2】 前記回転マガジンの回転軸部が回転テー
    ブル駆動部に対して抜出し自在である請求項1に記載の
    培地分注装置。
  3. 【請求項3】 前記回転マガジンの上面中央部に引出し
    式の取っ手が設けられている請求項1に記載の培地分注
    装置。
  4. 【請求項4】 前記回転マガジン、マガジン駆動部、回
    転テーブル、回転テーブル駆動部および定量ポンプが防
    塵カバーによって覆われている請求項1に記載の培地分
    注装置。
JP32807394A 1994-12-28 1994-12-28 培地分注装置 Pending JPH08173141A (ja)

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